奥美濃 能郷白山(1,617m) 丹沢山系 大山(1,252m
目 的   二百名山と三百名山の山へ。
日 時    平成14年11月2日(土)〜3日(日)
メンバー   檜山(単独)

5.記 録
 能郷白山は、岐阜と福井の県境にあり、美濃の最奥に位置する山である。山頂に至る尾根はブナ林が続いて、紅葉の綺麗な山である。また、信仰の山で、古く養老2年( ) に開基された山であるという。
 大山は、別名雨降り山とも言われ、江戸中期には大山詣りが盛んで、落語の大山詣りの舞台である。下社から先は明治時代まで女人禁制であった。今回の計画では予定になかったが、霙や雪などのために奥美濃登山を中止して、天気の良い関東に急遽転進して登ることにした。

○11/2(土) 那珂町〜能郷白山登山口下 594km
那珂町3:20─── (常磐道・東名)──  7:15浜松SA─ (東名・東海北陸道)───関IC────  11:25登山口下駐車場(570m)11:50──── 能郷白山登山口(710m)12:10─────12:33林道(1,025m)──────13:40前山(1,505m)────── 14:30能郷白山(1,617m)14:40─────15:53林道───── 16:10登山口──── 16:24登山口下駐車場16:40───(国道157)───18:50北方町の公園(テント)

 3時に起床して、出発。常磐道、首都高、東名道と順調に走る。浜松SAで、朝食を摂る。東海北陸道に入る頃から、雲行きが悪くなってきた。途中のガソリンスタンドで、事前情報を仕入れると、能郷白山への一番近い温見峠ルートは、積雪のため峠まで行けない。雪は、昨夜かなり降ったらしい。

当初のルートである能郷谷コースに行く。根尾村から沢沿いの林道を走る。道は所々未舗装ではあるが悪路ではない。駐車場に着いたら、既に車が5台あった。正面の山が、ガスの中に雪化粧の姿がちらちらと見えた。

どこが登山口なのだろうと不安に思いながら登山の用意をしていると、車が一台来た。単独の中年男性であるが、去年来た時は、もっと上の登山口まで入れたと言う。しかし、舗装された林道は豪雨によるのか1/3程が深く抉られていた。単独の男性に礼を言って、雨の中先を急いだ。

傘を差して15分ほど舗装された林道を辿ると、登山口の標識が立っていた。沢を渡って登りに付いた。しかし、いきなりの急登である。気温は低いが、汗が出てきた。ようやく、傾斜が緩んで明るくなり、林道のカーブ地点に出た。そこに中年登山者が二人いた。雪の中の登山は敬遠するという。

林道から登山道に入り、なおも上を目指す。雨が霙に変わり、標高も1,000mを越えると、ルートは雪道となった。雪も降ってきて、気温は下がっているが、まだ風がそんなに吹いていないのが有難い。紅葉が雪にまみれていた。降雪でルート上に笹が垂れ下がって歩きづらい。しかし、スパッツはないが、道を外さなければ大丈夫。

 飯を食べている時に、中年の男女が雪まみれで降りてきた。ルートは、お陰でトレースがあり助かる。前山までの道はただひたすらトレースを辿って登って行く。乳白色の中を雪が降っていた。視界はあまり効かない。前山からはブナ林の中を下る道となった。最低鞍部近くで、二人の高年登山者に出会う。続いて、中年登山者4人パーティーに出会う。もう少しですよ、励まされた。

正面に大きな斜面が現れてた。たぶんそこを登るのだろうと、緩やかな登り道を辿って行く。少し風が出てきた。寒い。大きな斜面に差しかかって直ぐに、若い二人組に出会った。この斜面を登り切って右に行くと頂上は直ぐという。斜面の吹き溜まりは、膝下近くまで雪が積もっていた。建物が見えた。熊野白山権現社である。風を避けて、フリースを着た。手が冷たい。しかし、頂上はここから僅かであった。

 頂上には、ただ雪が降っていた。一等三角点標柱があった。本当は、ここからの白山の雄姿を期待していたのだが。191番目の二百名山登頂の証拠にデジカメをセットして写真を撮った。
後は、休むこともなく、どんどん下っていった。いつの間にか雪も止み、少し日差しも出てきた。前山から登ってきた尾根ルートを見ると、真っ白い尾根の先は紅葉の尾根となっていた。途中で、二人の高年登山者、中年登山者4人組、若い二人組を追い抜いた。登山口に着いて本日の登山に満足し、ホッとした。結局、最初の単独の中年登山者は登山を辞めたらしい。

もう少しで日も暮れるので、来る途中で見かけたうすずみ温泉に行ったが、やはりここは食料と寝床の確保を優先することにして、岐阜に向けて車を走らせた。(この時点で、奥美濃の山は諦めていた。)北方町の大きなスーパーに入り、食糧を確保した。そして、ラッキーなことに、掃除のおばさんに近くに公園がないか尋ねたら、直ぐ近くにの公園を教えてくれた。お陰で、移動時間もほとんどないぐらいの公園の芝生の上でテントが張れた。

テントに入って、ビールを開けて至福の時を得た。(この後、自宅のほか、何人かの先輩、岳友に携帯を掛けた。)


○11/3(日) 起床;4:40   天気:晴れ 自宅着1,215km
テント撤収5:10発─────各務原IC──  (東海北陸・東名)── 秦野中井IC ────  ヤビツ峠(760m)10:40───── 11:20大山(1,252m)12:10──── 12:45ヤビツ峠───── 秦野中井IC── (東名・常磐道)─────18:30那珂町自宅

奥美濃の山は諦めて、関東に向かう。(転進したのは正解であった。今朝のラジオで、東海北陸道は白鳥から以北が雪のため通行止めとなっていた。) 名古屋に近くで天気は良くなり、関東に向かうとますます天気は上々であった。東名道の富士川SAからは、愛鷹連峰と素晴らしい富士山がスッキリと立っていた。

 久しぶりのヤビツ峠に向かう。一人で、ヤビツ峠から表尾根を登って塔ノ岳、丹沢山、蛭ヶ岳、檜胴丸に登ったのは何年前だろうか。ヤビツ峠への道筋は、紅葉が始まっていた。大山を正面に見ながら、ヤビツ峠を目指す。天気は、上々。大山は快晴である。峠には、道の片側にたくさんの車が駐車されていた。何とかスペースを見つけて駐車する。

大山目指して登る。たくさんの人が登って、そして降りてきた。富士山は、雲が掛かっていたが、丹沢方面は晴れている。あいさつをしながら、どんどん登る。大山ケーブルを利用した参道の分岐を過ぎると、僅かで鳥居が見えた。もう頂上は直ぐであった。

頂上は、凄い人の数である。とりあえず、写真をお願いした。座る場所を何処にするか探す。陽の当たる一角を見つけて、腰を下ろした。登山者が入れ替わり立ち替わりしていた。

目の前には、相模湾が拡がっていた。江ノ島が見えた。ビールを開けて 満足感に浸った。
下りは、ゆっくりと降りて、途中からの表丹沢の山々を楽しんだ。峠に降りて今回の2日間の山行を終了した。