男鹿岳(1,777m)

1.           平成17年6月25日(土)

2.メンバー      桧山隆(単独)


3.記 録
 男鹿岳は、福島・栃木の県境にある山で、塩原と那須を結ぶ県道塩那道路(全長51km。建設が正式に中止されたという情報がある。)を20km程延々と歩いて取り付き点に着く。取り付きからは 藪漕ぎを1時間程強いられる山である。


 6/25(土)     那珂市自宅〜塩那道路板室ゲート 107km  
 
自宅2:20 ---------- 4:20板室ゲート(880m)4:35 ---------- 5:15 川見曽根 ---------------  5:45見晴台 ---------------- 6:30笹の沢 ---------------7:35 取り付き点8:00------------ 8:50男鹿岳9:10------- 9:35取付き点9:50----------11:10板室ゲート11:25    (大正村・幸乃湯温泉)-----------14:20那珂市自宅

天気も良さそうなので,近いところにありながら未踏の山だった男鹿岳を目指す。ただ時期が若干遅いのが懸念された。取付き点からの藪漕ぎが辛くなるからだ。また,林道を板室ゲートからは20km程歩く必要があり,これのために,昨年のカムエク以来の折りたたみ自転車を活用することとした。(事前情報では歩きで約4時間半程掛かっているのだ。)

 ゲートは,塩那道路を3.1km程入って所にあった。天気は上々。登りでは自転車を押しながら,そして少しでも下りとなると,自転車に跨った。舗装道路は6km地点までで,そこからは未舗装のでこぼこ道となった。左大きな山,大佐飛山が見える。

 塩那道路は,急勾配を避けて山の襞を等高線に沿って造られており,要所要所には標識が設置されて,現在地が明示されていた。良く手入れされており,思ったほど荒廃はしていなかった。むしろ,途中に重機もあり,工事中を示す看板もあり,今でも補修されているのだろうかと思った。

    笹の沢の標識を過ぎて,始めて男鹿岳らしく山が見えた。しかし,まだまだそれは遠かった。一番の勾配である,「月見曲」の坂を自転車を押して登る。やがて行く手に男鹿岳の山肌を削って水平道が見えると,男鹿峠は近い。

    峠手前のほぼ水平な道となり,取り付き点が近いことを感じる。しっかりした擁壁が始まる手前に赤布を発見。尾根に向かった急斜面に付けられていた。疑心暗鬼になり,道路が尾根と完全に交わる地点まで偵察に行くが,ルートを示す赤布などはなかった。

 先程の地点に戻り,長袖と手袋そしてスパッツを付けて意を決して赤布左の崩れた急斜面を登る。しかし,凄い藪と急傾斜で敢えなく敗退。再度林道に立って,ルート観察をする。今度は赤布の右側を登ることにした。大汗を掻いて,シノダケや灌木に掴まりながら,腕力登攀をした。

 大格闘の末ようやく尾根に登り着くと,微かに薄い道があった。ここからは尾根を外さないようにすれば大丈夫。良く見ると,行く手にルートを示す赤布や赤,黄色のテープなどが枝に付けられていた。薄い踏み跡を注意しながら行く。所々で見失うが,問題はない。一つ目のピークから前方にこんもりとしたピークが見える。そのピークを目指して,藪漕ぎ作業をする。

  藪の密生が薄くなり,平らな道となって良く見ると,木に打ち付けられた「男鹿岳」の標識があった。その一角だけが刈り取られているような所であった。

 早速ビールを出して乾杯した。周りを歩きながら三等三角点を探す。それは,北東側にあり,直ぐ近くの低い灌木には真新しい山名を示す表示板が付けられていた。

 虫もうるさく,長居は無用と下山に掛かった。ドンドン下って,尾根に出た所よりも先まで尾根を辿る。しかし,藪がうるさかった。下に見える林道目指して,シノダケに掴まりながら一気に急降下して降り立った。

 ようやく男鹿岳が終わったことに満足し,下りの自転車効果に期待してペダルを踏んだ。途中で林道を歩く二人の登山者に会った。自転車の効能は抜群で,思った以上の速さと楽さでゲートに着くことが出来た。

    大正幸乃湯温泉の露天風呂で打たせ湯で汗を流し,満足感一杯で家路についた。

                                                             (記録:檜山)

   〔大正幸乃湯温泉〕一度はゆっくりと泊まってみたい温泉宿であった。

 ・泉質は,ナトリウム・カルシウム・硫酸塩温泉で,清潔な露天風呂が4つもあるうえ,ダイナミックな打たせ湯が滔々と流れている。

      ・入浴料金は,500円。休憩所使用の場合は,1,000円となる。

      ・畳敷きの大浴場もあるという。しかし,ここは宿泊者専用となっている。