九州の三百名山4山と桜島
国見岳(1,375m)・傾山(1,602m)・鶴見岳(1,375m)・高隈山(1,237m)

3.日 時 平成17年11月22日(火)〜26日(土)
4.メンバー 檜山(単独)

5.記 録
 九州に残る三百名山4山の登山計画を立てた。久しぶりの九州,そして飛行機での入山。 全般的に好天気に恵まれて,予定通りに行動出来た。(羽田でEPIガスを一時預かりとなっ たのは誤算だった。ガスが確保出来ず,竹田市で卓上コンロを購入した。)
  今回の山行の結果,三百名山完登まで8山となった。
 ○11/22(火)〜23(水)  起床:6:00 天気:晴れ
土浦─── 羽田17:15(SNA119)────────19:00宮崎空港(レンターカー)19:30────23:50椎葉ダム(テン場)7:10───7:25国見岳・萱野登山口7:35───7:55第一涸沢──── 8:10第二涸沢─── 8:50五勇山9:00────9:50国見岳10:30────11:20五勇山──── 12:15萱野登山口12:30─────竹田市(竹田温泉)────18:40傾山・九折登山口(テン場)

 レンターカーの手続きをして,宮崎市に向かう。EPIガス購入のためにスポーツ店を探しあてたが,残念ながら定休日だった。本日は火の気のないテントと覚悟し,椎葉村に向かう。狭い国道を注意して走り,トイレ設備のある椎葉ダムに着いてテントを張った。入山祝のビールを開けて,ひとり乾杯した。
萱野登山口に向かう。途中には,台風14号の爪痕が見られ,復旧作業が続いているようだ。椎葉は平家の落人の隠れ里と言われるだけに山深い所で,ソノまた奥の集落のどん詰まりが登山口だった。用意をして出発。

 直ぐに谷に下り沢を渡って対岸の良く手入れされた杉林の中を登る。(渡渉の時に不注意にも足を滑らせて左の肘を傷つけてしまった。)トラバース気味に高度を上げて,2カ所の涸れ沢を過ぎると,五勇山への本格的な登りとなった。雑木林の中を登る。天気は快晴で暖かいので,気持ち良く登れた。雑木林の道を辿ると,小さな岩場のある五勇山に着いた。視界は効かない。

 直ぐ先に,国見岳と烏帽子岳の分岐があり,国見岳に向かう。ルートは一旦高度を下げて,小さなピークを二つ過ぎる。日の当たらないところは霜柱が立っていた。けっこうルートはしっかりとしているが,途中にツガ欅の大木が道を塞いでいた。明るい疎林の登りとなり,僅かで頂上に着いた。

頂上には木造の神社風の祠が建っており,一等三角点の石柱があった。この山は一等三角点百名山のひとつなのだ。最高の天気のため,展望は最高。(同定が出来ないのが残念。)暖かい日を浴びて,ビールで乾杯した。
満たされた気分で下山に掛かった。途中で高年登山者5人と出会ったが,静かな山行が出来たのが嬉しい。

椎葉村の中心街で蕎麦を食べてから,次の目標「傾山」に向かった。途中で熊本県高 森町からの阿蘇山は圧巻だった。得した気がした。懐かしき竹田市でスポーツ店2店を尋ねたが残念。仕方がないので,卓上コンロを購入し,竹田温泉(400円)に入った。

食糧を買い出してから鉱業所跡にある水洗トイレと休憩所が整備された九折登山口に向かった。テントを張っていると,高年登山者が一人来た。宮崎県の人で,誘ったら一緒に飲むことになった。明日の健闘を約して,眠りについた。


 ○11/24(木) 起床:5:40  天気:小雨後晴れ
九折登山口6:40───7:20林道出合───8:20三尾8:30────9:306mチムニー────10:30傾山10:40────11:35九折越─── 12:00林道出合─── 12:13沢の渡渉─── 13:05九折登山口13:20─────大分市─────別府市───16:20ロープウェー駅──── (堀田温泉)──ロープウェー駅(テン場)

昨夜の満天の星が嘘のような,どんよりとした空模様である。薄暗いうちから出発。
舗装道路を歩いて行くと,直ぐに登山道が始まった。給水道沿いに設置された鉄製の階段を登りると直ぐに九折越との分岐があった。直ぐ先には,立派な鉄製の青いペンキの橋が架かっていた。渡って直ぐで三尾への分岐があった。ここから本格的な登りである。

薄暗い斜面の道を辿る。観音滝を高巻く道で,随所に「危険,覗くな」の看板があった。落差75mという立派な滝だ。暫く登ると林道に出た。
林道からは,本格的な急斜面の登りとなった。尾根を辿ったと思えば,斜面への登りとなり,寒々とした天気の元で,落ち葉を踏みしめてとにかく登る。緩やかで明瞭な尾根を辿るようになると,主稜線が見えた。ようやく三尾のピークに着いた。

三尾からは,落ち葉を踏みしめて,広いゆるやかな尾根を辿った。風が出てきて寒い。
15分程度の歩きで三坊主と水場コースへの坊主分岐に出た。三坊主コースは危険。経験者のみ可能という立て看があった。予定通り三坊主コースを辿る。

 ガスが深くなり,寒気も冷えてきた。行く手の大きな岩峰が,ぼんやりとガスの中に現れてきた。しかし,岩峰は全てその基部を回り込んでルートが付けられていた。赤いペナントを目印に進む。途中で,6mチムニーや2m程のカンテ,12m程の岩場などが出てきたが,いずれにもフッィクスがあって,それほどの危険はないが,ガスが濃く視 界が効かない。それでも大きな三つの岩峰を越えて,ようやく大きな岩のある傾の頂上に着いた。頂上には二等三角点標石と道標があった。寒くて頂上ビールは省略し,記念写真だけを撮って,頂上を去った。

九折峠を目指して,どんどん下る。20分も下ったところで日差しが出てきたのは嬉しい。ようやくゆったりとした気分で下ると,38名の高年登山者パーティーと会った。九折峠は,樹林が大きく切り広げられた芝生のある広場となっていた。嬉しいことに,傾の頂上とそれに続く三坊主の岩峰が見えた。

峠からは,九十九折りの急斜面を一気に下って行く。所々で三坊主の岩峰や頂上が見えるのは嬉しい。林道に出て,もう一段の急斜面となり,大きな沢に出た。登山道が台風で荒らされたようで,渡渉地点が判りづらい。長いトラバースを過ぎて,ようやく今朝の分岐に出た。

満たされた気分で,次なる山「鶴見岳」の別府を目指した。
ロープウェー駅を偵察後,買い出しと温泉に入り,駐車場にテントを張った。

 

○11/25(金) 起床:5:30  天気:晴れ
ロープウェー駅6:20── 6:30御岳権現社───8:00鶴見岳8:20───9:10ロープウェー駅 9:25── 別府IC──  (大分自動車道・九州自動車道・東九州自動車道)─ 国分IC12:45──垂水市───垂桜─── 14:10大篦柄岳登山口14:25────4:50三合目─────15:00五合目─── 15:35大篦柄岳15:50───16:15五合目───── 16:40登山口16:50──  (垂水市保養センター)─── 18:30垂水市記念会館(テン場)

 登山道は,駐車場の直ぐ上にあり,薄暗い内に出発する。そして登山道には10分間隔程度に所要時間とキロ数の表示板が設置されていた。御岳権現社は,杉の大木の中に立っていた。銀杏の落ち葉が綺麗だった。何カ所かで登山道が交わっているが,一直線の登りの道だった。どんどん高度を稼いで登った。新しい表示板に出会うのを励みに登った。

途中で1回休んだ後ようやく,風の強い頂上の一角に着いた。石の敷かれた参道のような道を行くと,頂上に着いた。頂上には,テレビ中継塔が林立していた。立派な道標と方位盤があり,由布岳が大きく見えた。祖母・傾の山並みが淡く望めた。
風の冷たい頂上を後にして,下山に掛かった。途中で単独 の高年登山者と中年夫婦に会った。


別府ICから大分道,九州道と繋ぎ,鹿児島方面に向かう。途中で宮崎道に入り,国分ICで降りて,桜島を右に見ながら垂水市を目指した。垂水市役所の脇を通って垂桜の集落へ。ここから林道を4kmほど入ったところが登山口だった。事前情報では,台風被害のため登山道まで入れないとのことだったが,無事登山口まで着けたのは嬉しい誤算だった。

 用意をして出発。道は良く踏まれており,一部九州自然歩道にもなっていた。岩場のある五合目までは,雑木林の中をゆるゆると登って行く。五合目の岩場からは垂水市内が良く見えた。ここから道は急登となった。途中にはフィックスロープも張ってあった。尾根の一角に着くと,緩やかな登りとなり,岩の突き出た頂上に着いた。風が冷たかった。

 高隈山を形成する山並みが脈打っていた。本日2つ目の頂上に満足し写真を撮り,早々に下山した。(これで,明るいうちに登山口に帰れることにホッとした。)

下山後,食料買い出しと保養センターの温泉をすませて,記念館の駐車場の一角にテントを張った。本日もビールが旨かった。

 ○11/25(土) 起床:6:30  天気:晴れ
垂水市記念会館6:30──── 7:05桜島湯の平展望所7:40────8:50垂水道の駅10:00── 都城市─── 山之口町(青井岳温泉)────13:40宮崎空港15:05(SNA)───── 16:35羽田────渋谷(真理子と合流)─────真理子宅

桜島に向かう。湯の平展望所は,これで3回目である。ここから見る桜島は圧倒的な迫力である。(ここで,百名山を終えて九州の山を登りに来た山形県の人に会った。)
 垂水の道の駅から荷物を宅急便で送り,身軽になって宮崎空港を目指した。途中の青井岳温泉でゆっくりと温泉に浸かり,4日間の山旅の疲れをとった。

  〔移動距離数一覧〕  
@宮崎空港〜椎葉ダム   160km
Aダム〜国見岳登山口    23km
B国見岳登山口〜竹田市〜九折登山口  162km
C九折登山口〜鶴見岳ロープウェー駅 91km・11km
D鶴見岳ロープウェー駅〜(九州高速)〜高隈山(大篦柄岳)登山口 402km
E高隈山登山口〜桜島・湯の平展望所 38km
F桜島・湯の平展望所〜青井岳荘〜宮崎空港  168km             計 1,055km     
これで,三百名山完登まで,8山となった。