藤原岳(1104m)高見山(1243m)倶留尊山(1038m)三峰山(1235m)竜門岳(904m) 大和葛城山(959m)愛宕山(924m)

日 時 平成17年3月19日(土)〜21日(月)

メンバー 檜山 隆(単独)

記 録
三百名山完登まで34山となった。34山のうち関西に比較的容易な山が集中しており,連休を利用して,連続登行を計画した。

3/18(木)〜19(金) 那珂町〜三重県藤原岳登山口 540km 高見峠 697km 奈良県曽爾高原登山口 737km
天気:晴
土浦合庁17:30─── (常磐・首都高・東名・東名阪)桑名IC──3:00西藤藁駅(仮眠)  大貝戸登山口6:35────7:05五合目───7:30八合目── 7:55藤原山荘───8:08藤原岳(1104m)8:30───8:35藤原山荘8:45───9:05八合目── 9:45登山口
───── 四日市IC(東名阪・伊勢道)勢和多気IC──────13:10高見峠13:25──── 13:50高見山(1243m)14:30───4:37国見岩── 14:55小峠──────15:15高見峠── (東吉野村・たかすみ温泉)──── 17:20曽爾高原登山口(テント)

仕事を終えて,そのまま出掛ける。明日からの三連休のため,高速は大渋滞。首都高速を抜けるのに3時間30分もかかってしまった。途中で仮眠をする予定であったが,遅れを取り戻すべく,休まず走らせた。しかし,名古屋では環状線が整備されていて,古いナビでは役の立たない。少し遠回りをしてしまったが,何とか西藤原駅に着いた。ここでビールを飲んで仮眠をした。

駅から登山口までは直ぐであった。駐車場の良く完備した立派な建物があった。(しかし,通管していないためトイレは閉ざされていた。何のための立派な施設なのかと思う。)

ここからのコースが表口で,神社の横を抜けていく。良く踏まれた道は,樹林帯の中を登って行く。コースには位置を表す合目の表示があった。八合目にはコース案内板があり,ここで裏口と合流する。アイゼンを用意している単独者に会った。
ここから上には雪がコースを埋めていたが,凍ってはいないのでアイゼンを付ける程でもない。例年だと雪の中に福寿草が出てくるらしいが,今年は雪が多くてダメらしい。

 雪の上のトレースを忠実に辿ると山荘に着いた。山荘の前にはテントをたたんでいる若い4人パーティーがいた。山荘の中を覗くと中年女性が一人。休まず,丸い凡庸とした山頂を目指す。雪が程よい堅さで,歩きやすい。見上げると,雲もなく青空が拡がっていた。気持ち良い登りおえると頂上だった。

頂上には誰もいなかった。風があり寒い。北方向に真っ白い頂上の平らな山があった。伊吹山だった。南方面の御在所岳も頂上には雪があった。ここからは能郷白山,白山,北アの山々,御嶽などが見えるらしいが,残念ながら山岳同定が出来ない。後から登ってきた埼玉の中年女性(福寿草目当てだったが,残念)に写真を撮ってもらった。ビールが旨かった。

山荘に戻り,天狗岳に行こうかなあ〜とも思ったが,下山することにした。気温も上がってきて,霜柱が融けて,道はぬかるんできた。途中でたくさんの人が登ってきた。登山口には,これから登る人がたくさんいた。

三重と奈良県境の峠,高見峠を目指す。途中で,南面からの藤原岳や雪を被った御在所岳がよく見えた。高速を利用して高見峠へ。既に峠には車が4,5台。用意をして出発。風もなく好天気の登山となった。休まずに,一気に登った。祠のある頂上近くには雪があり,青空に樹氷が映えていた。風が吹くとパラパラと樹氷が飛ばされた。小屋の上が展望台となっており,方位盤が設置されていた。大峰の山並みが光っていた。明日登る倶留尊山も見えた。樹氷に感激し,満足の山となった。下山は小峠経由で高見峠に戻った。林道歩きは思いの外短かった。

明日登る倶留尊山目指して車を走らせた。途中の東吉野村の「たかすみ温泉」に入り英気を養った。真新しい施設で料金も500円と安い。
 奈良県側の登山口曽爾高原の駐車場(有料の看板あり)にテントを張ったのは,日が暮れる前だった。

○3/20(土) 起床:6:00 天気:曇
御杖村青少年休暇村 760km 竜門岳登山口 810km 大和葛城山登山口 850km
倶留尊山登山口6:55── 7:10亀山峠──7:35二本ボソ(996m)───7:55倶留尊山 (1038m)8:10──8:25二本ボソ──8:40亀山峠───8:50登山口────────9:30旅行村駐車場9:45───10:10不動滝──10:45山小屋10:55───11:10三峰山(1235m)11:25────11:50新道峠── 12:10林道── 12:50旅行村駐車場────14:40吉野山口神社・浄水場14:55────16:30竜門岳(904m)16:40───── 17:15浄水場──── (津風呂温泉)───19:30葛城山ロープウェイ下の道路沿い(テント)

起きてみると,天気は今にも雨が落ちそうな曇天だった。風もあり,気温も低い。倶留尊山に向かう。曽爾高原の中の亀池を過ぎて,亀山峠を目指す。峠からは,曽爾高原が拡がっていた。ここから二本ボソまでは,急登の道となり一気に高度を稼ぐ。途中に,「ここからは有料」の看板があった。僅かで小屋に着いたが,そこには真新しい看板に,「管理料大人500円,子ども200円」と表示されていた。事前にインターネットで判っていたが,ここは無視して先を急いだ。二本ボソからは,目的の山,倶留尊山が直立していた。

ここから一気に灌木の道をコルを目指して下り,急登の痩せ尾根を登り返すと,倶留尊山の山頂に着いた。地図を忘れて,周囲の山々の同定が出来ないのが残念。寒いけれど,早速ビールを開けた。(家に電話したら,兄貴の家に掛ける羽目になった。)誰もいない山頂を直ぐに後にした。

今日は誰にも会わないかもと思っていったら,二本ボソを過ぎて,曽爾高原と国民宿舎が眼下に寒々と見えた辺りで,一組の夫婦が登ってきた。挨拶を交わして別れた。駐車場に着くと,たくさんの中高年登山者が集まっていた。

三峰山を目指す。登山口のある御杖村は近い。青少年休暇村の施設を車で偵察し,改めて登山口近くの駐車場に置いた。登山者一人用意していたが,先に出発。林道を歩いて,登り尾登山口を過ぎて,不動滝を目指した。不動滝への案内板に導かれて林道と別れた。ここから滝下の橋を渡り,獣よけのネットを開けて植林帯につけられた道をジグを切って登った。先行者5人を抜いて,雪が出てくると山小屋には直ぐに着いた。小屋にも先行者がいた。腹に詰めるべく小休止した。

 気温が下がっていたので,フリースを着て出発。何組かの下山パーティーに会う。頂上までは,傾斜のないブナの疎林の気持ちの良い尾根道であった。元気なおばさん達の声が聞こえてくると三峰山には僅かで着いた。8人パーティーが頂上を去ると,静かな頂上に戻った。朝方登ってきた倶留尊山が特徴ある曽爾高原と共に見えた。後から来た夫婦と少し話をした。(倶留尊山の有料金は,わざわざ徴収する人が登ってくるらしい)

下山には,小屋には行かずに途中の分岐から新道峠を経由する一周コースを採った。峠までは,ブナ林の中を緩い上り下りを繰り返しながら高度を下げて行った。この間一組の夫婦と会った。峠からは右に折れて,ジグの急な下りもあるが,道はしっかりしていた。途中の杉林の中で,火を焚いている作業員二人を見かけた。

造林小屋のある林道に着いて,大休止した。林道をのんびりと歩いて行く。休暇村の施設が見えると,駐車場は僅かだった。
時間的にまだ大丈夫と思い,竜門岳を登るべく車を吉野町に走らせた。吉野山口神社への入口が判らず苦労する。(露地に迷い込んでしまい,危うく車を側溝に落とすところだった。今思い出しても冷や汗ものである。)道を歩いているおばさんに聞いて,事前情報通りに浄水場の広場に駐車出来た。

用意をして直ぐに出発した。少し登ると,竜門の滝があった。上から覗いて省略し先を急いだ。よく手入れされた杉林の中の林道を行く。途中,立派な道標があった。沢沿いに付けられた道を忠実に登って行く。沢を渡ってからは,道が細くなった。道標もなく,時間的に掛かり過ぎかなぁ〜と思い不安になった。小休止後に,先程の立派な道標まで戻って再確認しながら登ることにした。やっぱり道はこれしかなかった。この間30分程ロスしてしまった。

小休止地点からは急登の道となり,急いで登った。立派な道標が出てきひと安心。(沢を渡る前に付けておくべきだと思う。)あとは,傾斜のきついクマザサもある尾根道をがむしゃらに登った。ようやく草臥れた祠のある竜門岳山頂に着いた。一等三角点をしっかりと踏んだ。周囲は木々に覆われて視界はない。しかし,周囲の木々には山頂と一等三角点を示す道標がたくさん付けられていた。

下山は一目散に一気に降りた。駐車場に着いて,本日3つ目の登山が終了したことにに満足したが,下半身はさすがに筋肉疲労が溜まっていた。近くに津風呂温泉を見つけて,その湯船に体を沈めた時は,本当に至福の感が極まった。
明日の大和葛城山の登山近くまで移動するべく車を走らせ,途中での買い出しを済ませて,ようやくロープウェー駅への道路沿いに芝生を見つけて,テントを張った時は,真っ暗となってしまった。本日の登山結果に満足し,一人悦に入ってしまった。ビールが格別旨かった。

 ○3/21(日) 起床:6:30 天気:晴  愛宕山・清滝登山口 967km
ロープウェー駅7:55─── 8:03櫛羅ノ滝─── 8:50天神ノ森分岐───── 9:15大和葛城山(959m)9:45── 10:00葛城山上駅10:10── 10:10ロープウェー駅────  葛城IC(南阪奈道・近畿道・名神高速)京都南IC────清滝登山口13:40──14:35七合目─── 15:10愛宕山15:25───15:45七合目─── 16:35清滝登山口────── 18:20滋賀県坂本(比叡山表口)── (大津・スーパー銭湯)─────20:30大津IC(名神・東名・首都高・常磐道)那珂IC─── 8:00那珂市自宅

ロープウェー駅の有料駐車場(1回千円也)に停めて,出発する。駅の脇を過ぎて,登山道に入った。案内板があった。堰堤を見送って,道が登山道らしくなってくると,櫛羅ノ滝に出た。夏には涼しい滝だと感じた。ここからは杉の植林の中を良く整備された道を辿った。ジグを切ったり,緩やかな登ったりしながら行く。

樹相が雑木林となり,沢を渡ると,天神ノ森である。ここの分岐でツヅジ園への道を採って,笹の茂る道を行く。少し登ると国民宿舎などの建物が見え,広々とした処に出た。目の前には大きな山,金剛山が見えた。ここから頂上は直ぐだった。(頂上近くは草が剥げていて,霜柱が融け泥んこ状態だった。)写真を撮り,ゆっくりとビールを開けた。とりあえずはこれで計画の6山は完登したのだ。(家に連絡し感謝の言葉を言った。)

 下山は,ロープウェーに乗って帰った。目の前に,大和盆地が拡がっていた。有名に小さな盛り上がりの大和三山が特定できた。

この時間で終わるのは勿体ないと,次なる目標の山を愛宕山とし,最もポピュラーな京都の清滝登山口に向けて車を走らせた。全国にたくさんの同名の山があるが,この愛宕山は,古くから京都の人々から信仰の対象として親しまれてきた山である。そのため,コースも多数あり,また,一丁ごとに地蔵尊が置かれている山だ。清滝登山口には,たくさんの登山者で溢れていた。むしろこの時間のお陰ですんなりと有料駐車場に停めることが出来た。

登山口の鳥居をくぐって表登山道が始まる。立派な道を少し登ると,お助け水と言う水場があった。先を急ぐ。急な石の階段を登り,茶店を過ぎて尾根を辿り,三合目の小屋や五合目の小屋をやり過ごす。たくさんの老弱男女が下ってくるのに挨拶を交わした。やがて杉古木を祀る大杉神社に出た。七合目の休憩舎の前からは,京都盆地が見えた。地元の人が休みながら京都市内の同定をしていたので,聞き耳をしてしまった。

ここから直ぐ上には,水尾への分岐があり,石段の急な道を辿ると,堂々たる黒門が見えた。少し登って杉林を抜けると,大鳥居の立つ愛宕山神社の境内に着いた。灯籠の立ち並ぶ石の階段を登り,社務所を過ぎて,本殿に参上して参拝した。(世界の平和と家族の安寧を真摯に祈念した。)

下山は,ゆっくりとしたペースで下った。陽のあるうちに清滝登山口に着いた。
しかし,休暇は明日一日あり,どうするか思案したが,天気は今夜から崩れる予想。とりあえず,近くのもう一つの三百名山である比叡山の滋賀県側の登山口である坂本まで車を走らせることにした。途中で温泉でもあればと思った(本当は嵐山温泉があったが,予約しないとダメらしい。)が,叶わなかった。

 坂本に着いて登山口を探したが,良く判らなかった。天気も明日は全国的に崩れる予報なので,今回の山旅を終了することにした。大津市内のスパー銭湯で汗を流し,名神道のサービスエリアで仮眠をして,翌日の朝8時に我が家に着いた。

 今回の山旅は,ピークハントの最たるもので,対象の山から見れば逍遙登山的ではあったが,限られた日数の中でできるだけ稼いで登山単価を安く出来たことには満足する結果となった。