太郎山、女峰山、大真名子山、小真名子山

    二百名山・三百名山の山へ。
    平成18年9月21日(木)
    メンバー   檜山(単独)

記 録
  太郎山には、深い思い出がある。私の山歴はこの山から始まったからだ。高校一年の 夏、兄に連れられて初めて登った山だ。光徳牧場からの登山道は今では崩壊著しく廃道 となっているのが残念だ。今回は志津林道から入ったが、39年ぶりの山頂に感激した。  女峰山も、8年ぶりにその頂に立った。
 
 ○9/21(木) 自宅〜太郎山登山口 151km 
  那珂市・自宅2:00(笠間・宇都宮) ----5:00(仮眠)太郎山登山口6:10------7:20新薙-----7:25お花畑---- 7:35太郎山8:15-----8:25お花畑----9:10登山口 9:25----志津乗越9:35(途中車に)---- 馬立10:05----10:12涸れ沢(分岐)--- 10:50水場(沢)-----11:10唐沢小屋---- 11:20薙----11:40女峰山11:45----12:10帝釈山12:15----12:40富士見峠----13:20小真名子山----13:45タカノ巣----14:20大真名子山14:30----14:40千鳥返しの岩場----5:20志津乗越15:40---18:40自宅

 満天の星空の下自宅を出発する。日光有料道路に乗らなくても、予定時間には着いた。少し仮眠をしてから出発したが、登山口を通り過ぎたようで、車で戻った。

 車を堰堤の前に駐車して、改めて登山道に入った。登山道は、落葉松や雑木林の中を緩やかに登って行くが、直ぐに急登の道となった。途中、樹林が切れて、後ろには男体山が大きく見えた。大真名子や小真名子は東側のために黒いシルエットとなっていた。落石の巣のような大きな崩壊地・新薙をトラバースする。少し登って下ると、お花畑と呼ばれる小さな草原状の草地に出た。気持ちの良い所だ。対岸から10分弱の登りで、懐かしき太郎山頂に立った。

 三角点を踏み、祠に会釈して周囲を見回す。39年前の大きな岩を背景にした写真 と見覚えのある岩があった。天気は上々。特 徴ある白根山の右側には皇海山が。金精山から尾瀬の燧まで連山が続いていた。小真名子の左側には、黒いシルエットの帝釈山と女峰が見えた。その左には高原山や那須の山々が見えた。山頂での特権とばかり、ビールを開けて一人乾杯した。

 女峰への転進もあり、下山に掛かった。下山途中で単独登山者に会ったきりの、静かな太郎山だった。満足して次なる起点、志津乗越に車を走らせた。

 志津乗越には既に車が8台あった。平日であっても賑わう山域なのだろう。出発準備をし、馬立目指して富士見峠への林道を歩く。15分ぐらい歩いた所にゲートがあり、幸いに女峰山の下に設置されている雨量計の点検に行くという業者の車に馬立まで乗せてもらうことが出来た。(ラッキー)

 馬立からは、林道に別れて涸れ沢を目指して下って行く。登山道沿いには砂防堰堤工事のため、簡易のトロッコ線が設置されていた。涸れ沢からは緩やかな登りとなった。天気は日差しは暑いが、どんどん雲が拡がっていた。ルートは明瞭である。水の音がだんだんと大きくなり、水場マークの沢に出た。ここで単独の女性に会った。清冽な水流が気持ちよい。ここからは急登となり、左に大きな崩壊地・薙を見て登る。唐沢小屋は僅かで着いた。綺麗に整頓された小屋だった。小屋の近くには、祠や石碑が建立されていた。

 小屋からも急登は続く。途中で大きな薙に出て、ルートは落石の巣の中に続いていた。休まず一気に登った。樹林地の急斜面の岩に付けられた遭難碑の銅板(明大ワンゲル部)を見ると、僅かの登りで祠が見え、直ぐ上が8年振りの女峰の山頂だった。

 誰もいない頂上で写真を撮り小休止した。周囲にはガスが流れ、直ぐ近くの帝釈山でさえ微かに見えるだけだった。降りてからの車運転のためビールはなし。
 帝釈山に向かう。狭い稜線の上下動を繰り返して着いた。この頂上には夫婦がいた。写真を撮ってもらいながら話をする。これから小真名子、大真名子を越えて志津乗越に下ることに驚いていた。

 富士見峠までは暗い樹林の中の下りだった。一気に下ると、測量者が二名いた。休まずに小真名子を目指す。樹林の中の急登の後、ガスで先の見えない崩壊地・薙ぎに出た。これを登ったところで老夫婦に会った。二人とも百名山は登り終えていた。30日に三百名山が「箱根山」で終わる予定と言うと、えらく感心し、奥さんとの握手(パワーをもらうと言う)の場面をムービーに撮らせほしいと言われた。大休止にしていろいろ話をした。別れ際に箱根山の無事を祈ってくれた。(この後はこれまで以 上に気分良く登れた。)

 小真名子に着いて写真を撮り、鞍部のタカノ巣まで一気の下りとなった。(この下 りを登ってきた老夫婦は凄い。パワーをもら ったのは自分の方だと合点した。)登り返して 大真名子を目指す。樹林の中の急登が一段落 して後、緩やかな登りとなったが、最後は急 登のひと登りがあった。頂上には、真新しい 祠と青銅の銅像があった。ゆっくりと休む。 相変わらず、ガスが立ち込めていた。

 大真名子からの下りもまた急で、途中には千鳥返しと呼ばれる岩場もあり(銅像有り)、最後の頃には膝も笑い出しそうだった。クマサザが出てくると斜度は緩やかと なった。登山口近くにも銅像と大きな石碑が建立されていた。
 ようやく志津乗越に出て、今回の山行を終えることが出来た。車はまだ4台駐車されていた。

 ガスで隠れた大真名子に別れを告げて一路自宅を目指した。