中沼コースからの焼石岳(2,966m)
目 的  花の百名山を堪能する
日 時  平成19年7月6日(金)〜8日(日)
メンバー 中野一正、檜山 隆、菊池一弘

記 録  大宮土木〜矢吹IC〜水沢IC〜中沼登山口 往復約800km
31年振りの焼石岳である。前回は6月初旬で、銀明水にテントを張り経塚山を経て、名湯の夏油温泉に下った。まだ積雪が豊富で、雪の上にテントを張った記憶がある。今回の山行は、梅雨の中の好天に恵まれた、たくさんの花を愛でる山行だった。

○7月6日〜7日  起床=5:45 天気=晴れ  就寝=21頃
  大宮土木 21:15----矢吹IC----平泉前沢IC----2:30中沼登山口(仮眠)6:20---- 6:40中沼---- 7:00上沼 ----7::20分岐----7:40銀明水8:00---- 8:50泉水沼----9:10焼石岳10:20---- 10:45分岐(秋田県コース)
-----11:15東焼石岳11:30----- 12:35銀明水12:40----- 13:20中沼----- 13:40登山口
やけいし荘(温泉)(買い出し)----- 16:00焼石スキー場(テント)

大宮土木に集合して出発する。既に中野が食料を買い出してくれたので、いつでもテント設営OKだ。矢吹から東北道に乗る。順調に飛ばすが、ナビのとおり東北道を降りたら、一つ手前の平泉前沢だった。街中を通らないためコンビニがない。改めて水沢市街に向かい、行動食を確保した。

林道入口は、現在「胆沢ダム」建設のため付け替え道を走る。この林道は中沼登山口までほぼ未舗装の道で、車でも20分以上かかった。31年前は、登山口まで2時 間15分もかかって歩いた林道だ。改めて若い頃の自分を思い浮かべた。
登山口には既に車が4〜5台駐車されていた。テントを張って入山祝となった。

 翌朝、明るくなり始めることから次々と車が着く音がする。テントを畳んで出発する。広葉樹林の中の道は、豊富な雪解けのせいか至る所で水の流れがあり、石や枝を利用しての歩行技術が試された。中沼に着くと、目の前に残雪豊富な山並みが見え、静謐な湖面にも写っていた。(しかし、焼石岳と思ったら、それは右の樹林に隠れて「横岳」が見えるのだ。)

朝飯を食べて休みたいところだが、良い場所がなく先を急ぐ。ここからは木道が良く整備されており、アヤメやタニウツギが咲いていた。
僅かな登りで上沼に着く。上沼は土砂の流入などにより、大分植生が進み湖面が小さくなっているようだ。ここからは一段と高度を上げていく。高山植物の花々が目立ってきた。ツブ沼コースからの分岐を過ぎて、急坂を少し登り詰めると銀明水だった。

 ここで、漸く旨い水とともに朝飯を摂った。31年前には残雪の上にテントを張った所だが、記憶が定かでない。避難小屋は平成11年に一段高い所に建て替えられていた。水も蛇口付きで外に設置されていた。

 ここから残雪豊富な斜面に取り付く。低木帯となって辺りの景色も一 望できる。風が心地良い。相変わらず木道は良く整備されていた。花を愛でながら登るのは楽しい。

 豊富な流れを何度か越えて高度を上げると、目の前に草原が拡がり、正面に残雪のある大きな盛り上がりが見える。焼石岳だ。左右にも山が盛り上がっている。近づくにつれてそれは大きくなり、大きなケルンのある広大なお花畑の姥石平に着いた。少し先に、泉水沼があった。(31年前の記憶ではもっと大きな存在だったが。)

冷蔵用の雪を確保して頂上を目指す。途中で東北の名峰、鳥海山や月山が顔を出していた。(月山は自分には確認出来なかったが。)少しの頑張りで、広い頂上に着いた。一等三角点を踏み、揃いぶみの写真を撮った。

 頂上での儀式と鳥海山をはじめとする眺望を堪能した。下山は、秋田の南本内岳登 山口への分岐まで下り、お花畑が豊富な東焼石に 回った。東焼石から経塚山への主稜線を追ったが、六沢山に隠れて全容は見えなかった。

 ここから姥石平まで戻ったが、期待の花はあまり多くはなかった。中沼登山口を目指して下るが、次々と登ってくる登山者に会う。メジャーな山だと改めて思った。銀名水で休憩を入れてからは、登山口まで一気に下った。

下山後、まずは温泉と調べても見ると、石淵ダム近くにいかにもディープな温泉の名があった。ダムの建設で宿はないが、温泉のみあるとの情報。早速現地調査をしたが、それらしき跡地のみだった。
 次なる温泉「やけいし館」に向かった。小さな建物ではあるが、宿泊も可能という。小さいながらも掛け流しの湯船で、ツルツルとした本物の温泉である。本日の行動に満足して湯船に沈めた。(この温泉には2回も入った。)

足らない食料買い出しとガソリン補給をして、やけいし館近くのスキー場の駐車場に陣取り、夕陽を受けて宴を張った。楽しからずや今宵の宴は!

〔高山植物のいろいろ〕
  @中沼から銀明水まで=ヒオウギアヤメ・ハクサンチドリ・ミズバショウ・リュウキンカ・ショウジョウバカマ・ミツガシワ・シナノキンバイ・オオバキスミレ・タニウツギ

 A銀明水から頂上まで=サンカヨウ・シラネアオイ・チングルマ・ウラジロヨウラク・ハクサンイチゲ・ゴゼンタチバナ・シャクナゲ・イワカガミ・ウサギギク・ユキワリコザクラ、コケモモ

 B東焼石岳で=コバイケイソウ・イワベンケイ・ヒナウスユキソウ・チシマフウロウ・

○7月8日    起床=5:50  
  テン場・撤収6:30----水沢IC----- 矢吹IC----- 11:00大宮土木

昨夜の祝杯が色濃く残った朝だった。天気は思いの外良いが、気持ちは後退気味だ。
当初の予定通り帰路に就くことにした。途中で見た東北道からの栗駒山は、その山頂に雲が絡んでいたようだ。東北道を順調に走り、思いの外早い時間に大宮土木に着き、解散した。
                                 記録:檜山
 
ハクサンチドリ            ウラジロヨウラク             ヒオウギアヤメ    
ホソバイワベンケイ         シナノキンバイ         タニウツギ