太平山、森吉山、乳頭山


1.期 間   平成18年10月7日(金)夜行9日(月)体育の日まで
2.山 域   太平山(1,171m)、森吉山(1,454m)、烏帽子岳(乳頭山1,478m)
3.目 的   (1)森吉山(200名山)太平山、烏帽子岳(300名山)の登頂
      (2)山スキールートの下見及びそま温泉、たっこの湯等温泉探訪
4.登山方法 頂上往復
5.メンバー 水越、飯島、渡邉、菊池

 秋田県の200,300名山に行ってきました。台風16号と17号が秋雨前線と合体し猛烈に発達した低気圧により3連休の予定を変更し10月7日夜行8、9日の2日で当初の予定した3山を逆回りで登ってきました。8日もまだ低気圧は三陸沖を通過中のため、秋田県内は暴風な寒風の洗礼を受け、8日乳頭山はガスの中、9日午前中も、下は晴れているのに森吉山山頂だけガスの中、やっと午後になって青空が広がり太平山山頂で360度のパノラマと稜線の紅葉、秋田市内の先に日本海が望めた。今回企画の往復1400kmは遠く、最後に晴れて本当に良かった。参加者の皆様、お疲れ様でした。

10月7日(土)雨 11℃〜15℃ (移動550km 高速代6950円割引なし)
大宮土木13:00==15:00矢吹IC===18:00盛岡IC==20:00道の駅雫石あねっこ22:30就寝

 雨の予報で6日夜行を7日の13時大宮土木出発に変更した。8日の天気も悪そうなため登頂予定も逆回りとした。夕方、盛岡ICで下り、すぐ東側にあるジャスコで買い出し後、田沢湖の手前の温泉とオートキャンプ場併設の道の駅「あねっこ」へ。駐車場泊。なお、ここのトイレ脇の休憩室には、6畳ほどの畳のコーナーまであり、釣り人やライダーが寝袋を広げていた。最近の道の駅は、トイレは温水シャワー付きで設備がすばらしい。大量の食材と雨が降っても問題なしの状況で、早々と熱燗にうつった飯島さんのピッチはあがり、山入りの宴はおおいに盛り上がり、就寝は22時を過ぎてしまった。

10月8日(日)雨 11℃〜15℃ (乳頭山頂は2,3℃か) (移動200km)
 5:00あねっこ6:00?6:45黒湯温泉7:15?9:00烏帽子岳9:30?10:15たっこの湯11:00?11:30黒湯温泉---11:45鶴の湯12:30 ===16:20森吉山野生鳥獣センター16:30===16:55そま温17:20==19:00道の駅あに21:00就寝

烏帽子岳(乳頭山)300名山

 翌8日5時に起床したが、いささか過ぎたか皆食欲がない。6時には乳頭温泉に向かう。黒油温泉駐車場には30台以上の車が止まっていた。雨のためカッパを着て傘を差し往復2時間の乳頭山に向かう。途中、登山道脇の「たっこの湯」の改修後、山頂へ。登山道周辺はブナが多くなるが紅葉にはまだ早い。山頂に近づくほど雨風が強くなる。稜線は突風状態、体感温度が見る見る下がる、昨年の和賀岳を思い出す。飯島さんがあがってくるまで山頂直下の岩陰にてカップラーメンで暖を取る。みんなが揃い、何も見えない山頂で写真を撮って、一気に温泉に向かう。調整は、ばっちりだった。2時間、ホース2本の導水によりまさに、適温。そそくさと裸になり、「たっこの湯」にどぼん。極楽である。落ち葉と泥を掻き出しながら40分程入っていたが、あとから女性1名を含む4人組が登ってきて、こちらを見たまま近くから離れない。半日でも入っていたかったが出るのを待っているようなので、心残りであったがお譲りした。下山後、鶴の湯にも入湯。(500円、名入りタオル200円)

 下山後、午後晴れることを半分期待し森吉山方面に移動するが、雨は止まない。途中、個人商店で何も買わずに教えてもらった阿仁合駅近くの小さなスーパーで食材を買足す。

 森吉山東麓は桃洞滝など多くの滝が存在するため、傘を差しての滝巡りを予定したが、120km移動して辿り着いたネイチャーセンターの職員の話では、滝まで4km往復2時間掛かるという。即中止し、そま温泉に入る。

 その後、あすの森吉山西側の阿仁スキー場に近い道の駅「あに」に移動。駐車場泊。飯島さん特製焼きネギうどんやおでんで体が温まる。本日は、明日の強行軍を踏まえ自重して21時就寝。夜中に目が覚め、外に出ると、煌々とした月が出ていた。

10月9日(月)曇りのち晴れ  10℃〜20℃ (移動650km、高速代8,150円)
 4:00道の駅あに5:00==6:00阿仁スキー場ブナ帯キャンプ場---8:00森吉山8:15---9:40ブナ帯キャンプ場10:00===12:40旭又キャンプ場12:50--15:00太平山15:20--16:40旭又キャンプ場17:00秋田中央IC==18:40錦秋湖19:40===22:30矢吹IC===23:30大宮土木===24:00水戸

森吉山 200名山(花の100名山、一等三角点百名山でもある)

 道の駅「あに」にて、4時に起床。薄暗い中、街灯下で銀マットを広げ、昨日の残りのおでんに、肉やうどん玉、ネギをぶち込み温かな朝食となった。昨晩の雨雲も切れ、頭上には月が見えていた。最短ルートだった阿仁スキー場までの林道はハードで、遠回りでも舗装道路のある西から道のほうがよい。

 スキー場のなかのブナ帯キャンプ場からが登山道となり、幾分色づきはじめたブナ林を1時間でゴンドラ山頂駅の稜線に出る。昨年ブナの実は4,5年に一度の豊作、今年は不作で秋田県内では既に15件も熊の事件が発生しており、登山道にも注意看板があった。なお、ゴンドラは9時から運航し往復1,700円で稜線まで行ける。山頂までは尾瀬の湿原のような稜線をぬけ更に約1時間。山頂駅から下は日が当たっているのに、山頂付近はガスが巻いている。昨日同様山頂、写真撮影後そそくさと下山。動き始めたゴンドラからは、登山者がどんどんあがってくる。

 なお、森吉山は平成19年のわかすぎ国体の山岳競技地であるせいか登山道が改修中である。歩きやすい石積み(階段手前に小段がある)の登山がさらに改良されている。当日も石を袋に詰めながらあがって来る人たちがいた。

 下山後、太平山に移動。ナビで検索すると120kmもある。一般道では3時間以上掛かるため、最短山越え県道308号線を選択。これがまた、林道としか思えない県道で標高も700m近くまであがり峠越えとなる。紅葉時期なら周囲の山並みはすばらしい山岳道路である。太平山登山口の旭又キャンプ場に着いたのは12時30分過ぎであった。

太平山 300名山

 太平山は、今日中に帰るため、近くの温泉に入る飯島さんを残し3人で速攻登山、13時より登りはじめ往復でコースタイム6時間を3時間に短縮。山頂からは、乳頭山や秋田駒ヶ岳、昨年登った和賀岳のほか、遠くに霞んで森吉山も見えた。3日ぶりに太陽を見た感激で3人は山頂で骨折するかと思うほど固い握手を交わしたのであった。西日を浴び鮮やかに見えるミネカエデやその他のモミジ類、ミズナラ、ブナなど山頂付近の紅葉が始まっていた。今年は1週間くらい紅葉が遅いか。

 なお、太平山への登山ルート旭又キャンプ場までの県道は7月の雨で不通になっていたが、10月1日に開通した。また、登山道の橋2箇所は落ちたままで、改修は来春とのと。駐車場は30台くらいで満車、しかし登山者は1/3位、登山者よりブナハリタケ等のキノコ採りの人が多い。

 秋田市内より30分の太平山リゾート公園内の温泉施設ザ・ブーンで入浴済みの飯島さんが、車の中で時間がないため風呂に入らず帰る予定の3人を臭いと責めるので、秋田道の湯田ICの先、温泉併設の錦秋湖SAにて入浴した。(20:00までOK、500円)あとは140kmオーバーで24時前には大宮土木に到着した。

(総移動距離1,400km 高速代約15,000円、軽油代約20,000円、食料酒等25,000円)

参考:
乳頭山登山道脇の一本松温泉跡(たっこの湯)
 黒湯温泉からの登山道を登ること30分、温泉が地面から噴き出て半径50cm程の湯たまりが3箇所程度ある一本松温泉跡の広場に出る。ここから沢に向かって10mほどに先人が石積した4人ほどが入れる湯船があるが、熱くて入れない。源泉は50度以上、湯船の脇から出ている。だれかが持ち込んだ10m以上のホースが2本あり、温度調整のため沢から水を引くことになる。増水のためシステムが壊れていたため、なんとか2本とも水が流れるようにして山に登って下りてきて適温となるよう工夫した。2時間後、適温となっていた。葉っぱや泥を穴のあいた専用バケツで掻き出しながら小一時間たっぷり冷えた体を野湯で暖めた。やっぱ最高だあ。

そま温泉:
 森吉山下山後に入る予定だった山麓北側にある一軒宿。10/8の「たっこの湯」のあと、「鶴の湯」にも入って、雨があがらないため、さらに本日3つめの温泉となる。外来入浴7時から20時までOK 入湯料400円 内湯と露天風呂各1つ

 今回、道の駅を利用しましたが、最近の施設は、今後の計画において事前に調べておくと大変有効です。

@10/8乳頭山登山口(黒湯温泉)      A登山道沿いの紅葉状況

   

B10/8乳頭山山頂             Cたっこの湯

   

Dたっこの湯                 Eたっこの湯

   

Fそま温泉入口                Gそま温泉の露天風呂

     

H阿仁の夜10/8絶好調の飯島さん    I道の駅「あに」ホームレスの朝10/9

                              

J森吉山 阿仁スキー場上部のブナ帯キャンプ場からの登山道 途中の熊注意看板       

K落ち葉の中にシロカノシタ群生発見      L稜線上のミネカエデ

       

M森吉山山頂                N山頂の一等三角点わきの眺望図

  

O森吉山ブナ林の中の登山道 昔の参道か    P太平山全景10/9の午後

Q旭又キャンプ場からの登山道 橋2箇所が通行禁止  R山頂への稜線   
S太平山山頂方面 日本海も見えた太平山山頂   太平山から森吉山方面稜線の紅葉