北アルプス(室堂〜立山〜仙人池〜高熱隧道〜宇奈月)

目的    剣岳の登頂と高熱隧道の踏査
日時    平成15年9月26日(木)〜29日(月)
メンバー  北条、相良、一家、山田


9月26日 天候:くもりのち晴れ 就寝:20:00


新宿7:00=======〔電車〕====10:37信濃大町10:55====(バス)===11:20扇沢====(アルペンルート)===13:15室堂13:40-----------16:10別山乗越---------14:50剣沢(幕営)

 吉村昭著の「高熱隧道」を歩こうという北条さんのロマンに満ちあふれた企画である。信濃大町についた頃は、はっきりしなかった天気だったが、アルペンルートで黒部ダムを通過する頃には、すっかりピーカンになっていた。日照不足の8月の借りを返すかのような好天に胸が躍った。

室堂から望む立山の大パノラマも圧巻だ。剣沢ではなく、雷鳥平にテントを張って昼寝をしたいくらいだ。室堂の雑踏から離れたあたりから、雷鳥沢の登りが始まる。昔、春山で登った時は楽勝だったというイメージがあったが、今回は思いの外、足が重かった。それでも振り返ると、オレンジに色づきはじめた木々と青い空、白い雲が見事にマッチングし、疲れを癒してくれた。

剣沢のテント場は、十張り弱と比較的、静かだった。剣岳の勇姿をつまみに明日への鋭気を養った。風が強く、やや寒かったが、満天の星空は、明日の天気を約束してくれた。


9月27日  天候:快晴   起床:4:30 就寝19:00

剣沢6:15--------6:40剣山荘―――――7:55前剣―――9:30剣岳10:15-----------13:00剣沢13:35----------15:50真砂沢(幕営)

天気は上場、目の前にある剣を目指し歩き出す。空身なので、カモシカのように足取りは軽い。一服剣を通過し、眼前に迫り来る前剣、うしろにそびえる本峰に目を奪われた。

 鎖場を通過し、10時前に山頂に着いた。後ろタテヤマや槍・穂高、笠ヶ岳などを望んだ。携帯が通じたので、中野さんと交信した。山頂は、比較的、若い人の姿も見られた。

下りは、ややペースが落ちた。剣沢のテント場につく頃には、すっかり疲れ果てていた。テントを撤収し、真砂沢へと向った。剣沢雪渓は、雪の量はかなりあるが、所々、崩壊が見られた。アイゼンをつけたのも束の間、すぐに土の登山道に変わる。結構長いなぁと思ったら、真砂沢のロッジが見えた。


9月28日  天候:晴   起床:4:00  就寝19:00

真砂沢6:00--------9:35仙人池―――――12:10仙人温泉小屋-------15:15阿曽原温泉

 今日からは、すでに下山モードである。さしたる登りもなく、楽勝かとおもった。二股吊り橋付近から、左手に八峰、チンネなどの裏剣が顔を出した。今回、一番のハイライトだったかもしれない。
仙人池につく頃には、すっかり雲で覆われたが、日頃の行いが良い集団のせいか、一瞬、雲が切れ、水面に八峰が綺麗に映った。第二目的は達成できた。

しかし、ここから阿曽原への道が遠かった、道が悪い、悪すぎる。沢沿いをトラバースする登山道は、幅が狭くて足場がもろく、とても歩きづらい。仙人池ヒュッテの名物おばさんもこの悪路を歩いているのだろうか?など考えながら、ひたすら下る。

途中、秘湯中の秘湯、仙人温泉をのぞいてみた。露天風呂はさぞかし気持ちよかろう。ここからがまた長い。崩壊しそうな雪渓を恐る恐る通過したり、危険箇所も少なくはなかった。阿曽原温泉に着く頃には、大きな安堵感があった。
早々とテントを設営し、男女交代の露天風呂に突進した。いやぁ〜極楽極らくぅ
標高がすでに1000mを割っているせいか、テント場にはかなりの虫がいた。体中、ボオコボコに刺された。       



   
    
9月29日  天候:くもり   起床:3:00     
  
阿曽原温泉4:50--------9:45欅平―――――1120宇奈月温泉======14:24魚津===========17:15東京

 最終日、欅平への水平道もまた長かった。北条さんの「高熱隧道」のエピソード語りによってイメージを膨らませながら歩いた。トロッコ電車の汽笛が聞こえたが、なかなか着かない。最後の下りは、栂海新道を彷彿させるかのようであった。
帰りは、宇奈月温泉で汗を流し、帰路についた。