乙妻山山スキー

実施日  平成15年3月22日〜23日
メンバー  中野、北條、桧山、菊池



記録
3/22 天気晴れ  茨城県協和町(中野家)4:00=====(上越自動車道)=======戸隠大橋9:43 ---------11:43佐渡山鞍部(幕営)12:30--------佐渡山往復-------14:00BC

 前回飯綱山に来たときと同様に、戸隠で蕎麦屋に飛び込み打ち立ての蕎麦をすする。うまい!最高だ。8時前から来て蕎麦を打ち終えるのを待って食べるのだから美味い訳だ。唯一つ難点といえば(この店は民宿を営んでいるのだが)、若奥さんにまったく愛想が無いことだ。まるで我々が来たことが迷惑そうなのだ。朝早くから店も開けていないのに飛び込む我々にも原因はあるのだが、口開けの客なのだから少しは愛想の笑顔でもほしいところだ。

 登山口の大橋には、たくさんの車が停まっている。マイナーなところと考えていたが大分有名になったらしい。我々の前を軽装の数十人のパーティがスキーで歩いている。追い抜きながら訊くと適当なところで戻ってくるという。スキーハイクらしい。

暫らく平坦な道を辿った後、ショートカット気味に左の樹林に入ったがこれは時間のロスだった。一般道を進んだ後、分岐で左に曲がったほうが楽なようだ。
標高1300m辺りで左の尾根に取り付高度を稼ぐ。暫らくぶりに担ぐザックはテントと酒で重く感じるが、一登りで鞍部に到着。

テントを設営した後、佐渡山を目指す。尾根に達すると雪庇から転落したという設定でザイルを張り脱出の訓練をしているパーティに会った。彼らは佐渡山に登った後、下山し、明日は妙高方面に向かうという。その妙高は平野を挟んで眼前に悠然と聳えている。

ひと登りで佐渡山頂上に到着。頂上から高妻山、乙妻山を望む。乙妻山は高妻山の後方、はるか彼方に聳えており、明日、本当に登れるのかと一抹の不安がよぎった。

さぁ、ビールの待っているBCに戻ろう。今回始めての滑りだ。稜線は少しモナカになっていて滑りづらいが稜線から離れると締まった雪質で快適な斜面だ。あっという間にBCに到着。
少し早いが宴会を始める。餃子、焼肉などに酒が進みあっという間に在庫が無くなった。まだ飲み足らないでいると、菊池が取って置きのウイスキーを出してくれた。うまい!利くー。


3/23 快晴 佐渡山鞍部5:25-------5:55氷沢川6:15-----(乙妻北東斜面)-----9:07乙妻山9:40〜〜〜〜〜10:20氷沢川10:35--------11:23佐渡山鞍部12:03〜〜〜〜〜12:43戸隠大橋======黒姫温泉(風呂、蕎麦(小林))=======茨城県

昨夜の酒が利き過ぎたのか,起床の時間を過ぎてしまった。
簡単な朝食の後、薄暗い中を出発。
氷沢川までの滑降は、コルから右側の斜面をトラバース気味に下るが、ガリガリで非常に滑りづらい。

沢に下りてからは氷沢川を右に左に渡りながら乙妻山北東斜面の取り付きを目指す。取り付きにはテントが2張りあったが,まだ出発していないようだ。
ここからシールをつけていよいよ乙妻山への登りになる。

傾斜の緩い広い谷をしばらく登ると,無木立の大斜面の向こうに乙妻山が朝日に輝いている。今日は最高の天気だ。大斜面も噂どおりの滑りが期待できる最高の斜面のようだ。
急斜面に右に左にジグを切りながら,左側のコルを目指す。コルからは左は高妻山への稜線で右が目指す乙妻山頂上へと続く稜線で、頂上は指呼の距離だ。

あっという間に頂上到着。風も無く暖かな頂上でビールを冷やしながら360度の大展望を満喫する。眼前の黒姫山,そして妙高・火打岳は大迫力だ。遠く鹿島槍から五竜岳の北アルプスの山々をバックにビールの泡が青空に飛び散る。乾杯。

 下りは,頂上から一気に急斜面に飛び込み、右にトラバースした後,トレースのない深雪の急斜面に滑り込んだ。この急斜面で北条氏が華麗なターンを決め,斜面にリズムカルなシュプールを残した。その後も快適な斜面が続き,それぞれが思い思いのシュプールを描き右に左にと舞い降りていく。ちょうど,数パーティが登ってきたので,この快感を見せつけるよう皆の滑りに一層気合が入った。

 十分に滑りを満喫した後は,佐渡山鞍部への登り返しが待っていた。滑りの後の登りは辛い。一汗かいて鞍部へ登りきると、テントの脇に埋もれていた,なけなしのビール1本を発見。ゴクッ。ウマイ。焼けた喉にしみわたった。
 この後,テントを担いで重い雪の斜面を下って大橋に戻った。

帰路は,黒姫温泉のあすなろ旅館で温泉に入った後,そば処「小林」でそばを食う。大変うまいそばだ。初日の戸隠そばとは違った洗練されたそばと言う感じで、閉めには最適だ。
今回は滑りも展望も酒も蕎麦も十分に満足できた山行であった。毎年、癖になりそうなエリアである。