吾妻連峰周辺(山形県側

日時       平成15年10月11日(土)から10月12日(日)
メンバー     水越 健夫 
目的       紅葉と温泉とキノコ、そして今シーズンの山スキーコースの事前調査



10月11日(土)晴れ 
水戸5:00==矢吹7:00==8:20福島飯坂IC9:20=米沢経由==11:00P2駐車場?11:15大平温---11:45火焔の滝12:15---天元台方面ルート調査==14:30大平温泉滝見屋15:30?15:45
P2駐車場==水窪ダム経由==16:50姥湯温泉

  家庭内の事情により自由になる週末が、やっと半年ぶりに取れることになった。が、3連休というのに天気は、いまいち。連休の混雑を避け、一人静かに温泉と紅葉そしてキノコを楽しめる山を探した。先週の新聞に載っていた栗駒山の紅葉情報から、標高が1,000m以上でブナ等の広葉樹があり、メインの縦走路からは離れ、そして私の行きたい秘湯データベースの上位の温泉が存在するという欲張りな条件をクリアする吾妻連峰の山形県側の大平温泉と姥湯温泉をベースとすることに決定。この時期は、どの宿も満室である。前日に買い込んだ食糧とビール、酒、きのこなべ用のコンロやコッヘルとクーラーボックスを積み込み、羽毛布団がわりのシュラフでいつものパジェロ車中泊とした。

 さすがに3連休の初日、安達太良SAは、大混雑、トイレにも行列ができていた。朝食は、諦め福島飯坂ICを降りたコンビニでとる。13号線で米沢を経由し白布温泉方面へ向かう途中から立派な看板に従い左折し、大平(おおだいら)温泉に向かう。道は以前よりかなり整備されたようで、未舗装箇所もあるが、普通車でも問題なし。九十九折りの道を一気に高度を上げる。狭いためすれ違いは待避所を見つけないと無理であるが、早い時間のため対向車はなし。道の脇の広くなった箇所が駐車場で、何カ所かある。案内看板に従い、外来用のP2駐車場(4台分)に車を止め、渓谷を徒歩15分、高度差で100m以上下ると宿の前の吊り橋にでた。ここから露天風呂もみえる。


 宿の前の案内看板では周囲の滝の紹介はあるが、稜線への登山道がはっきりしない。宿の主人に聞くと、宿からコースは、あまり利用されておらず、遭難騒ぎもあったので利用しない方がいいとのこと。駐車場近くからトラバースルートがあり、これを使うと籐十郎まで往復5時間程。宿の入り口右手には20mほどの鉄製の梯子がある。これは、天元台までのルートとのこと。露天風呂のわきを抜け、沢を渡る。最上川源流の碑をすぎて巨石の間を抜けていくと見事な火焔の滝が出現。上部にさらにいくつかあるようであるが、ザイルがないといけない。籐十郎方面のルートは不明。一人で撮影をしていたカメラマンに写真を撮ってもらい、温泉に戻る。天元台方面は、急登後振り返ると正面に火焔の滝が見える絶好の撮影ポイントがあった。倒木にブナハリタケがあったが、少ないため、採るのを諦め、平坦になったか所から引き返す。

大平温泉滝見屋の内風呂から、紅葉に囲まれた火焔の滝が眺められた。沢沿いの露天風呂は、女性用が奥にあり、竹囲いがある。年輩の方3人が入浴していた。手前の男性用は遮るものは何もない。お湯は透明、少し熱めで、長い時間は入っていられない。折角汗を流したのに、帰路の急坂の登り返しで、再び汗をかく。駐車場の手前の荷物を渡す篭渡しの下から、藤十郎へのルートを見つけたが、急登であり、パスして姥湯に向かう。
姥湯へは、米沢まで戻らず水窪ダムを経由し13号に出た。栗子峠から板谷方面に入り看板のとおりに進む。こちらも標高800mくらいまでは、紅葉していない。舗装してあるが狭いカーブの連続する山道を登っていく。滑川温泉手前を左折し、さらに九十九折りを上り、一度スイッチバックして標高が1200mを超えたところに姥湯温泉の駐車場がある。
既に外来入浴時間(16:00)を過ぎている。遠く米沢市方面が遠望できる箇所に車を止め、テレビをつけると明日の天気予報を見ることができた。今晩から雨になるという。

駐車場には、ジャンボタクシーが1台のみ、予約した登山者を待っていた。稜線からだと市内への携帯を繋がるが、ここからは繋がらない。宿には、衛星電話があるとのこと。
愛車パジェロの後部シートを倒すと3人用テント並の空間ができる。風が強いため車内でコンロに火をつけ、鍋焼きうどんを作りながらビールを飲む。3日分の食糧と冷えたビールがクーラーボックスにたっぷりある。カプセルホテルより快適な今宵の宿。明日の朝、雨が止むのを期待し、ここからだと稜線まで3時間、9時からの入浴に間に合うよう計画を立て目覚まし時計を4時30分にセット。22時就寝。夜半から強い雨となった。

10月12日(日)雨のち曇
9:30姥湯温泉10:30==10:50滑川温泉駐車場----11:05滝見展望台---11:30温泉12:30==14:00大沢下りルート調査14:00==福島飯坂IC15:30===矢吹IC===19:00水戸

夜半からの雨は、早朝には小降りとなる。稜線はガスのため見えない。しかし、雨にけぶっているが、周囲は見事な紅葉である。9時まで再度眠りに入る。気温は13度。雨でも30台以上の車が上がってきて駐車場は満車となる。登山は諦め、傘を差して宿までの道を登っていく。カラー版の山水画の世界がそこにはあった。露天風呂は2つ渓谷沿いにある。女性用の露天風呂は別に1つあるが、女性も年輩の方が多いせいか皆混浴の方に来る。宿の予約は3月にいっぱいになってしまうという。源泉よりの沢に1人やっと入れる湯船を発見。当然入る。適温である。入っているうちに雨があがってきた。明るくなると紅葉が一段と輝いた。すばらしいの一言、是非再訪したい。(なお、外来は露天風呂のみ)

時間があるため、滑川温泉にも寄る。駐車場は狭い。10台がやっとか。ここから15分ほど尾根を登ると日本の滝100選の表紙にもなった滑川大滝が眺められる。しかし、全体を見るためには2,3分下ったところがベストポジション。このころから薄日がさし始める。紅葉にはえる滝が見事であった。昨日火焔の滝で写真を撮ってもらったカメラマンに再会する。滑川温泉福島屋には、内湯とこちらも渓流沿いに露天風呂がある。外来は両方OK.。帰りの高速に乗る頃には、北の空は青空となっていた。稜線漫歩の爽快感はなかったが、ピークハントでは味わえない秋を満喫できた不思議な山行となった。

参考:大平温泉 滝見屋 山形県米沢市大字李山1801   現地衛星電話090-3024-1726
           日帰り入浴10:00-17:00 500円  予約 0238-38-3360
  姥湯温泉 桝形屋 山形県米沢市大字大沢字姥湯1現地衛星電話090-7797-5934
                      日帰り入浴 9:00-16:00 500円  冬季案内所 0238-35-2633
   滑川温泉 福島屋 山形県米沢市大字滑川15       現地衛星電話090-3022-1189
                      日帰り入浴 9:00-16:00 500円  
 3つとも日本秘湯を守る会の宿であり、宿泊のスタンプが10個たまると1泊招待あり。
冬季休業があるため、山スキーの場合、下山後利用できるかどうか要確認である。