南アルプス 北沢峠からの甲斐駒ヶ岳,仙丈ヶ岳
平成15年12月27日(土)〜30日(火)(3泊4日)
檜山 隆、中野一正、加藤智司、 舞木善郎、 北条友由、 相良順一、菊池一弘

6.行動記録
○12/27(土) 天気:曇 就寝:20:00
舞木家3:00発────── 守谷SE集合4:00発──(首都高・中央高速)─── 9:10戸台登山口9:35──── 10:20白岩堰堤────11:15丹渓山荘11:30─── 12:35林道─── 14:50大平山荘─── 15:05北沢峠────15:20北沢長衛小屋   (BC) テント設営16:00

 雪の降りしきる中、舞木家に集合し,守谷SEに向かう。常磐道は積雪のため白線が見えなかった。全員が集結して雪の中を出発した。しかし,都心に入ると雪は止み,渋滞もなく順調なペースで談合坂SEに着いた。雪は数センチ積もっていたが,ここからは中央道を北上するにつれて消えてしまった。白く輝く木曽駒が見えると直ぐで伊那ICとなった。

美和ダムを過ぎ,途中で油を確保して戸台登山口に向かう。戸台川沿いの林道に入り,懐かしい橋本山荘をやり過ごして,登山口のある河原着いた(標高1020m)。 ここには既に車が10台程度駐車されており,また,登山補導所も設置されて遭対関係者が詰めていた。計画書を提出して出発した。

戸台川沿いに付けられた道を行く。積雪は大したこと無し。白岩堰堤を過ぎて左岸に移る。河原に付けられたルートは所々凍っていた。気温は大分下がっている。

 丹渓山荘からは樹林の中の登りとなった。緩やかな登りの後,つづら折りの急登の八丁坂となった。(この急登は,登りよりも下山日の下りの方が長く感じる坂だった。)ここを登り切ると,だらだらとした緩やかな登りとなった。風が冷たい。林道を2カ所横切って登って大平山荘に着いた。

ここからまた樹林の中の登りとなり,僅かな登りで長谷村営の長衛荘が建っている北沢峠に着いた。(標高2,030m)車道を少し下り,テント指定地の長衛小屋に着いた。風が唸りを挙げて吹いており,先着のテントは小屋の周りに張り付いていた。約10張り程度か。我々も小屋の直ぐ近くにテントを張ったが,張り終える頃になると強い風は不思議な程ピッタリと止んでいた。

水は小屋の蛇口から流れており,快適なテント生活が始まった。入山祝で大いに盛り上がり,満天の星空に明日を期待してシュラフに潜り込んだ。


○12/28(日) 起床:3:00 天気:快晴 就寝:19:20
BC発5:10────5:40仙水小屋───6:30仙水峠6:45── 8:27駒津峰8:40───── 10:15甲斐駒ヶ岳10:47─── 11:42駒津峰────12:42仙水峠───13:50BC着

今日は甲斐駒へのアタック。満天の星空の下出発した。トレースはしっかりしており,快調に登る。明るさが増す中仙水峠には冷たい風が吹いていた。峠での小休止中に地蔵岳のオベリスク付近から日が昇ったきた。駒津峰を目指して樹林の中を登る。モルゲンロートに映える仙丈岳,そして摩利支天を従えた甲斐駒もその存在感を増してきた。ここから見る北岳は,根張りがシッカリしていて,素晴らしい三角錐の山である。

駒津峰からは忠実に稜線を辿って鞍部まで下る。ルートは直登とトラバースルートに別れるが,トラバースルートを行くことにした。雪は飛ばされてあまりない。摩利支天からのルートに出て,砂礫のひと登りで大展望が拡がる甲斐駒の頂上に着いた。

雲一つない頂上からは,御嶽と中央ア,乗鞍と北ア,八ヶ岳,鳳凰三山,そして日本一の富士山と日本を代表する山岳の千両役者が揃い踏みしていた。満足感一杯の至福の時を持った。

後ろ髪を引かれる思いで,直登ルートを下ることにした。駒津峰を過ぎて仙水峠を目指して樹林の中を下るが,この下りが非常に長く感じられた。仙水小屋で今晩の宴会ビールを確保して明るい日差しの中,BCに着いた。
 早速テントわきで焼き肉パーティーで乾杯したが,3時少し前には陽も陰ると,一気に気温が下がり,早々にテントに入った。


○12/29(月) 起床:3:00 天気:快晴 就寝:20:30
BC発4:55──────5:10北沢峠───  6:33二合目分岐───7:15大滝の頭─────  8:25小仙丈岳8:40───9:40仙丈岳9:50───10:40小仙丈岳──── 11:30大滝の頭────12:00北沢峠─── 12:30BC着

今日は仙丈岳のアタック。昨日と同様天気は最高。北沢峠から一級国道並みに整備されたルートを辿った。昨日よりは風が吹いており,稜線では吹かれるだろうと覚悟して登った。北岳が昨日より大きく見える。大滝の頭を過ぎて,少しの登りで樹林は薄くなり,目の前に小仙丈岳が見えた。広い尾根で,雪はあまり積もっていない。先行パーティーが小さく見えた。

冷たい風に吹かれながら,ようやくして小仙丈岳に着いた。昨日同様大パノラマが拡がっていた。特に,ここからの仙丈カールが素晴らしい。遅れ気味だった加藤さんは,ここで下山するという。ここからは一旦下り広い尾根に付けられたトラバースルートを辿るが,時々突風に吹かれ,雪煙が舞う。仙丈岳の道標が大きく見えると,僅かでその頂上を踏んだ。

風が強くて寒いが,その拡がる眺望には大満足だ。昨日登った甲斐駒と鋸が大きく立派だ。頂上にモーやん得意の万歳三唱を大きく響かせた。大きな声を出すと何故か身体が暖かくなるから不思議だ。それぞれの満足感を満たして下山する。

思い思いのペースで下って行く。仙丈を目指すたくさんのパーティーが登ってきた。小仙丈手前から,南アルプス南部山々の同定をする。塩見と聖の特徴ある山容は解るが,荒川三山と赤石はどれだろうか?それにしても,最高の天気だ。

今日もまた宴会用のビール,酒を長衛荘で確保して,テントに着いた。満たされた気分で今日も終えることが出来た。ここは大きなテント村となったが,数えてみると34張りもあった。


○12/30(火) 起床:5:00 天気:晴れ
BC撤収発7:30──── 7:58大平山荘─── 9:00丹渓山荘9:10─────11:15戸台登山口11:40──── (長谷村・仙流荘)─── 19:00舞木家

予備日の一日はあるが,下山することにした。八丁坂がとても長く感じた。今日もたくさんのパーティーが登ってきた。
戸台川沿いの道から振り返ると,その奥にどっしりとした3つの山容が見えた。甲斐駒と,それに続く駒津峰と双児山である。あの頂に一昨日登ったのだと今更ながら感慨深く思った。

戸台登山口には,数十台の車が駐車されていた。下山の報告をして,仙流荘に向かった。ここからの眺望は凄い。鋸岳の特徴ある山容が陽に映えて輝いていた。露天風呂からそれが見えるというロケーションが素晴らしかった。
高速道も順調で,しかもその眺望が素晴らしい。八ヶ岳と富士山が立派だったが,やはり富士山が良い。雲の上にその姿を輝かせて,一等抜いていた。感動的なその姿に満足した。(それが逆効果だったのか,国庫負担をしてしまった。)
守谷SEで解散後,舞木家を目指した。