信州秋山郷(鳥甲山・苗場山・巻機山)

1期 間   1999年10月8日(金)夜〜11日(月)

2山 域    信州秋山郷からの「鳥甲山2038M」「苗場山2145M」と「巻機山1960M」

3参加者    CL飯島孝夫、SL中野一正、山田有希枝、関谷銃造   (以上4名全期間)

            宮本 昂、小和瀬 弘 (以上2名10/810/10

            菊地一弘(10/7夜〜10/9)、檜山 隆(10/9夜〜10/11  8名参加

4記 録

    当初この山行は12名の参加希望があったところであるが、9/30の東海村放射線事故の影響などにより4名が不参加となってしまった。行けなかった方は、またの機会に是非この山域を訪れていただきたい。

信州秋山郷は平家の落人部落といわれ、中津川沿いに屋敷、和山、切明の3集落が鳥甲山、苗場山にはさまれ、まるで箱庭の中の村落のようなたたずまいである。

近年は自動車道が整備され、冬期間も完全除雪態勢がしかれたが、昭和20年代までは陸の孤島で、例えば冬に急病人が出ると、3メートル余の積雪の中、新潟県津南町までの28キロをソリに乗せ、村から村へリレーで雪を踏み分け運び出したとのことであった。

(行動記録)

10/8  21:00友部県立中央病院集合(飯島、中野、宮本、関谷、山田、小和瀬)

===========常磐道========外環道=========関越道========塩沢石打IC=========津南町========和山登山口着2:40       到着後テント設営仮眠

10/9   鳥甲山登頂   天気 晴   (飯島、中野、宮本、関谷、菊池、山田、小和瀬)

      登山口6:55-------------9:38白ーの頭-----------------11:10鳥甲山頂12:20-----------12:40赤ー------------15:20屋敷登山口                 (和山民宿佐久間荘泊)

  鳥甲山は中津川をはさんで東側の穏やかな山容を見せる苗場山とは対照的に、荒々しく男性的な山である。特に麓から見せる姿は山頂から南の切明側に延びる稜線が、鷲が羽広げたような勇姿を見せている。登山道は、和山温泉「仁成館」の主人関谷清氏が昭和30年代に開いた比較的新しい道である。

 和山登山口は、駐車場が整備されており30台程度は駐車可能である。

  朝食後、屋敷側下山口に車を1台回送し出発した。樹林帯の緩やかな登りを進むとやがて急坂となり、1時間ほどで展望が開け、眼下に奥志賀に延びる雑魚川林道や、遠く志賀高原のスキー場が見渡せる。

  鉄製の梯子を昇ると白ーの頭である、さらに30分ほど進むと剃刀岩という難所にさしかかるが、梯子や針金が整備されており、問題は無い。ただ、積雪期はナイフリッジとなりかなり厳しいであろう。

  屋敷方面への分岐をすぎると程なく頂上に到達する。頂上はあまり広くは無いが、苗場山や岩菅山などの志賀高原の山々の眺望が見事である。頂上で、恒例の祝杯をあげ大休止とした。

 下山は先ほどの分岐まで戻り、かなり急な下りが続き、油断すると転びそうな道の連続であった。頂上から3時間の下りで屋敷側登山口に到達し、本日の行動を終えた。

  夜、東京で農作物の安全キャンペーンを終えた檜山氏が宴席に到着、それまでに1升瓶を空け、かなり盛り上がった宴席が追加1升を注文し、更に盛り上がりを見せ、全員酩酊状態となった。

10/10  苗場山登頂   天気 晴   (飯島、中野、宮本、関谷、山田、小和瀬)

8:45小赤沢三合目------------9:35五合目------------------11:06笹の原----------------11:55苗場山頂13:00--------------15:30三合目===========屋敷温泉==========巻機山清水登山口  (駐車場幕営)

  今回の苗場山登山ルート小赤沢コースは、標高1300mの三合目まで林道が通じており、最短コースである。そのせいか、紅葉シーズンを迎え三合目駐車場は満杯状態でかなり下まで路上駐車の車が並んでいた。駐車場から歩き始め、樹林帯の中の湿地性の斜面を登っていくと五合目である、ここからは傾斜が増し、大きく右へ回り込むように登っていくと急に視界が開け、まもなく笹地の広い草原に飛び出し、頂上方向に木道が延びている。

  頂上台地の大小の池塘と緑の樹林そしてドウダンツツジやナナカマドなどの紅葉のコントラストを堪能しながらしばらく進むと頂上へ到着、尾瀬ヶ原のような賑わいである。

  眼前に赤倉山から佐武流山、白砂山へ続く稜線が広がり、東に日光連山の山々、南に富士山まで眺望は思いのままであった。

 下山後、屋敷温泉で汗を流し、津南で今日帰宅する宮本、小和瀬両氏と別れ、食料を買い込み、今日の宿泊地巻機山の麓清水部落へ向かった。

  キャンプ地は、登山口駐車場手前の鎖のかかった(手ではずれる)道を少し入った所に、工事用に整地された、静かでキャンプには都合の良い場所で焼き肉やシチューさらに関谷さん持参の吟醸酒に舌鼓をうって、早々にシュラフにもぐり込んだ。

10/11 巻機山登頂(登り:割引沢コース 下り:井戸尾根コース)   天気  晴れ

   (檜山、飯島、中野、山田)

4:40登山口------------6:50ヌクビ沢出合-----------------9:18割引・巻機鞍部---------------9:25割引岳--------------9:53巻機山頂11:20---------------13:35登山口============関越道(六日町IC)======赤城IC==========R50========小山==========友部解散19:40

 塩沢町から仰ぐ巻機さまは一等三角点割引岳の頂のことで、の神様そのものであり、常に里のを見守っていてくれたとか。

 夜明け前にテントを出発し、割引沢へと入る。1ピッチ目で夜明けとなり朝食とする。

吹上げの滝、アイガメの滝という大きな滝を過ぎ、やがてヌクビ沢出合に達し、右側のヌクビ沢に入る。ここからゴーロ状の河原を行くとナメ滝登りもあるが鎖もしっかりしており、特に困難な所はない。やがて源頭となり、尾根に取り付き草付きを30分程度上ると稜線に出る。荷物を置き、割引岳へと向かい15分で頂上到着。360度の展望が待っていた。北に越後三山、西に昨日登った苗場山や妙高など、南に東洋のマッターホルン大源太山から続く谷川連峰、東に日光連山とすばらしい眺望を満喫した。

  鞍部に戻り、巻機山頂に向かう、最後の登りがやけにきつい、汗が出る頃御機屋に到着、早速乾杯、最後の頂上でのひとときを満喫した。連休最後の日、頂上は大にぎわいである、中には百名山達成の人もおり、横幕とともに写真におさまっていた。

  休憩後あまりはっきりしない頂上まで往復し、下山とする。頂上での時間をとりすぎ、下で待つ関谷さんことが気にかかる。木道をニセ巻機の鞍部まで下ると避難小屋がある。ニセ巻機を登ると、後はただひたすらに下りである。膝の痛みをこらえつつ下ること2時間で登山口着。関谷さんお待ちどうさま。着替えをし、すぐ帰路につく。連休最後であることから関越道は渋滞しているとのことから、50号経由とする。思いの外早く進み、午後7時30分頃友部に到着、解散とした。

  天気に恵まれ、最高の秋山3日間を送ることができ大満足であった。