屋久島ツーリング・4日目


 3:45分起床。まだ真っ暗な中を平内海中温泉と湯泊温泉に向かって走る
目的は勿論、流れ星を見ながら温泉につかることだ。で、なるべく静かな雰囲気の
中で・・・。
 まずは平内海中温泉へ。駐車場と化している道路には車が数台。うむー、ど
んな感じなんだろうか?
 海岸の方へ下り、所定の場所で着替えて湯船に近づくと・・・いるいる!昼間と同
じくらいの人数が入っている。15人くらいか・・・。全員野郎・・・。おまけに特にうるさ
い地元のオヤジが二人。白髪で「先生」と呼ばれている初老のオヤジと、40歳くらい
で「社長」と呼ばれているオヤジだ。せっかく静かな環境で夜空を見ながら楽しもうと
思っていたのに(じゃなければ、こんな時間に眠い目をこすって起きてまでわざわざ来
ない)、気分が台無しだ。特に「社長」はずーーと喋りっぱなし、「先生」も他人が座
ろうとしたら「そこは俺の指定席だ」なんて言ってどかしてしまうし、極めつけは自分達
が風呂から上がるときに、俺たちに向かって「ちゃんと100円を入れとけよー」なんて言
い放つし。風呂の入口にいろいろマナーを守れとか書いてあるけど、他人のマナーをう
んぬん言う前に、自分たちのマナーをちゃんとした方がいいんじゃないの?!って思った
俺。


 でも上を見上げれば満天の星空で、流れ星も2回見えたし、まぁ満足。
 次、湯泊温泉に行こう!


 さっきとは打って変わって、こっちの
先客は誰もいない。せいせい楽しめる。
こっちは同じ露天でも、男女別だから
人気が無いのか?それとも港湾工事
を近所でやっていて、風呂から見える
景色が悪いから・・・?しばらく入って
いたら地元のおっちゃんが一人で歩い
てきた。近所のおじちゃんのようだ。
温泉を見るなり「なんでこんなに(色が)
着いてるんだ?」と言っていた。確か
に少し白濁がかった色ではあるが・・・。


 しばらく屋久島の話をおじちゃんはしてくれた。昔は山裾から海岸線まで水田や
畑が広がっていて、海もトビウオ漁の漁船で随分賑わったらしいが、すっかり様子
が変化してしまったと懐かしそうに話してくれた。


 話をしていたら今度は20歳くらいのカップルが登場。やっと女の子が来たーと喜
んではみたものの、ここは立って覗いても女風呂は絶対に見ることができない構造
になっているので、残念!とは言うものの、カップルの彼氏の方は、俺が近くにデジ
カメを置いていたのを、隠し撮りをしているのではないか?と疑っていたようで
、急に
「縄文杉の画像を見せてくれ」なんて言ってきて、ちょっとビックリ。縄文杉の写真で
はなく、前に撮った写真を10枚ほど見せたら、もういいです、ありがとうございますと
言った。あまりいい気分ではないな。


 6:10分、キャンプ場へ帰る。まだかみさんは寝ているようだ。せっかく寝ているとこ
ろを叩き起こすほど、俺には度胸がない、いや、起こしては可哀想ではないか。と思
い直しつつ、朝飯の準備を始める。普段のキャンプでは、朝飯はいつもコンビニで済
ませるが、この島にはコンビニが無いので、朝晩自炊なのだ。まぁ通常の生活の延長
と思えばいいもんさ。粛々と朝飯を作り、かみさんが起きてくるのを待っていた・・・。


 8:10分出発。今日は3日ぶりに本州へ戻る日だ。なんかあっという間の4日間だ
ったな。もう今日を入れたら九州を走れるのはあと3日しかない。
 明け方はガスっていた空もすっかり晴れて、ピーカンになった。屋久島に上陸してか
らまぁまぁ天候に恵まれているな。すっかり慣れた南海岸線の道を東へ走る。真っ青
な海と空のコントラストの中で走れて気分がいい。


 8:35分、トローキの滝駐車場に到
。こんな早い時間から観光バスが
3台も居て、駐車場にある物産観光
館はおばさまたちでいっぱい。海に直
接落ちているという、トローキの滝へ
は、ここから歩いて5分ほどの原生林
の中の遊歩道を歩くのだ。
 木々の間からひっそりと見えた滝は
確かに海に怒涛のごとくの水量で海に
流れている。でも遠すぎて音も聞こえ
なくて残念。


 次は安房手前にある、屋久杉自然
館と屋久島世界遺産センターへ向か
自然館は屋久杉のことなら何でも
展示されていて、万人向けの博物館
と言った感じ
。屋久杉は勿論、屋久杉
と屋久島の人々との過去の時代から
の関わりなど
についても詳細な展示
があってグーな博物館だ。


 自然館に隣接している屋久島世界
遺産センター
は、どちらかというとマ
ニアというか、学識を持った人々向け
の資料館と言った感じだ。入館無料
だから大した展示はされていない。
両方見学する必要はないだろう。


 フェリーが12:50分出航、かつ予
約制ではなく、席は早いもの勝ちな
のでそろそろ港に向かわねばならな
い。まだ目的のラーメンも食ってない。


 安房から宮之浦に向かう途中の道路
で坂の向こうに真っ青なう海と空、そし
て道路だけが見えるスポットを偶然見つ
け、写真撮影タイム。先にかみさんが走
っていたので「また写真?!」恐らくは怒
っていただろうけど、許しておくれ!この
景色はもう2度と見られないかもしれな
いのだからさ。でもバイクに乗っているか
ら、さりげない風景でも、心に残る景色
に思えてしまうのかも。バイク乗りでよか
った!


 最後に食うことになっている目的のラー
麺とは、宮之浦港そばにある、「かぼち
ゃ家」というラーメン・カレーのお店
で食わ
せてくれる、「屋久島ラーメン」だ。
 屋久サバの枯れブシでだしをとって、具
には屋久サバの生ブシとトビウオの揚げ
が入ったラーメン
だ。ここはカレーもうまい
ようだが、初心貫徹でラーメンを注文。


 屋久島ラーメンは独特の魚介ダシが
かなり色濃く風味が残っているラーメン
だ。たとえようがないが、まずいわけでは
ない、というか旨かった!これじゃぁ、カ
レーも期待できそう。


 少し早めにフェr-ターミナルへ行く。乗船券を確保できて一安心。でもかなり混雑して
いた。そういえば、さっきの「かぼちゃ家」も後から後からお客さんがどんどん来て、俺たち
が出たときには、外まで並んでいたもんな。ーも期待できそう。
 ターミナルでフェリーをバックに写真を撮ってもらう。女の子2人組。その若さが大事なん
だよな。
 定刻どおり出航する。さらば、屋久島!またいつか来るぞー。


 鹿児島港に到着するとき、バイクの駐輪所でBMW乗りのお兄さんと話をする。彼は
ステアリングのところに色っぽい箱を付けていたので、同じBMW乗りのかみさんに話掛け
させたのだ(野郎から話しかけられるより、女性からの方が誰だって嬉しいに決まっている。
歳は関係なく)。案の定、ETCでのセンサーで、彼はETCのモニターらしい。恐らく来年
あたりにようやくバイク用ETCが発売になるが、モニターさんは使っているETCの機材一
式、まるごと無償で貰えるようだ。俺の愛車、ZR−1100にも装着できるのだろうか・・・。


 鹿児島港に18時過ぎようやく到着。ここから桜島フェリーに乗って、大隈半島の南
にある神川キャンプ場まで走るのだ。出来ればキャンプ場に着いてから、夕陽をゆっくり
見たいと思っていたから、桜島に上陸してからは休憩なしで走り抜ける予定だ。とその
前にフェリーの中で腹ごしらえ。相変わらずうまいね、ここのうどんはさ。


 15分後、桜島に上陸。国道224号
をわき目も振らずに走る走る。混んでいた
国道220号も極力すり抜けを駆使して
走るも、途中で夕陽が沈む!仕方なく、
そこで夕陽を撮影して
、先を急いだ。


 19時過ぎ、ようやく神川キャンプ場に
到着。ライダーが何台か居て安心する

この時期は無料なので人気があるのだろ
う。暗くならないうちにテントを張っている
と、福岡ナンバーのPS250のお兄ちゃん
ライダーに声を掛けられる。後から聞いた
が、屋久島で俺たちと同じ日に、青少
年旅行村キャンプ場でテントを張っていた
らしい。かみさんの黄色いBMWを覚えて
いて、声を掛けてくれたそうだ。



 声を掛けられて盛り上がったところで、
図々しくも、かみさんと一緒に近くの銭
湯へ案内してくれるようにお願いする。
俺は2,3日風呂に入らなくても全然平
気なのだが、さすがにかみさんは駄目の
ようだ。その間にキャンプ場近くのコンビ
ニで買出しを済ませて、一人でビールを
飲んでいたら今度は広島のライダーさん
とも話すようになり、一緒に宴会をするこ
とに。


 勿論見知らぬ同士が会えば、今回の旅行のことを話をする。福岡のライダーは
宮之浦岳にも登ったと言っていたな。PS250は荷物もたくさん積めるし、楽に乗
れるけど、スピードが出ないと嘆いていた。
 楽しい宴会についつい酒が進み、だいぶ酔っ払って、22:30頃寝る。


 今日の走行距離・・・142km