5:15分に小便したくて起きる。嫌な目覚めだ。曇り空だが晴れそうだ。このツーリングもあと二日。1日
だけ散々降られたがあとはまぁまぁの天気。良しとしなければ。
 今日は三陸の気仙沼へ、お目当てのフカヒレ料理を目指して向かうのだ。気仙沼は日本一のふか
ひれの生産量を誇る町で、浜松で食うよりよほど安く料理を楽しめるらしいという情報だったから、とても楽
しみ。


 7:05分キャンプ場を出発。朝だけに犬の散歩のおばちゃんたちがうようよ。近所のコンビニで朝飯。
とりあえず遠野に行ってみたいというかみさんの要望を聞き届けて、国道107号を東に向かう


 遠野は、岩手県中部の山間の盆地の町で、柳田国男の「遠野物語」で有名な童話の町だ。特に河童
の伝説で有名なところで、かみさんもこういう爬虫類(?)系の動物が大好きなので、興味を惹かれたのだ
ろう。


 山間の田園地帯を縫うように通っている国道107号線を1時間ほど走って、まずは道の駅遠野で休憩し、
どこに行くのか相談。かみさんは「遠野ふるさと村」に行きたいというので、そこに行くことに。

 国道340号を少し走って、カッパ渕の伝説
で有名な集落の交差点を県道へ。5分くらい
走ると「遠野ふるさと村」に到着だ。
 幸い団体客はおらず、村内はガラガラの状
態。南部曲がり家と呼ばれる、南部地方独特
の住居がたくさん移設されていて、当時の暮ら
しぶりがわかるという寸法だ。
 建物も当時のままで残されているが、これを
維持していくのはもっと大変だとかで、茅葺きの
屋根を半分ふくだけで、約1千万掛かるらしい。
 おまけに昔みたいに、囲炉裏などで萱をいぶす
こともなくなったから、屋根の痛みも早くて、そう
なると経費ばかりが掛かってしまい、この先この
村も維持できるかどうかわからない、と言っていた。


 このあたりの馬にまつわる祭事の様子などが
展示されていたりして、かみさん、大喜び!!

 遠野見学はここだけで終わってしまったけど、「遠野ふるさと村」はなかなかいい観光スポットだと思う。
遠野を訪れた際には是非行ってみてください。


 遠野から目指す気仙沼へ向かうのは、国道340号を陸前高田まで南下し、国道45号を少し走るのが
一般的で、俺たちもそうしようとしていたのだが・・・いつの間にか国道標識が国道283号になっている。仙人
峠の手前で気づいたもんだから、引き返すのも面倒だなぁと思い、そのまま走ったのだが・・・釜石までは順調
に走れたが、国道45号に入ったら途端にペースが落ちた。


 三陸海岸は昔地理で習ったように、リアス式海岸だ。大小の入り江が湾の奥まで入り組んで、海岸線まで
山が迫っていて、平地が殆どない。そういう所を南北に縦断している唯一の国道だから、混むのも仕方ないか。

 さすがにノロノロペースに疲れて途中のコンビニ
で休憩し、13時過ぎにようやく気仙沼駅前の
観光案内所に到着。早速どこが旨いのか、尋
ねる。おススメは「浜の家」だったけど、時間
で営業していて今からじゃ、もう受け付けないと
のこと。で、最近繁盛しているという、「八珍チ
ャイナ」という中華料理屋さんを勧められた

 観光案内所では「気仙沼ふかひれ味めぐり」
というマップをくれる。


 マップを頼りに一旦国道45号に出て、市街
地から少し離れた場所にある「八珍チャイナ」
へ。なるほど、確かに地元車両がたくさん駐車
されている。こういう店が一番確実だ。
 さっそくメニューを見ながらお目当てのふかひ
れ料理を注文。一番食いたかったのはもちろ
ん”ふかひれの姿煮”だったが、7,500円も
するのは・・・ということで諦めて、姿煮が入った
ラーメン
を注文。あとカニチャーハンも。うーむ、
さすがにふかひれはうまいなぁ。かみさんも何か
注文していたけど、ふかひれじゃなかったような
気がする。他人のことなど、お構いなしだった。


 満腹になったところで、観光案内所のおばち
ゃんが「港のそばにある『海鮮市場』が楽しい
よ」と言っていたので、寄って見ることに。中には
「氷の水族館」や「リアスシャークミュージア
ム」というサメの水族館があったりして楽し
い。
 特に「シャークミュージアム」は、サメ
の生態
についてかなり突っ込んだところまで理
解でき、サメの子供に触れたり、サメが胃袋に
溜め込んでいた物が展示されていたり、おスス
メです。こんな物まで食うのか!?ってビックリ。
中にはナンバープレートまで胃袋に入れている
サメもいるようで・・・ジョーズで人間を襲うシー
ンがあるけど、こんな物を食っているくらいだか
ら、人間の肉は彼らにとってご馳走なのかも。


 同じ建物に、やはりふかひれを食わせる店
があったんだけど、姿煮も2,600円くらいで
こっちの方が遥かに安く、メニューも豊富で、
こっちにしておけば良かった、とちょっと後悔。
でもうまいふかひれ料理も食えたし、かみさん
も満足そうだったからよしとするか!


 16時前に気仙沼を出発。もっと三陸で遊びたいけど、明日浜松に帰ることを考えると、今日のうちに
できるだけ南に居たいので、東北道まで最短の距離で出れる、国道284号で一関まで走って、あとは
できるだけ高速で南下することに。


 のどかな田園地帯を抜け、途中嫌でも目につく、川崎村と一関市の間を流れる、北上川に架かる、
「北上大橋」が目に入り、休憩。

 マップにも書かれているとおり、ここから見る
北上川はほんと昔ながらののどかな風景

いい眺めでした。バイクと一緒に写真を撮れ
なかったのが惜しい。まだまだこんな風景が
見られる場所があることに感謝。変に護岸
工事などをやってほしくないもんだ。


 一関から東北道に乗る。高速に乗ったな
ら風情も何もない。東北よ、さらば!またいつ
か来てやるから待ってろよー。


 途中の仙台付近のSAで遅い晩飯。俺
は仙台名物の「牛タン定食(1,380円)
を食う。かみさんはかにぞうすいを注文。
ここで出てきた牛タンって、俺が普段食う牛
タンと違って、身が厚いのにプリプリしていて
それで柔らかい。仙台の牛タンも他で食わ
なくてはいけないようだ。味も旨かった。


 なんとか福島まで走って、さすがに疲れた
ので、宿を探す。と言っても困った時のラブ
ホテル。バイクで入るのも少し抵抗あるけど、
どうせ旅先だから、関係ないし。宿泊料金
も安いしいいやって感じで、福島IC付近の
ラブホ街をウロウロ。でも何処も満室&意外
と料金が高くてビックリ。30分くらい彷徨って
ようやくチェックイン?本来の目的行為など
そっちのけでビールを飲んででかい風呂に
ノンビリつかって、○○ビデオに何故か熱中
して、疲れた体でも発情してかみさんを
誘うも見事に撃沈してしまった。



今日の走行距離・・・424km