ぐっすり寝れて、5:00に目が覚める。甲板に出てみると空気がひんやりしているが、天気はよい。船上からの
御来光には間に合わず、ちょっと残念。しかし予報では今夜から雨だと。信じられない気分。

朝の別府港で、フェリー到着後に。

 フェリーの中のライダーはやっぱり若者が少なかった。
おばちゃんライダーが多かったのにはびっくり。スクーター
が中高年の間ではブームなのかも。


 いよいよ別府に到着。みんな思い思いにフェリーを
巣立って行ったが、殆どはやまなみ方面へ。俺たちは
まずは朝飯を食うべく、九州でよく見かけるファミレス、
「ジョイフル」に入る。
 朝飯を食い終わったあと、かみさんが頭から突っ込ん
だので、手を掛けたとき、バランスが崩れてそのままバイ
クは横倒しに。初日からついてないねぇ・・・。でも何事
もなくホッと安心。

国道500号沿いの、九州自然動物園付近から九重連山を望む。

 国道500号を安心院に向かって走っていると、右手眼下に温泉の湯気がもうもうと立ち込めている。さすがは湯の
街別府だと感心してしまう。しばらく高速道路沿いの快適ロードを走っていると、今度は左手に鶴見岳から由布岳に
連なる雄大な景色が見えてくる。思わずバイクを止めてデジカメのシャッターを押してしまった。かみさんもようやく九州
に入ったという実感が沸いてきたらしい。連れてきてよかったなと思う。


 さて安心院。かみさんが「安心院に行ってみたい!」というので、やまなみを走りたいのを相当我慢してきてみた。ま
わりはのどかな田園地帯である。コンビニで休憩したとき、


俺「ここ(安心院)にはなんかあるの?」
かみさん「え!」
俺「え!じゃなくてさ、あなたが行きたい場所があるから来たんでしょ?」
かみさん「うーん、よく知らないんだよねー。仕事上でたまたま知った場所だったから来てみたかっただけだし・・・」

つまり!奴には安心院に目的があって来たかったわけではないことが判明したのだった。まぁのどかな農村っていった
風の景色が広がっているから、別にいいんだけどんね・・・。そうは言っても情報が皆無だったので、町の観光協会に
行ってみると


受付のおばさん:「農家民泊も有名ですが・・・」
俺「バイクで走って楽しいところは何処ですか?あと楽しいところも」


という会話があり、とりあえず教わったとおり、
院内まで走って国道387号沿いの石橋を見つつ、安心院に戻
る広域農道を経て、地獄極楽という怪しげな場所
へ行くことに。

院内町にある石橋のうちの一つ、荒瀬橋。

 院内には数多くの石橋があり、この橋が有名らしい、と
いうことで立ち寄ったのが、荒瀬橋。大正年間に造られた
石橋なんだそうな。
 そのあと広域農道を経て、安心院へ戻り、桂昌寺跡に
ある地獄極楽へ。


 案内所のおばちゃん曰く「とにかく行ってみれば面白い
よ」と言っていたが・・・。なるほどー、素掘りのトンネルの
中には石像がたくさん鎮座されている。かと思えば、腹ば
いになって洞窟を通り抜けるような場所もあったり、極楽
は、ほぼ直角ではないかと思われる急な階段(地面は
土)を鎖を頼りに登ると、すばらしい景色がまっている場
所だった。
ただし、階段(極楽)の道はかなり急で滑る。
油断すると真っ逆さまに落ちます。怖いです。

 安心院ICから宇佐別府道路に乗り、しばらく高速クルージングの旅に。左手に由布岳を見つつ、快走。長崎県も
行きたいというかみさんの要望にこたえるべく、やまなみに未練を残しつつも先を急ぐ。でもその前に、ずっと行きたいと
思っていた
秋月へ立ち寄る。

秋月の城下町の大手通り。城跡に繋がっている。
秋月城の門

 秋月は黒田家5万石の城下町。福岡の黒田家の分家のあった城下町だ。こじんまりした城下町だが、風情があり
歩いていて楽しい町並みでした。城下町の入口に石で造られた眼鏡橋があり、周辺の景色とマッチしている。大満
足。


 腹が減ったので、勿論ラーメン!ということで、マップにも紹介されている、久留米の「大龍ラーメン」を食うことに。
行ってみると駐車場は満車。地元ナンバー車が殆どであることを見ると、地元の人間にも受けていることが判明。
大いに期待できそう。店内はトンコツの臭いがプンプンしている。慣れない人だと閉口してしまうだろう。

久留米・大龍ラーメンの「大盛り+おにぎり」。旨い。

 出てきたラーメンの見た目とはうらはらに、意外にあっさり
している。でもトンコツの臭いがプンプンしているが、嫌な
臭いではないから、安心して食える。横浜ラーメン博物館
に出店していた、「魁龍」とはまた違ってうまかった。是非
久留米にお立ち寄りの際は食ってみてください。


 14:10分頃に久留米を出発したが、急に雲行きがあ
やしくなってきた。予報どおり雨が降りそうな気配だ。先を
急ぐことにする。
 国道210号、県道22号、国道34号を経て来たのは
吉野ヶ里遺跡。なんとなく立ち寄っただけだったが、意外
に遊べる場所だった。

 15時過ぎに吉野ヶ里遺跡公園に到着し、邪馬台国時代の歴史文化をばっちり学ぶ。公園はとてもとても広く、
じっくり回ろうと思ったら、半日以上はゆうに掛かる。足が疲れてしまった。当時の建物が想像のもとで復元されて
いて、往時の様子をうかがい知ることが出来た。広い公園内を歩き回ったので、結局出発したのは16:30だった。


 今夜のキャンプ場は、大村湾沿いの国道34号から少し山に入った
「野岳湖キャンプ場」だ。雨が降る前に到
着したかったが、長崎道に乗ってすぐに雨が降り出し、金立SAで合羽を着て走る。こうなったら、何処かで買出し
を済ませて、濡れない場所でテントを張ってしまうのがベストだ。


 18:30、麓の集落で買出しを済ませて、野岳湖へ。車が数台泊まっているようだが、テントが無いところを見ると
バンガローのようだ。俺たちも勝手に炊事場の屋根下にテントを張らせてもらい晩飯を食い、酒を飲みながら話を
して、22:00頃寝たのだった。


今日の走行距離・・・328km