前夜は大いに盛り上がって夜更かししてしまい、起きたのは6:30分。かみさんも同じくらいに起きる。しかし
相当息が酒臭いようだ。ちと飲みすぎたか・・・。


 撤収準備をしていると、山口ライダーさんのうちの一人が「コーヒーどう?」って差し入れしてくれる。ありがたく
いただく。そのうちに4人組みさんは先に撤収が終わり、見送ってから7:30分出発する。
 今日は大根占の「神川キャンプ場」を目指し、薩摩半島をノンビリ楽しむことにする。


 加世田の中心街でガソリンを給油し、ついでに併設されているコンビニで朝飯を購入し、軒先でいただく。今
日も朝からいい天気で、暑くなりそうだ。
 県道29号に入ると、平らな農地が展開されている風景を見ながら走る。30分ほど走って薩摩の小京都と
呼ばれている知覧へ到着
 ここは太平洋戦争時代に、幾多の若者がここから帰らぬ人となった、特攻基地があった顔と、藩政時代に
薩摩藩の外城だった、城下町としての顔を持っている。まずは、特攻基地としての知覧を知るべく、基地跡に
建てられている、平和公園を訪れる。



 記念館の中は特攻隊員の遺品が数多く展示されていて、余りのリアリティさに目頭が熱くなる。俺は3度目
の訪問だが、何度来ても損はない場所である。かみさんもじっくりと遺品類を見ていたようだった。

数多くの若者が飛び立っていった特攻基地跡にたつ資料館。

 ボランティアの方々の実体験に基づいた語り聞か
せのサービスなどもあって、じっくり2時間程度見学
する。家族連れ、団体客に混じってライダーの姿も
かなりあった。
 悲惨な体験は後世に引き継がれるべきという視
点にたてば、とても有意義な2時間だった。今の日
本がどんなに平和かを思い知ったものだった。


 2時間もクーラーの効いた館内にいたので、外に
出るとかみさんがグッタリ。しばらく休憩する。空を
見上げると、早くも夏の雰囲気が


 しばらく休んで10:45分、出発。かみさんが「外
を歩くのは嫌!」というので、武家屋敷街は行か
ず、開聞岳方面を目指すこと。



 知覧の町を南下すると一面の畑、畑、畑。殆どがさつまいもか、茶畑だった。ここは「知覧茶」として、
我が静岡県に負けないくらい有名な茶所だったな。その畑の向こうには遠くかすんではいるが、端正な
姿で有名な、通称「薩摩富士」と呼ばれている開聞岳が見える。県道29号を南下して、南薩広域
農道に入り、適当な場所でバイクをとめて、写真撮影タイム。絵になるよなー

広い茶畑の向こうに聳え立つ、開聞岳

 

 10:50分、開聞岳西側の花瀬崎に到着。別に
何があるわけでもなく、きれいな景色を眺めて,、開
聞岳をぐるっと一周する周回道路を走る。


 さすがに本州の南端だけあって、原生林は殆どジ
ャングルのような感じ。密度が濃い感じ。道幅も狭
くて対向車に気を使いながら、右手に見える海を見
ながら走る。と、突然、怪しい雰囲気のトンネルに
!!
 ここは本当に外周道路なのか!?
と疑いたく
なるくらいのうっそうとした森の中に、ライナープレート
が屋根になっているトンネルへ。思わずしり込みした
くなるくらいの怪しいトンネルだ。でもここで引き返す
のも癪にさわるので、気持ち悪がるかみさんを説得
しトンネルへ強行突入した。!と見えてきたのは意
外にも普通の光景だった


 2箇所のトンネルを抜けるとまた強い日差しの南国の風景に戻って一安心。12:20分、長崎鼻到着。
駐車場にバイクを置いて遊歩道を歩く。正面に開聞岳。白亜の灯台と海と空の真っ青なコントラストが
まぶしい。しかしとてつもなく暑い!かみさんは、子供が遊んでいた竹の棒を無常にも取り上げて、自分が
カニなんかの小動物たちと遊んでいた




 しばらく遊んで、出発する。今度は指宿スカイラインに乗って鹿児島まで走り、そこから桜島へ渡って、
大隈半島を南下するのだ。国道226号へ出て、開聞岳を左手に見ながら走り、県道28号へ。途中、
「イッシー」で有名な池田湖を通って、指宿スカイラインへ。
 

池田湖からもこんなに大きく開聞岳が見える
指宿スカイラインは全線2車線の幅の広い気持ちよい道路

 指宿スカイラインは有料道路だが、道幅も広く、とても飛ばせる道。おまけに交通量も少なくて、快適
そのものだった。こっちが100kmくらいで走っていたら、後ろから物凄いスピードで、地元ライダーに抜か
されたときはビックリしてしまったものだった。


 指宿スカイラインに走ったらあとは鹿児島まで1本道だから、一人で走っても問題ないだろう、と思って
かみさんを置いてどんどん走ってみたのはいいのだが・・・。途中で「あまり先に行くのも悪いなぁ」と
思い直してしばらく待っていたのだが・・・。5分待っても10分待っても来ない。さすがにちょっと心配にな
りかけて、(仕方ない、戻って探しに行くかー)と思い始めた頃に、やっと登場!途中のPAで話を聞い
たら、「すぐのIC(恐らく知覧ICだと思われる)で降りちゃった。間違えた!と思ってすぐに料金所に
引き返して事情を話したけど、お金はちゃんと取られちゃった」とのこと・・・。なんで?と呆れるばかりの
俺だった・・・。


 そんなこともあったりしながらも、15:00分過ぎに鹿児島市内に入った。途端に大渋滞の波に飲ま
れる。いや、素直に国道226号を走って鹿児島港に行けばよかったのだが、それじゃ面白くないし、かみ
さんに鹿児島の繁華街を見せてあげたかったのもあって、西鹿児島駅前から天文館を通って港へ行った
のだ。しかし凄い人と車の量だ。さすがは南九州一の大都会だ。


 鹿児島港もフェリー待ちの車で大渋滞。こりゃー参ったな!と思っていたら前方でおっちゃんが招き手。
バイクは関係なしに、どんどん乗せてくれるらしい。待ち時間なしでフェリーに乗れて大助かり。さっそ
く船内のうどんやで「天ぷらうどん+おにぎり2個(しめて650円)を食う。うまかったのは言うまでも無い。


 10分ほどで桜島へ到着。こっちのほうが更に大渋滞。料金所が桜島にあって、フェリーから降りる
車、乗る車もここで料金を払うからだ
。確かに鹿児島から国分を通って櫻島まで走るよりも遥かに早
いし、楽チンだから混むのもわかるけど・・・。


 そんな渋滞を横目に、桜島に上陸してすぐの道の駅櫻島で休憩。ここで、名物さつま揚げのパックを
購入。今夜の酒のつまみにぴったりだ。あとはバニラとみかんのミックスアイスクリーム。少々高いお値段
だったけど、とても旨かった。
 国道224号を東へ。途中のローソンの看板が、なぜか茶色だったりしているのを不思議に思いながら
走り、途中の有村溶岩展望台へ。溶岩流が海岸まで達しているのが手に取るようにわかって、自然の
脅威を肌で感じる。噴火した際に非難するシェルターもあったりして、迫力満点。


 国道220号に入ってようやく渋滞から抜ける。あとは大根占まで走るだけだ。昨日みたいにキャンプ場
が閉鎖されている心配もない。1時間ほど走って、18:00分すぎに神川キャンプ場に到着。ライダーが
たくさん。今夜は楽しい夜になりそうな気配。バイクを止めるかとめないかのうちに、早速おっさんライダーに
話しかけられ、夜の宴会のお誘いを受けてしまった。断る理由もないけどね。


 そうは言っても飯+酒の買出しもあったので、夕陽を見た後に走って5分のスーパーへ。このキャンプ場
は買出しにも便利だし、コンビニが目の前にあるし、海も目の前で、湾の向こうには薩摩半島が見え、そ
の最南端に開聞岳が見え、とどめが無料という、最高のロケーションだ。多くのライダーが集まるのも不思
議ではない。


 買出しを済ませて帰ってくると宴会が始まっていたので、合流する。

神川キャンプ場の夜はライダーたちで大盛り上がり
香りもいいかまぼこと、鳥刺し。とても旨かった。

 声を掛けてくれたのは、地元鹿児島のライダーさん、ほかに彼の仲間の北九州のライダーさんが二人で
みんなのために料理を作ってくれていた。リゾットやら、いろいろ出てきてどれも旨くて感激。つまみも俺たち
が買ってきたさつま揚げや、特産のかまぼこ、珍しい鳥刺しも出てきた。このあたりでは鳥刺しは普通
に食うとのこと。あたらないというから試しに食って見ると、絶品
。くせになりそうだ。酒のつまみにこの上
ないものだ。


 総勢10人以上、みんなその日限りのメンバーだけど、楽しい時間を過ごせた。俺たち同様、カップルで
来ていた、京都のハーレーの兄ちゃん&彼女さんは、俺の仲良しの後輩にそっくり、彼女さんは、俺が居た
職場の臨時職員さんにそっくりという組み合わせで面白かった。


 バイクの話や、情報交換などで盛り上がり、23時頃就寝。


 今日の走行距離・・・225km

有村展望台で溶岩を食う
鹿児島からわずか10分の船旅の桜島フェリーから桜島を見る