昨年も入ったが、いつもよりお湯は熱くない!これなら俺でも少しは長湯ができそうだ、と言っても普通の
温泉に比べれば充分熱いけどね。他の3人も「あちー」って叫びながら入っていたし。それでもせっかくなので
10秒我慢してもらって記念撮影。


 宴も佳境に入り、酒も切れて寒くなったので、21:30分に就寝。明日は5時起きだ。
 今日の走行距離・・・252km


 晩飯は簡単に、レトルトカレー。それに加えて
酒の肴ににしんの糠漬けを購入。それを炭で
あぶって焼いて食う。旨い旨い。さばの糠漬け
がしょっぱいのに対して、にしんはさほどでもない。
お茶漬けで食ったら旨いんだろうな。


 腹も満たされたところで、いよいよ熊の湯へ。
2005年の冬から春にかけて、ポンプが壊れ、
町で修理する金が捻出できずに、募金を募っ
ていたとかなんとかで、新聞記事も張ってあった。
ありがたみを噛み締めながら入浴させてもらう。
 と入っていたオヤジから怒鳴り声が!「ちゃん
看板見てからはいれー」。そう、ここはこの地
元のおっちゃんたちとのやり取りも名物化して
いるのだ。とにかく先に体を流してから入らない
と必ず怒鳴り声が飛んできます。でも決して
逆らわないようにね。俺たち4人も全員言われ
ました。


 説明するまでもないと思うが、一応。キャンプ場
は勿論「国設羅臼温泉(名前が変わったのか?)
です。2003年くらいまでは無料だったのに、昨年
くらいから、300円くらい徴収されてしまった。でも
相変わらず人気が高いキャンプ場だ。というかここ
以外にもあるけど、ヒグマが出て使用禁止だったり
するから、ここしかないというのが正直なところ。


 人気の一つに道路の反対側に「熊の湯」という
無料の露天風呂があるから。混浴じゃないのが玉
に傷だけど、いい風呂なんだな。それにサイトもこ
じんまりしていて、ファミリー用とライダー用で別れて
いるのも嬉しい。この時期としては混雑していて、
下の方にテントを張り、買出しへ。

 知床峠からちょっと下がったとことで、またまた写真をとりまくり、その後はいよいよ”スペシャルステージ”を
攻めた。そうそう、言い忘れていたが、このツーリングの前に、ようやくマフラーを変えたのだ。予算の関係で
チタンではないけど、見た目も充分満足できる、ストライカーのマフラーだ。


 こいつのおかげかどうか分からないけど、今までよりも吹き抜けが良くなり、車体も随分軽くなった分、下
りでもブレーキを掛けても今までより利きが良くなった感じがしたし、吹かした時のレスポンスもいいので、調
子に乗って、直線部ではアクセルをギリギリまで吹かして、カーブの手前でギアチェン+エンブレ+ブレーキ
という感じで苦手な下り坂も攻めることができて、非常に楽しい。走遊会きっての速さを誇る、先頭を行く
ためさんのことを初めて「遅いなー、もっと早く走って!!」って思ったほどだった。後でその話をしたら「い
や、荷物が心配で飛ばせなかっただけだよ」なんて言ってたけど・・・。


 本当は暗くなるまで何往復もしたかったけど、買出しもあるし、暗くならないうちに炊事も終えたいので、
明日の朝また走ろうということになり、キャンプ場へ。



 来た道を戻って、いよいよ知床横断道路だ。
この分なら山頂も、向こうの羅臼も晴れている
に違いない。
 ウトロ側はどちらかというと、直線的な道で勾
配もさほどきつく感じないが、羅臼側はうって変
わって、最高のスペシャルステージが待っている。


 直線的な道路を思う存分かっ飛ばして、あっと
いうまに山頂近く。ここでデジカメを構えて、みん
なが走り去るのを写真に撮影。ついでに道路の
向こうに海が映える風
景もついでに撮影して、知
床峠に到着。峠からは国後がくっきり見えて、俺
も初めて国後の北にある爺爺岳(1,822m)が
見えた
。これにはかなり感動したものだった。


 夕方に近いということもあって、思ったよりは車
の数が少ないけど、解禁になったらバス待ちの
渋滞ができるのは明らか。
 天候もすっかり回復し、目の前に知床連山を
見ながらのツーリング
。気分は最高!


 岩尾別温泉へは、知床五湖へ行く分岐を右
に入って5分くらい走った場所にある。途中鹿の
親子連れなんかを間近で見れる。
 風呂は3段になっていて一番上が熱く、寒くな
ったら上の段に移動して温まるといった感じ。勿
論混浴で、俺たちが入った時には中年のおばち
ゃんたちが入っていた。気持ちよかったー。

 知床で温泉といえば、カムイワッカの湯が真っ先に思いつくが、今年から当分の間、マイカーでは行けなく
なってしまった。7月から8月のピーク時に限って、バスによるピストン輸送で乗り入れが可能らしいが、それ
以外の時期については、一切車両の通行を認めないということだ。理由は「道路工事のため」としているが、
工事が完了したら、世界遺産で貴重な自然を保護するためという名目でそのまま車両が通行できなくなっ
ってしまうんじゃないかと疑わざるを得ない。
 まぁそんな先の心配をしても仕方ないけど、とにかくまだバスによるピストン輸送も始まってないから、カム
イワッカは諦めざるを得ない。さのくんはそうとうショックだったようだ。仕方ないから、手前の「岩尾別温泉ホ
テル地の崖」の露天風呂を目指す。


 店内は混雑していた。俺はうに丼にも惹かれたが初志貫徹を貫いて「鮭親子丼(1,470円)」を注文。
他の3人もためさんがうに丼を注文した以外は揃って「鮭親子丼」を注文。しかしメニューを見ていたら珍し
い食い物がたくさんあったので、「めふん(鮭の肝臓の塩辛、315円)」「マスのすけのルイベ(刺身の凍っ
たもの、1,260円)」
を追加注文した。


 そういえば、明日か明後日には知床が世界遺産
に登録されるとかなんとか言ってったっけ・・・。観光
で食ってる人たちにとってはチャンス到来だけど、地
元の人々はどんな気持ちなんだろうか・・・。
 世界遺産の推薦理由は確か「特異な自然の循
環が見られる」からっていうことだったような。新聞で
も書いてあったけど、地元の漁業関係者にとっては
かなりの死活問題らしい。これまでのように漁業が
出来なくなる可能性があるとかないとかで、だいぶ
もめたらしいですな。


 まぁ難しい話はさておき、とにかく観光客でごった
返している中をかきわけて、なんとか記念撮影だけ
でも撮った。
 ちょうどオシンコシンの手前で霧が晴れて再び青
空になってくれたので、きれいきれい。


 お楽しみの「鮭親子丼」まであと10分も掛から
ない。急がねば!


 5分も走るとバスターミナルがあり、その真正面に
目指す「一休屋」さんがあった。ライダーが3台。き
っと同じ情報誌を見て来たんだな、きっと。


 朝も誰も来なくて、俺が独り占め。気分はいい
けど、なんでみんな入らないのだろう?ためさん&
たいよーコンビは昨日の宴会で、「明日は絶対風
呂に入って体を洗いたい」と息巻いていた。そうで
きるといいですねー、と言葉では返答したが、残
念!今日はめちゃ熱い熊の湯なんですよ。体洗
えたかなー?


 朝飯を食わずに、9時過ぎ出発。あいにくの曇
り空。北海道では特にそうだが、峠の向こうとこっ
ちでは天気が全然違うっていうけど、そうだといい
のにな。


 国道243号の美幌峠までの道は完全2車線
で高速ワインディングが楽しめる、朝からスペシャ
ルなステージが待っている。

 昨夜も飲みすぎて、6時には起きれず、7:10分に起きる。大寝坊だ。それでも二日酔いの臭いが
あったので、朝風呂をしに池の湯へ。

 簡単に美幌峠まで走ってしまい、峠近くに行くと、見事な青空が見える。これは美幌側はピーカンか!?
と思いきや、まさにそのとおり。屈斜路湖側だけがガスだったのでした。


 せっかく展望がいいので、美幌峠のドライブインで朝飯。幸い、ちょうどオープンしたばっかりで客も殆ど
いなくてラッキー。名物となっているらしい「美幌天丼・大盛(800円)」を注文。出てきたものはサンプル写真
とは似ても似付かぬ豪勢なもの。まいたけ、アスパラ、ししとう、野菜、シメジなどの天ぷらがどっさり。運んで
くれたおばちゃんに「こんな量とても食いきれないよー」って言ったら「皆さん殆ど完食されますよー」だって。こう
なりゃ意地でも食ってやる!ということで意気込んで食ったが、半端じゃない。でも俺はなんとか完食。量も
ビックだが、味もうまい。特にまいたけの天ぷらがでかくて旨かった!ごちそーさん。


 美幌峠からは晴れている下り坂を一気に下る。草原地帯を抜けると樹林帯の中に入り、あっという間に美
幌に到着。ここからは国道39号線を網走まで。女満別あたりで真っ盛りのそば畑が一面に広がっている
晴らしい風景
に出会って写真撮影。


 

 網走からは国道238号を北上し、道道76号で
能取岬へ。あまり有名じゃないけど、かなりお勧め
のビューポイントだ。晴れていれば真っ青なオホーツ
クの海と、遠くに連なる知床連山と、可憐な花をつ
けたお花畑が見事な場所。でも今日はあいにくの
曇り空。空も海もお花たちも隠れてしまい、残念。


 おまけにまだ完全舗装化されてなくて、所々にダ
ートが残っている。でも沿道の風景はグッド。特に
岬に行くまでの、能取湖の景色がよいです。


 あとは知床に向かうだけ。今日の昼飯は、ウトロ
にある「一休屋」さんの鮭親子丼で決まっている。
北海道に上陸してからまだうに丼、たらこ丼などの
お決まり丼を口にしていない。


 朝方は晴れていたのに、オホーツク沿いにきたらまたガスの中。濃霧ではないけど、日が当たらない分、かなり
寒い。網走のちょい先の温度計は14℃。小便も近いし、腹も減ったし、寒いしでたまらずに小清水の道の駅
で合羽を着る。


 国道334号は快適な2車線道路。晴れてれば知床の山々や斜里岳が見えて気持ちよい国道だけど、曇
っているうえに観光バスもやたらと多いので、スピードが出なくてイライラが溜まる。
 小清水から30分ほど我慢の走りをして、13時すぎにようやくオシンコシンの滝に到着。昔は観光バスなんて
殆ど立ち寄らず、路線バスもちょこっと紹介するくらいの寂しい場所だったのが、いまや一大観光地化している。

 「めふん」はオス鮭だけの肝臓で作っているとの
こと。変に塩辛くなくてうまい。酒が欲しくなる絶品
だ。
 ルイベはご存知冷凍にしてある刺身。特に川魚
は寄生虫がいるということで、普通は生では食わ
ないのだが、ルイベにすれば生を楽しめる。
 毎年100本くらいのマスが取れるということだ
が、今年は半分くらいの漁獲高しかなくて、とても
貴重なものだと言っていた。
 口の中で溶けるような食感でうまかった。勿論、
お目当ての「鮭親子丼」も旨かったのはいうまでも
ない。
 ようやく腹も満たされて満足満足。あとは温泉に
入って知床横断道路を爆走するぞーー!!