19時過ぎに野塚キャンプ場に到着。水平線に
落ちる夕陽が見れなかったのは残念だった。また
何時の日か、きっと見よう。


 周りを見ると殆どがファミリーで、ライダーらしき
人は俺ともう一人だけ。今夜はラジオと酒が友達
になりそうだ。


 着替えるとアブらしき小さな虫が俺にまとわりつ
きはじめて、とてもかゆい。特に足が集中攻撃を
受けている。叩いても叩いても全然追い払えずに
一度叩くと10匹くらい潰れる。とにかくかゆみが
凄くて落ち着いて晩飯の支度ができないから、仕
方なく売店で虫除けスプレーを購入する。体中に
スプレーをしまくるとようやく落ち着いて準備ができ
るようになった。夏の北海道は虫除けスプレーは
必須ですよ



 さっき分けてもらったタラコとラーメンライスで腹を
満たして、ビールで乾杯し、「今年はふがいない戦
いが続いている」という日ハム戦のナイターを聞き
ながら焼酎を飲み、21:30分頃寝たのだった。


 今日の走行距離・・・319km

 神恵内まで下って、途中の雑貨屋さんで買出し。たらこ1パック1,050円を半分で売ってーってお願い
したら、丁寧に半分にして売ってくれた。
 夕暮れ迫る積丹半島を神威岬向けて走る。さすがに夕暮れになってきて涼しくなってきた。おまけに風も
出てきて肌寒い。
 神威岬は駐車場から歩いて15分くらいの場所。昔は女人禁制だった場所だ。細い遊歩道をアップダウン
を繰り返して歩く。しばらくして振り返ると本州では見られないような素晴らしい風景が


 岬の先端には灯台とベンチがあり、既に2人がおおきなカメラを持って太陽が落ちるのを待ち構えていた。
俺も早速三脚を取り出して場所選び。ポイントは、湘南海岸にある烏帽子岩みたいな岩をどうやって構図
の中に入れるかがポイントかなー。寒い中待っていると次から次へカメラマンたちが押し寄せてきた。


 肝心な夕陽は途中から雲の中に隠れてしまい、水平線への夕陽は見れそうになかったので、適当に写真
を撮って
、急ぎ退散。


 テントを張り終えたら夕暮れまではフリータイム。
今日の夕陽は絶対に神威岬から見ると決め
ているから、日没時間に合わせて神威岬へ到
着できるように計画を練る



 まずは積丹岬へ向かう。駐車場から勾配のきつ
い坂道を10分くらい歩くと、真っ青な海と空のコン
トラストが素晴らしい風景に出会えた。
 ライダー数人と出会ったが、話すこともないまま、
次の目的地である、「ふるびら温泉一望館」へ
向かう。ここは旧校舎をそのまま再利用した温泉
で懐かしい雰囲気を味わえる人気のある温泉ら
しいが・・・。ガーン、なんと臨時休業。それにてっ
きり木造校舎だとばっかり思っていたら、古びた
鉄筋コンクリートの校舎で、がっかり。


 まだ時間があるので、マップに「道内では数少
ないワインディングロード」と紹介されていた、
道道998号、トーマル峠を攻めに走ることに

 と走り出したらポツポツ降り出してきた。上空
を見るとさっきまでの青空が嘘のように真っ黒に
変わっている。でも本降りにならない感じだった
ので、そのまま峠に向かって突っ込んで見た。


 峠に向かってグングン標高を上げて行き、適度
にワインディングが楽しめて面白いかも。知床横断
道路には全然物足りないが、そこそこ楽しめる。
 しかし神恵内側に入ると雪よけトンネルばっかり
で風景が楽しめずに雰囲気なし。

 

 15時前、今夜の宿営地である「野塚野営場」に到着。先にテントを張ってしまい、身軽になって積丹
半島めぐりをする。ここまでの道路は断崖絶壁の海岸線を見ながら走れて見飽きることがない。
 野塚キャンプ場は無料のキャンプ場で、海水浴場のキャンプ場だ。でも積丹にはほかに積丹岬キャンプ場も
あるが、820円もするので、ここしかないということで、ライダーがいるかどうかは別にしてここに決定する。


 店の前には神奈川からのハーレー軍団が10台くらい。店内に入ると一目見ただけで柄悪そうなライダー
たちがちょうどうに丼を食い終わったようだった。テーブルの上にはビール瓶数本もある。飲酒運転か。許せな
い野郎たちだ。いい歳したおっちゃんたちだったが、分別はまるでないようだ。しかもこの「なぎさ食堂」の常連
さんらしく、店のおばちゃんたちと仲良さげに話をしていた。


 勿論、「うに丼大盛、3000円」をご注文。宿なんかで高い料金を払うより、こういう時こそケチケチ
しないで大金を使うのがビンボーライダーの醍醐味だ

 5分くらいたってお待ちかね「うに丼大盛」だ−。うまそうー。早速口にほうばってみる。身がプリプリしていて
磯の香りがプンプンしていて、甘くてうまい!なんと贅沢な丼なんだろう。聞けば、あっという間になくなってし
まう「バフンウニ」のうに丼もあるらしい。またチャレンジしなくては。
 食い終わった後に、この店の名物おばちゃん、なぎささん(?)と記念撮影。


 近くまで来ていると思うけど、案内看板が無い
のでなかなか見つけられず。仕方ないから農作業
をしていたおじさんに道を尋ねると、
「道路(国道)沿いの広い駐車場から入ってくん
だよ」って丁寧に教えてくれた。
 ということで言われたとおりに行き、川を下りて
いくと、
「おおー!!」
ってな感じで野性味溢れる湯船が二つ。
 
 すぐにスッポンポンに変身して、まずは上流側の
大きな湯船へ。熱くて入れない!
 下流側の小さい方はちょうどいい。ぬるくもなく、
熱くもなく、ずっと入っていたい温泉だった。美女
が居てくれたらもっといい気分だったのに。
 勿論、一人占め状態で温泉を満喫できた。

 今日の最終目的地は積丹半島だが、昨日走りすぎたので今日はノンビリとツーリングを楽しむことに。
まず目指すのは、「オサルの湯」という混浴露天温泉。なんでも川岸に湯船があって満水時には水没す
という、大自然の中の温泉だ。
 国道276号を美笛峠を越え、国道453号に入り、小さな集落をいくつか過ぎるとそろそろ到着できる
はずだったが・・・

 道道66号をニセコの街中を通って走るといよいよワインディングの連続するパノラマラインのハイライト。
と言ってもさほどのヘアピンがあるわけでもなく、どちらかというと景色がスペシャルな道路だった。おまけに
俺が走っている間に羊蹄山はすっかり雲に隠れてしまって、何も見えず。まぁせっかくだから、神仙沼にでも
いって見るかーということで、駐車場にバイクを置いて15分のハイキング。


 ハイキングと言ってもさほどのアップダウンがあるわけでもなく、木道を歩いていくこと15分、目の前には
美しい湿原地帯が広がってきた。こりゃ、確かに見る価値があるな。来て正解だった。


 見えそうでなかなか姿を現してくれない羊蹄山
を見ながら走り、10:40分、真狩村の「細川た
かし記念像」に到着。
 街中の公園内にあるのだが、公園内を流れて
いる川がとても綺麗。いい場所で産まれたもんだ。
バイクを置いて少し歩くと、羊蹄山をバックに歌う
細川たかしの像がある。


 彼の代表作と言えば「北酒場」「矢切の渡し」
くらいしか知らないが、像の右側には手を触れると
彼のヒット曲を歌ってくれるという面白い機能
がつ
いていたので、早速手を触れて見る。
 まずは「北酒場」。ちなみに手の大きさは細川
さんの手形の大きさらしい。


 あの独特のイントロとともに、流れてきたー。
思わず口ずさんでしまい、像と同じポーズで記念
撮影。


 近くには広島から来たという老夫婦がいたが、
そんなことも気にせずに歌っていたのだった。歌が
終わると老夫婦に話しかけられた。なんでも4月
から北海道に上陸しているそうで、もう4ヶ月目
だと言っていた(羨ましいー)。でもバックパッカー
じゃないから、とてもそんな長旅をしている風体
じゃなく、俺のほうが小汚く見えた。


 その老夫婦が言うには「せっかくなんだから、
パノラマラインの途中にある『神仙沼』に行か
れたら?景色が素晴らしいから
」ということだっ
た。駐車場から歩いて15分くらいだが、それだけ
の価値があるという。この時点でかなり暑くなって
きていたので、この格好で15分もハイキングする
のもどうかなーと思い、まぁその時の気分で歩く気
分になったら行ってみよう、くらいしか思わなかった。
 11:00分、いよいよスペシャルステージ、ニセコ
パノラマラインに向けて出発。

 次の目的地はニセコ周辺のスペシャルステージ=ニセコパノラマラインだ。でもその前に気になるスポットを
発見。真狩にある細川たかし記念像だ。
 国道276号を西へ走り、羊蹄山が隠れている姿を見ながら道道97号へ。羊蹄山麓の環状線みたいな
道路で、周辺は野菜畑が広がっていた



 テントを出て湖を見るとなんとも素晴らしい風
景。湖面は穏やかでキャンプ場だというのに朝も
静かで気分が良い。


 溜まった洗濯物を昨夜のうちに洗濯しておいた
ものを、朝の撤収ついでに乾燥機に放り込んで
おいてる間に朝飯を食う。
 少しノンビリしてしまったが、洗濯物も乾かすこ
ともでき、支笏湖の朝の静けさも感じることができ
満足満足。


 美笛キャンプ場、料金さえもう少し安けれ
ばかなりいいキャンプ場です。直火が出来る
っていうのが大きいね
。8:40分出発。

 昨夜はなかなか寝付けなかったのに、朝日がテントの中に差し込んで、テント内の温度が急上昇して暑く、
5:50分起床。眠いー。しかし昨日とは打って変わってピーカンだ。

 

 パノラマラインを下りていくと、日本海に臨む
岩内の町が見えてきた。どうやら俺には羊蹄山
は縁がないようだ。まぁまたリベンジすればいい
か。
 ワインディングとは程遠いカーブを下りていくと
岩内に到着。腹が減ってきたような気もするが、
今日は積丹のうに丼を食うまでは何も食わない
気でいるから我慢する。


 国道229号は日本海を左手に見ながら走る
国道で、別名「雷電国道」。でもその怖そうな名
前とはうらはらに、天気が良く波も静かで、走りや
すい道路。
 時々休憩しては走って、神威岬を通り過ぎ、
目指す「なぎさ食堂」に13:55分到着。