ウィッチブレイド 1-24

視聴感想トップ

ウィッチブレイド

01 / 02 / 03 / 04 / 05 / 06 / 07 / 08 / 09 / 10 / 11 / 12 13 / 14 / 15 / 16 / 17 / 18 / 19 / 20 / 21 / 22 / 23 / 最終回
 第1話 始
2006/4/7

「あんたじゃ…物足りない」

うぉ〜、なんかまためちゃめちゃGONZOらしいB級くさいのがきたぞ!
巌窟王やバジリスクのようなのもいいけど、これこそGONZOってカンジ。

東京タワーがひしゃげて沈んでるのは水天宮の復讐のせいですか?
1話目から「どしたんその作画」というところやモブシーンの手抜き加減、
制作陣もスピグラ臭がぷんぷんするぜ!クレージーなハチマキが演じる
敵ドリルはユーフォリアだろ?ドリル大好きで歯が宝物なんだよね?
娘のリコもカメラマンに「私を連れて逃げてください」だしそんなん言ってません

主人公が何しろ能登!能登がボケボケ母さんですよ!
一人ぼっちとか、1つだけ仲間はずれがいやといって船からも落ちそうになる
のんびりしてあまり頭のよくなさそうな巨乳母さんは、6年前に起きた災害で
壊滅した東京の「ナルポイント」にいたにもかかわらずほぼ無傷で娘と共に
保護されたのだそうだ。娘曰く、この母さん料理などは何もできないとか。

その時記憶を完全に失っていて、母子手帳のおかげでかろうじてふたりが
親子である事が確認された…という事は、本当の親子かどうかやっぱり
不明ってことじゃないか。母子手帳なんか別になんの証拠にもならんだろう。

「児童庁」ってこう書くのかな?「児童町」じゃないよね?
自分の娘とは思えないと漏らしてたというのが問題のある母子っぽい。
母子寮を出なければならないのに雅音に生活能力がない為、娘と別々に
暮らさねばならない事をイヤがって東京に逃げてきたのだそうだ。
東京は今、人間をぐちゃぐちゃミンチにする殺人事件が多発。
刑事、カメラマン、メガネ、傷の男と第1話らしくキャラが顔見せ。
カメラマンが飴を口に放り込む作画がやたら凝ってて笑った。

トロいけど車の運転はできるんだな。でも娘乗ってるのに幅寄せはやめい!
ツートンが縦スピンしてるのにケガもないってどういう事だ!
雅音の右腕には痣のような紋章があったんだけど、何やら怪しいのがいると
痛み出す仕様らしい。ドリル登場のピンチに眼の色が変わり変・身・!

輝彩滑刀できわどいセリフで迫るドリル怪人を一閃!
逃げ出したものの麻酔弾を撃ち込まれてヘロる雅音の右手の甲には「牙」の
ゼッドのように何やらジェムが埋め込まれてブレスレットのようになった。

「ウィッチブレイド装着者です」
アバンの説明によればウィッチブレイドは最強(最狂?)の武器であるとの事。
本来はタイツがなくてほとんど尻丸出しの素肌だったらしいけど、
少佐のハイレグにもゲンナリする身としてはタイツバンザ〜イ!


 第2話 惑
2006/4/14

「いきなりおまえ呼ばわりはないんじゃない?」

ウィッチブレイドの説明と、その持ち主が導示グループなので、
適合者たる雅音もグループの持ち物になるというジャイアニズム。

雅音と話す高山局長や局長と瀬川の会話からはかなり重要な事がわかる。
まず、6年前の都市壊滅は導示グループが手に入れたウィッチブレイドを
搬送中に起きた事故であり迷惑、雅音たちはその中心点たるナルポイントで
ウィッチブレイドに遭遇したのだろうということ。
雅音がその事故で記憶を失ってる事は前回わかってたけど、さらに
新たにIDの再発行を受けていて、やはり身元が全く不明である事。

そしてウィッチブレイドが最強の武器であり、闇の歴史の中ではそれを
廻って争奪戦が繰り広げられてきた事と装着できるのは女性に限ること。
けれど適合条件については不明であり、今のところ雅音の腕にはめられた
ウィッチブレイドを外す技術はないこと…などが語られた。
これだけでも大した情報量だけど、多分脚本が上手なんだろう、
今こうして書いても大事なポイントはスラスラと出てくる。

それに加えて今回はいろんなキャラが出てきたなぁ。
児童福祉を掲げる「ナソエフ」と、その代表のフルミズこと「ファーザー」
というまた見るからに怪しげな人物もウィッチブレイドを探してるみたい…
なんだけどさ、ファーザーと聞いて思い浮かぶのはもうあのお方しかいない。
一方でリコがくっついていった斗沢サイドも人見知りの占い師・ナオミや
ハスッパだけど人情家っぽい女主人マリコなどキャラが増えてきた。

ラボに運ばれた雅音の座席側だけが外れるギミックは笑ってしまった。
何がなんだかわからないまま運ばれたのは地下に作られた擬似的な街。
「見せてもらうぞ、ウィッチブレイドの力を」
敵の気配を察したのか変身する雅音。
そして再び逃げ出したリコは母との待ち合わせ場所へ…

それにしても眼が覚めた時や局長と話す時とか、雅音を見ると

乳しか眼に入らない

のはどうかと思う。
いや、こんな事ではいけないよ自分と思って顔に視線を移すんだけど、
結局最後は乳見てんだよ。雅音がウィッチブレイドに変わった時は
四つん這いになってるんだけど、乳がぷるんと跳ね上がったのを見て
「おお〜」とか思ったし。なんともいい乳アニメだ。

これ面白いわ…雅音の物語の一方でリコサイドの話も堅実に進んでるし、
スピグラの最初の頃のなんともいえないアンバランスさを修正したら
こんな感じになるんじゃないかと思うようなバランスのよさがある。

制作がCBCなんだから東京タワーじゃなくて名古屋タワーにすればいいのに…
え?ダメ?じゃ名古屋城に上ってシャチホコ投げて戦うとか…あ、それもダメ?


 第3話 抗
2006/4/21

「チーンってね」

ユーフォリアエクスコンは温めたがる電子レンジ。
これ絶対スピグラだって!GONZOのセルフパロとしか思えないって!

ウィッチブレイドを装着した雅音は意識がどの辺まで残ってるんだろう?
最初は爆発が起きたので気を失ったというのは仕方ないにしても、
街で黄シャツのエクスコンを倒した後は結構普通にヘリに乗ってたし、
そのあたりの描写がなくてよくわからない。

それにしてもIウェポン(?)と戦う雅音をサーモグラフィで見ると
胸もやたら赤かったけど、あんなところがホントに熱いのかな?
突進していきなり吹っ飛ばされた時は吹き出した。カウンターかよ!
バトルシーンがちょっと単調かな。ことに今回は2回あったせいか冗長。

リコは第1話で乗せてくれた船のおじさんにまた船に乗せてもらい、
待ち合わせを約束した東京タワーにたどり着く。
それにしてもいい人そうに見えたあの女は実はスリだったのか。
でも雅音と再会しちゃったので斗沢はこれからどう絡んでくるのか…
と思ってたら、予告ではマリコさんのビルに住むような雰囲気だった。

新たな装着者も出てきたし、ファーザーもウィッチブレイドの装着者を
探せと言ってたし、倒したと思ったのにまた新たな?それとも同じ?
電子レンジエクスコンも「温めたい」と言ってたし、まぁまぁかな。
バトルシーンは単調になりやすいのでその改善がネックかな。

「雅音さん!もう少し降りてから…」
冷たいだけのやなヤツかと思ってたけど、瀬川が斗沢ともども
翻弄されキャラとしていい味を出してきたら結構面白くなるかも。

アムドライバーの頃の松風雅也はちょっと…だったけど、最近は
一目連や鏡夜などそんなにニガテでもなくなってきた元々ブルースでは許容できてたが


 第4話 動
2006/4/28

「ママの方が大きいよ!」

雅音のムネには「ムネデッカチ」という名の未知の物体が住んでると思う。
ホント、デカいしぶるぶる揺れるしむにむにむにむに形も変わるし…

「見張りってワケ?」「お世話係と言ってください♪」
なんとなくユート臭さを感じさせる瀬川がお気に入り。どうせなら瀬川も
おまえも彼女を見張る為に雑居ビルに住めと鷹山に命令されればいいのに。
「いいだろう。好きにしろ」「あ、そう」「うそぉ?」
ここの携帯でのトリオ漫才はちょっと面白かった。

マリコさんと雅音のデカパイ同士の罵りあいは面白かった。
それにしてもリコはすごい!「何でも屋・アマハ」として不動産屋に
電話させて部屋を借りるなんて天才策士だよ!6歳なんて思えないよ!

「玲奈さま…」
カップ片付けなくていいって言ったから、あ、コイツ絶対ヤばい、
なんか変なことやるぞと思ったら案の定カップのルージュにちゅう。
ウィッチブレイドの適合者はどんな人なんでしょうって、とりあえず巨乳です。

この玲奈も部下も青い石のブレスをつけている。
どうやらこれまでエクスコンに狩られてたのもウィッチブレイドの適合者?
なのか、玲奈は殺されてる人間を「姉妹」と呼んでいた。彼女はナソエフの
一員であり、個人的に鷹山とも繋がりがあるらしく、かつファーザーの
「娘」であるらしい。もちろん「姉妹」全てが彼の育てた「娘」という
意味なのか、彼女だけが実の娘なのかはまだわからんけどね。

「それも多分、一体じゃない…」
あ、やっぱり電子レンジユーフォリアは複数いたんだな。
それにしても3人並んで「チ〜ン」はキモーい!襲われた女性も確かに腕に
青い石の入ったブレスをしてるけど、翌朝には真っ黒焦げに焼かれちゃった。

自分たちをエサにした玲奈たちの戦闘の気配を感じ、走り出す雅音。
そこにいたのは電子レンジどもを軽々と切り裂く、自分とは形状の違う
ウィッチブレイド装着者たちだった…

なかなか盛り上がるボインボインの女とボンキュッボンの女の戦い…
って、なんだっけと思ったらやっぱりキューティーハニー(旧作ね)だなぁ。


 第5話 探
2006/5/5
マサムネさん…?」
ママ、胸おっきいもんね!
何しろ彼女に合うブラが売ってないですから。
ノーブラでいようかなと呟く雅音に「ダメ!垂れるから!」と
手厳しいリコに笑った。ムネデッカチも苦労してるんですなぁ…

玲奈たちはウィッチブレイドとは違う「クローンブレイド」という
ネオ・ジーンから作り出されたウィッチブレイドの模造品らしい。
中でも玲奈は「レディ」と呼ばれる一級品で、ネオ・ジーンは
その名の通り新たに生み出された「新種」なのだとか。

雅音は鷹山から、導示とナソエフ(NSWF)が6年前、バイオ技術提携して
クローンブレイドを生み出した事、両者の蜜月が終わった今は
あちらもウィッチブレイドを探しているだろう事を説明を受ける。

なお後半、パーティで邂逅した古水と鷹山の会話から、ウィッチブレイドを
手に入れるためには今の持ち主を殺せばいいことや、前の持ち主を殺したのは
古水の娘である事が判明。それで鷹山と玲奈にただならぬ雰囲気があったのか?

NWSFが絡んでる児童福祉庁、その管轄の児童福祉施設がネオ・ジーンを
持つ者を選別する施設じゃないかという噂もあるらしい…ということで、
瀬川は雅音に「だから、協力しちゃダメですよ」と釘を刺す。
子供かぁ…玲奈も雅音を探る際に「6歳くらいの娘がいる」という
報告を受けてたけど、やっぱりリコが重要なキーになりそうな予感。
ウィッチブレイドが選んだのは本当はリコの方とか、
むしろ彼女がウィッチブレイドそのものとか?

「生え際、危ないんじゃないの!」こらこら、気にしてるんだから!
怖いもの知らずでバンバン意見する雅音と、今にも怒鳴りだすんじゃ
ないかと思うコワモテの鷹山に挟まれた瀬川がやっぱり面白いよ。
後で「増毛剤」で儲けた社長を紹介されたらクスクス笑ってるし。
それに鷹山が譲歩したことに驚いたり、ギャラの額も知らないで大胆に
交渉してた雅音に、200万ですよと告げてビックリされる時もいい感じ。

銭湯のシーンは思ったほどエロエロじゃなくて残念、このエロジジィと
番台のばーさまにハエ叩きで叩かれるチョーさんに不覚にも素で笑っちまった。
ナォミが1人で風呂に入るのは人見知りだからなのか…でもホントはだからとか?

今回のエクスコンはなんだろう?ドロッとしたものでターゲットを
包んでからグシャグシャに食ってるようで、死体が残らないっぽい。
久々のバトルでエクスコンと戦った雅音は、駆けつけた玲奈と助手に
大したことないと言われてムカつきまくり。あんたより胸はデカいわよ!

留置場の中で何か見たんだろうと迫った斗沢は雅音に張り込み、
ウィッチブレイドに変身した姿を見て…って、え〜!?もうバレたの?
えらい早いなぁ…話がサクサク進むのは気持ちいいからいいけどね。


 第6話 変
2006/5/12

「ちょっと!あたしはハムスターじゃないのよっ!!」
「………ハムスター?」
「…モルモット、って言いたいのかと」

3バカトリオの会話がマジ最高。
クローンブレイドの方はマガイモノの弊害かかなりヤバげな事になってるのに
オリジナルはさっさと回復してモリモリ食って、ボスにはぶーたれて元気元気♪
まぁいつ雅音もああいう運命になってしまうかわからないんだけど…

でもバトルでは斗沢曰く「笑ってる?」表情を浮かべつつも
栞にいいようにやられ、すっかりノックアウトされてしまう。
最初のうちは結構反撃もしてたし、いい感じだったんだけどねぇ。

ここで回収班が割り込んで雅音をレスキューする。
渋滞の中を走り抜けつつ、追ってくる栞を知恵と使命感だけで迎撃する
大田たちの事をなんだかめっちゃ応援しちゃったよ。それに橋の上を
夜空をバックに跳ぶクローンブレイドの美しさにしばし見とれたね。

「ご心配なく。看護師の資格を持っています」そーじゃなくてっ!
それにしても瀬川がやっぱり最高なんだけど。
犬猿の仲の雅音と鷹山の間に立つ緩衝材でありつつ、なんと雅音の
ハ・ダ・カ♪お・ち・ち♥を看護の為とはいえ見てるらしい。
まさかあんたもいたんじゃないでしょうね…って、
雅音さん、100歩譲れば瀬川になら許せるのか?
「どっちならよかったんだ?見せたかったのか?」
局長っ!余計な事言うなっつのーーー!!!

一方リコはたくましくチョーさんたちと朝ごはん。リコが焼いてきたらしい
あれはフレンチトーストかな?私は一度も食べた事ないけど美味しいのか?
あと斗沢の「マサムネさん」は既にデフォルトかよ。

「変な女だな、おまえは」
泣きも喚きもせず、現実を受け入れる雅音を鷹山が不思議がるのは、
玲奈と比べてるからなんだろうか。雅音も腹を立てながら取り合わない
鷹山にちょっと惹かれるようで、これは サブキャラ → 主人公 という
ありきたりな恋愛構図よりいい感じかも。これは仕事中の事故なんだから
労災とか出ないの?と聞く雅音にはぁ?と呆れる鷹山にも吹き出した。
「おまえ、ただのバカだろう」

自分の静止を聞かなかった彼女の様子を危惧していた玲奈は
次々と人を殺し、暴走を始めた栞を見て愕然とする。
快感に取り憑かれるのか、手の平を舐める栞の表情がヤバかった。
でもここ、どうせなら玲奈が血を抜いた腕の針跡に口をつけて
血を啜るくらいキモ怖い映像でもよかった気がするな。

一方で雅音は玲奈の肩を抱く鷹山の写真を見つけたり…
正直、どんどん面白くなってるぞ。これは掘り出しモノかも♪


 第7話 過
2006/5/19

「ウィッチブレイドは持ち主を破壊する。外れるのは、持ち主が死んだ時のみ」
どちらにせよ悲劇しか待ってない雅音と玲奈の未来。

「これ、レディとあなたよね!?」
前回見つけた玲奈と鷹山の写真をつきつける雅音すまん、肩は抱いてなかった
こういう単刀直入は正直すごく気持ちいいね。最近は特に「隠してますよ」と
ミエミエの安っぽい隠蔽セリフで誤魔化す作品がやたらと多いので、むしろ
ガツンと正道からぶつかってきてくれるこの作品みたいな物語は気分がいい。
始まる前からライターがかなりリキ入れて「面白いから見てね!」と
宣伝してたから実は期待してたんだけど、今のところ裏切ってないよ。

ウィッチブレイドの共同研究のため、NSWFから送られてきたのが
玲奈だった。頭脳も肉体的にも優秀で、完璧なネオ・ジーンの女。
野心的な鷹山も玲奈に惹かれ、やがてそういう関係になったようだ。
だが恋愛と呼べるかは微妙だった…玲奈は男と女というものにただ
興味があっただけだ。ある時彼女はウィッチブレイドを持って逃走。
それで2人の関係は終わった…「安いドラマだな」むっちゃ面白いです局長!

玲奈の行動は全く単独の意思のようで、反導示でありながら反NSWFでも
あった…けど、きっとこの話、玲奈から聞けばまた違う面があるはず。
それに雅音が言ったように、ファーザーは彼女を許してるんだろうか?
「大きな力は人を惹きつける」
「それって男の理屈でしょう!?」
雅音はピシャリと鷹山の言葉を否定する。これも女ならでは。
きっと、理解できないでしょうね…これをつけた怖さは…

それをつけて壊れてる栞は手当たり次第人を襲っている様子。
今の彼女は完全に快楽だけを求めるユーフォリアエクスコン。
より強い快感を求めて海を飛んできた栞と雅音の第2ラウンド開始。
でも場所が悪いのか体が完全ではないせいか雅音とのバトルは今ひとつ…

そこで狙われたのが玲奈の元恋人である鷹山。
服引き裂かれて局長が襲われるぅ〜!うわ、チューされたぁ〜!楽しいなぁ♪
「ちょっと、何してんのあんたの相手はあたしよっ!」
と海から普通に上がってきて怒ってる雅音も可笑しくて。何それ、ギャグ?

結局そのままひび割れ、結晶化してしまう栞。
残ったのはまるでお骨のようなクローンブレイドだけ。

最初から雅音の子供じゃないんだろうとは思ってるんだけど、
リコはやっぱり何か秘密があるっぽいね。
玲奈が抱いてたおくるみは赤ん坊で、多分リコでしょ?
導示とNSWFに追い詰められたあの時、ウィッチブレイドの
反応はリコを守る為のものだったんじゃないのかね。

そして瀬川!吹っ飛ばされたよ瀬川!!「うわぁ〜〜」ってもう最高。
栞の残骸をまるでゴミでも出すみたいに袋詰めして持ってきたのは笑った。
一方で斗沢に正体がバレた事を雅音も知ったのでこっちもどうなるやら。
それにしてもオタクジジィのチョーさん!あんた一体何者!?

ますます目が離せなくなってきた。面白さが尻上がりだなコレは。


 第8話 互
2006/5/26

「斗沢、取引しよう!」

ベロベロに酔っ払って斗沢にからむ雅音が
「やーだーやーだー 一緒に飲むのぉ〜!」
と下を向いてダダると胸がぶるぶる揺れるのが可笑しくて。
チョウさん曰くミルク=牛のおっぱい汁に吹いた。実もフタもねー

「それあたしじゃないもーん!知らないもーん!」
二日酔いで娘に迷惑をかけ、青なすびになったりトイレに駆け込んだり、
マサムネはあれだけデカい乳を持ちながらホントに色気ないなぁ…
「明日話す」という約束をソラっとぼけで完全に反故にされた斗沢は、
またしても起きた猟奇殺人の現場に雅音を助手として一緒に連れていく。

前回鷹山の口からなんの感慨もなく淡々と語られた、ウィッチブレイドが
引き起こした地震。あの震災で何も失わなかった人などいないんだよ…
それは雅音からは記憶を、斗沢からは師匠や家族、そして恋人を奪い、
カメラマンとしての情熱すらも瓦礫の下に埋めてしまった。
こういう形でわかったのは意外だったけど、むしろ大切なものを奪われた
雅音たちと、結果的には奪った側の鷹山たちとのギャップが寒くていいかも。

「お願いします、言って下さい…星に願いを」
エクスコンと対峙した雅音のウィッチブレイドの反応がなぜか鈍い。
自分がリコに事実を伝えるその日まで追いかけて取材していい。
期限は1年間放映は半年なのにきっと損はさせない。
けれど今回のエクスコンはどうも今までとは違うようだ。
「助けて…私はもう…イヤなんだ」
ユーフォリアにもいなかった、自分のしてることをイヤがってる?

「靴に張り付いたガムだ」
確かにあれって犬のウンコ並にムカつくけど、やなあだ名だなぁ。
というか玲奈とリコがよく見たら髪の色までソックリなのに驚いた。
やっぱり玲奈が抱いてたおくるみは赤ん坊でリコじゃないのかなぁ…


 第9話 哀
2006/6/2

「言ってください、星に願いを。私の愛があなたに届きますように」

ママ、聞いて
NSWFとは関係ない若い女ばかりを狙った猟奇殺人は3件目。
血を吸われ、カラカラに干からびた死体を前に脅えるエクスコン。
「もうイヤだ…私は…私は…!」
そしてなぜか事件は常に23:45に起きる…
エクスコンと2度目の邂逅を果たした斗沢と雅音だったけど、
変身した姿のままで、斗沢と並んでエクスコンを見送る雅音が
なんだかやたら可笑しくて。姿は変なのにフツー過ぎんだろ!

私ね、お友達ができたんだよ
すっかりコンビになった斗沢と雅音はエクスコンを追う。
「リコォ〜…チューして♥」
それにしても毎晩のように飲んだくれるおふくろの元で
ここまで真っ直ぐすくすく育ったリコは偉いよ。
今となっては児童福祉局が雅音にリコを任せられないと
言ってた理由がよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜くわかりますな。

う〜ん、若くはないんだけど
そんなリコの元にまず現れるのは玲奈。公園で母子連れを眺めたり、
2人で並んで歩いてると何しろ髪の色が同じだから似て見える。
果たしてこの2人は姉妹?クローン?遺伝上の母子?
というか、今回リコが仲良くなるのは玲奈のことだと思ってたので
完全に意表を突かれた。だからこそすごく面白かったんだけど泣けたし

明日も会う約束したんだ
若い女性ではなく、なぜか少女に反応した事に戸惑うエクスコン。
ビスケットを食べないかとワケのわからないナンパお誘いで
そんな怪しいおじさんにくっついてっちゃダメでしょリコ!
「そうすれば、寂しい思いをさせなくてすみます」
彼女に家を建ててあげたい。暖炉のあるリヴィングで寛いで…
彼のささやかな願いはリコと雅音のそれと一緒。
2人は穏やかな時間を過ごし、また遭うことを約束して別れて行く。

とってもとっても優しい人なんだよ
特識局の秘密主義をネチネチネチネチまさしく靴底に付着したガム…
じゃなくて、和銅は鷹山を攻める。大学時代、同じボート部だった2人。
「彼はいつも私の背中を見て漕いでいたんですよ」
…は?あれ?ボートってどっちに進むんだっけ?
「ボートは後ろ向きに漕ぐものです」だよねぇ
雅音のハゲ攻撃にはひるんでも、ガムごときの厭味になど
微動だにしない我らが局長はカウンターを繰り出して反撃。
「つまり私の方がゴールに近いところにいたということです」
そして社会人たるもの、フォローは忘れない。
「ボートの話です。深い意味はありません」フォロー?

今度ママにも会わせてあげる
「懐かしいねぇ、サクラのトゥインクルデート!」
それにしてもいつでも迷宮でこんがらかりそうな時、
見事的確なヒントを与えるチョーさんが素晴らしい。
もう最終最後のラスボスがチョーさんと言われても信じるよ。
その人気ラジオのDJを守ろうとしてストーカーと誤解され、
訴えられたショックで自殺した真面目な巡査、村木。
大震災の起きる1年前、その事件は起きていた。

今日は…ちょっと来られないみたい…
「私は…生き返ってはいけなかったんだ!」
初めて対峙した時からずっと感じていた違和感。
雅音に襲い掛かりながら、村木は言う。
「呪われたこの体を、消してください」
そして狙ったのは生身のしかも女性ではない斗沢。
雅音のブレードに貫かれながら、足元にポタポタと落ちたのは、
ただのエクスコンの体液か、それとも涙なのか…

でも、きっとまた会えるから
ヤツは本当に真面目過ぎた…村木の上司だった中田は言った。
まぁDJのサクラさんに対してはアイドルはウンコもシッコも屁もしない
ちょっと都合のいい妄想が入りすぎてて、ストーカー呼ばわりされたのも
無理はないんじゃないかと思ったり…げふんげふん、あれ、まだ風邪が…
7年も前に死んだはずの人間がエクスコンとして生きていた。
「なんなのよ、エクスコンって!?」
どうもただの失敗兵器のなれの果て…ではない様子。

またね…

おいおい、これが井上敏樹なんて嘘だと言ってよバーニィ〜!
コンスタントに面白い上に物語の盛り上がりもなかなか素晴らしい。
ってか次回は鷹山&マサムネ再び!でも2週間後。あー待ち遠しい。


 第10話 交
2006/6/16

「山猿は好きだ」

機械だと思っていたエクスコンは人間だった。
鷹山に問いかけた雅音に明かされたのは、アイウェポンもエクスコンも
死んだ人間を使ったバイオ兵器であること。ということは、エクスコンは
「温めてあげる」とか「星に願いを」のように、その死体が生前こだわる
印象の強いものに意識が残っていた=生前の記憶を残してるからこそ
失敗作であるということになるのか?うむ、悲劇性が付加されて面白い。

戦争は兵器によって起きるのではない。戦争があるから兵器が作られる。
それに強い兵器は戦いを早く終わらせ、抑止力にもなる…なるほど、
武器商人がいいそうなことだこと。強い兵器は抑止力以上に厄介で余計な
戦いを呼ぶ。技術革新のスピンアウトが必ず経済的利害対立を生むからだ。
理論武装ができてないだけで雅音の意見は正しいよ。

和銅のバイオ局が開くパーティに、よりによって雅音を連れて行く鷹山。
「この山猿を人前に出せるようにしろ!」
「あんたなんかムッツリゴリラじゃない!」
吹いた。ホントにいいコンビですあんたたちは。
フリフリ、豹柄、アダルト、メイドコスプレ、キャサリンネコミミ…
この店を選んだのは…瀬川ー!おまえか!?

「祝賀パーティに局長が1人で乗り込んだら、どう見ても殴りこみですよ」
瀬川も今回面白かったな。雅音が着飾る間、ソファを拭き拭きしてるし。
この間局長の前でパタパタやってたのもコイツは実は潔癖症のせいかも。
雅音が突っ込んできたら、瀬川なら当然受け止めてあげるかと思ったのに
思いっきりイヤそうにクッションでガードしててめちゃくちゃ爆笑したよ。

ウィッチブレイドは、あんな凄まじいエロデカな乳の持ち主の雅音に、
出てくる男たちがちっとも色気を出さないのが可笑しくて仕方がない。
斗沢ちゃんも寝起きの雅音を見たってもう全然平気なのも最高だしね。
巨乳にウホウホ反応してんのチョーさんだけだもんなぁ。

でも白いドレスで髪をカットし、メイクを施した雅音は和銅すらポーッと
させる魅力あるお嬢さんに大変身…でも中身はちっとも変わってない。
色気より食い気、おみやげにしてとねだる雅音に優しいダンディな
ボーイ長…でも実はあの人ボーイじゃなかったりして。

「いくらで買ったか教えていただければ、その分もすぐに用意しますよ」
クリスタルの盾を割ってしまった雅音の代わりに、裏金分も払うと
厭味たっぷりで応戦する鷹山VS和銅のウォッカ飲み対決。アホだ。
勝負には勝ったものの酔いつぶれた鷹山にショールをかけ…たまではいいけど、
自分も寒いからってに一緒にくるまって眠る雅音は無防備すぎるよホントに。
「ホントはあたしに気があるんじゃないのぉ」とふふんと思った後に、
ただのパートナーとして選ばれただけだと知ってちょっとガッカリしたり。
鷹山の前だとなぜか雅音も素直で可愛い顔を見せるのが面白い鷹山本人には見せないけど

次回はこの鷹山と、マリコさんとの料理対決が熱かったリコが出会うようで、
「我が子を愛する」という感情をいぶかしむ玲奈や新しい三色頭のクローン
ブレイドなど、やっぱりコンスタントに面白い。期待はしてたけど期待以上。


 第11話 危
2006/6/23

「ご両親ですか?」 「ハイッ!」
いやいや、違うじゃん…

二日酔いの鷹山をマイケルやチョーさんに頼んで運んでもらったのか。
バツが悪い上に、照れ隠しに会社に連絡すればよかったのにという鷹山に、
あたしも酔ってたのとイヤミなく男を立てる雅音はいい女じゃないか。
食ってばかりでちっとも酔ってなかったくせにね。

リコは鷹山がすっかり気に入った様子。
斗沢ちゃんよりいいよ、結婚しちゃいなよと無邪気なリコは可愛いなぁ。
そんな事になったらいいね…遠い眼で思ってしまうのは、今のままでは
この物語に幸せな結末が待ってるとは思えないからだろうなぁ。

「結構優しいところもあるのね」「そうか?」
風邪と腹痛で倒れたリコを、相変わらず近くで見張っていた?玲奈が処置し、
病院に運んだ模様。それを裸足で追いかける雅音を靴を持ってタクシーで
追った鷹山の鉄の意志が、母親としての雅音の顔と、せめて娘にお金を
残したいという雅音の気持ちを聞いて、初めて揺らぎ始めたのも秀逸。

崩れ落ちた栞。クローンブレイドもウィッチブレイドも装着者を食い尽くす。

口を開きかけ、けれどまだ真実を告げない鷹山。
しかしいいねぇ。こういう葛藤こそが物語のドラマ性をぐんぐん高めるのだ。
雅音もいずれはウィッチブレイドに侵食されて死ぬ…今はただの過程と結果の
「対象物」でしかない雅音を、心から守りたいと思う時がくるんだろうか?

「私は、強いものが好きなんです」
およよ?瀬川も最後は鷹山を裏切りそうな予感を見せてるな。
鷹山より強いものが現れたら飄々と微笑みながら乗り換えそう。

雅音捕獲に動き出したノーラとのバトルは、何しろ雅音には眼に見える
武器がないのでハラハラしたものの、からみついてノーラを貫いた時は
どこからブレード出してるんだと何度もコマ送りしちゃったじゃないか!
けれど結局ノーラの髪の毛が変化したアンカーで捕えられ、さらわれた雅音。
持ち駒を盗まれて悔しがる鷹山の株が上がった後は斗沢ちゃんターンと
言わんばかりに、雅音が運ばれたラボに潜入してるってのはできすぎだろ。

スク水風レオタードの3色頭は、マリアという名の情緒欠陥の危険な生物兵器。
練習相手をぬっ殺すのは5人目らしい。ぬいぐるみでゴキゲンを治すものの、
そのヌイグルミも腕やら足やら目玉やらがもげててて悲惨なスプラッタ姿。
うちの犬かあんたは…

相変わらず澱みない展開ときっちりツボを抑えた盛り上がりで面白い。
それにしてもリコが描いた絵の雅音の乳もデカいなぁ…


 第12話 囚
2006/6/30

「ここから出たら、導示が一千万出すってよ!!」

捕えられた雅音は傷の治療も施されずに、ただ「ウィッチブレイドの適合者」
としてサンプル採取されるだけ。それにしてもシーツのかけ方がエロ過ぎる。

しかもなぜか和銅にウィッチブレイドが奪われた事を知られている。
「それにしても…なんで雅音さんのことが和銅さんに知れたんだろう?」
おいおい、2回もそんな事言って実はとぼけてる瀬川本人じゃないだろうね?
さてはチョーさんだな!?雅音が帰ってこなかったことも知ってたしな!おい
鷹山はラボに連絡して強硬手段に出る。今回はNSWFが引いてくれたおかげで
使わなかったけど、腕に青い石がついたマッチョたち、まさかアイウェポン…?

どうやらウィッチブレイドはそもそも不完全体なのだそうだ。
雅音がただ力任せに戦ってるのが気になってたけど、そのうち進化するのか?
NSWFの目的はそれを改善し、クローンブレイドで完成させる事らしいけど、
何やら装着に最も適してるはずのレディの適合数値が下がってるらしい。
一体何があったのか?もしかして母体の世代交代が起きたとか?

母体といえば、古水はウィッチブレイドの完成形、ネオ・ジーンの完成体を
望むようなことを言いつつ、「究極の母体」を手に入れるのが望みのようだ。
自分の父親と確執があるようで、まぁよくある話だと母親がらみなかなぁ?

「いや〜ホント、好都合だったなぁ♪失敗しても彼のせいにできるし」
それにしてもゴミの集積所で鉢合わせした斗沢と瀬川の漫才は面白かった。
ライトを向けられた時はもうダメかと思ったもんなぁ。
「は〜い、そこまでです」
あの〜、どう聞いても面白がってるとしか思えないんだけど。
「は〜い、それ以上やると、撃ちます」
うわ、撃つよコイツ。絶対撃つ。
「すぐに雅音さんを開放しないと古水さんは木端微塵です」
なんか恐ろしいことをめちゃめちゃ嬉しそうに言ってるよこの秘書!!
「効いたでしょ?呪文」
あのなぁ…

リコと聞いただけでは「後のことはよろしく」と弱気な言葉しか出ず、
おい、まさかここで「ウィッチブレイド・完」はねーだろと思ったけど、
「死んでも立ち上がる呪文」で立ち上がるどころか枷をぶち破って大暴れ!
それを使うことをためらった斗沢が「梨穂子が待ってるぞ!」と母親の愛に
訴えようとしたのに対して、鷹山も瀬川も雅音のこと理解し過ぎだっつの…

しかし、シーツだけをまとった雅音さんは、エロいというよりなんだか
プロレスラーみたいでした…筋肉ムキムキの腕といい足といいすごいッス。
雅音って実際にいたら胸デカの分、かなりのむっちりさんなんだろうな…
色気を感じるより「ダダーン!ぼよよんぼよよん」な迫力に負けた。

西山が連れて来た三色頭のまりあは、ファーザーが自分に関心を向けないと
花束を叩きつけて怒り狂う。これでホントに最高のIQ持ってるのかね?
そんな狼藉者を買い物に連れて行けばトラブルは必至。手に取ろうとした
カバのヌイグルミを先に取られたからと親子にタックルをかましたものの、
一緒に来たのがノーラだったので間一髪子供は階段を落ちることはなかった。
ノーラも苛立ってまりあの手を掴んで捻じ伏せてたのでちょっとスッとした。

「あなたと梨穂子ちゃんが遺伝的に親子ではないという結果が出ました」
雅音も回復し(早いな!)、リコも無事退院したお祝いの席に、
今さらなんじゃそりゃという通達を持って現れたのは児童福祉庁。
母子手帳なんか絶対証拠にならないのに6年間も調べてなかったのかよ!
なお、DNA鑑定はNSWFが一手に引き受けてるのか、結果は玲奈も見たようだ。

ホント、一難去ってまた一難…


 第13話 別
2006/7/7

「気が変ったのよ。もう親子じゃないんだから、あんたの面倒は見たくないの」

もうウンザリなの…その言葉は何より自分の心を切り刻む。

涙声ですらない雅音の啖呵がめちゃくちゃよくて、むしろこっちが泣けた。
そうか、以前逃げ回ってた時ですらかけなかったサングラスは
この時リコに表情を見せないための伏線でもあったのか…

雅音が街に出て1人悩んでる間、船長さんのところで楽しそうに待つリコ。
キャンディを並べてるところなんか、いつもはあんなにしっかりしてるのに
子供らしくて可愛くて可愛くて…子供嫌いでアニメですら「可愛い」という
形容詞がリップサービスでしかない私が珍しく本気で可愛いと思った。

「ここまで育てたのはあんたなんだ」
児童福祉庁がいきなり言い出した「事実」に怒りを隠せない雅音。
母子手帳もアテにならないけど、雅音が産褥婦かどうかだって
調べりゃすぐわかる事だし、遺伝検査だってすぐするだろう、普通。
混乱する親子に、あんなに面倒を嫌がってたマリコさんの言葉は心強く、
すぐさま手を打ってくれたチョーさんや、運転手になってくれた斗沢。
これまでちゃんとキャラを描いてきたからこそ生きる描写だよなぁ。

キーワードが「母親」になってきてるのも面白い。
自分だけを愛して許してくれる母親が欲しいとねだるマリアは、
ファーザーが勉強すれば母親のことを教えてやろうと約束すると
「SYSTEMA NERVOSUM(中枢神経)の何やら難しそうな医学書を読み始める。
IQが高くても処理能力が高いだけでいきなり勉強ができるわけじゃないもんね。
ってか勉強より情緒を安定させる方が肝心かと…あと髪を一色にしろと。

「母親が自ら産み落とすなど、原始的な!」
NSWFも玲奈がリコの遺伝子検査を受けさせたことは知ってる様子。
こういう時こそ導示に頼ればいいのに、そうしない雅音もまたいいしね。
それよりリコの父親って…やっぱ鷹山かな?でも普通に考えると…ねぇ?

「あいつは、ネオ・ジーンとして生まれた自分を観察していた」
まぁ瀬川が研究所にいた頃の鷹山と玲奈の関係を知ってるのかわからないし、
鷹山は相変わらず冷静そのものの顔だったし…でも、雅音とリコの絆の深さを
見た後だけに鷹山の背中を向けた沈黙がまたよかった。話の作りうまいなぁ…
レディの適合レベルが下がってきている事を鷹山もつかんでるし、
和銅の情報源になってるNSWF中枢の人物がいそうな事も気になる。
「子供は引き渡すのか?」

逃げた雅音の行動に不可解さを隠せない玲奈は行動を起こす。
「本当の子供ではないとわかったのに、一緒にいたいと思うのは何故?」
しかしそこに現れたのはリコを拉致りにきたノーラ。ぶっ壊して船長と
犬を殺してトンズラかと思ったけどガスを使うとは意外と平和的私が過激だ

「私の子供に手を出さないで!」
雅音以外のクローンブレイド同士のバトルとは珍しい。
しかし戦いの気配を察知して走る雅音の胸まで写して、
3人の持ち物を比べなくてもいいと思うなボクは!

ブレードを持つ同士なので、いつもハラハラする丸腰に近い雅音に比べると
バトルは派手。技量はややレディの方が上だけど、海に落としたノーラに
襲われた玲奈は変身することなく腹部からブレードを突き刺して勝利する。
でも栞のように肩の部分にひび割れが起こったりして予断を許さない様子。
子供服を選んだり、母親としての行動を雅音に説いたり、今は型どおりの
玲奈の行動もいずれ本当の母親のようになっていくのか、それとも単に
自分の新たな「後継者」としてリコが欲しいだけなのか…

玲奈から「母親らしさ」を突きつけられて言葉の出ない雅音。
危険からも守れない、病気になっても気づかない…雅音がしようとしたのは
「お金を残す事」だという話の流れがここで完全に裏目に出てるのも面白い。

2クール突入でEDが変更。全キャラ+新キャラの豪華一枚絵。
まりあがかなり大きいのは今後の重要キャラという事なんだろう。
玲奈の表情や、今は亡き栞やエクスコンたちなどじっくり見ると楽しそう。
そんなキャラたちのトップで微笑みあう雅音とリコが反則的に可愛いなぁ。

ママのために、と涙をガマンして玲奈の車に乗り込むリコ。
う〜、ママは絶対そんな事思ってないんだよとリコに言ってやりたい。
リコが描いた家の設計図を見つけて、ようやく心をほどいて泣く雅音。
そして「リコへ」と書かれたきりの手紙と無言の予告がまたうまいんだ!

それにしてもあのフィギュア、エロいなぁ…


 第14話 家
2006/7/14

「可能性は…ないわけではないが…」

やっぱり鷹山がリコの父親の可能性があるのか!
いや、でもそれはとてもいいことだ。うん、もしかして一番いい。

ただチョーさんと斗沢が調べていたデータでは、クローンブレイドは
ただ1人の父親から生まれている「異母姉妹」で、さらにその次世代には
玲奈やノーラたち第一世代とでも言うべきクローンブレイドたちの遺伝子が
使われてるようなので、リコの父親もその「たった一人のハーレムバカ父」
なのかもしれないか…いや、でも玲奈が自然分娩で産んでればやっぱり…

鷹山が部屋に閉じこもり、電話にも出ない傷心の雅音を連れてやって来たのは
雅音が育った施設だった。雅音は親を知らずに育ち、バス旅行に出かけた際に
大地震に巻き込まれて記憶を失った。17年間の「大原寧夏」としての記憶を。

「1つ…足りない…」
足りないものだらけの自分。埋められるものなんかない。
自分の写真を見ても、ロッカーの名前を見ても何も思い出せない。
自分には何もないのだと思い知らされるだけの雅音。
そんな雅音にただ1つあったのが、愛するリコだった。

「ねぇ、親子に見えてた?ちゃんと…」
「ああ…おまえたちは、唯一無二の親子だった」

でももうリコはいない。リコ…梨穂子ぉ…
堰を切ったように泣き崩れる雅音を鷹山は抱き締める。

やばい、涙腺が緩みっぱなし…玲奈風に言えば「涙液が過剰分泌されている」
ずっと感情が麻痺していた雅音の溢れる感情を受け止める鷹山がよかった。
いやいや、つけこんでるなとか火事場泥棒とかそんな事全く思ってませんよ?

瀬川がウィッチブレイドの研究PTを立ち上げた和銅の動きに危機感を持って
雅音さんのことは誰かに任せて(自分が任されるとは思ってないのか!)戻ってきては?と
進言したのにあっさり却下してたのもこれまでの流れから見れば十分納得。
鉄面皮のやり手としては崩れ始め、人間としては魅力を増し続ける鷹山。
そして実は何も変わってない雅音。本当にキャラの描き方がうまい。

鷹山がそうだったように、血が繋がっていても関係が築けない親子もある。
玲奈はリコを連れ帰り、型どおりの母娘の生活が始まる。
「子供はひたすら遊ぶもの」「子供はおもちゃが好き」
「母親は夕食作りをする」「母親は食事を上手に作れる」
という玲奈のデータ解析や定時報告があまりにもクールすぎて楽しい。
彼女の場合、全てが完璧であるというのもまたすごい。

「生みの親より育ての親って言うだろ」
完璧な玲奈はリコが望むものには気づかない。いや、気づけないというべきか。
だけど、ネオ・ジーンである玲奈は親を知らないからということは、雅音もまた
親の愛を知らずに育った娘であったとわかった事で理由にはならないんだよね。
躓きながら築いた他人同士の関係と、根幹で繋がった一足飛びの関係。
その対比が実にうまい。2人を繋ぐリコがけなげで可愛いせいもある。

そして母親を求める狂暴な愛もまた、ついに自身の母を掴み取る。
両手に装着されたクローンブレイドによって絶大な力を得たまりあは
自分の母親(としての遺伝子提供者)が玲奈だと知る…けど…

うわぁ、絶望的に似てねぇ特に髪の色が

「私にもブレイドによる崩壊が始まった模様」
そんな玲奈にも崩壊は容赦なく訪れ、症状は進んでいく。
自身のリミットについてもあくまでも冷静で、ターミナルまでの
刻を計る玲奈に、リコは温かいお茶を淹れて控えめに微笑む。
「頼んでいないわ」「はい、でもどうぞ…」

相手を思いやる優しい気持ちは、理論だけでは量れない。
突然流れ始めた涙に困惑する玲奈と、驚いて慰めるリコ。
「これは…なに…なんなの…」
最期の時を知りながら目覚め始めた玲奈の感情にこれまた泣けた。

「わたしは、げんきです」
今回からOPも変更。バンク絵を使ってるけど、ずっとこのままなのかな?
「MAMA!」で雅音「FATHER!」で鷹山が映るカットのリフレインにドキドキ。
雅音、玲奈、まりあ…まさしくブレイドに翻弄される女たち。
今1番先が気になるアニメは間違いなくこれだね。


 第15話 絆
2006/7/21

「大丈夫よ。迎えに来るわ」

綺麗で、何でもできるひとだったけれど、決してママではなかった。
けれどこの時、厳しい表情の後で優しく微笑んだ玲奈は初めてママに見えた。
でもこっちはこれでもう玲奈が戻ってくる事はないんだろうなと確信したよ…

それにしてもまたしてもあの格好で街に飛び出すまりあを何とかしてくれい。
キレてドアをぶち壊すマザコン・パワーの恐ろしさよ。まりあの玲奈への
この執着、もしかして玲奈じゃなく栞の遺伝子を使ってるんじゃないのか。
「それ、なに?」
しかもどうやらまりあはリコの妹という事になるらしい。
ファーザーたちが前回、まりあは体の成長に精神が追いつけていないと
言ってたので、怪しげな成長促進剤でも投与して急激に成長させたのかね。

ってかリコはやっぱり自然分娩だったよ!
ということは遺伝子上の父親はもちろんファーザーじゃないよね?

「ねぇ…これって……これって、慰め?」
鷹山の別荘でひと時を過ごした雅音は、困惑する鷹山の答えを遮る。
クルーザーではカルーア・ミルクを作ってもらった鷹山が、ここでは雅音に
スコッチを持ってくるんだけど、この2人、関係を持った事で前進したような
そうでもないような…でもこのへん、サラリと大人っぽい描写で好感が持てる。
こういうセンスはとても好きだ僕らのでっかいマサムネを独占とは鷹山許せん天誅!ってのも好きだが

そこにかかってきた電話で、もう1人の男は梨穂子を取り戻しに行けという。
ネオ・ジーンのこと、彼女たちのたった一人の父であり、夫であり、祖父である
ファーザーのこと…もうここはリコが玲奈とファーザーの子なのかとビクビクしたよ…を斗沢は語る。

「あたしだってバケモノよ」
けれど雅音は動けない。あたしもレディと同じ化け物だもの…
レディは梨穂子を二度も守ってくれて、お金持ちで、本当の母親で…
「ならばもう、迷う必要はないはずだな」
迷いだらけの背中に、鷹山は言う。

クローンブレイドを装着したまりあの超絶パワーはものすごいらしく、街中に
潜伏していたエクスコンを引き寄せてしまう…って、まだこんなにいたのかよ!
ってかすまん、最近エクスコンの存在自体を忘れてた。いたのねキミたち。

「あの力に勝てる可能性は低い…でも…」
守らなければならないものを見、雨の中を戦いに赴く玲奈。
それでもそう簡単に最強を誇るレディを突破できず、イライラの募るまりあは
ついに力まかせに防御を破ってニードルを胸元に、ブレイドを腹に突き刺す。
「これ、ママじゃないや」
リコのもとに向おうとするまりあに、自分の身を犠牲にして一矢報いる玲奈。
ダメージは致命的。けれどリコはもう大丈夫。

一方、まりあの凄まじい波動に雅音もまたリコの危機を感知して変身。
こちらはエクスコンを刻みながらリコの元へ走る。
「お前が大好きなんだよ、ママは」
鷹山が雅音を救ったなら、斗沢ちゃんはリコを救うこっちはやはりスピグラか!
あいつはいつだって、危険を顧みずに戦ってた。おまえのためだ。
だから一千万の事は黙っていよう…いやいや、それだって結局はリコの為なんだからさ、うん

二人の再会は東京タワーでの再会以上に感動的で、かつ苦い痛みを伴う。
ここで、声が潰れそうに絶叫するリコ役の神田朱未さんの演技は絶品。
それを見ていたまりあは今度は雅音に母親を見るんだろうか。

「玲奈…あの子は返してやれ」
自らは滅ぶのに、娘を守れたことへの理解不能な充実感に満たされる玲奈。
ずっと自分を研究してきたけれど、結局何もわからなかった…
ただ受け入れればいいだけだったのに、その方法を知らなかった玲奈。

「澪士…いつか一瞬だけあなたに対して理解不能な想いを抱いたことがあるわ」

一瞬だけ…
玲奈は安らかに逝く。愛する人を守って。そして、愛する人に見守られて。


 第16話 憩
2006/7/28

「すみません、雅音さんも当然気づいていたんだと思ってましたぁ」嬉しそうだ

せーがーわー!!
やっぱり怪しい。なんだあのいたずらっぽいニヤリは!
鷹山も睨みつけてたのに飄々としちゃってさ…困ったヤツ。

「あたしも…いつかは…あんな風に…」
やっぱりウィッチブレイドの真の適合者はリコなのか?
玲奈は妊娠中、完全な適合者だったが、出産後は適合数値が下がった。
即ちウィッチブレイドは胎児を真の適合者に選んでいたのではないか。
そして雅音は成長するまでのリコを守るための仮の装着者かもしれない。
前回の報酬を受け取りに来た雅音に、ウィッチブレイドの装着者が辿る
末路について語り、鷹山を押しのけて瀬川が告げた事は衝撃を与える。

前々から囁かれていた事とはいえ、それにしてもサラッとバレたなぁ…
もちろんこれは仮説であって真実と決まったわけじゃない。
赤ん坊のリコが震災のドサクサとはいえなぜ玲奈の手を離れて雅音と
一緒にいたのかとか、その雅音の記憶が何故失われているのかとか、
まだあの震災=暴走そのものに謎が隠されてるような気もするしね。

「あの子の母親はおまえしかいないことも忘れるな」
それにしても最初は雅音の事など知ったことじゃない的な態度だった鷹山が、
玲奈の死や雅音の心を知って徐々に変化してきてるのがよくわかっていい。
というかあれ以来の2人が顔をあわせるのはこっちの方が緊張したんだが、
な〜んにも変わらないので拍子抜けしたというかむしろほっとしたというか。

ま、今回のメインはおカタい話ではなく「夏だ!海だ!ボヨンボヨンだ!」の
おっぱい祭だったわけだが。どこをみても何を見てもこぼれそうなおっぱい。

チョーさんに手伝ってもらった報酬に斗沢はホントに合コンを企画する。
しかし斗沢ちゃん、あんな美人編集長に記事を売り込んでるとはビックリ。
6年前に家族も彼女も失くしたと言ってたけど、編集長はそのへんの事情も
知ってるようで、ブラブラしてる今の斗沢ちゃんには一過言あるようだ。

大奮発して海への一泊旅行を企画したチョーさんに誘われ、雅音たちも
ちゃっかり便乗することになる。しかもその上、自分たちの水着まで
買わせる雅音があざとい。金あるんだから水着くらい自分で買えるだろ…

いや〜、しかしおっぱい祭すげぇ。
腕から零れ落ちてるんですけど。水着からはみ出しまくってるんですけど。
ぶるんぶるん揺れたり押し付けられてぽにょんぽにょんなんですけど。
そして遅れて登場した真打ちの雅音が超ビキニでこれまたぶるんぶるんで…
エロタッグでスイカ割りとか、サンオイルでつるるんとか、金の力は偉大だ。
まぁ中にはふくよかというよりはたるんじゃってる人とか貧相スレンダーな人とかまだまだ発展途上中とかもいたけど…

「マイケル、恐るべし…」
大富豪でも実業家でもない事がバレたらアッサリ見限られるチョーさんに涙。
で、マイケルは一体何者なのよ?何が女の子たちに人気なのよ?

リコもホントに可愛い水着を買ってもらったようで、シングルマザーの編集長の
娘と友達になって楽しい時間を過ごし、前回までのテンションも解けたようだ。
雅音もこの編集長の恭子さんとは意気投合し、忙しくても惜しみなく愛情を
注げば子供は真っ直ぐ育つと語り合うけど、それはあと7〜8年後に訪れる
思春期に結果が出るんじゃないかなと思っちゃダメだな実もフタもない

夏の想い出は花火で締め。今回は確かに、編集長が言うようにマサムネ親子の
写真を撮る斗沢ちゃんの表情が柔らかくて優しそうでとてもいい感じだった。
まぁこの作品には珍しい、普通のボディで美人の編集長もいいと思うんだけど。

ところで和銅に情報を流してたのはなんとまりあの教育係・西山だった!
これまたちょっと意外だった…部屋まで取って期待してたらしいのにアッサリフられた和銅に笑った


 第17話 錯
2006/8/4

「焦って乗り換えなくてよかったぁ♪」

せーがーわー!前回に引き続き
鷹山局長形勢不利と見るや「ホコリが…」と和銅に擦り寄り、結局は
会議で鷹山が和銅を叩きのめすと「ホコリが…」と鷹山に擦り寄る。
ヤバい、やっぱり憎めないぞコイツ。

雅音にかかりきりだった間にたまった仕事を片付けましょうとチクチク
厭味をいう瀬川に、和銅には何もできないと相変わらず余裕の鷹山。

  最後に勝負に勝ったのはカメでしたよ?
  あれは先走ってるウサギに過ぎん。

どっちにしろ、お2人がウサギってのは考えられないですけどね。

和銅が開発していたのは「アルティメットブレイド」
その絶大なパワーはウィッチブレイドを凌ぎ、何より女だけでなく
男も装着できるというのが利点。既にバラージ国からはオファーが
きてるらしいけど、鷹山は実に冷静に切り返す。

現在の戦争に求められるのはパワーではない。
コストパフォーマンスと、いかに効率よく相手を捻じ伏せるか。
人間がウィッチブレイドを装着して危険な戦場に出て行くより、戦うのが
強化した死体ならば少なくとも今生きている味方兵士に犠牲は出ないのだ。
武器商人の身勝手な理論はどっちもどっちなんだけど、経済が絡んでくれば
当然人的・資源・技術、そして予算から鑑みてIウェポンの方が使いやすい。

和銅が取り付けたのは「検討する」という言葉。
そして鷹山が受け取ったのはIウェポンの発注書。
すなわち勝敗は誰の眼にも明らか。

一方、リコがウィッチブレイドの真の適合者であり、次の装着者として
運命付けられた存在であると知ったことで、すっかり過保護になる雅音。
今は親子のスキンシップに幸せ一杯の梨穂子もそのうち重荷に思い始めるぞと
釘を刺す斗沢ちゃんはといえば、ネオ・ジーンの姉妹たちに自分の遺伝子を
全て入れ込んでるファーザーの母親の姿が見えないことに疑問を抱き始める。

ファーザーの母親は、彼が尊敬する完璧な父親と学生時代に恋に落ちて彼を
生んだものの、その体に欠陥を残した。古水は子供を作れない体だったのだ。
それにしてもそれが母親のせいだってのは乱暴な理論だよな。
まぁ危険な環境の中で後天的にそうならざるを得なかったならともかく…

「お母さん…」
感情を封じ込めたまりあの髪の毛を梳きながら呟くファーザーがキモい。
ファーザーが以前言ってた「完璧な母体」というのは、「新しい自分を産む」
母体ということらしい。自分の遺伝子を含む完全体の女性が産む人間こそが
本当の自分だという全く意味不明のキモ理論。しかもそのヘンテコな
野望とウィッチブレイドがどう関係するのかもよくわからないじゃないか。

鷹山の提案で正式に母子として届け出る事にした雅音。
チョーさんはそんなものなくたって親子だと言ってたけど、
そもそもそんなものがなかったから苦労したんじゃないか。

雅音と遊園地で目一杯楽しく遊ぶリコのカップケーキが美味そう。
2人の未来を占えと言うから占ってみれば、結果はどうやら
芳しくない上に、自分の分がすっかりなくなってるナォミ。
「あ、ごめんごめん、ナォミ坊。今出すから」
いやいや、出さんでいいから!

鷹山にバカにされて計画が失敗し、煮え湯を飲まされた和銅が考えたのは
アルティメットブレイドを八木に装着させる事。ホントに憐れなメガネ…

その気配を「エクスコン」として感じる雅音。
そして無表情なまま「ほしいものは自分で手に入れる」と学んだ?
まりあと、EDでまりあと一緒にいる砕蜂ネオ・ジーンが登場。

ネオ・ジーンに同じ男、つまりファーザーの遺伝子を使っている限り
限界がある。西田は密かに別の優秀な男の遺伝子を使う気なのかな。
インターミッションを終えてNSWFの目的や導示グループの行く末、
雅音とリコ、結構地道に取材してる斗沢などまた物語が動き始めた。


 第18話 転
2006/8/11

鷹山、失脚。

アルティメットブレイドの力で暴走した八木の始末をつけるため、
エクスコンの処理を行う太田たち処理班の映像を使うとはね。
ったく、憎たらしいけど和銅もバカじゃなかったってことだ。

中田が久々に出てきたな。
エクスコンも大分片付いたし、最近はEDくらいでしか見なかったけど、
立て続けに起きた猟奇殺人の現場に「これ見よがしに」落ちていた
導示重工製の銃弾がなんらかの関係があると見て鷹山のオフィスへ。
導示が直接関わっている事をもちろん含みつつ、人的及びデータ等の流出に
よる何らかの情報漏洩ではないかという嫌疑を、鷹山はいつもの肝の座った
冷静さで突っぱねたようだ。突っぱねるトコこそが見たかったんだけどね。

雅音はといえばリコのために一日で10万円以上パーッと使ってしまった
頭もパーな愛情表現でご満悦。さすがにリコも無駄遣いしないでと困り、
マリコやチョーさんの呆れ顔に加えて斗沢はモロに不機嫌そうだ。

まりあがやけに普通っぽく、というか自分たちは特別であるという
選民意識が強くなってきててビックリしたというか不気味というか…
弱い姉妹をただ殺していたあの頃とは別人のようにアドバイスしたりして。
スク水トレーニングというわけのわからないシチュエーションや薄い水着に
透けるヘソとか股ぐらのアップとかエロサービスは相変わらずだけどね。

古水はそんなまりあを見て、まりあを母体とした次世代の姉妹を生み出す
準備を始めるよう命ずる。一方でファーザーの遺伝子に限界を見る西田は、
父方の遺伝子が違う自然児であるリコの遺伝子を調べてみたいと願う…

やがて和銅がリークした情報がマスコミにも流れ始めると、さしもの導示も
窮地に立たされる事になる。献金を受け取っていた大物政治家はことごとく
手を引き始め、株価は下落し、ついには警察の強制捜査が本社に入る。

「枝を1つ払っても、樹は枯れない」
責任を追及する和銅を、何を焦っているのかといつも通り一蹴したので
もしかして何か切り返しがあるのかと思ったけど、結局鷹山が取ったのは
自身が腹を切って導示を退職するというトカゲのシッポ切り的解決策だった。

鷹山に連絡がつかない雅音は直接本社に赴き、武器輸出反対を唱える
デモ団体とムダにもめつつ、瀬川の案内で鷹山のオフィスに向かう。
待っていたのは仏頂面のゴリラではなく、靴に張り付いたガムだった。

「つまり私に、鷹山からあんたに乗り換えろって言うの!?」

ま、まぁ男を乗り換えるわけじゃないんだけど…それでも、こんな仕事でも
相手が鷹山だからできてた部分がある事に雅音は気づいてるのかいないのか。
ウィッチブレイドプロジェクトは和銅のバイオ局が引き継ぐ事になるため、
引き続き協力関係を結び、雅音との契約を続けたいと望んでいる和銅。
実務的な部分はこれまで通り瀬川が引き継ぐので心配ない…

せーがーわーーー!

これまで散々「乗り換えよっかなどうしよっかな」的な態度は見せてきたけど
結局これか!…いや、もしかして鷹山がピンチになったらまた味方になって…
なるのかなぁ…ヘラヘラして「あっ、すいませ〜ん」とか言って殴られそう。

けれど雅音は冗談じゃないと怒りに駆られて断り、歩み去ろうとする。
今後のウィッチブレイド研究やエクスコン回収のため、雅音は大切な
ビジネス相手。そして瀬川もまた雅音の最大の弱点を知っている。

「梨穂子ちゃんはいいんですか?」

魔法の言葉はまたしても雅音を縛る。
ある意味下劣な事を明るく爽やかに言うスズケンの演技に笑ってしまうよ。

なお八木の暴走は鎮静剤の投与で収まってる程度で、肉体の劣化は激しく、
数日で結晶化して死に至るのだとか。ホントに憐れなヤツだよ八木は…


 第19話 思
2006/8/18

「やったぞー!ウィッチブレイドもあの女も秘書も全て俺のものだーっ!」

秘書も!?!?

爆笑したよ和銅。あんた実は瀬川も欲しかったのか!
雅音を秘書課に転属させ、導示の天辺から下界を見下ろす事になるものの、
変わり身の早さを揶揄された瀬川の言葉は小心者の和銅の心を揺さぶる。
後ろにはその座を狙って突き落とそうとするものが。
そして前からは、突き落とされて這い上がってくるものが…

とはいえ突き落とされたものは意外にも打つ手なく、別荘で1人落ち込んでる。
雅音はそんな鷹山の事を口にも出さず、和銅の言いつけどおりスーツを着て
毎朝定時にご出勤。そんな雅音に、鷹山がお気に入りのリコはおもしろくない。
前はもっと話してくれたのに…ケチとか絶対ハゲるとか…「それは悪口では?」

本当に傷ついたり哀しい出来事があった時、人間は自分の心を守るために
むしろそれを口に出す事もできないし、あれこれ考える事すらできないと
理解するには、さすがのリコもまだ幼すぎるようだ。
まぁ塞ぎこむ雅音の様子をいぶかしみつつ、導示からはもう手を引いた方が
いいんじゃないかと言う斗沢ちゃんも似たようなものなんだけど。

「冷血漢よりはケチだけど…案外優しいところもある」
酒盛りの最中にうっかり本音を漏らしてしまった雅音。
落ち込んでるだろうけど、自分で死ぬようなヤツじゃない。
それに、小さい頃に母親をなくして、苦労だってしてる…
まるで恋人の事を語るように誰も知らない事実をポロリ。

「なんだ、そういうことかよ」
とはいえ、雅音だって事情を話せないがゆえに素直にはなれない。
そんなのママらしくないと怒るリコとの言い合いは役者さんの呼吸が
実にピッタリ合ってて素晴らしい。最後はお互いに「知らない!」と
ソッポを向くものの、知らん振りされたらどう見ても雅音の方が不利…

愛情は一方通行じゃダメ。
シングルマザーの先輩キョーコさんからのアドバイスは、子供の為にと
頑張るばかりじゃなく、たまには子供に甘えてみるのも悪くないという
「肩の力を抜きなさい」というもの。いや、雅音は今までは明らかに
抜きすぎだったんですけど…それでもこのところの不自然な愛情過多が
自分勝手な愛情になっていたと気づいた雅音はリコに本心を伝えに行く。

「リコ…ママ、鷹山さんに会いたいんだけど…行ってもいいかな?」

斗沢ちゃん、男だよねぇ。マリコさんは「失恋」と言ってたけど、
私は斗沢ちゃんには雅音に対して恋愛感情はなかったと思うね。

雅音を見て驚いたのか嬉しかったのか、鷹山の仏頂面からはわからず…
それにしても家では何もしない雅音が男の前では脱ぎ散らかされた服を
拾う姿の甲斐甲斐しさよ。女ってのはまさしく素晴らしい女優ですなぁ。

意地っ張りな2人がケンカになってしまうのはいつもの事ながら、雨の中を
飛び出した雅音を追い、抱き締めるより先にキスをくらわす鷹山に笑った。
「もう喋るな」と何回も言ったのはただ黙って傍にいて欲しいという事か。

なお、これがただの酒の勢いじゃなく、他でもない雅音だからだという事は
鷹山が飲んでいたのがペットボトルの水だった事からも示唆されてますな。
ちなみにテーブルの酒瓶はカルーアなので鷹山が飲んでるはずがないのだ。
二度目の朝は自分の服ではなく雨に濡れたし鷹山のワイシャツで迎え、隣に座り、
同じペットボトルから水を飲むという距離の近さ=心の距離ということか。

「梨穂子はあなたの子供なんでしょう?」
娘という実感がわかないのは、雅音は6年前に経験済み。
雅音は本当に赤の他人だったけれど、でもこの人はあの子の本当の父親…
その鷹山を襲って来たのは余命いくばくもない八木だった!

「おまえを元に戻してやりたいが…」ホントかよ
それこそ忠実な犬のように和銅の願いを口にする八木ちゃんに涙。
雅音は変身するものの、アルティメットウェポンの飛び道具に押され気味。
至近距離でドカドカドカドカ撃ち込まれて無事というのもすごいけど、
やっぱりいかんせん武器が少なすぎるよなぁ、オリジナルなのに。

「もっと…もっと力を…」
その瞬間、ウィッチブレイドが第二形態へ進化。
レディたちクローンブレイドのように髪は白く、スーツは赤く変化し、
切れ味の増したツインブレードで八木ちゃんを圧倒的に撃破する雅音。
しかし元に戻った瞬間、ウィッチブレイドには途方もないひびが入る。

「同じなのよ。ママを求めていた私と…みっともない」
うわ、マリアの髪が黒くなったよ!どうしたんだ?
自分の遺伝子を使って生まれる完成体を待つファーザーと自分は同じ。
ただ、彼には望みをかなえる力があり、自分にはそれがない。
だから欲しい…「力を」

「おかぁさぁん…」「見苦しい」
ファーザーを刺し殺したマリアはこれでNSWFを乗っ取ったということか?
いや〜、まりあが思った以上に、かつ最終回に向けて物語の盛り上がり的には
どう考えてもこれしかないという行動に出たのでちょっとビックリだ。
あと致命傷を負ったファーザーに真実を告げちゃう西田は鬼だと思いました…

「雅音!おまえ…」「大丈夫よ。心配しないで」
守るべき大切なものがまた1つ増えた雅音の崩壊がついに始まった。
鷹山は愛する人であると同時に、リコを託せる人、実の父親でもある。
このまま悲劇しか待っていないとしたら、最終回はもう爆涙間違いなしだよ…


 第20話 願
2006/8/25

「リコ…あんた、怖くないの…?」

ついに変身した姿をリコに見られてしまった雅音。
力は力を呼ぶ…八木ちゃんを撃破したオリジナルの進化形態を見た西田は
雅音の力を完成体であるまりあを抑止、または破壊するに足る力と見なし、
和銅と共に雅音の捕獲作戦を決行し始める。

まりあはやっぱりファーザー亡き後の組織のトップに立ち、何を目的に
してるのかは未だにわからないまま、ネオ・ジーンの第一世代を駆逐中。
組織には興味はない。まりあが欲しいものは「力」だけ。

「やっだぁ、このおマセさんが〜♪」
父親になる覚悟を決めた鷹山と3人でのデートにこぎつけた雅音は
すっかり明るくなってリコときゃっきゃウフフではしゃぎまくり。
「リホコちゃんのパパにはワシが立候補しようと思ってたのに」
いやいや、チョーさん、寝言は寝てから言ってくれ…
「俺はそーいうんじゃねーっつのに」
幸せは今はないけどやがて来る…キョーコさんと斗沢ちゃんもいいけど、
私はまさしくスピグラ風に斗沢ちゃんとリコでもいいですよ、うん。

雅音の策にハマり、リコと2人きりでデートするハメになった鷹山は
クルーザーで海に出ても気の利いた言葉の代わりに大粒の汗がダラダラ。
洋服を買いに行けば雅音の時のように着替えるリコを凝視して「ああ、いい…」
動物園では動物を見て和んだり会話が弾むどころかますますへの字カーブが
きつくなった口元がもう可笑しくて。レストランではもはや圧迫感があり、
「残していたようだが」なんてリコも廊下で先生に叱られてるみたい。

「これは…緊張してるだけだ…」
全く、玲奈といいとんでもない両親から生まれてきたもんだよリコも。
たとえあの二人が揃って子育てをしてみても、終わってみれば
子供じゃなくて優秀なバイオロイドを作っちゃったろうよ。

「にー」「違う違う、こう!」「にーーー」
何やってんだか…廊下でぎこちなく笑顔の練習をする2人を、雅音はずっと
ハラハラしながら見守ってきた様子。そこでしょーがないなと合流完了。

ところがまたここからがね、すごくいいんだよね。
鷹山が雅音の出現ですっかりリラックスして笑顔を浮かべるようになり、
リコもカチコチの気持ちがほぐれて、いろんなことを心から楽しみ始める。
リコが行きたかった場所は釣堀。やってみたかった、って気持ちわかる!
中央線に乗って飯田橋-市ヶ谷間の釣堀を見ると、なぜか「やってみたい」
と思わずにはいられない。なのに一度も降りてやった事はないんだよなぁ…

微笑みながら自然にリコの釣り針に餌をつけてくれる鷹山。
それを見て顔を輝かせ、嬉しそうにお礼を言うリコ。
あたしもつけてよ、と甘えるものの、それくらい自分でやれ、
と鷹山にあっさり却下されてフテる雅音も可愛くてね。

もんじゃ焼きもしっかり鷹山の隣を陣取り、ママはヘタクソだから
やらなくていいとすっかり鷹山シンパになってるリコ。
動物園では手なんかとても繋げなかったのに、鷹山の手を引いて
金魚を見に行く姿はどこからどう見ても親子以外の何者でもない。

イマドキのアニメでこんな温かい親子を描くなんてホントにビックリ。
データで母親になろうとした玲奈が本能的なものに目覚めた反面、
感情的に親になれない鷹山はちゃんと雅音の助けを借りて、
リコを「可愛い」と思うようになっていく描写がとてもいい。

「これだったら、リコを任せられる…」
雅音はやっぱりそんな事を考えてるんだね。
鷹山は何も答えない。全てを知るが故に答えられるわけがない。
それに答える前に家族の幸せを奪い去ろうとする下郎がやってきたから。

「もう戦うな」
あれほど雅音を戦わせようとしてた鷹山が、梨穂子のためにも戦うなと言う。
そして多分、本音は何より雅音自身の命を削って欲しくないからなんだろう。
けれど鷹山とリコを守る為に雅音は銃を持ち、アルティメットは雅音の腕から
ウィッチブレイドを引き剥がそうとする。それにしても引き剥がされようとした
ウィッチブレイドが本来の適合者である梨穂子を狙って触手を伸ばすとは!

「リコは…リコは渡さない!」
というわけで車から引き離してジャンプしてぶん投げてぶっ潰す。
西田はアルティメットを敵としない雅音を見てありえないと驚愕し、
まりあもまた、強力な「力」の存在を強く感じ取る。

戦いが終わり、さらにひび割れが進行していくのを感じる雅音の元に
遠慮がちに声をかけ、駆け寄ってくるのはリコ。怖くなんかないよ…
「だって、ママはママでしょ?」
銃をぶっ放しても、見たことのない姿に変わっても、大好きなママだから。

優しいリコと、その後ろで柔らかく微笑む鷹山を見て雅音も笑う。
「リコを…お願い」
ゴトリと倒れた雅音に駆け寄る2人。

3人で買った金魚が無残に死んだこの夜、幸せの時間も終わったんだろうか…


 第21話 誓
2006/9/1

「イヤだ…まだ死にたくない…!」

ドライバーで傷つけても、万力で壊そうとしても、プレス機で自分の腕ごと
押し潰そうとしても、ウィッチブレイドは外れない、壊れない、なくならない。
たとえ玲奈であっても回避することはできなかった事実を、あまり頭がいいとは
いえない雅音が予測できなかったのは仕方がない。とはいえなんと残酷な事実。

雅音が遠からず死んでしまうという事実が鷹山にもつきつけられる。
「可哀想だな、雅音さん」と瀬川が呑気に言った頃はまだ、自分にとって
仕事上のパートナーである以外は何の感情も抱かせる人間ではなかったのに…

雅音の正体を知る斗沢ちゃんもまた鷹山のただならぬ様子に、彼女が
ただの貧血や疲れではないと察して後を追い、驚愕の事実を知る。
ウィッチブレイドは雅音を蝕み、さらにラボでは300体のIウェポンが
勝手に起動するなどの誤作動や不具合、動作不良を起こしているという。
ウィッチブレイドが第二形態になったことで、エクスコンだけでなく
ブロックされているはずのIウェポンまでが反応し始めたのだという。

「おまえらみたいなのに散々振り回されてボロボロになって…挙句これかよ!」
あまりにも救いのない現実に、鷹山に怒りをぶつける斗沢ちゃん。
玲奈が持ち出したウィッチブレイドを導示が無理やり取り戻そうとした
6年前、それは適合者を守ろうと防衛本能を発揮して東京を壊滅させた。
「ウィッチブレイドから開放されるには、死をもってほかはない」
斗沢にその冷たすぎる事実を告げられず、鷹山は鬼の局長の顔で言う。

「あたしは死ぬ…でもあんたも連れて行く。地獄まで」
ところで前回雅音の捕獲に投入されたのは、和銅が提供したIウェポンに
アルティメット・ブレイドを施した「IUウェポン」だったと判明した。
不具合を起こしたIウェポンにしろIUウェポンにしろ、今雅音が戦えば
肉体の崩壊はさらに進み、死は確実に彼女を迎えにやってくる。
自分を殺し、そして次はリコに取りついて同じ運命を辿らせる…
壊せなかったウィッチブレイドと傷ついた自分の腕を見つめて雅音は呟く。

ネオ・ジーンから1人選んでと命じるまりあ。EDで指をくわえてるあの子かな?
それにしても最近まりあが三色頭を戻したなぁと思ってただけであの髪の色が
玲奈と同じだとは思わず、玲奈を影を見てこっちまでビックリしてしまったよ。
かつてこの2人が似てね〜と書いたけど、やばい、ソックリじゃないか…

Iウェポンの暴走をかつての仲間たちと共に止めると言う鷹山が、
雅音と梨穂子を斗沢ちゃんに託したのはちょっと意外だったかな。
(もうないと思ってた斗沢ちゃんエンドもアリかなと不純なことを考えてしまった)
あと始末屋の太田たちがまた出て来たのは実はちょっと嬉しかったり。
瀬川がもうテンパってる和銅にどう見切りをつけるのかも楽しみだったり。

帰ってみれば皆でリコの料理を食べながらまるでパーティのよう。
レバーが嫌いな雅音に食べさせようとするリコとマリコさんの「揚げ物に
してみたらどうだい?あの子、好きだろ?」って会話は完全に親子逆転だ。
写真を撮って、と幸せそうに笑う雅音と梨穂子がファインダーの中で霞む。

「ちくしょう……………ぼやけやがる…」

真実を知った斗沢ちゃんのこの言葉に、ただただ涙。


 第22話 告
2006/9/8

「神様って、いるのかな?」
「さぁね…いたとしても、とっくにあの瓦礫の下だろうよ」

真実を知った斗沢は、ウィッチブレイドは外せないのかと雅音に尋ねる。
色々やってみたけど、無理みたい…でも、梨穂子のことは鷹山に任せれば
大丈夫。あの人は梨穂子の本当の父親だから。だから…安心でしょ?

だからといって母親がいなくなる事がリコにダメージを与えないはずがない。
「梨穂子にとって、何の埋め合わせにもならないぜ」
母親を失う幼い娘に対して何をどう伝えればいいか、そしていっぱい泣いた後、
少しでも早くリコの心の傷が癒えることを願う「最終段階」に入ってる雅音。
「ちょっとでも、早く笑えるようになることだと思うんだ」
自分が死ぬ時は、未来あるリコの幸せを脅かすウィッチブレイドを地獄まで
連れて行くという強い決意があるからこそ、こうまで強くなれるんだろうか。

2人の前に立ちはだかる運命に無力感を感じるばかりの斗沢。
そしてラボで必死にIウェポンを止めるプログラムを続ける鷹山。
男たちには何もできない。この幸薄い親子のささやかな幸せを願ってるのに
結局何もできないことに歯噛みをするばかり。これまでの2人の積み上げが
ガンガン視聴者のハートをビート。うますぎる脚本と演出に唸るしかない。

雅音が作った、思ったより上手なお弁当を食べてコスモスの中をはしゃぐリコ。
雅音はリコを呼び寄せる。いのちは…魂は…死んでも…いなくなっても…
借り物の言葉はリコの耳には届かない。奇麗事はリコの心に響かない。
リコにはこれからの事が大事。ママと暮らす、夢のおうちが1番大切。

「もう少しすると…ママ、リコには見えなくなると思うんだ」

でも、どこにもいかない。傍にいる。見えないだけで、リコを1人にはしない。
雅音の言葉を、聡明なリコは膝に抱かれて黙って聞いている。

「切り時ね」「お払い箱だな」
その頃、和銅が3体拠出したIウェポンに西山がアルティメット・ブレイドを
施して、エクスコン掃討に名を借りたウィッチブレイド捕獲作戦が開始される。
誤作動を起こすIウェポンの方は鷹山が作った抗体プログラムとIウェポンによる
同属破壊で何とか間に合いそうだけど、ヤバいのは二日前に出航したはずの
輸出用の誤作動Iウェポンが満載のタンカーがなぜか引き返してきてる事。

「大人のふりしてるだけじゃん…子供よねぇ…」
新しく選ばれたネオ・ジーンはやっぱりEDに出てるアサギだった。
指をしゃぶる幼児性を持つアサギが、まりあをこき下ろす根拠はなんだろう。
まりあは再び玲奈の陰を見、もうあんたは関係ないと眼を逸らす。

逃げろと言う斗沢に、戦いをイヤだと思う反面、それを強く望んでいる自分が
いる事を認めた雅音は変身して去っていき、残されたリコは斗沢に言う。

  ねぇ、斗沢ちゃん…ママ、もうじき見えなくなっちゃうんだって…

見る見る溢れてくるリコの涙はちょっとたまらないですな。

「それって……………死んじゃうってことだよね?」

斗沢は潰れそうな小さな心で絶叫するリコを抱き締めるしかない。
ママがいなくなる。世界で、自分にとって唯一絶対の存在がいなくなる。
わずか6歳でそんな怖いことを知らなきゃならないなんて残酷すぎるよなぁ。

さらにパワーアップする雅音。体中を突き抜ける戦いへの愉悦感。
その凄まじいまでのパワーに西山は研究心をくすぐられ、アサギもまりあも
クローンブレイドの反応に痛みを感じ、動き出したIウェポンに焦る鷹山。
「帰らなきゃ…あたしの…家へ…」
ボロボロの雅音は歩き出す。毎回毎回こっちもダメージでかいってばもう…

「ちゃんと…話せますように」
もうこの言葉でAパートが終わってCMに入ってからはボロ泣きだよ。
今のままでは何をどうしても雅音とリコには救いがなさ過ぎる。

雅音のパワーにIUウェポンは全滅し、大失敗にテンパってる和銅を見ながら
「もうダメかも」と呆れたように呟いた瀬川と、エクスコンとしてテレビで
放映された雅音の姿を見て「女みたいだけど、チョーさんこういうのはパス!」
とほざいたチョーさんだけが涙の中に笑いを誘ってくれる唯一の救いだよ。


 第23話 乱
2006/9/15

「いえ、今乗り換えただけです」

せ〜が〜わ〜〜〜〜〜!
もうアンタにはホントに………笑わせてもらったよ!
裏切りも出戻りもこんなにあっさりスッキリさわやかにやられちゃったら
振り上げた怒りの拳を手を振るフリしてごまかすしかないじゃないか!

鈴村さんはこういう役が似合いすぎますってマジで

鷹山が瀬川に指示を出して瀬川がそれをすんなり受けたことを見て
元から鷹山のスパイだったのかとテンパる和銅。ぶぶ〜、違います。
「アイツはああいうヤツだ」
鷹山もしっかり瀬川のキャラをわかってたようなのが実に笑える。

変身を解くことすらせずに街中を突っ切る雅音。
もしかしたらヒトの姿に戻ってしまったらもう一歩も歩けないのかもしれない。
必死の思いで帰ってきた雅音を見て、エクスコンだと怯えるチョーさんたち。
けれど部屋で斗沢ちゃんと雅音の帰りを待っていたリコは言う。
「ママ、おかえり」

あまりにも出来すぎて健気過ぎるリコ

バラージに輸出されるはずだったIウェポンは、どうやら誤作動が原因で
引き返してきたらしい。沿岸に近づくとIウェポンは次々と海に飛び込み、
ウィッチブレイドの強い力に惹かれて東京に上陸してくる。

その力を感じるまりあたちもまた街に向かう。
もちろん3人でIウェポンを片付けてくれるならありがたいけど、
まりあの狙いはウィッチブレイド。その目的はなんなんだろう?
あと今さらだけど、あおいはまんま玲奈にとっての栞なんだなぁ。

「このままでは導示も私も終わりだ!!!」
「そんなレベルの話じゃないと思いますけど…」ホントに
にっちもさっちもいかないここまできて、まだ保身を図ろうとする和銅は
鷹山に助けを求めにいくも、戻ってきたIウェポンはなんと3800体!
プログラムし直し、使う事ができる手持ちのIウェポンはわずか200。
食い止めるには、東京を守るには、そして雅音を守るにはとても足りない。

諦められないものなんか星の数ほどあるだろうに

「ボートは既に沈んでますよ」
食い下がる和銅に冷静に答える鷹山。
「和銅さん、あんたが穴を開けたんだ」
まぁその前に鷹山だってずいぶん床をすり減らしてたと思いますけども。
「そっ…そそそそそ……………あぁ…」
最後まで中多さんの小物演技は最高でした。

少し変わったのでは?と言う瀬川に、被害を食い止めるためだと言いながら
思い出すのは梨穂子と雅音と過ごした、たった一日だけの夢のような時。
迎撃に向かう車内で鷹山はその揺るがない絶望的な事実を雅音に告げる。
止められない肉体の破壊と、あふれ出る力に最後を悟った雅音は言う。

「あのね梨穂子が寝言を言う時酔っ払ったあなたにソックリよ」

いつか、見てやって…

もう兵器を売ることに何のためらいもなかった頃には戻れない。
それ以上に、この女と幸せな時を共有することは二度とできない。
娘の成長を一緒に見届け、一緒に年老いていくことはできない…

「わかった」

それだけが、何よりも雅音が欲しかった言葉。

雅音の元気の素だったリコの料理ももう…

愛する者を託せる相手に託し、大切な娘との最後の晩餐。
美味しいよ、リコの料理は最高だよ…
けれどもう雅音にはリコの料理の味すらわからなくなっていた。
リコに持たせる、まさしく身を削って貯めた預金通帳が哀しい。

あまりにもシビアな事実を知って落ち込む仲間たち。
そんな彼らにリコを頼み、最後の戦いに赴く雅音。
大切な人と離れ離れにならないおまじない…二枚貝の貝殻の片方を雅音の首に
かけるリコに涙はない。悲しみよりも、お互いの心に残していきたいのは愛。

「雅音さん、大吉ですっ、大吉っ!!!」

戻ってきて欲しいという仲間たちの願いに涙液が過剰分泌。
そして何も言わず、最後にただ一言、雅音の思いを告げる予告にさらに涙。

「リコ…愛してる…」

いよいよ次回、最終回。

いってきます



 第24話 光
2006/9/22

「リコ…」

戻ってきているIウェポンは平地に強い分、上下に弱い…
非難の始まった街中で滾る力を存分に発揮しながら戦う雅音。
背負ってるものが重くて痛すぎる分、心の底からはとても楽しめないよ。
第二形態になった時の苦しげな雅音や、絶望的な肉体の崩壊の音も…
いやでもあのバカでかいIウェポンをぶん投げたのにはすげーと思ったけど。

まりあと雅音にも何か因縁があればなおよかったかな

「力は手段であって目的じゃないし…」
あさぎはこれまた鋭くてしかも的確なツッコミを入れるよなぁ。
もっと前から出てキャラクターを印象づけて、まりあへの問いかけを
やってくれたら、まりあも自問することができて堀下がったろうに。
「まりあさん、結局何が欲しいの?」

彼女の中身が子供である証拠が、西田がまりあの部屋を覗くと、
ベッドのヌイグルミのクマが傷だらけで綿が飛び出した姿。
本当はまだ三色頭の頃と何一つ変わっちゃいないということか。
ということはまりあが欲しいものはただひとつ…

「化物」として、雅音がエクスコンやIウェポンと一括りにされることに強い
怒りを感じた斗沢は恭子に掛け合ってこれまで集めたスクープを公開する。
「あいつは、化け物なんかじゃねぇ!人間だ…ただの…一人の母親なんだよ」
斗沢ちゃんも最後まで本当にいいヤツだったよ。
友情優先で恋愛感情がなかったのも私的にはよかった。

温かい居場所をくれた仲間たち

上陸してくるIウェポンを必死で迎撃する鷹山と大田たち。
手持ちのIウェポンは50を割るところまで減ってきている。
できる限り数を減らせ。アイツが少しでも戦う数が減るように。
鷹山は残ったIウェポンを自爆させ、上陸してくるIウェポンの数を減らす。
けれどそれはわずか25%。子供にとって父親がしてやれることの割合かしら…

そしてまたリコも「化物」ではなく、雅音の戦いを見届けようと街に出て行く。
けれど街は広過ぎてリコの足で行ける場所は限られる。
雅音がくれた携帯電話で繋がる先は…

「梨穂子っ!!!」

面と向かって名を呼ぶことはなかった鷹山が初めて娘の名を呼ぶ。
後ろに聞こえる爆発音でリコが危険な街に出ていると知った鷹山は
車を駆り、飛び出していく。置き去りにされた瀬川たちの立場は…?

リコを見つけた時の鷹山の表情がまたいいんだ

一方Iウェポンと戦い続ける雅音の前に現れたのはまりあたち3人。
ネオ・ジーンの精鋭三人が相手ではさすがの雅音も分が悪い。
とはいえ崩壊寸前までパワーがみなぎっているのはさすがオリジナルか。

雅音のブレイドは押し気味だったまりあを一瞬後退させる。
それを見て狂ったように飛び込んでくるあおいの駄々っ子パンチが炸裂。
すごいけど、自分を見失ったものなどウィッチブレイドの敵ではない。
あおいは雅音のブレイドに刺し貫かれ、結晶となって消えていく。
それを見てまた、自分のものが「獲られた」ことを知ったまりあは泣く。

「こんなものを手に入れて、どうしようって言うの!?」

まさしく自分が聞いたその問いかけが敵から出てきたことに笑い出すあさぎ。
その途端、あさぎはまりあの爪で貫かれて消滅してしまう。
ええ〜!?あれで終わり!?たった一撃かよ!?早すぎるよ!

いいキャラだったのにもったいなぁ。使い道一杯あったろうに

まりあは自分のことも自分の望みすらもわからないただの欲しがり屋。
それを使ってどうするのか、それを使えばどうなるのか、使ってしまったら
どう責任を取るのかなんてことは考えもしないだろう…
これらはすべて、リコの生きる世界に”いてはならないもの”
Iウェポンもこの子も、ウィッチブレイドも残せない。

「連れて逝くわ…一緒に!」

リコを襲いかけたIウェポンは、すんでのところでウィッチブレイドのパワーの
最大放出に導かれ、雅音が最期の場所と決めた東京タワーへと集まってくる。
研究欲に突き動かされた西田は状況も読まず、危険も顧みずに前線に出て
観察を続けたものの、逆流してきたIウェポンに車ごとペチャンコにされた。
あっけないといえばあっけないけど、自業自得といえば自業自得、
むしろ大好きな研究のために死ねて本望なんだろうかと思ったり。

「キャッチ・ロー、キャッチ・ロー…そうだいいぞ、鷹山」
壊れてる!壊れちゃったよ和銅さん!
鷹山の後釜に座ったことで自分自身が引き起こした事態とはいえ、
結局その席が自身を破滅へと追い詰めることになったなぁ。

Row row row your boat Gently down the stream〜♪

「理解不能だわ」
奇しくも玲奈と同じ台詞を吐きながら雅音と剣を交えるまりあ。
さすがは最終回、剣戟シーンもスピード感があって素晴らしい。

「私は、何!?」

追い詰めた雅音にとどめを刺そうとした瞬間、まりあが見たのは玲奈の姿。
まりあが聞いたのは玲奈の声。何が欲しかったのか?何が望みだったのか?
一瞬止まったまりあの動きを見逃さず、雅音はまりあを刺す。
「ママ…」
まりあがたった一つ欲しかったのは、望んでも決して得られないもの。
歪んだ傲慢と自己中心的な欲望で生み出されても、人は愛なくして育たず。
雅音の腕の中で、玲奈を感じながら、ようやく安らかに旅立つまりあ。

自分の本当の望みが何なのか、わからないからこそ子供


「ママ、か…」
実際に子供を産んだわけでもない、名前も記憶も失った一人ぼっちの少女が、
何も知らず、何もわからず、けれど注ぐべき愛だけを持って生きた人生。
雅音の光がすべてを包み込んでいく。東京タワーも、まりあの哀しみも、
死んでなお、安らぎを得られず修羅に身を置くIウェポンたちも連れて逝く。

鷹山は東京タワーが見える場所で最期の戦いを見守るリコを見つけ出す。
エクスコン退治のために、雅音にはGPS対応の携帯を渡してたんだっけ?
残していく娘の未来のために戦う彼女を、ただ見守るしかない2人が哀しい。

見えなくなっても、そばにいるよ…ずっとずっと、そばにいるよ…

雅音の表情は美しい。邪悪そのものの魔女の姿であっても美しい。
輝く優しい光は輝きを増し、リコは思わず鷹山の手を握る。
きれいな光。優しい光。忘れないで。ママはいつでもリコといるよ…

リコの未来にいらないものは、全部ママが連れていくよ

まさか最終回OPで1クールのサイキックラバーのOPを持ってくるとは!!
いいね、憎い演出だ。ってかOP変える必要全然なかったのになぁ…
初っ端からこの作画は崩れているのか元からこうなのか?と思わせたけど、
最終回の素晴らしい作画を見ると「GONZOはやればできる子!」と思わせる。

物語は尻上がりに面白くなっていき、玲奈が崩壊していくあたりと
雅音の運命がハッキリわかり始めてからの怒涛の展開は素晴らしかった。
親子の愛情というのは、描けそうで実は描けないテーマだったけど、本当に
見事に描ききったと思う。いや、本当にビックリした。脱帽したよ。

公式発表されて以来、最初から見るつもりではいたものの、子連れ主人公と
いうだけで一瞬「え?」と思い、エロスーツにさらに「ええ?」と鼻白んだのも
今はもういい思い出だなぁ。終わった今ならば、スーツが尻丸出しだろうが
この物語の質を落とすようなものではなかったことは断言できる。
ただやっぱりあれじゃ食いつきは悪いよなぁ…特に女性は敬遠するだろ。

今ならいいけど、やっぱり始めから尻丸出しだとちょっとねぇ…

本当にスタッフ、キャストの皆さん、お疲れ様でした。
半年間本当に楽しませてもらった。というか、やたら泣かせてもらったね。
能登麻美子が正直ここまでやるとは思ってなかったのもうれしい誤算だった。
面白くなるんじゃないかと思って見始め、そのはるか上をいってくれた。
やはりGONZOはこうしたスピグラ系に強いようだ。例えバッドエンドでも
そこには何か残るものがある。これを鬱展開と片付ける人は萌えアニメへGO!

光は消え、多くの人の悲しみの象徴だった傾いた東京タワーもまた消えた。
父と娘はただそこに佇み、見えなくなった愛する者の気配を感じる。
リコの手に、優しく舞い降りて消えていく光。
残されたのは貝殻。それはずっと一緒にいられるおまじない。

「ママ」

願いはかなったよね、リコ…ママとリコは、これからもずっと一緒だからね…


リコの心がいつかもう一度、幸せだけで満たされますように

 (2006/10/7)
視聴感想トップ