Solty Rei 1-24話レビュー
視聴感想トップ

Solty Rei

1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 6 / 7 / 8 / 9 / 10 / 11 / 12 / 13 14 / 15 / 16 / 17 / 18 / 19 / 20 / 21 / 22 / 23 / 最終話
Episode:1 オーロラの降る街
2005/10/6

「悪い人は嫌いです!」

オートメイルリゼンブルという義体+武器を仕込む物が多い世界で、
ブラストフォールの事故で行方不明になった娘を探し続けるエージェント、
ロイと自分が何者なのかわからず、何かの組織に追われているらしい怪力の
少女の出会いまで。

「どうしておまえのようなクズが生きている!」
ケチなコソ泥を追い詰めていくロイのシーンと、強化スーツ?を着ているのか
それともソルティと同じなのかわからないけど女の子たちが彼女を追うシーン。
最初のそれぞれの登場シーンが交互に差し挟まれるのはいい雰囲気だったな。

コソ泥の相棒に逆恨みされて、蛇腹型リゼンブルに襲われかけたロイを
空から降ってきたソルティがはからずも救う。でもこのシーンはちょっと
バタバタしてて残念。犯人もアッサリ逃げちゃっておいおいだったし。
ここは落ちてきたソルティに怒って銃を向ける犯人をロイが退けるとか、
もう一工夫ないとダメだった気がする。大事な出会いシーンなんだからさ。

ロイを見てなぜか泣き出すソルティ。
あのソルティの髪型はすごいんだけど、ロイを見つけて嬉しそうな時に
一回、耳の後ろの飛び出てるやつがピコピコ動いたのが怖い。キモい〜!

「わからないんです…」
自分でもなぜこんな事が出来るのかわからない…
銃弾が当たっても「イテッ」という感じで弾かれるだけのソルティ。
塗料とか禿げないのかな。ああ、人工皮膚なのか…って、どういう強度だよ!

ソルティの中の人は素人っぽくてバトルシーンではちょっとハラハラする。
作画はスピグラレベルかも。だとするとよほど脚本で見せないとね。
今後の物語次第では面白くなりそうだけど、間違うと完全にコケそうだ。


Episode:2 新しい朝。
2005/10/13

あれ耳なのかよっっ!!!!!

髪の毛じゃないのか!?
だからピコピコ動くのか!うわ、ビックリした。なんかレーダーっぽいし。

「私は夫を失い、彼は娘を失った…」
ライバル会社から命を狙われるミランダのモノローグから始まった第2回目。
うーん、決して悪くはない。悪くはないんだけど…何かが物足りない気がする。

演出もソルティがロイの部屋を訪ねてくる時のカットが全く同じだったりで
ちょっといただけない。まだ第2話なんだからもうちょっと頑張ってくれ。
ソルティが「うぅ」「あぁ」ばかりなのもいけないのかなぁ。
まだ言葉を全部習得してないとかそういうことならともかく…

洋服をホログラムで変えられるのはいいな。
あれならフィッティングルームで脱いだり着たりする手間が省ける試着嫌いなんだよねー
これはどう?とミランダが服を変えるたびに、密かに娘を思い出しつつも
「俺に聞くな!」
と眼を逸らすロイ。そのロイが見もせずにそれでいいと言った
めっさ変な服に決め、嬉しそうに笑うソルティがやけに可愛い。

カーシャを庇って撃たれたのにロイはともかく誰もビックリしないのがすごい。
なのに「未登録者」であるというのは市民にとってはちょっと困る存在らしく
それを聞いたカーシャが怯えたようにしてたのが意外。

前回ソルティにぶん投げられた楚々として見える金髪美人のシルビアさんは
見かけと全く違ってばりばりの俺様キャラだったのが意外で笑った。
RUC警備局のこのチームはインテグラがリーダーという事でいいんだろうか。
そしてソルティと一致したと思われた産業スパイと思しき人影は
重要キャラらしいもう1人の金髪ってことで。

「保護する意志は…ない
冷たく言われ、保護局に引き渡されるソルティ。
でも前の晩にミランダのところを抜け出してロイのところにきて…
あれぇ?あの後はどうしたんだ?雨が降る窓辺からフェードアウトして
次はもう車に乗ってバイバイシーンだった。
前の晩同様ドアを閉めちゃったのかもしれないけど気になるじゃないか!

結局女二人に睨まれちゃロイも形無し…ってわけでソルティをお迎えに。
名前を決めなくちゃね…古いレコードに書かれた言葉、ソルティレイ。
「ソルティ…」
インプットされた名前にはどんな意味があるんだろうか。


Episode:3 青の少女
2005/10/20

哀しい時代と人は言う おろかな時代と人は言う
だがしかし!今その暗き世の希望を照らす一筋の流星が舞い降りた!

その名は蒼き流星SPTレイズナーのローズ参上!

何このバ カ ト リ オ 。
おもしろ過ぎるんだけど。真夜中に爆笑しちゃったじゃんか。
つか今回ものすごく裏切られた。それもいい意味での裏切り。
これまで2話、正直掴みどころがなくて、ハードボイルドだかアクションだか
萌えなんだかさっぱりよくわからなかったんだけど、今回のローズ一味や
マッド・リゼンブル技師のスティールというとんでもないバカキャラ大量投入で
どうやらスピグラ風に、本人たちは至ってマジメにやってるのだがマジメに
やればやるほど見てるこっちは笑ってオッケーというタイプのようだ。

ロイが朝飯に得体のしれない物体を作ってるのかとか、ソルティがドアを
「また壊したな」と見抜くと本人はすまして「あ、いえ、開いてましたよ」
なんて大ウソぶっこいてたりとか、ソルティの市民登録をロイの養女で
申請してとぼけるミランダとか、キャラが実に生き生きし始めてビックリ。
作画が衰えてくると急激に面白くなるのはGONZO系スピグラ流なのか!?

「初めて二人で出かけますね!」
ロイは依頼主のいる病院に向かう途中、ソルティがあまりによく喋るので
カーステのボリュームをあげて拒絶する。こんな嫌がらせ、子供かおまえは。
うるさい〜!と耳?を塞ぐソルティ。やっぱりあれは耳で間違いないらしい。

「おまえクビ」
全身リゼンブルのソルティを見て眼の色を変えたスティールは、限界を
目指してスキャンメイトを電源に直結、そのおかげで機器も部屋も爆発。
とりなそうとしてくれる上司も無視してあの子を調べたい!と喚くバカ。
彼女を調べたい一心でミランダのアパートに部屋を借り、メカニックとして
雇われたはいいけど、変態と決めつけられてロイに蹴られまくってて笑った。
親の顔が見てみたいはロイの口癖の一つなのか。

「こいつ運転やめないぜ」「職務に忠実なのだろう」
タチコマ風ジャンゴみたいなのに憑かれちゃやめたくてもやめられないのでは…
ドジっ子っぽい弟アンディ・アンダーソン、キザな兄ラリー・アンダーソンと
イメージではヘタにキザっちく登場してもこのノリではイマイチ白けそうと
思ったけど、実はいいヤツ全開の「義賊」だった事は、むしろスッキリ。
最初のニュースの「インフェリン問題」は伏線だったんだなぁ…

そしてローズは潜入したりバイク乗りまわしたり意外にも熱く元気な
キャラだった。いやこれは意外。落ちてきた看板をソルティパワーで
破砕したのを見て、「なかなか面白かったわ。また会いましょー!」
と変なCGでフラフラと去っていくローズに「は〜い」と手を降るソルティ。

ロイも最後、仮登録だったソルティの市民登録証を取ってきてあげてたり。
ファミリーがやけに賑やかになってきたのが楽しい。
今のトコ、スピグラレベルまでは行かないけど爆裂天使よりはいい感じ。


Episode:4 Friend
2005/10/27

「あいつ…変だ!」

おまえが変だ!
ヤバい、オヤジ面白い。
つかこれはオヤジのおもしろリアクションを見る番組か。

今日は前回登場のユートが12年前の事件を語り、それによって身体を
損傷した人たちの為にリゼンブル技術が発達したと導入されていった。

人体はせいぜい65%までしかリゼンブル化はできないらしいのに、
ソルティが全身リゼンブルであるとあっさりバレ。早っ!早すぎっ!
そして皆別段驚かないというか「あっ、そう」みたいな反応がすごい。
あんたが作ったわけじゃなかろうに鼻高々のユートも、すっかり馴染んでるし。

ソルティが街で出会った迷子の女の子メリルって、少し大きすぎないか?
泣くより電話したり誰かに道を聞くなり何らかの対策は取れる年齢と思われ。
家族の温かさを肌で知ったソルティが、機嫌の悪いパパへのママの必殺技を
「今こそ試す時です!」とガッツするのが可愛かった。無理だと思うけど…

「パパ!大好き!」

もちろん結果は冒頭の通りで大爆笑。
失敗してしまいました…いやいや、失敗というか…むしろ興行的には成功?

「嫌いです…私、あなた嫌いです!」
RUCが追っていたジャック・マクリーンはリゼンブル化78%という
驚異的な数値だけど、死刑囚を実験台にしてるってこと?
実験体4385に拉致られたメリルを救うために全力パワーを出して相手をかなり
痛めつけたはいいけど、逆にメリルに恐れられ、怖がられてしまうソルティ。

「私、嫌われちゃいました」
泣き笑いのソルティの頭に仏頂面のロイが手を置く。
「そのうちわかってもらえるさ」
うちに帰るぞ…ロイが警官に、あなたこの登録証の持ち主と
どんな関係なんですと聞かれてなんて答えたのか気になるなぁ。

ってかあんな大掛かりにすっぱだかでパワードスーツ身につけて出てったのに
出番も見せ場もなく戻ったインテグラ。さぞや恥ずかしかったろうなぁ…


Episode:5 ウォーターサイドパニック
2005/11/3

ソルティのような全身リゼンブルにした人間を「ジェニュイン」と呼ぶ…
って聞くとついつい馬のジェニュインを思い出すよ。
でもこれは、今日のお話には何の関係もありませんとユート馬の名前も関係ありません

って、ホンットに関係なかった。
ガン×ソードといいARIAといいなんで水着ばっかりなんだと分析した結果、
このあたりで放映される作品群は、制作が暑い時期だったんだと思う次第。

「土偶ね!」
内容的には、まぁあんまり…面白くもなく

「こんなにデカデカとバレてるじゃねぇか」
ローズがあそこで騒いでる暇があったら早くエメラルド持って逃げろよとか
ソルティが真っ正直にエメラルドを返してくださいとシルヴィア達に
言ってしまうとか…なんか土曜か日曜の朝のキッズアニメみたいな展開。
なんで突然空中ブランコが始まるんだろうとか思っちゃいけないんだろう。

「あーやだやだ。欲の皮の突っ張った大人って!」
「お前が言うな!」
金髪で髪形も似てるのでローズとシルヴィアがかぶるなぁとか、
ユートが意外とひょろりじゃないとか「これが鯉!?」とか
まぁお遊び回と見ていいんだろう。あまり笑えなかったけど。

ラストに出てきた男は別に仮面じゃないと思うんだけど
エンドロールで「仮面の男」になってるので仕方がない。
でもしばらくこんな感じで進みそうかなぁ…だとするとちとキツい。


Episode:6 愛娘
2005/11/10

「娘が…見つかった」

先週、他のレビューサイトさまでは喜ばれていたけど、私としては非常に
面白くないと思ってたので今回はホッとした。よかった、めちゃ面白かった。
つかちょっと感動した。ロイとソルティのコンビが今さらだけどすごくいい。

前回ローズが語ったコンベンターとインコンベンターの隔たれた壁を元にした
親子愛の物語。視力を失い歩行能力をなくしたニューライツ・チャイルドの
リタはロイの娘ではなく、レア・クリスタル「ピーティン水晶」を盗んで
ロイたちに追われるインコンベンター、ヴィンセントの娘だった。

「一度くらい見逃したっていいじゃないですかっ!」
おお、ソルティの叫び声、なかなかいい。声優さんもうまくなってきたかな。
インコンベンターである父親が見つかれば、ニューライツとして与えられた
市民権をリタは失ってしまう…「親切なおじ様」として眼が見えないことを
幸いに何くれと世話しながら、リタの失われた機能のリゼンブル化のために
盗みを働いたヴィンセントを庇うソルティは、なんと盗みを手伝う事にする。

Aパートでヴィンセントを逃したロイに歩み寄るユートとソルティでCMにいき、
Bパートは違うシーンから始まったと思ったらどこぞのモーテルにいるロイが
怒るソルティのことを回想する形で驚いた。うん、この演出なかなかいい。

「ダメです、ヴィンセントさん!こんなのダメです!」
狙撃されてユートを庇うロイやソルティなど今日は動きがスピーディでいい。
ケリーに騙されて撃たれたヴィンセントを見て怒りに燃えるソルティにその場を
任せて、けが人を引きずって物陰に隠れるロイという構図がなんだか信頼関係が
ある感じでよかった。ソルティが全部片付けるんじゃなくて、ヴィンセントが
リタの為にと1つだけちょろまかしてたピーティング水晶をロイが爆発させて
カタをつけたのも。若い娘の戦うケツを見てるだけじゃオヤジがすたるぜ!

「お父さんに」
リタが知ってたことには私もえっと声を上げてしまった。
待ってるって、伝えてください。ずっとずっと待ってるって。
それにしても死んだヴィンセントに不思議な力を発動して
生き返らせたソルティの破天荒パワーは一体何なんだ!?

そして家に帰った二人を待ってたのは…なんで…あんたがそこに?


Episode:7 小悪魔の訪問
2005/11/17

「おっさん、いつ生まれ?」
「…最悪だ…」

アジトが襲われて兄貴とはぐれちゃったのよ…
転がり込んできたローズとロイの攻防戦=ギャルに翻弄されるオヤジ。
さらに悪い状況を作り出して気を逸らせ、チェスの勝負で結局居つく事は
なし崩しに許可させたローズの手腕…いや、ありゃ単にロイがトンマなだけだ。
気をよくして寝転がってから真実に気づいたロイ。
「こっから出て行くように賭ければよかった…!」

ローズのシャワーシーン、めちゃめちゃ気合入りまくってるな!
でもあまり不快ではなく、なんていうか…健康的にエロい。
そのあとローズがずーっとタオル一枚のあられもない姿だったのに
チェスで勝つまで何も言わなかったのは眼福だったからですか?
ロイさんはトンデモラッキースケベオヤジなんですね!

ローズの目的は地下のインコンテンダーたちのため、抗体を盗み出す事。
結局ロイのところにわざわざ乗り込んだのは何か別の目的があるのかと
思ってたけど(その部屋からある部屋が丸見えだからとかさ)ただ単に
ソルティのケタ外れパワーが必要だっただけか?図々しいにもホドがある。

「あいたたた…ぶつかっちゃった」
いやそんなレベルじゃないから!吹っ飛んでる、吹っ飛んでるよ!
この時計がゼロになったらただ走ってくれればいいの。
盗みは手伝いません!と言いながらしっかり手伝わされてるよソルティ!
ってかあの道路の破壊っぷりはギャグか?ギャグだろう??

「ごめんなさい…」
ソルティを巻き込むなと言ったろう!怒るロイに素直に謝るローズ。
何やらいいことを思いついた様子のローズ…ってか、予告のロイが
「出てけ」って言ってるということは居座ってますがなこの人。

「ボクの部屋に来ない?」と誘うユートに吹き出した。ドサクサに紛れすぎ!
犬のウンコを踏み、ソフトクリームをつけられ、黒猫の親子に前を横切られ…
11月生まれのロイの運勢はまこと、「最悪だ」ご愁傷様です


Episode:8 リベンジ
2005/11/24

「そうやって命乞いしたアイリーンを、おまえは殺したんだ!」

親友とその家族を殺したジョン・キンバリーを追い詰めるも、逆襲にあった
ローズを助けに飛び込んできたソルティ・キックがむちゃくちゃ格好よかった。
そしてロイが「できるな」と言い、ソルティが「はい!」と答える。

やべー、親子ハンターのコンビネーションが完成している。
こういう親子ペアみたいなのって、脇役にはよく出てくるけど、
ソルティレイは主役が親子ペアというのが珍しいしむしろ新しい。

ソルティを盗賊にスカウトするというローズにラリーが与えた猶予は3日。
恵まれない未登録市民の為に盗んだものを分け与えるために…そりゃまぁ
ちょっとは自分が欲しいものも盗むけど、何より自由に大暴れできるのが
いいのよと「若いうちだけだぞそれ」という盗賊の醍醐味を語るローズ。
でもソルティは「なりませんよ!」とバッテンマーク、ロイにいたっては
犯罪者にはかわりないと話も聞かず部屋から締め出したり追い出したり…

カーシャと組んで泣き落とし作戦を仕掛け、窓からソルティの部屋に侵入し、
眠るソルティをこのままふんじばって連れて行こうとすればロープを軽く
ブチブチと千切られるのには笑った。鋼鉄製の鎖でも無理そう。

今回はローズと、水着の回で出てきた時にエンドロールに「仮面の男」と
出ていた飛田ボイスのインテグラたちの親玉も怪しい接触をした。
仮面っていっても顔の半分に金属がはまってるような感じだけど。

「ちくしょう、生きてやがったのか!ちっくしょう!!」
なかなか進まないスカウトに痺れを切らしたローズが実力行使に踏み切ろうと
銃を向けた時、その視線はロイではなく通行人の1人に向けられる。
最初の回想シーンが生きてきたなぁ。昔のちっちゃいローズ、可愛い。
殺されたのがローズの親友とその両親というのもなかなかよかった。
もし彼女の両親だったら当然それは仲良しアンダーソンブラザーズの
復讐になっちゃうので、ラストシーンが生きてこないんだよ。

法律はあたしたちを守ってはくれない。なのに縛ろうとする。
だから、あたしが皆を守る。守るために戦う。何がいけないの!?

リフレクトコートのリゼンブルもソルティの力技には効果なし。
ソルティに腕をもがれたキンバリーをバイクで踏み潰そうとするローズだけど、
結局押しとどめられ、涙の咆哮(はずみでぐりっとバイクが前に出ないかハラハラした)

「寝た子を起こすのは可哀想だ」
結局ローズはまたロイの元に。おとーさん、本気で2人も養うってか!
我々とのコネクションはあったほうがいいだろう…不満そうなアンディとは
裏腹にラリーは言う。俺たちと繋がっていた方が探し物も見つかりやすくなる。
「信用していいのか?」
その言葉はロイがラリーを信じる事か、それともラリーが妹を預ける
ハンターであるロイを信用していいのか、という意味なのか。

ローズを乗せた車が去った後、ふんじばったキンバリーに銃を向けるラリー。
鳴り響く銃声。妹には手を汚させず、復讐が成し遂げられた事が小気味いい。


Episode:9 乙女達の休日
2005/12/1

わぁ!お鍋が噴いた!
ああっ、フライパンが危険な事に…!
わあぁ、さらに大変な事に〜!!

今日は半日オフのRUCのインテグラたちとソルティやローズが、
ところどころで関わったり通り過ぎたりするクロスオーバー・ストーリー。
ロイが妻のサラの命日に花を手向けに行った時、そこですれ違ったのが墓に
花を供えに来たセリカ…セリカは4人の中では一番飄々としたキャラだけど
一体どういう事情があって1人で墓参りをしてるんだろう?

一方でヒマ人のローズは公園で前回知り合った仮面と再会、なんとデートに
誘われる。仮面は「事業部長」という役職らしいけど、ローズに青いドレスを
プレゼント&エスコートしてる現場を見つけたのは同じくヒマ人のシルヴィア。
ブロンド美人系の見た目とは裏腹に実は男勝りの彼女、どうやら事業部長に
ほのかな憧れを持っていた様子なのが意外で面白い乙女じゃん
ロッククライミングばりにビルをよじ登ろうとする姿には笑った。何してんの。

同じくローズを見つけて好奇心に駆られたカーシャと一緒に尾行開始。
巻き込まれたインテグラはかなりの暴走野郎のようで…こんな同僚ばっかりで
苦労してるせいか色々溜まってるんだろうかハンドルもつと人が変わるタイプ?
あとキミたちプールでも会ってますから。それにあの時ソルティの疑惑が
晴れたのは、防犯カメラにそこにいるローズが写ってたせいだから。

いくら美人でも食事のマナーはイマイチらしいローズ。
手袋の下はあの仮面もリゼンブルなのか、触れ合った途端にビリッとして
「静電気?」といぶかしむ。ホント、冬になると静電気っていや〜ね!
人はすべからく平等でなければならないと語る仮面に、未登録市民の現状を知り
義賊の顔を持つローズは同調する…果たしてこれが吉と出るか凶と出るか。

「キッチンがすごい事になっちゃいました」
「…あなたもすごい事になってるわよ…」
ソルティはスーパーでアクセラにローリエを教えてもらってたけど、
なんで彼女があんなにソソクサとしたのかサッパリわからなかったよ。

ローズが主役っぽい回だったなぁ。大人びたドレスも似合ってたし、一癖二癖
ありそうなんだけど仮面がちょっとカッコよかったし毒ほどウマイもんはないんだよ


Episode:10 トレジャー&レスキュー
2005/12/8

「女の子の基本…」「なんか言った?」

アバンは「はたらくおじさん」風の棒人形劇でリゼンブル救助隊の説明。
単に演出かと思ってたらミランダとロイがちゃんと観客だったので吹いた。
「そういうことだ」って、どういうことだ!

地面の陥没で廃墟になった地下都市に落ちたローズとソルティの脱出劇。
企画協力に谷口監督が入ってるせいか、こんなシチュエーションを見ると
同じく一緒に地下街に落ち、協力し合いながらも決して馴れ合うことなく、
最後には互いの力を認め合ったカズマと橘を思い出しちまうぜ。

それにしても落ちてまずやる事が二人一緒にシャワーって…
女の子のたしなみよとうそぶいたローズが、食料の自販機を壊そうとして
鉄棒を股に挟みこみ、やめた方がと逆にソルティに注意されるのが可笑しい。

それにしてもこの時のまくれたスカートのリアルさ、そのスカートの下に
グリッと突っ込まれ入り込んでる鉄棒の作画はタダモノじゃない
エロいですよ!シャワーシーンよりこっちのがエロいですよ!

「さすがにコーヒーも飲み飽きてきたな」
地上ではリゼンブル救助隊の救助が…なかなか進んでないなぁ…
初めは焦るカーシャを尻目にアイツらが死ぬわけないとタカをくくっていた
ロイも、追っていた犯人が死んだ事を知ると、さすがに不安を膨らませ始める。
そして作業を手伝い始めた途端に起きる二次災害。

地下都市でもノーテンキにドサクサ紛れに宝石ドロをやってたローズが体力的に
へたばり始め、しかも悪い事にソルティが壊した自販機が発火して火災が発生。
火の中をローズを背負って走るソルティ、捜索作業が打ち切られ、救助隊に
食って掛かるロイ、そこに現れるアンダーソン兄弟と役者が揃っていく。

地下都市のデータをもとに突破できそうな換気口を掘り、アンディがゲートを
開く…火災は広がり、酸素は残り少なくなり、ついにシステムがダウンし…

最初は「どうせ最後はソルティパワーで助かるんだし」とこっちも大して力を
入れて見てたわけじゃないんだけど(実際にソルティパワーは無敵のパワーだったし)
緩急取り混ぜながら徐々に緊迫感が上がり、なかなか引き込まれたなぁ。
話はベタベタなのに演出の勝利という感じ。

あと、鼻歌を歌うクセのあるローズの真似をして歌ってみるソルティがホントに
ヘタクソで、「ヘタね〜」と笑うローズと「えへへ」と照れるソルティに、
始まって以来初めて本気で「うわ、こいつら可愛い」と悶えてしまった。


Episode:11 バースディゲーム
2005/12/15

ありがとう、爆弾魔!!

やっべ、もう今回はヤバいくらい面白かった。
最近のアメリカ映画でも戦争よりテロを扱うアクションの方が多くなってるし、
その中でもやっぱり爆弾は必須アイテムだけど、今回の解除ゲームの結果は
マジで最後の最後に「うわぁ、やられた!」と感動すらしてしまったよ。
誰だこれ考えたの!出て来い!くそっ、誉めてやる!!

そして面白かった理由を考えてみた…あっ、そうか!

ロイがメインだったからだ!

ロイとラリーというコンビぶりが最高だったんだ。
「全く…いいとばっちりだ」
「ジャマだ!さっさとどけ!」
ロイに邪険に言われてうーんうーんと伸びるラリー。
「…挟まった…」

おまえら、ビンの中のお菓子を離さないで手を引き抜こうとするサルだろ!!
大の男2人がマンホールで同時に顔出して体が抜けるかっての!!
いや〜、爆笑。私こういうタイプの笑いが何よりの好物なんだよね。

朝からずっとふんふん浮かれまくるソルティに、一体どうしたのか
聞いてみるロイのしどろもどろも可笑しかった。
「ソルティ…その、なんだ…なんで…その」
「なんでそんなに浮かれてるのかって」
「そう、そうだ」
ソルティの野望計画は内緒でロイの誕生パーティを開く事。
ケーキを作ってお料理を作って、プレゼントを探して…

一方のRUCでは技術者がさらわれ、体内に爆弾が仕掛けられて爆殺されるという
猟奇的事件をプロシードが捜査中。血まみれの現場に辟易するセリカ、冷静に
現場の状況を説明するアクセラ…と思ってたら残された遺留品が大爆発!
いつもは運動能力を誇るシルビアが入院になり、トロそうに見える(能登のせいか?)
アクセラがほぼ無傷というのが、いやこれまた意外。

ラリーから娘の手がかりになりそうな同年代の少女の名簿を受け取るロイ。
そういう理由がなかったらこれってヤバくね?性犯罪者だったらどうすんだ。
そこに近づいてくるレトロなおもちゃのロボット…
二人を襲った爆弾は、アンディの車にも仕掛けられ、同じくソルティたちをも
襲っていた。ミランダの判断の素早さは蛇の道は蛇?意外とキレる女なのかも。

「断る!」
爆弾を巻かれた男が近づき、道の向こう側にあるもう1つの爆弾も切らないと
ゲームは終わらないよと持ちかけるホウ・チュン。2人で同時にやらないと
ダメだっつのにいきなり断るラリーに吹いた。どうでもいいけど空気読め。

ラリーはホウの指示通り、ロイは箱の電光板通りにケーブルを切っていく。
信管を抜き、そして最後になって「ここまでだ」とホウの指示は終わる。
にっちもさっちも行かなくなったラリーが、被害を最小限に食い止める為、
男にマンホールに入れと銃を向けるのは緊迫感があった。でも銃を向けても
死ぬってわかってるなら腰が抜けて動けないだろう。撃ったって爆発はするし。

「勇気…勇気だと?」

最後の切り札は勇気。その言葉の意味を悟り、ロイはラリーを止める。
何もしないこと。爆弾など初めからなかった。遊ばれたんだ、俺たちは…

「ローズに何かあったら…」
「黙ってろ!!」
ロイの気迫に息を飲んだラリーだけど、一方でアンディのケガはどうやら
シルビアたち以上に重症らしい。ソルティたちは無事だったものの、ローズは
人質になってしまう。ユートが届いた郵便物を無防備に持ってきたのでおいおい
と思ったら、ちゃんと爆弾の反応なしと調べてたらしい。腐ってもエンジニア?
(でも公式HPによるとこれを調べるのは相当の機械と資金が必要らしい…)

「ソルティ、その歌は…?」
「あ、ローズさんに教えてもらったんです」
なんと、前回ローズの顔に紫の模様が浮かんだのばかり気になってたけど、
この「鼻歌」自体が何やら伏線くさい臭いがしてきましたよー!?

こちらもローゼン同様年内の放映はこれで終了。
去年、巌窟王も早かったけど早すぎ〜!そして先が気になる〜!


Episode:12 決着の果てに-na-mi-da-
2006/1/12

「素晴らしい!全く素晴らしいな、俺の作る爆弾は!ええー?

爆弾トラップを恐れずに突っ込んできてミニボムにまとわりつかれたり
テグスを引っ掛けたりして突破してくるロイを皮肉をこめて褒めるのかと
思ったら自画自賛かよ!ちょっと意表をつかれて吹き出しちゃっただろ!

「ローズはお前の娘かもしれない」
これに見覚えはあるかと差し出した服と靴は決定的。
明らかにリタが着ていたピンクの服と、ロイが片方持っている赤い靴だ。
実は彼女は両親が連れてきた捨て子だったってのも今さらかよ!って
感じだし、遺伝子情報が変化して髪の色が変わってしまった子もいる…
ってのもご都合主義だけど、意外と早く正体をばらしたなという感じ。

「娘が見つからない腹いせだってさ」
あいつは一発撃たれたって死ぬ銃弾を、この俺の右腕に12発も撃ち込んだんだ。
俺の娘がいないのに、なんでおまえらのようなヤツが生きてるんだとさ。
一発ずつ撃ち込まれる時の痛みと恐怖がわかるか?

かつてのロイのキレっぷりも、さすがにハンター仲間から忌み嫌われるだけに
ちょっと尋常じゃないけど、ホーのキャラもめちゃめちゃおもしろ過ぎる。
「ああ、死にたくはないね」
ヤツを追い詰めたのがラリーだったのもまたシビれた。
なんなのこのラリーは!ローズの事を知らせただけで退場かと思ったのに
しっかりサポートに廻って冷静にホーの動きを分析してる。カッコよ過ぎない?

でも同時に乗り込んできたインテグラはそれを止める。
やっとパワードスーツで活躍できたね!でもホーが抵抗し、ラリーは一足早く
ホーに銃弾を撃ちこむ。頭蓋骨をリゼンブル化してたのでこの時はホーは
死ななかったけど、ホントに普通に撃っちゃったのがまたすごくよかった。
「おまえに従う義理はない」
殺人罪だとラリーに矛先を向けたインテグラにも素っ気なくていい。

結局ラリーに更にぶち込まれ、ビルの外に落ちて行ったホー。
死んじゃったなんてもったいなさ過ぎるよ。
ラスボスにふさわしいクレージーぶりだもの。

爆弾の仕掛けられた部屋に人質として座るローズの元に向かうロイ。
死ぬから!絶対死ぬからその至近距離での爆発は!
赤の他人のあたしのためにこんな事しなくていいわよというローズに、
他人じゃないと限りなく穏やかなロイ。爆弾は解除できない…でも
「今度は…一緒にいる」

ええぇ〜!?と思った瞬間に飛び込んでくるソルティ。
絶対全部の爆弾爆発させてここまで来たね!間違いないね!
でもまさしくヒーローだった。さすがソルティと心でガッツポーズ。

「今までのあたしの人生はウソだったって言うの!?」
真実を語るラリーに、受け入れられないローズは反発する。
ウソじゃない…妹として本当に可愛がってきたラリーの言葉は本心。
泣きじゃくるローズと、それを見て一緒に泣きだすソルティと。

「いいんだ」と、フォローしてくれるソルティの肩を叩くラストのロイと、
冒頭、実は妻が好んでたオールディーズを1人静かに聞くロイの姿にホロリ。
それにEDではこれまでのローズ、ソルティ、ロイの絡みシーンをセピア色で
見せつつ、バラード調のエンディングを流し、そして最後はめちゃめちゃ
幸せそうなロイと妻と娘のポートレートで締めるなんて反則過ぎるぞ!
ホントにどんどん面白くなってくるなぁ。


Episode:13 distance(すれ違い)
2006/1/19

うそだろーーーーーっっっっっ?!?!?!?!?

「認めてあげる。あんたの娘だって」
でもあたしはリタ・レヴァントじゃなく、ローズ・アンダーソン。
これまでの人生、両親と兄、本当の父、そして聞き覚えのある母のレコード。
自分の気持ちがわからないの…全てを咀嚼するにはあまりにも多過ぎる材料。
けれど兄と話し、ソルティと話し、歌に涙して現実をようやく受け入れた
ローズは、だけど自分は自分のままでいいでしょうとロイに問いかける。

ロイもまたいきなり目の前に現れた娘に戸惑い、どう扱えばいいのか
わからず、リタと呼んだりローズと呼んだり…けれど妻の墓前に報告し、
リタは生きていたと呟いた時、生きていてくれた事がどれほど大切か
気づいたんだろう、ローズにおまえが生きていてくれさえすればいいと
エールを送る。その矢先、眼の前でローズは瓦礫の下敷きになってしまう。

今回、眠かったので見るつもりなかったけど結局最後まで見てしまい、

ぅえっ!?!?

と最後に本気で固まってしまったよ!なんなんだよあれ!眠気吹っ飛んだろ!

今回の話の売りって、なんたってジェレミー…のはずだったよな、多分。
タオルを巻いただけのセクシースタイルで出てきた彼女はユートの友達。
デカデカと壁にソルティのポスターを貼ってる変態科学者・ユートにも
ちゃんとこんな風に電話してきてくれる女の子がいるんじゃーん、
スミに置けないねコノコノ、とマジで思ったんだよね、いやホント。

ところがコイツがまたとんでもないマッド・サイエンティストでやんの!
エネルギーの採取実験をしようとする彼女を止めようと、ユートがロイを
伴って訪れると「私、知的な人以外とは喋りたくないんです」と言う。
え、聞き間違い?と思ったら「バカがうつるから!」とドアをバタン。
しかも、なおも残って実験はやめろと説得を続けるユートに対し、
なんとスタンガンを使うではありませんか!えー!?しかも止めをさすために2回
「あらら〜、これを食らってまだ意識があるなんてすごいわよ、ユート」
ヤバいよコイツ!またとんでもないキャラがきたぞこれは!

誕生日がらみの事がボマーのおかげでなくなったから何かやるかなと思ってたら
当たったとか、結局レヴァント家に戻ってるローズに口出ししたり、持っていた
片方の靴をラリーから受け取った服と靴と並べるロイとか、ローズとロイに
仲良くして欲しいと思いながらも、未だにそうとは気づかずにいい知れぬ
寂しさを感じてしまってるソルティとか、その3人の人生相談を受ける
ミランダとカーシャとか…ああ、今回はコミカルに描くつもりかなと
思ってたんだけどなぁ…もうビックリして全てぶっ飛んでしまった。

「なんでそんなにワガママ言うんですか!」
いいじゃないですか、ロイさんに気にかけてもらえて…
皿洗いしながら「あっ、いけません!」と皿を真っ二つにしまくるソルティに
笑ってたら、捨てに行ったゴミ袋がでかいのでさらに笑う。何枚割ったんだ!
ローズに言いすぎたと謝り、戻ってきたロイに頭を撫でてもらって嬉しそうな
ソルティ。実験の失敗で崩れ落ちる鐘楼からまたしてもソルティパワーで
ロイを助けたものの、今回はローズは…

仮面の男が「期待通りというわけだな、彼女は…」と、画面にローズと
ソルティを映し出していたり…えー??えー???なに、なんで2人が?
とにかくローズが本当に死んでしまったのかどうかを早く確かめなきゃ。
もうなんつーか…このジェットコースター、ノロノロ運転したり止まったり
上り詰めたり急降下したり脱線したり(いや脱線はダメだろ)で、オモシロレベルに
バラつきがあるとはいえ、ここのところヤバいくらい面白いんですけども。


Episode:14 心覆う闇のために…
2006/1/26

「おまえみたいな…機械人形に!」

雨の中、呆然とするロイを見守るしか出来ないソルティ、泣くカーシャ。
そこに現れたアンディはロイを殴り、殴られてもなお呆然とするロイ…
ソルティが作った食事を叩き落として泣き出す困った親父が
見るたびにフヌケになっていくのが可笑しくて気の毒。
でも皿を洗いながらグスッと鼻を鳴らすソルティはもっと可哀想だ。

「修復が難しい」と言われた死体を見た時のロイの叫びが、まるで
酷い目にあった時のギロロに聞こえたなんて事はないですよ、ええ。
だって、ローズがRUCに回収されたのは多分間違いないんだもん。
リゼンブル化するのか、それとも「だって私は3人目」で出てくるのか…
ロイたちをインテグラが見守ってたので、ローズ娘説もやっぱり怪しい。
あの車名娘たちの中にリタがいたっておかしくないって事になる。

「おまえのせいで…リタは!」
大怪我を負って病院に収容されたジェレミーの元に向かうロイ。
もう本当にヤバい。気づいたミランダとソルティが追いかけて
ギリギリのところで止め、何事もなく連れ戻された様子。
「ごめんなさい、ごめんない」と怯えて謝るジェレミーも
もはや前回のマッドぶりはすっかり鳴りを潜めてる。

「なぜ俺を助けた!」
俺なんかを助けるヒマがあったらリタを…
今まで散々ソルティパワーで助けてもらったのに、失敗には厳しいロイ。
しかも悲しみのあまりとはいえ、言ってはならない言葉がソルティに
吐きかけられる。それを聞いていたたまれず走り去るソルティ。

何もできずベッドに寝転ぶカーシャ。ジェレミーが自分の友人であること、
そして実験を止める事ができなかった事を負い目に思うユート。
支えてあげられるのは家族だけとソルティを励ました手前、ミランダは
なぜあんな酷い事を言ったのとロイを責める。でももしカーシャが同じ目に
あったなら…とはいえ、傷つけてしまったソルティの事も気になるロイは苦悩。
「死」に対して、こういう丁寧で痛い回を描くのは、重いけどいいものだ。

仮面が一体アクセラにどんな実験を施していたのかは不明。
というかここにきてアクセラの存在が急浮上するとは思わなかった!
能登だったからにはただの脇役ではないと思ってたけどまさかねぇ…
ソルティを家に連れて行き、お風呂に一緒に入って世話をするアクセラ。
裸で抱き合うんじゃない!と、いつもなら思うところだけど、ソルティの
ヘコみっぷりがあんまり可哀想なので今回はまぁ見て見ぬフリをしてやろう。

ロイに嫌われてしまったと傷ついたまま、路地裏に姿を消したソルティ。
仮面の思惑もますます気になるし、ホントにヤバいくらい面白いわ。


Episode:15 たどり着いた場所
2006/2/2

「じゃあ、いずれは私も使ってもらえるかもしれませんね…」
「ええ!いいの!?」
「…え?」

街を出て荒野を彷徨い、倒れてしまったソルティを助けたのは、技術者らしき
ジョセフ。オーバーフローしてたAIを古い部品を使って修理してくれたようだ。
けれど、ジョセフが何を聞いても、辛すぎて喋らないソルティ。
言語回路の故障か…まるで機械を修理するように話すジョセフは、
そんな言い方はやめてくださいと主張し、彼の軽度な命令に逆らう
ソルティが自我を持っている事に驚く。

一方でもうロイはさらに大変な事に!先週よりさらに廃人化!!
いや〜、もうホントにとんでもない。笑っちゃうくらいダメダメなロイ。
どこに行くのかと思ったら腹が減ったらしく、冷蔵庫のソーセージを
ガッツ食いしてたのもなんだか可笑しくて。リタが死んだってのに…俺は…

だってその死んだはずのリタことローズ、やっぱり生きてるんだもん。
何の実験をしてるのかはまだ不明だけど、やっぱあのスーツなのかね。
どうやらアクセラの実験をすっ飛ばすほどすごい逸材らしいじゃないか。
前々からシルヴィアとローズがソックリで見分けがつきづらいんだけど、
まさか入れ替え要員とか言わないよねそんなバカナー

「おまえは料理をするなと言ったろ」
「だから俺に料理をさせるなって言ったろ!」
倒れたソルティを荒野で見つけたウィルが、わざとらしいくらいに
明るくて元気で、その分実は最初からすごく違和感があったんだよね。
でも別に嫌悪感じゃなかったから、これはもう草尾さんの演技力にやられた。

「それは、笑顔じゃないよ」
廃品から部品を探し、手作りの飛行機を作って飛ばしたいと夢を語るウィルに、
ソルティは自分が機械人形だからロイに愛されないという悩みを打ち明ける。
でもそれでロイの命を救ってきたのも事実。つかソルティいなければ
ロイは第1話で死んでるしソルティがいなければトラブルに巻き込まれなかったかもだけど

お互いにないものねだりなんだよ、きっと。
きみは人間になれば義理のお父さんに愛してもらえると思ってる。
病気や怪我で寿命のある人間は永遠の命を持つ機械が羨ましい。
あーこれはもしかして…と思った途端、ベイシンに血を吐き出すウィル。
「ちぇ…もう時間がねぇや…」

しかしその頃「いくらなんでももうこれ以上ひどくならんだろう」と
思っていたロイが、さらにさらにひどい事に!!!
笑っちゃいけない、今はシリアスなんだよねジョージと思いながらも、
なんだかもう笑わずにはいられない。しかも堪忍袋の緒が切れて
馬乗りになったミランダにグーで殴られ始めたのでたまらず吹き出す。

ダメだ、このオヤジはもうダメだ。

この顛末に責任を感じるユートはソルティの行き先を徹夜で捜し、
二人の姉を同時に失ったように元気のないカーシャは意地を張り、
ソルティの情報をくれたのは、恐らくはルール違反を承知のアクセラ。

皆、悲しかったり辛かったりしても耐えながら前に進んでる。
自分だけが不幸だなんて思わないで。私だってあの時夫を失ったわ。
でもカーシャがいてくれた。あなたにとってソルティちゃんはどうなの?
なのにあなたのこのダメっぷりはなんなの?それがソルティクォリティ
ボコられるロイとボコるミランダ、いい大人の両者が流す涙が切ない。

きみの事が好きだってこと…でもそれは冗談、冗談だよ。
死んでいく人間が安易にそう言って、相手を縛り付けないように…
ウィルはずっと一緒にいたいという想いを冗談と茶化して打ち消す。
ソルティはウィルの告白に驚いて赤くなり、すぐに否定されて拍子抜け。

「世の中まだまだ捨てたもんじゃないな」
整備を終え、またソルティにぶん投げてもらって今度こそ無事に飛んだ
飛行機から眺める下界は、何もない荒野のはずなのになんて綺麗なんだろう…
自分の爪あとを残したかったんだ。でも、本気だったよ。半分ね。
夢の実現と、ようやく笑ったソルティを見てウィルは何気なく言う。
「俺、もう死んでもいいや」

そんな事、言わないでください!
ソルティが後ろからウィルを羽交い絞め抱きついたんだけど、
うわヤバいヤバい!そんな姿勢だと力の加減が難しくて締めすぎて
きっとブラックアウトしちゃうよしないしない

冗談だよ…そう、悪い冗談だ…
そう笑ったウィルが吐いた大量の血がソルティにかかった演出は、
くるぞ、くるぞとわかっててもやっぱりドキッとした。
しかもここモノクロームになってさぁ。
え、っと思った瞬間にはもう飛行機は墜落。
そしてソルティがいくら呼びかけても、血にまみれたウィルは動かなくて…

ちょ、またこんなとこで…
こらー!ソルティレイ!この面白さは一体どういう事なんだーーー!


Episode:16 冗談です、半分
2006/2/9

「私、ウィルさんのこと、好きだったんですよ」
冗談です…半分…
光の雪が降る街が綺麗だったから…夜明け前に飛び立ったソルティは
翼の上の幻影と語り合う。私もまた、笑えますか?…そう言って
朝焼けの中いなくなってしまった幽霊ウィルの為に泣くソルティ。
私、忘れません。ウィルさんのこと、絶対に忘れません。

「いてぇな…」
また今回もどうしようもないのかと思いきや、やつれきった頬に生えた
無精ひげを剃り、ミランダやユートに励まされて、ロイがついに復活!
ソルティがウィルの飛行機を直してるカットとほぼ交互にロイが街中で彼女の
行方を聞き込むシーンは男性ボーカルの英語の歌もぴったりですごくよかった。

ウィルはなんで両親に捨てられたんだろう?浮浪児姿を想像してたのに
綺麗な格好してるし…もしかして君はただの迷子だったんじゃないのか?
折悪しく起きたブラストフォールでウィル少年は傷つき、そしてその時の
ずさんなリゼンブル手術が原因で、ウィルの体は内部から蝕まれていた。
ウィルの死はソルティのせいではなく、寿命だったのだとジョセフは語る。
(ただしソルティはウィルの死が自分のせいだなんて言ってないんですけども…)
ジョセフは意見せず、ただ見守るだけ…そう言いながらも、ソルティが浮上する
きっかけをくれた事も事実。成長物語というのはベタだけどやっぱりいいなぁ。

先週、多くのレビューで目立ったのが「ウィルの登場と退場が唐突過ぎる」
だった気がするけど、私はわずか30分であれだけキャラを印象付けて、
言いたい事を伝えて、さっくり退場させた構成力に感心したけどなー。
しかも足りなかった部分は今回、ソルティがジョセフに聞いたり、
ウィルが見たかった物を自分で見る事でちゃんと補足してるし。
だらだら無駄な話をやるよりメリハリが効いててよかったと思うけど。

「長かった…あなたの呪縛からようやく解き放たれそうです」
かつてはリゼンブル技師?の、「傍観者」と自らを称するジョセフが飾る写真は
光の加減で見えない。でも「アシュレイ」というのはやっぱり仮面の事かな?
知り合いだとしたら年代が違いすぎる。ジョセフと仮面は同年代なのか、
あるいは仮面がすごく若かったのか、実は年をとってるけどリゼンブル技術で
若く見えるとか…真ん中の女性は誰なのかサラとか言わないよねまさか
それに仮面が言う「あなた」とは誰なんだろう?

今回はソルティとロイに光明が見えた反面、事態がさらに複雑に。
アクセラにも両親がいないらしく、娘候補がまた1人追加になった模様。
アクセラはそもそも後方支援なんじゃなくて、拒絶反応が強くてスーツが
着られなかったのか。ブラストフォールでの件がトラウマになってるとか。
そしてローズの意外な復活…復活は読めてたけど、まさかRUC警備局に配属とは。
洗脳でもされたのか口元に浮かぶ笑みが謎だ。

次回はローズサイドがメインでロイとソルティは会えないんだろうか。
まさかこんなに気を持たせるアニメになるとはねぇ…


Episode:17 LADY
2006/2/23

「君たちはもはや不要だ!」

セリカがクビになるのは納得がいかないと事業部長に抗議しに行くシルヴィア。
アクセラは自分に必要なのはローズだけだという彼の言葉を聞いたが故に
必死に止めるけど、嫉妬も混ざった乙女の怒りは止まらない。
ずっと君たちだけが大切だと思ってきた…君たちがいればいいと思ってきた。
でも、今は違う。私が欲しいのは優秀で、従順で、素直な手駒だけだ。

頬に触れた手袋で隠された手は、リゼンブル化されていた。
その無情な手刀はこの男を一途に愛していたシルヴィアの腹部を貫く…

って、ぅおぉいぃぃ〜〜〜〜〜〜!待てコラ!

マジですか?シルヴィア死亡?しかも殺害!?ええぇ〜?
なんでこんなにジェットコースターなのこの作品は!面白すぎるよ!
それも演出的にちゃーんと緩急つけてくるからなぁ。にくったらしいよ。
そして気持ちよく踊らされてるよ。投げられてるよ。一本取られてるよ。

シルヴィアとローズって似てるよね、まさか交代要員とかじゃないよね、
あはははは、なんて書いちゃってごめん、シルヴィア…まさかホントに
ローズにところてんされるとは思わなかったんだよぅ。ごめんよ。

しかしローズが全然性格が変わってない事にたまげた。
結果重視とか、アウトローとの何でもありのバトルに慣れてるとか、タイマンに
喜んだりとか、セリカがクビになった時の反応とか…むしろもっと冷酷ならば
あー、洗脳されたんだろうなと簡単にくくれるのに、あまりに「らしすぎ」て
ローズそのままなのでむしろ「なんで?」と混乱するよ。ど…どういう事???

「我々は普通の人間ではありません」
しかしローズもプロシードである事を説明する鉄仮面。
コーディネイタープロシードとは遺伝子を特化させた人間を指すようだ。
でも毎度ああいうカプセルに入ったりのメンテナンスが必要なら、
クビになったり転職したりしたら即・死活問題じゃないのか?

事業部長の命令に従うしかないと半ば諦観するインテグラ。
閃光弾に眼をくらまされ、3人組を捉える事ができなかったシルヴィアが
納得できないと憤るのは人事だけではなく、事業部長とローズの親密さ。
シルヴィアを気にして狙撃できなかったセリカは結果主義バンザイながら
その「結果」が出せなかったとクビ勧告、アクセラはカードキーの承認を
取り消されてしまう…変わっていく状況についていけないレディたち。

「なに?チーフになりたいの?」「それが必然ならば」
強化スーツの性能や、そもそも全貌が初めて見えたのが模擬戦ってどうなんだ。
シルヴィアのスーツは接近戦に特化してるからいつも切り込み隊長なのか。
シルヴィアはローズに挑み、最初こそ優勢だったものの、今回が初装着だった
ローズは、馴染んできたスーツの力を使いこなしてシルヴィアを叩きのめす。
セリカもビックリしてたけど、シルヴィアの諦めが早すぎてちょっと
あっけなかったなぁ。恋愛がらみだし、もっと足掻いて欲しかったよ。

「どこに行くの、ユート」
帰ってきたソルティがミランダの事務所を恐る恐る覗くのがめちゃ可愛かった。
そのソルティめがけてものすごい早さで飛んで泣いてると思ったら
怪我とかしてない?調子の悪いところはない?と両手を出すユートに、容赦ない
肘鉄を食らわせるカーシャも可笑しくて。「なんで?」「目つきがきしょい!」
ロイとはちょっとすれ違っても、迎えてくれた皆、あったかい家族だよなぁ。

埃まみれのソルティをお風呂に入れるカーシャ…そういえばこれ、風呂シーンが
やたら多いのはサービスなんだろうけど、なぜかあんまりいやらしくないよね。
女性が見て不快じゃないエロはいいエロなんですよ変な理屈だけど結構重要
匍匐前進を阻止されたユートは風呂場の会話を盗み聞きしてたりして可笑しい。
あたし、好きな人ができたんです…冗談です、半分…そういう事です。
ウィルの存在感もやっぱり十分で、ソルティの成長を見る事ができる。
「そういうことって…?」「そういう事、しちゃダメでしょ!」最高

一方ロイはようやくソルティの足取りを掴んでジョセフの元へ。
AIに過剰な負荷がかかっていた、とソルティに大きなストレスがなかったかと
尋ねるジョセフ。あの子の持つ力は、いずれ周囲の人間を巻き込んでしまう。
それでもあの子と一緒にいるつもりかと。背を向けながら答えるロイがいい。
「あいつは俺にとってなくてはならない存在だ」

ソルティが自分にとってかけがえのないものだと気づいたロイ。
自分にとって必要でないと思えば簡単に命を断ち切るアシュレー。
必要とされている事は同じでも意味は全く違うソルティとローズ。
ここに当然絡んでくるだろうラリーたちとミランダたちの事を思うと、
今後ますますハードな展開になって行く事だって考えられる。
どうしよう、恐ろしいほど面白くなってきて嬉しすぎるじゃないか!


Episode:18 おかえりなさい
2006/3/2

「すぐに仮面も送ってあげるよ!」

シルヴィアの死に怒りの咆哮を上げ、ハッキングで外堀を埋めようとする
インテグラ&アクセラとは別行動を取って戦争を仕掛けたセリカ、散る。

撃ち抜かれただけじゃなくてビルの上から落ちて「グシャリ」だもんなぁ。
途中で出っ張りにぶつかったせいか手も足も不自然な形に曲がってたしなぁ。
シルヴィアも本当に死んじゃってたみたいだし、セリカもダメか…

メロンを持ってきてくれたお父さんとお母さんを置いて死んじゃったのか。
セリカが墓に花を供えに行ったあれは誰への追悼だったんだろう。
彼女に武器を調達した男が言った「死ぬなよ」の一言が哀しい。
「死なないよ」と答えたセリカのセリフが虚しい。

しかしもうなんかホントにすごいよソルティレイ!!!

ソルティとロイはようやく再会を果たし、ぎこちなく微笑みあったりして
見てるこっちが照れるわー!と思いつつもこれまでが辛かったので和む。
半分冗談って事は、半分は本気なの?とバカみたいな心配をするユートや、
元気になったロイを見て嬉しそうなミランダやカーシャも今までどおり。
そして元のように仕事を再開するロイは、相変わらず詰めの甘さで犯人を
取り逃がし、ソルティはソルティでその犯人がぶつかってきたと言って
ソルティパワーで手柄を上げる。このツインドッグスタイルも元のままだ。

再生されつつある家族像の一方では社会の枠から放り出される3人がいる。
仮面を庇うシルヴィアを撃ち殺したというとんでもない捏造映像が押収され、
すっかり罪を着せられた3人はビルの空き部屋で打開策を練るハメに。

武器を調達したセリカはRUCに忍び込んでパワードスーツを盗み出し、
アジトを襲われてたアクセラを助け出す。男たちに囲まれて大ピンチの
アクセラの足元がエーローいー!逃げられないように足を撃ってからとか、
そういう鬼畜行為はマジでやめてんか。そういう連中にこそ鉄槌を!報いを!

アクセラがアシュレーと共にやろうとしてたプロジェクトとはなんなのか。
何しろアクセラに射殺命令が出てるくらいだからよほど重要な情報なんだろう。
アクセラがロイの娘という仮説も忘れそうなほど物語はぶっ飛ばしていくよ。

「やば…」
肩口からもビーム出るのか!すごいなセリカのパワードスーツ。
キャノンに狙われればさっさと逃げ出すしたたかさもセリカには似合うのに。
一番飄々としてたから、セリカがこんなに熱いヤツとは思ってなかったよ。
正直、化粧がどうのと言ってた時は蛇足的エピソードと思ってたんだけど、
本当にシルヴィアに化粧をしてやるシーンがこんなところで出されて、
あの伏線が友を失った哀しみとして生きてくるとは意外だったなぁ。
完全にシナリオと演出がセオリーの上を行ってるよ。

「迷うな、迷うな、迷うなっ!あたしは決めたんだ!!」
ローズは全てわかってるようで、わかっていて敢えて仮面についてるようだ。
コソ泥を警察に突き出すローズに、インコンベンターが捕まればどんな事に
なるかわかってるのとソルティに語ったあの日の面影はないようなあるような…

そのローズを助けたのはインテグラで、だからローズが上司になると聞いて
彼女だけは(もちろんかなり腑に落ちなさそうではあったけど)シルヴィアたちほどは
驚かなかった事が判明したわけだ。あの時インテグラも間に合っていたとはね。

もちろんローズの噂は地下にも伝わり、出てきたよラリーとアンディが!
ミランダの事務所に乗り込んできた2人の言葉に驚く一同。
同時にソルティもアクセラと一瞬の邂逅をし、そしてついについに!
ローズの姿を見たロイとソルティの驚愕やいかに。

この時のローズの悲しそうな微笑なんかもう絶品よ。
セリカを撃ったのは誰なんだろう?あのタバコをもみ消してた人なのかな?
ここで続くって…続くって…おまえ、それはないだろー!
次回サブタイは「全員集合!」って、ええぇ?なんだそりゃ?!
もうなんつーか…ホントにすごいです、色々。


Episode:19 全員集合
2006/3/9

「お姉ちゃんの墓を、年に一回、綺麗にしてくんないかな?」

 だ っ た の か !
ずっと気になってた墓参りの伏線が回収されて、しかも大体こういう話では
ほとんどスルーされる、メロンを持って来てくれた両親が養女(だったのか!)の
セリカの死を受け入れられずにいることまでちゃんと入れ込んでくれたよ。

「やだなー…なんか、最後の言葉みたいだよ」
くそっ、ここのシーン、アクセラと一緒にマジ泣きしちったよ。
ゆかりんの照れながらも覚悟を決めてるような演技がめちゃくちゃよくて。
じゃぁね…ばいばい…慌ててスイッチを消しに立つセリカが可愛くてさぁ…
能登アクセラの泣き声もリアルで、インテグラのお姉さんっぽさもよくて、
そして極めつけが、聞いてないフリをしてるソルティのアンテナがショボン…
なんつーかもう…ホントにやられました。

セリカのぐちゃぐちゃの死体に驚き、ローズがやっぱりちゃんとロイと
ソルティを認識してて、狙撃手にも「ありがとう」と言ってることから、
最初からセリカを殺す事も可能性に入れてたことがわかって…
「一体、何がどうなってるんだ!」

以前助けてもらったアクセラを見つけたソルティは、今度は自分が助ける番と
彼女を連れ帰り、アジトに戻ったインテグラはユートとアンディが迎えに来る。
なんかこれ、珍しい組み合わせだなぁ。というわけで全員集合…

もう全員じゃないじゃん!

と、誰もがツッコむサブタイだよなぁ。
ローズを入れると3人もいなくなってしまった。

そのローズがなぜ助かったのか、なぜRUCにいるのか、なぜおまえたちが
殺人の汚名を着せられたのか…インテグラは全ての手の内は明かさない。
あの仮面とローズのデートを追いかけっこした後、シルヴィアとカーシャは
何回か会っていたことが判明してビックリ。ホント、仲良しだったんだね。

ロイはRUCを訪れてローズを捕まえる。
生きてさえいればいいって言ったじゃない…生きてたんだからいいじゃない。
まさしく別れたあの時と同じ事を言ってそそくさと逃げ出すローズに代わり、
ロイを接待する仮面の本名はアシュレー・ディンクスというそうな。
もしかしてカミーユに対抗して女名前なんですか。

慇懃丁寧な態度で横柄無礼にロイを追っ払おうとするアシュレーに、ロイは
おまえが嫌いだ宣言。それに対し、仮面も私もあなたが不愉快だで応戦。
幼稚園児じゃないんだから笑わすな。まことに困ったおっさんたちです。

「質問を質問で返すのはずるいわ」
ええ、全く。それが大得意な人を知ってますよ我々は!
仮面がローズに見せた、あの巨大なものは一体何なのか。
イルミナ?とは彼女のことなのか、だとしても彼女は一体何者なのか?

ニュースを見てアシュレーが何をしようとしているかを悟ったジョセフは、
何かを持ち出したはいいけど、家が爆破されてたよね?あれも仮面の仕業?
その持ち出したものをロイの元に送ったらしいジョセフの声を聞いて
インテグラが思い出したのは遺伝子操作された子供たちがいたロドニアのラボ。

さぁ点と線が少しずつ繋がってきたかな。とにかくもう、文句なく面白いや。


Episode:20 訪レル災い
2006/3/16

「ソルティ…?私の名前はディケです」

アシュレーに回路を焼ききられ、メモリーを破壊されたらしいソルティは
ゴミ捨て場に捨てられて「ディケ」になって(初期化されて?)しまった…
いや、しかしそんな事より視聴者の多くは

ソルティのどこをどうして何してるのか

とジョセフの仕事が気になって気になって仕方がなかったと思うな私だけじゃないよね?

今回はプロシードとは一体何なのかということを、やっぱりアシュレーの
やり口に早めに気づいて逃げ出してたジョセフから語られたのが大きい。
それにソルティと地下に閉じ込められたローズの顔に浮かんだピンクの斑紋は
プロシードの証だった事も判明。憎たらしいくらい伏線をちゃんと回収するな。

少女たちに遺伝子異常を引き起こしたのは、ウィルが綺麗だといった光る雪…
その正体はナノマシン「オーロラシェル」だという。移民惑星であるこの星には
空気がなく、オーロラシェルは作られた空気を閉じ込める薄膜なのだそうだ。

最近の「万能ナノマシン」は、昔の「何でもかんでもオリハルコン」のようだ。
サヴァイヴや舞-乙HiMEもナノマシンで、影響を受けるのは大体女の子だけど、
最近のSFではそういう流れが主流なのか?もしかしてナノマシンに処女を穢す
精子の姿を見るのかなぁ?だったらそのうち、未通女の聖女マリアがなぜか
キリストを産んだのもナノマシンのせいとかなりそうだよねならねぇよ!ヤバいよそれ!

身体能力、視覚処理能力、演算能力とシルヴィアたちの能力を明かしながら、
インテグラの加速装置オーバークロックは実戦で見せる演出も憎い憎い。
アシュレー曰く、自分のリゼンブルは「コピーなどではない」とのこと。
あ〜、そういえばなんかリゼンブル技術はどうのってユートが言ってたっけ。

インテグラは地下のプロシード研究所でアシュレーと対決。
限界を超えて4回目のオーバークロックでもアシュレーを捕らえきれなかった
インテグラは脳の神経細胞を焼き切り、卒倒してしまう。死んでないのは
幸いだけど、最後の1人・アクセラを呼び出す囮になって結局死にそうな予感…
やるよ、ソルティのスタッフはそれくらいやるね。やらなきゃおもんないけど。
あれ?そういえばアクセラに作るように頼んでた物ってどこかで出たっけ?

ミランダがRUCにローズを尋ねて行ったのは意外。それに対するローズが、
気のない素振りで「見張られてるわ」と紙ヒコーキを飛ばすという事は、
彼女自身にも別の考えがあるのか、単にロイやソルティを心配してるのか…

次回はプロシードが生まれた過程やラボでの実験についてかな。
時折差し挟まれるユートとアンディのコンビが程よいインターバルになるほど
緊張感は持続してるかな。アンディはローズが好きなのか。へーほーふーん。


Episode:21 真実の刻
2006/3/23

「こわっこわこわ…壊す…」

うぉ〜い、大丈夫か、大丈夫なのか、アクセラ!
能登キャラが鼻血まみれて!どうなってんだ!責任者出て来い!面白すぎる!
そして制御不能になったRUC巨大ロボが一発ぶっ放してみれば…

何その大爆発ーーーーーーーーっ!!!!!

あんた、それはちょっと…ヤバい、ヤバすぎ!ラピュタじゃないんだから!

前回のヒキがアクセラが何か巨大なものに搭乗してるシーンで終了し、
そりゃ唐突過ぎるだろとぶーたれるレビューサイト様が多かったのだが、
いや、ソルティレイはきっとそんな安直ではあるまい…と思って敢えて
触れなかった私は勝ち組だよな!?別にただ単に書き忘れただけじゃないですよやだなぁあははは

今回はちゃんとそこに至るまでの「空白の22時間」が描かれた。
でもアクセラがどうやってあのロボのあるRUC本部に入り込んだのかはわからん…きっと来週明かされ…る?

ユートたちが戻ると同時にRUCに狙われている事を察知したロイたちは、
ジョセフの導きでソルティの修理ができるある場所へ向かう。
移民してきたという歴史はまだ教わっていないとぶーたれるカーシャ。
誰も知らないのさ…誰も教えないのだからと真実を告げるジョセフ。

ジョセフがカーシャにお嬢ちゃんと呼びかけた時、自分を指差してテヘヘ…
と笑うミランダに、「おまえじゃないっ!」と画面の外からツッコミを入れる
ロイが可笑しくて可笑しくて。いざという時に颯爽と活躍した事のないロイと、
いざとなればロイをグーパンでボコるのに普段はボケボケマザー・ミランダ。
うむ、いいコンビだ。

空気のない惑星で、地上に空気が溢れるまで人々は地下で暮らしていた…
いや〜、それにしても「移民惑星」と聞いた時にすぐに直結すべきだった。
ソルティとローズが迷い込んだ地下都市は、コンパクトな空間、シャワー、
自動販売機、ダクトなど、考えたらまさしく「星を征く船」ではないか!
高度な技術を持つこの宇宙船でなら、オリジナルの技術を用いて作られた
ソルティの修理をする事ができるのだという。

一方ローズはアシュレーと共に「真の敵」に会いに行く。
それは「エウノミア」と呼ばれる、この惑星を人間の住める惑星に
作り変えた、まさしく人類のライフラインたるコンピュータだという。
ローズはこのエウノミアが人類を市民と非市民に選別し、自分より下の階級を
作り出すことで人々の不満を晴らしていたとアシュレーに教えられたらしい。

   アシュレーは機械に支配される事を嫌悪していた…
   私はエウノミアの最後の監視者だ…

アシュレーとローズの会話の中に、ジョセフが語る事、アクセラが子供たちや
アンダーソン兄弟に「自分もあの子たちと同じだった」と言うシーンなどが
うまく混ぜ込まれて「アクセラ=リタ」のポテンシャルも保ちつつ。

アシュレーが行うのはローズによるエウノミアへのハッキングつかクラッキング?
それにしてもローズがそんなに高い能力を持っているのはなぜなんだ…
アクセラの演算能力やシルヴィアの戦闘能力よりローズの方が上って事でしょ?

侵入されるエウノミアの抵抗はリゼンブルを支配する事。
リゼンブルはエウノミアの端末だとアシュレーが言ったとおり、リゼンブルを
体の一部に持つ者は操られて凶暴化する。それはアシュレーすら例外ではない。
つまり今回のように、エウノミアはいつでも必要な時にはリゼンブルを使う者を
支配下に置く事ができるってことだ。なら、リゼンブル技術が世界中に拡がる
原因になったあのブラストフォールはもしかして…となってくるわけですね。

でもそれだとアシュレーが実はただのいいヤツになってしまうじゃないか。
もちろん、アシュレーは目的の為にアクセラたちプロシードを強化し続け、
ローズという逸材を見つけた途端に今度は彼女たちを使い捨てたわけだけど…
まだ何かどんでん返しがあるって事だよな<いやー、ホントにただのいいヤツで終わったらすごいけどね

目覚めたソルティは完全には戻ってないけど、ディケほど冷たくもなく…
どの程度の記憶を有しているのかはまだ未知数。
そして次回は怒涛の3話連続放送最終回。
ただでさえ普通より話数が少ないのに、なんでこんなに駆け足なのやら。


Episode:22 わたしと彼女と、少女の想い
2006/3/30

最終回を含めて3話連続放送!終わったら4時過ぎだぞ!殺す気か!

「辛かったですね…もういいんですよ。自分で自分に無理をしなくても」

前回のレビューで、アクセラがRUCに入り込めた理由も描かれるかも…と
書いたけど描かれました!やっぱり期待を裏切らないよソルティレイは。
「そうだよ、本当は私があなたたちを囮にしたの!」
それにしてもあのバケモノ砲を受け止めるソルティにビックリ。
どういう威力なんだ。そもそもなんであんなものが必要だったのやら。

跳ね返したものの、反動で弾かれたソルティは誰かに支えられて助けられる。
いや〜、この人影が一瞬シルヴィアに見えて、なんだ、ソルティも結局はぬるい
リバイバルエンドかと思ったけど全然違った。助けたのはローズだから似てるっちゅの!

突撃部隊はアンディ、ロイ、ラリー。そして守備隊はミランダたち居残り組。
カーシャがネットランチャーをぶっ放したりミランダがなかなかの射撃の腕を
披露したり、それにユートはジェレミーを助け、ついでにインテグラも奪還。

でもリゼンブルに操られた人々と戦うさなかに、ラリーがアンディを庇って
撃たれてしまう。エレベーターに逃げ込んだものの、扉をこじ開けようとする
ヤツに体当たりをかまし、一人残るラリー…うわ、またこのアニキはもう…!
「アンディとローズを頼んだぞ、ロイ!」
えぇ〜?いざとなるといいトコなしのオヤジに頼んで大丈夫か!?
「俺はアイツらほど甘くはないぞ」
リゼンブルだけを撃てと言ったロイと違い、相変わらずラリーはカッコいい。
エレベーターが上がっていくにつれて銃声が遠ざかる演出がニク過ぎる!
兄さん、どうか死なないでくれ!

「このわからずやさん!」わからずやさんて…
アクセラを倒そうとするローズを止めるソルティ。
ローズは地下都市の未登録市民をなんとかしなければと本気で考えていた。
でも、それを誰に言っても笑われるばかり。誰も何もしようとしない。
けれどアシュレーだけはきちんと向き合って話を聞いてくれた。
だから信じたの。この世界そのものを何とかしようと思ったの。

え〜?確かにデートした時にその話はしてたけど、唐突だよ。
積み重ねがないんだもん。二人がその後も何度か会ってたとか、
ローズの命を救ったのがアシュレーだとわかって(これ自身がそもそも不自然だし)
それがきっかけでお互いの目的が合致したというエピソードが
全くないんだもん。2人が唐突に手を組んだようにしか見えない。

夢の実現には、多少の犠牲は仕方がない…って、結構デカい犠牲だよなぁ。
ならなぜ泣いてるんですか?涙を浮かべるローズにソルティは聞く。
夢を叶える為に、頑張ってるはずなのに、どうしてそんなに辛そうなんです?
「あたしだって、もう誰も犠牲を出したくなんかない!」
ローズはローズ。何も変わっちゃいなかった。

皆で幸せにご飯が食べられればいい…そんな幸せがあれば他には何もいらない。
ロイさんがいて、ローズさんがいて、ミランダさんが、カーシャさんがいて…
そこに、アクセラさんもいるんですよ。皆、幸せに生きたかっただけなんです。
ソルティの回想に仲間たちがいたように、アクセラの回想にもインテグラがいて
シルヴィアがいて、セリカがいる。それは大切な、大好きな仲間たち。
本当に、どうしてそんな小さなささやかな 願いが叶えられないんだろう?

もういい、やめる…

エネルギーが再チャージされたとコールされても、
アクセラには既にソルティやローズと戦う意志はない。
なのにイラつくようにチャージ終了を告げる制御プログラムに笑った。
やがて、やめるって言ってるでしょうと焦るアクセラをプログラムが
完全にシカトしてセーフティを強制解除するのは、エウノミアの意思?
そもそも自分、撃つ気満々ならハナっからパイロットに聞くなや!

とんでもない威力の「バルス」を止めるため、ソルティは飛ぶ!


Episode:23 Final message(最後のコトバ)
2006/3/30

「生憎、自分の娘を撃つ腕は持ち合わせていない!」

アシュレーは第一次降下隊としてこの惑星に最初に降りたメンバーだった。
そして宇宙で待機していたのが彼が愛する女性、イルミナ。
200年前のこの別れが、全てを引き起こした原因だった。

ロイを連れてエウノミアの元にやってきたアシュレーは、エウノミアに
オリジナルリゼンブルの手術を施され、エウノミアの傀儡としてRUCを作り、
街全体を統括し、支配してきたのだという。200年、年を取る事もできず…
って、いや、老けてるよ?さすがに降下した頃に比べると結構年取ってますよ?

待ち続けても降りてこない仲間たち。イルミナはどうしたのか…
度重なる失敗を承知で、12年前にアシュレー自身が再び宇宙に戻ろうとした。
しかし惑星を覆ったオーロラシェルにまたしても阻まれ、その時に起きた
落雷が未曾有の大事故、あのブラストフォールを引き起こしてしまった。

あの人に、伝えなきゃいけない事があるんです。果たすべき約束が。
アクセラを助け出したものの体にダメージを負ったソルティと共に
地下へ向かうローズ。ここでさよならです…「ちょっと!」飛び降りた
ソルティの服を引っ張った途端、「…あら?」と闇に向かってダイヴ。
この時のローズのセリフがあまりに絶妙すぎてちょっと笑ってしまった。
もうこうなったら一蓮托生です。運良く?ドサリと落ちてきたのは今まさに
ロイと対峙するアシュレーの、アシュレーが破壊しようとするエウノミアの前。

「どうして君がここにいる?ローズ」
エウノミアにクラックしているはずだったローズに不機嫌そうなアシュレー。
「そしてディケ。きみは私が破壊したはずだが…」
ジョセフさんに乳や尻をまさぐられ直してもらいました。

そしてとっつかまったお姫様のロイは二人の王子様の出現におかんむり。

「久しぶりなのに、ご挨拶ね、パパ」

パッ…パパッ!?

「お手伝いに来ましたよ、パパ」

………パパは…よせっ!

大爆笑。も、本気で笑った。
顔が真っ赤なロイを笑う二人の娘たち。
完全なシリアスモードにこの笑いを挿入するとはタダ者ではない。

しかしそんなロイも頑張った!さすがは最終回間際。ただでは捕まらない!
いや、捕まってさえいなければこんなピンチは迎えなくて済んでるとか言うな!

二人の娘のうち、どちらかを撃て。残った方とおまえの安全は保障しよう…。

ジョセフの制御プログラムで停止したエウノミアの触手を操り、捕らえられた
大切な人を人質に脅されるロイ。かけがえのない娘のどちらかを撃てだと?
ロイはアシュレーを撃つけれど止められ、逆に触手で銃を握らされる。
どっちを撃つ?ソルティか、ローズか…って、もし撃つならソルティでしょ。
硬いもん。リゼンブルだもん。ボマーのあれも全部無傷で通り抜けたしムチャだよ
それにしても触手に締め上げられる2人の乳ばっかり執拗に映さないように。

自らの腕を撃ったロイに襲い掛かろうとし、それを守ろうと立ちはだかった
ロ−ズの姿に一瞬躊躇するアシュレー。その一瞬が、制御を離れたエウノミアに
アシュレーを殺させる。腹部を貫く触手。まるでガン×ソードで、ヴァンが
復讐を果たした瞬間みたいな構図でゆっくりと倒れこんでいくアシュレー。

ただ、帰りたかった…知っていたんだ、とっくに仲間は死んでることを。
だからこそ愛する人の傍に行きたかった。200年間、会いたくて会いたくて…
ロイも同じだった。けれど、何を置いても会いたい、どんな手段を使っても
もう一度あの時を取り戻したいと言うギラついた眼をおまえは失ってしまった。

愛する者を奪われ、もう会えないアシュレーの状況を、娘と妻を失ったロイの
境遇にかぶせてきたのはたまげたなぁ。人を、世界を寄せ付けなかった自分は
確かに変わった。その理由はただ1つ。「俺には、こいつらがいてくれた」
この時、ロイを見上げる娘たちがなんだか可愛いんだよ、すごく。

あなたにだって、プロシードが…インテグラたちがいたはずよ。
皆あなたを慕い、あなたを信じ、あなたのために役立とうとしてた。
それをあなたは簡単に切り捨て、殺してしまった。

なんだ〜、こういう展開と結果にするなら、4人が事業部長を心から好きで、
かつ心酔してるようなシーンをもっとたくさん差し挟んでもよかったよね。
たとえばシルヴィアは愛情、インテグラは敬愛、アクセラは思慕、セリカは
密かな是認のように、もうちょっと掘り下げればアシュレーの切捨てがいかに
非道だったかが生きてきたのにねぇ。ラボでの事が描かれればもう少し彼らの
関係性が明らかになったんじゃないかと思うと惜しいよね。

ソルティが果たそうとしたのは、メッセージを届けて欲しいという
イルミナとの約束。ごめんね、私、降りられなくなっちゃった…
あなたの笑顔が好きだったの。はにかんだような、控えめな笑顔。
あなたがずっと、笑っていられるように…イルミナはアシュレーの幸せを
祈って事切れた。ディケにメッセージを託して…って、届けるの遅すぎ!

もう、一人で明日へ生きていかなくていい…
アシュレーはその長い長い生を終え、ソルティの腕の中で眠りにつく。
あなたも、間違いを犯しました。
ソルティはエウノミアの機能を停止させる。
さようなら、もう1人の私…
エウノミアのリゼンブルへの支配は終わり、ひどく壊された街には
朝日が昇る。けれど人はまた再生していくまぁ主に壊したのはアクセラだけどな

レスキューの人たちは復旧活動に忙しく、かっぱらいのネコミミ娘と
八百屋のオヤジはリゼンブルの暴れる街で助け合い、店が再開されれば
お土産を持たせたりして仲良し。でもタダで安易にあげるより、
労働をさせ、その報酬として与えなければいけませんな。

病院で目覚めたアクセラは隣に眠るインテグラを見てほっと笑う。
ところでアンディがユートと共にのんびりとジョセフを手伝ってたから、
ラリーは大丈夫なのかと思う反面、もうどうしようもなくて探せなくて、
ホントに死んじゃったのかもと気が気ではないよ。大丈夫なのかよ。

ああ、いい最終回だった…エウノミアとアシュレーの暴走を止められたし、
ローズも戻ってきたし、街にもやっと平和が戻ってきたし…
後日談もはいったのでこれで終わりと思いきや、またしても衝撃の事実が!

「違う、いけない、そんな…!」
落ちてくる…エイレネが!え〜!?何ソレ??


Final Episode: これから
2006/3/30

「みんな…どうして…俺を残して…っ」

ダメだぁ、もう。ロイの溺愛ぶりと哀しみの深さにマジ泣き。
ソルティを引きとめようとするトコなんかボロ泣きしてしまったじゃないか!

戻ってきた3人での食卓。取り戻したかったはずの和やかな食卓に笑顔はない。
ラスト近辺はもうずーっと時系列をいじる演出が多いけど、今回も同様。

時は戻り、エウノミアを通じてエイレネとの会話をしていたらしい
ソルティは告げる。移民たちの宇宙船が、この街に落ちてくる…
エウノミア・エイレネ・そしてディケは移民船のコア・コンピュータだった。
「ちょっと待って」とユートが言った時、私は「ジョセフさんはどうして
200年も生きてるんですか」と無意識に尋ねてたよでもホントになんでや?

私が上に上がってエイレネをとめます

それは確かにソルティにしかできない事。
それはわかっている。わかっているからこそ、辛いのだ。

「ディケだった頃のきみは冷たくて苦手だった」
それでジョセフとソルティの間にはそこはかとない緊張感があったのか。
けれど今はとてもいい笑顔をするようになった。これも、ロイのおかげか…

「あら。いくつになるの?」
「それはちょっと恥ずかしいので内緒です」
うわ〜、可愛い事を言うなぁ…
ソルティが来てもうじき一年経つらしい。せっかく開いた食事会なのに、
ロイもローズも欠席し、食が進まないカーシャは泣きべそをかく。
死ぬのは怖いけど、ソルティが帰ってこないかもしれないのもイヤだ…
イヤだよぅ…わんわん泣くカーシャを慰めるミランダと困るソルティ。

皆が辛い。でもその辛さに1番耐えられないのはロイだ。

1人、酒をかっくらって黄昏れるロイを慰めるミランダ。
ミランダはよくいるタイプの美人ボケ母さんかと思ってたのに、優しくて
強くて本当にいいキャラだなぁ。しかもロイとは自立した大人の男女の
友情がきちんと育ってて、安易な恋愛が絡まないのがすごく好き。

ロイはすごいわよ。たった1年でソルティと本当の親子になったんだもの。
なつかないカーシャが私をママと呼んでくれるまで2年かかったわ…
2人が実の親子じゃないのではと薄々は気づいてたけど、ハッキリと
語られたのでスッキリした。ロイがすごいというより、むしろ最初の頃の
ソルティがなんであんなにロイに固執したのかの方が気になるんだけど。

ソルティがいなくなってしまうと泣き出すロイを抱き締めるミランダ。
でかい図体して、酒臭い息でボロボロ涙流して女の胸で泣くおっさん。
あ〜あ、ホントにめちゃくちゃ格好悪い。ダサすぎ。何やってんだか…
そう言いながら一緒にボロボロ泣いてる自分もホントに何やってんだか…

出発の日。
ローズのパワードスーツを着てロケットに乗り込むソルティを見送る中に
ロイがいない。ローズ、ミランダ、カーシャ…何も言わずに黙って見送る
ユートに、何か言わなくていいのかと促すアンディ。このコンビはすっかり
仲良くなったらしくて、健気に耐えるユートにアンディおまえってヤツは!と
感激して肩を抱く。厄介な女に惚れた同士というのはいいものだな、ドミニク。

そこに、ものすごいエゴでソルティを止めに来るロイ。
ソルティが行かなければたくさんの人が死ぬことはわかってる。
けれど宇宙船の破片が運悪くこの街に落ちてもタダではすまない。
どちらにしろ危険があるなら、行っても行かなくても同じなら、行くな。

ドライブに行こう…いや、遊園地がいいか。行った事ないだろう?

プライドも何もなくソルティを止めようとするロイ。
「おっさん…」娘であるローズもそれを哀しげに見つめる。
皆が見てるこんな場所で、こんな痛々しいことを言って、行くなと止めるロイ。
最後の最後にロイのこんな姿を見られるとは思わず、不覚だった。

さぁ、帰るぞ…

こうして背を向ければ、いつだってソルティは嬉しそうについてきた。
その事はもちろんわかってたさ。何かの演出に使うための伏線だろうと。
でもまさか、こんな瞬間…ほんの刹那の為とは思わなかった!

行けません。帰れません。ソルティの意志は固い。

おまえは俺の娘だ!娘なら親の言う事を聞け!

嬉しいです。本気で止めてくれようとした事も、娘だと言ってくれた事も。
だからこそ、守りたいんです、皆さんを…ロイさんを。
ありがとう…跪いて泣くロイを抱きしめ、受け取ったただ1つの愛を抱いて、
ソルティは宇宙へ向かう。

ディケと知りながら攻撃をしてしらばっくれるエイレネにウケた。
ホントにどうしようもないこんぷーたーばっかりやね。
人間が死に耐えてから、宇宙船で地上の様子を見ていたディケとエイレネ。
ジョセフの回想にあった黒い服を着た宇宙船の中のソルティは確かにきりりと
凛々しい。でもエウノミアの暴走を止める為に地上に降りたソルティが記憶を
失ったのはなんでだっけ?あれ、これってちゃんと本編で語られたっけ?

ソルティを見送ったロイは動かない。
宇宙船が落ちてくれば、地下に避難しても無事ではすまないだろう。
ネコミミ娘と八百屋はその時を待ちながら約束をする。
もし生きていられたら、その時には…
宇宙を見上げるのはアクセラとインテグラ、そしてラリーも生きてた!よかったー

人の種、データは既に自分が持つ。
地上での人々などいなくなってもこのデータがあれば人は永遠に生き続ける…
伝染病の蔓延でもろくも死に絶えた人間に絶望したのか、狂ったエイレネは
人間データ至上主義と化している。それはデータです!人間じゃありません!
なんで移民船にこんなにものすごい武装がされてんだゴルァと思うような
凄まじいレーザーの攻撃を避けつつ、突破口を探そうとするソルティ。

「あなたに人は守れない。あなたは人にはなれないのです」
いいえ、いいえ、いいえ!
こんな私を娘と言ってくれる人もいます。
待っていると言ってくれる人たちもいます。
守りたいんです。私を受け入れてくれたあの人たちを…
「私は、ソルティ・レバントです!」

エイレネのコアを破壊し、爆発に巻き込まれる最後の瞬間…
ソルティは何かを呟く。クゼとか小夜とかアリカとか皆音声抜きで呟きすぎだ!
ロイの名だったのか、それとも娘として彼を呼んだ、「お父さん」だったのか、
もはや知る由もなく、宇宙船は破壊され、街はその欠片が降り注ぐ流星の一大
ページェントに包まれる。まるで、帰ってこないあの子への追悼のように。

5年後。
金髪の彼女は、相変わらずさえない風体の父の隣に座る。
「まだ待ってるの?」「もちろんだ」
あたしも、待ってるんだけどね…髪を切り、大人になった蒼き流星のローズは、
未登録市民の地位向上の為に政界に出馬するべく、準備を進めている…
名乗るのは「リタ・レバント」だ。ロイ・レバントの自慢の娘でしょ?
口うるさいけど優秀な秘書はカーシャ。ミランダもやってくる。

お前の時は12年待った。まだたった5年だ。

やっぱりその約束だったかという、八百屋とネコミミもすっかり
実の親子そのものになり、街はもうすっかり元通りになっている。
時が止まっているのは彼女を想う気持ちだけ。
いつか、会える。だからきっと大丈夫。

ソルティレイは全24話だとばかり思っていたのに、公式で発表されている
DVDの発売予定では、通常版はなぜか13巻…は〜?1巻に2話ずつ入ってるのに
なんで13巻?限定版も4話収録だから6巻でいいはずなのに7巻…なんで?
もちろん理由は簡単。13×2で26話構成が正式ってことだ。

もうホントに舐め過ぎじゃねーのか!ヘンに駆け足で、ソルティがエウノミアの
暴走を止める為に地上に降りたとか、リゼンブル化されたことで生きながらえた
アシュレーはともかく、ジョセフまでなんで200年も生きてるのかとか、旧知の
ジョセフがアシュレーを呼ぶならロックじゃないかとか、そもそもプロシードと
アシュレーの関係が全くわからないままだったりとか…色々とちょっとだけ
やり残してるのはこの26話構成だからじゃないのかと勘繰ってしまう。
まぁ、それでいてしっかり24話で「終わってる」のもすごいとは思うけど。

それがもっとも顕著に出たのが今回、本編終了後に「数年後」として
ラストについた、宇宙空間でのロイとソルティの再会のシーンだ。
「5年後」をやったのに「数年後」って、どう考えても構成おかしくないか?

絶対この間のエピソードがあると思わせる構成。
つまり、我々はもしかして正式なラストをダイジェスト版で
見せられたんじゃないかと…なんで本放送でダイジェストなんだ!

もしそうなら、むしろ「5年後」で終わった方がよかったんじゃないかと思う。
ソルティとロイの再会はDVDにて!の方がね。まだね。私だってもちろん2人を
会わせてあげたいし、そもそも無敵ソルティパワーのソルティがあれくらいで
爆散するわけないって思ってたからさ。ロイがあのデブリの中でソルティを
見つけ出したのも、伸ばされた手を取った時も、抱き締められて眼の光が
戻った時ももちろんそれなりに感動でしたよ。でもなぁ…って感じなんだよ。

ってか、私的にあの5年後の描き方がすごく気に入ったせいもあるんだけどね。
ソルティが消える時の表情がすっごくよかったので、このまま会えなくても
2人は心で繋がってるんだし、と。ロイの傍にはリタ@ローズがいてくれるし、
以前のような喪失感だけじゃないだろうから、ずっといなくなった娘のことを
思い続ける父親でいいんじゃないかなぁと思ったりしてね。泣いたくせにね。

24話完結でも十分やれたんじゃないかと思うのもあるんだけど、
それでもまとめきれてないのはやっぱりDVD補完なのかなぁ…
この商法が増えてくると、本当に最後はガッカリする。
1年、半年、3ヶ月でも見続けたご褒美が最終回だと思うのに…
最終回近くのテンションが上がれば上がるほど視聴イメージも雰囲気も
すごくよくなるのに、DVDで見るにしたって何ヶ月先なんだよ。忘れちゃうよ。

でも作品としてはすごく面白かった。正直なところ、8話か9話まではちょっと
どうしよう、このままだったら辛いなと思い、見るのがかなり苦痛だったんだ。
私が早めの切りをしたものはほとんど化けず、だからこそ後悔もしないけど、
見るのはちと辛いが、切る気になれなかったのは、何か面白くなりそうな空気と
雰囲気も確かにあったから。そしてこれはあの時切ってたら間違いなく怒り狂い
そして涙を呑んで悔しがったろうなぁ。「バースデーゲーム」のボマー万歳だ。
あいつが全てを救ってくれたよ。あのへんから急激に面白くなったからなぁ。

そして大笑いした後でロイのあの姿にこれほど泣くとは!
やられたよジョージ!パパはよせのあとに娘を想っての号泣だぜ。
ツンデレ親父をやらせたらもはやあんたの右に出るものはおらんわ!

それにしてもAICが入るだけでこの作画の安定ぶりはなんなんだよGONZO。
いや、これは前番組のスピグラが史上稀に見る酷さだったってことか。
なんかますます伝説的怪作作品になるなぁスピードグラファーは大好きだ!

スタッフ、キャストの皆さん、本当にお疲れ様でした。
ホントに面白かった。最初ははぁ?って感じだったソルティも、怒涛の展開に
一緒に翻弄されてるうちに、ヤバいくらい可愛いと思えるようになってました。
健気過ぎるローズも、やるときはやる女ミランダも、最後までとにかく誰より
格好よかったラリー兄さんも、印象の薄かったアンディも最後にキャラが立ち、
ギャグ担当だったユートの耐える姿、カーシャの意地っぱりなどもよかった。

アクセラは多分ロイの娘ではなかったけど、インテグラが生きていてよかった。
脳へのダメージは気になるけど、死んでしまったシルヴィアとセリカの事を
2人は忘れないでいてくれるはずだもんね。しかしホント、衝撃的だったなぁ。
面白かった。先が気になって仕方なかったよ。周囲では誰も見てなかったけど、
面白いから見ろとうるさく説得し、今はほぼ全員を転ばせた。それだけの力が
この作品にあったってことだ。うん、本当に面白かった。感謝。

ねぇ ハッピーエンドの後も おとぎ話は続く 永遠に終わらない答を 1 ♥ 1 ♥ 積み重ねていくから
視聴感想トップ