
視聴感想・トップ 無限のリヴァイアス
【放送期間 1999年10月6日〜2000年3月29日 】
無限のリヴァイアス視聴完了 視聴期間 2008/2/9-10
いや〜… すごい作品ですなぁ、「無限のリヴァイアス」は。 やっぱり自分で見ても思うけど、これをただ 鬱アニメ の一言で簡単に片付けられるような人とは一生相容れない。 土曜日の昼頃から見始めたのに一気に見てしまった。 いつもなら1話1話レビューをするのでこの倍以上かかるけど、 おかげさまでレビューをする必要がないので、皆さんと同様 「ハイ次!」「早く続きを!」と次々続けて見られたのは幸せ。 こりゃやっぱりレビューをやりながらは絶対に見られなかったな(笑) だってあまりにもどの話にも 書きたい事が一杯ありすぎるからな。 作画がイマイチなのは哀しい。作監によって大幅にぶれる SEEDレベルって感じだった。平井がキャラデザをやった作品は リヴァ、スクライド、SEED、ファフナー、DESTINY、少しだけオリンシス、 ファフナーROL、エイジと結構見てきたけど、作画崩れがほとんど なかったのは本人が作画監督として最も関わったスクライドだけで あとはねぇ…番外編だったROLも余裕がある分作画はよかったけど、 あれは何故かホッペに引っかき傷が入っているというけったいな デザインだったので、私の個人的好みとしてはイマイチだったり。 物語は最高に面白い。人間ドラマの錯綜のうまさがよく言われ、 これも実によくできてるけど、群集心理を恐れ、嫌悪するゆえに 心理学を学ぼうとした私としては、社会の構築されていく様、 人が狂気と暴力にいかに流されやすい精神構造をしている かなど、どれだけ共感できるかしれないよ。最高だったよ。 秩序の守り手に見えた君主制、やがて現れる「テルール」、 なぁなぁの夜警国家…やがて人類が答えを出したのが 法治国家であり、民主主義であり…人が社会を求めながらも、 いかに未完全で未完成で、プリミティヴな欲求に弱い生き物かを 考えさせられる。蟻穴から崩壊していく倫理、秩序、安全、正義。 あの艦内は描かれなかっただけでどれだけの犯罪が行われたか… レイプ、恐喝、強奪、暴力、果ては娼婦部屋まで作る始末。 誰にも正せず、誰にも直せず、誰にも守れずにいたそれを 元の道に引き戻してくれたのは「敵」である相手の銃口だけ。 ゴールディングの「蝿の王」は同じく主人公絶体絶命の場面でやっと 軍が助けに来てくれたけれど、これにはさらに皮肉が込められていて ラルフやジャックが狂気の殺し合いから助け出されて連れ戻された 世界は、第三次世界大戦の真っ只中…つまり、子供たちが殺しあう あの島から、人間たちが殺しあうさらに地獄の世界に戻されたに 過ぎなかった…というところなんだけど、リヴァイアスは地獄のような 航海を無事に終え、時計の針はもう一度明日へ向かい始める。 過去は決して断ち切れない。消えることはない。 どんなに苦しくても哀しくても、乗り越えていかねばならないもの。 巻き込まれた事や、何も悪い事をしていないのに苦しむのは 理不尽だし悔しいけど、残念ながらなかった事にはできない。 それでも人と人の繋がりを求めるなら、笑って、話しかけて、 手を差し伸べて、人と関わろうと努力する必要がある。 つっかかるのも相手が気になるから。その反応を確かめたいから。 相手が「反応する」と信じているから。相手をちゃんと見ているから。 コンピューターが思い通りにならないからと口喧嘩を吹っかける ヤツはいないし、自販機の胸倉を掴むヤツはいない。計算の答えが 予測と違うからともう一回やり直せと電卓に命令するヤツもいないし、 風呂がぬるいと殴りかかるヤツもいない。思い通りいかないからと キレて機械を破壊するヤツはいても、「喧嘩」は人間としかできない。 (と言うことは最近の衝動的理不尽犯罪を見ていると、バカの眼には 相手は人間ではなくただの無機質に見えているって事なんだろうか) 自分がいなければどうしようもないからという驕りで騙す。 傷つければ相手が怒ると思ってるからイヤミや暴言を吐く。 相手が「相手を不快に感じている自分を認識していない」事に気づき 存在を認められていない自分に不安に感じると悪口や陰口を言う。 自分を見捨てはしないと親を信じてるから引きこもっていられる。 1人でなんでもやってるように見えても、人間は必ず相手がいて、 多かれ少なかれ寄りかかってるものだ。これくらい大丈夫だろうという 互いの予測に大きなズレが生じると、そこに諍いや争いが起きる。 俺は誰も信じていないと豪語するなら、人里を遠く離れた場所で 自給自足しながら暮らすのが一番確実だとわかるはずだろう。 けれどそんな臭小鬼たちのぐちゃぐちゃでめちゃくちゃで危険な 原始的欲求こそが、まだ何も知らないスフィクスに働きかけ、 リヴァイアスを航行させる。初めはただただ「死にたくない」 けれどそれは育っていき、やがて相手を「理解したい」に到達する。 この流れは怒涛のようだった。 制作スケジュールの関係なのか20話くらいからなんちゃって総集編を 挟みがちになって停滞したのは痛いけど(これはスクライドも同じだったが) 物語そのものが単純でありながら複雑という不可思議な様相を 呈しているので、ことにこれまでの事実や戦闘を振り返るのは 最終回に向けて物語を整理するためにはわかりやすかった。 あの異常な空気の中で、果たして誰が誰を悪いと断罪できるだろうと 歯がゆい思いしかない。大衆は最良の味方であり、最悪の敵である。 とりあえず相葉昴治は本当に何も出来なかったので驚いた。 「能力もフツー、統率力もないし、強くもない」主人公。 特技といえば柔らかい雰囲気で誰とでもソツなく仲良くなれること。 これはコミュニケーションをうまく取れなくなっている人が多い中では 大変優れた能力だと思うけどね。でも誰にでも好かれるということは その気さくさやフラットな雰囲気ゆえにバカには侮られることもある。 ニコっと笑っただけでニヤニヤするななんて言うヤツもいるからね… そんなひずみを引き受けざるを得なかった苦労性の主人公だった。 祐希の兄ちゃん好きは傍から見ていればあーあ、わかりやすっ! という感じだが、近づきすぎて見てるとわからないし、ましてや 愛情の矛先である昴治にとってはあんな暴力的で幼稚な愛情は いい迷惑…いや、昴治がもっと大人なら受け止められたんだろうな。 イクミは愛する姉を失った過去に囚われつつも、明るさで紛れさせて 前に進もうとしていた。ある意味リヴァイアスという物語の帰結点を 体現していたキャラであり、ファイナのように過去を断ち切るよりは よかったのだけど、問題はラストの昴治と違って実際にはそれを 「受け入れて」いなかった、むしろ「受け入れられなかった」こと。 ファイナが「ファイナ様」と呼ばれる理由もわかった。 あおいちゃんは終始一貫してかなりノーマルにあろうとしてた。 こずえちゃんは可哀想だったけど、何度も忠告してたレイコを 事勿れ主義と責める事はできないかな。自分を曲げないのは 素晴らしい事だけど、曲げるべきものかどうかは考えないと。 ユイリィは水守の陰をチラチラ見てしまってどうにもこうにも… (つかコイツを主役級に引き上げたのが水守なんだな) ブルーはハイペリオンに近づいたところで気を緩ませすぎ。 カレンは女キャラにしては珍しく邪魔にはならなかった。 しかし何よりビックリするのはこれが谷口の「第1作目」監督作品と いうこと。むしろ「スクライド」だろ、1作目に持ってこられそうなのは! なのにこれが1作目というのが、彼の才能の泉の豊かさを感じさせて 恐ろしい。もちろんその後の活躍を見れば言わずもがななのだけど。 天王星へ…会いたい人がいる…会って話し合いたい人がいる… 再び出発したリヴァイアス。 今度は自分たちが生き残るためではなく、はるか遠い未来の人々の 希望のために。こずえの笑った口元、そしてネーヤの笑顔が眩しい。 ハチマキが7年かけて向かった木星に、わずか数ヶ月で到達した リヴァイアスこそが、はるか未来には艦内の暴動に巻き込まれた カギ爪が感じた絶望でエンドレスイリュージョンを再生させようとした 「母星からの艦」だった…な〜んて話になるんじゃと不安ながらも、 これにてついに!つ・い・に・!!! 谷口アニメ全コンプリート! わーい!面白かったよリヴァイアス!すっげー面白かったよー!!! とりあえず群像劇は声優がダブル・トリプルでキャストを演ってて 気になってしまうのが困る…さすがにカレンとユイリィやファイナと ニックスが同じということにはかなり長い間気づかなかったけどさ。 しかしあれだけのキャラを本当に見事に動かしてすべて立たせたな。 素晴らしい。スタッフ、キャストの皆さん今更ながらお疲れ様でした! △(2008/2/10 記)
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盛り上がるガンダムOOにもググッとのめりこんだけど、 私は今、やっと見始めた「無限のリヴァイアス」に夢中ッス。 祐希の昴治へのベクトルがわかりやすすぎて可笑しい。 そして皆さん色々ダメすぎる!!だがそれがいい ではまたゲドゥルトに潜航いたしますゆえアディオス。 ああ、そういえば1つだけ言っておく。 やっぱ谷口はすげぇよ! ルルーシュの番宣とゲームのCMに心躍ったよ! もうそんな時期なのか… そういや去年、DTBのCMも今頃から流れてたもんね。 (2008/2/9 視聴中) ★大学生の頃にリヴァイアスを借りて全話視聴後しばらく呆然としたのもいい思い出ですw 黒田さんは更に描写のエロい小説版を書いていたのですが続編は出る見込みなさそうです むー、私皆さんが「衝撃」だの「鬱」だの「自殺したくなる」だの 言うもんだからどんだけと思ってたのに、描写も十分ソフトだし むしろそれ以上のものを考えさせる内容だったので、騒ぐほどの 事かねとと思いましたけどね。映画や小説にはもっとすごいものが ありますしね。そもそもそんなのアニメでやるなと言うのはアニメを 大人の文化に昇華しきれてない証拠で、可能性を狭めちゃってる。 このあたりは私も竹Pの意見などは公平に認めたいと思ってます。 (2008/2/10) ★おお、もうリヴァイアス全話視聴ですか! 当時中学生の私を虜にしてくれて、 今でもバイブルな作品です。今調べてみると、当時の純粋な少年では 気づかなかった設定とか盛りだくさんなんですよね(笑) ヘイガーの性癖とかイクミの過去とかクリフの正体とかさ!!(爆) 面白かったですよ!2003年秋にスクライドを見て以来、ず〜っと 見たいと思いながらも、「主人公が無能だからイマイチかも…」と スクライドを奨めてくれたツレに渋られたせいで見られなかったけど、 どうしてどうして、やっぱりあの時見ておくべきだったよと思いました。 私はまだWIKIも他の人のレビューも見てないんですけど、ヘイガーの あのイクミだの祐希の行動にいちいちエクスタシー!って、変態(笑) イクミの過去は愛し合っていたお姉さんが自殺したって事ですよね。 谷口の事だからどうせそれもまたエグい設定なんだろうなぁ(笑) クリフは「兄さん」と言われてたし、チャーリーが秘密を知ってなお きみを愛せるのは自分だけと言ってたんでニューハーフですよね。 他にも昴治は壊れかけていたあおいと肉体関係を持ったはずだし (デートや恋人らしい事を何一つしていない事に引っ掛けて 「あたしたち、まだ何もやってないじゃない」なんてミエミエのミスリードに 引っかかってはイケマセンぞ!)ファイナとも…かな。 教えに背いてたとか、給湯室でも怪しい描写がありましたからね。 こんなの調べなくても「人生経験」という曇った眼には谷口監督が ニヤつきながら散りばめた人の性がバッチリ見えて実に面白いです。 (2008/2/10) ★谷口作品コンプリートおめでとうございます!リヴァはこずえの暴行(?)後の シャワーシーンが、当時中学生だった自分には本当に衝撃的でしたね ついにコンプいたしました!ありがとうございます♪ 見せずに想像させるのがエグさ倍増でしたね。 集団で暴行を受けるなんて本当に最悪ですよ。 でもああいう輩はどんな集団にも必ず発生するので、人は十分 気をつけて生きなければならない。昴治とあおいが楽しそうに デートしていた平和な街でも同じ事。マクロでもミクロでも、 「社会」には必ず闇と光があることを肝に銘じなければ。 (2008/2/10) ★おお、見終りましたか! 早ッッ!(笑 ほんとに面白いですよね…… 序盤はファイナとの出会いがただのボーイミーツガールだと思ってたんだよなぁ… 私はファイナは出てきた瞬間からどうも薄気味悪い女だなと 本能的に警戒しちゃいましたよ。ネーヤよりずっとヤバい。 昴治にフラらた時のあの口元や、あおいの弁当を 食い散らかす災いイタチの表現も面白かったですね。 (2008/2/10) ★おぉ!いよいよリヴァイアスに取りかかったのですね!!お奨めしておきながら、 私が見始めたのは4話からなのです。そうそう、ダメっぷりが妙に楽しいんですよね〜♪ 私なんか本放映時はアニメには興味すらなかったですからね。 8年も前の作品ですけど、本当に面白かったです。 (2008/2/10) ★リヴァイアスは面白い!そうそう、皆ダメダメですよね……(笑 人間関係が徐々に壊れていくのが分かるのがなんとも。あと、何気に敵が面白いw ダメなのは学生がまだまだ人間として未熟だからでもあるけど、 もしあそこに閉じ込められたのが見知らぬ他人同士の大人なら もう少し秩序は保たれたにしろ、やっぱり無法者や乱暴な連中は はびこったろうと思うわけで。集団や社会において、自由であると 同時に「治安」と「秩序」を保つことがいかに大切で難しいか、 けれどそれが強すぎると今度は人は人でなくなってしまうという 匙加減の難しさが面白かったです。堅苦しいと思われがちな法にも 実はやたらと抜け道が多いのはきっとそのせいなんでしょうね。 人は自由すぎても、縛られ、追い込まれすぎてもいけないものなんですね。 (2008/2/10) ★あれ?ルクスン北条について、もしかしてみんな何も言ってない? リヴァの中でも最高に好きなキャラなのに…あの作中で多分一番成長したよね、彼 「おお、艦内隅々に悲鳴が響き渡るのが聞こえるようだ!」(ルクスン北条) このセリフを聴いた瞬間、正直うわっと目頭が熱くなりました。 ルクスン、すっげー成長したなってめちゃくちゃ感動しました。 安心したまえ、副長はユイリィ・バハマだ、と言えるようになった その器の大きさは、あれだけの苦労を知ったからこそですよね。 艦長はただ威張ればいいわけでも、あれをやれこれをやれとただ 命令するだけでいいわけでもない。もうきっとそれがわかってる。 彼はいい艦長になると思います。消せない過去をステップにして。 (2008/2/11) ★リヴァイアスを気に入った人にスクライドを奨めるのは大丈夫だと 思うんですが、スクライド→リヴァイアスの順番だと成功率が微妙だと思って しまうんですよね・・・でもになになさんは楽しめたようで本当によかったです♪ 龍騎が終わったら、ぜひ555にもチャレンジしてみてくださいね! あ〜、わかりますわかります。確かにそうかも。 逆に「スクライドはイマイチ」という人にはリヴァを… …いや、そういう人はもう谷口にいいイメージを抱いてない だろうから、むしろ何も奨めない方が無難かもしれない(笑) むしろどちらかといえばウンチクたれタイプの私には、もともと リヴァイアスやプラネテスタイプの作品の方が合ってるんだと 思いますよ。人の内面や社会には興味が尽きませんからね。 ただ、スクライドやガン×ソードのバカに突き抜ける爆発的作品も 大好きなんですよ。スカッとするじゃないですか。気持ちいいです。 ルルーシュはそう思うと、ちょうどこの作品群の間にありますね。 人の心理を抉るゾクリとする展開とバカに突き抜ける爽快感と。 谷口もこなれてきてバランスがうまく取れるようになったって事か? あと今書いてて思ったけど 【ヘヴィ系】リヴァイアス
プラネテス 【バカ系】
スクライド
ガン×ソード なんだなぁと。となるとコードギアスはヘヴィ系? それとも反逆のルルーシュだからその真ん中なのか?(笑)
勝手に私を定義付けるなよ 龍騎がここまで面白いと、555もええんかなと思いますね。 あと最近やたら半田健人をよく見るので縁があるのかも(笑) 別に井上脚本アレルギーでもないので全然気にしないし、 龍騎を最後まで楽しく見られたら見てしまうかもしれません。 (2008/2/12) ★そういえば、ルクスンが書いた「愛と勇気に満ち溢れた冒険憚」に なったらしいベストセラー・リヴァイアス航宙日誌は実際に発売されていた筈ですよ(笑) 見てみたかったけどなぁ……結局読めずじまい へ〜、そうなんですか!どんなことが書いてあったんだろう。 少なくとも祐希のサインを求められるほど人気者になるような 内容だったんでしょう。ルクスンの事だから誇張も多いかな? (2008/2/12) 【ガン×ソードへのコメント】 ★漫画&雑誌 コミック版ガンソは復讐劇でもない、ただのお馬鹿漫画… なのに巻末にノータッチの谷保対談が。谷口「僕の保志君に対するイメージは 間違ってるかも」逆もまた真なり。真実を見出した視聴者が、このサイトにはわんさか メディアミックスのマンガや小説って、中途半端な ところで突然終わったりするので不愉快ですよね。 全うするものもあるけどほとんどは尻切れ。 アニメではわからなかった部分が語られるのかと 思って期待してはほとんどが裏切られるんですよね。 でもなんだかんだで仲よさそうですね〜、監督と保志きゅん。 リヴァの保志きゅんもすごくよかったです。正直チーチさんよりよかったと 思います。次に主役が廻ってきたのも頷けました。キレガキ(祐希)、 熱血喧嘩バカ(カズマ)、反抗期(九太郎)、クールな優等生(ミハエル) ときたので、果たしてルルーシュのジノはどうなるのかな。 しかしこうして見ると皆「能力は桁違いに高い」けど、「何かが欠落してる」 キャラが多いですね〜この人。ああ、キラきゅんもですね、モラルが(笑) (2008/2/12) △