「作りかけのジャンクのくせに…ジャンクッ!」
深夜、真紅の元に現れたドールは、自分は第1ドール水銀燈だと名乗る。
真紅のブローチを見てローゼンを思い出した水銀燈がそれに触れようとすると、
襲い掛かってきたと勘違いした真紅は彼女をブン投げ、そしてそのドールが
未完成の作りかけである事を知る。完璧な少女を目指すべく、完璧を目指して
作られた人形師ローゼンの傑作、ローゼンメイデンにあるまじき出来損ない。
自分で服を着て髪飾りもしてきたのね…
けれど根っからお姉さま器質らしい真紅は惨めなまでに泣き崩れる彼女を
放っては置けない。立てる?そう声をかけ、優しく手を差し伸べる真紅。
自分を捨てたお父さまへの想いだけを力にして動き出した鬼子の人形…
真紅は憐れな彼女をそばに置き、そのまま面倒を見ることに。
「外から鍵かけたりしない?」「しないしない」
「綺麗な顔」
でもサラが声をかけても水銀燈は無反応。しかも真紅が水銀燈に
夢中とあっては、大切な友達を取られてしまったようで面白くない。
歩く訓練をし、お茶を入れ、御菓子を食べさせてやる真紅。
「これは食べると毒だから見るだけよ」「見るだけなの?」
いや〜、しかしまさか水銀燈があんな表情をするなんて!
銀さまって確かに抜群に綺麗なドールだから、あんな風に笑ったり
柔らかい表情をしてると大人っぽくてこれまた非常に魅力があるね。
う〜ん、こんな銀さまも銀さまの中にはいたんだねぇ。
こんな風に笑う銀さまなんて貴重だ!
そして練習の末、ついに一人でよちよちと歩く事が出来た水銀燈が喜んだ時、
言った言葉がこれまた真紅らしい。「よくやったわ」でも「偉いわ、水銀燈」
でもなく、「美しかったわ」ですよ。もうこの一言にシビれちゃったよ。
普段は滅多に使わないけど、美しいってやっぱり重く、価値のある言葉だね。
ありきたりの言葉でフツーに褒められるよりなんか嬉しいかも。
スパルタ真紅さまの歩き方講座実施中
「サラ、あのドールはいい子よ」
アリスゲームはローゼンメイデンを全て倒さなければ勝てない戦い。
なら水銀燈だって同じ事なのに、なぜ真紅は彼女を助けるの?
不満が高じたサラはヤキモチをぶつけるけれど、真紅は何も答えず、
ただ「優しくしてあげて」と言う。
「わ〜、綺麗、白い、大きい」「…やめてください」
それにしても槐もこんな時代からずっとローゼンを追い続けてるって事は
この人もすでに人間やめちゃってるのかね?ってか白崎が一緒にいたよ!
しかもなんか声が変わってるよ!ラプラス(くんくん)のまんまじゃん!
やっぱ正体がばれないようにラプラスとは別の声優=櫻井を使っただけで、
ホントは白崎にも津久井を起用する予定だったのかね。
しかし噛ませ犬にしてはえらい一点豪華だった気がする…
アリスゲーム…ローゼンに愛しそうに抱きしめられる真紅の夢を見た水銀燈は、
蒼星石と決着をつけるためにnのフィールドに向かった真紅の後を追ってきた。
この場に来られるのはローゼンメイデンのみ…真紅が止めるのも聞かず、自らを
ローゼンメイデン第1ドールと名乗った水銀燈は、蒼星石の庭師の鋏によって
一刀両断されてしまう…あまりに軽く、あっけないその手ごたえに驚く蒼星石。
!「おなかが…!?」とビックリした蒼星石の言い方が可愛かった
「この子は作りかけの未完成の人形」
真紅が水銀燈と闘わなかったのは、闘う必要がなかったのは、彼女がローザ
ミスティカを持っていなかったから。彼女はローゼンメイデンではない。
やがてバラバラになった水銀燈はnのフィールドに沈んでいく。
「いやよぉ!」
サラの元で、自由に動ける人形として幸せに生きて欲しかった…
けれど水銀燈の命はここで尽き、道に迷って遠くへ行ってしまうのだ。
「あなたはもう死んでしまった!」ダメ出しですか真紅さま
「言えるわけないじゃない!あなたはお父さまに会える子じゃないなんて」
なぜ本当のことを言ってあげなかったの、と蒼星石は問う。
「ウソをつくよりはマシだと思わない?」
ホント、優しいのに鋭いよなぁ、蒼い子は。
虚飾は相手を深く傷つける。真実は哀しくても、嘘は相手を貶める。
後に真紅は自らの心の奥底にある本音を突きつけられることになる。
闘う事に対してはやはり一番真摯な蒼星石
それにしてもローゼンは水銀燈にここまで試練を与えて何をしたいのだ。
千尋の谷へ突き落としては手助けするもんだから鍛えられて強くなるばかり。
でもやっぱり水銀燈ってローゼンにとっては何か特別な人形のような気もする。
明らかに顔が綺麗で大人びてるし、フレームも真紅たちより一回り大きいしね。
昔の恋人や母親に似てしまったので放棄されたなんて過去があるといいなぁ。
あんた何しに来たの? わーい♥
結局、この時代のアリスゲームは蒼星石と翠星石のミーディアムの消耗により、
契約を解除せざるを得なくなって終わりを告げる。そんな終わり方もあるんだ?
真紅もまた、サラとの契約を解除。眠ったままの彼女に別れを告げ、鏡の中へ
消えていく…けれど、そこは真紅には見覚えのない、我々は何度か眼にした
壊れて捨てられた人形があちこちに折り重なる謎のフィールドだった。
真紅の眼の前に現れた水銀燈は、お父さまにローザミスティカをもらったと
チラ見せする。確か真紅たちがローザミスティカを見たのは蒼星石のそれが
初めてだと言ってたのでヒヤリとしたよ。まぁホントにチラ見せだったしね。
お父さまがローザミスティカをくださったの
そんなはずはないわ…
その途端、真紅はついに本音を漏らしてしまう。
未完成のドールに、ローザミスティカが与えられるわけがない。
壊れた人形に究極の少女アリスになる資格があるはずがない。
お父さまが認めるわけがない。お父さまに会えるわけがない。
お父さまに会えたならなんで完成させてもらわなかったの?
「イヤな女!」
さぁついに銀さまの本領発揮。真紅を姉のように慕っていた銀さまはここまで。
真紅の本音を聞いてしまった今、銀さまの心には劣等感の嵐が吹き荒れる。
羞恥心と自尊心が戦い、真紅を羨み、妬み、嫉み、怒りに変えていく。
あなたが憐れみ、蔑む私の存在など、あなたを高めるだけの存在。
いくら真紅が否定しても銀さまの怒りは収まらない。
水銀燈はまるでローザミスティカが入ったがゆえに人間の感情を手に入れ、
より人間らしくなったかのように激昂し、憎しみをむき出しにし始める。
そんなの…忘れてたのよーーーーッ!
真紅の腕が取れてしまった時の激しい動揺は、彼女にとって「完璧である」事が
どれだけ高い価値を持つかということを思わせた。けれど、それでもいいんだ、
何かが欠けても、真紅の価値に変わりはないと言ってくれたのはジュンだった。
この時の真紅は当然まだそれに気づいていないので、心のどこかでは不完全な
水銀燈はローゼンメイデンを名乗る資格はないと思っていたのかもしれない。
だから、せめてサラの元で幸せになって欲しかった…水銀燈にとってはそんな
真紅の優しさは独善に他ならない。怒りに燃えた水銀燈は真紅のブローチを
千切り取り、片手で粉々に砕いてしまう。すげーや銀さま!握力強すぎ!
「うぉりゃっ!」「すごいわ水銀燈!さすが怪力ドールね!」
本音かもしれない心を突きつけられて動揺していた真紅も、さすがにそれには
声をあげ、ひざまづいてブローチをかき集めようとする姿はちと可哀想だった。
真紅たちにとってはローゼンから貰ったものは全てが宝物。
激した真紅はついに水銀燈に言ってはいけない言葉を投げつけてしまう。
ジャンク…水銀燈が最も傷つくイヤな言葉は真紅の刃だったのか。
ブロックワードに怒りを滾らせた銀さまはついに彼女をローゼンメイデン
最強のドールたらしめる黒き羽をその背に誕生させる。それにしても
ローゼンといい真紅といいなんでこんなに水銀燈を鍛え上げてるのか…
コ・ノ・ウ・ラ・ミ・ハ・ラ・サ・デ・オ・ク・モ・ノ・カ
「この時代のアリスゲームは終わりました」
ここでラプラスの魔が介入し、アリスゲームは終了。
2人は引き裂かれ、もはや再会の時まで互いの行方を知る事はない。
蒼星石の昔話はこれでおしまい。
ブローチを大切にしている真紅の気持ち、そしてそこに絡んでいた水銀燈との
因縁を知り、ジュンは何も言わずに胸のリボンを直し、ボンネットをかぶせる。
怒らせてしまったジュンをちゃんと追ってきてた真紅さまが可愛かったなぁ。
「私は真紅。今あなたの後ろにいるの」「怖いからやめろよ」
<深夜の王女様 -Die Prinzessin der Blumen->
それにしても何とも中途半端なところで終わってビックリした。
この話、前後編じゃちょっと足りないんじゃないか?
これを中編にして、最後に前に回想であったようなナチス時代の話を入れて
再会した二人がどんな関係になったのかを描かないと銀さまの豹変振りが
あまりにも浮いてしまうよ。だってつい直前にはヨロヨロと出てきて
話し声も弱々しかったのにさ…なんで急にあんな風になってしまうの?
なるほど、一期の最終回が生きてくるなぁ…
真紅も自分の奥底にある「否定する心」が相手をどれだけ傷つけたのかを
知らないままだし。まぁこれはそれこそ一期で知る事になるので、
何も今知らなくてもいいかもしれないけどね。
とはいえ、もうさすがに会えないだろうと思ってた愛すべき
薔薇乙女たちに再びこうして会えたことは実に嬉しい限り。
私はこの世界観や作品のテーマはやっぱ好きだな。
原作・アニメともにいいね。原作も先が楽しみ♪
このラプラスの魔の正体も怪しすぎる
スタッフ、キャストの皆さん、お疲れ様でした。
実は水銀燈をあんな風にしてしまった元凶だったとしても、
やっぱり私は真紅さまが一番好きですよ!
相変わらずこういうテーマを描くのは好感が持てる
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