
視聴感想・1クール・トップ ロミオ×ジュリエット・2
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第13幕 脈動 ll battito vitale 〜導かれて〜2007/4/13
あれ?サブタイの「〜○○〜」がなくね?ミス? 「おまえは何に命を賭ける?………恋か?」 ぶふっ! まさかキュリオから「恋」なんて言葉が出るとは思わなかったのでビックリ。 フランシスコならともかくねぇ…何しろこの人、貴族の男に現を抜かすなと 引っ叩いた人だからねぇ。恋なんてメソメソした単語は使わない気がするよ。 捕まったジュリエットは2日後に公開処刑。 自分が死ねば他の者は助けてくれるかという言葉に、モンタギューは キャピュレット系全殺しを宣言する。まぁそりゃそうだろうね… 「ハンカチをありがとうございました」 婚約者であるハーマイオニーが勝ち誇るように礼を言ったところで 牢獄の中のジュリエットは揺るがない。だってもう婚約者どころか 新♥妻なんだもの。ロミオと何回朝を共にしたと思ってるんだ何もしてないけど 「…ごめんなさい」 清楚な顔をして…あんなたどたどしい刺繍なんかで… 憐れみ、蔑むつもりで会いに行ったのに、ジュリエットの真っ直ぐな視線に 何度も目を逸らしてしまったハーマイオニーはますます悔しさで黒くなりそう。 ロミオが失脚してくれる事が何よりありがたいマキューシオがこの出会いの 手引きをしたりロミオに警備が手薄だからジュリエットを助けに行けばと 情報を流したり今後もなかなか小物的な面白い動きをしそうで楽しみ。 「まさか…ロミオがジュリエットと…」 明かされた真実に泣き崩れるコーディリア。ジュリエットが恋していた貴族は モンタギューの息子だった。キャピュレットの旗頭として担ぎ出されながら 恋と役割の板挟みになっていた彼女の話をもっとちゃんと聞いてやるんだった… 困ったように彼女を慰めるペン坊が可愛くて仕方がないよ。城に忍び込むには 競馬場から行けばいいと助言したりして今回はちょっとだけ役に立ってるよ。 上空からリューバに乗って突撃するフランシスコとキュリオ。 フランシスコの百発百中の弓術がすげぇよ! でも移動距離は長いけど弓には滅法弱いユニコーン部隊を思い出すんだが。 実際首を撃たれたリューバを見て「あんな感じだったのか」なんて思ったり。 ハルバート使いのキュリオとの連携も無駄に見せたね。 助けに来たキュリオの手を取れないジュリエット。 ロミオとは引き離された上に、自分が生きていても火種が増えるばかりだと 死を選ぼうとする彼女に、自分はおまえを守ることに命を賭けてきたと恩着せがましい喝を入れるキュリオ。この人ジュリエットが好きなのか? なんか最期はジュリエットへの愛に殉じそうだな。 その言葉にほだされて?逃げ出したジュリエットは、突然何者かの気配を感じ、 途端になぜか城の中からは水が溢れ出してくるという超常怪奇現象が起きる。 その水に巻かれ、意識を失ったジュリエットはなぜかエスカラスの間へ… オフィーリアの呪詛のような言葉を聞きながら揺蕩うジュリエットを見て モンタギューは驚いたもののそりゃビックリだエスカラスの根に阻まれて近づけない。 エスカラスとジュリエットの関係は一体なんなんだ?ジュリエットというよりは キャピュレット?オフィーリアに「命を継ぐ者」と呼ばれたジュリエットは、 再び城の外へと戻されていく。水に濡れて張り付いた服がちょっとエロい。 外で踏ん張ってたフランシスコはキュリオと合流したものの、肝心の姫は 行方不明。アントニオが後ろから弓部隊に狙われた時はホントにヒヤヒヤ。 リューバにもちゃんと乗れたりナニゲにアントニオってスキル高いよね? 少なくともペン坊よりは色々勝ってるような気がするな。 兵士たちに囲まれたジュリエットを助けるためにロミオ見参! おまえはどこから飛んでんだ!いや、あれは飛んでるんじゃなくて 落ちてる…あんなトコから落っこちたら肉団子になるんだよ普通は! 街では結局守りきれずにジュリエットを奪われたロミオが、今度こそ愛する妻を 守って戦うのかと思ったら手を引いて逃げてたのでああやっぱり…と思った。 ははは…だって所詮ロミオだもんね…今はこれが精一杯ホントにな キュリオたちにジュリエットを渡し、ジュリエットはこのまま留まると言う ロミオに驚く…というシーンを期待してたんだけど、階段の下でお別れだった。 いつか2人が一緒になれる日のために、何か別の方法を探してみる。 離れていてもその絆が切れることはないというロミオの言葉に、 ジュリエットは微笑んで頷き、2人は再び離れ離れになってしまう。 ええぇ?方法を探すって、でもそこはロミオだし…と視聴者の誰もが 暗澹とした気持ちで思ったところで次回はロミオ坊ちゃんの労働実習。 誰もが颯爽と現れると思ってたであろう私だけ?ティボルトはどうしたんだ! △
第14幕 重責 La sfida 〜この腕の中で〜2007/7/13
どうしてもサブタイが「童貞」に見えてドキッとしてしまう。 しかし今回出てきた囚人ペトルーキオの頭の上に、「20分」と寿命が見えて 仕方がないのは、私も知らない間に死神の眼の取引でもしたんだろうか… ってか立ちすぎだから!死亡フラグ立ち過ぎて足の踏み場もないから! ジュリエットはウィリーの母親の別荘がある街まで逃げて身を隠すことになり、 ロミオはモンタギューの不興を買って鉱山の収益を上げて来いと左遷される。 迷いはないと言い張るジュリエットだけど、騙されんぞ。少佐やバルサとは 言わないけど、せめて陽子クラスくらいにはなってくれよ。小夜はやめれ。 ロミオの方は「皆さん、一緒に頑張りましょう!」という気の抜けた挨拶で 笑いをとってからまぁ笑ったのは視聴者だけだと思うけど食事や労働条件、 帳簿までチェックして明日から自分も鉱夫として働くと言い出す。 いやね、働くのはいいんだよ。相手が用意したお仕着せの仕事でなく、 自分から一番厳しい重労働を選んで行うのは決して悪くはないんだよ。 確かに実際に働いてみないと改善しようにもわからない事って多いからね。 でもたとえばさー、鉱石を運ぶ稜線に無駄がないかとか、人力以外の動力を 効率よく使えないのかとか、休憩時間のとり方とか、水が乏しいならまずは 水をどう確保するかとか、怪我をしたときや病気になった時の救護体制とか… 収益を上げる効率性と同時にインフラの整備も考えていったらどうなんだ? まぁそれは次回以降に持ち越すにしても、もうちょっと眼を光らせてる 様子が欲しい。あそこはこうしよう、ここはこうしよう、というように。 それくらいの演出はしてもいいんじゃないの。まぁでもロミオだからなぁ… 所詮はロミオだもんなぁ…やるべきは友達作りじゃないだろうに。 僕はもう父からもネオ・ヴェローナからも逃げないでちゃんと向きあうって 今まで全く向き合わずに逃げてたと 思いっきりカミング・アウトしやがりましたよコイツ。 モンタギューの怒りに触れて追い出されてきたから点数稼ぎがしたいんだろ… 体が弱くて痩せこけながらも貴族への怒りを隠さないペトルーキオは ロミオを認めず、貴族は貴族らしく毎日遊んでいればいいと言い放つ。 おまえの母親も遊び好きで追い出されたんだろう… これにはさしものロミオも怒る。 自分はなんと言われてもいいが母上のことを悪く言うな! ってかロミオは言われても言い返す資格ないもんね。 ペトルーキオが言ってたみたいに、イヤな事があるとシエロに乗って 現実逃避してたんだもんね。遊んでるとしか思えなかったもんね。 それでもロミオのヘタクソな大工仕事を手伝ってるうちになんとなく 打ち解けてきた2人は、いつかネオ・ヴェローナに帰る日が来ることを夢見る。 ペトルーチカが言ったように、そりゃいつかロミオは帰れるよね。 でもきっとペトルーチカは帰れないんだよ…ロミオはペトルーチカの 遺言どおり弟と妹をシエロに乗せて飛んでやるに違いないよ。 やがてひどく冷え込んだ朝、ペトルーキオの姿が見えないことに気づく。 隔離棟も知らないなんて、ホントに全部視察して回ったのかね? 粗末な誰もいない小屋で1人横になっているペトルーキオ。 医者も看護師もいいない現状をこれまで把握していなかったのか ロミオは探して連れて来いと激しい口調で鉱山長を怒鳴りつける。 「もうすぐ母さんに会えるぞ!」 吹いた。いやいやいや、ロミオ、こういう場合、母さん大概死んでるから…と 思ったら案の定。ある意味もうじき母さんに会えるよね、あの世でだけど。 力押しでは何も動かない。 一晩付き添ったロミオの傍らで、知らない間にペトルーキオの命は天に 召されていた。1人ぽっちで死神の鎌に命を刈り取られ、逝ってしまった。 たった一つのパンを盗んだというだけでここに送られ、厳しい労働に 耐えていた。貴族がバラの舞踏会だ花火だなんだと贅沢をしてる間に、 街では人々が飢えて苦しんでいた。今度生まれるなら貴族がいい… 皆がその絶望感の中で今も必死に生きていることを、 まるで初めて知ったかのように 号泣してるけど…まさか今知ったとか言わないよね? △
第15幕 自我 L'alba dei cambiamenti 〜進むべく道〜2007/7/20
結局ペトルーキオが死んでも何の改善もしてないんだもんなぁ… 医者がいなかったから助けられる者を助けられなかったという理由で 診療所を制定する企画書を出すとか、宿舎には断熱を施すとかさぁ… いや、完全に改善しなくてもいいんだよ、ロミオは無力なんだから。 ロミオが色々と出した企画をあの責任者が全部握り潰してた、でもいい。 でもね、その後もただ悶々と働いてるだけってどうなの。アホじゃない。 そんで2回も大ピンチに遭いながら全然無傷ってそりゃ御加護あり過ぎ。 ジュリエットはといえば、大木を見てエスカラスを思い出し気を失ってしまう。 その途端、揺れ始める大地…って、でもここって浮遊都市だから大地なんか ないんだよなぁ、元々…ということは都市そのものが崩壊し始めてるって事か? しかし、その影響が最も出たのはロミオがいる鉱山だった。 あのねー、ホントにスマンかった。ホントにお恥ずかしい。 鉱山編に入った時、ホントは真っ先にツッコまなきゃいけないことがあった。 まさか今回「あ…」と気づかされるとは思わなかった。ちょっとショック。 下ないんだから 掘 る な よ なー 何のためにあんな危険な事してたんだろうモンタギューは… もしかして釜の底が抜けて囚人が落っこちれば「見ろ、人がゴミのよう」に 手っ取り早く口を減らす事ができるってことなんだろうか。手間かかりすぎ。 しかし人を助けに行くのにロープも持たずに行くロミオを引っ叩きたい。 あのまま崖を降り始めたので「え?あんたこの後どうやって助けるん?」と 素で思っちゃったよ。いくらなんでも世間知らずなんてレベルじゃねーぞ… ハーマイオニーがロミオの部屋に勝手に入ってバラをばら撒き洒落ではない アイリスをグシャリと潰す怖いシーンの反面、コーディリアは相変わらず 行われている娘狩りに、表立って抗議する。この人今まではこういうのは 見て見ぬふりをしてたのにどうしちゃったんだ?ペン坊がいるから? とりあえずコーディリアの手を引いて逃げるペン坊だけが見所になってきた。 そしてコーディリアのツンぶり。手を握られていた事に気づいて真っ赤になり、 「…ありがと…」と小さく言ってもらったのに、「え?何?何か言った?」と 絵に描いたような鈍感ぶりのペン坊の可愛さには悶えてしまうじゃないか。 バカをやるならここまでおバカっぷりを見せてもらわないと笑えんのだよ! ペン坊可愛いよペン坊!2クールはペンヴォーリオ×コーディリアでいいよ! ロミオに(というよりは絶対ジョバンニにだってば!)助けられた囚人たちは ようやくデレ化。ロミオの人気取り囚人たちをネオヴェローナに帰すという 宣言にも心を動かされたよう。動かされないヤツなんかいるわけないじゃん。 大体、誰も犠牲にならない世界って、実際その眼の前にいる囚人たちは 自分が苦しいからって何かを盗んだりして別の人を犠牲にしたんだよ。 ペトルーキオだっていくら苦しかったからってパンを盗んだわけで、 もしかしたらそのパンがないばかりに死んじゃう人がいたかもわからん。 むしろ風邪をこじらせて薬がないからと娘を死なちゃったあの夫婦こそが 一番の犠牲者じゃないのか。ロミオの視点はミクロ過ぎてガッカリだよ。 ED変更。あれはランスロットの墓か?結構前のED好きだったのでちょっと 違和感があるけど、綺麗な曲なので悲劇で終わるなら余韻に浸れそう。 △
第16幕 ひとり Lontano dall' amat 〜いとしくて〜2007/7/27
「あなたなんか…あなたなんか大っ嫌いよぉ!」 こわー!何が怖いって作画がめちゃくちゃなのに日本人だったってのがこわー! ハーマイオニーが1人で盛り上がって1人で走り回って1人で乱心して1人で ナイフ振り回して1人で大騒ぎして1人で恥じ入って1人で帰った話だった… でもそうはいってもそれなりに彼女の魅力は出てるっぽい?話だったので、 そんな時にこの作画はないだろと同情してしまう。 相変わらず腹の中は真っ黒なフラ様は、キュリオとジュリエットをくっつけて ロミオを忘れさせようと企んでいるらしく、キュリオもキュリオで実はあれで 内心ジュリエットにまんざらでもないようなのはちょっとビックリした。 何せ恋にうつつを云々言ってジュリエットを殴ったくらいだから、ストイックな 従者なのかと思ってたのにそうでもなかったのか…ならクライマックスまでは 気持ちを押し隠して、最後の最後にジュリエットを庇って愛に殉じるくらいの 男を見せてくれればよかったのに、何男同士でキャッキャウフフしてますか。 鉱山の事故の報に動揺するジュリエットに、ネオ・ヴェローナの民も同じだけ 苦しんでいると囁くフランシスコ。でもそう言いながらこいつらが向かうのは 貴族の別荘で、しかもどうせそこでも召使がいたりするんでしょ?う〜ん… ロミオの危機に馬車を1人で御して飛び出すハーマイオニー。 途中で追い剥ぎにあい、すわ大ピンチ!という場面で置き去りにされて吹いた。 金目のものはなんもねーなぁって、貴族の娘なんかいい金になりそうなのに 思いっきり捨ててかれてんなよ。いくら作画が悪くても価値なさ過ぎだろ。 それでもヒッチハイクするハーマイオニーのしぶとさはなかなか。 ところがボロ馬車に揺られてようやくたどり着いた街はジュリエットの 潜伏場所だった!…って、どんだけ道間違えてるんだハーマイオニー… ジュリエットを見てビックリ、なんであなたがここにいるのって、 そりゃご都合主義ジュリエットの方も言いたい言葉だろうよ。 石を取り上げてあんたさえいなければとご乱心のハーマイオニーは キュリオにとめられて気絶し、別荘へと連れて帰られる… って、えええええ〜〜〜〜?ちょ、それ潜伏場所バレバレじゃん。 どこか街の中に宿取ればいいのに…ばれたらウィリーの母親にも迷惑だろう。 体を拭いて手当てをしてやったものの、ハーマイオニーは傍のナイフを 手にしてジュリエットに襲い掛かる。しかしなんだって彼女はこんなに突然 過激になってしまったのやら…色々あったのはわかるけど、ロミオの口から 直接別れを告げられて狂ったとか、2人のキスシーンを見ちゃったとか、 そういう展開ならまだしも、あまりにも唐突かつ極端すぎてビックリ。 結果的にロミオが無事だという報が入った事は事実だとハーマイオニーが 根負けして話すことでジュリエットの緊張の糸が切れて安堵感が流れたため ハーマイオニーの黒化はうやむやになってしまった。 何で私こんなところにいるんだろうって それは視聴者が聞きたいよ 結局自分がここに来た事は内緒でと言うことは、私もあなた方の事は何も 言わないわという取引のようなもの。どうも今ひとつ拍子抜けじゃよ… 次回は置鮎祭の予感。作画も美麗そうだし、今度こそ期待してるよティボルト! △
第17幕 暴君 ll passaro sepolto 〜漆黒の因縁〜2007/8/3
憎しみは、もう、ない… なーんだ、ティボルトの方がロミオよりずっとカッコいいのになぁ… と思ってたんだけど、ジュリエットのこの言葉にはちょっときたなぁ。 実は娼婦の子だったモンタギューが母親同様自分の体を資本にしてのしあがり、 女を介してキャピュレットに近づいて、ついには権力を手にした復讐物語。 若い頃のモンタギューが切れ者風の男前だったのにはちょっとビックリしたよ。 娼婦宿で母親の仕事が終わるのを待ちながら客の靴を磨く幼いモンタギューも 不覚にも可愛いと思っちゃったしね。今回マントを着てない姿を初披露した ティボルトもすごく格好いいのに、なんでロミオはあんなドングリ眼なんだ? そのティボルトはモンタギューの息子であり、同時にキャピュレットの 血を引く者でもあった。母を捨てたモンタギューを深く憎むティボルト。 でもさー、母親が生まれてすぐ死んだんなら復讐を刻む必要もないよね? ナニゲに裕福なカミロに引き取られて養ってもらってたみたいだし。 大体誰がこの顛末を吹き込んだんだ?カミロ?なんのために? むしろここまで怒りをむき出しにするなら、養父のカミロから ヴェッティさまレベルの変態的虐待 を受けててくれないと説得力がないような気がするんだけど。 タイタスはそんなモンタギューが権力の座に上るために邪魔になるものを消す 露払いをやってきたらしい。どうしてこの2人がそういう関係になったんだ? そしてモンタギューはマキューシオを養子にというタイタスの言葉を 受け入れたものの、その代償は死… モンタギューが剣を交えようと言った時に既に殺る気まんまんだったけど、 ホントに容赦なく息子の眼の前で殺しちゃったよ。でもマキューシオもこの時 動揺1つ見せないくらいのふてぶてしさを見せてひざまずき、それでも殺された 父の前で「父上」と呟く…な〜んて演出があったらよかったのになぁ。 「汚らわしい…」 血の臭いをさせて現れたせいかオフィーリアは痛烈な言葉を投げつける。 かつてエスカラスの前でキャピュレットがオフィーリアと話をしていたので、 やはりこの大樹の本来の守護者はキュピュレットということなんだろうか。 枝から落ちる黄金の木の実ははなんだろう…今は腐り落ちているようだけど。 そのうち行くわと別れたからウィリーが出てくるのはもう少し先かと思ったら もう今週やってきてずっこけた。しかもうっかりコンラッドとエミリアつき。 エミリアにはジュリエットの正体がバレたけど、すっかり共犯者扱い。 そしてジュリエットは、じーさんが持ってきた紅のバージニアならぬ キャピュレットの剣を受け取ってまーた言ったよ「逃げない」ってホントかよ 一方ロミオはといえば、ネオ・ヴェローナには囚人は入れないという報せに 愕然としていた…っつか当たり前だと思うんだけど。無理だと思うんだけど。 さてどうするのかと思いきや、ロミオは自分たちの住むところを作ろうと提案。 この先にさびれた村がある…って、まさか駆け落ちしたトコじゃないだろうなと 思ったら、なんか予告にはホントにあのエスカラスじーさんが出て来てたよ。 しかしどんだけ狭いんだネオ・ヴェローナ周辺は! 「愛してるから…あの人の息子を…ロミオを愛したから」 ティボルトのむき出しの憎悪に、あなたはモンタギューに似ていると宣告する ジュリエット。その意外な言葉に怒ったティボルトはまぁそらフツーは怒るわなおまえは 親の仇のあの男を憎まないのかとジュリエットに詰め寄る。ジュリエットも 「あの人の息子」と言っちゃってから、眼の前のにーちゃんもロミオの腹違いの 兄だったと思い出して、「ロミオ」って名前を付け足したんだねんだねきっと。 でもせっかくこれで1話やれるなら、ティボルトの語りでティボルトの過去と モンタギューの過去をフラッシュバックさせながら半分ずつ見たかったなぁ。 今回は作画もよかったしティボルトもモンタギューも魅力的だったのに残念。 しかし今ネオ・ヴェローナにはペン坊とコーディリアが2人きりなのか… あの〜、カメラさん、そっち映してもらっていいですか? △
第18幕 志 Volonta 〜それぞれの胸に〜2007/8/10
「そうね、好きな花は…たくさん」 ジュリエットって、前回キャピュレットの剣を受け取った時、私はもう 迷わないとか言ってなかったっけ?なのに今回、うっかり爺たちが密かに 買い集めた剣に喜ぶ姿を見てまた戦いで誰かが傷つくのと水を差してるよ? あれ、前回の決意は空耳?それともまた視聴者がだまされた? 頼むからもうこういう口先だけのヒロインはカンベンしてくれ… やっぱりあの寂れた村に囚人たちを連れてきたロミオが、なぜか1人で 働いてて驚いた。なんで囚人たちは働いてないのさ… あの時エスカラスの根元で出会った爺さんとも再会。 爺さん曰く、ジュリエットはあの時エスカラスの根の声を聞いたのだとか。 今は離れて暮らしています…でもいつかきっと一緒になれると信じていると 答えるロミオに、爺さんは意外にも「いつかでは遅すぎるかもしれない」と ちょっと不吉なことを…まぁでもコイツらにはそれくらいの危機感がないと 何しろ話がちーっとも進まないと思うのでいいんだけどね。 ウィリーは念願の新しい恋愛悲劇を書き上げた。 それはロミとジュリエットの恋愛をベースに、モンタギューを風刺する内容。 上演すればモンタギューはカンカン…けれど今は見分ける事の出来ない 同志たちにメッセージを送るには、演劇はこの上ないプロパガンダになる。 とりあえずジュリエットにキスを迫るエミリアのエロっぷりにビックリした。 今回作画が丁寧なのか動画に癖があるのかは不明だけど、 人物や手や指の動きがうねうねし過ぎて過剰すぎる気がした。 フランシスコも実はジュリエットが好きだったんだそうだ。 ネオ・ヴェローナを統治するジュリエットを見る事が夢と寝言を言ってるけど、 キュリオの言うようにそれとジュリエットの幸せは相容れないんじゃないの。 だってあの子に君主としての教育は全く施してないじゃん。 だからこそいつまでもうじうじうじうじうじうじしてるわけで。 とはいえモンタギューなくしてジュリエットの幸せはありえないという事には キュリオも賛成したようだ。しかしホントにどうでもいいな、このへんは。 ロミオとジュリエットという悲恋話がベースなのに、お互いしか見えてない 連中に恋するキャラクターを次々設定してどうしたいんだこのスタッフは… 戦いで死なせる時の単なるスパイスだったらガッカリだよ。 エスカラス爺さんから乾いた土地でもよく育ち、たくさん実が取れるご都合アイテム不思議な種をもらったロミオにこのままここに 住み続けてどうするんだと迫るジョバンニ。えええ?なんで今さら?? 作物が取れれば冬を越す事は出来る。その間に村も住みやすくなる。 そうすれば、みんなの家族を呼んでここで暮らせるだろう。 人々が笑顔で暮らせる村を作る事がロミオの夢なのだそうだ。 結局ロミオの事を知って会いに行きなよと奨めたのはアントニオ。 でも近くにロミオたちがいる事をキュリオは先に知ってたし、すぐに報せにも 行ったくせに、なんであの時ジュリエットに知らせないままだったんだろう? 今回のキュリオはウィリーに迫られたり実は絵が描けるという意外な?特技が 発覚したり、フランシスコの恋心を暴いたり、ジュリエットの護衛をしたりと 獅子奮迅の活躍に忙しくて忘れちゃったんだろうか。 居場所がわかったのに、ロミオには会わないと頑なに拒否するジュリエット。 このまま会わなかったら骨もあるけど、んなわけないよね。 リューバで新婚生活を送った村にやってきたジュリエットは、見違えるほど 村らしくなったその場所と、あの頃はジュリエット以上に何も出来なかった ロミオが住み心地のよさそうな家で、家事をこなし、物を作っている気配を 感じる。確かにロミオはここにいると弾む乙女心は初々しくて可愛かったね。 ロミオがその管理能力を貸して欲しいと頼んだ鉱山長もすっかり馴染んで、 元囚人たちもすっかりロミオシンパになっている事を知るジュリエット。 そのジュリエットがロミオのハンカチの君と知った彼らは、ロミオの行き先を 教えてくれる。しかしこのへんってなんだかゲームでも見てるみたいだったな… 再会は2人が結婚式をあげたアイリスの教会。 作物が実ったら、次は花を植えよう…ジュリエットだったら…どんな花がいい? アイリスを持って独り言を言ってるちょっと危ないロミオに答える声。 いや〜、ここはやっぱ盛り上がったなぁ。 アイリスの花びらがこれでもかと舞い、夢にまで見た愛する人の 声と姿に驚くロミオ。この時のジュリエットがまた綺麗だしね。 「でも、1つだけ挙げるなら…バラの花を!」 駆け寄って、抱き止めて、くるくる回って、揺れるスカートと長い髪。 何のためらいもない2人のキスからエンディングまでの間は照れ照れ。 う〜ん、やっぱり恋愛ものならこうじゃないと! △
第19幕 継承 ll Vento della Speranza 〜我こそは〜2007/8/17
「君の唇は…変わらないよ」 んも〜、このニヤニヤアニメが! まぁ男から女に何度もキスをするといっても、あまりに鬼畜的評判なので どれどれと野次馬根性でチラッと見てみたアレとは随分違いますなぁ… (ちなみに話題の彼の作品は、OPを除いてなんとか8分まで頑張ったがやはり挫折…) これからも村を大きくして皆の家族を呼びたいんだと張り切るロミオ。 なんだかたくましくなったねと褒めるあたり、やっぱり本音はなよった男と 思ってたんだなぁジュリエット…互いにエールを送りあうのはいいんだけど、 眼の前の恋人が頑張るってことは自分の父親倒しにいくって事だよロミオ。 キュリオが乳繰り合う2人を覗き見してたら笑えたんだが、さすがにそんなギガF野暮はしなかった様子。ロミオの胸倉を掴んだものの、時既に遅し… もはやジュリエットを心弾ませる事が出来るのはこの優男だけ。 「ジュリエットをお願いします」 おまえに言われんでもわかっとるわ(怒)と言いたい気持ちはよくわかる。 相変わらずウネウネくねくねするウィリアムの劇は、アントニオたちの謎の 羊の着ぐるみPRが利いたのか大盛況だった。そこで演じられるのは、権力を 手にするために為政者一族を皆殺しにした独裁者、そしてその息子と一族を 皆殺しにされた娘の恋物語すまん、執事の人の滑舌が悪くて台詞が聞き取れない… 大衆は彼らの恋物語に感情移入し、娘の恋が成就する事を願う… しかしこれで反モンタギュー派の貴族や同胞が集まってくるだろうってどんな 短絡思考だよ。この劇をずっと続けて演じながら日々賛同者を増やし、人数を 膨れ上がらせてネオ・ヴェローナに近づいてくるっていうならまだしもねぇ… しかも白き勇者として登場するはずだったジュリエットは赤い疾風コスで登場、 モンタギューから権力を奪い、新しいネオ・ヴェローナネオ・ネオ・ヴェローナ? を作ると宣言して民衆をアジる。それにノリノリの民衆ってなぁ… ジュリエットの願いは、権力者としてのモンタギューを廃し、民衆のための 新しい政権を確立させる事らしい。もちろんジュリエットの事だから、 どうせそれに関して具体的なことを考えてるとは思えないけどね。 復讐ではないと言ってるのに、14年間モンタギューを倒す事が夢だったとか 言ううっかりコンラッドに笑う。おいおい、話聞いてないよこのじーさん… モンタギューを殺そうとしないジュリエットに激怒する姿が眼に浮かぶぜ。 しかもそのままホントにネオ・ヴェローナに向かったのにはたまげた。 わずか十数人…とはいえ親衛隊4人よりは増えたけど、それにしたって それだけの手勢で首都に殴りこむかな…何考えてるのかな… 赤い疾風がなんでキャピュレットの残党と組むのかと考えれば答えは出る。 防衛に出たモンタギュー軍が「とにかく突撃!」でツッコんでくるバカどもに 全部やられるという見事なまでのやられっぷりに吹いた。なんつー弱さだ… ってか劇場の天井から舞い降りたりリューバから飛び降りるジュリエットは 相変わらず脅威の跳躍力を持ってるけど、あんな高いところから落とされて 馬車に激突した憲兵団長も丈夫過ぎ。何で出来てるんだネオ・ヴェローナ人… 赤い疾風の演説に感動してるみたいな民衆がなぁ…どうもなぁ… だってそもそも赤い疾風がやってたことなんか子供の遊びみたいだったじゃん。 もっと本格的に演説をぶつとか、政治犯を逃がすとか、組織的な反モンタギュー 勢力と繋がってたとか、そんな骨太な描写があれば「革命」にも少しは重みが 出ただろうけど、義賊ごっこが遊びなら革命は「ノリで!」という感じか。 狙われたジュリエットをアントニオが庇って死ぬかと思ったのになぁ…ちっ… ここで剣で矢を払ってたらカッコよかったのに、よほど腕が悪かったのか 都合よく帽子とヅラ(セット?)が飛ばされてキャピュレットの娘とバレる。 ジュリエット、なぜかいつの間にか有名人になってたんだなぁ… △
第20幕 使命 Tenuti al Dovere 〜揺るぎなき一歩〜2007/8/31
乾燥した荒地にも豊かな実りをもたらすはずの「不思議種」が育たない。 土もしかして地に力がないのではないかとやけに詩的な分析をしてた管理官が、 ジョバンニたちが帰ってきた時にさらっと「ああ、お疲れさま」なんて言うから 不覚にもぐっときちゃったじゃないか!ホントにいい奴になってるじゃないか!クレームをつけにエスカラス爺さんに会いに行ったロミオは、 爺さんからこの世界が人間の犯した罪によって滅ぶ運命にあると聞く。 思わせぶりにずっと出てきてたけど、ここにきて「罪」とは唐突な。 しかもじーさんは今後ジュリエットが背負うべき宿命をにおわせる。 ネオ・ヴェローナでのキャピュレット派による反乱は勢いを増し、その報は ロミオにももたらされる。ここで僕はやるべき事をやると言って残ったら ちょっとは見直してもいいと思ったけど…所詮はロミオだもんね… この後2人がネオ・ヴェローナで再会するなら、むしろこの間ジュリエットは 来ない方が劇的な再会になってよかったと思う人は手を挙げて〜「はーい!」 こういった演出のまずさが話をドラマティックに持ち上げる事を阻むのはもう ロミジュリクォリティなんだろうか。大体ここでロミオが旅立とうと外に出たら そこにいるのはシエロじゃないかフツー?シエロ、おまえ、どうしてここに… という演出があってもいいんじゃないか?何だよあの見ず知らずのリューバは。 ロミオとジュリエットの再会が何のドラマもなかったのは前述の通り。 なら別の場所にドラマが待っているのかと思えばもちろんそんなものない。 ホントは議会で街に火をかけて焼き払えなどと言うムチャクチャな議事を出して さすがにマキューシオ以外誰も賛成しなかったのでへそを曲げて去ったと思ったら 議長を斬り殺すという行動に出たモンタギューのキチガイぶりを寸前で止めると 思ったんだよ。議長に斬りかかったモンタギューの剣をロミオが受け止めたら ドラマじゃん。めっちゃカッコいいじゃん。まさしくヒーローじゃん。 ふっ、すまん、甘かった…そう、ロミオは何にもしない子だったよ! ロミオは相変わらず何に対しても遅れてくる子で、血まみれの剣を持った父が 何をしたかもよくわからないままに推測で会話を進める始末。モンタギューの もう1人の息子となったマキューシオが隣を駆け抜けこれから何をするのかも 知らないまま。だってロミオだもんね…うん、別に期待はしてなかったよ…全然ね… 民衆には憎まれ、貴族にも背を向けられ、守る兵士ももはやいないと なじる息子に剣の切っ先を向ける父。何も知らない若僧が! モンタギューはロミオを伴ってエスカラスの部屋へと向かう。 エスカラスの詩…エスカラスとはこの水に根を張る大きな樹… 黄金の木の実、澄んだ水と空気、そして豊かな実りを大地に約束するはずの 大樹はしかし、ロミオの眼の前で実を腐らせてぼとりと落ちていく… やがて大地が揺れ、エスカラスの根は急激に枯れ、太い幹も崩れ始める。 ジュリエットの胸に浮かび上がった紋章も唐突過ぎて笑ってしまった。 父と母の無名の墓に参ったジュリエットはそこで大地の揺れを感じており、 モンタギューが探してもこっちにいたのでお留守だったオフィーリアに会う。 大地は今滅ぼうとしている。世界を支えるエスカラスのうち、人の欲によって 既に片方のエスカラスは枯れてしまった。それと同時にもう一本も枯れようと している。それを枯れさせないための挿し木がジュリエットだった… って、ええええええええ!?せいぜい番人とか守り人なのかと思ってたのに… とりあえずオフィーリアの手がカサカサに枯れてたのが怖かった。 純粋な恋愛ものがやりたいのか、政治的革命ものがやりたいのか、それとも 世界の破滅を救う話がやりたいのか…一体何をやりたいんだこのスタッフは? 制作陣はまずもうちょっと練りこんでおくべきだったような気がするよ。 そんな中、鳥の丸焼きも焼けるようになったりと、コーディリアの調教で すっかり家事を上手にこなせる主夫になってきたペン坊の呑気さが救いだよ。 お父さんとお母さんも健在だし、コーディリアともすっかり仲良しのようだし、 もうこれはロミジュリよりペン坊が幸せになれればそれでいい気がしてきたよ。 △
第21幕 掟 Da Morire 〜女神の抱擁〜2007/9/7
「ペンヴォーリオがね、落ち着いたら一緒に暮らそうなんて言うのよ」 ペペペペペ、ペン坊ーーーーーーーっ!? いや、めでたいとかなんとかそれ以上に大丈夫か。死亡フラグじゃないのか。 と思ったらいきなり結 婚 式 でひっくり返りそうになったわ! なんでコーディリアの「そういえば」的な話だけで全部進んでくのん? (別に2人が愛を誓い合ったシーンを見せてくれてもいいと思うんだけど) 実はジュリエットもとっくに結婚してるので結婚自体は驚きじゃないけど、 コーディリアも髪の毛を下ろした方が断然色っぽいしきれいじゃないか。 やっぱりあのおかみさんヘアは老けて見えるから絶対やめた方がいいよ。 誓いのキスの時に涙を浮かべてるのがペン坊らしいっちゃらいしけど、 思ったより普通だったなぁ。幸せになってくれるならかまわないんだが コーディリアを戦いに赴かせるための布石ならカンベンしてくれぇ。 オフィーリアの言葉どおりならば、この世界のために身を捧げなければならない ジュリエット。パニックになったり泣き喚いたりはしないものの、でもこれは 超絶屈折アニメ「ぼくらの」ではなくて純愛物なので、頭ではわかっても心は 愛する人との永遠の別れを思って泣くせつないシーンがあってもいいよなぁ… まぁ今じゃなくてもあと3回残ってるのでいつかあるかもしれないけど。 一方ロミオはモンタギューと決別。 一発くらい殴るのかと思ったけど所詮はロミオだしね… ってかどうしてもロミオに今度こそ!と期待をかけては裏切られてる私がアホ。 大体チビのロミオが大男のモンタギューの首根っこを捕まえても迫力ねぇ。 兄貴のティボルトなら様にもなるだろうけど、そのティボルト、久々に 出てきたものの、特に何するでもなく相変わらず逆恨み復讐に燃えている。 マキューシオは地震によって住む所を追われたり怪我をした人々に追い討ちを かけるように街に火をかけて回る。そんなマキューシオを止めに来たロミオ。 「だ、だまれ…黙れ黙れ黙れ黙れっ!!」 おまえなんかに何がわかるっ!おまえなんかに… いや〜、マジでビックリした!柿原うまくなったなぁ…ブライト様の頃は 癖も強かったし明らかに棒読み王子で生ぬるい眼で見守ってたものだけど、 シモンを演ってから格段にうまくなった。いやこれはホント、すごい進化。 まだまだ若いし、もっと伸びるかもしんないね。おまえの演技で天を突け! それにしてもまた偶然出会ってるロミオとジュリエットには笑ったわ。 ホントに相変わらずミラクル都市だよなぁネオ・ヴェローナってば… モンタギューと決別したとは言っても殺したわけでも傷つけたわけでもなく、 単に「おまえなんかもう父さんじゃないっ!」と言い捨てただけのくせに、 でもあたかも大公の座に執着する父を成敗してきたかのように言うロミオに、 自分がこの世界の生贄に選ばれた事を言い出せないジュリエット。 そんなジュリエットが幸せを掴んだコーディリア、支えてくれたキュリオや フランシスコ、かくまい続けてくれたウィリー、そのうちウィリーと結婚して 貴族の仲間入りをするんじゃないかというエミリア、実はそれなりに役に立つ アントニオ、うっかりコンラッドたちの幸せのため、そして誰よりもロミオの ためにネオ・ヴェローナを守ろうと決意するのは悪くなかったけどね。 幸せになり過ぎるなんて事はないという花嫁の方がまるでジュリエットを 嫁に出すみたいだったよ。春が来るまでに皆が幸せになるといいわね…と コーディリアが呟いた時、春になったらもう1人新しい家族が増えるのよと 言うんじゃないかとハラハラしたよ。そんなん計算合わないじゃんペン坊! エスカラスは2本あるし、もうこのままロミジュリで仲良く生命の樹になって 世界を支えるというのもいいんじゃない?一万年と二千年経っても愛してるぅ〜♪ △
第22幕 呪縛 La Fine della Rivolzione 〜荒ぶる激情〜2007/9/14
「私は…誰よりも…恐れられ…たい…」 モンタギュー死亡。 いや〜、長男・次男・三男と続々入ってきた時はギャグか?と思ったよ。 1人静かに世界のために身を捧げる事を決意してたジュリエットだけど、 姿を現し、モンタギューを討つと言うティボルトにだけは秘密を明かす。 あーあ、このおかげでティボルトも死亡フラグ立っちゃったじゃんよ。 でもますますアクエリオンの男騒ぎの3つ巴心中みたいになっていいかな ネオ・ヴェローナ城では革命に乗じたクーデターが起きるわけでもなく、 逃げる兵士を止めもしない親衛隊長はジュリエットの前に跪き、開門は あっけないほどあっちゅー間だったし、そのまま何の邪魔もなく玉座へ。 いや〜、OPのバトル満載の雰囲気や甲冑姿のキャラに完全に騙されたね。 ホントに何がやりたかったんだろう、これ…同じ期待を裏切るなら やっぱり巌窟王レベルで裏切ってくれないと扱いに困ってしまうよ。 混乱に乗じてジュリエットたちより先に玉座の間に忍び込んだティボルトは、 モンタギューに母の名を告げ、自分がモンタギューの息子であることを告白。 マントを取って二刀流で走る姿はやっぱりカッコいい。カッコいいのになぁ… けれどジュリエットが言った事を確かめようとして剣を止める。 ジュリエットがエスカラスとやらにその身を捧げなければならない事を語り、 それを回避する方法について聞き出そうとするんだけど、それはどうやら モンタギューもさっぱり与り知らぬことだったらしい。 全てはエスカラスの意思か…! ものすごい顔で吠えるモンタギュー。 ジュリエットを取り逃がした事は挿し木とする娘が必要だったから? またまた遅れてやってきた次男のロミオは父上と、以前ジュリエットを 抱いていた謎の男がふぬぬぬと踏ん張ってるのを見ても驚くでもなく、 問答無用で斬りかかる。そして兄貴に片手一本で止められる。 ロミオ…ホントにあんたって子は…(涙 そしてさらに遅れてジュリエット様ご一行が到着。 ジュリエットは剣を捨て、キャピュレット家を討った事は怨まないという。 自分の望みは復讐でも家の再興でもない…剣や力では何も生まれないこと、 モンタギューがなすべきことは大公の座を退き、この街を市民に返し、 ネオ・ヴェローナから去ることだと告げる…んだけど、ジュリエットが この心境に至るまでの描写がねぇ…なんかイマイチなんだよねぇ… モンタギューの息子のロミオを愛したからってだけじゃねぇ… モンタギューが一瞬剣を振り上げた時のコンラッドやフランシスコたちの 慌てぶりに吹いた。予想できるだろそれくらい…なぜ1人で行かせた!? そして驚いてきょとんとするジュリエットの表情にも笑った。 純粋というよりあまりにも白痴っぽいってばよ。 結果的に剣を捨てたモンタギュー。 ジュリエットを殺さないなら自殺するのかと思ったのになんだよ…と思ったら、 遅れてきた養子の三男マキューシオが後ろからぶすっ! えええええええええ〜!? 「ど…どうしてだよ…お、俺は英雄だぞぉ!?」 ティボルトにすごまれ、えへらえへらと去っていくマキューシオ。 原作の因縁の3人が揃ったというのに、なんだこの変なオチは??? 「あなたは…愛されたかったのですか?」 深く愛すると、失う事が怖くなる。 ロミオに背を向けたジュリエットは呟き、物語はクライマックスへ! …って感じにはどうにも盛り上がってないよなぁ…革命とか権力とか復讐とか 恋愛とか兄弟とか生贄をか、どう見ても闇鍋ごった煮状態なんですけど… それに加えてうっかりコンラッドたちの空気っぷりには泣けてくる。 モンタギューがあまりにも、あまりにもあっさり風味で退場しちゃったので 拍子抜けしつつ、ラスボスエクスデスエスカラスとの戦い…になるのか? ティボルトは「キャピュレットの娘が背負った宿命か…」と言ってたけど、 モンタギューは「キャピュレットの血が世界の崩壊を救う」と言ってたので ジュリエットでなくてもキャピュレットの血を引いていればいいとなりそう。 というわけでティボルトにもしっかり死亡フラグが立ったっぽい。 そうなるなら恋愛が絡まなかったんだから、どうせならティボルトはロミオと ジュリエット双方のお兄さんにしておいてもよかったような気がするけどな。 △
第23幕 芽吹き Per il mio amore 〜死の接吻〜2007/9/21
OPのように斬りあうロミオとジュリエット。 ジュリエットは世界を救うためにエスカラスの下へ行くと言い張り、 ロミオは愛するジュリエットを止められれば世界なんか知ったこっちゃ ないらしく、世界はどうせ滅びるとダメ出ししたので吹いた。おいおい… あっさりと大公の座をジュリエットに譲り渡したロミオは、今は別々の 道を生きる事を選択し、村へ戻ってまた畑仕事に精を出すつもりの様子。 一方ジュリエットは時が経つに連れて異変の現れてくる体を隠しながら、 今夜中に戴冠式じゃとものすごい性急さを見せるコンラッドの眼を盗み、 エスカラスの部屋を目指し始める。半分枯れてるオフィーリアが怖ぁ… ジュリエットの姿が見えないとわかるやいなや、すぐに 「まさかロミオと逃げたか」と疑うじじいに笑ったよ。 まぁそもそも逃げられてる時点で相変わらずのうっかりぶりだが。 このままだとジュリエットは最終回には死の世界に旅立ってしまうというのに 生きる世界は別でも心は1つと勘違いしてる能天気なロミオに会いにきたのは ティボルト。大公が自分の父である事を明かした彼に、ロミオは照れながら 「あなたは…僕の兄上なんですよね」 と認知し、ペトルーキオの弟妹に形見を渡してリューバに乗せてやってくれと いきなり七面倒臭い事を頼みやがったよ。えええええ?いや、それはおまえが やれよ!ってか大体おまえが自ら死に逝くペトルーキオと約束したんだろうが! ペトルーキオの生き様死に様どころか、そもそも顔すら知らないティボルトが やる意味ねーよ!そりゃティボルトだって何言うてけつかると怒るわ。アホか! エスカラスに身を捧げなければならないジュリエットの状況を語って聞かせる ティボルト。どうでもいいけど犠牲になるのはキャピュレット家の「女子」と さりげなく自分の死亡フラグを除外したよね…男でもいいなら君だからね。 「ジュリエットが…死ぬ…」 世界の崩壊と引き換えにジュリエットが死ぬ事をようやく知ったロミオは 愕然とし、絶望に打ちひしがれる。けれどいつまでもそうしていると 最終回に向けて話が進まない。そういえばエスカラスじーさんが世界は 放っておいても滅ぶといっていた。そしてジュリエットの運命を背負って やれとも言っていた。何の事だかさっぱりわからないけど僕は行く。 僕がジュリエットを止めます! はいはい、きっと何も出来ないんだろうけどがんがれ〜。 「本当は、私だって生きたい!!」 止めるなら、あなたを斬る! ロミオを巻き込みたくないジュリエットは、真実を知ってしまったロミオを 拒絶する。ちなみに一緒に来ていたティボルトは途中で道を阻まれて立ち往生。 肝心なところでどん臭いのはモンタギュー一族の血なんだろうか。 斬りあいながら流れるのは二人の出会いから結婚までの愛の軌跡。 つか、久々に見た押し倒しシーンはマジですっげードキッとしたよ。 何もなさ過ぎて拍子抜けしたくらいなのに、ロミオがちょっと苦しそうな 表情のせいかまるっきりヤってるようにしか見えなくてビックリしたよ。 やがてジュリエットの剣を飛ばしたロミオは、結構はぁはぁ言いながらそのまま ジュリエットをかき抱くと熱いちゅう。酸欠になるぞオマエ…そういう問題じゃない 逃げてもいいけどとうっかりコンラッドにバレたらギャースカ怒られそうな事を ほざいてる失恋2人組が、ネオ・ヴェローナの下が空洞だと知らなかったのに たまげたわぁ。え?もしかしてここがラピュタ浮遊大陸って事も知らないとか? 「今こそ、芽吹きの時…」 一堂に会したその時、床を割ってきたのはエスカラスの根だった。 オフィーリアに捉えられて鎧が割れて翼が生えるジュリエットがえろい。 半分枯れて目玉ひん剥いて迫ってくるオフィーリアを見て「イヤアァァ」って、 きみ、世界を救うために犠牲になる運命を受け入れたんと違うんかい。 追いついてきた兄上に剣を借りて助けに向かったロミオは吹っ飛ばされ、 ジュリエットに死の口づけをするオフィーリアという女同士のちゅうを 目の当たりにする。そのままジュリエットはえくすたしー意識を失い、 ロミオの絶叫と共に次回最終回へと続く。 何も映らない背景だけの最終回予告は、淡々としたウィリーの語りと、 「生きる時も」「死ぬ時も」と呟く声。さて、一体どんな決着になるのかな? △
最終幕 祈り 〜きみのいる世界〜2007/9/28 視聴感想・1クール・トップ
「ジュリエット…もう…君の名前が呼べない…君の姿が見えない」 なんだか唐突に崩壊していくネオ・ヴェローナにビックリだ。 オフィーリアに阻まれたロミオはただジュリエットがエスカラスに囚われて いくのを見守るしかなく、罪を背負って刺し木となったジュリエットを 飲み込んだエスカラスは急激に成長を続ける。けれど大地の崩壊が止まらない。 ジュリエットは自分が犠牲になれば世界が救える云々言ってたくせに、 どうやら実際に取り込まれてみたらやっぱやだと拒絶しているようだ。 たった一人に罪を着せるなど間違っている! ロミオは食い下がり、ジュリエットを救うんだと駄々る。 動けないくせに口は達者だよ。でも一体罪ってのはなんだ? これまでも人々の罪は多くのキャピュレットの血で購われてきた。 おまえは世界が滅びてもよいのか…問いかけるオフィーリアに、 それが運命なら受け入れるとか言いましたよこの人! 抗ってみたり従ってみたり受け入れてみたり… ロミオにとって運命ってのは一体なんなのかしら? 止めを刺されようとしたロミオを救ったのはフランシスコの矢。 そしてティボルトが呪縛を斬り解き、落ちていくロミオをキュリオが掴む。 このエスカラスとのバトルシーンはいい動きで面白かった。 根っこの突きを全部避けてみせたフランシスコすげぇ。 一方ロミオは面倒な枯れ木ババァは兄貴たちに任せて美味しいトコ取りジュリエットの救出に向かう。姫を閉じ込めた幹に剣を立てるロミオ。 今回は何でかアイキャッチがいつもと違う最終回仕様だったよ。 木に捕らわれたジュリエットを助けに向かうロミオがまるで飛行石に まとわりつく木の根を切り払うムスカさんのようなんですが… まぁいばら姫とも言えるけど、でもこれはロミオとジュリエットなので、 原作で言えば後に蘇生する毒薬を飲んで仮死状態になったってあたりかな。 オフィーリアはエスカラスに近づくものは許さんとキュリオやフランシスコの 動きを止め、ティボルトを吹っ飛ばす。そして意識のないジュリエットに手を 伸ばすロミオの首を絞め、離れろとお怒りモード。それならロミオの背中から 貫けばいいのにねぇ…って、それじゃあっちゅー間に話が終わっちゃうか。 「ジュリエットォー!」 魂の叫びに反応するジュリエット。 え?何?なんで突然崩壊?なんでオフィーリアが枯れてるの?? もう運命に翻弄される事もない。君は自由だ…ゆっくりおやすみ… ジュリエットを抱くロミオは呟き、ジュリエットは再び眼を閉じる。 って、えええええええええ?なんだこれ?一体全体何が起きたのさ? すっかり枯れ果てたオフィーリアはエスカラスこそが最も尊き存在と言い、 ロミオはこの世界で最も尊きものはこの世界に生きる人々であると答える。 いや、どっちが尊いかじゃなくてだね… 大事なのは今まさに崩壊してる世界をどうやったら救えるかって事でね… エスカラスが滅ぶ事で世界が崩壊しちゃったら世界の人々も死んじゃうしね… 結局そのまま一撃でエスカラスをしとめたものの、エスカラスもロミオを 根っこで貫いていた…なんだよ、やっぱり貫けるんならさっきやっとけば よかったじゃん。どんだけ詰めが甘いんだっつのオフィーリア。 崩壊していく世界で、ジュリエットに最後の別れを告げるロミオ。 OPアレンジのBGMの中、人を愛する幸せを知り、愛する人を守ったロミオは 天に召されていく。共に生きると誓った、誰より愛する人の腕に抱かれて… えらい早く冷たくなっていくロミオの体を抱いて泣き続けるジュリエットを 呼ぶ3人衆。最大の邪魔者がいなくなった今、次は俺の番だと思ってるんじゃ ないかと勘ぐってしまうよ。けれどジュリエットはそれには答えない。 この羽がある限り、まだエスカラスの種は滅びてはいない… 世界を守るため覚悟を決めたジュリエットはロミオを抱きしめながら 黄金の色の羽を大きく広げ、年老いたエスカラスの上から世界をを包み込む。 愛してる、ロミオ…もう離れない… 広がる幹はまるでアイリスの花のように、温かく光って人々に降り注ぐ。 女神の翼と呼ばれるそれは落ちていく浮遊大陸の速度をゆるめ、ゆっくりと 海に着水…させたって、そら衝撃はかなりのもんだろうよ、あれ… 英語版のOPをEDにしてラストエピソードへ。 議長になったらしいフランシスコも、八百屋になったキュリオも、 ジュリエットに花を供えるコンラッドとアントニオも、ロミオに 花を手向けるハーマイオニーも、持っているのはアイリスとバラ… コーディリアとペン坊には子供が生まれ、今回何よりもよかったのは ティボルトがロミオに頼まれたとおりペトルーキオの弟妹を子供が出来た シエロに乗せて飛んでいる時だった。他人任せの人頼みと散々バカにしたけど、 あれはこのための伏線だったのか!むーん、読めんかった!つか無理。 綺麗ね、お兄ちゃんのリューバ… 「いや、これは…弟のなんだ」 うわぁ、なんていい表情だろう… ああ、この美しいティボルトを見られただけで満足だよ。 ティボルトがもっと活躍してたら明らかにこの作品への評価は変わった…と 思うのは私の偏見かしら?だって姿も一番カッコよかったし強いし声もいいし。 どうなったかはわからんけど、街角でうらぶれてたマキューシオなどもいたり。 で、結局あの大陸はなんで空に浮いてたんだろう?誰が上に上げたんだ? ってかウィリー曰くホントに皆ここが浮遊大陸だって知らなかったのか… う〜ん、世界的名作をアニメ化すると聞いた時は巌窟王の前例があるので 期待できるかと思ったんだけど、ちょっとテーマが散漫すぎたよね。 「世界の崩壊」「革命」「恋愛」のどれも中途半端になっちゃった。 この中で一番いらんかったのは革命だよね、間違いなく。 恋愛と世界の崩壊だけで十分だったと思うんだけどなぁ… う〜む、ホントに2人とも世界樹になっちゃって悲劇…なんだろうけど、 なんつーか…あまり思い入れられなかったなぁと…あ、死ぬの?みたいな。 ペン坊が幸せになったのはいいんだけどね。あとティボルトね。そんだけ。 まぁ最後までGONZOクォリティは健在だったって事かな。 スタッフ、キャストの皆さん、お疲れ様でした! △(2007/9/29記)