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第40話 最強騎士団 ロイヤルナイツ集結!!2007/1/21
世界が滅ぼうって時に テメーたちの神は何してやがる… 「世界を救えもしねぇヤツが神を…神を名乗ってんじゃねぇ!」 やっべ、これはもう完璧カズマ。アイツ言いそうじゃんこういうセリフスクライド最高 シャイングレイモンの下敷きになっていたゴツモンことマエケン違が復活。 今回は全体的に今まで高すぎたテンションをクールダウンし、ゆるいギャグで 笑わせて次回につなげるのかなと思うほど前半は久々のツッコミ合戦が楽しく、 なのに後半は怒涛のバトルモードでマサルのあまりのスクライドぶりに爆笑し、 そして突きつけられた真実に呆けたまま次回へ引くという見せ方のうまさに 舌を巻く。このすさまじい起承転結ぶりは最近の作品の中では見事だと思うよ。 「イクラ汁を探さないと!」 「イグドラシル」 とにかくトーマと淑乃のツッコミコンビ復活は嬉しい。 作画がビミョーだったのに、むしろそのえらい投げやりなトホホ顔の トーマのおかげで、余計にあきれてるみたいに見えるという変な効果。 一度デジタマに戻り、孵化したゴツモンにはイクトたちの記憶はない。 その上親切で人懐こい彼は、イグドラシルの元に案内してくれると言う。 「罠よ」「罠だ」「危険な臭いがします」 確かにゴツモンには前科があるし、疑いたくなる気持ちもわかる。 でもね、でも…おまえが言うなトーマホント図々しいなコイツ 「おケツに入らずんば虎児を得ずって言うだろ!」 ゴツモンを信じてもいいと思うと寛大なイクトに追随するマサル。 「…おケツじゃないでしょ…」「虎穴だ…」 二人の見事に息の合った演技が最高なんだけども。ガッキー今回いいよ! でもマサルのヤツちゃんと「入(い)らずんば」って読んだから偉いじゃん。 私は間違って「はいらずんば」で覚えちゃったんだよな。今はわかってるので 口には出さないけど、その代わり読む時はいまだにこう読んじゃうんだよね。 オレンジのスペルを書く時は「オランゲ」とローマ字読みしちゃうし。 どこかに正しい脳の上書きソフトはないのか! 上書きと言えば、アグモンがデジタマに戻った時にえ〜そうなんだと思ったのが デジタマに戻ったデジモンが再孵化した時、前の記憶を全部失ってるという事。 デジモンに死の概念はないと言ってたけど、記憶がなくなったら死んだも 同然だと思うなぁ。アグモンは人工デジモンっぽいので記憶が残ったにしても、 たとえばピヨモンがまた孵化しても、千香が知ってるピヨモンという個体は やっぱりもうどこにもいないわけだよな。それはもう死と同義じゃないの? このへんは解釈の違いなのかな。記憶は個人のアイデンティティのほとんどを 占めると思う私には納得いかん(もちろん記憶力障害を起こす認知症や意識のない植物状態になった人が 記憶も意識もないからってその人ではないとはならないけどね) それにしても写真のサユリさんは相変わらず抜群に可愛いなぁ。 もちろん生サユリも可愛くて、マサルと電話で話してる時なんか二人の関係を 知らなかったら彼女で通用しそう。デジモンはベタな恋愛が絡まないことも 気に入ってるんだけど、マサルのお相手としてのヒロインがいない分、年上の 女性キャラがよくて一体この作品のターゲットは誰なのと言いたくなるよ。 モタモタしてるとバンチョーがヨーゼフ状態になってしまうからか やたら簡単に世界樹に着いたマサルたちの前に立ちはだかったのは 前回「話せばわかりそう」だったクレニアムモンだった。 眼にも留まらぬ速さで攻撃を繰り出すクレニアムモンに真っ向から挑む… 心臓に攻撃がくるとわかってれば合わせていくまでよ!って、心臓貫かれたら 普通人間は死ぬから!そもそもあんな攻撃受け止められるわけないから!! ムチャクチャな行動でデジソウルチャージ。しかしここで進化したアグモンを 見たゴツモンが憤慨する。さっき自分に落ちてきたのはアイツじゃないか! しかしマサルは男なら信じろと全くワケのわからない理論をつきつける… 「なんだかうやむやのうちに丸く収まったわ!」 どう見ても角だらけで収まってねーよ!脅迫だろあれは!! いつもはロゼモンのフォローに回るのはミラージュガオガモンだけど、 大きさが同じくらいのせいか今回はレイヴモンがフォロー。 けれど4人がかりでも攻撃を当てる事もできず、シャイングレイモンは 伝家の宝刀ジオグレイソードを出すものの、やはり歯が立たず追い詰められる。 振り下ろされるランスに、もはやこれまでと眼をつぶるシャイングレイモン… しかしそれを拳で受け止めたのはマサルだった! いやそれありえねーから。無理無理。絶対無理。先っちょ尖ってるし。 押し倒すってのも無理だから。アルターがない分カズマよりすげぇから。 すごい、すごいよマサルさん!あんたもう絶対人間やめてるよ! 誇り高きロイヤルナイツである自分の尻餅に呆然とするクレニアムモン。 しかし追い討ちをかけようとバーストモードになったシャイングレイモンに いずこからか攻撃が加えられる。その相手はノザワマサコモン…ではなくて デュークモンだった。他にもマグナモン、デュナスモン、ロードナイトモンに アルフォースブイドラモン、オメガモン…いや、わかる人にはいいだろうけど、 全くわからん私は「いっぺんに出てくるんじゃねぇよ!」と思った。過密だ… 「どなたも何も…」 ロイヤルセイバーで吹っ飛ばされたマサルたちの前に、世紀末救世主なマントと ブーツで歩いてくるイグドラシル…しかしその素顔はやはり大門スグルだった! 人間界を滅ぼすとにべもなく言う父にマサルは激しく動揺し、混乱してしまう。 でもこの時、スグルがマサルが差し出した手を力任せに振り払ったりせずに パチンと軽く叩いただけだったのはよかったなぁ。いいよねこういうところ。 しかも追い討ちをかけるように始末しろとロイヤルナイツに命じる父。 しかし突然舞い降りてきたスレイプモンが、成すすべもないマサルたちを 助け出し、天空へと舞い上がっていく…一体どこへ行くというのか? 帰る場所などない… 人間界を見上げる大門スグルは、EDでは「イグドラシル 郷田ほづみ」ではなく 大門英だったけど、一体何がどうしてこうなったのか。本物のスグル、または 半身のスグルがバンチョーの中に封じられているとかそういうことなのか? とりあえず、カエルにも家族がいるから返して帰ろうという大嘘で育てると デジモンと対等に勝負ができる人間が育つようだまたいくつもの嘘 乗り越えてさ… △
第41話 拳でたしかめろ!父さんの想い2007/1/28
「うるせぇ!父さんは、罪なき人々を苦しめるような男じゃねぇ!」 このパターンはトーマの時と同じ。あの時点でどうしてもバーストモードに させなければならなかったためとはいえ、物語的にはダークバーストをここに 持ってきて、ロイヤルナイツ相手にバーストモード発動でもよかったろうにね。 まぁ最終回にはさらに最終最後のファイナルモードがあるのかもしれないけど。 スレイプモンはクダモンだった!そうか、普通に考えればそうだよな。 何ボロボロになってんだと思ったけどデュークモンのファイナルエリシオンを モロに食らったんだった。確かに死なないけどダメージはデカかったようだ。 クダモンは人間界の監視を任務とするロイヤルナイツだったそうだ。 しかし長く人間と共にいるうちに情を移し、人間に好意を持つようになって 今回の行動に至ったようだ。薩摩だけでなく出会った人間がよかったんだね。 もしパートナーがクラタだったらきっと「人間界滅殺即断」だったに違いない。 あと忘れられてるみたいだけど、世界は人間だけのものじゃないんだけど… それにしても薩摩とクダモンが秋口に姿を消してからデジタルワールドを 旅してイグドラシルことスグルにも会っていたというキッズ展開に笑った。 あれだけ時間をかけた究極進化とかとかバイオデジモンとか聖なる都とか エルドラディモンとか、薩摩ルートをとれば全部スルーだったわけね。 難しいところは部下に任せる卑怯な裏技っぽくてステキ♪しかもスグルの 意思を少し早く確認しただけで、結局成果があがってないのも薩摩だよな。 ただ彼らがイグドラシルに会ったのがクラタがベルフェモンを蘇らせて 次元の壁を傷つけた時点より早かったら、イグドラシルは二つの世界が 向かい合うより前に人間界を滅ぼそうとしていたという事にはなるな。 どうして父さんがイグドラシルを名乗ってるんだ… 「家族の事なんかどうでもいいのかよ」 マサルの心はもう混乱に次ぐ混乱でぐちゃぐちゃ。 でもそれを聞いた千香はもっとショックだろう。まだ物心もつかない頃に 父と離れ、母や兄からは父の数々の武勇伝を聞かされて、千香の中では スーパーヒーロー並の父のイメージしかないだろうからなぁ。 安心しろ、千香。あんたの父さんも拳で地面を割ったり究極体を拳で ぶん殴ったりと兄貴に負けず劣らずの超人ぶりだから。 実際に会ったからこそ、マサルの心には父さんの冷たい眼、信じられない 言葉が突き刺さる。マサルが思い出すのは、父がデジタルワールドに 旅立ったあの日、最後に2人でやったキャッチボールだった。 父の本気の球を受け切れた時、マサルはスグルにタグタイプのペンダントを もらう。新OPはマサルのバックのバンチョーとスグルがこのタグを挟んで 相対する意味深な構図なんだけど、マサルって前からこのタグ下げてたのね。 やべー全然気づいてない。お恥ずかしいけど私の観察力はてんでダメなんだよ。 キャラも普通「こんな感じ」ってぼわーっとしたイメージしかないからなぁ。 ところでどうやらマサルのなんでも信じる心は当然スグルかと思ってたけど (彼は科学者なのでむしろ「この世に絶対などない」という考えを持つべきなのかも) サユリさん譲りのようだ。それにしても10年以上も放っておかれて子育てを 1人でやらされてなおかつ世界を滅ぼすとか言ってる夫を信じるサユリさん… ホント、彼女こそが最後に夫と息子を、いい加減にしなさいあなたたち!と 卵焼き用フライパンでぶん殴ればいいのに。世界の崩壊は母が救うんだ! 一方その頃人間界の建物が次々と消去されていく現象が。 地下シェルターへの避難は確かに意味はないけど、残ってても消されるんじゃ やっぱり避難した方がいいのかも。 犯人はロイヤルナイツのデュークモン。 何も一番ダメージの大きい横浜に来なくてもいいと思うんだけど。 彼の前に立ちはだかるのはミラージュガオガモン、ロゼモン、レイヴモン。 マサルの傷心を慮る仲間たちは追ってきた強大な敵に力を合わせて立ち向かう… ものの、ロイヤルナイツを名乗る最強デジモンが簡単に負けてもらっては困る。 倒れた建物から母と妹を庇ったマサル(カッコいいよ!)は、迎えにきた アグモンと共に戦場へ向かう。デュークモンがマサルのパンチを黙って 受けたのはもちろん痛くもかゆくもないからだろうけど無抵抗すぎるって。 フルチャージ → ジオグレイソードのコンボで挑みかかるも、デュークモンに 軽くあしらわれる始末。だけどまさかジオグレイソードを囮にしてとりつき、 ゼロ距離でグロリアスバーストを放つとは。地味なシーンだったけど熱かった。 マサルばっかり活躍してたけど、今回はシャイングレイモンもカッコよかった。 「立て、シャイングレイモン!」「無駄だ」 無駄っていうより無理だ…ダメージを受けて戦えないマサルたちに放たれた デュークモンのファイナルエリシオンに、盾となったのはスレイプモンだった。 人は変わっていく。我々のように進化していく。 だからその可能性を信じると言うスレイプモンは、オーディンブレスで 自分とも共々デュークモンを凍りつかせていく。デュークモンのグラムが スレイプモンの盾・ニフルヘイムを貫くのが先か、両者が凍りつくのが先か… そんな矛盾コントをやってるうちに氷の威力は増し、両者共に消滅してしまう。 ロイヤルナイツとの緒戦にロイヤルナイツをぶつけてリスペクトを送るのは まぁ見てるこっちも当然だなと思えるし。いきなり倒されちゃってもねぇ。 あと、いくら野沢雅子がいいからってもう70歳の人に昔の声を求めるのは無理。 俳優だって年をとったが故に出来ない事をいつまでも求められるのは酷だよ。 それがわからないのは多分望んでるファンが若いからだろう。これが、若さか… しかしマサルが1人で旅立つとは思ってなかったのでちょっと意外だった。 メルクリモンと話した事で、お互いの考えている事がわかった… 戸惑う淑乃や困惑するトーマが言葉を失う中、だからおまえも父さんと話して 来ればいいと励ますイクトの健やかな成長ぶりは見ていて気持ちがいいよね。 次回からはトーマたちのバーストモード解禁のため、ロイヤルナイツが 1人ずつ生贄に捧げられるようだ。まず一番手はロードナイトモンの模様。 ところでララモンはいつからあんなに玉子焼き好きになったんだ? △
第42話 トーマ決意のバーストモード2007/2/4
「その執拗さ、頑強さ、驚嘆に値する」 噛ませ犬は噛まれてナンボじゃい!!!!!言ってて哀しい… トーマの掘り下げ&ガオモンのバーストモード進化に費やすとはいえ、 回想シーン以外ではマサルが一切出ない回があるとは思わなかったよ。 世界中の都市を襲うのはロイヤルナイツに率いられたナイトモンたち。 NYの摩天楼が見る見るうちに消えていったりおいおい大丈夫かと思うような 都市の破壊を、ミラージュガオガモンやレイヴモンが必死に守るものの 多勢に無勢でかなうはずもなく…ってか1人ずつ各都市に散ってるのかと 思ったらどうやら全員横浜にいるみたいでずっこけた。守備範囲狭いな! 離陸禁止令が出てるにもかかわらず飛び立とうとするのはノルシュタイン家の 自家用ジェット。ところが滑走路の前に立ちはだかったナイトモンに行く手を 阻まれて飛ぶに飛べず、結局駆けつけたミラージュガオガモンに助けられて 飛行機は緊急停止をするはめに。いやいや、飛ぶ前でよかったじゃないか… ノルシュタイン家を守らなきゃいけないからと、リリーナの容態が悪いのに オーストリアに帰ろうとする父を叱り飛ばすトーマそりゃトーマじゃなくても怒るよなぁ… ってかこの間ずっと父上のパフスリーブに眼が行って困ったよ。 父上ってば若い頃もなぜかステキな紅白シャツをお召しになってて、 そりゃトーマの母さんもメロメロになっちゃうはずだよね。 それにしても「ノルシュタイン家にも「汚らわしい!」と孫を嫌ってる祖母がいる」 んじゃないかと笑ってた事が本当になったのでのけぞった。 留学生だったトーマの父フランツと恋に落ちたらしいトーマの母を祖母は認めず 2人は日本で暮らしていたようだ。が、あの夏祭りの日の事故で母は亡くなり、 トーマは遠いオーストリアのノルシュタイン家に引き取られる事に… 冷たい祖母、母親に逆らえない父に守られる事なく泣き暮らしたトーマが 14歳でスウェーデンの王立大学を出て医師免許も持ってる天才とはどうも 思えないんだけど、まぁそれはい…いや、やっぱり思えないんだけど。 やがて本妻か、それともトーマを引き取ってから迎えた妻が産んだのかは 不明だけど、妹のリリーナが生まれる。女の子であってもノルシュタインは 正統な血筋のリリーナに継がせると息巻いていた祖母は、やがてリリーナが 先天的に体に障害を持って生まれた事を聞いた途端、リリーナすらも見限り、 家はトーマに継がせ、しかるべき娘を嫁に貰えとフランツに指示する… いや〜、ばーさんのこのものすごい外道っぷりには笑ったわ。 そして何より、自分を守ってくれず、何もしてくれなかった父が 思った以上に弱く、情けない男だったと知ったトーマは感慨深そう。 もしかしたら軽い憧れを抱いていたマサルの父親への信頼があまりにも わかりやすい形で崩れてしまった事を目の当たりにして、父と自分は 元来違うものであるという意識をはっきり持ったんじゃないかな。 今回のトーマの相手はピンクアーマー(By ビボル氏)ことロードナイトモン。 立ちポーズがどうにもオカマにしか見えないのに声が男でビックリした。 しかも最初はなんとなくおネェっぽい喋りだったのに、後半にかけて どんどん男らしくなっていくのでそのギャップがなんだか可笑しかった。 それにしてもスパイラルマスカレードが黒いピュンピュンだけってなぁ… セントラルタワーに運ばれる途中、傷ついたミラージュガオガモンと兄を 見たリリーナは、ストレッチャーから降りて2人の元に駆け寄ってしまう。 おいおい、今発作がおさまったばかりなのにやたら元気だなリリーナ! フランツはそれを見て走り出し、トーマもそれに気づいた瞬間、 ナイトモンがリリーナに気づき、その攻撃を彼女へと向ける… いや〜、さすがにあの距離じゃ間に合わないんじゃないかと思ったね。 ってか青天状態でひっくり返ってたのに、跳ね起きて走って庇ったであろう ミラージュガオガモンがすごいわ。噛ませ犬を舐めるな! トーマは弱い父の姿を見て、この人もそれなりに悩んできたのだと気づく。 そのやり方も考え方も完全に間違っていた。トーマには怒りのままに父を 見捨てる事もできるのだけど、人として許す事と憎む事、どちらが崇高な 美徳かは周知の事実。だからトーマは今度は僕があなたを守りますと言う。 守る気持ち、守る力。 マサルが全てを守りたいと願ったように、トーマもまたその想いを強くする。 父を、妹を、母が眠るこの地を、愛すべき全ての人々を。 「デジソウル・バースト!」 ミラージュガオガモンのバーストモードは額に角の生えた銀狼バージョン。 バーストモード発動が家族のためという流れはなかなか熱かったけど、 必殺技・フルムーンメテオインパクトでロードナイトモンがあっけなく デジタマに戻っちゃった時は、話の流れとはいえそりゃないよと思った… 尺がないとはいえ、せめて追っ払うだけでもよかったんじゃ… 「行こう、マサルを助けに」 帰って来られるのかと相変わらず不器用に心配する父に、トーマは 大丈夫ですと答え、病状が落ち着いたリリーナの病室を後にする。 今まではいかめしく、恐ろしく、自分の前に無情に立ちはだかる邪魔な存在と 思っていた父が、実はただの弱い1人の男、1人の人間だったと知ったトーマ。 完全に和解したわけではないけど、それでも一つの階段を乗り越えたんだろう。 子供にも親と自分は違うのだとわかる時期が必要という事だろうな。 トーマが父をただただ否定してあなたはあなたはと言ってたのは、自分がまだ 父の翼の下からちょっと足を踏み出して外を見て、全てを知った気になって 振り返ってピーピー啼いてたから。でも完全に外に出てみれば世界は広くて 風は冷たく、誰も自分なんかを守ってくれない事がわかって初めて一人前だ。 別にこんなひねくれた難しい見方をしなくても、痛快で面白い回だった。 噛ませ犬のミラージュガオガモンの頑丈さには確かに笑ったしね。 しかし幼児体系カッパのガワッパモンが進化してシャウジンモンという ひょろりカッパになった時は、カッパのまんまじゃねーかとツッコンだ。 そりゃ確かにアグモンとガオモンは一貫してトカゲと犬だけど、ララモンや ファルコモンは完全に別物になるし、そもそも亀とカッパだって別物じゃん。 父との確執をマサルとスグルにからめておきながら、いまや泥沼になってる あっちより先に、それもトーマが精神的に成長するという形で解決したのも うまいと思ったね。結局誰一人憎めないんだよなぁ、デジモンキャラはクラタ以外 トーマについてはかなり長くかかったけど、これでキャラクターを完全に 描ききれた感じかな?父との確執がある事はかなり早くからわかってたけど、 やっぱり妹は後付感が否めない。惜しむらくは父や祖母のことはもうちょっと 小出しにしてきててもよかったかなと思う。途中で祖母の言葉を入れ込むとか。 まぁそういう伏線って生きてる作品ほど入れづらいってのはわかるけど、 何しろあの尾田栄一郎が見事にやるもんだからつい望んでしまうんだよな。 でもそれも全てリリーナの破壊的可愛さで帳消しだけども。 チビトーマももちろん可愛かったし、このキャラデザは正直言うとロリキャラで やる方がいいのかもしんない。大人キャラもちゃんと描けるから、脇キャラが しっかりすると思うし。もしイクトが主役だったらそうなってたんだろうね。 次回はそのイクト&淑乃コンビに千香がからむようなのでこれまた楽しみ♪ △
第43話 力こそ正義!獣騎士ドゥフトモン2007/2/11
「大門オサルとアホモン」 こんなトコで今更な名前ギャグを言われて吹き出しちゃったよ。不覚! 前回全く出番のなかったマサルはデジタルワールドでゴツモンと再会。 あと1クール残ってれば山あり谷ありの探索ツアーだろうけど、道案内が いればなぜかあっと言う間に辿り着けるからなぁ、デジタルワールドは。 着々とロイヤルナイツの面目が潰れていくデジモンセイバーズ。 セイバーズが面白いのは1〜2クール初の要キャラだったメルクリモンが 決して積極的に人間界にちょっかいをかけようとしていたわけではなく、 あくまでも不干渉を貫く姿がキッズアニメのくせに新鮮だったからんだけど、 ボスに人間界などととるにたらんなんて言い残して破壊に出かけるなんて 何年前の悪の幹部とその手先?という感じだったなぁ…ちょっと残念…かな? まぁ物語的にもキャラ的にもメルクリモンがよ過ぎたのは間違いないんだよな。 それにしても淑乃の言葉によればDATS支部は世界各地にあるらしい。 何しろ日本ですら他の支部と連絡を取り合ってる姿がないから(長野に行った時くらい ご当地DATSが出てもよかったのに)てっきり日本特有の局地的な機構なのかと思ってたよ。 久々に車を運転してる淑乃の姿を見たよ。一体どこでどうやって 調達してきたのかはわからんけど。考えちゃいけないんだろうけど。 その途中、大門家の方向ににわかに竜巻が起きるのを目にした2人は、 その竜巻に巻き込まれてデジタルワールドからやってきた幼年期の デジモンたちを見つける。その中にはなんとピヨモンが混じっていた… というわけでイクトとファルコモンも因縁のあるピヨモンが再登場。 もちろん考えられない展開ではなかったけど、思ったとおり一度デジタマに 戻ってしまったピヨモンには千香の記憶はなく、喜ぶ千香に戸惑うばかり。 やっぱり「記憶を失う」んじゃ「死はない」と言われてもどうかなと思うけど、 奇しくもこれと同じテーマでRED GARDENが「記憶を失って生きる」事について 主人公たちが迷い悩んでるのに、「記憶がある方は決して忘れない」からと 全く同じ結論に達していた千香にはたまげたよ。あんた達観しすぎだよ! ヌイグルミのように可愛らしいチビデジモンたちには行き場もなく、かつ 今デジタルワールドも人間界同様環境が悪化して安心して住める場所では なくなっているのだという。しかしここでなぜか淑乃がマサルよろしく 私が全員の面倒を見ると胸を叩いてたのがちょっと違和感があったかな。 マサルやトーマの面倒を見てるからと言ってたけど、見られてたならあんな 大喧嘩やトラブルはなかったと思う実は兄キャラだった2人と末っ子の違いか? でもマサルなら「何言ってんだ、面倒見るのは結局サユリじゃねーか」と ツッコむところでララモンの一言ツッコミに笑ったよ。 「足の踏み場もないのに?」「う…」 どんな部屋に住んでるんだよ淑乃は! でもずっと昔、初めてデジタルワールドに行く前に母親に電話する 淑乃がベッドに座ってた部屋は別に全然汚くはなかったけどね。 デカい口を叩いたくせにあっちで破壊活動をし、水攻めや冷凍、 そして食ったらウンチのチビデジモンたちにギブアップの淑乃。 記憶のないピヨモンを全て受け入れた千香も、危険を承知でマサルと スグルをこの家で出迎えてやりたいと決意して立ち退かないサユリも にぎやかで楽しそうだからいいもののそれはまるでデジモン保育園。 「オレ、おまえたちのアニキになる!」 そして自分がいるべき場所を追われ、どこに行けばいいのかわからない デジモンたちにかつての自分を重ね合わせ、ここにいていいといってくれた マサルのように自分がデジモンたちのアニキになると宣言するイクトがいいね。 とはいえ迷惑ではと気にするピヨモン謙虚なヤツに「大丈夫、気にするな」って、 いや、そこおまえんチじゃないじゃんとツッコミを入れたいところだけど。 それにしてもあの時の自分たちのように弟分と枕投げで親睦を深めるイクトは やっぱりマサルが大好きで、ホントのアニキみたいに思ってるみたいだね。 あの風呂場のシーンはナニゲないけどホントにデジモン屈指の名シーン。 再び破壊が始まった横浜の街に現れたのはドゥフトモン。 だからさー、もう一番破壊が進んで人間も非難してる街に来て どうするんだっつの!ええい、ロイヤルナイツはアホばっかりか! 究極体に進化して戦うロゼモンとレイヴモンだけど全くかなわない。 ってか何よりデカさが違いすぎるんですけど…シャイングレイモンや ミラージュガオガモンならロイヤルナイツクラスと大きさではひけを とらないけど、2人とも淑乃とさほど大きさが変わらないもんなぁ… あそこには幼いデジモンたちもいるのに攻撃を続ける気かと怒るイクトに、 デジタルワールドを守るためならば多少の犠牲は仕方がないと言い放つ ドゥフトモン。ロイヤルナイツがそんな器の小さい事を言っちゃダメだろ。 ならばお前たちを倒した後で連れ帰る、くらいは言って欲しかったけど、 ここは記憶がなくとも千香を守りたいという心によってガルダモンに 進化するピヨモンの見せ場だったので仕方がないのかな。 しかしロゼモン・レイヴモンのバーストモードまで一気にいっちゃうなんて 駆け足展開だったなぁ。マサルやトーマが結構時間をかけたのに、ロゼモンは 白薔薇に、レイヴモンは羽が増量され2人セットで進化した上に、そのまま ドゥフトモンを倒しちゃったのでおいおいと呆気にとられてしまったよ。 コウキたちがやられてからのクラタとの戦いがちょっと長かったとは思うけど、 これまで順調に来てた感じだったのに4クールは突然ピッチを上げた感じ。 「あなたも、もういいみたいね」 結局淑乃とイクトもデジタルワールドに行くことにし、トーマとも合流。 ピヨモン、後は任せたぞってまた性懲りもなくロイヤルナイツが現れたら かなうわけないじゃないかというツッコミは入れるだけ無駄なのか… ところで今回私が一番印象に残ったのは、飛び出していく千香を案じて サユリさんが初めて緊迫した声で「千香っ!」と叫んだ事だったりする。 △
第44話 砕け!クレニアムモンの最強の盾2007/2/25
「心が折れなければ負けじゃねぇ!」 ロイヤルナイツの威厳は地に堕ちた感があるところでマサルVSクレニアムモン。 クレニアムモンはイグドラシルとの会話の中で、非常に公平な事を 言ってたので、実は私の好感度はメルクリモン並みに高い。 前回はマサルたちを近づけないようにかなり手厳しい歓迎をしてたので、 戦う時は戦うのかとちょっと残念に思ってたんだよね。いや、もちろん 戦うのはいいんだけど、やっぱ主人公と戦う=デジタマ化だからさ。 クレニアムモンの武器は何物をも貫く魔槍クラウソラスと何物をも防ぐ魔盾 アヴァロンの矛盾コンビ。イグドラシルの元に行かせないよう立ちはだかる クレニアムモンは、人間が苦しんでいるのは自業自得であるとし、マサルは だからといってイグドラシルが全て正しいのか、神は何をしてもいいのかと 詰め寄る。でもねクレニアムモン、悪いのはどう見てもクラタなんですよ。 だって大多数の人間はデジタルワールドの存在そのものを知らないんだから。 今回は作画もよかったので、アグモンがベビーフレイムで牽制し、 その隙にクレニアムモンに殴りかかるマサルがすごくカッコよかった! シャイングレイモンが挑みかかるもアヴァロンには傷一つつかない。 ってかその合間を縫ってマサルが殴りかかるのはそれはちょっと無理!! 「いってぇぇ…」普通痛いなんて言ってられるレベルじゃないよ! 「なんてな!」平気なのかよ!!!ありえねーよ!!! ジオグレイソードを取り出してさらに斬りつけるシャイングレイモン。 けれどやはり最強の盾は傷つかず、ジオグレイソードが粉砕されてしまう… 絶望的状況で打つ手がなくなったシャイングレイモン(いや、もちろん まだバーストモードはあるんだけどここはほれ、主人公の見せ場だから) 諦めるな。心を折るな。何度でも立ち上がれ。100回やってダメなら1000回だ。 クレニアムモンがこの間、あまり余計な事を喋らないのがすごくよかった。 ロードナイトモンやドゥフトモンのように相手を侮ることなくそれで負けるのがお約束 例えば「無駄だ」というように最低限のことしか言わないんだよね。 バーストモードになったシャイングレイモンの攻撃に混ざってマサルも 殴りかかっては弾き飛ばされる。いや、あれだけの体に一回なぎ払われたら それだけで死ぬって普通。象やダンプと戦っても勝つ気かおまえは!勝ちそうだ… けれど往生際の悪い2人もついに動けなくなる。 クレニアムモンは彼らのくじけない心に感じ入るものを持ちながら、 最後の希望を断ち切るため、魔槍クラウソラスを振り上げる… 「フルムーンブラスター!」 そこに駆けつけたのはトーマ、淑乃、イクト。 勝利する可能性などない戦いに、なぜおまえたちは飛び込んでくるのか… クレニアムモンは仲間を救うためにやってきたトーマたちに問いかける。 可能性がないと決めつける事、神の決めた事は絶対であると思いこむ事。 そもそも可能性は一つのことに決めつけたり決まった型にはめたりしたら 生まれない。やってみなくちゃわからないからやるだけだ。 熱い仲間たちの力を得て、マサルもまた再び闘志を燃やし始める。 その後全員バーストモードに進化するんだけど、ミラージュガオガモンの 進化シーンのあとだとロゼモンとヤタガラモンがCGじゃないので差が… 私はCGは好きじゃないのでロゼモンやヤタガラモンのデジ画の方がいいけど。 盾を狙えと言うマサルに、盾を壊して守備力を落とすんだなと珍しく 冴えてるその言葉にトーマも淑乃も感心する…のはまだ早い。 「そんなんじゃねぇ!アイツの鼻っ柱をへし折ってやりてぇんだ!」えー やっぱりマサルが全力をもってバカだと安心するよ。 でもなんかこのバトルは非常にイヤだった。 天下のロイヤルナイツならこれくらい凌いでほしいとは思いつつ、 それでもバーストモード4人VS1人ってちょっと卑怯じゃないか? やがて決して壊れないはずの絶対無敵の最強の盾アヴァロンが徐々に削られ、 ついに亀裂が入り始める。あれだけ一斉にかかればさすがに壊れるだろうよ。 でもだからってマサルが砕くな! 絶対ありえないから!!もうパワーバランスおかしーから!! 粉砕とか最強の盾でなくても普通できないから!ってか人間じゃない!! わかった、その拳には骨じゃなくてオリハルコンとか仕込んでるんだろ!? もうこのメチャクチャバトルに笑いっぱなし。 でも我に返ればああ、これでクレニアムモンもデジタマリターンか…と 一抹の寂しさを感じた事もまた事実。イヤだな…消えないで欲しいな… 「戦いはこれまでだ」 クレニアムモンは静かにクラウソラスを地に置き、自分の負けを認める。 私は最初に我が槍をかいくぐり、我が盾を砕いてみせよと言った… おまえたちは力を合わせて見事それをやり遂げた。だから私の負けだ。 カ…カッコいいよクレニアムモン!私が見込んだだけの事はあるよ! もう一つクレニアムモンがドゥフトモンと器が違うなと思ったのは、戦いの前に アグモンとゴツモンに今からでもイグドラシルの軍門に下れと説得した事だね。 ホント、デジモンには時々こういうキャラが出るので、そこらの勧善懲悪キッズ アニメにはないヒネりがいくつも利いてて面白い。いやホントに面白い。 不信感をぬぐえないトーマや淑乃と違って、拳で語り合ったんだから コイツは嘘をついたり卑怯な事はしねぇよと信じるマサルもよかった。 まぁその根拠は相変わらずの意味不明なマサル理論なわけだけど。 私の気が変わらないうちに行けとマサルたちの背を押すクレニアムモン。 神は絶対ではない…イグドラシルの決定は絶対と言いつつも、ところどころ マサルの言葉や、人間界のために勝ち目のない戦いに飛び込んできた彼らに 疑問を投げかけていたクレニアムモンは、バンチョーレオモンに語りかける。 タイムリミットは刻々と迫り、バンチョーレオモンのデジソウルにも 亀裂が入り始める。最終回まであと少し。最後までトバしていこう! △
第45話 男と男のタイマン勝負!大VS英2007/3/4
「おまえの父、大門スグルはこの私だ!」 俺の父さんはそんな猫ひげじゃないし毛深くもない!!! いきなり出てきたデジモンが「おまえの父さんだよ」と言ったら 1.殴る 2.ボコる 3.ワンパン はいどれ。 バンチョーレオモンとスグルの関係はそりゃもうずっと前から匂ってたけど、 こんなにストレートにくるとは。バンチョーそのものがスグルなのか、 バンチョーの中にスグルの半身、または意識すべてが眠ってるのかは 次回を見ないとわからないけどね。 クレニアムモンに別れを告げてデジタルワールドを世界樹へと進んでいく マサルたち一行。まぁ意外とアッサリ辿り着いたそれは、大樹の形をした デジタルワールドのメインサーバーで、枝は全て光ケーブルだった。 イグドラシルは防衛ドローンを発動してマサルたち侵入者を排除する事にし、 ここからはバトルマンガの常套「ここは俺に任せて先に行け!」展開に。 まずトーマが入り口付近に残り、狭い通路を通り抜け、最初に進入した場所では イクトと淑乃のペアで残る事に…って、なんで淑乃も一緒になって残るんだよ! 大体この展開は一人ずつ残ってくから熱いのに、最後まで1人では戦わない気? それにしてもこんなショボいドローンなんか、クレニアムモンの盾を砕いた マサルなら素手で壊せると思うんだよね。いや、でもまぁあれは仲間の力を 合わせた攻撃でヒビが入ってたし、マサルのデジソウルも頂点に達してたし、 きっと特別だったんだ…と思った途端にイクトがブーメランで壊したので ひっくり返った。いやいや、それはないだろ!?ならイクトがアレを一発 ぶん投げるだけで「先に行け」展開は全然いらなかったのでは? これじゃ「打撃中心で行くんだ!」なんて1人でミラージュガオガモンと一緒に クソ真面目に戦ってるトーマが本当にただのトンマじゃないかああそれはいつもの事か 「父さんだろ…あんたの息子、大門マサルがきっちり話をつけに来たぜ!」 早っ!もっと先が長いかもしれないと思ってたのにあっという間にビンゴ。 マサルとのキャッチボールを思い出し、今更記憶が戻るなど…と言っていた デジタルワールドの神を名乗るスグルは、相変わらず人間界を滅ぼすと言う。 母さんや千香がいるのに全てを滅ぼすってのか?マサルは説得を試みるも、 悪いのは人間だと話し合いはただただ平行線。悪いのはクラタだってば… 「私は神ぞ!」 うんうん、世界には自分が神だと思ってる人はゴマンといるからねぇ。 ならばとマサルはお得意の拳で語るケンカ説法へ。 けれどイグドラシルの物理シールドはマサルをいとも簡単に跳ね返し、 スグルに近づく事もできない。父さんと拳で語る事もできねぇのか… それでも何度も何度も挑んでいくマサル。腕が壊れるより先に拳が 砕けるんじゃないかと思うんだが… ところで薩摩が野口博士たちにデジタルゲートの分析を続けてもらっていると 言ってたのはどうなってるのかと思ったら、研究の方は進んでるようだった。 そんな中、デジモン反応が現れ、またしてもロイヤルナイツが出現。 だからもうこんなボロボロの街で一体何をするって言うんだよ… と思ったら、現れたのはなんとクレニアムモンではないですか! もちろんそれが敵ではないことを知る由もない千香やピヨモンたち。 ピヨモンは勇気を振り絞り、果敢にもクレニアムモンにガンをつけに行く。 違うんだピヨモン、クレニアムモンは破壊行為をするような奴じゃないんだ。 何をしに来たのかはわからないけど、少なくとも人間界に手を出しに来た わけじゃないと思うんだ…と視聴者に止めさせるとは恐るべしセイバーズ。 今はおまえと争っている時間はないと振り払うクレニアムモン。 跳ね飛ばされたピヨモンと駆けつけた千香は、クレニアムモン=凶悪な敵と 勘違いしたまま、2人で戦う事を決意してピヨモンは再びガルダモンに進化。 このままデジヴァイスもなしでオーバードライブまで行くのではと思うほど 千香の潜在デジソウルが凄すぎる…第二弾があるなら14歳になった千香を主役にすればよかったのにね 「我が友の命が尽きようとしているのだ…見捨てるわけにはいくまい」 攻撃してくるガルダモンには余計な手を出さず、クレニアムモンが急ぎ 向かったのはバンチョーレオモンの元だった。クレニアムモンの目的を 知った千香とガルダモンは言葉を失い、こちらとしてはもうほ〜らね、 クレニアムモンは絶対に悪い奴じゃないんだよ!と鼻高々な気分。 …って、恐るべし視聴者巻き込み番組セイバーズ…私が単純なだけ? 父の背中を超えようとケンカばかりしてたというのはちょっと…いやかなり 間違ってるんだけど、マサルの挑戦は続く。けれど何度目かに跳ね飛ばされ、 ついに壁を破って(?!)落下していくその心には諦めの言葉が浮かび始める。 「俺…死ぬのか…?」 今までも何度も絶対死んでる場面はあったんだが… その時、マサルの心に懐かしいスグルの声が聞こえ始める。 「諦めるな!教えたはずだ…デジソウルは人の想いの力だと」 心が挫けなければ負ける事はない。諦める必要はない。デジソウルを燃やせ! いやいや、それを教えたのはバンチョーレオモンだったろうとツッコマせつつ、 いつものテーマソングではなく、なんとOPがかかる燃え演出で、落下する マサルにミラージュガオガモンにフルムーンブラスターを放たせるトーマ。 「てめぇトーマ!殺す気か!」くらい言っていけばマサルらしかったのに。 反動で跳ね上がった体をつかみ、投げ上げるレイヴモン。テンプテーションで 送り込むロゼモン。そして再び戻ってきた神の座にふんぞりかえる父に、 ついに打ち込まれたのはマサル渾身の右ストレート! あまりのクリーンHITぶりは相変わらずのスクライド。 しかし燃える。デジモン戦じゃないけど燃えるよ。 見事な一発を決められたスグルは目覚めるどころか怒り心頭。 おのれこの野郎と怒り狂う姿に、「殴ればわかりあえる」と思ってる マサルには「人は殴られれば怒るものだ」ということを教えたいってかわかれ 「待てぇ〜〜〜〜い!」 そこに乱入し、とんでもない発言をかますバンチョーレオモン。 アトラス役はクレニアムモンに代わってもらい、デジソウルが 尽きかけている割には無駄に元気なバンチョーの真実とはいかに!? さて今回はまたしても濃い作画回だったけど、前の時ほどは濃くなかったかな。 濃い目になると女性陣がエロくなるのもいつもどおりだけど、今回はそれも 控えめだったかな。千香とピヨモンの団結シーンはむしろ暑苦しかったけど。 でもロゼモンの胸は揺れすぎ。あんな揺れ方しねーだろ普通。 △
第46話 衝撃!バンチョーレオモンの真実2007/3/11
「大切な仲間の命を奪われた者たちに、おまえは同じ事が言えるのか!」 うわぁ、クレニアムモン… 後半の収穫は明らかにクレニアムモンというキャラに出会えた事だ。 なんというか、このきちんと創りこまれたキャラクターには感動してしまう。 神谷さんがどう思ってるかはわからんけど、復帰作としては最高じゃないか。 ってか、メルクリモンが消滅した事を知ってたんだから、スグルはほんの つい最近までは生きてたというのはかなりビックリしたまぁ死んでるとも言えないけど バンチョーレオモンはマサルに、そしてやや時計を戻して千香には クレニアムモンが真実を語り始めるという大門スグル・クロニクル。 最初は疑ったマサルも、父との記憶を語るバンチョーに驚きを隠せない。 ってか普通は疑うっつの。親父がネコになってたらそりゃもうビックリだ。 そもそもスグルがイグドラシルに何年も牢に閉じ込められていたのも驚き。 少なくとも5年くらいは牢に繋がれてたって事なのか…ちなみにその前の 5年くらいはデジタルワールドを彷徨ってたということになるんだよね。 「神とバンチョー、どっちが偉い!?」 自分のシマに勝手に入ったと難癖をつけたバンチョーレオモンは、戦う科学者 大門スグルと拳で勝負し、ボコりあってわかりあう(父さんのようになりたいからと ケンカ番長を目指してたマサルを笑ってスマンかった。あんたらやっぱよく似てるわ) やがてイグドラシルに仕えるロイヤルナイツ・クレニアムモンが現れる。 それにしてもいつの間にかスグルとパートナー関係になってた上に、 デジソウルバーストまで体得してたバンチョーレオモン。 必殺技が「バーニングバンチョーパンチ」ってなぁ… その時世界樹が現れ、イグドラシルの意思がスグルに話しかけてくる。 クラウソラスを弾き飛ばしたその力は、人とデジモンの力が融合したもの。 イグドラシルもただの頑固なわからずやでもないようで(実際クレニアムモンが DATSの功績を示した時も、頭ごなしに否定する事はなかったしね)共存を図る光が 見え始めた矢先に、あの悲劇が起きてしまう… うーん、やっぱりデジモンって結構話をちゃんと作ってるよね。 ホント、プロに対して失礼な事を言ってる事は承知してるけど、よくできてる。 一連の事件がちゃんと全部リンクしてて、原因と結果には必ず繋がりがある。 背骨が通ってるからぶれない。デジタルゲートを開いてしまった事、その後の デジモン襲撃がイクトにせよスグルにせよ行動の軸になってる事がわかるしね。 クラタによるデジモン襲撃という未曾有の惨事が起きてなお、わかってくれと 言うスグル。憎しみの連鎖は断ち切る必要があるというバンチョーレオモン。 それは理想論だ。美しく聞こえる言葉だ。でもクレニアムモンの言葉がいい。 ではデジモンだけが憎しみや悲しみに苦しまねばならないのか…? 辛くても我慢しろと、哀しくても何も言わずに耐えろなんて強制できない。 でもそう言いつつも、クレニアムモンもメルクリモンも怒りや憎しみを抑えて 踏みとどまった。それは描写はされてないけど過去としては存在してるよね。 一度はスグルの命を賭けた願いを聞き入れて報復を留まったイグドラシル。 けれどクラタがメルクリモンを殺すと、スグルもついに処刑される事になる。 「死にたくない…」 目隠しされたスグルは、デジタルワールドに来ているという マサルを一人前の男にするまでは死ねないと未練を口にする。 ロイヤルナイツに囲まれたスグルを殺したのはバンチョーレオモンだった。 俺と一つになるのだというセリフはどうなんだと笑いそうになったけど、 スグルの魂は死した肉体を離れてバンチョーレオモンの中へ入っていく。 でもイグドラシルはそれに気づき、死体を人質にとる。 スグルが戦いに手を出したり真実を喋ればこの体を消すとか言ってたけど、 肉体があれば魂が戻れるってもんなんだろうか?もし戻れないなら、死体は 放って置けば腐って骨になるんだから、人質としての価値はないんじゃ…? というわけで、バンチョーレオモンの中には2つの人格が存在している。 長年待ちわびた父との対面。けれど喜びは長くは続かない。 人間が全ての元凶であり、この事態を引き起こしたのが自分たちであると 自覚する事もなく、保身のため、我が身可愛さで逃げ惑っているだけ… 現れたスグル…の姿をしたイグドラシルは人間を断罪し続ける。 だーかーらー!人間はデジタルワールドの存在も知らないんだってば! アグモンたちはマサルたちと一緒にいる事が楽しく、幸せであると訴える。 おまえはデジモンと人間がわかりあえることをわかってない。 「どうすればいいんだ、父さん!」 マサルは父に問い、スグルは息子に答える。何かを成し遂げるためには、 やらなければならない事もある。命を賭けて。母さんと千香を頼んだぞ… スグルはイグドラシルをホールドし、自分ごと貫けとマサルに言う。 「そんな事できるはずねぇだろう!」 せっかく会えたのに…やっと会えたのに…母さんと千香が待っているのに… 「頼む、マサル!」 思い出されるのは父と過ごした日々。交錯する想い。マサルは迷う。 とりあえずバンチョーがスグルを抱きしめてる構図はどうなんだと 思いつつ、マサルは父の願いを叶える事を決意。全員でイグドラシルだけを 攻撃するとかあのままバンチョーが絞め殺すとか手はありそうなんだけどな… 「父さん…父さん!!!」 ってかマサルが初めてデジモンを殴らないでデジソウルをチャージしたよ! シャイングレイモンの攻撃が2人を貫き、やがて消えていく。 「ありがとう、マサル…」 父と息子の壮絶な戦いは終わり、世界樹は燃え尽きる。ところで今回 マサルが淑乃ではなくイクトを庇ってたのはヒロインはイクトだから? でも肉体に入り込めるイグドラシルはこれくらいでは逃げてしまうのではと 思ったら案の定。バトルものは最終回直前が一番熱かったりするので楽しみ。 △
第47話 未来を守れ!DATS最後の戦い2007/3/18
「愚かな…哀れな裏切り者よ」 ここでクレニアムモンを殺すのはやめようぜとハラハラした。 なんだかここまではものすごく熱くて面白い展開だったのに、何よりも ラスボスのイグドラシルがショボいというか、言ってる事がイマイチ こっちの心に沁みてこないので、あまりいいラストバトルとは思えない。 初っ端からイグドラシルが人間界にクリスタルをぶち込むんだけど、 これがまた想像以上にすごい破壊力でビックリした。 あれ死ぬって!シェルターに逃げてても皆死んじゃうよ! 全員が究極体になるものの、シャイングレイモンの伝家の宝刀 ジオグレイソードもボッキリ折れてしまい、イジグドラシルには 全く歯がたたず。しかも結局人間界に向かわせてしまう始末。 クレニアムモンの見ている前で世界各地に爆弾クリスタルを撃ち込む イグドラシル。しかしあれだけの攻撃でお母さんはよく生きてるなぁ… その魔の手は千香と傷ついたピヨモンにも伸び、今にもクリスタルが 炸裂せんとしたその時、シャイングレイモンがそれを破砕する。 イグドラシルとの仕切りなおしは4人のバーストモード。 ソレイユパワーのシャイングレイモンとルナティックパワーのミラージュ ガオガモンがようやく一緒にバーストするのはちょっと見ものだったかな。 そしてロゼモンとレイヴモンは相変わらずCGじゃなくてデジ画だったよ。 でもこのバーストモードでの必殺技4連弾はちょっと燃えた。 でも効かないんだろうなと思ったら、いくらか破損させる事はできたものの、 自己修復能力のあるイグドラシルに傷をつけることは出来ない模様。 怒り、憎しみ、哀しみ…今おまえたちが感じているものを、デジモンはずっと 感じ続けていた…と言い出した時は、うーん、イグドラシルもこのままいい ラスボスとして最後まで戦ってくれるのかとちょっと期待したんだけどねぇ… なんか中途半端な感じでこの演説も終わってしまった。 膝をついたクレニアムモンを援護しようと落ちてくる世界をデジソウルで 支え始めるマサルたち。そんなバンザイポーズじゃ攻撃されたら逃げようが ないんじゃないかと心配したんだけど、特に攻撃される事もなかったねなんで? でもこういう時は戦うんだか世界を支えるんだかどっちかにしろよな。 むしろトーマたちが後者でマサルは前者に専念するとかさ。 どうも何が目的で何がしたいのかよくわからんし、イグドラシルもこっちを 納得させるような理論武装がなくて、あまり面白い事を言ってくれない。 人間の生への執着が人間界にいるデジモンたちを動かし、共に世界を支える 柱となっていく。ボーンチェスモンもカメモンも大門家のベビーデジモンも… そんな柱になった連中をイグドラシルがクリスタルで攻撃すると「ぎゃ!」 「あ!」「う!」と言うのが面白いんだかどうなんだか… そこに現れたのはロイヤルナイツ。 彼らはイグドラシルの審判に疑問を持ち、これが正しい事かと問う。 しかしさぁ、なんで急にこのロイヤルナイツが造反し始めたのかが全く わからなくてむしろビックリしちゃったよ。そんなきっかけエピソードは なかったじゃないか。ってかここまではかなりいい話が続いてたのに、 デジモンが始まった頃みたいな「話がどうも煮え切らない」「イマイチ すっきりしない」という雰囲気が戻ってきちゃったような気がするよ。 スレイプモンのパワーを受けて復活してきたデュークモンも駆けつけ、 イグドラシルに問うも、イグドラシルときたらもはや神は絶対である、 神の命令には逆らうなと言うばかりの壊れたレコード状態の独裁者。 しかもイグドラシルはロイヤルナイツをも裏切り者と決め付けて排除対象に。 なんつーかもう…ラスボスがあまりに小物過ぎて哀しくなってきた。 まぁこれはデジモンの進化実験を行うための監視プログラムで、人間という ウィルスに進入され、プログラムに介入された事で不完全になったという事 みたいだけど。イグドラシルはこの失敗に終わった実験コロニーを放棄し、 新たな実験場に向かうのだとか。実はこれこそがクラタが行っていた 真の実験だった…とかだったらかなり面白いけどね。ないだろうね。 構成としては、4クールはさすがにちょっと押し過ぎだ気がする。 クラタに時間かけすぎだったんだよ。ってかむしろもうあのままクラタを ラスボスに持ってきた方がよかったんじゃないかとすら思うんだけどね。 次回はいよいよ最終回。 なんだかんだ言いつつも一年間思いもかけず楽しませてもらった 作品なので、ぜひ見事な有終の美を飾ってもらいたいね。 △
最終話 完全決着!さらばケンカ番長2007/3/25 視聴感想・1クール・2クール・3クール・トップ
「俺たちは、もっともっと進化できるんだ!」 素晴らしい最終戦だった!!!!! 前回はなぜか急激にイグドラシルの小物化が進んでしまい、それまでの テンションが一気に下がってシラけた雰囲気が流れてしまったんだけど、 もう今回はそれを全て吹っ飛ばすような爽快なバトルだった! 行くぜ、アグモン! 「人間とデジモンの力をアイツに見せつけてやるんだ!」 とにかく最初から動く事動く事!この作画だけでも感動してしまう。 イグドラシルがその名の通り世界樹ユグドラシルを模していたように、 にょろにょろと伸びてマサルとアグモンの行く手を阻むのは植物の蔓。 それを援護するのはもちろんララモン、ガオモン、ファルコモン。 ところが彼らの攻撃はナッツシュートやダブルバックハンドやクナイバネ。 なぜ?究極体として、ついにはバーストモードまで会得した彼らがなぜ? ところがここらからのバトルが素晴らしい! マサルたちを援護する彼らに加えられるイグドラシルの攻撃。 マスターたちの危機に戻っていくデジモンたち。それをやや不安そうに 見返るマサルとアグモンの眼に映ったのは、なんと成熟期のデジモン、 そう、サンフラウモンにガオガモン、ペックモンじゃないか! 「デジソウルチャージもしてないのに…」 もうそれも必要ない。心を1つにして戦ってきた仲間たち。 痛みも苦しみも哀しみも共有し、成長してきた彼らには何もいらない。 ってか最初から千香は使ってなかったけどねとか言っちゃダメなんだ! マサルとアグモンはそれを見て加速する。仲間たちは大丈夫。 だから自分たちは目指すべき場所を目指せばいい。走り続けろ。 やがて爆雷の中からはマッハガオガモンが躍り出る。 ライラモンが舞う。ヤタガラモンが飛ぶ… みんな進化していく。守りたい世界のために。守るべき仲間のために。 もう理屈なんか関係ないね。壊れてしまったコンピュータに成り下がった イグドラシルが「理解不能、理解不能」と繰り返すだけでもかまわない。 マサルがきっとあれをぶち壊す。完膚なきまでに叩きのめしてくれる。 それでいい。デジモンセイバーズはケンカ番長の成長物語だったんだから。 トーマとミラージュガオガモンが先行し、マサルとアグモンの露払いをする。 ロゼモンは淑乃を抱いたまま、片手だけのフォビドゥンテンプテーションかよ! 大好きなイクトに首にかじりつかれちゃスパイラルレイヴンクローは出せないね レイヴモン。さぁ舞台は整った。あとは神の名を騙ったアイツを倒すだけ。 千香が、リリーナが、サユリが、黒田や白川が… 落ちてくるデジタルワールドを支えてくれるデジモンたちに力を与える。 皆がこの世界を守りたい。間違ったことをした。踏み外したことをした。 でも人は進化できる。進化し続ける限り、もっといい答えを見つけ出せる。 ここで懐かしいメンツも次々と。 ボクシングの早瀬選手とその家族…娘が操るトゲモンだったねぇ、正体は。 あの親子!あれは確かアヒル饅頭(違)の白鳥親子! そして淑乃の幼馴染、祢音。それにイワンが元気に生きてた…弟妹、多っ!! それにナナミも無事で、人々と共に祈りを捧げている。あれ、でもコウキは? けれどついに蠢く蔓にからめとられたマサルとアグモンは動けなくなる。 おまえたちに勝つ確率などない。なのになぜ向かってくる。理解不能。 同じ言葉を繰り返すイグドラシル。1人の力は小さくても、みんなの力が 1つになれば、それは大きな力になる…そうだね、イクト。君はその答えを メルクリモンを失った哀しみから立ち直り、自分自身で見つけたんだったね。 「友を、仲間を思う力は無限大!」 そうだね。とりあえず裏切った事は事情があったと理解するけど、マサルを あんなダークサイドに突き落とすほど怒らせる必要はなかったよねトーマ。 淑乃は…まぁいいよ、キミは一年間よく頑張った参加賞って事でいいアッシーだったし 確かに、俺たちはケンカもするし憎しみあいもする… 仲間たちの思いを受け、マサルはイグドラシルに言う。 「おまえたちから見たら、間違った進化をしてるのかもしれねぇ!」 でも、人の心がデジモンを強くする…そしてデジモンは人に夢と勇気をくれる… おまえのは勇気じゃなくて無鉄砲って言うんだよとか、いつの間にデジモンに 夢をもらったんだと軽くツッコミを入れたって聞いちゃいないよね、きっと。 何よりアグモンたちがパートナーと共に強くなったのは本当だから。 進化し、翼の生えたアグモンに跨り、マサルは拳でイグドラシルの盾を突破。 こんな盾、クレニアムモンの信念の盾に比べれば屁でもない! そしてイグドラシルのどてっ腹に風通しのいい穴を開けてやる。 渾身の力で殴ってもよろめきもしなかったメルクリモンの100倍弱ぇ! 破砕されたボディを捨て、メインコンピュータは天空へ向かって発射される。 同じ歴史は繰り返されるべきじゃない。間違えたって進化していくべきなんだ。 「逃がさねぇ!」 マサル得意の右ストレートがイグドラシルの左頬?にヒット。 砕け散るイグドラシルの本体。大爆発と共に、戦いは終わりを告げる… ってここでOP!?え、だってもうラストバトル終わったんでしょ? ホントに最後の最後までビックリだよ。 「傷つく事を恐れていたら、わかりあう事なんてできやしねぇだろう?」 まぁマメな人間じゃない私的には、正直言うと深い人間関係は ウザいので、非干渉・無関心くらいが一番心地いいんだけどね。 あと拳でわかりあうなんてのは少なくとも私は絶対無理だから。 人間とデジモンが共に生きられる世界を夢見てイグドラシルは眠りに就き、 目覚めたマサルとアグモンは脅威が去った事を知る。世界にはEDのような 暖かな夕陽が降り注ぎ、心配そうに覗き込む仲間たちがホッと安堵する。 「見事だったぞ、大門マサル!」 デジタルゲートが復活し、次元の境界は再び保たれるようになった。 しかしロイヤルナイツってホント、出てこなくてもよかった気がするなぁ… ああ、でもクレニアムモンがとにかく抜群にカッコよかったからいいや。 おまえこそ真の救世主だ…そう言い残して帰っていくロイヤルナイツ。 戦いの後に待つのは安らぎ。 「父さん、母さん…ただいま」 出かける時は行ってきますと言うんだよ…おかえりとただいまを言うためにな。 かつてそう見送られたイクトは、父に、母に、妹に迎えられて泣きじゃくる。 リリーナは兄に抱きつき、父は静かに言う。 「ありがとう、トーマ」 「よくやった」でも、「さすがはノルシュタイン家の人間」でもない。 世界を守るために戦ってくれて、そして何より無事に帰ってきてくれて 「ありがとう」という、対等な人としての感謝。だからトーマも答える。 「はい、お父さん」 「母さん…ごめん…俺、約束守れなかった…」 サユリさんを見た時は正直私もちょっと胸が痛かった。 だってマサルはどうしようもなかったとはいえ、あの時 スグルを自らの手で殺さなければならなかったんだもん。 「スグルさんはデジタルワールドの風になったの」 そしてきっと見守ってくれてるわ…私たちを。 「おーい!」 風になったんだって言ってんだろっ! いいのっ!綺麗にまとめたんだから帰ってくるんじゃないよバカチンが! 行方不明になって7年以上経ってんだからもうあんたは失踪宣告されたの! ホント、爆笑でした。そして正直泣いちゃいましたええい最終回なんだからかまわん! イグドラシルが命をくれたってなんだそれ!マサル以上にすげーよ。 とりあえず別の人が入ってたその死体、どこも腐ってないんだろうか。 もうね、このアニメで最強はマサルじゃないかも。肉体ならスグル、 デジソウルなら千香、忍耐力はサユリさん…なるほど、わかった。 ホントは「デジモンセイバーズ -大門家最強伝説-」だったんだね。 全てが終わって平和が戻ったものの、デジタルワールドとの境界は不安定さが 残るため、しばらくはデジタルゲートを閉じることになる。1年か、10年か… するとデジモンたちが申し出る。デジタルワールドに帰り、復興を手伝いたい。 「何が帰るだ!この裏切り者!」 もちろん感情派のマサルは納得できない。ずっとアグモンと一緒にいたい。 もてあます心をアグモンを殴る事でしか表現できないマサル。 デジタルゲートが閉じればはぐれデジモンは現れない。そうなったら 「サユリの卵焼きを食べて寝るだけの厄介者じゃねぇか!」 って、食べて寝るだけのつもりだったのかYO! 兄貴との日々が忘れられない…ずっと冒険していたいんだ。 うんうん、わかるよ。でもね、冒険も旅も終わりがある。終わりがあるから… 「俺だっておまえといたい!死ぬまで一緒に暴れまわりてぇんだよ!」 あ、ああ、そう… 「オリジナルブレンドです…再会の誓いと名付けました…」 やっべー、アグモンは帰ってもいいけどおいおいガオモンは帰るのやめよう? 可愛すぎる!も、テレテレ具合がめっちゃ可愛すぎる!! 「私にとってマスターは…あなただけ…ですから…」 こんな可愛い告白されてるのにトーマったら気が利かないなーもう! ゲーセンで遊ぶ淑乃とララモン。それにしても淑乃ってば、デジソウルで ゲーム機を壊すなんて最悪なんですけど…ララモンと淑乃だとラブリーな ペット関係なんだけど、これがロゼモンだとユリユリになるのが恐ろしい。 二つの家族の間で揺れるイクトとファルコモンも涙の別れ。 ポーンチェスモンと黒白コンビ、クダモンと薩摩、そしてカメモンと ゴツモンと酒を酌み交わす湯島もそれぞれに別れの挨拶を済ませ、 ついにデジモンたちがデジタルワールドに帰る日がやってくる。 「ちょっと待ったぁーーーーー!」 来ないと思ったマサルは、転送装置が起動したところに駆け込んできて、 なんと一緒にデジタルワールドに行くなんて抜かしやがりましたよ! お前と言うヤツはどこまでアホなんだ…人生そんなんでいいのか… 「行って来い、マサル!」 おーまーえーはー! ホントにロクデナシの父ちゃんだ。負けたよ。だって最強なんだもん、大門家。 ここでえらい懐かしい第一期OPとエンドロール。 千香を迎えに来たのは、結局マサルが着たのは「トーマの休日」の時くらいしか なかった中学の制服を着たイクト。しかし千香に手を引かれて走ってる姿には、 猛々しい敵意を剥き出して登場したデジタルワールドの戦士の面影がないよ… トーマは妹の病を根治し、ノーベル医学賞を獲った模様。 メガネ似合わな〜い。一方でリリーナが美しくなってたなぁ。 トーマが19歳なのでこれは5年後の事だという事がわかる。 このニュースを見てたのはスグルなんだけど、ホント、サユリさんが 赤ちゃんを抱いてたり、ドアの向こうからマサルジュニアみたいな ガキが飛び込んできたらどうしようと思ったよさてはマサルを行かせたのはそのためかと 髪が伸びた淑乃は薩摩や黒田、白川と警察に勤めてるのかな? え?でもこれってどういう経緯でこうなったんだろう? パトロールに出かけた淑乃は千香とイクトに声をかける。 そこにノーヘルのバイクが…って、コウキじゃん! そしてデジタルワールドでは今にもケンカが始まりそうな不穏な空気に、 ちょっと待ったと懐かしい声。参上したのはケンカ番長大門マサル。 少したくましくなって、相変わらず後先考えずに暴れまくってるなぁ。 1年前、1話を見て視聴は辞めるつもりだった。 でも保志きゅん久々の雄たけび系番長演技にときめき、淑乃に追われて 腹を減らしたアグモンのために、何を食べるかわからねぇからとりあえず コンビニで色々買ってきたと言ったマサルの不器用な優しさが胸を突いた。 淑乃がそんなマサルの気持ちを、デジモンがこんなもの食べるわけないと切って 捨てたのが許せないくらい、私はすっかりマサルに感情移入してしまっていた。 とにかく初めの頃はバトルがあまり面白くなくて、販促アニメなのに 大丈夫かなと思っていた。1クールはこういうキッズアニメにありがちな 1話完結系が多くて、でも他の作品に比べて無駄なものはなかったけど、 それでもやや視聴意欲を殺がれそうになる事もないとは言えなかった。 苦手な学園モノになってたら間違いなく途中で挫折していたろうと思う。 やがてイクトが出てくるあたりからデジタルワールド、メルクリモンを 中心に話がどんどん面白くなってきて、レビューの量も日増しに増えた。 しかしモロに販促キッズアニメをレギュラーレビューにするという事に 抵抗があり、どうにも踏み切れずにいたのだけれど、第22話のマサルの イクトに対するアニキっぷりでやられ、3クールからはレギュラーに。 レギュラーになってからはご存知の通り。 どれほどの需要があったのかはわからないけど、とにかく自分で読み返しても レビューがいつも無駄に熱い。興奮してるのがわかってお恥ずかしい限り。 何よりストーリーがきちんと澱みなく紡がれていくのが驚きだった。 伏線はちゃんと回収され、デジモンが人間の感情に左右されるのではという トーマの推理から始まり、それがデジソウルという人の想いをコントロール したものであり、デジモンは人の想いの強さに反応し、その際たるものが 人間の「生きたいという願い」(悪く言っちゃうと、欲望?)みたいなものという 帰結も面白かった。 ラスボスがちょっとショボかったのは残念だけど、醜悪なクラタは 実に憎たらしくてしぶとくて汚くて、中ボスの資格満点だったな。 バイオトリオはダダ漏れイワンが面白くてナナミはエロ作画の印象が強い。 イクトのもう1人の父として彼を見守り、デジモンたちを守るため人間界との 接触を避けようと苦心していたメルクリモン、公平な世界観を持って自らの 正義を貫き通したクレニアムモンはもう別格。ところでバンチョーレオモンは あのまま死んじゃったんだろうか。スグルはあっさり戻ってきたけど、 バンチョーの事も誰か心配して聞いてやってくれよ! ラスボスのショボさにガッカリしたのに、最終戦の熱さと来たら! 何しろ最後までバーストモードにならないなんて思いもしなかった。 次々と進化していくガオモンたちを見てたら胸が一杯になっちゃったよ。 アグモンの羽はなんで!?だったけど、確かにここでいつもの通りの シャイングレモンじゃイマイチだったと思うもんね。やられたよ。 とにかく楽しかった。こんなに楽しめるとは思ってなかったので感動。 泣いたり怒ったり笑ったり、毎回本当に面白かったよ。 日曜日が本当に楽しみだった。正直、終わるのはとても寂しい。 思いがけずこんな気持ちになれる作品に会えるからやめられないなぁ。 スタッフ、キャストの皆さん、本当にお疲れさまでした! 保志きゅんはやっぱりこういう男っぽいアホキャラがいいよ。 無限の広さを持つデジタルワールドに、おかしなデジモンがいる。 そいつはデジタマから生まれたわけじゃなくて、進化ではなく成長する。 ソイツと殴りあった後は、なぜか決まって「俺たちはトモダチ」だと言う。 トモダチってなんだと聞くと、拳と拳で語り合ったヤツらの事だ、と言う。 よくわからないけど、そいつといると不思議な力が沸いてくるんだよ。 そいつの名前は、大門マサル。ケンカ番長とも言うらしい。 最後まで熱くて笑える作品だったよホントに。 いつまでも見果てぬ夢は終わらず、終わりのない冒険は続いていく。 きっとそれでいいんだろう。だって、やっぱりマサルだもんね。 デジモンセイバーズ、これにて「完」 △(2007/3/26)