
DARKER THAN BLACK -黒の契約者- 2クールレビュー 15-25
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DARKER THAN BLACK -黒の契約者-・2
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第15話 裏切りの記憶は、琥珀色の微笑み…(前編) | 2007/7/13 |
今週は2クールに入ると同時にOP・EDが変更する作品が多いなぁ…こうたまると
色々思うところはあるんだけど見直したりしないから初見ではあれこれ書けん。
とりあえず歌はあまりうまくない。途中で音が外れてこっちがビックリした。
あと黒が黒の影分身と戦ってるとこはよく動いてて面白かった。
EDはハイカラ。この人たちってこういうスローテンポな曲も歌うんだ?
黒と白らしき子供たちが遊ぶ中に銀がいたりマオがいたり。夏だなぁ…
OPでも本編でもアンバーがもうC.C.以外の何者でもないんだが。
今回はいつもはあまり気にならない(つかなるべく気にしないようにしてるんだが)ピザハットが
やたらウザかったのもC.C.だからかと思うくらいC.C.にしか見えないんだが。
ハヴォックの件の時、確かにアンバーがどうのって言ってたな。
子供にしか見えないのに、スパイスーツを着て黒と話してる時はやたら
大人びて見える。あのナイフでいつ黒を刺すかとオラわくわくしてたのに。
白と一緒に、本当の星が見える場所まで逃げようと黒を誘うアンバー。
少なくとも5年前のハヴォックが知っていた黒は「契約者ではない」
らしいので、この黒は契約する前の普通の人間の黒なんだろうか?
騙すのは平気だけど騙されると鬼のように怒るなんて典型的な詐欺師だな。
いや、もしかして黒はこの時の苦い経験からたらしになったのかも!?
そのアンバーが連れているオッドアイの少年が取ろうとしていたチャームを
木の枝からとってあげたのは黒。たくさんの人が行き来しても、優しくして
くれたのは感情を失ったとされる契約者だったというのも皮肉なんだろう。
一方アンバーはMI6では「フェブルアリー」と呼ばれるエージェントだった。
彼女の正体はダブルスパイで、UKが先んじていたゲートや契約者についての
情報をゴッソリ持ち逃げされ、それらの研究でのアドバンテージを失ったとか。
このアンバーたちはまず黒たちの組織を襲って「流星の欠片」を持ち去り、
そしてMI6、CIAと次々と敵対する組織の事務所を爆発させる無差別テロで、
東京中に憎しみと怒りを撒き散らす。
一方、ゲートが出現してから起こるようになったという太陽の大黒斑(?)
周期も重なっている。同じ現象が起こったのは5年前で、その時南米が消え、
ハヴォックは力を失い、白とアンバーは行方不明になったらしい。
結構前の話だったんだな。黒はともかくやっぱりアンバーは年齢不詳だ…
無駄にハイテクかと思うと、「星読み様」なんて言って前時代的。
あと石崎が部下の口元についた米粒を取って食ったのは気持ち悪ぅ。
エイプリルがあまりにもあっさりやられたのは拍子抜けしちゃったよ。
ノーベンバーももっと余裕ぶっこいた面白キャラとして頑張ってくれるかと
思ったんだけど、意外とシリアスなままだったのはちょっと残念かなぁ。
CIAにも面白いキャラがいればお互いに疑いあって三つ巴で面白いのに…
はっ、最後の最後に「実は久良沢はCIAでした」なんて事に!?…なるわけねー
でもノーベンバーが爆発からジュライを庇ったのはちょっと感動した。
エイプリルが残したメッセージにあった「オッドアイ」との対決は、消火栓から
漏れた水で凍らせたノーベンバーが爆発で反撃を食らって今のところ生死不明。
MI6も意外ともろいなぁ…
ジュライがそこに行けと言われた女性って誰だろう?霧崎か?
そして銀とも知り合いらしいアンバーはタバコ屋に何をしに来たのか?
なんだか相変わらずわかりづらい上に材料もほとんどないので、
推理しようとも思えず「はい、次行ってみよう」って感じ。
とにかく、アンバーがC.C.にしか見えないとしか言いようがないよなぁ。
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第16話 裏切りの記憶は、琥珀色の微笑み…(後編) | 2007/7/20 |
「大きくなったね、黒…」
時を操れるらしいアンバーに必死に食って掛かり、のらりくらりと
質問をかわす彼女を引っ叩いた黒は、ハヴォックの指をズタズタにした
サド野郎っぽかった。アンバーの姿はC.C.少女なのにババくせぇのは
時間を旅するがゆえの年齢不詳キャラだからなのか…
とはいえ結局黒とアンバーの関係は全くわからず。
なんでも黒は一度だけ「ステキな笑顔を見せてくれた」らしいけど…
連中は仲間を増やそうとしているらしく、ノーベンバーと黒は
そのお眼鏡にかなったようで、大掛かりな勧誘工作だったようだ。
あの時死体がなくなってた草尾(魏)も引き入れられたんだな。
ノーベンバーは爆発の熱から周りの氷で身を守って生きてた。
対価を払わない契約者はドロドロになって溶けてしまうなんて噂があるのか…
これを聞いてノーベンバーも汗をたらしてたのでやっぱり相当ヤバいのかな。
ってか初登場の時のノーベンバーと同じくタバコの害について語りだした雨霧の
能力は何なんだろう。ガタイからは肉体派っぽいけど、もしかして心理系とか?
ジュライがノーベンバーに訪ねるようにと指示されたのはやっぱり霧原で、
ジュライは「仲間には糸をつけてる」と言ってノーベンバーの位置を探し出す。
タイミングどんぴしゃで助けに来たのはよかったけど、逃げられるなよ!
マキがチャームを取ってもらって唐突に「ありがとう」と言ったことにも
意味があったのか…はじめ日本語の練習をしてるのかと思ったら、その場に
ふさわしい言葉を使う練習だったんだ。あの時、感謝の気持ちを素直に口に
出す事ができた…けれどアンバーが喋るのはいつもいつも黒のことばかり。
この感情は知ってる…嫉妬と言うんだ…
しかし黄に撃たれて傷ついた黒は今回はバトルはからっきし。
「私には、ジュライがいます」
霧原から、ジュライが自分を「仲間」と言った事を聞いたノーベンバーは言う。
契約者である事に誇りすら持っていると言って仲間になることを断った後だけに
なんとも感じるものがあったよ。だからアンバーを大好きなマキとの対決は、
トラップの位置を探り出してくれるジュライとノーベンバーの共同戦線。
今回黒を足止めしようとして銃を向けながら、いつものように口汚く罵らず
どこまでが本音なんだかわからないけどこんなことはしたくないと言った黄も
手加減されたとはいえ黒の電撃を食らって生きてた。いや〜、あれだけビリビリ
やられたらさすがに死んだかと思ったけど、オヤジ意外と水分不足なのかしら。
タフだなぁと思うより帽子の下がはげ頭だったのは今回初めて知った気がする。
マキの心臓を刺し貫き、対価を吸おうとしたものの水浸し…
そこにタバコを差し出す手はエイプリルのものだった、って回復早ーっ!!
今回はセリフや態度に飄々とした態度が戻ってたものの、ノーベンバーが
マキに対してやけに怒りモードっぽく見えてたのは気のせいではなく、
どうやらエイプリルの仇討ち…のつもりだったようだ。へぇ〜…
星読みの詩が何か意味を持つんだろうけどよくわからない(つか全然聞いてない)
大きな動きはなかったものの、黒が来た時に危険を察知し、危ないと思わず
身を乗り出して駆け寄ろうとした銀といい、黒・ノーベンバーサイド共に
「仲間」という意識が芽生え、関係が強固になっていく物語だったので
見終わってみてああ、となかなか面白い話だったんだなと気づいた。
当初からだけど、ノーベンバー11も掘り下げればもっと魅力が出てきそうだ。
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第17話 掃きだめでラブソングを歌う…(前編) | 2007/7/27 |
「李さんの背中、寂しそうじゃないですか…」
前回の予告の変な宴会シーンやヤー公やチンピラを見て、正直「なんだこりゃ、
さてはまた捨て回だな」と思いこんでたんだけど、スマン、面白かったわ。
中沢組の桜井ケンジなるチンピラが意外なほど魅力があって、そいつに
巻き込まれていく黒がまたさらに新しい魅力を見せてくれてよかった。
最後なんかは今回の件は手を引こうと自分から言ったのに、帰ってみたら
しっかり巻き込まれてた事に黒がビックリするという最高のヒキだったもん。
しかし吉野裕行はやっぱりこういうチンピラ役こそハマリ役だ。
ダミ声系声優はどうしたって役幅が狭くて不利なので気の毒だよ。
黒もあんなに上手な避け方してたら変な誤解されるぞと思ったら案の定。
単なるバイトならもうちょっとトロくさく避けて、しまいには一発くらい
殴られないと不自然だよ…でも殴らせた後になぜか店内停電って気もするけどね
ケンジの兄貴の一ツ橋が10万円もくれた事にビックリしたよ羽振りいいなぁ
黒にとっては高くてうまいけどちょっぴりなんてものを食うより、
早いぞうまいぞ安いぞの牛丼を食えるだけ食う方がいいよなぁ。
その後は盛大に煙を吹くバイクでお家へ到着。ってか煙吹き過ぎ。
しかしこのアパート、いつの間にあんなに住人が増えたの?最初に黒が
入った時って、あの背の高い黒ちゃんだけじゃなかったか?他にもいたっけ?
突然降りだした雨に雨宿りをさせてもらう事にしたものの、薄い壁を伝って
聞こえてくるのはヘタクソなギターの雑音。昼間から飲んだくれてる連中が
朝っぱらからうるさいと、近所づきあいとか全く気にももせず殴りこんで
くれるケンジを止められない黒。やっぱりしっかり巻き込まれてるよね…
その殴り込みを坂本千夏の大家に怒られるケンジと不法就労者外人ども。
ドアを直す時の作画が無駄に凝ってたんだけど、DIYにハマってるスタッフでも
いるんだろうか?体を動かした後はあったかお鍋で親睦。黒がハーフコートを
着てるので寒い時期らしい。あー、早く夏が終わって秋にならないかなぁ…
黒たちの今回の任務は取引を見張り、最後の最後に出し抜くってヤツなのか?
一ツ橋が羽振りがいいのは間違いないようで、その勢いで組仲間のシマにまで
手を出して組長の不興を買ったのに、もはや自分の組に払う仁義もないようだ。
だからこれは組を分けるつもりの天下分け目の取引らしい。
それが届いたのは、黒が突然の休暇をもらった日。
ケンジはそこに連れてこられて「頼みたい事がある」と依頼を受ける。
鉄砲玉とか囮とか、どっちにしろまぁロクなモンじゃないんだろうとは
思ったけれど、実はなんと密輸入?されたドールのお世話係だった!
それは脇のあいた頼りない検診衣を着て、うつろな眼をした黒髪のドール。
アニキが脇から手を差し入れて乳を揉むのがむっちゃエロいよ!
その後裾をまくって見せる鬼畜行為に出ると、純情なケンジが後ろに
ひっくり返ったのが可愛かった。まぁそんなケンジだからこそ、
手を出さないと踏んでこの仕事を頼んだみたいだけどね…
でもケンジはどうやらちょっと純情すぎたみたいだ。
黒とマオがもぬけの殻の部屋を見てあれっ?という感じだったのが可笑しい。
哀れな運命が待つに違いないドールを連れて逃げ出したケンジの運命やいかに。
それにしても1人で生きていける人もいるというフィリピーナの言葉に、李は
寂しそうだなんて言ってたくせに、他に裏社会的な友達はいないのかコイツ…
C.C.…ならぬアンバーが言っていた組織「イブニングプリムローズ」
による犯行声明が出され、彼らの目的如何で物語も最終回に向けて動きそう。
かつてアンバーの星が輝いた時、多くの星も輝き、そして南米の一部が消えた。
組織としても裏切られた黒とアンバーの接触で焼けぼっくいに火がつくことを
警戒している様子。黒にキスしたアンバーはまだ未練たらたらっぽかったし…
でもやっぱり黒よりも強烈なキャラが物語の主軸を担って、黒はあくまでも
主役でありながら脇役ポジションだとこの通り結構面白いと思うんだよなぁ。
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第18話 掃きだめでラブソングを歌う…(後編) | 2007/8/3 |
ケンジとドールに駆け込まれ、意外なほど静かに、だけどイラつき、怒る黒。
黒なら受け入れてくれると思ったケンジの不安げな表情をよそに黒が黙って
部屋を出て行った時はもう、正体がばれる事も厭わずに、珍しい、アイツ
本当に怒ったんだなーと思ったのに…
下着とか服とかヅラとかあれとかこれとか
買いに行ってたと知って悶えた。ヤバい、何だよこの黒の献身っぷりは!
ってかドールを誰よりも女の子扱いしてるのは黒だったよ!さすがたらしの黒!
「それってまさか、自分用!?」
どうしたらそんな発想に…ってかストレートに聞くか…
そこで出会った霧原に一瞬BK-201と勘違いされつつ(つか本人だが)再会。
しかしちょっと間があって黒がちゃんと相手を覚えてたのはすごいと思った。
いや、覚えてるってかわかったのがすごいわ。だって女は髪型や化粧や服装を
変えるから絶対わかんねーんだもん。さすがたらしの黒だ!2回目
そんなツンデレっぷりを見せて帰ってきた黒をまたしても驚かせる事態が!
なんといつの間にか銀が来ているではありませんか!
俺を監視してたのかとイラ立つ黒に、黒がいつもと違ったからと呟く銀。
銀、あんた心配したのか…ヤバい、どこまでもツボを抑えすぎている今回…
銀が彼女に服を着せてやってる間、めっさ現実的な理論でこれからどうするのか
問い詰めるシビアな黒に笑った。よっぽど世知辛い思いをしたんだろうか。
仕事は(さすが勤勉バイトアニメ)、住むところは、お前がいない間は用も足せない
彼女はどうすればいいんだって、じゃあ銀は誰が用を足させてるんだろう?
彼女に惚れてしまったから…なんとかなる、なんとかするの一点張りだけど、
バカはバカなりの真っ直ぐさで気持ちを貫こうとして…一時の感情で行動する
ケンジをなんだかんだで応援しちゃってる黒の魅力がうなぎのぼりですよ。
銀に着替えさせてやってくれるかと、命令調ではなく頼む黒。
霧原たちに選んでもらったおかげもあると思うけど、ドールのミニスカ姿は
めっちゃ可愛かったなぁ。Dグレのリナリー風ベリーショートもいいけど
カチューシャつきのヅラも雰囲気ががらりと変わって可愛いじゃないか。
いいの?と聞く銀に返事はなかったけど、ドールの心は決まっている。
そして黒が銀、ケンジがドールの手を引いて奇妙な逃走劇がスタート。
結局クーデターを起こして恩ある親父を殺してしまった一ツ橋は手を回し、
ケンジたちを執拗に追う。2人を先に行かせ、盾となる黒と銀。
「行くぞ、銀」とか、胸倉をつかまれた銀を囮にザコを一掃した後、
「大丈夫か?」と声をかける黒、そしてちゃんと頷く銀がいい。
けれど地下に降りたケンジは一ツ橋に連れ去られてしまう。
そこで一部始終を見ていたマオは言う。潮時だ…これ以上
小僧に肩入れすると組織への反抗とみなされるぜ…
そんな3人の前に観測霊が現れる…銀はそれが彼女のもので、助けて、ケンジが
殺されると言っているのだと言う。ドールが自分の意思で観測霊を飛ばすなど
ありえない…罠じゃないかと危ぶむマオに、黒は迷い、そして銀に問いかける。
おまえはどう思う?俺がおかしかったと言ったな…おまえはどうだ?
本当はマオにも告げ口する気なんぞハナからない。
おまえを見てると面白いからな…こんな「仲間」たちの
こっそりチームワークもしっかり根付いてていいなぁ。
本当はケンジは、アニキに言われた事を全身で示そうとしただけ。
アニキとケンジは随分昔からの知り合いだったんだなぁ…
フィリピーナが弟たちのために遠い異国で身を削って仕事をしているように、
アニキもかつて守り抜くものを見つけろと言った。そうすれば何も怖くない。
そう言ったアニキにとって一番大事なものはバイクだったのだという。
バイクは自分を裏切らない…冒頭の夢の中でバイクを整備するアニキを
覗いていた彼女は守り通せなかった女なのか、それとも裏切られた女なのか…
今回はいくらチャカ持ちとはいえ契約者ではなく素人相手のバトルなので
黒の能力はちょっと強力な「スタンガン」並で殺しはないのもよかった。
ボロボロになったケンジはアニキに銃を向け、新宿駅までヘイタクシー。
あんたには守りたい大切なものがあるか?
あの銃に弾はもう入ってなかった…なぜ見逃した?と聞けばそうか、
気づかなかったと粋な事を言う一ツ橋は、逆に黒に問いかける。
俺はとっくの昔にそんなものはなくしちまった…「そうか」
あれだけ大騒ぎした上に戦力を削られ、組を乗っ取る資金になるはずだった
ドールも手放せば、あとは対抗馬に殺される事だけじゃないのかと思ったら
やっぱり消されてしまう一ツ橋。でもヤツが最後に灯した希望は奇跡を見せる。
俺じゃなく、もっといい人が見つかったらソイツと行ってもいいんだぜなんて
しどろもどろなケンジの手に手を重ねるドール。ケンジを見た彼女の顔は、
人間性を取り戻してきた銀もまだ見せる事のできないとびきりの笑顔だった…
や ら れ た !
いや〜、もうね、こんなにもダーカーを面白いと思える日が来るなんて正直
思わなかったね。ってか恥ずかしながらケンジたちが無事に逃げおおせて
なんとかやってるんだなと思うだけでホロリときてしまって。
それに加えて大家さんに言われて、黒がケンジから届いたきりたんぽを配ろうと
「喋った事もなかった」皆の部屋のドアをノックしてEDに入るという演出は
正直言ってズル過ぎるよ〜!驚くほど感動してしまった自分がいたよ。
くっそ〜、ダーカーのくせに面白すぎるじゃないか!!
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第19話 あさき夢見し、酔いもせず…(前編) | 2007/8/10 |
かつて黄の髪の毛にふさふさと髪の毛が生えていた頃志保子という女がいた。
当時公安に所属していた黄が女優志望の志保子に出会ったのは、壁を作って
ゲートを囲むことになった頃で、街には謎の死に方をする人間があふれだし、
「契約者」と呼ばれる特殊能力者の暗躍が囁かれ始めていた。
スリと間違えた彼女を追ってケガをさせてしまった…って、万引きして逃げて
電車に撥ねられて死んだ中学生がいたっけなぁ。自分で死刑執行って、侍?
とにかくそれが縁で病院に見舞いに行き、なんとなく仲良くなった2人。
当時黄は美人の奥さんと結婚2年目だった相棒の磯崎と組んでいたけど、
アイツ独身だったのか…予告では志保子が娘なのかと思ってた。
このツラについてくる女がいるかよと自嘲する黄だけど、志保子はどうやら
ゲテモノ趣味だったらしく、黄をキヨピーと呼んで酔っ払った勢いとはいえ
ちゅーまでしちゃう。酔いすぎだ。酔ってないと言うんだから酔いすぎだ。
あとキヨピーが最初「キューピー」に聞こえて、おっさんの見かけからも
誰がそんなうまい事言えとと喜んでいたら違った。ちっ、つまらん。
バカバカしい新興宗教の勧誘にてこずる黒に笑ってしまった。
もうちょっとカタコトの日本語で喋らなきゃダメじゃん!
卵が割れちゃったので今夜の夕食は卵を使った料理だね。
その新興宗教の教祖アルマなる人物は契約者らしい。
黒の次の仕事はそのアルマの星を流す事。
淡々と仕事を請ける黒とは裏腹に、もう1人潜入している仲間の写真を見て、
それが志保子であると確認する黄。あんなに変わってるのによくわかるな…
いやホント私、女はダメなんだよね。髪型とか化粧とか服装変わるとわかんね。
女優の見分けも全然つかないもの。なんでこんなに化けるんだろうと思うもの。
会えばわかる。声の聞き分けができるからそりゃダメ絶対音感があるわけだわ
志保子の能力は人間の身体を内部から壊すという恐ろしげなもの。
黒と会った志保子は喋ってたし見た目も普通の人だったけど、契約者は
覚醒したばかりの頃は一時的に人格がぶっ飛んだようになるのかね?
そういえば炎の契約者舞もそんな感じだったけど…
冒頭の夢は磯崎が志保子に殺された時のフラッシュバックなのか?
でも一体なぜ磯崎が殺されなければならなかったのか。
黄と潜入した先でしわくちゃババァの写真を見たからか…?
契約者の能力を見た磯崎の妻は記憶を消されたのに、組織は黄の記憶を
消すより組織に入らないかとスカウトしたので、もしかしたらもともと
磯崎は黄を引き込むためのスケープゴートだったのかもしれない。
アルマの能力は変身。組織と繋がっていた議員を秘書に成り代わって
殺したのだそうだ。それにしても3年もかかって準備するとは恐れ入る。
3年も5年も10年もかかって準備するかと思えば、昨日今日修行を始めた
ガキがわずか3ヶ月だの半年だので達人レベルになったりガンダムで世界を
滅ぼしかけたりするから、フィクションの中の時間の扱いって不安定だと思う。
アルマがある人物と会うと言ってたのはアンバーの仲間の大男だった。
けれどいるはずのない観測霊を見て驚いたらしい志保子を見て、それが
見えていること、即ち契約者であること(ってかあれ霧原とかには見えないんだっけ?)が
ばれてしまい、志保子は捕らえられ黒は這う這うの体で逃げ出す事に…
何度も連絡を入れさせ、ついには銀に観測霊を飛ばさせて任務の邪魔をした黄に
黒もイラだちを隠せない。こういういつもと違う顔を見せる黒は魅力が増す。
でも志保子を助けるとなれば黒たちの協力は不可欠なもの。
ここのところ深まりつつある「仲間」の絆が黄にも?
あ、あれ〜?今回も面白いじゃないかDTB…なんだこの大器晩成路線は…
いや、もうホント、何度もいうけど、ここのレビューを読みに来てくれる
皆さんならわかってくれると思うけど、黒が「名脇役」に徹してる時は
ホントに面白いよね。最初の頃のあの「ん〜〜〜〜?」という感じに悩まされ、
こりゃ作画がいいだけの雰囲気ボンズアニメかなと思ったけど撤回できるかな?
あと霧原たちがからまないでくれた方が面白い。実際ここ数話そうだし。
あんまり魅力がないんだよなーあいつら…契約者たちの方が断然面白いし、
能力のない普通のヤツなら黄や久良沢たちの方がずっと面白いしね。
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第20話 あさき夢見し、酔いもせず…(後編) | 2007/8/17 |
「契約者は夢を見ない」「あたしはあるよ…」
アルマの対価が「時」であり、「老化」であるなら、アンバーの
対価が「若返り」かもしれないというのもあるのかもしれないなぁ。
志保子が黄に近づいたのは、磯山と黄が教団の情報を握ったから。
しかもその相手と磯山が繋がっており、アルマの写真を隠匿した。
どちらが教団との関係者なのかわからなかったので、女の契約者が
近づきやすい独身かつ女に縁のなさそうなブサ男の方にしたらしい。
なんにせよ「免疫がない」というのはスキを作るもんですなぁやだやだ
ま、自己防衛が強すぎても「なんでもかんでも花粉症」になるわけだが。
でも実は磯山はスケープゴートで教団とは何の繋がりもなかった…
なんてのが真実だったら皮肉すぎて涙がちょちょ切れちゃったけどね。
大体磯山を殺すにしても黄がいる目の前で殺す事はないじゃないか。
その黄が殺されなかったのは志保子の口添えだった…
前回語られなかった話の中に、絶対に酒に酔わない黄がベロベロになった夜、
志保子にプロポーズした事が判明。草の香り、乾いた風、輝いていた偽物の星…
それを志保子は忘れたくなかった。契約者である自分の記憶に鮮明に残った
「嬉しい」という感情を持つその記憶を、黄にも失って欲しくなかった。
黄が黒に志保子奪還のための協力を求めるようなシーンがあるかと思ったけど
フツーに一緒に忍び込んでたな。マオも闇夜のカラスになって活躍してたし。
居場所を聞いて黒はアルマの元へ、そして黄は志保子と共に脱出を図る。
人を内側から壊す志保子の対価は人としての感受性が戻る事。
そしてアンバーのバディの大男の対価はゆで卵を食べる事。
こうして力を使ったらほぼ同時くらいに対価を払わねばならない契約者たちの
姿を見ると、やっぱり黒はおかしくね?あいつが対価らしい対価を払ってるの
見たことないじゃないか…それとも自然に対価を垂れ流してるんだろうか…
アルマと黒の会話は面白かったなぁ。
DTBをそれなりに楽しんで見ている視聴者ならば以前から感じ始めてるはずの
疑問、「契約者とただの人間の違い」についてついに問答がなされたからね。
いわば契約者は「感情を廃した、やるべき事だけを正確にこなす合理的な人間」
とも言えるというわけか。ちょうどヒロイックエイジでも同じようなテーマが
語られてるけど、不思議な事にアニメって変に重なったりするんだよねぇ…
(データに残された「量子世界」がやたらもてはやされたり「復讐」モノが多かったりね)
感情を斬り捨てて合理的な人間が財界や社会で成功するように、契約者は
人間の1つの進化形ではないかというのはさすがにやや乱暴ではあるけれど、
「感情そのもの」が人の行動の邪魔をする事はあるかもしれない。たとえば
人が厄介なのは、たとえ強い精神力で自分は感情を切り捨てられても、相手の
むき出しの感情に影響を受ける事があるからだろう。感情そのものに無関心なら
相手の感情を受け止める事もないので、そもそも相手の反応に気を払わない。
このへんになると人に共感しない境界性人格障害、最悪の場合はサイコパスこと
反社会的人格障害を疑った方がいい何でも疑えってデカルト先生も言ってるじゃん
契約者の能力は人殺しに使えるものが多いから人間たちに利用されているけど、
基本はナイフや銃と同じ。志保子のような人殺しにしか使えないものは困るけど
マオや黒の能力のように使い方次第では便利と言えるものもあるしね。
「これで…解き放たれる」
壁を崇める教義は、もしかしたら契約者のためのものだったのかもしれないな…
アルマは力を使えば自分のストックが少ない対価を払い続け、いずれは死に
至ることで贖罪していた。罪を償うなんて、罪の意識がないはずの契約者が、
おかしいだろう…けれどそれは人間が決めつけ、契約者自身もそうであると
刷り込まれてしまった頭でっかちの知識なのかもしれない。
「ミスったのはその女のせいか」
黄は志保子に銃を向けるも出来ず、代わりに自分と志保子を始末しろと言う。
けれどケンジとドールを逃がした黒の答えはNO。それにしてもいつもはやけに
人間臭いマオが、黄を見逃そうとする黒をあそこまで責めるとは思わなかった。
「自分とこいつらの違いがわからなくなるくらいにな」
志保子と逃げる事を選んだ黄は、人間と契約者の曖昧な境界線に気づいていた。
情を移さない契約者は確かに恐ろしい殺人鬼でしかないだろうけれど、果たして
それと自分に敵意や殺意を抱いて近づく人間とどう違うというんだろう…
対価である感受性はもう去ったのに、自分に惚れたと言って、一緒に逃げようと
言ってくれた黄の言葉が嬉しいと感じる自分がいるのはどうしてだろう…
志保子は追っ手が来ている事を知っていた。
それにしたってトラックの前に飛び出して自殺する事はないだろうになぁ。
いくらだって他に手はあったろうし、1人で姿を消すことだってできたろうに…
(むしろその方が黄はまた騙されたのか、と思うだろうからよかったかも)
アルマがそうだったように、自らの命という対価を払う事で黄の命を救い、
さらにこれまでの罪を清算しようとしたと表現したいんだろうけどね。
それにしても前半は黒が出てくる女をとことんたらしまくる話が多かったけど、
後半は女に翻弄されて逃げたり騙されたりする男の話ばっかりじゃないか!
ま、面白いからいいんだけどね。
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第21話 粛正の街は涙に濡れて…(前編) | 2007/8/31 |
「やはりC.C.じゃなくてアンバーを選んでよかった…」
これで髪が白かったらマオに思えて笑えたのに。
最初霧原がアメリカ大使館爆破計画が、前のようなアンバーたちEPRの
計画とは違う気がすると言ってたので、おっ、さてはいよいよ黒幕が!?
…と思ったのに何のことはない、これはシュレーダーを奪う事を目的とした
黒たちの組織が流したブラフだったようだ。でも未だに全貌が見えないこの
組織、実は敵対組織?のパンドラそのものだったなんてことになったりして。
だって迷いなくアメリカ大使館に博士がいるって掴んでるみたいだったから、
横取りと言うよりは奪還みたいだなぁと。霧原の突入も許しておきながら、
事態が終わったら捕まえたし、そもそもいずれあのアルジャーノみたいな
ミキシンが動くだろうことは誰もが思うよね。とはいえ実はパンドラに
かくまわれてた博士がさらわれた事はノーベンバーも掴んでたので、
もともと情報なんてダダ漏れなのかもしれないけど。
というかEPRの目的は、契約者たちの存在を世間に明らかにし、人権を与えろと
いうものだったのか…ってか契約者ってそんなに世の中に知られてないもの
だったのか…もともとダーカーは湯水の如く契約者が出てくるからそのへんの
感覚が麻痺してたよ。むしろ契約者じゃない人間でメインに絡んでる方が
珍しいじゃん。しかも久良沢ならまだしも霧原はお色気以外の魅力がない。
アメリカ大使館に警備について協力することを話しにいくも、まぁフツーに
考えてもアメちゃんがはいそうですかヨロシクなんていうわけがない。
警備担当のバーナムはけんもほろろに追い返し、日本国政府がアメリカ政府に
「守らせてちょんまげ♥」と頼んで許可されたら守っていいよと捨てゼリフ。
その上この色ボケ親父ときたら、大使館に潜入したアンバーの部下とも知らずに
ブリタなんて変な名前の女に情報を漏らし、ヨロシクやってるようだ。
このブリタはどうやら肉体そのものを瞬間移動させることができるらしいけど、
フルチンテレポートなんて無防備過ぎるよなぁ…それなんてターミネーター?
でもそれだけなら1、2話に出てきたフランス人の壁抜けテレポーターより
服が持っていけない分不便じゃないかと思ったんだけど、ブリタはどうやら
自分だけではなくキスした相手も自由に瞬間移動させられるようだ。
情報を霧原に流した上で、自分で判断するようにと霧原の眉間のシワを
突っついたノーベンバーは、彼女の力でアンバーに会うため姿を消した。
というかノーベンバーはブリタとも知り合いだったんだろうか?
黒がマオの陽動で騒ぎが起きてる間にワイヤーをカラビナで滑って潜り込む時の
スピード感がよかった。そして侵入した大使館で見たのは見覚えのある丸い穴…
黒が覗いたのが魏が風穴を空けた人間のボディ越しというのがなんともグロい。
やべっ、という感じで抜き足差し足逃げ出そうとしたところを見つかって
バトル開始。魏も左顔面にひどい火傷を負ったらしいけど腕は鈍っていない。
相変わらず多量の血を撒き散らしてる魏と、マトリックス避けする黒と
そして顎を狙う黒のつま先を紙一重でかわす魏のバトルは面白かったよ。
最終回に向けてもう少し話が動くのかなと思ったけど、まだそこまで大きな
動きにはなってないようだ。それでも伏龍たちは動き出したって感じだけど。
組織、パンドラ、ゲート、妹…まだまだ謎はたくさんだけど全部やれるのかな。
そもそも契約者と星がなんで繋がってるのかも明かされてない。
明かされそうな気配がない。明かされないんじゃないかな。
「話せるの、猫ちゃん?」
今回一番の萌えキャラはまた少し幼くなったっぽいアンバーでも、黒を誘導する
銀でもなくて、この言葉にドキッとしてあんぐり口をあけちゃったマオだよな。
そして予告でも色々な表情を見せるマオがキュート過ぎる。
あとこれまで客が一杯で忙しい状態なんかあったためしがないらしい
ホウムラン軒は黒の大食いのおかげでもってるんだろうと思った。
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第22話 粛正の街は涙に濡れて…(後編) | 2007/9/7 |
最善の策は…これだっ!
「にゃあぁぁ〜」
なぜか眠らされて拉致られていたマオの動揺振りがきゃわい過ぎる。
半分口をあけてほげぇと寝てたり、フルチン男にビックリしたり、そろそろと
ネコらしく逃げ出そうとしたり…おっさんボイスで喋らないならつかまえて
抱っこして喉もとをなで繰り回してゴロゴログルグル言わせてやりたいぜ!
ノーベンバー11逝く。
いや〜、まさかここでノーベンバーが退場するとは…
ってか全裸は最後のサービスショットだったのか?いらんわそんなん
黒チーム以外でストーリーに絡んでる中には他に彼ほど魅力的なキャラが
いないのにもったいないよなぁ…ってかぶっちゃけ霧原初め警察の連中が
全く魅力的じゃないから、彼には最後まで飄々と頑張って欲しかったよ。
車座になった契約者たちが迎えたのはシュレーダー博士だった。
でも博士をいらない子扱いするパンドラ組と、もはや組織にとって博士は
用済みという言葉から暗黙の了解的に「組織」=「パンドラ」なんですが…
つまりシュレーダー博士が行っていた研究はゲートを壊すことらしく、
それによって全ての契約者はこの世からいなくなるのだそうだ。
それを5年前の南米でやろうとしたものの、謎の発光現象が起こって
ゲートは不可侵地域に入ってしまい、南米は吹っ飛んで近づく事が
できなくなったのだとか。なんだか全然わからんのだが、これ多分
わざとわからせないようにわかりづらく説明してるんだと思うな、うん。
契約者がいなくなった未来を見てきたというアンバーは、ここを出たら
ノーベンバーは死ぬと予言する。それが何を意味するのかはわからんが、
誰か助けてくれないのかという博士に、マオは合理的な考えの持ち主である
契約者なら死ぬとわかってるのに飛び込んでくるヤツなんかいないと断言する。
もちろん我らが主人公は未だに本当の契約者なのかと疑いを抱かれるほどの
契約者らしからぬ非合理的かつ感情的なヤツなのでそんな法則は通用しない。
魏のばら撒く血で仮面の一部を爆破され、その後裸の美女に立ちはだかられて
触れられる前に紙一重で蹴りを入れたりと、いつも通りのヒヤヒヤバトル。
突っ込んでくるならトラップとか作戦とかたまには考えて来いよと言いたいよ。
回り込み、アンバーの頭をガシッと掴んで目的を聞き出そうとする黒。
せっかく捕まえたんだから動きを封じるくらいの軽い電撃を流しとけばいいのに
怒りで眼が曇ってたのか単に演出上なのか多分後者どうやらまたアンバーの能力で
時を止められたのか、あのまま逃げられてしまったようだ。非合理的過ぎる…
現れたのは姿を消したノーベンバーをエイプリルと共に追ってきた霧原だった。
ノーベンバーは直前に姿を消し、アンバーもまたマオに全てを伝えたと告げた。
霧原の眼の前には追い続けたBK-201。仮面からのぞいた眼に心当たりでも…?
「バカはこいつ1人だ」
またまた〜、ウソばっかり。
掘り下げエピソード後の黄のいい親父さんぶりはただもんじゃないよ。
マオを救うために観測霊を飛ばして行方を捜した銀、単身飛び込んだ黒、
そしてその黒を援護するためにしっかり自分も侵入していた黄。
黒チームの結束の固さがノーベンバーチームに勝ったのは、何しろ黒が
契約者らしからぬ感情的な人間である事と黄がいたせいかもしれないな。
組織の目的は契約者全てを消し去る事。しかもあろうことか各国の
情報部もそれに協力し、アンバーたちはそれを阻止しようとしている。
驚く黄、アンバーに目的などないと激昂する黒、あの人はそんな人じゃないと
呟く銀。1つになったと思った途端、一気にバラバラになるあたりが笑えるよ。
それにしても突然現れた上司を殺しに行って自分も死んじゃうなんてなぁ…
エイプリルとジュライを巻き込みたくなかったというのがノーベンバーの
気持ちだったのはよかったけど、やっぱりこの行動は腑に落ちないよ…
最終回に憎まれ口でも叩いて颯爽と帰っていくラストでもよかったのにさ。
アンバーを捕らえた黒を止める白の声と、あの時あの場にいた全員の体が
青く光ったのは、南米を消した発光現象とも関係するんだろうか?
アンバーとノーベンバーのすっとぼけた会話とか、博士のマッドぶりとか、
私はこの脚本のセンスとはどうも致命的な相性の悪さがあるようだけど、
物語自体はクライマックスに向けて盛り上がっては来てると思うよ。
ただなんとなく投げっぱなしジャーマンになりそうな気はするな、大いに…
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第23話 神は天にいまし… | 2007/9/14 |
『今月の目標 ボーナス払う』
爆笑した。あー、これいつまで経っても絶対果たされない目標だねきっと。
しかしどうしてこの脚本家はもっと久良沢を使わなかったんだろう。
久良沢は出てくるだけでこの作品のカラーを完全に久良沢のものにしてしまう
ノーベンバーすら持ち得なかった無敵ジョーカーとしての力を持ってるのに。
怒りのあまり去った黒抜きで黒について語るマオたち。
南米で黒は「三味線屋の勇次黒の死神」として恐れられていたけれど、
さらに恐れられていたのが黒の妹である白という契約者だった。
彼女の能力は不明だけどかなり強力な契約者らしく、その対価はどうやら
深い眠りにつく事らしい。そりゃ1人では戦えないな…だってもし1人でも
取り逃がしたら眠ったところを襲われてアウトじゃないか。
そんな2人を恋人みたいねと評するアンバー。
「歌舞伎町のタイムサービスじゃあるまいし!」
久良沢とキコが請け負った仕事は昔の星空についてのアンケート調査。
宿題代行や論文代行・卒論代行が問題になってるご時世においおい…
ってか遊びすぎてどうにもならなくなったバカガキならともかく、仮にも
大学生にもなって論文を人に書かせる意味のなさがわからんとは何事だ!
ジャコビニ流星群についてスラスラと語り始める大家のじーさん、娘が星空を
見上げていた思い出を語るホウムラン軒のオヤジ…だけでもう打ち止めかよ!
もっと他のキャラいるだろ!?どうしてこんなに世界が狭いんだダーカーは…
一方ノーベンバーの死に関わってるのではと疑われ、事態は全てパンドラに
移った事で手を引くように釘を刺された霧原は、腐ったまま街で黒を見かける。
「お腹、すいてない?」とりあえず 若い男は 飯で釣れ 後は野となれ 山となれ
「追いかけてる犯人とかじゃないでしょうね?」
犯人じゃなくて追いかけてる契約者です。
BK201に黒に似た雰囲気を見たとはいえ、霧原の目の前にいるのはカッコつけても
ご飯粒つけてキマらず、えらい高そうな焼肉屋で遠慮なく大皿を積み上げていく
大食漢の李くんだった。でも黒の「動くな」はかなり迫力あったと思うけど。
ってかここで正体ばらすのかと本気で思っちゃった私が単純すぎですか。
しかしせっかく久良沢たちと合流したのにまたなんでアッサリ帰るかなぁ…
もしかしたら現れるかもしれない本当の星空を一緒に見ながら色々と
話をするってのもいいじゃないか。どうして久良沢をからめないんだ。
正直少佐ほどカッコよくもないし、恋愛関係に落ちてるわけでもないので
何の魅力もない霧原なんかより久良沢の方がキャラとしては全然魅力的だよ。
バッティングセンターで汗を流し、12時前に星空を見上げる二人。
街の人々もその噂を信じてるのか、今にも泣き出しそうな空を見上げ、
電気を消して少しでもかつての本当の星を見られるようにしているようだ。
でも人々が不安なんじゃないですかと久良沢に言われても、なんだかえらい
リアリティがないんだよなぁ…一般の人がゲートや星空や契約者やらについて
どれくらい知っててどれくらい不安なのか今までの材料じゃわからないもんね。
迷った時は、自分の直感を信じて動けばいい…
宇宙空間のようなところで、目的もわからずに誰かの手で動かされてる時ほど
イヤな気持ちになる事はないよね。自分の立ち位置が不安定なのが一番いやだ。
ノーベンバーが言い残した言葉と同じことを言う黒に、霧原は手を差し出して
ありがとうと礼を言う。いずれ正体を知った時、霧原はどうなるんだろうか。
アパートに戻ってきた黒をマオと黄が迎えに来る。
俺たちは組織に切り捨てられた…確かに抹殺を命じてたっけ。
同時に送り込まれてきた重力使いの契約者。しかし最近契約者の能力が
かぶるようになってきたのはネタぎれ?重力って確か前もいたよね?
ゲートの中で待つ…
アンバーはあの時謎の発光現象を起こした黒の力を欲しているのか?
迎えに来た魏を見て、妹が消えたあの日何があったのか知っているのは
アンバーだけだと会いに行くことを決める黒。それ以上にあの人と
ちゃんと話をしてと銀がきっぱり言ったのはちょっとビックリだ。
ゲートの破壊をしようとするアンバー。東京が南米同様、消滅するかも
しれないと気づく霧原。そしてアンバーに会いにゲートに向かう黒御一行。
眠った白の首に手をかける黒…愛するがゆえにいなくなってほっとしたという
気持ちはちょっとわからないでもない。それは醜いエゴに過ぎないのだけど。
予告もそろそろ最終回仕様に。
う〜ん、いよいよ大きく事態が動き始めてきたけど、謎が解明される事より、
いつの間にかこのまったりのんびり、でもアクションはそれなりにカッコいい、
みたいなぬるい雰囲気が結構気に入ってた自分に驚き…終わっちゃったら
結構寂しいなぁとなんとなく思ったりしてるわけですよ、うん。
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第24話 流星雨 | 2007/9/21 |
「へっくし!」「おい、今いいこと言ってたんだぞ!?」
ゲートの中まで黒たちを送り届ける黄のタバコを燃やす黒。
タバコはやめた方がいい…
おまえこそ、大食いしすぎるな…
言葉はないけれど、黄の首に抱きついてお別れをする銀。
お、おい…
既に腹に致命傷を負っていた黄は、組織の眼を逸らすために1人で逃げ、
ダッシュボードの爆薬を爆発させて逝った…これで志保子に会えるかな…
南米のへヴンズゲートが消失して多くの土地と人々が消えた事件の時、
それを引き起こした「BK-201」は「彼」ではなく「彼女」だった!
やっぱり白こそがその力を持つ契約者だったのかな?
前々から純粋な契約者なのかどうか疑問が残っている黒だけど、
もしかして黒の中に白の人格が眠っていて力を発揮しているとか、
白の能力だけが黒に譲渡、または拝借してるのかとか…
とにかく私は最後まで「黒=非契約者説」を貫きたい!うう、そうであってくれぇ…
魏に導かれて使われていない地下鉄を歩き、ゲートの真下についた時、
魏は黒に戦いを挑み始める。どうやらアンバーにはここの場所まで
黒を連れてきたら、好きにしていいと言われていたのだとか。
魏はこの力を手に入れてから負けなしだったことへの自負と矜持を
打ち砕かれた黒に屈辱を感じ、リベンジしたいと願っていたのだという。
「屈辱だと!?面白い事を言うじゃないか、契約者のくせに」
でも実はこの戦いの先が魏にも見えていたというのは面白かった。
アンバーが魏を選んだのは、たとえ魏が戦いを選んでも、黒はここでは
死なないという確信があったから。それはすなわち魏が敗れるということ。
その通り、黒は魏の胸に深々とナイフを刺し込み、魏は自らの大量の血を
爆破させてゲートを壊す。復讐だの、屈辱だの、怒りだの、劣等感だの…
人間よりも合理的な判断を下すはずの契約者たちが抱く感情の不思議さ。
シュレーダー博士に会いに来た霧原に明かされていくのは、ヘヴンズゲートの
二の舞にさせないため、東京のヘルズゲートを閉じるという「組織」による
国家規模の契約者殲滅プログラムだった。天文部のデータはパンドラにダダ漏れ
状態、部長が噛んでいた事から霧原自身も組織の一部だったし、そもそも霧原が
追っていたBK-201自身が「黒」というコードネームを持つ組織の一員だった。
「パンドラ=組織、または組織の一部」である事は今までの流れで
大体つかめていたので、最終回前に真実が急激にバラされていくのは
いいんだけど、問題はそれを聞いてるのが霧原という未だに何の魅力もない
キャラだった事だよなぁ。どうもなぁ…魅力を感じないんだよなぁ…
もしこの説明を受けて驚くのが久良沢とキコだったら面白かったのに。
空の星は次々と流れ、アンバーが集めた、バスケットボールが
グラビデボールになったりするEPRのメンバーが次々敗れていく。
壁の向こうにあるのはサターンシステムというBK-201が起こす発光現象を
止めるものらしい。大黒斑が起きる30分間に行われるのは、ゲート消失か
南米のような不可侵領域の発現か…残る時間は5時間弱。
エロテレポーターとゆで卵はこのサターンシステムに侵入したものの、
そこに1人の契約者が現れてシステムを破壊する前に炎に焼かれてしまう。
これは3-4話でモラトリアムから契約者として覚醒した炎の能力を使う舞だ。
いつか出てくるといいとは思ったけどホントに出てきた!
そして時は戻る…
やはりアンバーの能力は時を操るものらしい。
その対価は教祖同様自らの時間か。戻ったゆで卵は先に舞を倒してサターン
システムを破壊したものの、まだ生きていた舞に焼かれて結局は死んでしまう…
ちなみにテレポート女の方は間一髪炎の中から逃げ出していた。
アンバーの能力がどこまで遡れるのかわからないし、見えている結果が
あるなら過程を変えても結局は同じ結果になるのかもよくわからない。
南米ではジュピターシステムと呼ばれていたそれは1機しかなかったために
前回は破壊されて手も足も出なかったけど、今回はダミーを準備していたので
破壊されてももう1つが生きているそうだ。シュレーダー博士は相変わらず
薄気味悪くて嬉しそうだけどそろそろ始末されそうな臭いがぷんぷんするぜ。
ゲートが消失すれば契約者は皆、ドロドロに溶けて死ぬ。
対価を払わないとドロドロに溶けて死ぬとも言われてたのでホントなのか?
人間の体まで変えてしまう「契約」ってのは一体なんなんだ?
アンバーたちは集めていたドールと増幅器を使い、ゲートの中心付近に観測霊を
飛ばしていた。直角に曲がったところにある入り口を抜けると道が壁のよう。
平然とする黒と銀と違い、ダラダラ汗だくのマオが相変わらず可愛すぎる。
そのマオがサーバーに侵入してデータを探っている最中にリンクを切られる。
え、でもそれ切られちゃったら人間の脳データは猫の脳では足りないから
時々置き換えをしないといけないって言ってたじゃん…大丈夫なのか?
一抹の不安を抱えて3人が歩いていくと、やがてそのドールたちとのリンクも
切られてしまう。マオを抱っこして歩く銀と、銀に抱っこされてるマオが
可愛いなぁと思っていると、マオは突然静かな声で呟き始める…
エサは、カリカリじゃない方が好きなんだ…
「面白かったよ、おまえたちと一緒にいると」
いつか…俺にソックリな猫が訪ねてきたら…
サーバーから引き離されたマオの意識は猫の体を離れて消えていく。
1つ1つ流れていく星。契約者がいなくなるたびに、夜空のニセモノの星は
消えていく。星々はどこへいくのか。無数に流れる星空の下、黒と銀は歩く。
縦も横もなく、夜か昼かもわからないような不思議な空間を2人は歩く。
やがて琥珀色に輝く光に辿り着くまで…
そこに待っていたのは、出て行く時には体にぴったりフィットしていた
スーツがブカブカになり、さらに幼い姿になったアンバーだった。
次回、最終回。誰もいない李の部屋に夕陽が差し込む…
ところで何で今回OPがなかったんだべ?
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最終話 死神の見る夢は、黒より暗い暗闇か? | 2007/9/28 |
「さようなら、お兄ちゃん」「さようなら…シン」
おっしゃーっ!!!!!
やっぱり黒は契約者ではなく、最初から最後まで人間だった!
白が黒の中にいたんだよという言葉もあったけど、実際には白、つまりかつての
BK-201の「物質を量子レベルで全く別のものに変えてしまう」という能力により
白が自身と自身の力を黒の中に取り込ませて変換し、その能力の一部である
電撃だけを表出させた、いわば人間が「契約者風に変異した」契約者だった。
それは「モラトリアムより契約者に近く、契約者と呼ぶには人間に近い存在」
といえるんじゃないかな。
組織が契約者を全て滅ぼそうとしている事に、最初に気づいたのは白だった…
合理的で命じられた事を淡々とこなす契約者のはずの白が、組織に対して
疑問を抱いたのは黒のため。契約者になった妹を受け入れるため、黒は
自らの感情を殺して人を殺す暗殺者となって白の傍にいる事を選んだ。
本当は、誰も殺したくない…星を眺めるのが好きな穏やかな人間でいたい…
その想いが黒に仮面を被らせ、押し殺した感情を身につけさせた。
「あの子たちは、死んじゃったんだね…」
ああ、前回のドールたちが死んじゃったなら、EPRもほぼ壊滅したのか。
街ではシールドを張り、巨大な落とし穴を作り出す幼い子供の契約者も
後ろからロケットランチャーに狙われて死ぬというエゲツない戦争状態。
大黒斑の時間は迫り、人間と契約者の生き残りをかけて戦いは白熱する。
「あたしたちと違って、黒は人間だから…昔も今も」
だからきっと、契約者と人間のどちらかを選ぶなんてできないと思ったの。
今でなければ私の言葉を信じない。もっと早くに話したら、黒はきっと
組織を抜けようとして、今日まで生き残ってこられたかわからない…
久良沢と並ぶくらい魅力的なキャラだったノーベンバー、猫のくせに表情が
コロコロ変わるマオ、愛する心を持っていた志保子、父のために泣いた舞…
他にも体を失くしたために自分の臭いにこだわったヤツや、失った娘への償いに
異物を食べ続けるヤツ、心の声を詩にしたためるヤツや、嫉妬から無駄な戦いを
選んだり、負けた屈辱を晴らそうとしたり…子供を食らっていた鬼が、子供の
笑顔に癒されて苦しみ、自らの行為を悔いていた…契約者は合理的で感情がない
なんてウソばっかりと思えるほど、人間臭くてバカで愛すべきキャラばかり。
誰ともなく、いつともなく変化は訪れた。
眼に見えた変化ではないけれど、いつしか仲間が増え、情報を共有し、
自分たちを消そうとする組織に対抗しようと団結し始めたのがEPR。
契約者の変化だけを描いたら唐突な設定に感じたかもしれないけど、ドールの
銀やジュライも変わっていったこと、そして何より人間である黄が、最初の頃の
イヤミな親父から味のあるいいヤツに変わっていったことが説得力を持たせる。
そうそう、ドールを人間扱いして愛したチンピラと、それを守った兄貴もいた。
人は皆、変わっていける…契約者もドールもモラトリアムも、人だからこそ…
白の能力を使う事で不可侵領域を作り出し、ゲートが消える事を防げる。
ゲートが消えなければ契約者は消えない。そして黒は白に会える。
けれど黒の心には迷いが生じる。
「この街の奴らはどうなる…?」
大家さん、アパートの皆、ヘンテコな探偵と助手、女刑事さん、ほうむらん軒…
契約者が助かっても人が消えてしまう。人を助けるなら契約者はいなくなる。
その時サターンシステムが発動され、アンバーはなにやら白く丸く光るものを
黒の胸に押し当てる。光に包まれて全てが無に帰す瞬間。幼い黒の頭上には
あれほど焦がれた本物の星空が拡がる。けれど黒は泣き出してしまう。
誰もいなくなった世界で、星空だけがあっても一体なんになる?
黒は白に本物の美しい空を見せてやりたかったのに…
ニックに共感を覚えたのは、彼もまた妹に星を見せたがっていたからなのに…
「存在までもどっちつかず」「契約者のフリなんかするからややこしくなる」
ノーベンバー、マオ、黄…逝ってしまった「仲間」たちが現れる。
どっちかを選べないなら、どっちも選べばいいだろう…
契約者らしく合理的な判断で、人間らしく心のままに。
心を殺した黒を思いやり、黒が平穏な生活を取り戻せるよう願った白。
そして同じように黒に平穏を与えたかったのが恋人のアンバー。
黒が真実を知ってなお、生きていけるように願ったのは銀。
やっぱり黒の黒による黒のためのたらしアニメだったよ!!
この女トリオに霧原まで加わってるんだから断然決定だよね。
それを聞いて黒は笑顔を見せる。
アンバーはそれでいいの、と聞く。でも答えは聞かない。
南米ではできなかった妹との別れを、晴れやかな表情で受け入れる黒。
首を絞めて殺そうとまでした妹を、それでも黒は愛していた。
だから妹を探し続けた。BK-201として。契約者の振りをして。
全てが消え、時の逆流に巻き込まれ始めた黒はそれに抗い、元に戻ろうとする。
「銀!」
いつでも自分を見続けて助けてくれた銀の名を呼び、伸ばされた手を取る。
「私を1人にしないで!」
それは黒の叫びでもあったろう。
時は再び戻る。そこにはもう対価を使い果たしたアンバーの姿はない。
あれは黒に選択を任せるため、アンバーが見せてくれた未来だった。
選択は終わった。あとは実行すればいい。
「BK-201はエクスプロージョンを引き起こさない!」
霧原が見たサターンシステムの射撃ポイントに黒はいない。
黒が立っていたのはゆで卵たちが壊し損ねたサターンシステム本体の上。
黒はそのまま白の力を解放し、青い光はそこにある全ての物質を包み込んだ。
同時に発射されたシステムは不発…黒が放った白の能力により量子レベルで
変わってしまったそれは、もはや何の攻撃も出来なくなってしまった。
いや〜、それにしても最後までマッドな電波発言を繰り返した
博士じゃなく、エリック西島が殺されるとは思わなかったよ!!
ヒゲ部長により虫けらのように撃ち殺されるエリック哀れ。
モロにトカゲの尻尾切りを見せられた霧原は部長を断罪しようとして
いつの間にか取り戻していた携帯で会話を録音したものの首絞めピンチ。
契約者よりずっと合理的で怖いのは利害関係を意識した人間かもしれない。
「待って、李くん!」「…李という男は死んだ」
思いっきり正体バラしとるしー!このたらし野郎が!
霧原を救い、何処ともなく消えていった黒。
戦いは終わり、街には一部が崩れたゲートが残されて再び日常が訪れる…
アンバーが言ったように結局ゲートが現れた理由がわからなかったり、
契約者ってのがなぜ出現するのか、そもそも一体何と契約しているのか、
払われた対価の意味はなんなのかなど、細かいところはさっぱりわからんけど、
私的には途中で何度もグラつくようなエピソードを挟まれつつも最初から
最後まで疑い続けていた「黒は契約者ではない」が明かされたので大満足。
眼が赤く光るじゃんとか、実際に電撃使ってるじゃんと否定されながらも
「それでも黒は人間だ」と信じた。いや〜、ガリレオの気持ちがわかったよ。
何しろ今まで見たオリジナル作品は全てポシャッているボンズ作品だけに
始まった時はどうなる事かと思ったDTBだけど、終わってみれば十分
合格ラインを超えていた。作画は全く問題なく素晴らしかったし、
黒のワイヤーアクションも契約者との様々な能力バトルも面白かった。
スタッフ、キャストの皆さん、お疲れ様でした!意外(失礼)にも楽しめました。
ちなみに私が視聴した「水樹嬢がヒロインのアニメは主人公と結ばれない」記録も更新中!
今回は前回とはうってかわっていつも通りのOPあり。
今期の作品はEDは変わるけどOPは削らずそのままというのが多い気がする。
スタッフロールが流れ始め、霧原の語りに乗って皆の後日談が描かれていく。
酒盛り中?のアパートの連中、えさを食べに来ない猫を待つ娘、ラーメンを食う
久良沢と怒ってるキコ、ノーベンバーが死んだ場所に花を手向けるエイプリル。
霧原が訪ねた李の部屋には何も残っていない。この部屋から見えたゲートには、
1話にはなかった彼が開けた穴が開いている。少しは風通しがよくなったかね…
求める人に似た姿を見て走り出す霧原だけど、夕陽の中、結局追いつけない。
黒は消えてしまった。けれど傍らには銀がいる。そして友の面影を残す猫も。
やがて訪れる夕闇に紛れ、街を包む夜の闇の中に身を潜めて黒は生きるだろう。
闇は夜より黒より暗いけれど、だからこそ光が差し込めば、きっと迷わない。
△(2007/9/29記)
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