バジリスク -甲賀忍法帖- レビュー 1-24

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バジリスク -甲賀忍法帖-

「バジリスク」とは

バジリスクは2005年4月から2005年9月までU局で放映された作品。
GONZOがアニメファンドを設立して鳴り物入りでアニメ化したものの、
それほど回収に成功したとは言えなかったようだ。
局での放映=DVD販促のはずが、知名度の低さで裏目に出てしまったんだろうか。

しかしこれは巌窟王並の作画だった。
同時期にやってたスピードグラファーが「それはお笑い?」という作画で
楽しませてくれた(言っておくがスピグラはガラ艦とは違って名作だぞ!)
反面、GONZOの作画力は全てこっちに結集したと言っていいくらい。
なのに地味。いい作品なのに地味。原作は有名なのになぜか地味。
まぁ最後は全員死んでしまうのだから無理はないけれど…

OPはすごい。
何がすごいって陰陽座のノリノリぶりが怖いくらいすごい。
PVなんかそこまでやるかというくらいのコスプレショーになっている。

少し間延びしてしまうのが欠点で、24話もいらなかったと思う。
20話くらいできっちりまとめたらすっきりしただろう。
最終回の美しさは言葉もない。原作とはまた違う味がある。
今でも水樹奈々演じる朧が微笑みながら言った最後の一言、

「だいすきです…げんのすけさま」

は耳に残り、思い出すだけで泣けてくる名演技だったと思う。
(ホントに平仮名で喋っているイメージなのだ)

(2007/5/27 まとめ)
01 / 02 / 03 / 04 / 05 / 06 / 07 / 08 / 09 / 10 / 11 / 12 / 13 14 / 15 / 16 / 17 / 18 / 19 / 20 / 21 / 22 / 23 / 最終話
第一話 相思相殺
2005/4/12

OPからしてすごい作画クォリティにビックリ。
さすがはアニメ・ファンド、出資者のチェックに応えないと次はないもんね。

原作は一巻だけ手元にあって集め損なったまま完結してしまった。
せがわまさき氏のクセのある絵柄とバケモノ対決の描写は嫌いじゃない。
でもアニメの方がより美麗だね。色がつくと安っぽくなるものが多いのに、
むしろ色がついてる方がずっとリアルで見やすいし感情移入もしやすかった。

弾正とお幻の因縁は一巻にはなく二人が流れていくワンカットしかなかったが、
二人の悲恋は後々語られたのかな?織田の襲撃を受けた伊賀鍔隠れの里は壊滅、
その残党狩りを甲賀卍谷衆が命を受けて、この二人の仲は引き裂かれた…
なるほどこの因縁があってこそ、十人衆最初の戦闘で命を落とした二人のあの
ラストシーンが決まるんだ。不覚にもちょっとズキンときてしまったよ。
若い二人が寄り添い眠るカット、鷹が巻物を持って飛び去ってバラード調EDへ、
ED後にここでサブタイ、間髪入れず予告。隙がないなぁ。

そして舞台はまるで往年の祖父母のように逢瀬を楽しむ弦之介と朧の土岐峠へ。

(2005/5/4記)
第二話 胎動弐場
2005/4/19

弦之介と朧のラブラブぶりと伊賀衆の登場まで。
もう弦ちゃんが何かするたび何か喋るたびに頬を染める朧ちゃんの弦之介さま
ラブっぷりが可愛いこと。トイレ覗いてもハナクソほじっててもラブって感じ。
背中に負ぶわれて昇天眠ってしまうあたり、男の前で女が無防備に
眠るというのは信頼の証ですよ殿方の皆様(でも警戒心持つほど意識してないとも言う)

巻物を取り合ってゴムゴムのムチとハートさまの夢の対決。
ゴムには刃物、ハートさまにはガトリングパンチだ!
ニンニンズが弦之介さまに失礼なことを言ったーと怒って巻物をぶん投げる朧。
もうホントに弦ちゃん以外はどうでもいいらしい。一足先に両者の不戦の約定が
解かれた事を知り、弦之介を里に招待する怪しさ爆発の笑顔が笑える。

EDが激しい曲に変わった。話の内容で使い分けていく気かな?

(2005/5/4記)
第三話 凶蟲無残
2005/4/26

地虫十兵衛出たーーーーー!
うわ、すごいすごい!修正なしでまんま出た!蛇腹もガシャッ!
槍の先をもう一回飲んで「ゴグリ」と喉を鳴らすのがキモい。
げえぇっぷとするのもさらにキモい。

しかしツメが甘いよね地虫。たとえ一撃で倒しても刎頚した方がいいと思う。
私なら絶対死体損壊しとくわ。典膳じゃなくても甦りそうじゃん忍者って。
それは将監にも言えるけど。有利な立場に立ったからってちんたらしてたら
ダメでしょうが!縛りきれてないヤツがいるんだし、他にも助っ人が来るかも
しれないじゃないか!将監をザクザクとメッタ刺しにする蛍火は正解。

映った影で手を繋ぐ朧ちゃんがねー、乙女なんですよ。恥ずかしいんですよ。
それを見て手を握ってやる弦之介さまがねー、もうニブいんだか勘がいいんだか
ようわからんのだがラブラブなんだよ。どこからどう見てもバカップルだよ。
ところで天膳の声がもう速水奨以外考えられんのですが。ハマり過ぎッス。

(2005/5/7記)
第四話 妖郭夜行
2005/5/3

逢瀬の度に笛と舞の稽古をしていた二人。
何をしていると思うたのじゃ?いやそれはもうこうあんな事やこんな事や…
二人きりになっても楽しいお喋りだけ、朧のさりげないアピールに早く寝ろと
言ったり。弦之介さま、あんた若いのにそんな朴念仁で大丈夫なんですか?
ああ歯痒い。よいではないかよいではないか、あーれー!

「降りてきぃや!」
陣五郎を叱りつける朧がカッコいい。
裸より帯をまとってる方がむしろエロい朱絹さんの技って血を噴出して
どうするのかイマイチわからない。水入りになっちゃったせいもあるけど。

み…ず……み…ず…のナメクジ陣五郎が優位だった丈助を逆転、
体内に入り込んで水に沈めて討ち取る。ホントに甲賀者はツメが甘い!
1巻だけでもう4人も殺られてこの後は大丈夫なのかと本気で心配したよ。

これで1巻終了。私は2巻から先を全く読んでないので幸運にも
次回からは先がわからないオリジナル風に楽しむ事ができそう。
笛の音に混じるブレスが実にリアルでございました本物だよ!

(2005/5/7記)
第五話 忍者六儀
2005/5/10

「卍谷の塀には耳があるぞ…」

ありますた。耳どころか他のものも色々ついてますた。
で、彼は体色をカメレオンの如く周りに合わせられるというアビリティが
あるようだけど、服は色が変わらないのでもちろん全裸でしょうな?
しかも彼の場合あまり想像したくない全裸全裸全裸言うな。

なんだか縁起の悪そうなBGMに乗って5人でノコノコ乗りこんできた伊賀者を
甲賀者が迎え撃つ。これまでどうにも分が悪かった(もう半分近く始末されてるし)
甲賀の巻き返しだ!巻き返し…巻き返…せてないよ!全然ダメじゃん!
今回は十人衆は無事だったがザコ忍の皆さんが大勢お亡くなりになりました。

しかし髪の毛バトルはやっぱりくのいちの方がいいですな。
鼻毛にばっかり眼が行って困る。わっ、ハナゲ!おっ、ハナゲ!<慣れろや
悶えるゴムじじぃがやけに描き込まれて面白い動きをしてて笑えた。
「何をしとるんだ蝋斉」
いやあんた、どう見ても何かヤバい事になってるだろ!ここ敵地なんだし!

前回ちょうちょ能力を見せた蛍火は着物姿で大立ち回りをしつつ、
仕込んだ蛇、ホワイトスネークカモン!が援護。
それにしてもものすごい即効性の神経毒だ。ウミヘビかアレは。
同じく前回はただの鉄砲玉っぽかった小四郎にはカマイタチという
風を操る技がある事が判明し、将監モドキを撃破。
単にカマ持ってるからカマイタチじゃないのね。

お胡夷が追ってた謎忍者は公式HPに出てた。早いよ情報出すの!
全員が全員原作を読んでるわけじゃないんだから
せめて正体わかってからにしてくださいよ。

「太った殿方は…好みではないと…」
「ひどーい」
あんたねぇ!自分の男は美丈夫だからいいけどさ、好みでも
なんでもない男に迫られるのは迷惑千万に決まっとろーが!
朧って自分が幸せな時は絶対友達を顧みないタイプのコだ、きっと。


第六話 降涙恋慕
2005/5/17

6話目にしてようやく伊賀者の一人目脱落。
でもお胡夷がとっ捕まったのでプラマイゼロ。
ハナゲっ!ハナゲがっ!もうハナゲにしか目が行きません。髪よりハナゲ。
自分のハナゲも出てるんじゃないかと真夜中に鏡を覗いてしまうハナゲ日和。
けどあれ、お胡夷さん原作では絶対マッパでしょ。
「剥いておいた」と言ってるのにある程度服残ってるじゃん!詐欺じゃん!
でもTV埼玉はBPOのCM流れまくりだからね。くわばらくわばら。

第1話で巻物をすり取られて以来出番のなかったマヌケ夜叉丸は
天膳の声音に騙されて不戦の約定が破られたところまでペラペラペララ。
霞刑部にくびり殺される時は何してるんだ早く脚から髪の毛出せと思ったが、
脚そのものをチラ見しちゃダメだろ。なにか狙ってるとバレバレでゴキリ。
いいとこなく脱落。許婚の蛍火もその気配を知ったのか鍔隠れで崩れ落ちる。

小四郎がその蛍火を見てるのはなんで?この3人、三角関係だったの?
それとも弦之介が死ねば朧もああして雨に濡れるのかとか言ってるから
カマイタチは朧さまラブなの?そもそも天膳のお稚児さんじゃないの?

夜叉丸のデスマスクでそっくりに化け、甲賀の反撃開始。
まずは8-6(うち1名捕虜だけど)をひっくり返せるか?


第七話 人肌地獄
2005/5/24
汁気たっぷりの達者なじーさんじゃ」
だから真夜中に爆笑させないでくれって。
こういうセリフって原作で読んでたら普通に読み進んじゃうと思うんだけど、
アニメになって動きと役者さんの演技がつくとホントに生き生きしてくるから
つい吹き出しちゃうよ。汁気たっぷりどころかそこで干からびてますがな!

「手篭めにされて生きていけぬ」
お胡夷さんの描きこみがハンパなくむっちりんこでドッキドキ。
パンツなんか履いてないのでフトモモの奥にある禁断の花園まで見えそうです。
もうちょっと…もうちょ…エロいよ!エロすぎるよ!
蝋齋の首にかぶりつこうとする唇と舌の動きがこれまたエーローい。

夜叉丸に化けた左衛門と蛍火のシーンは随分長々とした間を取ってたな。
「そういう仲であったか…」
誰かに完璧に化けて潜入するってのは、ハマればかなり有効な手だけど
下調べがあってこそですな。情報がなくてヤバげな事を言っちゃうと
おぬしは誰じゃ出あえ出あえになってしまう。
攻撃したのは髪型が違うからと恐縮して蛍火が謝れば、
将監にはトドメを入れましたと聞いて左衛門がひくひく。
ヘビに噛まれた左衛門の指をちゅぱちゅぱと吸う蛍火の上目遣いは狙い過ぎ。
正体を見破ったのに叩き付けられたヘビ哀れ。

それにしても弦之介、あんたまだ帰らんの?


第八話 血煙無情
2005/5/31

「あに…さま…あに…さま…あに……さ…ま…」

    爺を一人倒しました…
    そうか…えらいぞ。よくやった…

すっぽんぽんで果敢に戦った肉感エロ娘お胡夷逝く。
しかし実は不覚にも感動してしまった。
伊賀者に見られないよう、そっと触れ合い、合図のように握られる手がね。
真っ赤な血とともにこぼたれていく命がね。泣けるのです。

ハナゲの髪の毛ヤマアラシで体中を貫かれたお胡夷。
蛍火から甲賀の娘を塩倉に閉じ込めてあると聞き、動揺を隠して急ぐ左衛門。
この兄妹の最期の絆にホロリ。おいおい普通はそれ逆じゃないのかという
左衛門の膝枕でのんびりと寛ぐ在りし日のお胡夷の姿が悲しい。

「やまぬ雨などない…」
無情に暗く冷たそうな雨もよかったし、さりげなく左衛門の後ろから
ひょいと覗く蛍火や、勝利に気持ちが高ぶって饒舌になっているハナゲが
「よそに女でも作ったか?」と夜叉丸をからかったり、それを蛍火に本気で
怒られたりというコマい部分も、コンテから演出からすべてバランスが絶妙で
素晴らしい。ハナゲは他にも水を欲しがる陣五郎を雨の中へ放り投げたり
いちいちやることが面白いんだけど。内海ヴォイスというのがまたいいのか。

典膳から不戦の約定が破られ、殺しあうことになったと聞かされた朧が
塩倉にやってきたため、破幻の瞳で物真似を破られた左衛門が投げた
巻物をなめくじ陣五郎と土に擬態していた刑部が取り合う。
オッサンのフルチンバトルはホント、嬉しくもなんともないんだけどね。
見えないとは思いつつ見えたらどうしようと悪い汗かいちゃうね。

左衛門がへたりこんで口も利けない状態を蛇の毒のせいにしたり
手をぷいぷいと振るだけで答えたりするのもお胡夷の惨状を見て
怒りと悲しみを抑え込んでることが良く出ていて秀逸。
血まみれのお胡夷の死体を見て立ちすくむ朧もいい。

「卍谷へ帰ろう」
真実を知った弦之介は呟く。
和睦の舞を奏でた笛が虚しく映るショット。
この回はきっと原作と漫画もいいんだろうな〜。動きがついてさらによくなった
感じがする。見たかっただけのことはあって満足。もちろん次回も楽しみだ。


第九話 哀絶霖雨
2005/6/7

だから地方局(テレビ埼玉)なのに野球で延長するなって!(泣)
こっちの確認ミスなんだけど野球延長で尻切れ10分。くそぅ。
なので木曜日にテレビ神奈川で視聴予定。同日放映じゃなくて助かった♪
(このために真夜中、マニュアル出してチャンネル設定してる自分ってどアホ


「破幻の瞳と旋風のカマイタチがあれば勝てるッ!!!」
大鎌ならば避けられようが小四郎のカマイタチならば避けられまい!
小四郎の後ろにお回りくだされ朧さま!弦之介を見なされ朧さま!

天膳さん、あんたどうでもいいけど敵の前だってのにデカい声で
「あーしろこーしろ」って言い過ぎでは?それじゃバレバレですやん。
しかも朧が全然言う事を聞かないもんだから、しつけのできてない犬に
「お座り!お手!待て!」と命令してる泣きそうな飼い主みたいで、
これまた面白くて面白くて。おぼろー!戻って来ーい!こら、朱絹ッ!
おぼろが逃げてしもうたではないか。なぜ手綱を放したのじゃバカモノ!

「お胡夷も…死んだのか…」
事実を知り、ほとんど台詞のない弦之介の言葉の中で一番ズキンと来た言葉。
やっぱりあの最期のシーンは秀逸だったからなぁ…泣けるよ。胸が痛いもん。
やっぱり死のシーンってのはあれくらいの気合をもって描いてくれないと。
弦之介の瞳術は殺意を持って向かってくる者をその意思と裏腹に自刃させる
能力なのか?自らの刃で顔半分を斬り、忍者の頭がポーンと飛ぶ。
さすがに眼からビームではなかったけど弦ちゃんアイは光ってる。

おまえ夜叉丸をやったじゃん、おまえこそ将監をやっただろとガキのケンカか。
帰ろうとする弦之介につき従う刑部と佐衛門が、手も足も出せずに道を開ける
伊賀者を見てニヤリと笑ったのが印象的。へへん、うちのボス強いだろ。

恋に溺れる朧が破幻で破ったのは弦之介ではなく小四郎の技。
小四郎が術を破られてうぐっと言ってるのにピカー!光ってる、光ってるよ!
自らのカマイタチで眼を刻まれ、命は取りとめたもののニンニンバトルからは
一時脱落。弦之介も「その手で大鎌を振るうか」と言いつつ容赦ないな〜。

朧の呼びかけにも視線すらやらず。そりゃどうしようもないだろうけど、女から
見るとあまりに冷たいよ弦ちゃん…一方朧は自らの眼を封印し、戦いを拒否。
天膳がまたやってもーたー!
あなたさまの破幻の瞳にかかってるのですぞ!と熱弁を振るったくせに
考える時間なんかやったりして、そもそも恋しい人と戦いたくないと思ってる
朧たんを一人になんかするからだ。この人もしかしてこの後もずっとおバカ?

EDが第1話のミディアムバラードに変更。私、実はこっちの方が好き。
OPがスピード感ありまくりなのでEDはしっとり系の方が合う。人も一杯死ぬし。

(2005/6/9記)
第十話 神祖御諚
2005/6/14

総集編〜!?折り返しにはちと早いんじゃないの?
弦之介覚醒でまずは一区切りって事なのかな。ちぇ。

誰と誰がどんな能力でバトったかのダイジェスト。
見逃しちゃった人にはいいかもしれないけどしっかり見てたこっちには…
でも「なぁんとぉ!」「ぬぬぅ…」「して、いかようにぃ?」など一人で
ビックリしまくる柳生のおかげで規夫節がいっぱい聞けたのでま、いいか。

竹千代が愚鈍そうに描かれてるのとお福とおえいが怖すぎです。
そして座を辞そうとする服部響八郎をジロリと睨む家康は、
殺しあう20人の精鋭が大坂攻めに役に立ったかもしれないと呟く。
これってそういえば服部の提案だったし、あれ?まさか潰し合わせたって事?


第十一話 石礫無告
2005/6/21

朧は弦之介と戦いたくないがゆえ、そしてはからずも小四郎を
傷つけたようにはもう二度と伊賀者を傷つけないために瞳を閉じた。
天膳もこれはしたり、うっかりうっかり…って、たわけた事をーーーーー!!
伊賀者、生き残りは多いけどなんかダメっぽい。天膳のリストラが急務かも。

甲賀の方では陽炎さんがとにかく悪いのは朧ですと朧との縁が切れた事が
よほど嬉しいらしく血気盛んに槍玉に挙げてる。嫉妬って感情はホント、
心を削るよな。嫉妬深くない人には嫉妬する人が自らをもズタズタに
傷つけているとはよもや思うまい(ただ怖いナーくらいにしか思ってないだろう)

一方で弦之介は巻物を伊賀に戻し、今甲賀へ行って谷の者を殺したりしたら
許さんよと釘をさし、家康の真意を確かめに5人を連れて駿府へ向かう。
そして自分たちを追ってこいとも(ついでかよ!

生き残った連中も一枚岩というわけにはいかず、刑部は1人戦列を離れて伊賀の
後ろへ廻りこみ(忍者らしいっちゃらしい)ハナゲは独断で弦之介に挑みかかる。
っていうか、なになに?弦之介は蛍火のヘビの毒で眼を塞がれて瞳術が
使えないのに、あの時豹馬に触れたのかな?すると念鬼は自らの髪の毛で
スマキに。ええ〜?なんで技が発動するの?あれが豹馬の能力って事?

陽炎の弦之介の想いが体から毒を吹き出させるってのがおとろしい。
虫が死んだよ!蚊に食われやすい人は羨ましいよねきっと<いや羨ましくなんかないだろー
「抱いてくださりませ」
陽炎の母親もあのような体質であった…って恐ろしいですな。
交尾の後にオスの頭食いちぎるカマキリとか、ネコ科の獣も交尾後に
油断してるとメスに酷い反撃を受けて重症を負ったりするらしいとか。
決死の覚悟で挑まねば…ってそこまでしてヤりたいか。元気だのぅ。

迫る陽炎×拒む弦之介。受け止めたら死んじゃうもんなぁ。
頭領と共に死にたいと願う陽炎に、ならば人別帳にあった伊賀者を
1人でも多く道連れにしろってなかなかシビアな事言いますな弦ちゃんは。
だってそれって他の男にどんどん抱かれなさいって事でしょ。
佐衛門たちだって気づいてる陽炎の想いを知りながら冷たい。
ならば朧を討ってくださいと頼む陽炎が切ない。

次は夜叉丸を通じて変な縁が出来た佐衛門VS蛍火かな。
朧のダメくの一ぶりが可愛かった。


第十二話 追想幻燈
2005/6/28

「そろそろ…」
すくっと立ち上がる朱絹につられて立ち上がる小四郎。
「…(困ったように)共に戻るのは…」
「…む…」
また座る小四郎。
この小四郎のマヌケな動きがやけに可愛いんだけど。

「あれは人か魔か…」
そういうおまえは怪盗黒頭巾みたいだぞ。
予告でうわなんか変なのがいると思ったら小四郎だったのか。
眼が見えないのに雨の中こんな足場の悪いところに来られただけでも
すごいのに、朱絹の気配にはビビりまくってひっくり返り川でずぶ濡れ。
今の自分はただ、雨に濡れて泣く朧の涙を見なくて済むというのが切ない。

「どこにも行かないでおくれ…」
濡れそぼった朱絹の服を掴んで脅えたように呟く朧。
もう誰もいなくならないでおくれ…
己の力足らずと不甲斐なさに嘆く小四郎を抱き締める優しい女の顔、
傷つき脅える朧を慰める母や姉のような顔を見せる朱絹。
弦之介が置いていった笛を、朧の気持ちを慮って袂にしのばせているのも
女性としての細やかさと優しい雰囲気が出ててやけにいい感じですよ朱絹。

小四郎が夜叉丸を思って泣く姿を見ていた蛍火は佐衛門の追撃を受けて
手負いになる。袴を破ってフトモモを縛るのは激しくエ・ロ・い!
「血に染まったおまえの手なんか…見たくねぇ」
夜叉丸ってあんなキャラだったんだな。在りし日のらぶらぶカップルぶりが
もう永久に失われたというのはいくら思い起こしても哀しい。

でもそれは佐衛門とて同じこと。妹の命を奪った念鬼の亡骸をベリッと
引き剥がす時の無表情ながら静かに感情を爆発させている行動にゾクリ。
そして死んだ念鬼に成り代わり、再び蛍火に追いついて激突必至…

と思ったら予告の天膳、なになに!?ナニやってんのアイツ!?


第十三話 胡蝶乱舞
2005/7/5

もう念鬼に化けた佐衛門と蛍火が話してる間中気になって気になって。
志村志村、気づけよ、指ゆび!マハールターマラフーランパ♪

「ほう、見破るとは」
えっ!?ホータイ、わざと残してるのかと思ってたよ!
余裕だからかと思ってたよ。あんたももしや相当の粗忽佐衛門か?

佐衛門の正体に気づいた蛍火が飛び退り、チラリと見える
いろっぺーフトモモを翻して蹴りをしかける。
避ける佐衛門が間を詰め、蛍火が印を切ろうとした瞬間、一閃!

ぶっ飛んでいく黒い塊。
(斬った!?!?)
正直ドキリとした。いや、違うかもしれない…服かも…いやしかし…

そして蛍火のアップと共に腹に突き刺さるクナイ。
信じられないものを見るような蛍火がズシャッと腰を落とす。
涙と血。虫の息の彼女の目に映るのは愛しい夜叉丸。
彼女が差し伸べる両の腕は肘から先がない。
やっぱりあれは印を切らせまいと佐衛門が切り裂いた腕だったか。

夜叉丸殿…夜叉丸どの…やしゃまる…どの…
徐々に失われていく眼の光。冷めていく顔色。今際の際に男の名を呼ぶ女。
黙って見つめていた佐衛門がかすかに頷くと、満足げに笑い、落ちていく。
谷底からはデスティニー蛾ンダ虫…ではなく、ピンクの胡蝶が舞う。
憐れな魂を愛しい男の元へ運ぶように。血塗られた宿命から解き放たれて。

「伊賀の7人…弦之介さまは私も敵の1人として指を折られた」
急激に差が詰まっていまや5対5のタイに。
次は陣五郎かな。ってか海に落ちたら終わりじゃん。
眼が見えない朧を自分も見えないのに支えたり、
手探りで木彫りをする小四郎はすごいと思う。
そして刑部が!そこここで睨む刑部がこえー!!

弦之介が障子を開けて外へ出て行くと一瞬遅れて炎が揺らぎ、陽炎の髪が風に
なぶられる…ドラマではタイミングを計って何度もカメリハするんだろうけど
一番綺麗にこの瞬間を捉えられてしかも動かせるのはアニメならではだと思う。

でも天膳と朧の睨みあいはいくらなんでもちょっと長すぎだよ。
最後の最後だけ長過ぎてダレた。もうちょっと時間配分上手に頼みます。


第十四話 散花海峡
2005/7/12

「すまぬが、眼を伏せては下さらぬか…」
よし、あと一歩!のところで小四郎の声。実に惜しかった。
そうか、ここで天膳様がお呼びですとお声がかかってたのか。
ちょっと2人の雰囲気が違ってたのもそれでだったか。

エロ天膳、朧ちゃんを襲いまくるの巻。
眼が開かぬ七夜のうちに弦之介に討たれようという朧。
まぁこんな頭を頂いてたら部下が焦るのもわからぬではないけどさ、
だからってあんた、趣味と実益を兼ねていいコトしようっつーのはどうよ?
どっちかっつーと趣味8実益1.5うっかり0.5みたいなうっかりってなぁ

伊賀の精を注ぎ込む。私の女房になりなされ。
「たわけっ!」
弦之介を敵と思えぬそなたの心を決めさせるにはもはやこれしか法はない!
わしとて断腸の思いなのですハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ
ささ今すぐここで契ろうではありませぬかハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ
あの…めちゃくちゃ楽しそうなんですけど?(疑り)

わしがイヤなら陣五郎か小四郎か…いくらなんでもナメクジは可哀想なんで
せめて小四郎で。いや、むしろ小四郎で。第一たとえ朧が小四郎と答えても
絶対やめなかったと思うなテンテンは。ほれ、熱ぅなってきたではないかと
乳揉みまくり。ヤるなら早くヤればいいものをどう考えても楽しんでるよな。

小四郎の葛藤がおもろい。姫さま、天膳さま、姫さま、天膳さま…
憤りでカマイタチがスパスパ発動してるのが笑えた。迷惑な技だな。
恩義と恋心とで板挟みしてるうちに刑部が天膳を縊ってくれてよかったね。
でも「おやめくだされ」が聞こえてたらヤバヤバかもよ?

刑部に海に投げ捨てられちゃった陣五郎のポーズに吹き出した。
必死なのにおもろすぎる。よくやったぞ陣五郎。最後面白かった!
朱絹が潔く脱いで飛び込み、死して屍拾うもの…あ、あら…溶けちゃったわ…

だからね、前から言ってるけど生き返るという事を考慮しなくても
忍者の死体は絶対そのままにしといたらいかんと思うよ。
天膳もすぐ海に捨てればよかったのに。
生き返ったら360度海だったらさすがのテンテンもヤバいと思う。


第十五話 波濤獄門
2005/7/19

「今こうしているわしはなんじゃ!?」
いや、なんじゃ?と力強く聞かれてもなぁ…
変態天膳とかロリエロ天膳とか…

どんな化物もその昔は全力少年でした。
一体何をどう間違うとああいう事になってしまうのか。
厳しい父との修行を兼ねた二人での生活はパパンラブな
刑部にとっては辛くとも楽しく幸せな日々だったと見える。

しかしある時、弾正の名代として伊賀に向かう途中、
伊賀者?の待ち伏せを受けて呆気なく死んでしまった。
「忍びに情は無用じゃ…」死んだ父にに取りすがり泣く刑部。
確かに息子を思い出して隙だらけだったなんて死んでも言えないねパパ。
(死んでる死んでる!)

仇を討ちたい。しかし不戦の約定がそれを拒む。
拒んできた、これまでは…!
船の上で口ゲンカしながら関係ない水夫を斬ったり器物を損壊させる2人。

マッパの刑部が動き回る度にハラハラどきどきする攻防戦。
うぉ、刑部尻しりー!!(丸見えだー!)
だーッ!振り返っちゃダメだーっ!!(そこでストップ!)
ノォー!(見えそうで)危ない刑部、早く潜るんだー!
フーッ、まったくヒヤヒヤさせるヤツだぜ刑部。

この過去シーンを丁寧に描いたせいで刑部の一瞬の隙がうまく生きてくる。
旅芸人の父親が自らの刃から息子を庇って死んだ姿。
その死体に取りすがって泣きじゃくる息子。
そこにいるのはかつての自分たちだ。父の死に泣き、そして彼のように、
自分に対して憎しみをぶつけるように伊賀に対して怒りを煮えたぎらせた。

少年に幼い頃の自分を重ね合わせて自滅する刑部。
こんなの相手にどうするんだと思ってた朱絹が見事な援護を見せ、
血を浴びた刑部を追って天膳は船室の壁ごと貫き殺す。

血の染み付いた戸板はさかい橋の弦之介たちの目に触れられる場所に
たてかけられ、天膳が刑部の血で巻物の名を消す。これで4人と4人。

またひとり逝ってしもうた…
弦之介は死んでいった仲間たちに思いを馳せる。
おじじ、将監、十兵衛、丈助、お胡夷…もう皆、どこにもいない。

そして最後に一言。
それはかすれるような、聞こえるか聞こえないか、吐息とも取れる小さな声。
おぼろ…
ものすごい切ない一言が効きすぎだー!


第十六話 懐抱淡画
2005/7/26

死人祭。
前回いなくなってしまった仲間たちの名を呼んだのはこのためか。

しかし面白かった。
尻を撫でられて飛び出したお胡夷が地面にいる刑部の顔を踏みつけて
ぼたぼた血を出してるのがおかしくておかしくて。
戦いばかりの哀しい忍者たちの日常を切り取った回をここに持ってくると、
ああ、丈助はこんなヤツ、地虫はこうだったろう、将監もこう言いそう、
夜叉丸と蛍火のラブラブ、念鬼や蝋斉の役割…とすごくイメージが深くなる。

もう二度と戻らない日々をこんなに温かくコミカルに描くとはやられたなぁ。
念鬼はいつもおひげで高い高いをしてくれます、なんて言われたら、
変なヒゲ男のイメージしかなかったのに優しさにズキズキ胸が痛むよ。

これを第1話で見せられたって絶対にここまで楽しいとは思えない。
原作にもあるのか、それともアニメのオリジナルなのか…
その線がわからないのはアニメオンリーの私には幸せかもしれない。

「天膳、このぴょろりはなんじゃ?」
天膳にまとわりつく朧に悶える。困っちゃうなこんな可愛いの見せられて。
そりゃもう、確かに朧はショックだわ。父親か伯父のような存在の天膳に
強姦されかけるなんてなぁ。ったく、困ったオッサンだよホントに。
「解せませぬ」
肩や頭にまで上られ、朧が去った後も顔色一つ変えない天膳がおかしくて。

朧と弦之介が初めて会った時と見合いの席で二度目に会った時がうまく
絡んでたのも素晴らしい。「ねぇや、見守っていておくれ」と墓に手を
合わせ、そのねぇやが子供時代には現れてきて、しかも実の母親である…
おお、せつない、せつないぞ。

「伊賀者は卑劣で汚らわしい」
頭領として厳しく育てられている弦之介も朧には思わず心を開く。
瞳と瞳がぶつかり合う描写が瞳に力を持つ二人をよく象徴してて、
一度目は無垢なる者同士、そして二度目ははからずも弦之介は
「隙あらば」の思いを抱いていたのに完全にいなされてしまう。
戦おうにも瞳に殺気が皆無ではなぁ…手が2本しかなかったおかげで
お茶の顔射を受けた弦さまもすっかり天下無敵のドジっ娘のトリコに。
警戒しまくってた弾正が天井に張り付いてるのもウケる。おじじ、ビビり過ぎ。

しゃっくり騒動、コケまくり…どれもベタなのに朧の天然さを際立たせ、
ハードな展開の現在、2人がそれでも尚、互いを思い合う地盤が
見えてくる。「朧」と呟いた弦之介の気持ちも垣間見えて痛々しい。

作画といい演出といい、本当に素晴らしい回だった。ビックリだ。拍手。
きっとアフレコも久々に全員集合で、賑やかで楽しかっただろうな〜^^


第十七話 昏冥流亡
2005/8/2

「よい。見よ、豹馬」

いいトシこいてぴちぴちの朧と祝言を挙げる気マンマンの
むっふんエロオヤジなどとっとと殺してしまえ。
この上自分が触った事もない朧たんのおっぱいをモミモミしたなんて
知ったら弦ちゃんの怒りはさらにマックスに達した事であろう。

家康に真意を問いただし、これまでの事を痛み分けとして水に流せぬか。
そして長きに渡る憎悪の鎖を断ち切ろうではないか…
迷いながらも甲賀を守らねばならない弦之介の言葉を代弁する豹馬。
「たわごとを!ならばあの果たし状はなんじゃ!」
そりゃごもっとも。いいこと言った天膳。
「お立場がある!」
そういう建前がまたさらなる憎悪を呼ぶんだけどね。

豹馬の瞳術で念鬼同様自身の刃で首を掻き切る天膳。
私は弦之介様の夜の代役に過ぎませぬ…夜の代役ってそこはかとなくやらしい
あー、なるほど、豹馬は確か弦之介の叔父だったっけ?
血継限界みたいなものなんだ?眼が見えない豹馬は夜だけ弦之介と
同じ技が使えるのね。念鬼の時は弦之介が豹馬の肩に触れてたから、
触れたものの力を発動できるとかそういう力かと思ってた。

朱絹はすっかり小四郎ラブなのか!?あれだけで?えー?
吊り橋?ピンチなかったけど。あ、溺れそうになってたヤツ?えー?
「二組の祝言を上げるもよし」
まだ祝言上げる気か!夢見てるんじゃないこのぴょろりエロオヤジ!

「船の中でのレイプ未遂あれ趣味方便じゃ。忘れよ」
騙されるな小四郎。とはいえ次回小四郎大ピンチ。
何はともあれ忍びの死体の首は斬っとけって。


第十八話 無明払暁
2005/8/9

「見よ、小四郎!」
いや、見えないだろ!とツッコんだら案の定でした。

豹馬は切れる男なのかなと思ってたんだけど結構ウッカリさんで、
盲目の忍だから明らかに目をやられて数日の小四郎よりは
一日の長があるから絶対有利だと思ったのに、囮を投げたまでは
よかったんだけど、小四郎が投げた鎌に自分が引っ掛かっちゃなぁ…
しかも小四郎の鎌はヤケクソスローみたいなもんだからなぁ…

「不覚!」
その気配を読まれてかまいたちを放たれ、顔をえぐられ絶命する豹馬。
その脳裡には走馬灯のように、甥の弦之介との修行の日々が浮かぶ。

目隠しをしたままの修行にイラつく弦之介。
朧とであった時にしろ、弦之介はかなり感情を抑え気味のキャラクター設定
らしいので、イラついて豹馬に噛み付くところなんかは年相応でよかったな。
小鳥に石を投げたりして結構乱暴っぽいところを矯正され、徐々に才覚と
頭領としての懐の大きさを見せていく弦之介を見守り続けた豹馬。

「まこと、ピカピカの太陽じゃ」
太陽は全てを照らし出す。伊賀も甲賀も、何一つ隔てる事なく。
もう一度あの光景を見とうございましたな…
眼の見えぬ豹馬と、目隠しをした弦之介が共に心の眼に焼き付けた光景を。
その瞬間、弦之介が豹馬の名を呼んではっと振り返るのがいい。

豹馬が立ち往生したとは知らず、見えぬ敵に慄き暴れる小四郎が
なんだかやけに可愛い。もういいからコッシー。落ち着きなさい。

阿福の顔がめっちゃめちゃ怖いぃ!
次回は何やらまた動きがあるようなので楽しみだ。
そういえばバジのスタッフブログを見ると、第16話のアフレコは久々の
全員集合でやっぱり同窓会のような和気藹々とした雰囲気だったそうな。


第十九話 猛女姦謀
2005/8/16

えっ?小四郎、あれで終わり?女に毒を盛られてリタイアですかい。
うわー…今までで一番ダメダメでわ。一番安らかに死ねたかもしれんけど。
コイツ、さては童貞だべ?だかが女に触れられたくらいでドギマギし過ぎだ。

画面がとにかく真っ暗でよく見えない。小四郎は眼が見えないから
騙されても仕方ないんだけど、この構図を想像するとおかしくて。
私がもし陽炎の役だったら、後ろでせっせとアホみたいな事を囁く佐衛門の
言葉に吹いちゃって絶対バレちゃうな。何言ってんの佐衛門、みたいな。

いやぁ、でも正直言うと佐衛門自身が化けてるものとばっかり
思ってたので、任務とはいえそこまでするかと感心して見てた。
感心損だった。まぁ最期が男とキスじゃなくてよかったね、小四郎。

天膳が蠢いてる、なんか蠢いてるよ。
何アレ?ウゾウゾ動いてたよ。ああやって生き返るのか。
いつも「あーよく寝た」って感じで起きてる生き返ってるのかと思ってた。

お福の口からついに明かされる両者が戦う理由。
伊賀は竹千代のため、甲賀は国千代のために殺しあう。
戦う理由も知らずに戦っていたのかいとお福に言われて、弦之介が駿府へ行くと
果たし状に書き記していたのを朧が思い出すのはよかったけど、これはちょっと
話を引き伸ばし過ぎたかな。一本にするにはあまりに間延びしすぎてる感じ。


第二十話 仁義流々
2005/8/23

「あやつの技はおなごには効かぬ」
小四郎は陽炎の毒で殺された…
嫉妬と怒りを煽る天膳の言葉にはまり、朱絹は朧を置いて戦いに向かう。

弦之介が朧の元においていった笛を懐に隠し持つ朱絹の優しさに触れ、
それでもなお裏切らねばならない状況に歯を食いしばる佐衛門。
騙しあい、化かしあいの忍同士の戦いに情など無縁だというのに。
これはお胡夷を殺した伊賀者の一味であるのに…

「おまえのその血で地獄の露払いをしやれ!」
じきに朧もそちらへ行く…
血煙を撒き散らし、タイマンで戦っていると思っていた朱絹を後ろから
抑え込む典膳…佐衛門にのみ注がれる朱絹の瞳。彼女の瞳は彼を偽者と
責めていたのか、それとも信じた者が裏切ったという驚きだったのか。
佐衛門がその視線に打ち克てず、思わず眼を逸らしたのがなんとも切ない。

伊賀のたった一人でもよい。近しうなってみればよい…

世迷い事、理想論として聞いていた弦之介の言葉に心が震える。
朧と仲間を案じ続けた。朧が愛した男の、もはや揺るぎない決意を
それでも弦之介を信じる朧に見せつける事はどうしてもできなかった。
思いやり深く優しいおなごであったに違いない。それが自身の命を縮めた。

討ちとったりと誇らしげに笑う陽炎の声にはっと我に返る佐衛門。
朧は私に殺させて欲しい…たった今命を奪ったばかりだというのに
嬉々として言う陽炎の女の情もまた奥深く、男にははかり知れまい。
陽炎のこの高ぶりもまた、弦之介への想い故なのだ。

そこへ本物キターーーーー!
手篭めにして言う事を聞かせもうしたわっはっはとデタラメを言う佐衛門に
わしの趣味がレイプだとなぜ知っておるいい思いをしましたなと眉が
ピクピクしてそうで笑ってしまう。虫まみれじゃったわしにもやらせろ!


第二十一話 魅刹陽炎
2005/8/30

「わしに手篭めにされて寝返った…か(ゴクリ)」
ただやりたいだけじゃないか!もう単なる欲望の肉棒マンじゃないか!
どーしようこのエロオヤジ。ホントにやる事なす事爆笑なんだけど。
陽炎の能力なんかどうでもよい。とりあえず見られてやるのは燃えるぜ!

「ほう、息が弾むか」
もうおまいわホントにバカだな。
うっかりさん、陽炎の毒の吐息でまたぽっくり死にやがった!
死にすぎだよ!ホントにあんたはレイプと死亡だけが趣味だな!

天膳さんは伊賀の忍になってから180年らしい。頬の傷がうぞうぞと
何やら蠢いて治っていくのはキモい。あんな傷、ノミの食ったようなもの…
ああ、なんか色々蟲にたかられてたねぇ、そういえば。

天膳の後ろにいた侍の長槍で全身を貫かれ、哀れ息絶える佐衛門。
どろりと流れ落ちる血が開いたままの眼に滲んでいく様がおどろおどろしい。
これで互いに頭領以外一人を残すのみ。戻らぬ朱絹を想って泣く朧が切ない。
ここでまた「朧さまにわしの種を」とかほざいたらどうしようかと思ったよ。

「討たれなさったか、佐衛門どの…!」
佐衛門だと信じていた本物の天膳に抱かれ、毒の息を吐く陽炎。
しかしこの能力はいかにも間者向きで決して実戦向きじゃないのに
(天膳以外に戦場でヤるバカがいるか!)一族の精鋭10人衆に入ってるってことは、
卍谷はよほど人材不足なんだろうか…

「ようやった」そう言ったのではないかえ?朧は淡々と言う。
陽炎は殺しませぬ…弦之介を誘き出す餌にできましょう。
憎まれてもいい。弦之介様にもう一度お会いしたい。そして私を…
あー、そういう覚悟なのか、朧は。一体ラストはどうなるんだ?


第二十ニ話 鬼哭啾々
2005/9/6

このエロ親父ーーーーー!
もうホントにヤってばっかりだなおまえは!
長生きしてると楽しみはそればっかりか!少しは飽きろよ!呆れるわ!

見張りをたぶらかして逃げ出したのに伊賀憎しにジェラシースパイスの
陽炎さん、あと一歩のところで天膳なんぞに見つかってしまいました。
いやあんた、非力なんだしそこはやはり逃げるべきだったのでは…
それに鴬張りかあの廊下は。鳴りすぎだっつの。

さすがの天膳も陽炎を抱いちゃ死に抱いちゃ死にというわけにはいかないらしく
(あたりまえ)仕方なく暇つぶしに毒針で女の柔肌にぷぷぷぷとお絵描き。
「伊賀」と書くつもりらしいのが倒れそうだった。書初めか。
「天膳」とか書かれるよりはいいけどセンスのかけらもない。
「業報不同」とかさぁ、「積不善之家必有余殃」とかどうよあら、ダメ?

拷問を止めに来た朧にまたしても手をかけようとしたエロ天膳の前に、
ついに甲賀卍谷頭領弦之介、参る。
見えぬ眼で刀を掃いながら天膳の身の内の何かを感じ取る弦之介。
死して生れ落ちて200余年。生と死の狭間の世界にいる天膳の秘密って?


第二十三話 夢幻泡影
2005/9/13

「天膳殿が…また死んでおるぞ〜〜〜〜〜!」
爆笑した。「また」て。

首吹っ飛ばしてもダメなのかコイツは!でも首だけどっかやっちゃったら…
その時はアンパンマンみたいに顔も新しい物になるんだろうか?
やってみちゃダメだろうかダメです

丸腰の朧を討てない弦之介に陽炎は毒の吐息を吐きかける。
もう長くはない自分。卍谷頭領として結局は愛する女を討てない弦之介。
ならば私が連れて行く。どんな女の手も届かないところへ。
毒に当てられ、倒れた弦之介の唇に陽炎のそれが重なろうとしたその時、
再び開いた破幻の瞳が忍術を破る。忌まわしき毒の息を破られる陽炎。

でも実はちょっぴり、これでようやく毒を出せなくなった陽炎に、
最後にキスくらいはさせたげたかったわと思ってしまい申した。

天膳は愛する男に裏切られて八つ裂きにされて死んだ母親の腹から
生まれた子供らしい。生まれる前から死んでましたって、鬼太郎か。
でも結局身の内に何が潜んでいたのかわからない…
むしろあの潜んでいたもの自体が天膳そのものだったり?

天膳の復活を許さず、朧がただじっとその瞳で蘇ろうとする姿を見つめるのが
意外でおどろおどろしくてよかったなぁ。天膳ボーンで残るは頭領2人のみ。
次回果たし会い?遭い?愛?で最終回。えぇ?!ホントにこれ、どうなるの?


最終話 来世邂逅
2005/9/20

「だいすきです。弦之介さま」

心臓に深く突き刺さる刃。
鼓動は止まり、温かい体は倒れ、二度と開かないその眸は破幻。

夕陽の中をとぼとぼと歩く朧。
籠で運ばれ、もはや立っていられない弦之介。
つい10日前は抱きあっていた二人が相対し、その手に互いを殺す剣を持つ。
ひたすら静かに進む物語。狂言回しの服部響八郎が望みはないかと朧に聞く。

「なにもございませぬ」

もう何を望んでも無駄なのだ。未来がないのに何を望めるのか。
残酷な問いかけだ。けれどそんな優しさが僅かに慰めをくれる事も確か。

ただこれを持っていて欲しいと、朧は弦之介との絆の笛を渡す。
自分が倒れた時には、言いかけた言葉は響八郎にさえぎられたが、
弦之介に渡して欲しいと言いたかったのか。それとも…

あれだけ泣き続けてた朧が泣かない。

そのことがあまりにも哀しい。
人間って悲しすぎると泣けないよね。感情をブロックするしかない。
朧の表情はただ穏やかだ。何をどうするのか、わかりすぎるほど穏やかだ…

望まぬながら引き出された決闘の場で、魂の邂逅をする二人。
両の手からほろりと刃が落ち、伸ばされた手がお互いを確かめかける。
もう三寸、あと二寸、あと一寸…
人の指という超高感度センサーが、相手のわずかな体温を感じたその時。

非情の声に我に返った朧は、チャキッと小さな音を立てて刃を構える。
朧の構えに気づくも、しかし弦之介は己の刃を構えはしない。
殺気のない相手に構える必要などはない。けれど朧は刃を構えているのだ。

放っておいても手当てすらされていない弦之介は遠からず死ぬ。
せめて一撃で送ってやれ…響八郎の言葉は朧が自らを貫くとは思ってもいない。

朧より遅れて開かれた瞳に映し出された愛しい女のくず折れる姿。
発動された瞳術で襲い掛からんとする阿福の手のものを全て殺し、
巻き物を手にした弦之介は、そしてようやく、触れたくても触れる事すら
許されなかった朧をかき抱く。けれど小さな体はもう何も語らない。

駿府へ向かうおばばさまのお供に選ばれた夜叉丸の鼻高々の様子。
お幻が身だしなみを整えている姿を覗いてお約束どおり襖ごと倒れこむ
伊賀者たちのコミカルな回想シーンが差し挟まれる。
惜しむらくは甲賀者の方になかったことかな。

いなくなった彼らの最後の姿、動かない朧、肩を震わせる弦之介。
あかん、もうこれを泣かないで見ろというのは無理。

「さいごに これを書きたるは 伊賀の忍者 朧なり」

たどたどしい血文字が書かれ、投げ上げられる巻物。
「伊賀の勝ちだ。城へ行け」
ふん…つくづく、悪運の強いおなごよ。
彼らにとっては忍者など使い捨てなのだという冷たさ。そこにドラマなどない。
盛り上がるシーンであまりにも冷静な半蔵の対比は最後まで全く隙がない。

そして静かに安倍川の冷たい水の中に、朧を抱いて歩みだす弦之介。

わたしたちは わかたれた たましい
戻りたい、返りたい…
そう思うのでございましょう。あるべき姿に。あなたの元に。私の元に。

同じ刃で貫かれる弦之介の心臓。
分かたれた魂ならば、再び会うであろう。相寄るじゃろう…
「必ず」

第1話のお幻と弾正のように流されていく二人を惜しむように追う鷹。
陽は落ちきり、やってくる夜とヒメムラサキのEDがあまりにも哀しい。

最初の2話を見逃したのに縁あって見る事が出来たけど、いや〜、すごかった。
それほど長い物語ではないのでややだれたのかなと思う部分もあったし、
むしろ20話くらいで短くまとめられたらもっとスピード感があったのかも
しれないけど、半年間見続けてきたからこその感動もあったと思う。

とにかく作画は文句のつけようがない。今期最高レベルだろう。
まさしくGONZOの巌窟王の後を継いだのはバジリスクだったと思う。

原作がしっかりしているので物語ももちろん破格。オリジナル要素も結構
入っていたようで、それが吉と出たのか凶と出たのかは原作を読まないと
わからないけれど…本気で小説も漫画も読みたくなった。買おうかな。

響八郎は問う。あの巻物はどうしたのか…なぜ服部家の屋根裏に?
え?あれ届けられてないの?何かの伏線か…でも竹千代は家光になってるし。

誰からも捨て置かれるこの物語。
歴史は流れ、世は泰平となっても、けれど響八郎だけは忘れないと呟く。
この平穏は哀しき血の上に築かれた。それを、忘れないと。

タイトルエンドが最終回のみ、朧を背負う弦之介になっていてまた泣けた。
スタッフが愛した作品って、こういうところにちゃんと表れるんだよな。
本当にいい作品でした。こんなにいい感動をありがとう。
監督、スタッフ、キャストの皆様、本当に本当にお疲れ様でした!


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