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第1話 闇の果てから2004/10/4
ベフォールの子供たちはまた現れる… 子のいる家庭に入り込み、子を殺し、子になりすます。 1853年のオランダでコンラートは闇に脅えている。 闇の隅に現れる白い姿の女性が振り返らないように… 届けられた見覚えのある絵葉書を見て破り捨てながら。 パルザ、君はここに残る気なのか。 6人の仲間は母親の胸にすがる彼を辛そうに見、去っていく。 「さようなら…コンラート・ルーゲン」 1901年、コンラートが人間の体を透過する光を発見し、 ノーベル賞を受けるというニュースが流れるスウェーデンに彼らはいる。 あの頃と何ら変わらない姿で。 「ティナ!」 一人ぼっちで死んだこの人はセラフィーヌだよ。傍にいた画商は言う。 「魔物め…」 彼らを捕らえろと彼らによく似たデュマは命じ、1人の少女が 突然記憶を失って残される。遅いよハスモダイ。もうメルじゃない… 黒いマントに身を包み、5人になった少年たちは再びどこかへと消えていく。 なかむらたかし監督という事でどれどれと思って見たけど、 初回だけの評価としては思った以上。 さっぱりわからない謎に包まれた雰囲気でかなり集中して見てしまった。 雨、寒々しい石畳、黒いマント、白い子供。 そして朗々と歌い上げバトル的な映像もあるOP、クリスティーナ、セラフィーヌ ヘルガの描いた絵を順々に映し、民俗音楽のようなED。 同じ人が100年毎に転生しているという暗示なんだろうか?何のために? そしてコンラートはなぜ「間違い」だと言ったのか。 とはいえBパートは急に明るく、東南諸島に住む少年トーマが 元気いっぱいに走り回る。父親との組み手の動きはなかなかいい。 時は111年たった2012年。 遺跡?の手の平で寝そべって空を見上げる少女はトーマが話しかけても 返事もしない。チットが助けてくれたトーマに向かって 「ジャマだよノーテンキ!バカ!」というのはちょっと笑ってしまった。 別れる時、チラリと振り向いて手を振ったのがいい。 施設に連れ戻される少女、ヘルガを見送るトーマ。 なんだか純粋な冒険譚の幕が開くという感じでわくわく。 △
第2話 彷徨う想い2004/10/11
第1回ではわからなかった部分の穴埋めが少し。 どうやら彼らには一定周期で記憶が薄れて自分が自分でなくなる時が 来るらしい。それを防ぐために記憶のレコードを探し出して 上書き?しているのかな? メルはその時期がちょうどセラフィーヌが死んだ時に重なり、 自分が誰だったかを忘れてしまったと。 どうやら彼らには闘わなければならない敵もいるらしく、 影がゆらゆらと襲い掛かってくる。電灯を壊して暗闇にしていき ステッキで斬りつけると石になって動きが止まる…これって一体なんなんだ? 2012年はまた記憶が薄れてくるピンチの年らしい。 彼らとトーマ、ヘルガ、チットがすれ違う形で出会って終了。 ヘルガがなんでそこまで施設を脱走したいのかが語られ始めれば 少し話が動くのかな? △
第3話 行きたい場所2004/10/8
訪ねてきた刑事に6年前に失踪した我が子の事を語る母。 100年以上前にも現れたベフォールの子供の写真を見て母親は驚く。 ベフォールの子供たちについては謎が多いままだけど、 一方でチットとヘルガがついに捕まってしまう。 院長が反省文を書かないヘルガの頭に手を置いて髪の毛を グシャグシャにするのはものっそうキモかった〜。 しかもヘルガもそのあとそのままで泣き伏すから髪の毛がすごいまま。 シリアスシーンみたいなので笑っていいものかどうなのか困るんだが… 重苦しい雰囲気がトーマの明るさと元気さで一掃される。 夜になったらヘルガを助けに行こうと約束し「よし、そうと決まったら!」 何をする気だと思ったらかーくー寝てたのがちょっとおかしい。 △
第4話 シノン2004/10/25
主人公とヒロイン、未だに会話ナシ。アイコンタクトもナシ。微笑みもナシ。 ヘルガは転生体質(?)だけでなく霊媒体質でもあるようだ。 白いドレスの女の子がボーっと立ってるのが普通に怖いんだけど。 でもラストで彼女が海にずぶずぶと沈んでいくのが一番怖かった。いやマジ。 あのままマッハで泳いできて船にとりついたらどうしようかと思った。 「なぜ死ななくちゃならないの?私はまだ24なのに…」 どう見ても老婆にしか見えないシノンはまだ24歳の若い女性だと言う。 母さんに会いたい、でも妹が迎えに来てる… そう言って泣く彼女の手をヘルガは握り締める。 またまた怪しいゲルタ博士なんて女性も出てきたし、 シノンはなんでこんな姿になって死んでしまったのかわからないし、 別の場所では同じく逃げ出した仲間らしき老爺が幼女と遊んでるし謎だらけ。 1ヵ月見て来ての印象はとにかく果てしなく暗い… トーマが健やかなのとチットが明るい事が救いなんだけどそれ以外は暗い。 もっと冒険譚っぽいと思ってたけど今までの流れではちょっと違うイメージ。 トーマとヘルガが出会ったことで少し物語が動くかな。 △
第5話 コックリ島2004/11/1
「フツーさ!助けてくれたらありがとうって言うだろ!?」 トーマも最初はちょっと可愛い子だなと思って好意をもっていたのに ヘルガのあまりの天然シカトっぷりにキレる<無理もない ヘルガが微笑を向け、ヘルガに対して過保護なチットには過剰な明るさで 気を惹こうとしたり、イライラしつつも根がのびやかで優しいのか言葉を 選んでヘルガに接してたけど、チットがいなくなった事にすら気づかずに シノンの最期の言葉に心を奪われているヘルガについに「ついて来るな!」 と怒り、邪険にするトーマ。転んでどろまみれになりながら追いかけていく ヘルガがこれで少しはトーマに心を開いてくれるといいが。 12歳に近づくに従って記憶があやふやになっていくと言ってたし、 ティナを見つけられないと11歳で死んで転生を繰り返すって事? 1話でベフォールの子供たちを悪魔と言ってたのはラドクリフと言う研究者。 彼らが作ったゲド機関の紋章が死んだシノン、グラスの服、燃やされた ボートにあったり、クックス刑事の部屋にいたのはデュマだよね? 彼は大人には成長してるけど111年前のあの彼と同じって事なら ベフォールの子供の事を言えないじゃん。 うーわ相変わらずわからない。 △
第6話 コックリ島(2)2004/11/8
ぶっ殺しバチ大襲撃。 「ムリ、ムリ、絶対ムリ!」大慌てで逃げ出して気絶したチットを助け出せず。 だって俺のじーちゃんは昔あの青いだんだらにやられて死んだんだ。 もう少ししたらハチが落ち着くから…だけどヘルガは臆することなく髪や服、 顔にハチをとまらせたままゆっくりとチットの元へ向かい彼を助け出す。 「役立たず」「ついて来るな」それは俺じゃないか…2人で助けたのよ、 目覚めたチットにヘルガが告げる時、初めて「トーマ」と名を呼んだことに 気づきもせずにヘコみまくるトーマ。いいなぁ、ここ。すごくいい感じ。 「おはよ」微笑んだヘルガの可愛い事。 少し近くなった2人の距離だけど、タルラントの出現で一転バトルモードに。 木の皮めちゃめちゃ削れてるじゃん。当たったらシャレにならんぞトーマ。 遺跡ロボ・ワンダーの出現で優勢だったトーマはぶっ殺しバチに続いて またもや腰を抜かす事に。今日はなんだかいいトコないねぇトーマ。 タルラントはヘルガを見ながらも素通りし、警部も子供たちもクレルモンに 集う。ゲルタ博士が所長を務めるのはケトプラック島のファントムゲド。 バラバラのピースがようやく集まってきた…かな? △
第7話 ベフォールの子供2004/11/15
「気がついた時、5人とも裸で倒れていた」 どえぇぇぇ!?なんかこの人サラッとすごいこと言ったーー!! そんな怖い状況で「気絶してました」で通るのかなボブ・クックス記者は。 絶対一生疑われ続けてもおかしくないと思うんだけど。うわ、なんか怖っ。 第1話でテンパりまくってた人は物理学者のラドクリフ。 国のフラグメント研究機関として設立されたゲド機関の責任者だったらしい。 フラグメントの表面の毎日替わる模様。11年ごとにあちこちに出現して死ぬ 白髪の子供たち。「べフォール」というのはベルギーの村の名前と判明する。 いやこれだけわかったところでさらに謎が複雑化しただけなんだけど。 幻に取り込まれまいとハスモダイのレコードを腰の機械に入れるアギ。 子供たちもやけに苦しげで辛そうだけど、なぜなのかはまだわからず。 でも不思議と面白いと思わせるのはなぜだろう? △
第8話 温かい家庭2004/11/22
今週はちゃんと主人公サイドの物語。ヘルガが少しずつトーマに心を開く。 うなされてヘルガの部屋に夜這いする夢遊していくトーマとかヘルガの描く絵の 場所をトーマはどこかで見た気がするとか、2人には何か関わりがあることを 少しずつ小出しにしてる。まぁまだそれも全然わからないわけだけど。 ベフォールの子供たちの苦悩は誰も愛せないし誰の事も信じてはいけない事か。 かつてフローだった頃、父だった男がやつれ果てて自分を探している。 その事実に泣くソレト。これは確かに辛い事かもしれないね。しかもワンダーは タルラントが作って500年とか言ってるから延々とこの生まれ変わりを繰り返し、 5歳になると姿を消して、を繰り返したわけでしょ? あ、アメデオじゃん…と思ったら名前も「アメデオ」だった。 もしかしてラスカルとかも出て来るんだろか。バロンとか<なんでバロン? △
第9話 オエセル2004/11/29
「何をした?何をされたんだ?」 ようやくヘルガを見つけたベフォールの子供たちがクレーメルへ 向かおうとした時、青い放電に気づく。それは自然界には存在せず、 「ゾーン」という場所にしかないはずの「オエセル」という物質らしい。 ゾーンを開いたのか?アギが聞く。 おまえは「閻魔」にとり憑かれている。だからあの幻覚が見えるんだ。 この閻魔ってあの黒い影の事かな?犬や家族の姿でタルラントやハスモダイを 惑わせたあれ? 3人目の老人はグラスやシノン同様、27歳のはずのキルヒナー。 彼の盲目の妹の手をベロリと舐める婚約者がキモいよー。 どうやらティナはオエセルを自在に操れる唯一の人間らしいけど、ぶち切れた キルヒナーも自分の意思でオエセルを発動、周囲を爆発で破壊してしまう。 彼らごと殺そうとしたデュマもまた現れたし少しずつ色々な名前が明らかに なってきて緊迫感が増してる。 一方主人公サイドではヘルガがトーマやトーマの家族に徐々に心を開いて きたようでこれまたいい。 アメデオ、俺たちの一年ってなんだったの?と聞くトーマが笑える。 △
第10話 ゲド機関2004/12/6
少しずつ謎が解き明かされてきて面白い。トーマが主体でストーリーが進む時と そうでない時が完全に別物になる。今回はゲルタは多次元理論の研究をしており フラグメントを解読した事、そのためにファントム・ゲドはゲド次元、すなわち 白の世界への扉を開こうとしているとわかった。おお、一気に言葉が判明した。 シノンたちはその実験に参加し、ある種の酵素が急激に遺伝子を殺して老化した のだそうだ。多分ゲド次元と関ってるベフォールの子供たちも、12歳になる頃 急激に記憶の混乱が起きるのはこれと似たような事なのかな? 「無駄口を叩くな、ジジィ」 こわっ!デュマ…王子の親友にして王国保安局に属するデミアンは毒づく。 彼を見たゲルタが気絶するほど脅えたのは何で?あとコンラートは彼女の何? アギと妹のエピソードのところはよかったなぁ…アギの歌もすごくよかった。 同じ頃ヘルガもまたチットと旅立っていく。さて取り残されたトーマはまた タルラントたちと会うことに…なるよねぇ、このままいけば。 △
第11話 大切な人2004/12/13
ついにトーマとベフォールの子供たちが出会い、一瞬反目しあった後に 「ヘルガを探す」と言う目的で結託。長かったなぁ。 しかし便利メカのワンダーがすごい。 サーモセンサーでヘルガたちが救助された事までわかるとは! デュマことデミアンはどうやら昔ゲルタにフラグメントを渡したらしい。 解析の方法を教えたとか?それにしてもこのゲルタさんも閉鎖恐怖症らしいが あの部屋とかは大丈夫なんだろうか?船室も狭くてかなり閉鎖的だもんね。 キルヒナーが壁をすり抜けて部屋を横切っていくのを黙って見てるヘルガ。 肝据わってんなぁ… △
第12話 閻魔2004/12/20
「あなた、アギね?」 兄さんに会えたの…あなたにお礼を言ってた。ありがとう、って… 既に肉体の滅んでしまったおまえは後は腐っていくだけだ… おまえは魂を削って生きている不安定な存在。 このままゾーンに行けばこの世界を滅ぼす事になる。 宇宙は、閻魔はそれを許さない。 ゾーンはオエセルが安定した世界。オエセルとはどうやら魂の事らしく、 それが不安定になると世界が崩壊する。その不安定なものを消去するために 閻魔はいつも見張っている…というのがどうやら今回わかったようだ。 不安定な魂は閻魔によって消されてしまう。魂が消えれば生まれ変わる事も できないし、何よりおまえが今持っている妹への想いが完全に消えてしまう。 「僕はおまえを助けたいんだ!」 うわ、熱い。謎はまだナゾだけど熱いぞアギ。最近は主人公じゃないんだけど まるっきり主人公に見えるキャラが大活躍するのが流行?<そんなん種デスだけだよ アギの声に閻魔の結界に捉えられデリートされる直前にふと表情を緩める キルヒナー。そのキルヒナーをヘルガとチットの前で迎えるシベール。 「間に合ったんだ…」 アギの願いは届き、キルヒナーは魂を残したままゾーンへ旅立ったようだ。 アギがゲルタに僕らもおまえたちもゾーンに触れるのは早過ぎたと言ったり 白髪、記憶の保持、何よりそんな役割のあった閻魔に狙われている事などから 彼らはゾーンの法則(?)からやや外れてるってことなのかもしれないね。 とりあえず彼らとヘルガの会話から少し謎が解けるといい。 秋作品ではレギュラーレビュー化を最後まで迷った作品だけどやっぱり面白い。 それにしてもプレアデスから2億光年彼方のギリシア…いかんせん遠すぎるわ! △
第13話 ギリシアの記憶2004/12/27
ヘルガが描き続けてきた絵がギリシアの月と太陽、海の清浄を守る浄化塔で あることが判明。ギリシアの王タイタスの娘ティナ王女。それが君だ… アウトゾーン@転生装置を作りティナを地球に転生させたのはアギたち7人の 科学者。彼らの肉体はギリシアにあり、魂は地球で何度も人工転生を繰り返し、 ティナを探し続けてきた。一方ティナは自然転生を繰り返してきた。 記憶はなくてもティナだからこそこの風景を描き、故郷を懐かしむのだという。 「ヘルガを殺すのか」 ゾーンに戻すとはそう言うことだろう…トーマは警戒を解かない。 うなされ、足元に血まみれで倒れる若い男に脅えて飛び起きたトーマを心配して 駆け寄ったヘルガは、意識のないトーマにそのまま強く抱き締められる… そんな風に考えた事もなかった…僕らは今まで自分を殺してきたのかな? 「違う!」最も強い意思を見せるヒースマは僕らの本当の人生に戻るためには 最後の転生が必要だと檄を飛ばす。その為にキルヒナーのデータが欲しい… ティナを転生させた時の現象をゲド機関も起こしたはずだからだ。 「もうすぐだよ、姉さん…」 デュマはティナの弟? トーマの夢も気になるし、一つ解けるとまた一つ謎が出て来るな。 △
第14話 軌跡2005/1/4
「総集編 火曜にしてまで やらんでよい」(詠み人知らず) 視聴したりレビューしたりで忙しいんだからさぁ…ぷんぷん。 △
第15話 追憶2005/1/10
これ16話見てからで正解!めちゃめちゃわかりやすかった。 メル=ゲルタなんだな。だから彼女はコンラート・ルーゲン、即ち恋人である パルザの詩に感動し、こだわりを見せてるんだ。デュマを恐れるのは捕らえられ 暗い部屋に閉じ込められて拷問されたからか。フラグメントを解いたのではなく 何のことはない、彼女自身がそれを知っていたと言う事だ。へ〜、面白いな。 でもメルが捕まったのは1901年。彼女がゲルタに転生したってこと? だとするとパルザも転生してるのかな?クックスとか<それじゃ転生人だらけになるだろ そして16話でクリスティーナの傍にアーノンがいて、セラフィーヌの傍に いたのはマドラスさんのジム。やっぱりね!ティナを守る人間が常に彼女の傍に 寄り添っているんじゃないか、それがソランじゃないかと今週のレビューで 書いたけど、これソランじゃなくてセスじゃないか?つまり今のチット=セス。 トーマがフラッシュバックしてるのはやはり血まみれのソランだね。 それにジムがインドで手に入れたスペインの老女が持っていたハンカチは クリスティーナがリリアの花で染め上げたもの。一回飛ばして見られた分、 いつもなら「?」なところも非常にわかりやすかったので得した気分だ。 デュマは16話で出てきた王弟の息子らしい。260年が地球では13年なので ゲルタには変わってないように見えたようだ。彼らにとってティナがなぜ 必要なのかはまだ謎。やっぱり俄然面白くなってきた。 △
第16話 回帰、霧の中へ2005/1/17
あれっ!? ティナの恋人がそのままズバリ、トーマなの!? いや〜、今までがノンビリと「間」を生かした謎で満ちていた反動のように おいおい、早い、早すぎるよ!私が見逃した間にそんなに進んじゃったの!? というくらいの急展開。前回がセレスティーナの過去とゲルタ博士の 過去話くらいで終わったと思えばなんとか心も慰められるんだけど。 今週こそティナが何者であったかをハッキリと示す回だったと思いたい。 ティナがセレスティーナの前に転生したスペインのクリスティーナは学校、 あるいは孤児院かなにかの先生なのかな。いつも寂しそうに同じ絵のモチーフを 刺繍する先生を想うアーノンは、染色のためリリアの花を取りに行って死ぬ。 もしセレスティーナにもこういう子がそばにいて、実はその子がソランだった… とかだったらいいのにな。今、ヘルガの傍にはちゃんとトーマがいるように、 転生装置を使わなくてもソランはずっとティナの傍にいた、みたいにね。 アギたちの元の姿も…ティナは随分変わったのにこの7人は変わってないね。 パルザがここに残ると言った時、メルがあんなにショックを受けていたのは 2人が結婚を誓い合った恋人同士だったから。彼らの研究はゾーンの力、 つまりオエセルを利用して生物を再生させるという事。その反動が暴走か。 いや〜、しかしセスっていいヤツだなぁ…男気のあるヤツだ。 子供の頃の出会いでもなんであんなにティナとソランが仲良くなったのか イマイチわからないのだが、再会した途端にもうそれどころじゃなく一目惚れで 恋に落ちてるっぽいからな。恋愛に至るまでのプロセスは一切なし。早っ! 早いよ!婚約者のセスの立場全然ないよ!婚約者=寝取られ男はもういいよ! 5歳の時に大怪我を負って左半分が鋼の体になったソランは、鋼の腕に愛の証と 愛しい姫の名前を刻み込む。トーマの腕には果たしてアザか何かがあるのか? しかしあの体はどういう構造になってるんだろうか… ヘルガがあの通りの性格なので気の強いちょっと奔放なティナに違和感がある。 それにしても16歳の娘の父親にしては王様老け過ぎ。また悪そうな王の弟も 出てきたけど、そういえばティナの肖像を「姉さん」と言ってたデュマが どこにもいなかったぞ?ソランの声はカッコいい。長髪じゃない方がいいのに。 △
第17話 ティナ2005/1/24
おまえは人工物質で生き返らせた人形だ。 そしてとんでもない兵器を埋め込まれた化物だ! ティナは一度死んだ。ティナの母親レダは父王の元を去って叔父に走っていた。 そして生き返ったティナにはオエセルの起動装置が埋め込まれていた! 驚異の(ホントにビックリ)事実が次から次から明らかに。アムドライバーといい、 今月曜日がヤバい。種デス疲れの脳味噌を休ませてはもらえない。 これは急遽時間を作って10月からのレビューを全部抜き出すかも。おもしろい。 王弟ゲオルカがタイタス王を狙った爆弾は王女ティナを吹き飛ばしてしまう。 医師団が匙を投げたティナを抱き上げ、アギたちの元へやってきた王の眼には 分別もヘッタクレもない狂気の光…「ゾーンを開け!」 王女の命を取戻せ。姫が生き返るのなら何がどうなろうとかまわん。 惑星ギリシア、代表の恋愛最優先のオーブといい勝負のスカポン国家です。 しかしこの時の血の滲んだシーツの下で弱々しく呼吸し、椅子にもたれかかる ティナの姿に、この下には一体どんな姿が…と思うと心底ゾッとする。 あからさまに見えるものより見えないものとはなんと恐ろしい… アギたちがあれほど苦渋に満ちてティナを探し続ける根本に恐怖があるのは 死に逝く者を無理やり生の世界へ呼び戻した深い罪に脅えてるせいなのか。 オエセルによってティナの体は「修復」され、「再作動」し始める。 魂の波長はティナそのもの…父に甘え、セスを慕い、ソランを愛するティナだ。 ただその体にはオエセルの起爆装置が埋め込まれている事以外は。 「ティナに何かあったら僕はおまえを許さない!」 怒りのあまりソランに殴りかかるセス。でも近衛として大失態に自分を責める ソランを見て肩を叩き、「言い過ぎてしまった…すまない…」って、あんた あまりにもいい人過ぎますから!ティナの兄役としては当然の怒りですから! レダに会いに行くのもつきあってるし死にそうだし<おい 次回「惨劇」うわ、これまたすごいサブタイきた!面白すぎるぞ! △
第18話 惨劇2005/1/31
「僕の声は聞こえなかったのに…アイツの声は聞こえたのか…」 むむ?? セスがいい人だという評価はちょっと早かったかもしれない。 ソランとの事を祝福してたからてっきり気持ちの整理はついてるものと 思い込んでたけど、どうやらまだ一波乱二波乱ありそうな雰囲気だな。 真実を知って不安定になったティナがゾーンを開き、オエセルを暴走させる。 建物を破壊して森を焼き、止めにきたセスをも叩き落し怪我を負わせる。 うわぁ、セスの腕が!あれ多分千切れてるよね? マントの下から血がボタボタ…皆もっと左腕大事にしようよ! 利き腕じゃないからってなくていいもんじゃないだろ! 僕たちはゾーンについてほんのわずかしかわかっていない…アギたちは暴走を 止めるべく制御装置を作動させるけれど、ティナの力はそれをも凌駕する。 なんだあの近づいてくる黒くて大きいエネルギーは…!? 1クールでは我々は何を聞いても「?」「??」「???」だったけど 今は逆転してますなぁ、ふっふっふ。 アギ、あれは閻魔って言うんだよ。本来安定しているオエセルの不安定さは 世界を滅ぼしかねない。閻魔@宇宙はそれをする者を許さないのだ<偉そうに 「どうしたんだティナ。迷子になったんだな…」 懐かしく優しい声を聞いて自分を取戻したティナを受け止めるソラン。 しばし抱き合ってそのまま去っていく2人を呆然と見つめるセス。 あれ?俺置いてかれたよ…ソラン、おまえ今俺のこと探してたじゃん… 俺ケガしてんだけど。血がめちゃめちゃ出てんだけど。 いや〜、友情って恋愛の前ではホントに紙切れだよなぁ<趣旨違 ずっとずっと僕が守ってきた…2人で過ごした幼い日々を 思いながら傷ついた体を引きずって森の中へ消えていくセス。 ええぇ〜?今回思ってた通りでありながら思ってもいなかったラストに ビックリ。いい意味で裏切ってくれるなぁ。過去編はもう少し続くのかな。 ってかそもそも「ソラン=トーマ」でいいのかすらわからなくなってきたよ。 まさか「セス=トーマ」もありなのか!?!? △
第19話 誓い2005/2/7
なんでここで急に「2億光年彼方のギリシアと同じ水の惑星」こと地球が 出て来ちゃうかな。まぁそうでなきゃ話が始まらないってのはわかるけど。 それならティナが小さい頃セスから聞いていた遠い星の話、 みたいな伏線を張っておいて欲しかった。惜しい。 「あの時はああするしかなかった」 アギがそう言ったわけは、左肺の下に埋め込んだはずの起爆装置がティナの 体中に散らばって融合し、取り出せなくなったこととゲオルカのクーデターが 起きて城が大混乱に陥り、追っ手が迫るのに逃げ場がないからだったのか。 ただ叛乱が簡単に進められてるのはここに護衛隊長がいるからだと思うんだが… 「おまえたちが科学者として壊すか、俺が人間として殺すか」 ティナを救う道は今ここにはない… ソランが自分に向けた銃をそっと両手で包み眼を閉じるティナ。俺も必ず行く。必ず会える。私、待ってる。 アギはそんな2人を見てティナの魂を地球へ転生させ、肉体を朽ちさせる(!) 方法を提案する。可能性はゼロではない。ティナ様を救う方法はそれしかない。だから忘れるな。俺を忘れるな。私、いつまでも待ってる。 ソランが何といったのかわからないまま、カプセル上部に飛び散る血。 血ーーーーー!?!? 撃たれる人影はティナの心に自分がいないと絶望した心も体もボロボロのセス。 さ よ な ら … セスはそう言ったんだろうか? うわぁ、ティナの角度からじゃ全然見えないんだよ〜! あの血はなに?ソランはどうしたんだ?アギたちは見てたはずなのに〜! ヒースマが動体間移動のデータを欲しがるのは、もしかして彼ら ベフォールの子が元の体に戻るためにはその方法が必要だからかな? そこに結局ギリシアでは存在が確認できなかったデュマが現れ、 ゲルタも居合わせる。ゲルタは自身の秘密を知る事になるんだろうか? コンラートが大切にしてたあの黒い石は一体なんなんだろう?<最初指輪かと思った クックスが生きてた!しかも女装かよ!女装デーかよ!<アムドラのタフトも女装 ヘルガが銀髪碧眼に変化したのは自身の過去と 運命を受け止める決意の表れなのかもしれない。 さて過去が暴かれた今、最大の関心の的となったのはトーマだよね。 彼は一体何者なんだろう? △
第20話 巡る命2005/2/14
「セス様とソランは…殺されました…」 あの時見えなかった真実。それが証言者によって残酷に告げられる。 「私はここでソランを待ちます」 これからどうするかと問うアギに、ヘルガはきっぱりと言う。 クリスティーナとセレスティーヌの何かもわからず、けれど何かを待ち続けた 人生を、その命を無駄にしないためにも、私はここでソランを待ちます。 私はもう後には戻らない。私の命はもうティナだけのものじゃない。 ティナの言葉が疑念を抱き続けていたアギの心をえぐる。 僕たちは…僕たち自身を殺し続けてきたんじゃないのか? 僕たちは21回の人生を踏みにじってきたんじゃないのか? 僕たちに関わった人々を哀しませ、そして苦しめ続けてきたんじゃないのか? やっぱり同体間移動についてはリスクが大きいらしく、急激な老化と 特殊な酵素による遺伝子の破壊が行われて、実験に参加したパイロットは 3年で全員が死亡した。地球とギリシアでは20年のタイムラグがある。 つまりおまえたちは自分の体に戻って2ヶ月で死ぬ。 データを欲しがったって事は予測はしていたんだろうけど、 デュマの宣告に愕然とするヒースマ。たった2ヶ月だと…!? けれどデュマはもうその対応策があると言う。 恐らくティナの魂をティナの体に戻す際に必要だったのでゲルタ、 つまりメルを利用して実験していたのだろう。おまえこそアイツらの仲間… 今のゲルタにはこう言われても何の事か全然わからないのだろうけど。 ところでこのデュマが過去編に出てこないと思ってたんだけど、あの時レダが 妊娠してたゲオルカの子供、即ちティナの異父弟にして従兄弟だったんだな… そうか、そうだったよそういえば。自分のアホさ加減がつくづくイヤになる。 「セス…ソラン…」 2人の名を聞いて突然涙を流し始め、衝撃に衝き動かされるように 大暴れを始めるトーマ。セス…ソラン…俺、一体どうしちゃったんだ? トーマがソランかセスかはまだわからないけど、 二人が同時に死んだなら「どちらでもある」もアリか? 青いボタンを押したのはセス。 トーマの夢で倒れふす若者はソラン…だったよねぇ? まだ予断を許さないままヘルガがデュマに拉致られ次週へ。気になる〜! △
第21話 デュマ2005/2/21
ギリシア人、でかっっ!!! うわぁ、恥ずかしながら私全然気づいてなかった。 以前にゲオルカや他のギリシア星人が出てきた時や、デュマが見ていた カプセルの中のティナはホログラムか何かだから大きいんだと思ってた。 あの星の人はもともと地球人よりずっとデカいんだ。 デュマは身体萎縮を受けて地球人と同じ大きさになっており、 地上でティナの魂と科学者たちを探す事が与えられた使命… でもそれはデュマにとって唯一の生き甲斐だったと言う。 3歳で惑星を追われ、5歳で母と死に別れ、あとは姉を探す道具として 父に利用されたデュマは、孤独の中で屈折した愛情を姉に抱いて育った。 ティナに戻ってくれと懇願するデュマに、可哀想な弟…と憐れみ、 ティナとして抱き締めてあげられたらと言いながらも 「ティナはもう死んだの」 と、過去に戻る事を拒否するヘルガ。 私はヘルガとして生きていくと決めたから、もうティナには戻らない。 途端に豹変して邪な欲望を口にする彼にはやはりゲオルカの血が流れてるのか… レダがゲオルカのDVが原因で死んだくさいし、父には道具として利用されてる デュマが屈折するのもわかるかな〜と思いかけたんだけど、間違いだったな。 全ての元凶であるゲオルカはティナをタイタス王への復讐に使う気満々で 転生の準備を進めさせる。それをやるのはどうやら裏切り男ヒースマらしい。 ヤツは宇宙船のラボなのかわからないけど何かを見て腰抜かしてる。なんだ? 「ボブ・クックスの写真だね…」 ふっと笑うアギの表情がすごくよかった。 ティナのおかげで過去を殺し、関わった人を不幸にしてきたと気づいたアギ。 でもクックスはその名を聞いてへたりこんでしまう。 俺のじーさんの名前を言いやがった…じーさんがそこにいたような気がした… アギのおかげでもう今は誰ひとり知らない過去が甦ったという事なんだろう。 船にたどり着いたトーマたち、あんなデカいもの空から丸見えだろと思われる クリル島の転生装置の存在を知ったアギとソレト、怪しいブラックボックスを 切り始めたゲルタ。次回はそれぞれがそれぞれの場所で行動開始かな。 △
第22話 飛来2005/2/28
ゲルタが開けようとしていたブラックボックスにはアウトゾーンの かけらが入っており、砕かれたそれがコンラート・ルーゲンの持っていた それと酷似していた…そして二人が結婚を誓った時のあの模様。 メルはティナと同じく自然転生してゲルタになったって事か? 心残りがあって体が残ってると転生するとか。 捕まったメルが記憶を失う事を知らなかったので、デュマはフラグメントの 事を聞きだそうとして彼女を随分酷い拷問にかけたとせせら笑う。 可哀想に…思ってもいないくせにデュマは言う。 あの時の記憶が今も残っていて狭い部屋に閉じ込められると ゲルタはパニックになり、デュマの姿を見ると怯えて震え出す。 転生してからも前の記憶が残っているなんてね… ワンダーで飛んでる時に突然何かがフラシュバックしてきたらしく、 トーマの顔に血しぶきが当たる。でも相変わらずソランとセス、 両者の名前を呼ぶから、トーマがどっちの転生体なのかは未だにわからない。 むしろティナを愛し、「ティナを守りたい」と思う二人の魂が 同じ一つの器に入ってると考えた方がいいのかな? くそぅ、ホントに引き伸ばすなぁ。それがわかった時、この物語は 終わるとわかっててもトーマが何者なのかがものすごく気になる。 (ってかこの番組を見続けてて気にならない人なんかいないよね) 死の世界のエネルギーを軍事目的に使えれば… 欲の皮の突っ張った連中はこの転生マシンの実験を新たな 軍需産業のデモンストレーションとしてお披露目しようとする。 やっぱり戦争は効率的な産業なんですね議長! 戦争なんか経済的手段の一つに過ぎません<むしろ予測不能なテロの方がよほど厄介 儲かりまっか?ぼちぼちでんな。 でも今回は実験ではなく王弟ゲオルカたちが待ちに待った本番なので 船も浮上してくる。このギリシアの船がとにかくデカい。 人間がそもそもデカいので乗り物はさらにデカい。 レーダーの上部1/3が船の陰だったし(!)出てきた姿もハンパなくデカい。 そんな広い船の中ですっかり道を見失って迷いまくるトーマたち。 白い髪の毛が見えた時、ティナの肉体を見つけたのかなと思ったけど、 なんとハスモダイたち科学者全員の体が盗まれてデュマたちと一緒に 地球に連れてこられていたのはちょっと衝撃だった。 あのケースの中で並んでる体はとにかくデカいだけでも怖いのに なんでか全員眼開けてるし。眼は閉じてよ。ホントに怖いよ。 ギリシアに帰りたい、だから僕はデュマに協力すると言うヒースマ。 コイツがいなければこの物語は始まってないし、多分終わらない。 まったく冗談は鼻だけにしてくれ。 そしてほとんど消えかけた記憶の中からフラグメントについての それを搾り出し、転生後もゲドリングの完成を自分のルーツとは 知らずに行い続けたゲルタことメル。 この二人の協力者のおかげでヘルガは姉さんとして甦るんだ… それにしてもトーマ、森も盛大に破壊してたけど、機械をも一撃で ぶっ壊すあの破壊力は何気にすごい。パパン拳法恐るべしだ。 △
第23話 ゲルタ2005/3/7
砂浜に突き刺さるどでかいカプセルの中にはどでかい人間が眼を開けたまま ユラユラ…あの海岸にだけは行きたくないよ!怖いって!絶対怖すぎるよ! 「これが…僕の復讐だ!」 カプセルの制御装置の電源を切り、宇宙船から切り離すデュマ。 「自分たちの肉体が腐るのを見るがいい」 うわ、そんなのマジで見たくないぞ。 デュマは瀕死のティナを甦らせ、そして地球に転生させた科学者たちを 恨んでたのかな?でも惜しい、問題はもう一つ前の段階の王弟の屈折した ライバル心というか妬みというか嫉みというかタイタス王萌えと言うか…<えー そんなデュマをヘルガは信じると言う。あなたは叔父様とは違うって信じてる。 デュマが最後の最後でどういう態度を取るか楽しみだ。 父殺しの罪を背負って散るのか、狂気に取りつかれたまま散るのか<散るばっかりかよ カプセルを見捨てられずにその場を離れられないヒースマをトーマは必死で 助けようとする。おまえたちがやってきたやり直しはもう効かないんだぞ! 死は一度きりのもの。もうヒースマはヒースマとしてよみがえる事はない。 僕は帰りたかった…ただ、帰りたかったんだ… 虫の息で皆の体が無事であると聞き、安堵するヒースマはもう見えない眼で これで皆帰れるなとアギに言う。ああ、帰ろう…僕たちの帰るべき場所へ。 最も強い意志で「帰る」事に固執するあまり自分を見失ったヒースマは 遠い異郷のこの地で息を引き取る。裏切りもまた彼の故郷への思いゆえ。 禁忌を犯して今ここにいる自分たちには誰の事も責められない。 自分でも思った以上にヒースマの死はキタ。 多分今までの積み重ねで、アギたちがどんな思いで転生を繰り返してきたか よくわかってるからだと思う。アギは妹、ハスモダイの家族、タルラントは犬。 ソレトのフローのお父さんとの再会なんか、今思えばめちゃくちゃキツいもん。 こういうのがあると一回一回見続けてきた視聴者へのご褒美だと思う。 そしてメルがなぜ記憶の混乱を起こしたのかまで(それでか!)回収された ゲルタの転生にまつわる物語。メルは皆に隠れてコンラート・ルーゲンに 会いに行っていた…あー、そうだったそうだった。ノーベル賞を受賞した 記者会見でルーゲンは若い頃不思議な銀髪の少女に会ったと言ってたっけ。 あの時彼に渡したアウトゾーンの欠片には二人で見上げた星座を彫った。 ごめんなさい、ソレト… 全てを思い出し、知らなかったとはいえその罪にへたり込むメル。 そのメルが作った転生装置にヘルガを連れて行くデュマ。 そこに立ちはだかるトーマ。うわー、いいところなのに〜!! △
第24話 トーマの真実2005/3/14
「アギ!俺が…俺がソランを殺した…!俺は…俺はセスなんだ!」 なんという裏切りだ。愚劣だ。愚劣だ。この過ちを許してくれ… うわぁ、やっぱりセスか! 初めて少年だったソランを見た時、顔かたちも中の人も同じだったので トーマ=ソランだと思ったけど、その後もしかしたらセスの可能性も? と思わせ、でもソランとのことを誰よりも祝福してたのはセスだったんだし 一体どっちなんだろうと思わせて引っ張った結果、セスだったか! 銀髪と碧い眼に変化したトーマは全てを思い出してうずくまり、慟哭する。 セスはティナを地球に送るあの時、ソランの額を撃ち抜いて殺した。 罪に震えるセスの心理を表した、銃を持つ手の震えはものすごい描き込みだ。 そこまでこだわるのかと思うくらいの作画&動画数。 僕の声は聞こえなかった…腕を失い血を流しすぎ、多分もう自分は助からない。 そんな風に死を間近に感じた時、セスは自分の中で押し殺していた感情に やっと気づいたんだろう。あまりに物分りがよすぎると思ったんだよ。 兄貴として、幼馴染として、見守り続け、そして深く深く愛してきた。 けれどティナが愛したのはソラン。それを知って見苦しくあがくなんて セスにはできなかった。自分が想いを封印すれば済むことと割り切りすぎた。 せめてティナの心の中に生きる事ができるなら、と。 けれどティナの心にセスは存在しない。彼女の心にはソランしかいない。 おまえにティナの魂は渡さない…突然湧き上がる醜い嫉妬心。 ティナが自分のものにならないのなら誰のものにもさせやしない。 「巨人だぁ」 やっとチットがツッコんでくれたのでちょっと笑ってしまった。 しかしティナがここまでモテモテなのはちょっとよくわからん。 無邪気だから?明るいから?姫だから?我儘だから?自己中だから? 彼女の素晴らしい魅力が感じられないのは私が巨人じゃないからだきっと。 くだらない…本当にくだらない… 巨人に蹴られても無事だしパパン拳法使いでかなり強いトーマを簡単に あしらったのに、デュマがあの体でギリシアで生存する事は無理らしい。 父親の異常なまでの兄王への執着で人生を狂わされた弟を抱きしめるヘルガ。 見た目からは兄を抱きしめる妹という感じだがヘルガの抱擁に母を思い出し、 感動にうち震えたかと思うとヘルガを気絶させその胸に顔をうずめる… と書くと変態みたいだけど、変でした<コラコラ セスも反乱軍に撃ち殺されてたけど、なんで地球に転生できたんだろう? いや、まだわからないぞ。ソランの想いとセスの想いが2人を1人にし、 アーノンやジム、そしてトーマへと転生させた…なんていうもうひとひねりが あるかもしれない。つまりトーマはセスであると同時にソランでもあるとか。 今回、セスの失った左腕とトーマが怪我をした左腕がリンクしたけど ソランの鋼の左腕にもティナの名前が刻まれているはずなのだ。 まだまだ予断は許さないと思う。 △
第25話 ゾーンへ2005/3/21
「ヘルガは、ヘルガの人生を生きるって…!」 殺さないで、ヘルガを! 踏みにじらないで、ヘルガを! その意志を誰も侵す事はできない!! 姉に恋焦がれ、彼女の復活だけを人生の目的にしてきたデュマは 腕に抱いたヘルガを転生装置に横たえることに躊躇する。 なぜこんなにも苦しい… 自分を弟と呼んでくれた少女の姿が脳裏に浮かびデュマは頭を垂れる。 しかしこいつヘルガのどこ触ってるのやら。 しかもまたヘルガの胸に思いっきり顔埋めてるし。 端から見たらもう危ないお兄さんとしか思えないんだけど。 パスワードを入れろと迫るデュマに抵抗するゲルタことメル。 私はお前になど負けない、デュマ…お前のいう事など聞かない… ティナを甦らせてはいけない。それだけでなく、ヘルガを殺してはいけない。 しかしデュマはメルを撃ち、そんなの知ってたんだよ〜んと打ち込み始める。 やなヤツだなぁ。おまえを父と思った事などないとかゲオルカに言ってたけど アンタあいつの息子だよ間違いなく。 そのゴジラ親父を銃で狙うデュマ。 でかっ!! 何、ソレ!?うそだろう?あんたそれどこに隠してたの!? 思わずHDD追っかけ再生して見返しちゃったよ。出てきた時スリムじゃん。 「おまえはお母さまを殺した!」 デュマはゲオルカを撃ったのかな?死んだのか? なんだかまだしぶとく出てきそうだけど。 しかし海岸のカプセルの中の研究者達もそうだけど、あんな巨人の死体、 運んだり処理するの大変だろうなとそっちばっかり気になっちゃったよ。 トーマの告白に目を見張っていたアギたちも オエセルが溢れだした事に気づいて転生装置へ。 セス…セス様だって?トーマが?なぜ?セス様はあの時死んだ… ハスモダイの解釈はティナを地球へ送る時に霊道(えらい東洋的だな)が開き、 ちょうど同じ頃に死んだセスもそれに引きずられたのではないかということ。 だったらソランも地球に来てる可能性があるという事? オエセルの攻撃を避けながら走りぬけるトーマたちに容赦なく攻撃は下る。 それを庇うワンダー。ゾーンはまだ開いているため、何度も何度も攻撃が続く。 グシャグシャに壊れてもチットに返事をするワンダー。 ついに最後の一撃がボディを貫き、忠実な機械の僕はもう二度と動く事はない… 彼を作ったタルラントが「ワンダー…」と呟き、チットが泣きじゃくる姿がね。 シンプルでベタな展開なのに泣けた。潰れた頭部が痛々しいのなんの。 ラピュタのラムダ(これはルパンでの名称だが)が神の矢で壊された時みたいな。 デュマはすんでのところでゾーンを閉じたけど、ヘルガの心臓は止まる。 この時の生命反応装置のハートマークが、ティナを転生させるかどうかの 緊張感の中でやけに浮いてて可愛いかったデュマはゾーンと現世の狭間に自分が行って、心臓が止まったティナを 取り戻すと言う。そんなデュマをトーマが一蹴。今回はパパン拳法勝利。 ゾーンに近づきすぎるな、トーマ。アギは言う。 生きたいという思い、それがあれば必ずこの世界に戻ってこられる。 ソランがデュマじゃないかという説をとる人もいるみたいだけど、 デュマはあの時点でレダの腹の中に存在してたからどうかと思うんだ。 私としては意表をついてチット=ソランか、トーマの中にセスと トーマの両者存在説で最終回に乗り込みたい! あの時、僕の声はティナに届かなかった… セスの声は今度こそティナに届くのか? そしてソランはどこに? どうなる最終回!?うわめちゃくちゃ気になる。 △
最終話 終焉 そして始まり2005/3/28 アニメ視聴感想・トップ
「トーマになりきれなかった」 ずっと苦しかった…ソランを殺したのは僕なんだ。 君の幸せを祈りながら、怒りと嫉妬と絶望に支配されてしまった。 君を一人ぼっちにさせてしまった。愛する人から引き離して… セスは詫びる。何千回、何万回謝ってもあの時には戻れない。 ゾーンが近い…やがて閻魔がやってくる。 ゾーンの住人でもなく、現世にいるわけでもない中途半端な存在を 閻魔は決して許さない。逃げるんだ、ティナ。行くんだ、ヘルガ。 「死んでも償いにはならない」 あなたはそんなに傷ついてしまったのね…私のために。 あなたはもうトーマなのよ。トーマの人生を殺さないで。 トーマとして生きた時間を捨てないで。トーマの家族を哀しませないで… けれどセスはこの苦しみから解放される事だけを願っている。 それは逃げているだけなのに。 優しいセス。優しいからこそ罪を犯した自分を許せないのね。 あなたが死ぬなら私も死にます。 「生きろ 生きろ 生きるんだ ヘルガ」 生きるんだ、ヘルガと同じ地球で、同じ時代を、同じ時を…! ティナが死ねばヘルガも死んでしまう。 ギリシアで命を落とした瞬間、セスの思いはティナと共に2億光年を超えた。 ティナに謝りたい、もう一度会って謝りたい。恐らくはその想いだけを胸に。 死んじゃダメだ!俺と一緒に戻ろう、ヘルガ! 俺は生きる。トーマとして。君も生きろ。ヘルガとして。 「生きたい」と強く願えば必ず戻ってこられる…僕らが生きるべき場所へ。 ティナに届かなかったセスの声は、ようやく今度こそヘルガに届く。 「この庭園を姉さんにあげます」 僕は今日限り心の時間を止めます…もう…僕にはすべき事はない。 魂を持たないティナの体はゆっくりと朽ちていくだろう。 転生装置を破壊し、ゲオルカの遺体、そしてギリシアの科学者の体を回収する。 地球人でもなく、ギリシアにも帰れない。残されたのは永劫の孤独。 デュマの表情からは何も読み取れない。その言葉にも感情がない。 彼の目的は半分叶い、半分潰えた。 一つは姉を甦らせる事。 一つは姉に抱き締めてもらう事。 「僕は21回目の人生を生きよう」 また、会えるかしら?会えるさ…きっと。 12歳になればまた記憶は薄れていき、やがて消えてしまうだろう。 そしてもう二度と思い出すことはないだろう。 ゲルタも、ヘルガも、トーマも、僕たちも… 僕たちはもう過去へは戻らない。さようならギリシア。さようなら自分。 妹が、父が、犬が、家族が待ってる。僕らはこれから精一杯生きよう。 やりなおせないからこそ、人生は尊い。 「ヘルガ、きっとソランに会えるよ」 俺に、セスに会えたように…あいつはそういうヤツだ。 10年後、ヘルガは1人の青年に出会う。 優しく、包み込むように笑う青年の笑顔が何かを思い出させる。 そして彼の腕に彫られた模様…ティナ…ヘルガの心の琴線が触れる。 けれどその出会いは新しい人生の交差。 過去のまま決められたものではない。 古い物語はほどかれ、新しい物語が紡がれる。 霧は晴れ、闇は去り、空は青い。 ヘルガは笑い、青年も笑う。 はじめまして…◇◆◇◆◇ ハスモダイ・ポエムが復活。アギの歌はないの? やっぱりソランもあの時引きずられて転生してたか。 トーマはセスでもありソランでもある、という私の予想は大外れだったけど 外れて悔しいというものでもない。ただちょっとビックリした。 ここまできたら12歳になって記憶が完全に消え、髪の毛も黒くなった 本当のトーマと本当のヘルガの新しい物語が始まるのかと思っていたので トーマ=セス+ソラン説は私なりの折衷案だったんだよね。 でも本当にバッサリと別れてトーマとヘルガは違う人生を歩んだみたいだ。 見守る人・セスにとってはそれは当然の事だったのか。 始まる前からある程度期待はしていたけど、第1話を見た時の印象は「暗い」 蓄音機から聞こえる音楽、キョドってる科学者、悪魔の子供たち… 石畳、霧、白い顔の白い髪の青い眼をした子供たち。 部屋の隅から現われる白い女性に脅える子供。 全然わからないながらも「面白そうだ」と思ったのが印象的。 敢えてそのノスタルジックな雰囲気を狙ってる事はわかってるんだけど いかんせん絵柄がアンティークで、演出も奇を衒わずオーソドックス。 トーマサイドとベフォールサイドが交互に面舵を取るので謎も解けず、 こちらからはどうしても足踏みしたままか迷走してるように見えてしまう。 ただ「あ…あ…」と脅えた顔でうめくしかないキャラたちに 時にはいい加減にしてくれと思ったこともあったけれど、 謎が解けてみれば怒涛のように進んでいく話から眼が離せなかった。 ゲルタやトーマなど後に秘密が明かされる衝撃や、キルヒナーたちを通して アギたちの考え方や生き方が変化していった事も丁寧に描かれていて好感。 ただしその時点ではサッパリわからない仕組みになってるんだけど。 ホントにあのソレトことフローがお父さんに出会ってしまった時の驚きや 痛み、苦しみは、あの時はよくわからなかったけど今ならすごくよくわかる。 ソレトは戻ってからも、記憶の残る間はきっとあの痛みを持っていただろう。 ただソレトはアギに好意を持っていたという設定があったので少し可哀想かな。 でも7人いた仲間が4人になってしまったアギたちも「また会えるさ、きっと」 と言ってたし、強い思いがあれば再会もかなうのかもしれない。 母ちゃんのタロットの「兄弟が強い想いを向けている」がビンゴだったり クックスの使い方もなかなかうまかったと思うんだが、ティナの転生先として 地球が唐突に出てきちゃったりチットはただのヘルガになついただけの 存在だったのかなとか、忠義のワンダーとの交流がもっと早くからあったら きっともっと泣けたのにとかちょっと惜しいところはあったかな。 けれどギリシア編で上り詰めて一気に盛り上げて落とす手法はこちらを心地よく ノセて気持ちよく酔わせてくれたし、ソランとティナのしぶとい壮大な恋愛劇も 成就なったようだし、ベフォールの子供達も生き方を見つけられたし(裏切り者以外) あー、ま、デュマはあんまり救いがなかったかもしれんけど親父殺せたしね。 これもまさしく「ラストが決まっている」作品だからこその一本道だったなと。 毎週レビューはしてたものの本格的レビューは2クールに入ってからだったけど とても楽しませてもらった作品だった。シンプルゆえに作画の崩れなどは皆無。 謎がわかってから見ると色々と謎のセリフの意味もわかって面白いと思う。 半年間、スタッフ・キャストの皆さん本当にお疲れ様でした。若手さんのアギ、 ソレト役のお2人は格段に成長したと思います。皆川さんのトーマの真実判明の 瞬間はまさしく神でした。思った以上に素晴らしい作品でした。ありがとう。 (2005/3/30) △