
DTエイトロン
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DTエイトロン
【放映期間 1998年4月18日〜11月6日】
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エイトロン・シュート! | 視聴期間 2008/3/1-3 |
「シュウ、またいつか会えるといいね!」(メイ)
というわけで、一気視聴作品は以前お薦め頂いていた「DTエイトロン」
確かに面白い。とても面白かった。しかしたった一つ、そして最大の欠点が
作 画 が 壊 滅 状 態
なんでやー!この時代のサンライズに何があったんやー!
まぁデジ画とセル画が入れ替わる過渡期でもあり、朝や夕方やゴールデンから
今までにない「深夜」という時間帯にアニメが大進出を果たしていた時代だから
仕方がないのかもしれないけど、それにしても哀しすぎる…
話はすごくいいのに作画が気になって感動できない事もしばしば。
マクロスの作画が悪くても全然気にならんのに、
これは初めて見る分気になってしまった。
大体70年代80年代の手描きアニメに慣れている私ですら、アインとロッソの
セリフが入れ替わっちゃってるのも、「昔は結構よくあったことさ」と
寛容に笑える私ですら、いやいやそれはねーだろと思うガッカリ作画。
先だって見たリヴァイアスも結構酷かったがこれはもっと酷い。
作画がよければ感動したシーンはもっとあったのに…
それにしても第23話は「いい最終回だった!!!」という感じ。
そしてあのシーンでのナインツ・シニアのメッセージがあまりにも
よ過ぎてホロリ。彼が第15話で見せた「歌」への想いがまさか
こんなところで生きてくるなんて憎たらしい!
あの結末を見ると、ナインツとディアナが宇宙へ旅立っていったのは、
シュウたちのDTとデータで甦った地球にもう一度人が帰ってくるという
示唆でもあるんだろう。そしてそれは同時に欠け落ちた最後のDTが
そろうという事でもあり、その時こそが人類がまた愚かな滅びの道を
行くのか新しい道を行くかの再選択のチャンスでもあるんだろう。
ホラーチックで面白かった第13話は亡き塩沢兼人の声が聞けてビックリ。
諏訪部が冷静ながら熱いリーダーというのも初々しく、何より
「あーうーえー」演技の保志きゅんがまたいい味出してる。
保志きゅんヴォイスのキャラってのは、煮え切らないならもうトコトン
煮え切らない方がむしろ「しょーがないなーもー」と思えていいのかも。
イマイチ説明不足っぽかったDTについてはまぁいいとしても、
あのメンバー全員があまりにも都合よく全部のDT持ちってのが吹いたわ。
それに最後までエイトロンが「誰が」「何のために」「どうやって」
作ったのかがよくわからないままだった。とりあえずエイトロンの
肝心な時の「ぽあ〜」には笑いが止められず、15000kmをわずか一瞬?で
移動するのは、すごいんだけどやっぱツッコミまくりだったよ。
だって一応タイトルを冠したヒーローなんだから、空を飛ぶとか、
データ化して一瞬で転送するとか何かしらすごいことをするんだろうなと
思ってたのに、ただ走るだけだもんな〜。そりゃ普通に速かったけども
パキッと折って食うカラフルなデータミールがえらいマズそうだったんだけど
この話は他に出てくる食糧も本当に全てがマズそうだったのが困る。
でも基本的にみんないい人で、シュウにキスした海底人とか、フィアを
引き取ってくれた上に最期はフィアを送り出してくれたエクソダス中の
人たちも、幼いスアンを送り出したゴミ捨て場に取り残されたジジババも、
現れる人たちがみんな基本的に善意の人ばかりだったので、荒野ものなのに
見ていて心が温かくなったよ。
大津波で全員死んでしまったというビックリの全滅エンドだったけど、
なぜかあまりバッドエンドという感じはしなかった。なんだろう、
やっぱりシュウたちが最後まで絶対に諦めなかった事や、データニアの
子供たちが「言われるがままに」ではなく「生き残るために」働き始めた
姿がよかったからだろうな。それに、もしかしてあのシュウたちの最後の
攻防はリアルタイムの事ではなく、実は方舟の出航はもっと前で本当は
間に合ってたんじゃないかという希望だってなきにしも非ず。
可能性があるなら、諦める必要はない。
腰を抜かしたり呆けたり泣いたりする暇があったら、最期までやるべき事を
やろう。絶望的な中、誰もが不思議と明るい顔をしていたのがこのアニメの
いいところかもしれないな。
今思うとそういえば世紀末ってこんな感じだったかもなぁと苦笑したり。
ノストラダムスの予言など起きるはずもなく、騒がれた2000年問題も
さほど影響はなく、なんとなく迎えてしまった新世紀。
そのちょっと前の少し投げやりな雰囲気がこの時代、多く作られた
末法思想のようなアニメの深層ニーズに繋がったのかもしれない。
主人公が死んでしまったり、意味不明な終わりだったり、
全滅エンドだったり…(でもダイ・ガードみたいな作品もあるさ!
リヴァだって最後は希望に満ちて素晴らしい出航だったさ!)
思い出した作品は管理社会を描いた「地球へ…」や、物質再構築の
「スクライド」、データバトルだった「ゼーガペイン」かな。
ああ、同じサンライズのゼーガのほとんど崩れないスーパーハイレベル作画が
この作品にあればさぞや良作だったのに…
これで私が長年見たかった作品、皆さんからお薦めのあった作品も大分消化。
それにしても「私が好きかも?」ということで薦めてくださった作品は
これまでハズれがないですな。さすが皆さまわかってらっしゃる!!
むしろなんで「時をかける少女」がハズれたんか疑問…
映像が胎児の鼓動から始まって終わるドラゴンアッシュのOPもいいけど、
EDが最高ですね。あとところどころで効果的に流れる予告のBGMもいいし、
なぜかクライマックスになるとアクションシーンだろうがいいシーンだろうが
お構いなしに流れる爽やかBGM、ゼロとの戦いでは「これなんてFF?」としか
聞こえなかったラスボスチックなバトルBGM、「LOVE SONG」で 流れた
アカペラのけったいな歌など、音楽関係もかなり個性的で面白かった。
うん、面白かったです。いやホント、思いもかけず面白かったですよ。
1、2話で既に引き込まれ、その後も色々あって本当の旅立ちは8話まで
待たなければならなかったのに、ぐいぐい引き込まれて見てしまいました。
作画が本当に残念過ぎましたけど、世界観、キャラクター、テーマ、
全てにおいて唸らせてもらいましたよ。本当にありがとうございました。
△(2008/3/4 記)
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エイトロン談議 |
■メイ役の夏樹リオによれば、続編の企画もあったようですが、いつのまにか立ち消えに
なったようで…
私は絶望の中にも希望があるいい終わり方だったと思うので、なまじ続編を
作って世界観をぶっ潰すよりはスパッと終わった方がいいと思いますけど、
もしやるなら何百年何千年後のシュウたちの7つのDTを持つ子供たちと、
ナインツの8つ目のDTを持つ子供たちの出会いから始まる物語ならいいな。
(2008/3/9)
■「おなじ星」は名曲ですね。後年、某グラビアアイドルがカバーしているのを
聞いたときは「えー」っと思ったものですが(笑)
素晴らしい名曲でしたねぇ。OPは死んでも飛ばせなかったのに、リヴァのEDは
実はあまり好きではなかったし、同じくどんだけ先が見たかろうが絶対絶対に
OPを飛ばせないダイ・ガードのEDも初めの頃は結構飛ばしてた(もちろん後半は
飛ばせませんでしたが)んですけど、エイトロンはむしろOPは飛ばしても
あのEDは飛ばせませんでしたね。ホント、すごくいい曲でした。
(2008/3/7)
■視聴が困難だと思っていたDTエイトロンですが、ニコ動に全部あるようで、
薦めた手前一安心です(笑)。世界観、キャラ、バトル、キャスト(初期保志さん)、
成長物語と、作画以外(苦笑)は良作だと思いますので、いつか見ていただけると
嬉しいですね
保志きゅんはヤシガニといい昔は作画に恵まれてなかったんでしょうか?
お薦めはありませんでしたが、実はもう一本見たいと思っているのが
「花田少年史」なんですよね。いつか見られるといいなぁ…
(2007/12/8)
△(2008/3/4 記)
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