
アニメ視聴感想・ARIA The NATURAL 1クール・ARIA The ANIMATION・トップ ARIA The NATURAL・2
14 / 15 / 16 / 17 / 18 / 19-1 / 19-2 / 20 / 21 / 22-1 / 22-2 / 23 / 24 / 25 / 最終話
第14話 その いちばん新しい想い出に…2006/7/2
「わぁ、アリア社長、若い!」 何度も見返したけど、全く違いがわからない… それに比べてグランマの美しいこと。これならまさしく水の妖精。 というかこの美しい人が背も縮んでシワシワしょぼしょぼになるまでの時間を ほとんど変わらずに生きているアリア社長…火星猫の寿命はいくつなんだ? 可愛い仕草に騙される前に、あれが腹の突き出た中年親父と想像してみよう。 蒸し暑い夜が続くネオ・ヴェネツィアにも秋の気配が漂うのか、 涼しさに目覚めた灯里は早朝の海にゴンドラを出して軽くお散歩。 ネオ・ヴェネツィアの海にはそこここに杭が打ち立てられている。 杭の名前は「パリーナ」といい、ゴンドラを繋ぎとめる役目を担っている。 また、このパリーナを何本も集めた大きなプリコラには番号がふられ、 自分の位置を知る目印にもなるのだとか。 パリーナはただの木の杭もあれば、店や個人の家には彩色パリーナという 色やデザインが一つ一つ異なるパリーナが立てられているのだとか。 けれど灯里はふと気づく。アリアカンパニーには、それがない… 「パリーナといえば看板で、看板といえば顔で、顔といえば第一印象…」 というわけで、今回は「灯里ちゃんの一日日曜大工さん」 アリシアにアリア・カンパニーのパリーナの制作を頼まれ、練習をサボって デザインに没頭する灯里だけど、でもさ、ど〜せいつもヒマなんだから 練習はちゃんとやって合間にデザインを考えるべきだと思うな。 灯里に見えているアリア・カンパニーのイメージをデザインにすればいい。 そう言われて自分でいいのかと悩み、アリア・カンパニーの印象をまとめようと 四苦八苦する中、灯里は昔のアリア・カンパニーの古いアルバムを見つけ出す。 そこにあったのは、写真の間に挟まれた手書きのパリーナの設計図だった。 イメージカラーは青と白。 灯里は折りよくとうきびを持って訪ねて来たグランマに、この設計図を 作ったのはアリア・カンパニーが立ち上がった時の最初のメンバーが 考えたものであることを聞く。遠い遠い昔の先輩が描いた設計図… でもアリア・カンパニーがどんな色なのかを決めかねているうちに仕事が 忙しくなっていつしか忘れ去られ、おっとりしたアリシアなどは「入社当初から なかったから気にした事もない」と言い放つほどちょっとは気にしてくださいアリシアさん "パリーナ(看板)のない会社"となっていたアリア・カンパニー。 ようやく灯里がちっともプリマになれず仕事がないのでヒマでしょうがないそのデザインを考えて据えつけるゆとりができたということなんだろうか。 「海の色は、青い色。風の色は、白い色」 空の青、海の青。雲の白、光の白。それは灯里も大好きな色。 イメージを固めた灯里はウッディに材木を運んでもらい…って、でかいなっ! 予想以上に木がデカい!これを一体どうやって海に立てるのかと不安になった。 アリスと藍華のヘルプもお断りして設計図通りペンキを塗り始めた灯里。 ちょっとちょっと、アリア社長、ペンキの中を覗いたって何もありませんから。 やがて出来上がったパリーナ。なんとどうやらそれを打ち込む職人?がちゃんと いるようで、重機を使ってこれまた予想以上にガンガン打ち込んでてたまげた。 結構荒っぽいな…ヘッドの部分は素人ペンキじゃ剥げちゃうんじゃないかとか、 防腐処理はどうなのか、水気に強い素材なのかとかニスは塗るんだろうかとか 色々気になってしまったすまん、超絶不器用なんでDIYとかサッパリわからんとんちんかんなのだ しかし出来上がったパリーナは正直なかなかいい感じ。 白に青い模様ってアリア・カンパニーの制服の色でもあるし。 完成記念に、ゴンドラで夕食をとるアリシアさんと灯里ちゃん。 アリア社長のジェスチャーではさっぱりわからなかった、設計図を描いた 先輩が、これを作ってる間、ずっと傍にいてくれた気がするんです… あんたはただでさえ霊媒気質みたいなトコあるんだからそういうこと考えない。 いつの日か、アリシアも会社を去る日がくる。そして灯里も… でも、ここに来れば、パリーナが完成した日の私たちに会えるんですよね。 「すごいわ、灯里ちゃん」「すごいです、アリシアさん」 ええ〜!?それの何がすごいのかさっぱりわからない私は、海に浸かった パリーナ以上に心が腐り始めているようです…腐女子だからねって言うな △
第15話 その 広い輪っかの中で…2006/7/9
「俺様の為にこのアクアがあるんだ!」 うわぁ…どこかの誰かさんに聞かせてやりたいようなセリフだよ… 1人で午後の休日をノンビリ過ごす灯里の元に、まずやってきたのは晃。 これはまた珍しい取り合わせだな…と思い、次に「話弾むのかな…」と 心配になったけど、もうちょっと続けたら晃さんキレてたんじゃないのと 思うような乙女チックポエムが炸裂してるので、どうにもハラハラしたよ。 「も・み・子!恥ずかしいセリフは禁止だ」 そんなところに藍華がいない時のツッコミ役出現でほっとした。 次にやってきたのはアニキに頼まれて時計を修理しに来たと言う暁。 当たり前のように2人の間に割り込んだ暁が晃とガンをたれあうのは てっきり今回のエピソードがあるからこそだと最後まで思ってたのになぁ。 「暁さん、あ〜ん♥」 しかし天然娘にも困ったもんですな。 「はいはい、暁さん。あ〜ん」 その手のカモンカモンはなんなんだ灯里ちゃん… 「はいはい、暁さ〜ん。あ〜ん」 食べるのか暁?イマドキそんなベタな事をする気か? しかし、結局でっかいエビフライを横取りしたのは晃。 「貴様!何様だ!」「晃様だ!」 うわ、こいつ食べたかったんだ。食べたかったんだね暁… 「まぁまぁ2人とも、こんなにいいお天気なんですから」 あんたが原因作ったんでしょーが! 藍華VS暁にも負けず劣らず、子供のようにぎゃいぎゃい 言いあってる2人を見ていると、突然話しかけてきたのはアル。 やがてアルは浮島での暁やウッディのヤンチャぶりを語りだす。 アクアを守る正義のヒーローとして修行に励むヤンチャーズ。 ブレーキをかけずに滑り台を降りたり、大きくブランコを漕いだり、 そんなささやかなブレイブ・ハートがヒーローの証だった時代。 口ばっかり達者でまだまだガキの暁、こわごわビクビクのウッディの 前に颯爽と現れたのは、美少女を従えた凛々しいガキんちょ大将。 「何様だ!」「俺様だ!」 少年役ならお任せの皆川さんVSレントンの三瓶さん。 暁が漕ぐより大きく漕ぎ、とてもできないジャンプを見せる少年は、 正義のヒーローの座を賭けた滑り台では躊躇すらせずダイヴしていく。 強気で小生意気な暁がかなわないと諦めそうになった時、 ウッディがいらん事を暁なら必ずできると励まし、 暁は果敢に飛び出し、そして大ジャンプ…の後、自由落下。 でも、小さな男の子の向こう見ずな勇気を讃えてあげる少年が男前。 それにしてもデフォルメフェイスになるとアルは相変わらず 水木しげるが描くサラリーマンにしか見えんなぁ… 「アニキと呼ばせてくれ!」「すわ!断る!」 そんな懐かしい話をしてる中にいつしか溶け込んでいたアリシアさん。 暁たちが少年だと信じていたのが実は晃だったこと、即ち彼女と 一緒にいた女の子がアリシアだったこと、小学校の遠足を抜け出して 自由勝手行動をしていた時だった事、晃は完全に忘れていた事など、 盛り上がるエルダー組の輪から、一人外れていく灯里。 アクアの輪っかの中に入っている皆が共有する懐かしい想い出が、 マンホーム育ちの灯里にはないことがちょっとだけ寂しいようだ。 青い空も、仲良くおしゃべりする仲間たちも、見ていて決して 飽きないけれど、なぜか急に独りぼっちになった気がする… 「モミ子…アンニュイ入ってるぞ」 灯里ももう輪っかの中に入ってると笑う晃。しかも中心にな…と暁。 灯里さんがいるから、今だって皆集まってきたんですよというアル虫かキミらは まぁね、その疎外感はわかるよ灯里ちゃん。 進学した時、同じ学校出身の連中だけで盛り上がってたり、社会人に なって1人だけ研修グループが違うとなんとなく馴染めなかったり… でもいくら肯定的に「いいですね」という意味を持たせてるにしても、 ここでそれを言っちゃダメだろ〜。皆が盛り上がってるのに明らかに 水を差してるよ。空気読めよ。自分がエトランジェだと思っても 強引にみんなの話に割り込むのはちょっとルール違反だと思うよ。 暁とウッディが幼馴染なのは「ボッコロの日に」で判明したけど、 さらにアルは2人のお兄さん的お守り役であったことも判明した。 アルくんも浮島出身だったんだなぁ…しかもアルは暁や ウッディより1つ年上らしいけど、晃とアリシアはそれより もう少し大きい感じかな。小学校の遠足で来たらしいし。 人形遣いのおじさんの近くで姫社長のリボンを探す藍華がニアミスしたのは アントンだったし、学校帰りに自分ルール(1恐らく今日はつの石を蹴りながら帰るだと思われる) を守ってるアリスとすれ違ったのは暁のお兄さんというインターセクション。 そして万年シングルを中心にした真夏のセラのお茶会が続く中で、 真面目に仕事してるのがウッディとアテナさんだけなのが泣けた… △
第16話 その ゴンドラとの別れは…2006/7/16
「ちょっと言いにくいんだけど、漕ぐ方向…逆よ」 よくなじんだ木の感触の船体には、あちこちにたくさんの傷跡がある。 灯里が流したのは、ヘタクソなウンディーネ候補を乗せ、思い出を共有した 仲間が役目を終えて新しい道へ分かれていこうとする事への哀惜と感謝の涙。 今回はゆったりした悲しみの物語。OPのかぶり方からして秀逸だった。 ゴンドラの修理のためにアリシアとやってきたスクエーロで、マエストロは ゴンドラの寿命がきたことを宣告する。ショックのあまり放心する灯里。 灯里は自分の練習用として残せないかと申し出るんだけど、マエストロは 練習で2、3時間ではなく、毎日ある程度乗ることがむしろゴンドラの命を 永らえるのだと却下する。いやいや、でもねマエストロ、このシングルは 一日のほとんどを「練習」と称して遊びまわってるんですよとチクりたい。 それにしてもたかがゴンドラとの別れに一日費やすなんてヒマだなぁ… 実は私は非常に物持ちのいい人間だと思う。文房具など小学校一年生の時に 買ってもらった物を今も全て使っている。正直、何一つ買ったことがない。 化粧品も1つを使い切るまで新しいものは絶対に買わない主義ただのケチ野郎とも言う 物に執着は全くしない。壊れたら捨てる。ジャマなものは捨てる。 部屋でも何でも視界が開けていないとイヤだから物は増やさない。 車の中などもまことに殺風景だ芳香剤とか座布団とか、とにかく小物1つ置く気になれんのだ だからゴンドラもここまで使えば本望だろうと勝手に思い、ご苦労さんと いい、さて次はどんなのが来るのかなとそこそこ楽しみにするに違いない。 とはいえ「ゴンドラさんお別れツアー」に出かける灯里を見送った アリシアの表情がいつにも増して曇っていたのがちょっと切なかった。 灯里は自分の悲しみに囚われがちだが、灯里よりつき合いの長いアリシアに とってもこのゴンドラが思い入れがないはずがないとは考えていない様子。 最初に灯里が合流したのが暁だったのは嬉しい。 さすがに同じテンポのほんわかストーリーやアヤカシ物語ばかりでは飽きてきた ARIA2・2クールの目玉は、正直暁と灯里の接近戦であって欲しいと思っている。 多分原作がその方向に向ってないのであろう、なかなかそうはならないのだが、 こうして二人が揃うとやはり心が躍るぜ♥灯里の最初のお客様であり、最初に 花をくれた男である暁は、呼び出された理由が最初のお客様と最後のツアーを 一緒にしたいと微笑んだ灯里にちょっと照れ、2人はネオ・ベネツィアをいく。 「ちょっと待てぃ!」 そして今回は思い出の中で灯里の逆漕ぎが炸裂した回でもあった。 マンホームで憧れのウンディーネになろうと特訓してきた 灯里が初めてゴンドラに乗った時、漕いだ方向は逆方向だった。 そして暁を初めて乗せた時も、あと15分で浮島行きのゴンドラが 出てしまうという大ピンチの時、灯里が見せたのも逆漕ぎだった。 諦めてアリシアに櫂を任せようとした灯里に、暁は自分は灯里の客であると 断言してお任せする。まぁ万年金欠男の暁はホントに金を半人前分しか 持ってなかったのかもしれんけどでも暁のアニキも似たようなことを言ってよな 「恥ずかしいセリフとか言っちゃってるかも…」言ってますよ 思い出ルートを辿り終わった後に現れたのは練習仲間の藍華とアリス。 3人が出会った岬で寛ぎながら、自分たちと同じく練習仲間である3艘の ゴンドラが仲良く並ぶ姿を見ておセンチ(死語)になる藍華をからかうアリス。 結局はいつも通りおしゃべりに興じるのに加えてたくさんの写真を撮り、 ツアーはあまり関係ないのにつきあってくれる郵便屋さんのおじさんや ウッディ、じゃがバタ屋などを巻き込んで続いていく。それにしても 灯里は一体誰にあんなにたくさん写真を撮ってもらってるのか…ホラー? やがてツアーはシングル昇格試験の試験会場へ。 高低差のある運河に向う為、閘門に水が満ちるまでののんびりした時間。 かつて、希望の丘を眼にした灯里からアリシアは片方の手袋を取り去った。 ペアの頃ともシングルになりたての頃とも違い、すれ違いもバランスも お手のもの。でもできればプリマになってから来て欲しかったよなぁ… 一体この子は何年シングルをやっているのやら。 そして帰途に着く灯里のゴンドラには1人の背中を向けた老人が座る。 「この先の、分かれ道まで…」 そしてもう少しだけ、一緒に。最後のお別れが言えるまで。 迎えに出たアリシアの姿は初めてゴンドラを漕いだあの日と同じ。 その光景に灯里は涙を流す…明日は本当にお別れって、まだ引っ張るのか? なお、この話だけ特別なのか次回からもなのかわからないけどEDが変更。 しかし実は今回驚いたことは、超絶弱小で自転車操業としか思えないアリア カンパニーにも一応設備投資できるだけの資金があることだったりする舐め過ぎ? △
第17話 その 雨降る夜が明ければ…2006/7/23
「この傷は、私がつけたの…」 うわ、ホントにゴンドラ話が続きやがったよ! いや〜、もうおなか一杯ですよ。これは1話で十分だと思うんだけど… 最後のディナーをゴンドラで取りながら、今度はアリシアの想い出話。 ぶっといおさげ髪でペアだった頃のアリシアと、まだちょっと若かった グランマが初めて運河に出た日、アリシアは対向船を避けきれずに ゴンドラで壁にガリガリこすってしまった…今は白いゴンドラで 優雅に走るプリマも、昔はヘタクソなペーペーだったんですなぁ。 しかしグランマ、いくらなんでもあれから今の姿まで変貌するとは トシ取りすぎ。少なくともあれじゃ10年以上は経ってるはずだぞ。 ということはアリシアさんは今おいくつなんですか? フジツボを取ったり、船体を洗ったり、ワックスをかけたり… 今の灯里がしている事をアリシアも同じようにこき使われてやってきた。 アリシアにとっても馴染みの深いこのゴンドラは、アリア・カンパニーが 創立された当初からあり、先輩ウンディーネを送り出してきたらしい。 藍華と晃、アテナとアリスもやってきてお別れパーティはにぎやかになる。 お別れツアーで撮ってきたやはり誰が撮ったのかわからないホラー写真を 見てもらっていると、灯里たち3人で撮った写真によく似た写真が現れる。 それはプリマになったばかりのアリシアと、髪の短い藍華と今とさして 変わらないアテナ。ってかアリシアが1番最初にプリマになったのは意外… 灯里なんかもしかして一番最後なんじゃないのか?アリスにすら抜かれてさ。 「ありがとう…」 「また、どこかでお会いしましょう」 しかし晃やアテナも人がいいなぁ。 ま、友達同士集まるきっかけなんてなんでもいいのかもしれないけど。 遠ざかっていくみんなのゴンドラを見送って、そろそろ帰りましょうかと 声をかけるアリシア。彼女はこの後さらに自宅に帰らないといけないしね。 けれど岸についても、灯里はまだすんなりゴンドラを降りる事ができない。もう少し…もう少しだけ、一緒にいて、いいですか? 雨が降って来ても戻らない灯里を心配して傘を持ってやってくる社長。 そんな社長の眼に映ったのは、ゴンドラを抱き締めるようにうつぶせる灯里。 最初熱でも出してるのかと思ったけど、残り時間を考えたらそんなはずないと 思い直した。しかしそこまでいくとなんか…ヤバい世界っぽいよ灯里ちゃん… 思い出すのは1期2期取り混ぜて色々なバンクシーン想い出の数々。 それにしてもAパートのフジツボとかワックス掛けまで流す事はないだろ! 知らん顔して総集編っぽくしてるって事は制作スケジュール厳しいのか? やがて眠り込んでしまった灯里と社長に、そっと傘を差しかける老紳士。 雨が上がった翌朝、ゴンドラはワイヤーをかけられて運ばれていった。 カメラがやたらとアナログだったりするくせに、ゴンドラを運ぶのは 飛行船らしきものだったりするのがARIAの不思議なSF設定だよなぁ。 新しいゴンドラは舳先にギザギザのノコギリみたいなのがついてる 見た目アグレッシブなヤツ。緊張しつつ、アリシアと社長を乗せて 初漕ぎする灯里は、ふとすれ違う運搬用のゴンドラに眼を留める。 あの傷、あのくたびれ具合… アイちゃんへのメールで「距離は離れても同じ空の下で繋がってる」とか 言っておいて、すぐ会えちゃうという余韻ナッシングもどうなんだ。 もしかして違う空の下にいるアイちゃんへのイヤガラセか!? 夕食をゴンドラで食べましょうってのはつい最近もあった気がする。 しかし2話まるまるゴンドラか…灯里の気持ちはわからなくないけど、 なんだかあそこまで執着して、お別れするのが辛すぎて雨が降っても 家に入らないほどなんて、悪いけどもう異常に見えてしまった… う〜〜〜ん…もうこうなるとフェチの域に入ってね? △
第18話 その 新しい自分に…2006/7/30
「藍華ちゃん、ステキング〜!」 って、もみあげ切った灯里と同じスタイルじゃん! 藍華の髪の毛が短くなることはグッズやイラストで知ってたので、 バーベキューと聞いた時、あ、さては焦がすんだなとわかってしまった。 でも2話連続でちょっとジメった話が続いたので(鬱話には強い私でもあれは参ったよ) 久々に明るい太陽の下で楽しいバーベキュー。エドワルドに乗っ取られた マヌケが野菜を流す夢の肉オンリーバーベキューにはならなかったけどな。 それにしても昼休みにバーベキューって、どれだけ長い昼休みなんだ。 日本ならせいぜい焼肉屋のランチに行くくらいしかできないよ。 午後に仕事があるのに焼肉なんか食わないと思うけど口臭だけじゃなく髪にも臭いがつくし でも大阪人は昼飯だろうがお好みランチ食うんだよね?信じられへ〜ん。 「夏は観光シーズン。三大妖精が揃うのはなかなか難しいのです」 お ま え が 戦 力 外 だ か ら だ ! いい加減真面目に仕事しようよ灯里ちゃん。一人前になろうよ。 夏が終わってない上に中途半端な時期にEDが変わったりしてるから まだまだという気がするけど、なんだかんだであと残り8話なんだよ。 肉コールしながら肉ダンスを踊る晃とアリスに加わるアテナさん。 ちょ、逆!尻の振り方が逆ですよアテナさん! 歌はうまいのにこのリズム感のなさはなんなのか… 「まるで黒い真珠のような髪ね」 髪が伸び、今回はイメチェンを計ってさらさらの黒髪を披露する藍華。 「綺麗よ」 アリシアのようになりたいと伸ばし続けた髪を当のアリシアに褒められる。 「まるで女神様みたい♥」 は、は、恥ずかしいセリフ禁止ーーーーーーーーーー! とは言わず、憧れのアリシアさんに褒められてぼーっと照れる藍華ちゃん。 すっかりウキウキ気分なのに、晃はチクリと釘を刺す。 「願掛けなどしてるヒマがあったら、実力を磨け」 ウンディーネになりたいなら当然の努力をボソリと諭す晃に、せっかく いい気分で新しい自分を見つけられそうと張り切ってた藍華はガッカリ。 確かにそれも大切ですがね晃さん、ここで水を差すことはないんじゃないの。 「おいっ、藍華っ!!!!!」 焼きおにぎりとは違う不可解な香りに気づいた晃は、ボケっとしていた 藍華の髪が燃えていると知り、シーツを被せて消火活動。素晴らしい。 ゴンドラ上で喫煙OKかどうかは知らないけど、ウンディーネも予測不能な 客商売だけにきっと常日頃防災訓練をきちんとやってるに違いない。 アフロもみあげになった藍華を見る縦ストライプの灯里たちが可笑しくて。 ことに目線を泳がせまくってるアテナさんが最高なんだけど。 ぽよんぽよんになった髪をシーツで隠し、精一杯強がって駆け出す藍華。 灯里とアリスがそれを追い、アリシアとアテナが向きを変えた途端に晃が むんずと肩を掴んだ時は「片づけを手伝え」と言うのかと思ったけど違った。 惨めな姿で街中を駆ける藍華を見つけた灯里とアリスは、俄か美容師に変身。 「今の私は本気モードです!」 だから本気は仕事で出せというのに… 切るのはプロに頼んだ方がいいと思ったけど、二人が切ったセミロングの 藍華もなかなか可愛かった。晃には「お猿さん」と言われてたけどね。 「おまえはおまえにしかなれないっ!」 それでもまだ落ち込んで、願掛けが失敗したこと自体がショックな藍華に、 誰でもない、すごいウンディーネになってみろと発破をかける晃さん。 別に藍華はアリシアさんみたいなウンディーネになりたいと言っただけで アリシアになりたいと言ったわけじゃないんだけどなぁと思いつつ、藍華が きっつい言葉ながら晃が精一杯励ましてくれてることがわかったのでいいのか。 それよりゲシッと壁を蹴った晃さんのナマ足が美しくてドギマギ。 姫屋は赤いハイヒールという扇情的なコスチュームなのでエロいわぁ。 うりゅうりゅうりゅうりゅと涙ぐむ藍華もめっちゃ可愛い。 晃と藍華の師弟コンビの話はありそうでないので実は久々だったけど、 もし晃が灯里の師匠だったら…今頃もうちょっとなんとかなってたかなぁ… いや、でもそうは言っても藍華だってシングルだから大して変わらんかな。 △
第19-1話 その 泣き虫さんったら…2006/8/6
「うん、わかるよ、その気持ち」 「は?」 アリス、やっぱりきみは最高だ! 私の気持ちを見事なまでに代弁してくれたよ! ぽよぽよと出たハテナマークにこそ「うん、わかるよその気持ち」だよ! 前回長い髪の毛をバッサリ切った藍華にスポットを当てた藍華祭。 恐らくはこの髪型を我々視聴者の眼に慣らす目的もあるに違いない。 そんな事しなくても思った以上に似合ってるし藍華っぽくて可愛いよ! 夏の終わりの爽やかな朝に今日も練習頑張るぞと張り切る藍華。 それにしても灯里もまっつぁおのチョー恥ずかしいセリフで 乙女モーニングを盛り上げてるよなぁ…恥ずかしいよなぁ… ところが張り切りすぎたのか、それともまさか髪を切ったからじゃ ないんだろうけど藍華は夏風邪をひいて熱を出し、寝込んでしまう。 熱があるのでダルい上に、本を読んだり雑誌を読んだりくらいしかできない 退屈な三日間。私は物心ついて以来、風邪で三日も寝込んだ事はないけど、 体がダルいというのは結構厄介で、スッキリしない不快感は理解できるな。 そんな折、急にプリンが食べたくなった藍華は部屋を抜け出す。 昼間のうちは調子がよくても、無理してると夜になって熱が上がったり 酷い咳で苦しんだりするんだよな。風邪はやっぱり安静が一番ですよ。 久々にシャバに出てみればいつも見慣れた街も新鮮に映る。 まるで学校の授業を抜け出して街をブラついてるような罪悪感と冒険心で、 アクセサリーショップを廻ったりジェラードを食べたり…あれ?プリンは? 藍華の私服って初披露だったっけ?いやはや、すごい可愛いね。 ショートカットの藍華にピッタリの元気なカジュアルスタイル。 晃さんの姿を見てひょいと隠れてみたり、いたずら小僧っぽい仕草も可愛い。 ジェラードを持ったまま歩く姿はウンディーネ姿より年相応に見えて可愛い。 うきうき楽しい藍華がふらりと向ったのは灯里とアリスが自主練中の現場。 声をかけようとした藍華はふと、2人がいつもの居場所に立ち、いつものように 練習していることに疎外感を感じてしまう。自分もあそこにいるはずなのに… それで家に帰って泣いちゃったって、そりゃいくらなんでも唐突じゃないか。 わけわからん。なんで泣くの?灯里たちがお見舞いに来たら泣いてる事など おくびにも出すべきじゃないと思うんだけど…厳し過ぎますか自分? 結局プリンで御機嫌が直り、気分も晴れて無事復活。 女の子ってホントに不思議…同じ女同士でも理解が難しいんだから ましてや男の子は一生かけても理解できんだろうけど…ま、頑張ってくれ。 △
第19-2話 その 乙女心ってば…2006/8/6
「短いのもよくお似合いです、藍華さん!」 うわ、アルくんすごいな!偉いな! 美容院に行ったことにも気づかないのよとプリプリするお母さんが多い中、 なんとあんなちっぽいヘアピンにまで気づいたのかよ!すごいなキミ! やべー、私なんか誰かが美容院に行こうが坊主になろうが増量しようが? 気づいたとしてもいつも無視してるよ。だってどうでもいいんだもん。 でもきっと女の人には、似合いますねとかいい感じとかなんとか 一言言った方がいいんだろうなぁ…めんどくせぇからイヤだけど。 「禁止よ禁止!」 朝から灯里もビックリの恥ずかしいセリフもなんのその、 今日も元気に練習に励みつつもずっと何かを禁止中の藍華。 やがて可愛いヘアピンを灯里やアリスに褒められ、アリシアに褒められた あたりでリミットブレイク、藍華の眼からはうりゅうりゅ涙が… 彼女の悩みは「短くなったおニューの髪型」をアルくんに見せてないこと。 灯里が言ったこのただ短くなったとかイメチェンじゃない言い回しはナイス。 しっかり者の自分がいないとアリスは無表情で声が小さくなって 灯里はあちこち興味を持って注意散漫になっちゃうんだから… ところがそんな藍華が実は1番ダメだったりするのは、大好きな アルくんのことを考えると何も手につかなくなってしまうから。 なら藍華ちゃんはここから自主練ね、と灯里。 早くアルくんのところへいっておいでよ。 いいから早くいってください、とアリス。 どうせ今日は練習にならないでしょう。 ノームの働く地下へのエレベーターを降り、アパじーさんに会うものの、 アルくんはタイミング悪く地上へおかめうどんを食べに行ったばかり… こら、藍華!おかめうどんがなんでジジくさいんだ! アルがじじ臭いからアルが好きなものが皆ジジ臭く見えるんだ! 「なんで僕がおかめうどんを食べた事を知ってるんです!?」 アルなら腹ごなしと称して階段で降りてくるだろうという読みが見事に当たり、 まさしく階段の途中で無事に会えたアルの一言にうきうき気分になる藍華。 愛とは策を弄すること。勝利者とは策を弄する者。 策なき者はラブウォーズに敗れると知れ。 それにしてもチャイナ風パジャマの藍華の意外な巨乳に釘付けだったよ。 △
第20話 その 影のない招くものは…2006/8/13
「大丈夫…うまくやっていけるわ。だって、お友達だもの」 友引は昨日(8/12)ですよ! 原作を読んだことはない私だけど、ARIA二期が決まった時にいくつか 見たいなぁと思った話のひとつが今回のサン・ミケーレ島の怪談話。 ちなみに他に見たかった話はもちろん「ボッコロ」と藍華が髪を切る話だった。満足♪ マンホームでは早くも冬が訪れたというのに(とはいえあちらはどうやら 自然の季節とは無縁になってるようだけど)アクアはまだまだ灼熱の夏。 「その 逃げ水を追って」でも暑さにボケーッとなる灯里が出たけど、 またしても暑い暑いサンマルコ広場の人ごみを見ながら意識がモーロー。 そんな陽炎が立ちそうな真夏の真昼の暑い中、灯里は柱の影に座る 黒いヴェールをかぶった黒いドレスの女性に気づいてしまう。 真っ白な真夏の太陽の下に不似合いなほど真っ黒なドレス。 人を凝視するなんていけない事だよね…非常に日本人らしく、 かつ奥ゆかしいしつけを受けたらしい灯里は視線を逸らす。 何をどういおうとも、生きてる人間のパワーが1番強い! 待ち人の1人である生命力溢れる藍華(先週は夏風邪でへばってたけど)の登場で、 明らかによどんだ不穏な空気は一掃される多分彼女がいなくなったのもそのせいだ あっついわねぇ…こんな暑さを吹き飛ばすには怪談が1番よねぇ… 怖がりの灯里を脅かしつつ自分もヒヤリとしたい藍華は、 サンマルコ広場に伝わる黒衣の女性の話を始める。 中世ヨーロッパにおいて、処刑は犯罪の抑止、罪には罰が与えられるという 文盲の民へのわかりやすい教訓であると同時に、権力者たちから提供される 楽しい娯楽の1つだった。広場はマーケットが開かれ、カーニヴァルが催され、 罪人たちが次々と吊るされ、茹でられ、燃やされる愉快な娯楽場だったのだ。 ヨーロッパの石畳はたくさんの血を吸っていると思えばゾクリともしよう。 そんな時代に処刑されたある1人の女性が、処刑人に頼み事をしたのだという。 私の父も母もサン・ミケーレ島に眠っている。だから私の体も埋めて欲しい… けれど島の墓地は既に過密状態で、哀れ女性の願いは叶わなかったのだとか。 ところがいつからか、ある噂がまことしやかに流れ始めた。 夕暮れにサン・マルコ広場を通りかかるゴンドリエーレに、声をかける 黒いドレスをまとった女性がおり、彼女が乗せてくれと頼む行き先は 処刑された女性が渇望した安息の地、サン・ミケーレ島だったのだ… 青山墓地のタクシーもヴェネツィアではゴンドラになるんだな。 モンゴルでは馬、南の島ではマンタ、タイではゾウとかかなと 思ってると、脅えきった灯里はアリスの出現にもビビる始末。 「でも、それってマンホームのヴェネツィアのことだよね!?」 お、灯里にしては冴えてるな。怖いあまり脳味噌が働いたか。 マンホームでそんな事があった頃は、火星は凍ってたからなぁ、間違いなく。 それでもすっかり冷え切った灯里たちはいつものように練習開始。 霊感体質の灯里に気をつけてくださいねと勘のいいアリスが忠告し、 なんでも「素敵〜♥」とか言って寄ってっちゃダメよと藍華も一言。 「友達です」とか「どうぞ」とかって誘いもいけないんだよ灯里ちゃん。 招かれないと何もできないヤツも多いんだからあと塩でも常備してなさいね 彼の人のお気に入りである灯里のピンチに、街中の監視猫が集まり始める。 猫は世界中で魔力の強い動物と畏れられた事も多いようだけど、日本では なぜか魔を祓うのは犬の方が多いよね…と思ったら、なんとちょうど今週の 「日本昔ばなし」も信州信濃の早太郎が活躍する「猿神退治」じゃないか! 練習を終えた灯里は怪談の事なんかすっかり忘れたようで、夏風邪で 寝込んでいる社長のためにお気に入りの桃缶を買って帰途につく。 しかし一度魔の匂いが染み付いた者をあちらも見逃してはくれないらしく、 灯里は人通りの絶えたサン・マルコ広場でポツリと座っている人影に気づく。 あの人だ…さっき見た、黒いドレスの人… 真昼は座ったまま動かなかった彼女は、逢魔が刻のせいかすっくと立ち上がり、 通り過ぎようとした灯里のゴンドラを呼び止めてズカズカと乗り込んでくる。 「お願いします、ウンディーネさん」 灯里ちゃん、私はシングルだから乗せられないって免罪符を使うんだよ! 「ごめんなさい…」よし、いいぞ!「でも、お友達としてなら」アホー! 波間を滑っていくゴンドラはなかなかよかった。ってか恐怖心を煽るね。 ゴンドラってこんなに早かったっけ?島の姿が真っ暗でよく見えないのも なかなかホラーな感じだったし、海に立つ灯の効果も抜群の効果だった。 「あなた、いい子ね」 灯里ちゃんは普段どおりの表情なれど、彼女が着ている服が見まごうことなき 喪服であること、そしてサン・ミケーレ島は今もやはり墓地の島であること… いやでも思い出されるのは藍華の話。連れ去られたゴンドリエーレはどうなる? ネコたちが見守る中、ゴンドラは見えない力で引かれるように去っていく。 「いつまでも…一緒にいたいわ」 墓地ばかりの島にこんな時間にやってきて、「帰り」はどうするのかと聞く 余裕もない灯里は、ほっとしてさっさと去ろうとゴンドラを漕ぎ始める。 その灯里の腕がむんずと掴まれるのはともかく、いきなり走り出すとは! しかも早い!あんなドレスでも早い!いや〜、元気なユーレイだなぁ… いつしか彼女に曳かれて走っていたのは墓地の中。 ピンクの禍々しい花が狂い咲く死者たちの眠る庭園。 走ってつまづいてへたりこんだ灯里を、立ってと急かす彼女の黒いヴェールが 取れた時、そこには何もなく、闇が広がるだけ。彼女には「顔」がなかった… おいおい「影」じゃなくて「顔」がねーよとツッコんでる場合じゃない。 彼女と行ったゴンドリエーレはもう帰って来られない。誘われてしまったから。 灯里の心に麻痺していた恐怖心が戻ってきた時、さらに怖い存在が救世主が現れる。黒衣の幽霊はその強いものの力に無様にも走り去り、 灯里の頬にはでっかくてあったかくて柔らかいニクキューがぷにょり。 えんとしたケット・シーに抱かれ、気持ちも体もクタクタの灯里はすっかり バテたようで、気づいた時はアリア・カンパニーのデッキで眠っていた。 もうね、鼻水たらして、大粒の涙をいっぱい溜めてる社長が可愛くてねぇ… ネコネコ・ネットで知らされたのか、気が気じゃなかったろうね、社長も。 一連の説明を聞いて、可哀想な子を見るように頷くアリシアさんは素敵だ。 灯里ちゃん、晃さんだったら「心配させやがってこのバカ!」くらい言われて 海に突き落とされてたかもしれないよ晃さんはそんな事しない!怒鳴るかもしれないけど マンホームのヴェネツィアに、そんな話はなかったんですって… 灯里の恐怖の体験談話でゾクゾクしながらも、アリスは処刑の話はともかく、 有名なこの話が実はネオ・ヴェネツィアのオリジナルであることを語る。 過去のユーレイが未来のネオ・ヴェネツィアに出てくるわけないじゃないの。 何を言ってるんです、だからこそ怖いんじゃないですか… 語り継いだ人たちの言葉の力と、それを信じてしまった人たちの心の力。 都市伝説がいつの間にか本物を作り出してしまう、そんな真夏の夜の怪。 △
第21話 その 銀河鉄道の夜に…2006/8/20
「いつか…いつかきっと乗れますよね!」 そりゃ間違いなく今際の際だよ灯里ちゃん… 草木も眠る丑三つ時、ふと眼が覚めた灯里は汽車の音を聞く… 私はもうARIAを初め深夜アニメをリアルタイムで見るのはやめちゃったけど、 今回およそ30分遅れだったこの作品を見終わった人はちょうど丑三つ時なんか出た? 灯里はどうやらこんな真夜中に列車が通過する音をしばしば聞いているらしい。 いかな東京でも2時に走ってる列車というのはせいぜい貨物列車くらいしか ないわけで、となると私鉄はまずありえない。むしろ旅客が乗ってる寝台や 急行が通過していく音が聞こえるのは地方の方がよくある事だろうな。 音はいつも空から聞こえてくるから、あれは銀河鉄道かもしれないサブタイはモロですが でもそもそも銀河鉄道は死の国への列車だとバッサリ切り捨てるアリス。 ってかこの時代、あの宮沢賢治のシュール童話がまだ読まれてるのか… それにしても前回は怪談話で灯里を怖がらせた藍華、実は結構怖い話嫌い? アリスの方が色々とネタを知ってそうだし、正直オチのつけ方もうまい。 怪しいものには近づくな…そんな忠告を受けつつも、夏の終わりに気もそぞろな 灯里を見て、なにやらピカチュウするアリア社長やっぱこれらの不思議現象の元凶はアンタか!! その夜、ぶいぶいと社長に起こされた灯里は一通の手紙を受け取る。 大きな肉球マークのその中にはチケットが一枚。 どうやらこれは死の国行き片道きっぷ銀河鉄道のフリーきっぷらしい。 すごく会いたいのに、なんとなく、もう会っちゃいけないような気がするの… ひそかな恋人の事を語るかのように語る灯里に興味津々な藍華とアリス。 「まさかポニ男じゃないでしょうね?!」 おお、いいね藍華、私もそれ強く希望。 「郵便屋さんという線も」 ねーよっ!!!!!あってたまるか! 「どう言えばいいのかな…」 猫のオバケって言えば。 「あったかくて、優しくて、なんだか一緒にいると安心できて…」 いや、だから猫のオバケだって。 「とっても立派な毛並みで…」 肉球の方がお気に入りのクセに。 「シッポも綺麗」 肉球は? 「慎重なだけです!」 アリスの言うとおり、いくら万華鏡だのキラキラわくわく摩訶不思議が あったとしても、やめた方がいいという流れの中、前回すっかり灯里が ヤバい事になってると気づいたアリシアは、不思議の数々は、灯里が もっとアクアを知りたい、好きになりたいという気持ちが呼び寄せた 「アクアの心」そのものじゃないかと示唆するまた余計な事を… 行かない方がいいのかと思いつつも約束の場所の下見をしてきた灯里は、 アリシアのその言葉と、おめかしして準備万端の社長に背中を押されて トラム通りへ向う。そこには昼間はなかった線路が敷かれ、入ってきた 列車を待つたくさんのネコたちがきっぷをくわえて待っていた。 結局きっぷを持ってなかった子猫に譲ってやったので乗車はしなかったけど、 灯里はきっぷをもぎるでっかい車掌さんに、頭をなでなでされ、かつほっぺを むぎゅむぎゅされる。原作もこういう描写だとしたら、原作者はよっぽど猫に こうされたいんだろうね…猫の肉球が好きな人って意外と多いみたいだし。 ぷにぷにしてこられると「貴様小便を拭いてるな?!」とか思っちゃうけどな。 でもこの時後ろから見た灯里は 首を締められてるようにしか見えない ので怖いです。 余談だけど、ピーターラビットにもこういう絵柄あるよね。 大きいウサギが中くらいのウサギの首締めあげてカツアゲしてるヤツ。 (多分お母さんウサギがピーターの首のボタンを留めてあげてるだけですよ) 社長共々、ケット・シーにデコにスタンプを押されて嬉しがる灯里。 そんな「売約済み」を押されたらいつ連れて行かれるかわかんないよ。 そのスタンプは朝までは残ってたようだけど、アリシアさんは見たんだろうか。 いや、なんか相変わらずめちゃくちゃ困った顔してたから見てないのかも… 最近はなんだかアリシアさんがPSWに見えて仕方がないよ… まさか二週連続でケット・シーとは思わなかった。ネタギレか? でも今回1番よかったのは、真夜中の街で生き生きとしてるネコたちだった。 昼間は暑いもんねぇ… △
第22-1話 その ふしぎワールドで…2006/8/27
「あら、モミ夫じゃないのー♥」 ある日、社長が迷い込んだのは男と女が入れ替わったふしぎな平行世界。 同じ入れ替わるならチャイナミニの灯里とアリシアさんがいる世界の方が よかったろうに、社長はなぜか制服がクロップドパンツに変わり、髪の毛は… あまり変わらず、むしろもみあげが普通になった灯里クンに抱っこされる。 ゴンドラを操るのはウンディーネではなくかつての地球のヴェネツィアのように ゴンドリエーレばかり。やがて灯里クンはハーフパンツスタイルのアリスくんに 声をかけ、2人でコッソリ覗き見したのは立ち話中の藍華くんとアルちゃん… 私はあまり渡辺明乃が演ってるモロ出しベタベタな女の子役を知らないので、 女の子になったアルのキンキン声がなんだか妙に可笑しくて仕方なかった。 そして黒髪のポニーテール、意外な巨乳、それなりに可愛いのに、可愛いのに… 野島ちゃんのカマ声って、そういえばキングゲイナーでもなかったっけ。 ガチャペンは変わらないけどポニ夫がポニ子に変わり、クールボーイ藍華と 熱血ギャルの暁の掛け合いはいつもより3割増しイロモノっぽくて面白いな。 (こんな世界ヤダ) この暁の巨乳にぽにぽにしながらご飯を食べてる社長ったら… 灯里たちが男になっちゃったこんな世界はイヤだ、何よりヒメ社長が オスになってるなんてイヤだとぶいぶいぶいにゅーと泣いてたくせに、 ちょっとこのスケベ、これもこれでいいかな♥って顔してない? 社長はもう1回階段をくぐれば元に戻ると考えてアリアカンパニーへダッシュ。 そこに後ろからかけられた声は…ああ、やっぱり… しかしプリマ(男だとなんて言うのかね?)たちがオッサンになってもクロップドじゃ きついな〜と思ってたんだけど、アリシアたちは普通のパンツだった。 しかしこちらは皆川・川上と男の子ボイスも手がける声優さんなので問題なし。 むしろモロに女性声の大原さやかの男の子演技は意外にイケるんじゃないか? そしてまたしてもうえだゆうじ怪演。 ミス・ウッディのサザエさんみたいな口紅とむきむきぶりに吹いた。 ってかあの高さから落ちたら死ぬよ!絶対死ぬよ!ここは月じゃないよ! 一体ホントの世界では何があってあんな事になったんだろうか… 元に戻ってほっとする社長。けれどふとガラスに映った自分を見ると、 そこには世にもブサイクなメス猫が映っており、全身総毛立つオチでした… うーん…何しろ灯里たち3人を演じてる声優さんがおおよそ男の子役を演じる タイプじゃない上に、男の子になっても少女漫画丸出しなのでどうにも… それでも藍華は普段の性格がサバサバ系のせいかやや面白かったけどね。 で、こっちの世界では女の子設定のまぁ社長は当然オスだったはずなんだが、 オスでもアリア社長のもちもちぽんぽんが好きというのは変わらないってこと? △
第22-2話 その アクアを守るものよ…2006/8/27
「はいはい、無事ですよ〜」 兄ちゃんが買い物だろと言ってるのに、母を捜して走り回る姿が子供らしい。 これまた見目麗しい暁のママン登場。 えらい若々しくて可愛い人で、まぁ暁の母親であるというのは納得だけど あれでかなり年上っぽい暁のアニキの母親でもあるのか?え?マジ? 兄貴を生んだ母親は別にいて、彼女は実は後妻とかじゃないの? レントンボイスのチビ暁再び。 晃たちと出会った頃とそう変わらないのか、相変わらずアクアを守るのは 俺だとガードレールに上がってポーズを決め、近所のじーちゃんに危ないよ なんて言われてるそんな時代。浮島の子は島っ子というのか。どうでもいいよ。 今の暁の流行は自分が正義の人造人間であるという秘密を守ること。 だけど、兄ちゃんが異星人と入れ替わっちゃってるかもしれない… 恐怖に慄き、かくまってくれとウッディを訪ねればチョコまみれ星人。 怖くて寂しくてベソをかきかけたところに迎えに来てくれたのは母。 アクアを守るヒーローの赤いマントを着せてくれれば勇気が湧いてくる。 入れ替わってるかどうか、何度も確認してごらん?そうすればきっと大丈夫。 ママンの余計な忠告のおかげで一日10回近くも確認を取られた兄は自業自得だ。 それにしても兄ちゃんに脅かされただけで家を飛び出すとは情けない… いや、私は長子で兄や姉に脅されるような経験がないからそう思うだけで、 妹や弟たちにとっては姉や兄の言葉は絶対的効力を持ってるものなんだろうか? だとしたら憐れな…いや、私はそういう脅しはしなかったよ?多分…きっと… それにしても話のネタに弟を使っちゃう気持ちはわかるなぁ。 下の子を可愛がってれば可愛がってるほどついつい口から出ちゃうよな。 本人たちはそんなの聞いたらホント、自分の生まれの遅さを呪うだろうよ。 暁のジャスティス・ポーズが気に入ってマイブームとなってる社長。 憧れのアリシアさんに子供時代の恥ずかしい思い出を知られたと知って 真っ白になる暁…それにしてもニコニコして聞いてるアリシアはともかく、 なんとなく「へ〜」と面白がって聞きそうな灯里が終始あわわ顔だったのは、 もしかしてそんな話を聞いたことを知られたら後できっといじめられると 思ってたからなんだろうか…いや〜ん、ラブラブ♥…なのか? △
第23話 その 海と恋と想いと…2006/9/3
海よ…おまえと結婚しよう 永遠の平和を願い、永遠に… 老夫婦がネオ・ヴェネツィアで迎える結婚記念日に同行する灯里。 穏やかなゴンドラでのひとときは、老婦人には静かな幸せを与えているように 見えるのだけど、一緒に来た旦那様の方はどうもぎこちなくてそっけない… せっかくの旅先で、奥さんが楽しみにしている散策をつっけんどんに 断って「ホテルに戻って休む」と言う夫はイマイチに見えなくもない。 でも、つい余計な言葉をかけたくなるのは灯里がまだまだ半人前の証拠。 本当は、この年になってまで夫婦一緒に旅に出るということ自体が 既にこの2人が本当はとてもとても仲のいい夫婦である証なのだけど、 端から見ればワンマン亭主と貞淑な妻という構図なので無理もない。 仕事を終えた灯里はついつい藍華やアリスにそのことを話してしまう。 買い物の途中、ゴンドラ屋(っていうのかね?)で怒鳴っている 耳慣れた声を耳にして、灯里はどうしたんですかとつい声をかける。 関係ないのにそんな…と思ったら、案の定その通りに怒られた。 カッカして出て行ってしまった彼の姿を眼で追いながら事情を聞けば、 老人が借りたいと希望していたのは「海との結婚式」に使うゴンドラだった… いやはや、まさしくこれぞARIA! 最近は不思議話やヘンテコ話ばっかりであれぇ?ARIAってこういう作品だっけと なんとなく消化不良な感じがあったけど、そうだよ、ARIAってこんな感じだよ。 ネオ・ヴェネツィアという美しい街を背景に、人と人が紡ぐ小さな物語に、 灯里たちがちょっぴり関わって、静かだけど心に沁みるような感動をくれる。 老人は妻の為に「海との結婚式」を見せてやりたくてゴンドラを レンタルし、楽団に頼み、一生懸命プランニングしてたものの、 やっぱり慣れない街でしかも慣れない事をするものじゃない。 悉くうまくいかない物事にすっかり意気消沈した彼を励まそうと、 自分たちにできることをしたいと申し出る灯里たち。 なぜそこまで?といぶかしむ老人に、灯里もまさか 「おじいさんの耳が真っ赤だったからですよ♪」 …とは言えず、このネオ・ヴェネツィアを少しでも好きになって欲しいから… この街に来てくださった方には、素敵な思い出を作って欲しいからだと答える。 素晴らしいよ灯里ちゃん!まさにウンディーネの鑑!観光立国バンザ〜イ! そこで灯里のゴンドラを飾りつけ、手作りの「海との結婚式」をすることに。 なんだかんだで手伝う藍華とアリスも文化祭の準備のノリで楽しそうだ。 でも思うけど、これってこの3人がヒマだからこそできることだよね。 途中でおじいさんが待っているリビングにアリシアが入ってきて仕事だからと 出て行ったけど、ああいう風に午後も一杯に仕事が入ってたら無理だよね。 人に優しくしたり親身になってあげるのは、人として間違ってないし、 何よりも尊い美徳だと思うし、そばで見ていてとても気持ちがいい。 でもやっぱりそのためには「ゆとり」が必要なんだよね。 くたくたに疲れ果ててる時に誰かの愚痴は聞きたくないし、食べることすら できずに倒れこんで眠るような状態で相手の体をいたわるなんて無理無理。 最悪の状態でそれができる人とできない人がいるのは人間的キャパ、つまり 精神力、体力、家族関係、裕福さや人脈の豊かさなんかが絡んでくると思う。 仕事はないのに給料はもらえて、そのくせヒマな灯里たちにそのゆとりや キャパがあるのは当たり前。むしろそれを誰かに振り分けない方がおかしい。 けれど今回感動したのは、アリシアや晃、アテナたちが合流したことだ。 彼女たちは灯里たちとは違って一日中仕事をして、体力的にも精神的にも 疲れていないわけがないのに、それでもシングルたちがやろうとしてる事に わざわざつきあってくれたのがすごいなぁと。3人ともホントに偉いなぁと。 人が人に優しいってことはそれだけで癒しをくれる。 でもそれは環境がよくなければ絶対に無理だ。 平和で、安全で、安心できて、経済的にも豊かで、健康で、健やかであること。 環境が整ってることって、あまり評価されないけどすごく大切なんだよなぁ… 人は苦しいからこそ優しくなれるなんて言葉は優しくないヤツの言葉だね。 そんなもんほじくったハナクソごと包んで丸めてゴミ箱にポイしてやる! 「藍華先輩、それは何かの呪いですか」「オリエンタルとお呼び!」 できあがったゴンドラは中途半端でなんともヘンテコリン。 けれど一仕事終えた3人は実に満足げで、老人も恐る恐る乗り込んでみたものの ちょっと嬉しくなって耳がぽっと赤くなる。まこと、耳は口ほどにものを言う… 「まったく…お節介な街だ」 合流地点で驚く老婦人を迎え、アリシアたちのお客も参加し、楽隊まで 調達して結婚記念日のメインイベント、海との結婚式が始まる。 海とヴェネツィア、切っても切れない縁と永遠の繁栄を願って、指輪を 海に沈めるのは総督でも市長でもない、妻を心から愛する照れ屋の頑固者。 「いつも、おまえには助けられるな…」 遠い日の願いをかなえようと苦心した老人は指輪を探し、婦人はそんな彼に そっと別の指輪を差し出す。それは、彼と同じ事を考えながら買った指輪。 沈んでいく指輪は美しく、沈んでいく夕陽もまた美しく… 「これからも、愛してくださいね」「…あたりまえだ」 恥ずかしいセリフも今日は隠し味に、ロマンティックな夕暮れなのでした。 永遠に、おまえが私のものであるように… △
第24話 その 明日のウンディーネに…2006/9/10
「ダメ…晃さんの悪口はダメ…」 いや〜、久々にARIAで泣きましたなぁ。 散々不思議話をやってきて残り数話でほんわか路線に戻してくるとは! 斉藤ちわわんこの泣きべそ演技はズルいッス。泣かせてくれるッス。 ようやくやってきたアクアの秋はうとうとしい雨。 しかし雨の朝ってのは昔からなんであんなに眠いんだろう。 あの気だるさと低気圧とはなんか関係があるんだろうか。 長靴と傘を準備してお出かけの支度をする社長。 着込んだレインコートには聞こえる聞こえる愛に悩む人々の嘆きが… じゃないけど、ウサミミフードつき。いや、あんたネコだろう!? 練習はお休みなれど、プリマになるためには様々な勉強も必要という事で 3人組は姫屋の藍華の部屋でお勉強…けれど昔から女3人寄れば「姦しい」 勉強に厭きた藍華は、プリマになった時の通り名を考えようと言い出す。 もっと勉強に集中せぇよ!…と、いつもの私なら叱り飛ばしたいところだが 自分も今試験勉強中で、あれこれ言い訳してはネットで遊んだりしてるので 実はあまり笑えない。なんでネットやってると時間が過ぎるのが早いかなぁ… アリシアは「スノーホワイト」アテナは「セイレーン」そして晃には 「クリムゾンローズ」という通り名があるのだそうだ。知らんかった… この時の3人がムハ(ミュシャ)の絵のようで素敵。 ちなみにアリシアは灯里と同じ15歳でプリマに昇格した最年少記録保持者で、 グラン・マは誰にも破れないといわれる最年長現役プリマの記録保持者とか。 一体いくつまでプリマやってたんだグラン・マ…無理しすぎて背が縮んだの? 晩年の(晩年言うな)通り名は「うば桜」とか「枯れススキ」とかじゃないよね? 一方、3人が考え付く通り名は「モミ子」だの「ガチャペン」だの… 大体そんなの暁の命名じゃないか。それでいいのかキミたち。 くだらないおしゃべりに興じている3人に、書類整理の仕事を押しつけに持ってきたのは晃。ぶーぶーと散々文句を言いながらも、勉強以上に集中して 終えてみれば、華やかで美しいプリマの仕事には裏方仕事もゴマンとある事を イヤでも思い出させる。もしかして晃の狙いは気を引き締めろという事かな…? 頑張れといってくれた晃さんは、厳しくても優しくて素敵な先輩なのに、 その晃さんに対して素直になれないんだよねと、藍華のことを噂する2人。 そのくせアリスも、アテナ先輩の無償の優しさや見守ってくれる懐の広さに 素直になれなかったり…ちなみに灯里ちゃんはアリシアさんに甘えすぎです。 皆それぞれないものねだりだったり青い鳥が見えてなかったり。 終わった仕事を鼻高々に晃に届けに向かった藍華は、最近自分をチラチラと見る 仲間のウンディーネを見つけ、一体何を話してるのかと好奇心モロ出し。 もしかして最近髪の毛を切って心機一転、勉強にも熱心で技術も上がった自分を 評価してたりして…なんて、アリスじゃないけど自意識過剰もいいとこだよ。 けれど聞こえてきた言葉の刃は、決して耳にしたくないものだった。 三大妖精だからって、調子に乗ってる…逆らえない雰囲気を作ってる… ボロボロと汚らしく吐き出されたのはアホくさい誹謗。くだらない中傷。 ホント、そもそも悪口をいえるほど相手の事をよく見てますこと。 自分の事は何を言われたっていい。姫屋の跡取りとして生まれた藍華は、 いつでも、誰に対しても「お嬢さん」という立場がバリアになってしまう。 だからこそそれを超えて仲良くできる灯里とアリスとの関係が心地よい。 言われていたのがもしも自分の悪口だったなら、もちろんいやな気持ちには なるだろうけどこんなに哀しかったり悔しかったりしなかったかもしれない。 何よりイヤなのは、それが晃さんだったから… 「ゼロから自分の力でプリマになって、トップの座を掴んだ人なのよ」 その陰にある努力を見もせずに、妬みと嫉みで相手を貶める卑劣さが許せない。 慰める言葉も思いつかず、突っ伏す藍華にオロオロするばかりの灯里とアリス。 しかしそこに当の本人の晃が現れ、泣きじゃくる藍華に声をかける。 強く見えても、決して謙虚さを失わず、厳しい事を言っても優しさを忘れない。 晃をすごいねとただ言葉で褒めていた灯里より、それに頷いていたアリスより、 やっぱりずっと晃の事をわかっている藍華。悔しいです…こっ恥ずかしい褒め言葉禁止! 晃だっていい気持ちではないだろうけど、ホント、こんなに自分の為に、しかも 自分以上に泣いたり怒ったりしてくれる人がいることは、何よりの癒しになる。 昨今はイヤな事からすぐにとんずらする人が多いみたいだけど、でもそれじゃ もったいない。まぁ、責任を持って何かに向かうというのは確かに面倒くさいし 自分が損ばかりしてるようにも思う。でも人生ってのはアニメの主人公みたいに 激烈にドラマティックな成長の機会なんかそうそうないから、たまには自分を 成長させてみるつもりで、難しくて嫌なことに正面からぶつかるのも面白い。 楽しいことや嬉しいことに慣れてしまって、それが当たり前と思わないこと。 そして辛いこともイヤな事も、きちんと受け止める強さを持つこと。 いい後輩をもって嬉しそうな、へこたれない晃さんの笑顔が本当に素敵だった。 △
第25話 その 出逢いの結晶は……2006/9/17
秋のはじめに、みんなで夜通し騒ぐレデントーレ。 灯里はずっとあいちゃんからのメールが来ないことを気にしつつも、 楽しいお祭りの夜をどう過ごそうかと藍華やアリスたちと話し合う。 おばあちゃんの具合が悪いと言ってたからそれでメールできないのかね。 そういえば前回の話のラストでも灯里はメールがこないと心配してたもんね。 そんな3人に、三大妖精から1つの重大な指令が下る。 屋形船を借り切って、おもてなしプロデュースすること。 会場の雰囲気作り、郷土料理の数々、それにピッタリの飲み物… 何よりも、お客様が心から楽しんでくださるかどうかということ。 これもある意味修行だといたずらっぽく笑う晃と、微笑むアリシアとアテナ。 頭を悩ます藍華と灯里と裏腹に、招待状を作ったというアリス。 義務教育中なんだからちゃんと学業に専念しなさいねアリスちゃん… 「アリスちゃん、もしかして楽しみにしてるの?」 前の年のお祭りの夜には「寝てました」と言い切ったアリスが、実は パーティを楽しみにしてることを知り、俄然やる気になる藍華と灯里。 つっけんどんでぶっきらぼうなアリスの変化が見えるのがいい感じ。 三大妖精以外に3人が選んだ招待客は、それぞれお世話になってる大切な人。 灯里は郵便屋のおじさん、暁、ウッディ、そして藍華のリクエストはアル。 そんな中、アリスの招待したいお客様はなんとグランマだという。 アリスは今回OPでも昨年の年末(一期最終回)に皆で撮ったらしい写真を 見つめてたけど、一体いつの間にそんなにグランマになついたのやら… それにしても藍華がアリシアさん、アリスはグランマ、あいちゃんは灯里と アリアカンパニーはまこと、モテモテ王国ですなぁ売り上げは低そうだけど 灯里はひとつの空席をそのあいちゃんのためにとっておきたいと言う。 レデントーレにはぜひ来たいと言ってたし、待ちたいの… メールは来ないけれど、絆を信じる灯里のため、藍華たちも快く承諾する。 グランマがキノコが好きだったかと言った時、藍華がアルくんも好きよねと 言ってくれるかと思ったのになぁ。それにしても料理するアリスの髪の毛を アップにしてる姿が大人っぽくてちょっとドキッとしてしまったよ、マジで。 あの子、きっと綺麗になるね。まさしくクールビューティ、アイスドールだ。 飾りつけも終わり、祭りの当日がやってくる。 エプロンをつけてホステスとしてお客様をお迎えする灯里たち。 もし誰も来なかったら…誰かを待つ時はなんであんなにドキドキするのやら。 そんな心配はよそに、一番乗りは郵便屋さん、モミ子モミ子と連呼しながら 暁とウッディ、アリシアたちが続々と登場し、屋形船に乗り込んでくる。 遅れてきたアルに口うるさい女房のように文句を言いつつもマントを預かる 藍華が甲斐甲斐しくて可愛いったら。それをからかう暁のやんちゃぶり、 気にもせず軽く流すアルくんがまたカッコええ。ついでにアルくんがマントを 脱いだ姿は初めて見たような気がするんだが、白装束で意外とカッコいいな。 「灯里、そろそろゴンドラを沖に出さないと…」 ゴ、ゴ、ゴンドラ!? あれゴンドラなの!?!?屋形船じゃないの!? やってきたグランマにアリスが顔を輝かせると、残るお客はあと一人。 いつまで待っても桟橋に待ち人は現れない…お客様はそろってるし、 パーティを始めなくちゃ…二人はゆっくりと岸を離れる。 「灯里さ〜ん!」 けれどそこに聞き覚えのある声がして、二人は屋形船を岸へ戻す。 なんとそこにはお義兄さんの出張に便乗して連れて来てもらったあいちゃんが。 「ビックリさせようと思ってメールしなかったの」 しろよ!!!!! 色々準備とかあるのに相手に失礼だろう。 そういうのは親とかきょうだいとか血の繋がりがある人までにしろ! あいちゃんはステキだの奇跡だのよりまずは常識を手にいれなさいね。 「すばらしいのだ!」尻が? まぁそんな問題児のあいちゃんですが、アリア社長とペアになっての猥褻尻振りダンスが可愛かったので帳消しにしてあげましょう。 しかしアテナは歌だけじゃなくて踊るの好きだなぁ…ってかフツーの お嬢さんはあんな踊りは頼まれてもやりませんからねアテナさん。 パーティは盛り上がり、料理も好評で食も進み、何より話が弾んだ様子。 オヤジギャグに反応ゼロのホントのオヤジである郵便屋さんに へどもどと「高度なギャグ」の言い訳するアルが可笑しかった。 騒いではしゃいで、やがて訪れる静寂のポケットすらいとおしい。 この時間も空間も、灯里ちゃんたちが作ったのよとアリシアさん。 そしてそっと消された灯。 暗い夜空に打ち上げられる花火は美しく、パーティのフィナーレにふさわしい。 今夜は最後まで頑張ったウンディーネの卵たち。 その卵たちのおかげで出会えた仲間たち。 辛口の晃、優しいアリシア、アリスの頑張りをずっと見守ってたアテナと、 暁とウッディとアル、グランマや郵便屋さん、そしてあいちゃん… 楽しい時間をくれた灯里たちに、心から感謝の言葉をくれて、乾杯の 言葉をくれた心やさしいみんなにちょっと感動してしまったよ。 なんてことない話なんだけど、やっぱりARIAはこういうのが一番だな。 △
第26話 その 白いやさしい街から…2006/9/24 アニメ視聴感想・ARIA The NATURAL 1クール・ARIA The ANIMATION・トップ
「あたし、どんな大人になりたかったんだろう…」 長かった夏がようやく終わって前回秋になったと思ったら、今回はいきなり冬! なんだ?冥王星が惑星じゃなくなったら急に火星の公転が早くなったのか? 藍華が願う理想の女性はアリシア。ウンディーネとしての自分は自分だけど、 女性として憧れるのはアリシアさんという気持ちに変わりはないと言うあたり どうやら藍華も晃の教えを自分のものにしているようだ。 ネオ・ヴェネツィアに真っ白な雪が積もった日。 お客さんも来ないだろうからとアリシアと灯里は店を閉め、お散歩に出かける。 寒がる灯里のホッペにカイロをくっつけてぶひ顔にするのがちょっと可愛い。 「ぬっくいですぅ」 本日の社長の帽子はウサミミではなくて…い、犬? 綺麗で、やさしくて、優雅な淑女のアリシアさん。 そんな大人のアリシアが子供の頃、どんな大人になりたかったのか… 自分が昔願った自分になれているのか気になる灯里は興味津々。 けれど今日のアリシアさんはちょっと不思議。 雪の街で、まだ誰も足を踏み入れていない小径を見つけて飛び跳ねたり、 橋の欄干に積もった雪をざざざざ〜と落として歩いてみたり。 もちろんまだまだ本当の子供である灯里も一緒になって遊んでしまう。 すっかりはしゃいだ灯里は、その勢いで聞いてみたかった質問をぶつけてみる。 「アリシアさんは、どんな大人になりたかったんですか?」 ところが、すぐに答えてくれると思ったアリシアの反応は意外なもの。 なんとアリシアは全く何も答えることなく、突然雪玉を転がし始める。 わからん…灯里でなくともこのアリシアの行動はわけがわからん… 私は灯里のような素直な性格ではないのでなんで答えてくれないんですかとか もう1回質問を繰り返して、それでも答えがなかったら怒るな〜、多分短気だから いぶかしみながらアリシアと一緒に雪玉を転がし始める灯里。 雪玉はどんどんどんどん大きくなり、それはそれで楽しい。 やがて、道行くおじさんや曲がり角を抜けてきたおばさんが手伝ってくれる。 手伝うというより、面白そうなことをやってるから気まぐれでやらせてもらうと いう方が正しいような気もするんだけど…とにかく、町の人が次から次へと お手伝いしてくれる。ホンマかいな…こんなことあるんかいな… やがて橋の坂道でうんうんうなる二人に、今度は夫婦が手を貸してくれる。 ところが頂上に着いた途端雪玉はスピードを上げて転がり始め、調子に乗って 上に乗ってた社長は回転に巻き込まれて下敷きに… 「おお、生きてる」 あまりにトボけた旦那さんのセリフに吹いた。 「それで、アリシアさんはどんな大人になりたかったんですか?」 相変わらず答えてくれないアリシア。 街中の人に転がされ、街中の雪を集めてすっかり大きくなった雪玉だけど、 ついに道は行き止まりになってしまう。するとカンポとすら呼べないような 小さな広場に周辺の人たちが集まって、大きな雪玉に感心するやら驚くやら。 なんとなく意気投合して、子供も大人も二人の雪玉をさらに転がしたり、 新しい雪玉を作ったり。アリシアと灯里は親切な住民にホワイトココアを いただいて疲れを癒したり…ってか、遊んで疲れただけだけどねぇ… 最初に雪玉転がしを手伝ったおじさんは子供たちの一人のお父さんだった。 結局みんなで作り上げたのは大きな大きなスノーマン。 それは船に乗る人々もビックリする大きなステキな作品だった… とはいえ水路に向かってるのはただの後姿だけどね。 遊び終わって日が暮れて、帰途についた灯里にアリシアがようやく語って くれたのは小さい頃、雪が降ると雪玉を作って転がしていた思い出だった。 そんなアリシアを見かけると、どこからともなく大人がやってきて 一緒に転がしてくれたとか…みんな、とても楽しそうで嬉しそうで… 「こんな大人になりたいなぁって、思ったのよ」 なんか一歩間違えば犯罪に繋がりそうで空恐ろしい話なんだが、それにしても 子供が雪玉を転がしてるのを手伝いたがる大人なんか本当にいるのかなぁ… まぁこの話は、そんな風に些細な事からも人生を楽しめるような、 本当の意味の大人がこの街にはいるということなのかもしれない。 そんな大人たちと触れ合って、彼らのようになりたいと願ったアリシアに とっては、マクロ的な意味でこの街こそが「憧れ」そのものなんだろうか。 前OP「ウンディーネ」、そして大好きだった前EDの「RAINBOW」が流れた時は 不覚にもこれでもうARIAとも本当にお別れと思うとうるうるしてしまった。 半年間は少し長過ぎて、その分一期よりう〜んと思わせる話も多くてちょっと ガッカリした時もあったんだけど、最後にはARIAらしい話でまとめてくれた。 アリシアさんに会えて、本当に嬉しかった… 「私と出会ってくれて、ありがとうございます」 この惑星は奇跡でできている、と始まった一期。 さらに出会いの奇跡でできていると言った二期。 プリマになったら返せよ、とさりげなく巣立ちの日を示唆する晃と、 一瞬ビックリして、キリっとした表情で返事をする藍華。 一緒にピクニックに行きましょう、と相変わらずお母さんのようなアテナ。 アリスとまぁ社長の「はぁ…」「まぁ」のコンボが可愛すぎる。 あまり進展はなかったけど、あんたモミ子モミ子いい過ぎやでどう考えてもと 思われる暁に、ウッディ、アル、グランマや郵便屋さん、マスターなど。 懐かしい場所や懐かしい人々がフラッシュバックする中に、なぜに ケット・シーは出なかったのか…さすがに出しすぎたと思ったのか… アヤカシ話が続いた時はホントにどうしようかと思い、ゴンドラの話には ちょっと辟易したけど、ラスト周辺はなんとか持ち直してくれてホッ。 何といっても藍華が髪の毛を切ったのが幸いしたかな。 一期ほどではないにしろ、綺麗な街の優しい人の話には相変わらず癒された。 スタッフ、キャストの皆さん、1クールあけての再開、二期の方が長くて 2クールというテンション的にもモチベーション的にも苦しかったろうと 思う制作スケジュールだったでしょうが、本当にお疲れ様でした。 「私、小さい頃は妖精になりたかったんです」 ヤバいよ、この子ウルトラマンとかポケモンになりたい男の子と一緒だよ。 でも、きっともうじきなれる。アリシアは灯里のシングルの手袋をそっと握る。 この手袋を脱いで、1人立ちするその日は決して遠くはない。 というより、いい加減一人前になってもらわないとARIAカンパニーの 経営が危ないのよねとはっきり言った方がいいと思うよアリシアさん… △ (2006/10/1)