ARIA The ANIMATION レビュー

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ARIA The ANIMATION

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第1話 その 素敵な奇跡を…
2005/10/5

「この街って奇跡でできてるんだよ」

テラフォーミングって言ったじゃん…それ奇跡じゃないじゃん…

モミ子(?)こと灯里ちゃんのバスガイドウンディーネ修行物語。
なかなか落ち着いた走り出しで、アクアが嫌いだと言う女の子、アイの眼を
通してこの惑星アリアのこと、ネオヴェネツィアのこと、舞台を語らせ、
かつ彼女の姉への気持ちを再確認させるというほんわかまったりストーリー。

灯里がどうせドジっ子で失敗ばっかり「てへへ」なキャラなんだろうと
思ってたのに(まぁそれはそうなんだろうけど)思ったより常識的で好感は持てた。

「友達だから」「違うから」
灯里が丸め込まれたアイの言葉にテンポよく切り返す藍華。
「恥ずかしいセリフ禁止!」のセリフからして、結構厳しい
ツッコミ役かと思いきやしっかり巻き込まれてるのがいい感じ。
憧れの的アリシアさんもきっと天然ボケなんだろうと勝手に思ったり。
大体なんだあの「社長」って!なんなのあの生き物は!可愛くないよ!

灯里の特技は逆漕ぎ。確かに、ボートはそうやって漕ぐもんなー。
灯里が通信していた相手や、なんでマンホームからアリアにやってきたのか
他のキャラのエピソードに加えておいおい語られていく事になるんだろうか。

自分が知らない事を話されてもつまんない…
でもきっとお姉さんはとっても楽しかったから、その気持ちを大好きな人にも
知ってもらいたいと思ったんじゃないかな?灯里の言葉に驚くアイちゃん。

掛け違えたボタンは些細な亀裂を生む。でも、それをアイちゃん自身が
克服しようとした事が奇跡を起こしたんじゃない?というアリシアさん。
新婚旅行は幸せ一杯だったようにアイに語った姉が、実はゴンドラの上で
大喧嘩をしてたというオチもよかった。思い出は美しく、だからこそ尊い。

まったり系?絵柄がモロに萌え萌え系?どうせ都合よく進むドジっ子物語だろ。
主役が無駄にモテちゃったりしてさ。間違いなく私にはヒットしないだろう…
と、思って見たんだけど、思ったよりずっと面白いと思えたのでビックリ。
いや…正直、それどころかちょっとジーンときちゃったよ。
むむ、派手さはないが、往年のベテラン、サトジュンマジックにかかったか?
 

第2話 その 特別な日に…
2005/10/12

アイちゃん、今日は大変な事が起きました…という相変わらず
ちっとも大変と思ってなさそうな灯里のメールから始まる一日。

ある日目覚めるとアクア・ラグナアルタで街は水浸し。
水没した街は機能を停止し、バカンス前にひととき、
ゆったりした時間がネオ・ヴェネチアを包み込む…

私はイタリアが大好きなんだけど未だローマ以外行った事がなくて、
もう行きたくて行きたくて焦ってるほど。だからこんな光景を見ると
わくわくしてしまう。時折水害でサン・マルコ広場まで水没したベニスが
ニュースで流れるのを見るけど、本場のベニスもこんな感じなのかな。

「歩いて行きましょうか」
灯里が社長のエサを歩いて買いに行くと言うからどうやってと思ったら
本当に長靴で歩いていたのでビックリ。それじゃすぐ水没するだろ…と
思ったら案の定長靴の中にも浸水。あーあ。スカートも長いから大変だ。

先週藍華の制服が灯里と違う事に気づかなかった…ただの色違いかと思った…
藍華はARIAとは別のゴンドラ会社HIMEYAの社員であり、一人娘でもあるそうな。
それにゴンドラ会社は「アクアマリンの瞳の猫」を社長に置く慣習があるとか。
ARIA社長の眼も確かにブルーだけど…え…あれ…猫なん?宇宙外生物でしょ?
他にも灯里や藍華は「シングル」というランクでまだ客は乗せられない事、
藍華は灯里より一つ年上であることなど2人の会話でするすると説明された。

それにこれって登場人物の名前がが今のところ皆「あ」で始まってる。
アカリ、アリシア、アイカ、アキラ、アテナ、アイちゃん…
そういえば「モミ子」呼ばわりしてた男も「アカツキ」だったな。

ARIAのアリシア、オレンジプラネット(元々この星である火星の事か?)のアテナと
並んでウンディーネのトップを張るHIMEYAのアキラの厳しい態度に反発し、
ARIAにお泊まりする藍華。この言い合いが仲がいいくせに意地っ張り同士が
意固地になった感じで、藍華は拗ねてるだけとわかるのが可愛いんだけど。

「そんな美味しそうに作ったらホントに戻れなくなっちゃうよ」
そんな注意の仕方があるか!この作家さん、面白いセリフ言わせるなぁ。

藍華のアリシアさんラブも、幼い日に元気づけてもらった思い出からの「憧れ」
「あらあら」「あらあら禁止!」「ふふ」「その笑い方も禁止!」「あらあら」
永遠ループのじゃれあいをするアキラと幼馴染のアリシアの因縁も微笑ましい。
ユリ嫌いの私に、今のところユリ臭さが全く感じられないのがいいんだろうな。

「用意スタートッ!」「早っ」
競争はお互いに頭を冷やすためのとっかかり。
いつもとは違う街の景色。いつもとは違う自分を見つけてくれる相手。
HIMEYAのお嬢さんとして一歩引く人々の中で、アキラだけは真っ直ぐに
変わらずにぶつかってきてくれる事が嬉しいんだ…素直になった藍華の
言葉にはからずもホロリと涙ぐんでしまったよ。やべー、何この癒し系アニメ。

アキラの口癖が藍華に移っている事、喧嘩をしていても2人とも仲直りの
タイミングを計っていた事、そんな姿を見て、自分も師匠であるアリシアと
信頼関係が築けるといいという灯里。確かに、まだ先輩後輩のよそよそしい
感じがちょっと残ってるんだよね。それもまたいいじゃないか。

全然期待もしてなかったのに私的には拾い物かもしれない。


第3話 その 透明な少女と…
2005/10/19

「でっかいお世話です」

オレンジぷらねっと所属のアリスはまだペアであり、14歳の中学生ながら
ふらふらの灯里や潮の流れが読めずちっとも進まない藍華とは一味違う天才肌。
灯里たちの制服の違いに続いて手袋が片方ってのにも気づかなかった…
なるほど、シングルは見習い、正式なウンディーネは手袋ナシなのか。

「ウンディーネに乱暴すると、観光協会に訴えますよ!」
1話で電話で登場した暁(アカツキ)がようやく登場。
火消し風の衣装を身にまとう暁の職業はサラマンダー。
空の浮島でアクアの気温や天候などをマンホームに準拠させて
人工バイオスフィア惑星アクアの環境管理をしているようだ。

この暁は灯里が一番最初に乗せた客という事も判明。もちろん1人でではなく、
アリシアが同席しないと客を乗せられないって事は仮免ということなんだな。
運河のへりにごんごんぶつかってるし、そりゃ印象づいちゃうわな。
でもアリスが「トラブル!?」と思った暁がモミ子のモミアゲを
手に取るシーンなんかどう見たってイチャイチャバカップルにしか見えーん!

挨拶もそこそこ、名前を言うのもつんけん、同僚にはありきたりの挨拶だけ、
憧れてる後輩には冷たくお断り…そして同級生には相手にされず一人ぼっち。
笑顔がない…そう言われてムリして笑おうにも神経が突っ張りそう。
「あんなお愛想笑い、できないよ」
ノンノン、それがプロってものよ、アリスちゃん!

「オレ様で練習だってよ、オレ様で」
人との待ち合わせにイラつく暁はアイちゃん同様友達を盾にタダ乗り。
なら暁さんで観光案内の練習をしよう!と灯里はアリスを誘い、我々も
ひと時ネオ・ヴェネツィアの旅に出るのであります。サン・マルコ広場、
サン・マルコ寺院…ドゥカーレ宮殿やためいき橋なんかもあるんだろか。

灯里が暁にどうしてあんな風に言われてヘラヘラしていられるのかわからない。
モミ子と呼ばれるたびに違いますってば、と断る灯里の言葉を真に受けて
暁に抗議するアリスは人付き合いの機微がわかっていないという欠陥がある。
暁と灯里は友達というには微妙な関係だけど、でもその微妙なかけひきは
親愛を示す潤滑油なのにしかも恋愛臭がしないのもいい。お似合いな気はするけど

「ホンッッットにどーでもいいな」
町の守護聖人になぞらえ、浮島で働く暁は惑星アクアの環境を守る守り神と
こっぱずかしいセリフを吐く言い切る灯里に、ちょっと感激したっぽい暁と
おべんちゃらではなく、心に思った優しい言葉を素直に語る灯里に驚くアリス。
アリスのことを「生意気」ではなく「頑張りやさん」と評する灯里。
人間観察でイラつく気持ちを切り替えましょう…短気なサラマンダーを
なだめてくれてたあんたは陸でもウンディーネだな…って、いやいや、いくら
なんでも待たせすぎですよお兄さん暁が怒って帰れない理由は金だというのが泣ける

空の上に二人のウンディーネを招待する暁もちょっと粋じゃないか。
肉まんなんかおごってるとまた金がなくなるぞ宵越しの金は持たないタイプ?
海ではなく空を行くゴンドラに乗ってやってきた浮島から眺める夕景。
ネオ・アドリア海に浮かぶネオ・ヴェネツィアは実に美しい。
心を開いて、心を軽くして、そしたらきっと笑える…
アリスは少し肩の力を抜いて笑い、抜きっぱなしの灯里も笑うおいおい

そろそろ「なんだ、やっぱり私がこれをいいと思ったのは気の迷いだったか」
という展開が来るんじゃないかとヒヤヒヤしながら見ていたのだが、
完全に杞憂だったと判明。毎週水曜日になると「今夜はARIA」と
本気で楽しみにしてる自分がいる。ヤバいくらい楽しくて仕方がない。
萌えアニメは大嫌いだが、ハートウォーミングな癒し系は合格。
この区別はきっと他の人から見たら難しいと思うのだけれどってか私にもわからん

ウンディーネに続いてサラマンダーという職業の人間がいるという事は
他にもシルフとかノームとかもいるのか?この作品が私にあってる事の
ひとつは、主人公たちが年は若いけど労働者だって事があるのかもしれん。
これで修行が学園生活と並行して行われてたら多分見てないと思う。


第4話 その 届かない手紙は…
2005/10/26

「誰かが頑張ったのだ。夢は信じれば叶うのだ」

サラマンダーに続き先週書いたとおり「シルフ」という、
エアバイクに乗ったメッセンジャーが登場。
「それでは商売敵になってしまうのだ」
ウッディはウンディーネもシルフのような仕事が出来ればいいのにと
言った灯里にそう言ってたけど、今回1話以来の再登場の郵便屋さんは
シルフの商売敵になるんだろうか?ゆうパックと宅配便みたいな?

社長に導かれ?(社長が走ったわけは後で判明するわけだが)市場の奥にあった金色の小路に
迷い込んだ灯里は、猫たちの集会所のようなそこで、首に鈴をぶらさげた
1人の少女に出会い、「これを届けて欲しい」と一枚の封筒を渡される。
戸惑いながらも手紙を受け取るシーンはゆっくりゆっくり。
そしてためらいがちの指きりげんまん。

画面では真っ白で何が書いてあるのかわからないけど、アドレスは
書いてあるらしく、灯里と郵便屋さんによる宛先人捜索が始まる。
子供の頃はそうでもなかったのに最近夏は大嫌いなんだけど、
ARIAを見てると夏の午後の気だるさまで思い出せそうな気がしてくる。

「でっかい子ども扱いです」
アリシアが通販で買ったのは足ツボ職人。立ち仕事だから疲れるのねー。
やがて宛先は遠い昔、移民たちが暮らしていた開拓基地ということがわかり、
ゴンドラでは到底行けないその場所に、灯里はウッディのエアバイクで行く
届けてもらう事にする。でっかいお人よしと言いながらも心配で見送りに来た
アリス、ハンカチ持った?水筒に中身は入ってるの?と世話を焼く藍華。
「行っちゃいましたね」「パンツ丸見せでね」「…」
藍華とアリスもなんやかんやで馴染んでるし、もう誰も彼もお人よしだよ。

「時間と場所を超えて、心を届けてくれるんだね」
社長との修行中、再び奥まった水路の向こうにいたあのコ…
約束はなんとしても守らないといけない。
後ろに立ち乗りとは見た目より結構ハードな飛行になるなぁ。
「サンマやサバも、こんな気持ちで泳いでるんですね〜」
「…せめてイルカとか人魚とか言ってくれなのだ」
うまそうな魚ばっかり羅列する灯里に笑う。葛西臨海公園の水族館か。

シルフの皆さんは大切な気持ちを届けるお手伝いをしてるんですよね…
ウンディーネは、大切な気持ちを作るお仕事なのだ…

アクアの想い出を作り、この星を好きになってもらう事がウンディーネの仕事。
どんな仕事にも意味はある。隣の芝生は青く見えても、自分の仕事をきちんと
こなしている人は輝いている。シルフとウンディーネは互いをリスペクトしあい
エールを送りあう。プラネテス以来の社会人推奨アニメのような気がするな。

同じように、かつてこの惑星にも夢を信じ、諦めずに頑張った人々がいた。
この惑星の氷を融かし、海を作って人々が住みやすい惑星にするために。
けれど手紙の宛先にあったのは沈んでしまった基地と無数の墓標だけだった。

「愛してるわ、アレン」
郵便屋さんが探してくれた機器で古いディスクを再生してみると、
そこには死んでしまった彼への、妻からのメッセージが入っていた。
時間も時も超え、届けられた愛。あのコと再会した時、後ろに広がっていた
風車の風景、「アミ」と呼ぶ声、ディスクを横切る黒い猫…ああ、そうか…
すべてを悟り、泣きながら微笑む灯里。

今届けたから。ちゃんと、届けたから…

想いは、時も場所も超えた。風と、水と、たくさんの優しさの力で。

今週も思いっきり癒されまくったARIA。つか正直泣いた。気持ちよく泣いた。
種毒に当てられ荒んだ心に一陣の風のように爽やかな夏がもう一度振り返る…
って、恥ずかしいセリフ、禁止ー!と「ひとりARIA」をする真夜中怖っ


第5話 その あるはずのない島へ…
2005/11/2

34回のステキは書きすぎだっつの。ちゃんと推敲しなさい灯里さん。

ネバーランドへの招待状を受け取った見習いトリオはある島へ。
「どうしようアリスちゃん、本物のピーターパンからの招待状だったら!」
「ありえないから」
もしかしたら私たち3人を陥れる罠かもしれませんね。
「あたしは恨みとか買ってないから、あんたと違って」
「でっかい失礼ですね(怒)」
ツッコミの藍華がいると会話が締まっていいですな。

「この人なんで楽しそうですか」
待ち構えていたのはピーターパンではなく、アリシアとアキラだった。
準備運動、走りこみ、丸太乗りとアキラの特訓を受ける3人。
小枝をオール架けにしてるのはともかくちゃんと下にセンターボードまで
つけてるので本格的なんだけど、一体いつの間にこんな準備を!?
大体この合宿?のためにバーべキューセットとかスイカとかキャンプ用品も
一通り持って来てるもんなぁ。灯里は海岸沿いにはこの場所まで行けないと
言ってたけど、アキラたちはクルーザーか何かで運んだんだろうか。
(そんな現実的なことは考えなくていいと思いつつついつい)

1クールものであってもややインターバル的な話は入るものだけど、
今回はまさしくそんな「一息入れましょう」というバカンス回。
水着も、3人のパステルピンク・イエロー・ブルーのワンピース、
年長組の白セパレートもそれほどあからさまにエロくはないけど、
それでもところこどころにさりげないサービスはありで。
いや、アリア社長やヒメ社長の水着こそがサービスという人が
いるかもしれないしな。それはそれ、好き好きですから。

「へっぴり腰禁止!」
「藍華!不恰好禁止!」
水着で踏ん張ると意外と後姿がエロいと知りました。
「落ちます…」と落ちて行ったアリスが可愛いっす。

お昼ご飯の後はお約束の自由時間。
ぐわー、あんな風になんの防御もせずに紫外線を浴びまくるなんて
もう絶対に考えられない。それができるのが若さなのです…
でも紫外線ってのは許容量到達まで蓄積していくんだぜ。
若いから浴びてもいいってもんじゃないんだよふっふっふ虚しい?

海の中を泳いでる時は酸素ボンベは使ってなかったけど、きっと
あのゴーグルで水を電気分解して酸素を作っているに違いない。
一応これもSFですからそれくらいはやってもらわないと。
あとあの高さからの飛び込みは結構すごいと思いますが。
まぁとにかく男っ気もなく女の子ばかりでひたすら遊んでるだけってのも
たまにはいいのかもね。ARIAはユリ要素がないので安心して見てられるし。

灯里曰く、マンホームの海はもう泳ぐ事ができないらしい。
モミアゲのリボンをなくして忘れていた過去の出来事を思い出し、
あの時、残った方のリボンはどうしたんだっけ、と思いをめぐらせる。
思い出は、忘れはしてもなくしてしまうわけじゃない。
わざわざマンホームから就職のために移民してきた灯里が家族の話を
するのは初めてだったけど、今後家族が絡むような話もあるのかな。

しかし世間の皆様はそんなに子供の頃の事って忘れちゃうものなのか?
私は自分でもなんでこんな事覚えてるんだろうって事まで覚えてるけどな。
昔、自分が覚えてる一番古い記憶について親に話したら、それは生まれて
1年8ヶ月目の事だと言われた(熱湯を足に浴びて祖母が駆けつける記憶なんだけどね)
記憶の蓄積キャパやメモリブロックにはかなり個人差がありそうだな。

再びリボンが戻ってきた事に涙が止まらないのは、あまりに楽しくて
興奮しすぎで眠れず、感情が溢れた子供の知恵熱みたいなものかな。
リボンはきっと離岸流で戻ってきたんだよ。海は汚さず大切に!

次回は今回別の島に行ってしまったということで
出し惜しまれた残る一人の三大妖精アテナが登場。
アリスとアテナがメインの話になるんだろうか。


第6話 その 守りたいものに…
2005/11/9

「左手おしおきキャンペーン中です」

いくら藍華がいないからといって灯里にツッコミができるのかと思ってたけど、
アテナさんのボケっぷりがかなりのものだったので十分でした。

火星の紫外線は弱いのかと思わせるほど色白のウンディーネばかりの中で
やっぱ焦げる人もいるのねと思わせる3大妖精の1人、色黒アテナさん登場。
「アテナ先輩は、こう見えてかなりのドジっ娘なんです」
水を飲もうとすればじゃーとこぼし、拭いてる間にも持ってる水差しから
こぼし、食い物は落とし、とにかくいつもボケーッとしているアテナさん。
初めてアリスと出会った時にお茶をだーっとこぼしてたのが可愛いかった。
けれどその歌声は天使の如く。彼女が歌い上げるカンツォーネは眠れない
泣き虫を慰め、怯えた迷子の子猫を呼び出し、暖かい風を運んでくれる。

アテナをヘタレと称するアリスは、ウンディーネは歌より操船技術だと言い、
右手におんぶに抱っこ、それを当然と思って何も努力しようとしない左手に
重ね合わせる。きっつー。心の底から役立たずと思ってるんだなぁ…

左手のふがいなさは私も日々感じているので、意外なところでアリスに共感は
したけど、それ、左手自身のせいじゃないから。むしろ自分の脳のせいだから。
ホント、自分が右半身優位=右脳の機能が弱いのはひしひしと感じるわぁ。
空間認知が弱いのはそのせいだ、多分(でも腕を組むと右脳優位で左腕が上になるんだけど)
なるべく左手を使おうとしても短気な性格が災いしてちっとも長続きしないし。

でもいくらなんでも叩いたりつねったりしたら左手が可哀想…そう思った瞬間、
今まで一回も可愛いと思った事がなかったアリア社長がべそをかきながら左手を
なめなめナデナデするのを見て、なんて変態チック優しいんだと思ったよ。

「マーと鳴くからマーくんと名づけました」
アリスのもう一つの悩みは捨て猫を拾って、動物厳禁の寮で飼っている事。
口の裂けたパンダのヌイグルミかと思った。火星には色々な生物がいるなぁ。
オレンジぷらねっとの社長が死んで、他人事には思えなくて…
「面影があるんだね」「いいえ、全然」「うぁ…」

それにしてもウンディーネってあんなに一杯いるのか。ってか姫屋はともかく
アリアカンパニーは本当に2人だけでいいのか。あれは支部で本部があるのか?
アリスは寝る時は三つ編みにしてたけど、翌日ハネまくらないのは羨ましい。
そして1人ジャンケンに興じて左手は負けてばかり…って勝たせてやれよ。
眠りについた二人の耳にマーマーと鳴く声が聞こえると、アテナは何も言わずに
窓辺に立って歌い出す。電波ちゃん行動に見えるけど、どうやらこれは…

「左手は、それほどヘタレじゃないかもよ」
ケチャップがないないと探すアリス。さりげなく取ってきてあげるアテナ。
そしてもくもくと食事…この天然コンビにはさしもの灯里もからめない。

「アリア社長のもちもちポンポンがでっかいピンチです」
灯里が連れ帰ろうにも噛み癖のあるマーくん。
最初チ○コ噛んでんのかと思ってヒドイあんまりだと思ったけど違ってた。
マーくんが行方不明になったりとお約束の展開で、ああ、今日はアリスの
キャラがよく立っただけであまり感動もなく終わるかと思ったんだけど、
最後の最後にまたしてもやられてしまった。いやぁ、油断してた、完全に。

「歌は、誰かに聞いてもらうものだから…」
優しく笑うアテナさんにマジほろり。ベタベタの感動ものよりズシンときた。
歌は聞いてもらうもの、本は読んでもらうもの、映画は見てもらうもの…
受け取って感動してくれる相手があってこそなんだとどこぞのバカに教えたい。

いつだってアリスの事を見てたし、マーくんにも気付いてたアテナさん。
見守りつつ、相手が助けを必要とする時にはそっとサポートする。
まるで、右手が何かする時にはなくてはならない左手のように。

「気付いてた?この子、青い目をしてるのよ」
オチはここにくるだろうと思ってた通り、オレンジぷらねっとの
新社長として大手を振って育てられる事になったマーくん。
左手おしおきキャンペーンは左手さんありがとうキャンペーンに様変わりし、
マンホームのあいちゃんのじゃがバターもお父さんのお腹に収まり、
本日もまた、ネオ・ヴェネツィアに夕陽が沈んでいくのです…

原作とはかなり違う話になっててビックリ。アテナを左手に例えるとはね。
まーくんを手放そうとするエピソードをなくして、アテナとアリスの関係に
ピントを絞った感じだけど、それぞれによくて二度美味しかった気がする。
とまぁ、なぜかとことんARIAには甘い私なのでしたいいじゃん好きなんだよ


第7話 その 素敵なお仕事を…
2005/11/16

「なに?叱って欲しいの?」

水曜日は私にとっては映画の日でもあるので、映画の感動に浸りつつ
夜はアリアで癒されるという「ヒーリング・デー」になりつつある。
今日もじんわりと温かく泣ける夕陽でした。ああ、ARIAに癒される♪

アキラ指名でゴンドラをチャーターした豊口・鳥海の新婚カップルは、
月刊ウンディーネの愛読者の明るいアメリと、新婚旦那によくいるタイプの、
奥さん以外とはなかなか打ち解けられず、緊張して肩肘張ってるアラシ。
ゴンドラに乗ってる6人のイニシャルが全部「A」というのもすごい。

新妻にいいとこ見せようとしてガイドブックばかり読んでいるアラシを見て
アキラはご自分の眼でご覧になってくださいと大胆にも意見する。
こういう人ってホントにいて、自分の眼で見るよりカメラやビデオで撮る事に
夢中になってて「後でこの場所を勉強する」なんて言う。私には信じられない。
何より自分の眼で見て雰囲気を味わわないと旅の醍醐味がないと思うからね。

でもそうは言っても誰かがこれに意見したら大体の人は気分を害すると思う。
アキラの気持ちはよくわかるけど、さすがにあれはちょっとマズいよ。
人それぞれの楽しみ方はあるし、彼はお金を払って楽しんでるわけだし。
それこそああいう男のイマイチな面をこれから奥さんが
優しく再教育してあげればいいわけだからうわめんどくせー

その新婚さんのゴンドラに乗ってアキラの仕事ぶりを見学する新人トリオ。
観光案内も客に合わせて臨機応変に、新婚さんなら語りたがる出会いの
エピソードなども聞き取りつつ、ゴンドラはネオ・ヴェネツィアを進んでいく。
「お2人の馴れ初めは?」「私が彼を殺そうとしました」「あの時は死ぬかと」
そういうカップルは多分そうそういないと思うので安心です誰だそれ?

アキラのスペシャルは、ガイドブックにも乗ってない小さくて綺麗なマリア像。
誰も知らないけど、知ってる人にはその価値がわかる…
路面電車で、いつも途中で誰かに席を譲ってる旦那さまの優しさに気づいた
奥様のように…うん、聞き出したエピソードに絡めるとはなかなかうまいぞ。

オペラや文学、映画の舞台になった事も多いヴェネツィアを模してるなら、
いくらでも新婚さんたちを喜ばせる愛のエピソードは沸いてきそうだ。
つまりは、そういう知識と教養があればこそ、プリマの中でも一流と言えると。

やけに社長に懐かれ、膝の上を陣取られたアラシが
「この猫は?」
と言ったのでひっくり返りそうになった。
なんで猫ってわかるのだ!?すごいなおまえさん。
私は最初本当に「あれ、なんだろう…ネズミ?」とか思ってたのに。

「ウンディーネなんて船が漕げて愛想がよければ誰だってなれるだろう!?」
午後の3人娘の訓練にも同乗したいとめちゃくちゃ図々しくねだるアメリに
アラシはつい本音をこぼしてしまう。アキラがマリア像でダンナの顔を立て、
和解したかなと思ったのに、やっぱりこういう仕事って下に見ちゃうよね。
職業に貴賎なしとはいえ、それは仕方ない。実際ウンディーネは若い娘ばかりで
結婚したら離職率高そうだし、一生続けられるライフワークでもなさそうだし。

しかしそれを聞いたアキラはぜひご一緒にと意見を変える。
そして愛想もヘッタクレもなくなった鬼教官による厳しい特訓開始。
にっこりにこやか営業スマイルも修行には必要なし。

「つか、ノロ過ぎだろっ!」
灯里、ノロノロ運転はともかく仕事中にウッディーに声かけるなんて言語道断。
「速度制限があるんだぞ!」
ガイドするのはいいけど操船が疎かになってスピードを出し過ぎる藍華。
「声が小さい!」
「ゴンドラ通ります」はゴンドラのクラクションなんだから聞こえるように
言わないと危険だよアリスちゃん。まぁもっとも狭い水路を上手にすれ違った
アリスの操船技術はともかく藍華も灯里も一年以上やっててこれって…大丈夫?

「灯里、レッツらゴー!」
最終試験は満潮で通れなくなった橋を避けてアキラを無事に送り届ける事。
手も口も出さないでください。手伝おうとするアラシにアキラは厳しく言う。
暗い水路で障害物を蹴る藍華のスカートからのぞく足がナニゲにエロエロ
「でっかい脱出成功です」
アリスちゃん、あんたそのカギ開け技術ってば一体…

全てが終わった後、アキラは3人を一言も叱らない。
何が悪かったのかよくわかって反省してる人を叱っても意味はない。
「厳しいのは、後輩たちの事を本当に心配してるからだと思うんだ」
アキラさんは厳しいけど、ちゃんとやればしっかり認めてくれる、と藍華。

反感を持っていたアラシがまとめ、誇らしげに藍華が言うところはベタだと
思いつつ、やっぱりじ〜ん…叱るのは大事だけど、根底に「伸ばしてあげたい」
「自信を持たせたい」「頑張って欲しい」という想いがなければ相手に届かない
アキラは手綱の引き締め方も緩め方もよく知ってるようだ。

ちょっとだけ出てきたアリシアさんは一体なんのために…
この肝心のアリシアが灯里を指導してるシーンが、今までアカツキを
乗せたあの時くらいしかないのでもうちょっとどんな感じなのか見たい。

ちょ、あのピザ、マジでデカッ!!どこで食べてもイタリアのピザはうまい。
私はクラストが薄くて堅いナポリ風が好き私の好みなどどうでもよい
この新婚さんが帰ると、後でまた妹がアクアに来てじゃがバター食うのかなぁ。

櫂で運河に落ちた物を拾う時の姿はやっぱりなんとなく格好いい。
ってかその職業なら当たり前の、意識しない動作って格好良く見えるよね。
交通整理をするお巡りさんのピッと伸びた指先とか、バスの運転手同士が
すれ違う時に軽く会釈しあう姿や、脈を取るナースが腕時計を見る仕草とかさ。

「アリア社長と言えば」
まぁ社長の餌食ってマジ吹き出した。今日もいっぱいチンコ食われてたね腹だよ!
次回は社長祭りの予感。ぶいにゅ〜!


第8話 その 憂鬱な社長ったら… & その イケてるヒーローってば…
2005/11/23

今回はアリア社長のエピソード2本立てケロロも出るよ!

夏が終わり、秋が深まる前の観光業の中休み時期はアリア・カンパニーの
大掃除の季節。アリシアさんも灯里も短いスカートやキュロットで忙しい。
そう、社長以外は…

バケツを運ぼうとすればこぼし、植木を運ぼうとすれば土をばら撒き、
干した布団はどうしたらそんな風に落とせるのんという神業を駆使して
全部海で洗濯してみたり…しまいにはバナナやナルトやキャベツが
入り混じったマリンカラーのシチューを作って、自分を邪魔者扱いする
にっくき灯里とアリシアの毒殺を企んでみたり…違います

何をしても裏目っちゃう社長。
ようやくしっちゃかめっちゃかにする事お手伝いを諦め、ぽつねんと
自分の椅子に座り、自分の机の引き出しを整理整頓する姿に哀愁が…

ってか猫がタイプしてますけど!手紙書いてますけど!
うちの猫もドアや引き戸を開けたり勝手にマタタビを食ったりの化け猫だけど、
さすがにこういう機能はないなぁ機能じゃないですオプションかなぁだから機能じゃないです

「アリア社長に新しいお友達が出来ました」
でもお弁当のおにぎりをつつかれてケチったらお友達は行ってしまいました…
「アリア社長に新しい家族が出来ました」
ケロロ軍曹は2300年にも人気の様子?でも一緒にマンホームへは行けません…
そうだ、同業者のヒメ社長に会いに行こう!ヘコんでる時にヒメ社長に
会いに行ったりしたら冷たくされて余計ヘコむんじゃないかと思うのに、
彼女が藍華に抱かれた幸せそうな姿を見て別の意味でヘコむ社長…

行き場所がない社長は結局家に戻り、風呂敷を開けば潰れたおにぎりと人形…
うわ〜、寂しい。なんつーか、これってめちゃくちゃシュールな図だよね。

そして今日の私の泣き所は、意外にもアリシアにぎゅっとしがみついた社長では
なく皆がダイニングにいる時に社長の椅子にちんまりと人形が座ってたシーン。
家出の間、ご飯まみれになりながらもずっと一緒にいてくれた人形を
社長は引き出しにしまわず、ああして座らせたんだなと思ったらじーん。
1人で勝手に想像して1人で感動してるんだから世話ないな私も。

毒シチューもリメイクされてアリシアさん特製オムライスでお夕飯。
掃除の邪魔になる社長をどかす時も社長の失敗の尻拭いをする時も、
2人とも限りなく優しいのは見ていてすごく気持ちがいい。

世のお母さんたちを見てると、ただイラついて子供を怒鳴ってるだけに
見える事も多々ある。もちろんしつけは大事だし、危険な時は本気で怒らないと
いけないと思うよ。ママも子育ては大変だろうし、時間にも追われるだろうけど
でもさ…公共の場ではやっぱり子供にはちょっとだけ優しく言ってあげてくれ。

後半は正義の味方にゃんにゃんぷーに憧れる社長の「世のため人のため」
頭巾(敢えてマスクとは言わず)をかぶってマントして…
ど、どう見ても巨大なネズミにしか見えないんですが。

荷下ろししてるおじさんが社長の言いたい事が全部わかってるのがすごいっス。
お人形(またか!)のケンちゃんを落とした女の子を捜して追跡開始。
「そのもちもちポンポンはアリア社長?」
「大丈夫ですか、アリア社長」
「変なカッコして何やってんの?アリア社長」
アテナ、藍華、アリスに次々と見破られるも、ひっかかったのはヒメ社長。

昔何かのコントで「スーパーマンが素敵という女の気が知れん。だってあいつ、
タイツの上から赤いパンツ履いてるんだぜ?!」と言われてて吹き出したけど、
変な覆面ネコにときめくあたり、ヒメ社長の好みもノーマルとは言い難し…

なお、ここでノームのアルくんという何やらメガネっ子の新キャラが登場。
これで火、水、風、4大エレメント最後の土も揃いましたな。
ずっと地上に出て来ないといってたけど、仕事は何をしてるんだろう?
ARIAも残り僅かだけど、彼がメインになる話もあるといいですな。

「謎のネコハンター!?」
え、その「謎の」は「ネコハンター」じゃなくて「ネコ」にかかるんでしょ?
社長は水溜りで転んで人形汚してしまうも、なんとか無事にお届け成功。
玄関にちんまり座るお人形が…

「僕ケンだよ。今キミの家の前」

ひいぃぃ〜!ケンちゃんが、ケンちゃんが来るぅぅぅぅ〜〜〜!

ケンちゃん、社長のお人形さん、ケロロ、アリアカンパニーの玄関に飾られた
社長のヌイグルミ(CHIUSOってなんだ?)などプチ物がたくさんの回でしたな。
それにしても灯里さん…サーカス教室って、アンタ何やってるんです?


第9話 その 星のような妖精は…
2005/11/30

「あたしの夢を聞きたい!?」
「うん!」「いいえ、全然」
「あたしの夢はね…」返事など聞いてない

あんたら全然会話になってないがな。

「はしゃぎすぎ禁止!」
合同練習にも身が入らず、なんとなくでっかくメランコリックな
藍華に引きずられて秋の小旅行修行に向かう3人組。

3大妖精と言われるアリシアたちより以前、ネオ・ヴェネツィアには
観光業新進気鋭のベンチャービジネスを起業したやり手がいた身も蓋もないッス
後にウンディーネと呼ばれるようになるゴンドラの漕ぎ手の祖である彼女は
ゴッドグランド・マザーと呼ばれ、その操舵術や完璧なガイド手腕は
大妖精と賞賛された…らしいけど、妖精も隠遁すればただのばーさんです。

しかもなんとその人こそがアリア・カンパニーの創始者なのだという。
でもアリシアさんを教えたならそれほど古い人じゃないんだな。
伝説伝説言うのでむしろもう死んでるとばっかり思ってたのに、アリシアが
「直接本人に聞いてみれば?」と言ったのでちょっとビックリした生きてたのか
アリア社長とも親しいみたいだし…アリア社長は何年生きてるんですか?

「さりげない優しさがアリシアさんみたいです」
とはいえこのおばあちゃん、弱っちく見えて元気で侮り難し!
あれだけの料理、そして薪でお湯を立て、布団を敷き、そして当然灯里たちが
帰った後には後片付けから掃除洗濯全てをこなすなんて…私なら絶対イヤだ。
知り合いでもない連中をもてなして泊めるのに、宿泊料も取らず手伝いも
させずなんて考えられない。私なら妖精じゃなくて意地悪な魔法使いの
ばーさんでいいから、ここぞとばかりにコキ使ってやる。電球代えさせたり。

「城ヶ崎村」って、ここは伊豆なのか!「サボテン園」は言わずと知れた
シャボテン公園だし「灯台岬」は半四郎落としのそばの門脇灯台だし。
そんな田舎でまるで幼稚園の時にやったように栗拾いとお芋掘り。

栗を拾えば「人ゴミでお客さまを見分ける訓練ね!」
芋を掘れば「お客さまの荷物を大切に扱う訓練ね!」

1人張り切る藍華も、ある意味物事をめちゃめちゃ楽しんでるといえなくない。
でもやっぱりどう見ても田舎満喫と実益を兼ねてるよ。それにしても和風だ。
第一グラン・マの用意してくれた食事が全部和食ってのもどういうこっちゃ。

「藍華ちゃんは大ゲサだなぁ」
「アンタねぇ」
思いっきりつねくりあげる藍華とつねくりあげられる灯里に吹き出した。
プリマになるには一体どうすればいいのか…悩む藍華はグラン・マに問う。
アリシアはあなたたちの目にどう映ってる?逆に問うグラン・マ。
お、もしやアリシアさんの修行時代が見られるのでは!?とめちゃくちゃ
期待したんだけどそういう回想はなかったなぁ。ちぇ、ガッカリ。

「あなたたち、ゴンドラを漕ぐのは楽しい?」
楽しいです!即答する3人に微笑むグラン・マ。
アリシアは何でも楽しんでしまう特技を持っているの…
その特技なら灯里もまさしく天然天才の素質あり。
いつも笑っていられればいい。人生には哀しい事も苦しい事もあるけれど、
それは人生のスパイスだと思えばいい…グラン・マは優しく言う。

人生は楽しんだもの勝ちとは私も思う。本当に苦しい時、私はその根源や
問題そのものより、それが原因で「元気になれない自分」が一番辛い。
難問を抱えていても、元気で明るくしていられれば大した事はない。
それを癒すのは時間だったり友達だったり家族だったり新しい恋だったり。
自分が何で元気になるのか、ちゃんと特効薬を見つけておいた方がいい。
(でも、それでも「元気になろう」という努力は忘れない事だ。でないと辛さが長引く)

アクアの夜空を見上げながらその大きさと美しさに、悩みや迷いの
小ささを知る3人…って、でも悩んでたのは藍華だけだけどね。
アリスも灯里も別にいつもと変わらないんだけども。
「星の瞬きって、まるで星たちのお喋りみたい」
はっ、はっ、恥ずかしいセリフ、禁止っ!

すっかり秋の風情のネオ・ヴェネツィア。
このペースだと冬が終わって春の訪れで最終回になるのかな。
秋の制服は長袖にケープがついて可愛いけど、ストッキングのドドメ色は
なんとかならんのかね。とはいえ黒はちょっと似合わない感じだけど…

今回はお風呂シーンがあって、特に体を洗ってる泡泡まみれの藍華には
「おお!」とかぶりついたけど、なんと次回も続けて温泉だと?
ってか、学校サボったアリスといい遊んでばっかりじゃんくそ、羨ましいな


第10話 その ほかほかの休日は…
2005/12/7

「起きるぞー、起きるぞー、よし、えいやー」
起きてないよ…ってか布団薄いよ!それタオルケットだよ!だから寒いんだよ!

雪が降らない限り(雪は嫌いなのだー)冬も好きな私としては冬の話も好きなのだ。
地球より太陽に遠いし、氷に覆われてるだけあって火星は寒いんだな。
しかしその宇宙時代に薪の暖炉って…いや、でも窓が曇ってるって事は
部屋の中はあったかいって事だよね。実はセントラルヒーティング完備!?

「さぁ、たくさん拾っちゃいますよー!」
その暖炉のために薪拾いにきたアリシアと灯里。
どうでもいいけど灯里のこの言い方、テキストで書いたら
ハードゲイのセリフみたいだと思った。薪拾いフォ〜!

晩秋の森の中で灯里が出会ったのはぽわぽわの真っ白い雪虫。
私には雪国の冬は本当に想像がつかんのだけど、雪虫って何?
ホントにいるものなの?生き物?いやいやマジ、全然わからんわ  アブラムシ!?

地球の雪虫よりずっと大きいそれは、春はヤチダモの葉の裏で過ごし、
夏にはトドマツの根に移動するのだそうだ。秋の終わりのこの一瞬だけ、
雪虫たちはふわふわと空中に飛び出し、街にも漂ってくるとか…ホントに?

その中の一匹が灯里にすっかりなつき、まとわりつく。
パチンと指で弾いた時の「うにゃ」って感じの顔といいうさこちゃん風の
(ミッフィーというよりうさこちゃん世代なんだよぅ)バッテンのお口といい、
まふまふしてそうな毛といい、たまらん、たまらんよ!可愛いよ!欲しいよ!

久々に登場のアカツキ、モミ子はともかくアリシアに会ってあがりまくり。
この星を暖かく保ってくれてるのはサラマンダーさんのおかげですものねぇ…
「まか、まかまかまかせてくだパイ」
何を言っとるんだキミは。

街は寒いけど活気がある初冬って感じでいいなぁ。好きだなぁ。
冬支度を整えながら、あるポスターに眼がいった灯里は、どうやら温泉を
知らないようだ。今度そこに行ってみましょうか…でもなんでヴェネチア鍋…

前回、藍華たちとお風呂に入ってたのは「知ってる人だから」って事で、
知らない人たちと大きなお風呂に入る温泉は初めてという事らしい。
マンホームにはもう温泉が出ないのか…一体どうなってるんだ地球よ。

「水路が温泉ならいいのに」
まぁ温泉街では温泉の川や温泉の滝があるところも多いけどね。
マンホールや下水の穴からは冬には湯気がもうもうと上がったりしてるし。
郵便屋のおじさんとほうじ茶でのんびりと冬の夕焼けを眺め、いつの間にか
ピンクのリボンをつけてもらってますますラブリーになった雪虫を褒められ、
煙突から煙が立ち上る冬のネオ・ヴェネツィアは暮れていく。

「いいわねペアは」
合同練習で手袋の数でボヤいたり、寒くても暑くても水上という苛酷な環境と
戦うウンディーネなのよとハッパをかける藍華やアリスも誘って温泉慰安旅行。
ついこの間大妖精のところへ行って秋満喫してたのになぁ。

和洋折衷風の宿には秘密があった。
沸いた温泉を館を丸ごと大浴場にして開放するというなんとも豪快なお風呂。
お湯も浅いしローマ風呂というか、西洋のクアハウスっぽい感じ?行った事ないけど
ああいう雰囲気ならバスタオルより水着の方が合うんじゃないかなぁ。
それにあれだけ広いと温まらなくて、よほど熱い湯じゃないと寒そ〜。

「モタモタドジ子、禁止!」
服を脱ぐ時藍華ちゃんがガバッと胸元に手をかけたのでちょっとドキドキして
しまいました。一方灯里は下にババシャツを着込んでるっぽくて吹きました。
それにしてもなんでアヒルちゃん…やっぱ基本ですかロシアにもヴェトナムにもあったし
上がったら腰に手を当ててコーヒー牛乳でぷっはー!も基本ですね。
いやいやここはやっぱりオーソドックスに牛乳だろ、違うね、定番はオレンジの
ミックス牛乳だよとそれぞれ好みはあろうが腰に手を当てるのも基本でしょう。
しかしマッサージ機にかかるアリア社長の肩ってどこなんだ!?

鍋も食べて、コタツでついついうたた寝もして…
「こんなにノンビリ出来ちゃうのは温泉の魔法でしょ」
「温泉は、アクアの大地からのあったかい贈り物なんですねぇ」
はぁずかしぃせりふぅ、きんしぃ!!

実は温泉フリークらしいアリシアさん、この温泉の醍醐味はもうひとつ
あるのよ、と3人を案内してくれた先は、なんと海と繋がった露天風呂…

寒いよーーっ!!!これ寒いって絶対っ!!!ムリムリ!

桃のジュースで乾杯どころじゃねーよ!
空気が澄んでるから星が綺麗じゃないってば!
私なら多分もうここで風呂から出られない。
上がったら寒いし、浸かってもあったまらないと思うし。
絶対行くも戻るもできないな、寒くて。冬の露天風呂の恐怖だよ。

再びまったりする4人と2匹の前に現れたのは、アキラとアテネ、
そしてまぁ社長!夕食には間に合わなかったけど、満喫するぞ!
藍華にとってもアリア社長にとっても「極楽が地獄にぃ…」
ガブられる社長、ピンポンでシゴかれる藍華。

「そうか、お別れなんだね…」
仲間たちと一緒に冬を越えるため、ヤチダモの樹に帰るんだね…
雪虫はさよならを告げるように灯里の眼の前でいつまでも浮かんでる。
一緒にいたのは僅かな時間だったのに、別れは辛いよ。なんか哀しいよ。

雪虫は長生きだから、きっとまた会えるわ。
アリシアの優しい言葉に慰められ、雪虫を見送る灯里の眼には涙。
鬼の私の眼にも涙。ばいばい、雪虫。また来年ね。

それにしてもARIAの翌日に本場ヴェネツィアのアクア・アルタのニュースとは。
クリスマスも近いのに冠水なんかしてたら市民生活にも支障が出るだろうね。
モーゼ計画は果たして功をなすのだろうか。


第11話 その オレンジの日々を…
2005/12/14

「アテナ、笑いすぎだ」
(((あれ、笑ってたの!?!?)))

新旧3人のウンディーネが揃い踏み。
相変わらず仕事や練習よりも余暇活動に力が入っていて、アリシア曰く
小規模主義のアリアカンパニーはこんな放漫経営で本当に大丈夫なのか、
冬のボーナスは出たのかと心配になる次第ビンボーって、本当にイヤですねっ!

冬の合同練習は本当に寒そうだ。
我らが地球の兄弟星をコロニー化するには、やはり気温を上げる事が絶対条件
なんだそうだ。惑星を暖める方法ってどうするんだろ?CO2で温室化するとか?
まぁアカツキたちサラマンダーがいくら頑張っても、星全体の温度をあげるのは
きっと容易じゃないんだろう。海の上は余計に寒そうで真夜中の視聴者には
こたえる。ガラスの仮面といいARIAといい最近は寒い、寒すぎるんじゃよー!

「アリシアさ〜ん、ただいまっ!」
「自分の家みたいですね」
アリスちゃんのアクアの外気並みの冷めっぷりが可愛くて仕方ありません。
藍華のアキラを見た途端に下がりまくるテンションに笑ったあんた下がり過ぎやで

たまたま予約が入っていないから、と売れっ子の3大妖精が全員集まった
ゴージャスなアリアカンパニーに帰ってきたはいいけど、今まで3人で
合同練習をしてた事を実は先輩たちに黙っていたらしい。え〜?ウソ〜?
合宿やってたじゃん。大妖精にも会いに行ったじゃん。温泉行ったじゃん。
3人が仲いいのはもう公認かと思ってた。それとも合同練習をしてる事を
知らないくらいアリシアたちは多忙極まりないという事なのか?

アリシアもアキラもアテナもいきなり三大妖精になったわけではなく、
灯里たち3人同様、ペアからシングル、そしてプリマへと上り詰めてきた。
ショートカットのアキラ、三つ編みをふたつにしてたアリシア、オカッパ風の
アテナ…おせっかいなアキラが一人ぼっちのアリシアを気遣って練習に誘い、
やがてひょんな事からアテナが加わり…って、全く今の3人と同じやん。

お喋りのお共はアリシアさんの生クリーム乗せココア。
うーわ、美味しそうだけど、絶対超ハイカロリーだぞあれ。
なのに2杯も飲んだらもちもちポンポン間違いナシですよ皆さん。

凄腕のシングルがオレンジプラネットにいるという噂を聞きつけた2人の
ゴンドラに追突したアテナは、ピザを食べながらアキラの話を聞くより
アリア社長にストロー・イモムシを見せるのに夢中わかるわかる!
眼を見開く社長が…うう、くそ、ちょっと可愛いじゃないか!
このシングルの噂をするアキラさんの口調がやけに女っぽくて、いつもの
イメージと違って面白かった。昔の方がむしろ男の子っぽい外見なのにね。

食べてすぐ横になっちゃダメ…ひっくり返ったアキラを起こすアテナ。
なんでよ。まさかイマドキ寝たら牛になるとか言うんじゃないでしょうね?
ちっちっち、甘いねアキラ。天下無敵のアテナさんにそんな常識は通用しない。
「食べ物が変なとこに入っちゃう」
「変なとこ?」
「腕とか」
腕…………?
みんな、そんな眼でアテナさんを見ないで!アテナさんは可哀想な子なのよ!

頭の回転が速いのでガイドがうまいアキラ、操舵や櫂さばきが上手なアリシア。
ガイドしようとすれば通り過ぎ、運河に落ちたボールを拾えば明後日の方向に
飛ばした上に自分も落ちかけ、橋の下をくぐる時は目測を誤って頭をゴン。

アテナさん、あんたいつか絶対死ぬって。

そんなドジっ娘…というかむしろ注意欠陥甚だしいアテナ。
ところが彼女がひとたびカンツォーネを歌えば、もはや他の追随は許さない。
道行く人からカフェでくつろぐ人、姫屋の同業者まで全て耳をそばだてるほど。
不覚にもあまりに綺麗な歌声と、波や空の風景に溶け込むアテナの優しげな顔に
目頭が熱くなった。胸打たれて泣きそうになった。真夜中に歌で感動するとは。
あとこの時、アテナの歌声に聞き惚れるアリシアとアキラがめちゃ可愛い。

「あんただったのね!」
そうです。じゃんけんで後出ししたくせに負けてる彼女こそが、
オレンジプラネットの凄腕のシングルだったのです。
「アキラちゃん、あの後カンツォーネの猛練習したのよね」
「何もしないで負けるなんて許せなかったからな」

でもそんな3人で過ごした日々はもう遠い彼方。
今は楽しかった思い出だけが鮮やかに胸に残ってる。
日々の忙しい生活に追われ、段々と会えなくなってしまったのよね。

一緒にいられる日には、いつか必ず終わりが来る。
灯里はその事実に突き刺されてしまったようだ。

「時間は時には優しく、時には残酷に全てを変えていくものだから」
おお、アテナさんがマトモな事を!
でも、まんざらでもないわよ。お仕事は楽しいし、可愛い後輩も出来たしね。
「しぃ…」
フェードアウトしていく藍華のセリフが可愛い。

毎日の生活の中で、小さな楽しい事が生まれては消えて行く。
それをうまく捕まえていけば、楽しい事に終わりなんてないわ。
青い鳥はハッピーイベントやラッキーハプニングだけでなく、机の奥の
100円玉を見つけさせ、ギリギリセーフで評判ケーキを買わせてくれる。

「こらーっ!大声禁止ー!」
そうは言われてもすっかりブルーになってしまった灯里。
当たり前のように一緒にいる仲間も、いつかはバラバラになって独り立ち…
してもらわなきゃ困るんだよ!早く一人前になりなさい!

去っていく二人の姿に寂しさを覚え、必死にばいばいする灯里。
「藍華ちゃーん!アリスちゃーん!また明日ー!また明日ねー!!」
「大声で名前呼ぶの、禁止ー!!」
「2人とも、でっかいうるさいです」

学生時代は仲のいい人以外のつきあいはめんどくさくてうぜぇと思ってた。
でもあの中には多分、いや、絶対にもう一生会う事のない人がいるはずだ。
どんなイヤなヤツだろうがキモいヤツだろうが、あの瞬間、あの時代を
共有した仲間なのに、多分もう二度と会えない。別に会いたいわけじゃないけど
人の縁は実に刹那の交差、いかにも儚くてもろいものと無常の境地に入りそう。
ホント、楽しい時も青春も必ず終わる。終わらなきゃいけないんだけどね。

ま、大人になったらなったで学生時代(灯里たちは学生じゃないけど)とはまた違う
楽しい事も面白い事も絶対あるから、安心して飛び立て殻つきヒヨコよ。
好奇心とユーモアと健康があれば、人生はきっと絶対面白い♪


第12話 その やわらかな願いは…
2005/12/21

「私たち、やっとこの星で生きていく事を許されたみたいだねぇ」

いい最終回だった!

…と言いたくなるような、ラストに回想を差し挟んだ過去へのタイムトリップ。

今年の日本を襲う寒波もビックリのネオ・ヴェネツィアに降る大雪。
デッキの雪を落としてもまた空から降ってくる雪・雪・雪。
なぜかゴスペル調のアナザーバージョンのOPで始まった今回、
雨雪や寒さは観光都市にはやっぱり大打撃なんだなぁ。 
ってか先週も予約ゼロ、今週も予約ゼロって、本当に経営は大丈夫なのか
アリアカンパニーは!老舗の姫屋や勢力のあるオレンジプラネットは冬でも
団体客を呼びこんでそうだけど、何しろウンディーネが2人(プリマは1人)
しかいないような極小会社に仕事がないなんて死活問題じゃないか。

結局仕事がないので、灯里と社長はアクアで一番古い橋を見に出かける。
ネコは腎臓が弱いから寒いところが苦手なのに元気だなぁ社長は。
雪で肉球がシモヤケにならないようになのか、社長用のソリが可愛い。

真っ暗なマディソン郡の橋Covered Bridgeを抜けて行く途中、
灯里は橋の暗がりに小さくて奇妙な光がちかちか光るのを見る。
この時、「猫の目だ」と何気なく思ったんだが、本当にそうだったようだ。

今のこの状態も、かつてネコの溜り場で過去から来たネコ少女に
出会ったように、社長が先導し、灯里がそれを追っていく構図。
案の定、またしても不思議ワールドに入り込んだ灯里。
橋を抜けた先にあったのは、深い雪を社長と掻き分け掻き分け
歩いてきた白銀の世界ではなく、茶色く冬枯れた景色だった。

「恥ずかしいセリフ禁止ーっ…」
「えぇ〜!?」
「…って、言われません?」
そこで出会ったのは、あたしたちは、アクアを照らすおひさまって感じ?と、
灯里ですらも思わずツッコミたくなるようなトボけた事を言うアキコさん。

彼女はマンホームから、人見知りネコのピートと一緒に移民してきたばかりの
学校の先生だった。(一応)SFと時間が繋がれば、ピートって名のネコはお約束?
この引っ込み思案のピートにアリア社長がアピールするのが可愛かった。
踊ってみせたり、帽子を吐息で飛ばしてみたり…
最後にはすっかり仲良くなって仲良く一緒にいたのも微笑ましい。

「あとで水を汲むのを手伝ってくれる?」
はい…そう答えたものの灯里ははれ?という顔をする。
水を…?この水の惑星で、なぜ水道から水が出ないんだろう?
同じようにアキコにも灯里のコスプレ衣装ウンディーネの制服の意味が
わからない。ゴンドラでお客さまを運ぶなんて…仕事にならないでしょう…?
ええホントにずっと仕事してないんですよこの人たち今はならないですけど、
でも春になれば忙しくなりますよとビミョ〜にズレつつも会話が成り立つ2人。

「こっちは本当においしい」
「こっちは…って…」
「あやゃ…」
焦げてしまった自家製キャベツで作ったロールキャベツもご愛嬌。
料理をしたかったら水を汲みにいかなきゃいけない。
ウッドデッキも手作りして、壊れたところからひっくり返って
テヘヘとしなきゃいけない。開拓民の子供のために、教師も
赴任しなきゃならない。パンも自分で焼かなきゃいけない。
温室を作って寒さから野菜を守らなきゃ何も収穫できない。
橋を隔てた向こうに街はないし、雪だって大して降りはしない。

アキコは橋の袂で水が流れてくる瞬間を撮影しようとしていたのだと言う。
あのカードレコーダー…灯里はウッディと共に苦労して届けた手紙を思い出す。
よく見れば浮島の形も今と違う。そうか…ここは、昔のアクアなんだ…
すっかりトリップ慣れしたのか、灯里も驚きもせずビビりもしない。

灯里はアキコと一緒にもう一度橋に向かう。
そこには3年、5年、多分もっと前から空の水路に水が満ちる事を待ち続けた
入植者たちがいた。アキコの生徒たちや人々のガヤに豪華レギュラー総出演。

ここが、はじまり…アクアの奇跡すべてのはじまりなんだ…
灯里はこの奇跡の惑星で起きた様々な事、出会った様々な人々を思い返す…
って、もう振り返んのかよ!早いよ!最終回は来週だよ!

いや〜、あれ?今日最終回だっけ?と本気で焦ったわ。

この水はやがて全てを潤して、アクアは必ず水の惑星になります。
この瞬間、この人々がいなければ自分も今こうして存在しない。
流れてきた水に歓声を上げる人々に混じり、見慣れたはずのその水が水路を
ゆっくり満たしていく事に胸が一杯になる灯里…と、もちろん私もですけどね。
ええ、感動のツボでした。癒されポイントでしたとも。悪いかー!

「さようなら、私のアッヴェニーレ」
ネコは過去と未来を繋ぐんですって…アリア社長とピートが
巡り合わせてくれた奇跡の時間を終え、永遠の別れを悟る2人。
一番古い橋は、かつては一番新しい橋でもあったのだ。

「あらあら…どうしたの、灯里ちゃん」
「…いえ…別に」
心配して玄関先で待っていたアリシアさんの胸にもたれましたよこの子!
藍華やアカツキが見たら大変ですよ。取り合いですよ。
でもきっとアリシアさんの胸はぽわぽわ柔らかくて、何よりきっと
すっごくいい匂いがすると思うよ綺麗な女の人ってホントにいい匂いがするよね

オリジナリティがないわけでも完成度が低いわけでもないんだけど、
惜しむらくは「届かない手紙」の回で過去物はやっちゃったって事。
しかも今回よりも哀しくて泣けるエピソードだったから感動したし。
1クールの中に過去物が二本あるとやっぱりマンネリちっくな雰囲気に
なってしまうのは否めない。アクアへの開拓が開始された頃と今現在とに
どれくらいタイムラグがあるのかわからんけど、どうせならアキコさんの
子孫が出てきて、あの後どうなったか灯里が知ってもよかっただろうに。


最終話 その まっしろな朝に…
2005/12/28

Auguri Bon Anno !

2006年おめでとう!今さらかい!(2006/4/6現在)
24ヶ月ある火星の1年が終わり、新しい年が明けていく。
たくさんの人々に会って、たくさんの素敵な事があって、幸せな灯里。
でもきみが1番遭遇したのはありえない奇跡だったけどな!

雪の大晦日、ネオ・ヴェネツィアではマンホームのヴェネツィアのように
サン・マルコ広場に集まってカウントダウンをし、朝が来るまで大騒ぎ。
まさしく

アイちゃん再登場で、今まで出たキャラも総登場。
やたら遠いところに住んでいたグラン・マまでやってきててたまげた。
しかもシリーズ後半に一回チラッと出ただけのアルがちゃっかり仲間入り
している上に、アイちゃんはアルに「藍華さんの事…」と聞きかける。
確かにその一回だけ出た時、藍華がちょっとドギマギしてる感じは
してたけど、アルが好きなのかぁ。ってか鈍感そうな灯里がどうやら
それに気づいててアイちゃんとメール交換をしてるのが意外かも。

アルはどう見ても少年なんだけど、ノームという重力を制御する
仕事をしてるのだそうだ。2期ではウッディやアカツキのように、
メインとして関わってくるエピソードがあるといいな。

灯里のメールに出てくる人たちに次々会えたとはしゃぐアイちゃん。
まるで小説の登場人物に会ってるみたいで胸がワクワクしちゃうんだよ…
ってか恥ずかしいセリフ、禁止ー!

「アカツキさんはカッコいいですね」
そのカッコいいアカツキが借金をして頭が上がらないアニキまで登場。
はっ!この人はもしやアニキさんで頭文字が「A」なのか?
幸せを運ぶものとして豆を食べる習慣があるというのは知らなかった。
ヴェネツィアングラスの豆っていうのもホントにあるのかな?

その時、走り出したアリア社長を追い、アイちゃんが走り出す。
小さな足跡を辿っていくと、いつしか迷い込んだ今年最後のワンダーワールド。
ホントに何回迷いこめば気が済むのだ。灯里にとっては世界の皮膜は薄すぎる。

聞こえたのは鈴の音。見覚えのあるそこはネコたちの集会所。
時間を越えて、空間を越えて届いた手紙。
アクアのはじまりの場所での大切な出会い。
猫は、過去と未来を結ぶ生き物だから…あとね、毒も持ってるからアイツら。
噛まれたらすぐ洗う、引っ掛かれたらすぐ洗う。ひたすら洗って洗いまくる!

「もしかして私、アクアに歓迎されたのかな?」
いや、時空の狭間に落ちそうになってたスーパーピンチじゃないかな、うん。

はからずもヘンゼルとグレーテルの如く、穴の開いた袋から落っことしてきた
ヴェネツィアングラスの玉を辿って無事にサンマルコ広場に戻る二人。
「どこ行ってたの?」
「アクア!」
ホント、でっかい意味不明です。

1年間、身につけていたものを投げ上げる…
嬉しくて楽しくて、ステキ過ぎる一年でした。
「私って、ぜーたく者なんですかね」
「そうね…素敵な贅沢者ね」

大騒ぎしてバカ騒ぎして食べて歌って飲んで、目覚めたら初日の出。
アイちゃんを迎えに来たお姉さんは赤ちゃんを産んでいて、なんと
アイちゃんはこの若さで既にアクアちゃんの叔母さんなのでした。

でもここ、どうせならアキラが案内した新婚さんが出てくれば
よかったのになぁ。まぁデキちゃった結婚ならともかく、さすがに
子供はいないだろうけど、話だけだった姉より、灯里たちとも
ずっと関わりが深かったんだから、その方がよかったと思うなぁ。

「アリシアさん、私、きっと立派なウンディーネになります!」
「藍華、そういうことは私に言え(怒)」

最後の最後まで素敵な姉妹師弟コンビでした。
そして朝日が昇りきっていよいよお別れ…

切れました 

ええ切れました 切れましたとも 泣いても笑っても 切れましたー!むがーっ!

でもいいんだ。私にはもう第2期のARIA The Naturalがあるもん(泣)
(でもよかったらどなたか最後のシーンを教えてくだちゃい…)

とにかくテーマは「癒し」というヒーリング・アニメーション。
イヤミもヒガミもなく、柔らかく、暖かく、主人公が15歳と年齢設定高め
(しかも社会人)なのに、ここまで毒のない作品は珍しくないか?
むしろなんでこんなにも優しい作品を深夜にやるんだろう?もったいないなぁ。
人間関係や恋愛で心の葛藤に忙しい思春期の女の子たちに見せてあげたいよ。

ホント、正直萌えアニメの1つだろうくらいに思ってたから、
変にあざといわけでもエロさがあるわけでもない「普通っぽさ」が
残るキャラデザがなかったら多分見てなかったと思うな。
壮大な物語やテーマがあるわけじゃないけど、ほんわかした女の子の
ほんわかした物語が、意外にもツボにはまって毎回癒されてたなぁ。

キャラクターも皆善い人ばかりで悪人はいない。皆優しくて魅力的。
二期ではもっと彼ら周囲の人間が関わる灯里の物語があるといいな。
特にアテナとアカツキ希望で。あとアルも希望で。

スタッフ、キャストの皆さん、お疲れ様でした。
本当にありがとうございました。心温まる安らぎを堪能させていただきました。
背景も綺麗で好きでした。ああイタリア行きたい…


完璧な最終回が見れないです、と言ってレビューを仕上げたそのすぐ後、
よ〜〜〜〜〜〜〜〜〜やくラストシーンが切れてないARIAが届いた。
バカヤロ、もうレビュー書いちゃっただろ(怒)

でも切れたといっても本当にわずかなものだった。
さよなら、と別れていったアイちゃんを見送り、ゴンドラに乗って岐路に着く。
家族が増えて、会いに来てくれるなんて素敵ですねという灯里に、
自分にとっては灯里も家族なのだとプロポーズ言ってくれるアリシア。

新年おめでとう、灯里ちゃん。
おめでとうございます、アリシアさん。

そして今年も一杯稼いでくださいねよろしくお願いします。
あらあら、今年も1人立ちしないつもりかしら?
はひ!あらあらあらあらあらあら

(2006/4/6)+(2006/4/8 追記)
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