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02/09/17

マレーシアに入って1時間後、風俗へ招待される。

パスポートと一緒にち○こも提出したマレーシア。あっという間に2週間が過ぎてしまいました。

物価も安いし、食べ物もおいしいし、職場まで歩いて5分。ホテル暮らしの炊事洗濯もしなくていいうえ、夜景は綺麗でプール付き。

かなり快適です。

02/11/11 [一時帰国中]

土曜日の真昼間に会社へ寄り、判子を捺印する作業をしてきた。

ここ一年、システム部屋やら東京のカウンターやら、あっちゃこっちゃに回され、挙句の果てに地の果てまでふっ飛んる始末。 久しぶりに自分の席に座った。

ふと隣の佐藤君の机を見ると、アキラのワンシーンを再現したフィギュアを飾ってあった。 会社の備品を何だと思ってるんだか、そういうのは自分の部屋に飾れって。 まったく腹立たしい。

社会と会社に慣れてきてしまい、それが返って危険な時期に差し掛かってるのではなかろうか? 月曜にはマレーへ戻ってしまうので、注意してやることもできない。 元教育係の私としてはとても残念だ。 

彼と次にいつ会えるのか、自分にも分からないのが悔しい。 辛い。 こんな筈じゃなかった。 佐藤君は立派に僕のような人間に育ててやると、彼を預かったあの日から心に誓っていたのに。

 

仕方ないので真っ赤に塗り、『シャア専用テツオ』とメモを残して職場を去り、マレーシアへ飛び立った。

02/12/03 [高級なお店(夜の)@マレー]

なんだかもの凄い店に連れて行かれた。

うちの現地スタッフの月給が2万くらいのところ、お一人様3万円の夜のお店。

この国で見たこと無いような、モデルみたいな女が横につく。 日本でキャバクラへ行ったことないんだけど、きっとコンセプトは同じなんだと思う。

正しい振舞い方が分からないから、できる限りのキスとか、いわゆるBですか? セックス手前のあんなことやこんなことをして、最後に携帯番号を交換して帰った。

中国系の子で、背が170近くある。 俺、けっこうタイプかも。

つか、『エルダ』って名前は源氏名か?

02/12/14

[男と女]

アイツ、もう寝てるか?

まあ、顔を見せてやるだけで喜ぶだろうと思い、ちゅうちょせずにドアを叩き、寝ているところを起こした。

ものすごい不機嫌だ。仕方ねぇから無理やりキスをして、そのまま上がりこんだのだが、奴はおぼつかない足取りでベッドに横たわった。

『チッ! なんだよ。せっかく来てやったのに。』

寝てるんだか、起きてるんだか、そんな横顔を尻目に深夜番組をまわし、椅子に座り、タバコをふかした。冷蔵庫にビールがあるのを思い出し、あおるように一缶、気づいたら二本目も飲み干していた。

つまんねーから、フトンにもぐりこみ奴にちょっかいを出す。

なんだよ、やっぱやりてーんじゃんか、こいつも。 

その気になってきた奴は、完全に目を覚まし、誘われるままに興じた。

コトが終わると、かろうじて目を開けているようだが、半分夢の中のようだ。 まったく…、しょうがねー。

ひっきりなしにかかってくる友人の電話も無視し続けることも出来ないし、奴の頬を軽くたたき、唇にかるくキスをして部屋を出ることにした。

******

こんな男の中の男。 

のような、中国女性エルダさん。

3時にやってきて、5時に出てったエルダさん。

夜襲をかけれた僕。

ビールの空き缶とタバコの吸殻だけを残し、闇夜にくり出すエルダさん。

翌朝掃除する僕。

腰からお腹にかけて蛇のタトゥーを入れると豪語してたエルダさん。

乳首を噛まれて赤くなってる僕。

なぜかパスポートを没収されているエルダさん。

10年パスポートにスタンプいっぱいの僕。

次は何時会えるか分からないと、電話で伝えるエルダさん。

待つわと言った僕。

そんなワンパクな貴方がイイ☆

03/01/07

[藤川さん→会社のお友達で一緒にマレーへ飛ばされた人]

タバコを吸いにトイレへ向う。 道中、トイレットペーパーを片手に持った藤川さんとすれ違った。 我らの大便器はトイレットペーパーの変わりに、蛇口とホースが備え付けられているわけで、このファンクションを利用しないレジスタンスは、紙を持参しなければいけない。 

紙を見ると、潜在便意が深い眠りから覚め、1/3程度しか残っていない痩せたトイレットペーパーをバトンのように譲り受け、トイレへ入った。

俺たちの仲の良さを証明する揺ぎ無い事実がまた一つ生まれた瞬間だった。 

このトイレには個室が、4っつある。 誰もいない。 彼の性格からして、どうせ奥の個室を使っただろう。 いくら仲が良いとはいえ、尻のぬくもりで彼を感じたいほど好きなわけではない。

便座中央2つの個室のうち、床があまり濡れていないほうを選び、腰を降ろした。 便座は、冷たかった。

タバコに火を点けると、なんとなく良い年になるような気がした。 そんな仕事初めだった。

03/01/09

藤川さんは、35は圏内だと言った。

僕は、それは厳しいかもしれないと思った。 

彼が、2002年にして今世紀最大級のハズレを、風俗で引いた帰り道だった。

「35だぜ。寝ボケてんとき、『お母さん』って呼んじゃいそうじゃん。」 

「まあ、でもさ最近の女(ヒト)って、見た目きれいじゃん。」

「そうかもしんないけど、35だよ。俺、何歳のとき自分の母親35だったんだ? 10歳!! 小4だよ小4。 やっぱそれ母ちゃんだって。」

と、虚勢を張ったものの、僕の相手は小6の頃の母さんだったかもしれなかった。 中2の可能性すら伺えた。 むしろ中学で収まっていて欲しかった。 容姿的には問題がなかった。 

また一歩、大人に近づけた気がした27の夜だった。  

03/01/11

苦いからあんま好きじゃない。

でも、仕方ないからビールを買い置きして、ラベルを正面に向かせて冷蔵庫に並べてみる。予備のバスローブをハンガーに吊るしておいた。 念のため吸殻を捨てておき、灰皿は空にしておく。

『仕事が終わったら、行くかも。』 そんな一報がエルダさんより届いたので、巣づくりを急いだ。 で、すぐ寝た。

「エルダは寝て待て」

自作のことわざですが、夜の仕事をしている人と遊ぶときは寝とけ。 翌日へのダメージを最小限に抑えるにはマジ寝とけ。さもなければ、ダブルクリック成功率が激減すんぜって感じの意味。

夜中3時、お仕事の都合上かなり酒の入った状態で退社なされるので、上機嫌でやってくるエルダさん。 呼び鈴16連射で起こされる僕。

愛だろ? これ愛だろ。

自分に言い聞かせ、巣立ったエルダさんの後片付けをするが、なんだかシーツが血だらけだったんですけど、一瞬マジで俺どっかケガされたかと思っちゃうほどワンパクだ。

あ、オレのチンコがシャア専になってる。

03/01/13

「アシモがやってくるんだ。」

オフィスの地階にある売店のオッサンが言った。

近所に来るんだったら、見に行こうかと思ったが遠くの街の話だった。 

藤川さんが、「でも、あれ、レンタルできるんだよ。借りれば?」と、オッサンに返すと、

「新聞で見たよ。めちゃくちゃ高いんだろう。 借りれるんだったらとっくに借りて、ここで遊ばせとくよ。」 

狭い店内の床を指しながら笑った。 自閉気味の愛娘と愛息子が、人目をはばからずしゃがんで遊ぶ床だ。

さて、最近の動画なんかでアシモを見ていると、バージョンアップにともない、ネズミを見て怖がってもおかしくないような気がしてきた。

でも、言葉がペラペラなほど進化したところで、四次元ポケットの無いドラえもんとなると、使い道がかなり限られてくるような気もする。 

のび太の代わりに、母親に土下座して謝るアシモ。 みんなと一緒にジャイアンの歌を正座で聞くアシモ。空き地野球で透明ランナーに抜擢されたアシモ。懸命にゲッツー防止のスライディングするも、軟球が頭を直撃したアシモ。平謝りでカミナリさんからボールを受け取るアシモ。のび太、思春期に入り、コンビニでエロ本を買わされるアシモ。

アシモ苦難の、のび太中高生時代。仕える人間の数が、小学校の頃の比ではない。買出しに行くも、渡された額が過不足で、駐車場でオロオロするアシモ。365日、休まず誰かしらのバイトでピンチヒッターのアシモ。ピザのトッピングはお手の物のアシモ。 新人に教えるアシモ。サラミの並べ方にこだわったアシモ。別のバイト先でスマイルをオーダーされ、自分なりの笑顔を浮かべたアシモ。クレーム対処に店長から一目置かれ、おばさんから子供まで、奇妙な客の相手はアシモ。

三浪したのび太の代わりに父親に土下座するアシモ。のび太、やはりそういう道に進み、アイドル限定DVDボックスセットを徹夜で並んで勝ち取るアシモ。Yahooオークションをこまめにチェックさせられるアシモ。MXダウンロードリストをコンプリートするアシモ。 レア映像、レア音源の分野では神とあがめられ、アングラでは敬語を使われるほどファイルを抱えるアシモ。実は、影で月収100万のアシモ。

ドラえもんほどじゃないけど、シュミレーションすると結構使えるような気がしてきた。 多分、いくつかの項目は今でもアシモ、できそうだし。 

あと、藤川さん、やっぱしアシモ、コンセントに繋がなくても動くよ。

03/01/14

毎朝8時40分に便意を感じる生活に、一片の幸せを感じた。

決まった時間に、出るものが出る。 

そんな、なんでもないようなことが幸せだったと思う。 

3食、ほとんど決まった時間に食べているおかげで、毎朝うんこが一つ、8時40分前後にお生まれになられ、静かに水面下へ沈んでいった。 

8時40分というのは、藤川さんと朝食を食べ、部屋に戻る時間。 ごくたまに、朝食前にイク場合もあった。その30分のズレでさえ、失格の烙印を押してから放流してやりたいくらい、気分を損ねる。

とある朝、僕のブレックファーストエキスプレスうんこは到着しなかった。アレがこないのである。便意が。

結局その日、うんこの姿を見ることはなく、翌朝もこなかった。 藤川さんに相談したが、「知らねーョ」みたいなことを言われ、人間、誰しも自分のことで精一杯なんだと、利己的な彼を心で責めた。そして許してやった。

53時間ぶりにうんこを流した昼下がり、一抹の安堵を憶えた。

その晩、2発目をぶっぱなしたとき、奇跡を予感した。 

そして今朝、実に5日ぶりに、8時40分の定刻便に乗り、うんこは着水し、清らかなせせらぎに身を任せたのである。 

ここに、中村拓雄の完全復活を宣言する。

くじごじでは1月14日に私の復活を記念し、毎年その日のうんこについて記す日として定めました。

03/01/17

『オナニーの中村』 

女友達すら見てるページで、この切り出し。 その勇気を称えて、バックボタンを押さずにお付き合い頂けないでしょうか? 原稿用紙1枚程度の文なので、さらっと読み流してくださいな。 

さて、『オナニーの中村』と聞いて、『中村と言えば、オナニーで有名!』 という、そんな印象を受けると思います。 ぶっちゃけ、27歳の童貞かと思われるかもしれない。


『オナニーの中村』さん 

たとえば、このように写真まで掲載してしまうと、「あー、こいつが中村か。名オナニストとの」と、あなたは思うわけです。

僕が今日言いたい『オナニーの中村』というのは、『逆襲のシャア』と同じ表現なのです。

シャア少佐は毎日逆襲しているわけではありません。『シャアと言えば逆襲!』ではなく、どちらかというと、持ち物を赤く塗ることで有名です。

映画 『逆襲のシャア』は、『逆襲するシャア』を描いた作品です。『する』の代わりに、曖昧な『の』に置き換える。 すると、情景を思い描かせる奥深い表現となり、ガンダムファンの心を突き刺すのです。 『逆襲のシャア』という表現で、憎悪で己を奮いたたせ、睡眠を削り、打倒ガンダムに燃えるシャア・アズナブルを心に描きます。 「逆襲しているシャア」の最大表現法で、『逆襲のシャア』なのであり、

そういう意味での、

『オナニーの中村』 

すごいイイ独りプレイが終わったことを伝えたかったのです。

03/01/23 (日本一時帰国中)

『真冬のミニスカートは、夏よりも眩しく映える』

揺られる座席から、目の前に立つ女子高生を観察し、新しい格言を作った。 声にならない言葉で何度か暗唱するうちに、真冬でもミニな女性に感謝の気持ちが芽生えた。 雪をかぶる富士山と並び、冬の日本の風景として『ミニの冬』は世界的に認知されても良い。 日本に帰ってきたことを、僕はミニで実感したのだ。

33度の熱帯から氷点下寸前の朝を迎え、熱を出してしまった。体は正直だ。今に始まったことじゃないが、僕の体はいつでも正直だ。 どんなときも、どんなときも僕が僕らしくあるように。 (除あさだち)

午後出社することを会社に伝え、体をいたわるように温かい紅茶を煎れ、また少し横になった。

プリペイド携帯を買うつもりだったため、12時には会社の最寄駅に立っていた。 店員さんは眩しくなかった。携帯を受け取ると足早にショップを離れ、薬局へ向かう。 マスクを買い、やはり長居せずに出社した。

自分の椅子に座り、パソコンに電源を入れ、我慢できず机にうなだれた。 

話し掛ける人間にできるだけ小さな声で返答し、自然と口数も少なくなる。 出席した会議も、メインで話さなければいけないのに、「今日は、もう止めよう」と偉い人が言うくらい辛そうだった。

退社し、古くからの友人達と待ち合わせをし、積もる話で大盛り上がり。今年一番の飲みっぷりで騒いだ。 

今年最初の仮病は、うまくいった。

36度の熱を2度上げる演技力で、2003年も乗り切りたい。 

僕の正直な体は、1時間の時差をきっちりボケていた。

03/01/26 (一時帰国中)

漫画喫茶で号泣してるやつがいた。

背の高い男で、年はいくつくらいだろうか? 20代のようだが、学生には見えない。 首を下に曲げ、深くうつむき、顔を懸命に隠そうとしているが泣いているのは明らか。

机の上にはコーヒーが2カップ、それと吸殻だらけの灰皿。

どんな漫画を読んだのだろう? 

好奇心に負け、肩越しからそっと探ろうとしたんだろうな、あの女の人。

涙を浮かべた27歳独身男子(会社の捨てゴマ)と目が合い、何を感じたのだろうか?

03/01/27(一時帰国中)

確かにそのオウムは利口さ。

ただ、しゃべる内容がクソ生意気だ。勘にさわることばかり言いやがる。

「てめー、最近太ってきたな。」 なんて、まだかわいいもんさ。

彼女が泊まったその明け方、「おまえ、あれじゃ女は満足しないだろ。」と、キッチンにまで響くような甲高い声で鳴いた。 彼女どころか、隣近所にまで聞こえたかもしれない。 

賢いのはよく分かった。だが、いくら注意したところで口の悪いのは直らない。仕方なく、俺はそのオウムを冷凍庫に閉じ込め、力づくでも分からせようとしたんだ。

「開けてください!」 「もう生意気なことは言いません。」 「わたくしはあなたがいなければ生きていけません。」 「ご主人様、あなたをペットショップで一目みたときから、運命の人だと感じていました。」 

冷凍庫から聞こえる、必死の言葉の数々。 最後に弱弱しく、「お願いします、ここから出してください…。」という懇願の声に、冷凍庫を開けてやった。 まだ5分も経っていない。 さすがに凍ったりはしてないだろう。 

出てくると、クソオウムはマシンガンのように謝罪の言葉を並べたよ。

「まことに申し訳ございませんでした。 あなた様の恐ろしさ、よく分かりました。 これからは心を入れ替え、あなたと暮らしていきたいと思います。」

よっぽど体にこたえたのだろうな。 震えているのは寒さのせいだけではなさそうだ。 やつは羽ばたき、俺と少し距離を開けて、また小さな声で話し掛けてきたのさ。

「あのー。ひとつお伺いしたいのですが…。」

「ん? なんだ?」

「冷凍庫にいたチキン、彼は何をしでかしたのでしょうか?」

って困惑した顔で言うんだよーー! うわっはっはー!! 

 

っていう、アメリカンジョークを聞かされ、困惑した週末だった。

03/01/30 (一時帰国中)

日本とはカレギュウを食べられる、世界で唯一の国家である。

天皇は国の象徴であり、カレギュウは愛国心を一枚の皿で顕したハーモニーを指す。

日本に滞在する意義とは、何杯のカレギュウを食べるかであり、会社の会議とかどうでもいい。 現に仮病でなんとでもなるわけだ。

話は変わるが、天皇に苗字はない。 天皇は天皇であり、隣の山田家が突然皇居に住むような交代劇はありえないからである。

カレギュウにわざわざ「松屋の」と付けてしまう国民の多さたるや、日本人としての自覚が足りないゆえに起こる、恥ずべき現象だと僕は捉えている。

さて、先日の遅めの昼食時のことだ。 カレギュウ以外のすべてのボタンを、松屋の食券機から取り除かれる日が一日でも早く訪れるべきだと思いながら、押すべきボタンを正確に押した。 数分後、目の前に出てきたカルビ定食に涙が込み上げてきそうになる。 僕は怒りに打ち震え、『いったいこの国はどうなってしまうのだろう』と、深い悲しみとともにこう言ったのである。

「オレ、カレギュウたのんだんだけど。」

半券を見直し、店員の表情がこわばった。

「ゴミンナサイ。シュミマセン。カリギュウイチョー! タイシキュウ!」

この国は、どうなっちまうんだろう。

一抹の不安を憶えた最後のカレギュウ。 

僕は、今夜マレーシアへ旅立つ。 

03/01/31(@マレーですが関係ない話)

『J−POPを語る』  第一回  モンゴル800

ぶっちゃけ、佐藤君(手下)が歌うモンゴル800しか聞いたことありませんが、僕が感じたモンパチを語ってみたいと、キーボードを打つことに致しました。

そもそもモンパチというのは、ザンクやゴンニの派生系に聞こえる。 『モンパチオール!』という響きは、音(おん)としてかなりシックリとくるのである。 ただ、麻雀をやる人間はおおらかじゃないので、ダジャレにもなってないこの用語が受け入れられる可能性は極めて薄いだろう。 親倍つもって「モンパチオール」とはしゃごうものなら、純粋に敵が3人増えたと思ってまず間違いない。

個人的には、というか他にこんな話をしてるバカもいないけど、すまなそうに「モンパチオールです」と、符ハネした1翻で親を死守しましたみたいな、 お一人様800点ですし、上がってもいいですよね? と、慎ましく使われる方が好ましいと思う。

「すみません。でも、800点。」の、なんちゃって感と、「モンパチをギャグとして消化しちゃいました。 是非食べてください、なんちゃって…」が、低いレベルで共鳴しあえると思うのだ。 だいたい、本来のモンパチのパチって800だし。 親倍ツモで8000点づつふんだくり、普通にトップで終わって、「あんときのモンパチオールがでかかった」とか言い出そうものなら、まあ、場所によっては灰皿が飛ぶ。

しかし、本当にモンパチという響きは、博打と相性がいい。 シッピン、クッピン、モンパチと並べても、違和感どころか、江戸時代からそのように呼んでいましたって気すらおこる。 イカサマで作った8を、ヤクザの世界ではモンパチとか。 あとは、モン = 門 → 門松 → 『門松に鶴』で、鶴と八で作った花札のカブなんて、それこそモンパチって呼びそうだ。 

そういう側面から『モンパチ』をアピールしていくと、いつまでも名が残るバンドになるのではないかと、佐藤君の歌を聞きながら感じました。

以上。

(バンドじゃなくて、TM―REVOLUTIONみたいな感じのでしたらごめんなさい。800人のグループ?)

03/02/03

偉い人の命令で、俺と藤川さんのこのプロジェクトに、手下の佐藤君も体験でツッコムことになったらしい。 で、今日は奴の到着前夜。 色々エロ関連で持ってきてもらわないといけないモノがあるので電話した。

部屋に流れる音楽が彼にも聞こえていたようで、「なんすか、なんで、マレーでサザンなんですか?」

「一人桑田モノマネ大会。 かれこれ30曲目。 なにか、文句ある?」

「いや、とくに。 たのしそっすね。 一人なのに。」

「いやー、似てないモノマネほど辛いものないよね。」

僕は、大人だから謙遜して言ったが、ここ最近磨きがかかってきていると、自分では思っている。 が、 

「確かに、似せようとして似てないとキビシイっすね。」

彼は、僕の桑田を4日前に聞いているにも関わらず、この発言をした。 もう少し彼は大人になるべきだと思ったし、だいたいあのときの桑田は、選曲も良かったこともあり、85点くらいだった。 18のとき、夜中の国道沿いで歌ったOHクラウディアよりも、今27歳、ホテルの部屋で熱唱しているクラウディアのほうが4倍は桑田らしく歌えているし、輝いている。 この揺るがざる事実にも関わらず、佐藤的にはキツイの一言だったことに、怒りを通り越してやるせなくなってきた。 そして部屋を飛び出した。 

街を滑るように歩いた。 僕に集まる視線。 視線というより、呆れた冷たい目というほうが正しいかもしれない。 僕のカカトにローラーがついてるからだと思うが、銀行にたどり着くまでに3回コケた。 それでもムラサキスポーツで、「これ(ローラー靴)の、28センチありますか?」 と尋ねたことに後悔はしていない。

ここのところ、良い意味で開き直った人生を送っていると思う。 夜中の3時にこの国に到着し、寝ずに翌朝出社したが、もうそのときにはローラー靴を履いていた。 テーブルに突っ込んで、ジュース2杯が床に飛び散った。 

先ほど、ヒロ君に電話で聞いたところ、やはり日本の子供のほうが僕よりも数段レベルが高いことを再確認し、これから3ヶ月間、毎日この靴で出社することにした。

佐藤君は、この日記をアップするころには、マレーシア最初の朝を迎えていることだろう。

ぶざまな姿は見せられない。 そう思うと、さっき(土曜午前2時)まで練習に打ち込んでしまったのは、当然のことである。

久しぶりにできた肘のカサブタを見て、ワンパクの一言で片付けていいものか。そんな疑問は湧いてこなかったことにして、滑りつづけた。

月明かりが、僕とローラー靴をまぶしく照らすのでした。

 

03/02/04

外だからハメが外せる。 そんな恥ずべき日本人になりつつある僕は、今日もカカトにローラーのついた靴で会社の廊下を滑っていた。 ホテルのロビーも、滑空中の飛行機のごとく車輪をうならせて滑り、ついに年下のオトナの人に怒られた。

何のために、10代の大切な時期に渡米させたんだ。 両親に申し訳ない気持ちでいっぱいになるが、思い返せば母親に自慢しながら、トランクにこの靴を詰め込んだ。 どうしようもない『トランク一つだけで』マレーシアまで飛んできてしまった気がするのは、思い過ごしであってほしい。

ローラー靴を履いていると、なぜか気持ちが安定してくる。 楽しい気持ちになる。 佐藤君に自慢しながら滑ったときの優越感を思うと、感慨深いものがある。 僕を追うようにマレーシアに辿り付き、疲れた目で見る『無邪気な僕』ほどいやな光景は無いだろう。 滑るほどに、僕を元気にしてくれる幸せの靴だ。 ドラクエの攻略本のイラストは、この靴が描かれていたのかもしれない。 

身近で暮しているからこそ感じる、西洋文化の吸収で生じる宗教との反発。 先進国である日本人が、彼らの心の隙間に潜り込み鋭く描写することなく、またどうでもいい日本人の独身男性の話で終わってしまった。

03/02/06

手下の佐藤君と一緒に新規開拓した風俗で、二人とも大ヒット。 というか場外ホームランだったわけです。 風俗に関して、佐藤様のほうが大先輩なのですが、店内で見た他の女の子も可愛い子ばっかと、大絶賛。 

 『もう止められない』 

毎週通うから一緒に付き合ってくださいと、佐藤君は言いました。 クラブのように騒々しい店内。 入り口、通路、所狭しと女の子と客が埋まっている。 店の雰囲気全体が、一人で通うには抵抗を感じるのである。 ましてやマレー語の数字すら知らない彼を思うと、ついつい「仕方ないなー」と、嬉しい悲鳴をあげてしまう。 『嬉しい悲鳴』の使い方があやしいけど、嬉しいのは確かだ。 心から嬉しく思う。

かわいすぎ。 スタイル良すぎ。 肌きれい過ぎ。 顔ちっちゃすぎ。 お人形さんみたい。 連れて帰りたい。 何でも買い与えてあげたい。 

二人とも賞賛の言葉を並べ続けました。 僕は純粋に結婚したいと思っていますし、佐藤君は妹にしたいと言いました。 芸能人の妹がいるにも関わらず。(実話)

佐藤君がチェンジした小柳ゆき似の女の子以外、どの子もアイドルばりに可愛いので、毎週通うと僕は重婚、佐藤君なら妹が10人近く増えることになります。 しかし、それすらチッポケな問題な気がするくらい、僕と佐藤君はイカレてきました。 

『マレータイガー Of The くじごじ』は稀に見る、携帯番号を記したサイトです。 毎週水曜日の夜は管理人の喘ぎ声が聞けるというオプションが付きました。 

03/02/07

出社前に、鏡に映る自分を見つめた。 

シャツとパンツの組み合わせは、特に問題がない。 ただ、黒のパンツとローラーの入った靴が、何歩譲っても譲りきれないので、仕方なく普通の革靴を履いて出社することにした。

身近にいた両親のありがたさを、一人暮らしを始めたときに気づいた。 それと同様に、普通の靴をしばらくのあいだ履かなくて、知ったことがある。 

普通の靴は、歩きやすくできている。

一週間ぶりに、一度もコケない一日を過ごせた。 

03/02/11

僕は、気持ちを大切にする人間さ。 

気持ちというより、心意気だろうな。 だから形式にはこだわらないんだ。 形あるものなんて、いつか壊れるだろ。 

それでも、人間ってやつは何でも形にしたがる。 見えるものしか信用できない愚かな動物なんだ。 たまたま視力の強い生物だったことも、原因の一つだ。

悲しいときには涙を流し、おかしけりゃ笑い、怒りをぶつける。 こんなにも感情豊かに生まれた人間だからこそ、心を大事にして生きていくべきだ。

だから、俺に免許証はいらない。 そんなもので運転技術を証明してどうするというのさ。 心だろ。 気持ちで運転しろよ。 海外だろうと、たとえ言葉が通じなくても、心で運転すれば分かりあえるだろ?

と、思い込んでいたら、捕まった。

「ショウミー ヨア ドライバーズライセンス」

「ボクノココロノナカニアリマス」

「ユー シュドゥカムトゥー ポリスステーション」

「サイフニ オカネハイッテマス ニガシテクダサイ」

「ハウ マッチ ユー ペイ ナウ」

「50デドウ?」

「オーケー、ドライブ ケアフリー、バーイ」

「ソンナオマエヲアイシテル」

右手にハンドル、左手にギア、サイフに金、いつでも心に免許証を。 

03/02/17

「さすがっすねー、中村さん。 僕、まだ決まんないっすよー」

教え子である佐藤君の前では、いいかっこしてしまう。

「佐藤君。 もう雰囲気で決めちゃえよ。」

僕は、束の中から3枚抜き取り、横によけておいた。

「はい、俺こっちは全部チェックしたから」

「早く交換しようぜ。 そっちどうなの?」 

「んー、外人が多いっすね。 中村さんのほうはどうなんですか?」

「日本のがほとんどなんだけど、んー、びみょー」

5枚のエロビデオDVDを買うと、1枚無料になる。 良心的なお店である。 ちなみに一枚300円。 束を半分づつにしてチェックしていた。 お堅いお国柄なのでDVD屋さんの奥に小さな小部屋でひっそりと売られている。 会議室にあるようなテーブルと椅子に並んで座っていた。

しばらくして、お互いの束を交換し、またチェック。 

「でもさー、この中から選ぶってことは、佐藤君にはじかれたゴミってことになるんだよねー。」 

「そうですねー。 っていうか、中村さん、なんでこれはじいたんですか?」

「あーー!! それ、迷った!!」

「ですよねー。 いちおキープしよ」

「佐藤君さー、外人ものにチャレンジするのは分かるけど、こっちの束いらねーのばっかじゃん。 時間かかりすぎ」

とかいって、一人だともっと時間がかかっている。 この日は佐藤君と一緒なので、通常の3倍のペースで束から抜き取っていた。

「パッケージのカラーコピーが鮮明じゃないし。 良く見ないと部屋戻ってガッカリするじゃないっすか。 あ!! これ!! これなんで中村さんはじいたんすか?」

「それ、俺も選んだよ。ほら、おんなじの」

僕の教育が行き届いている証拠だ。 制服姿がイカス姉さんに、彼も何かを感じ取れるように成長したのだ。

「佐藤君、選びおわった? 俺、あとおまけの1枚だよ。 なんにしようかな〜? 無料だと、思いっきりチャレンジしたくなるよねー」 

あー、ちょっと待ってくださいよー。 そんな答が返ってくると思いきや、

「今、7枚なんですよ。 どれか一つ捨てなきゃ」

いつの間にか抜かれていた。 

佐藤先輩、二人が買った同じビデオCD、例のやつなんですけど、あれはハズレってことで合ってますよね? 

手、専門って。

03/02/20

ひさびさゴルフしに行った。 ミツオちゃんが「勝負だ!中村君!」と言うから、わざわざ大切な時間を切り裂いてシンガポールまで行ってやった。 

ゴルフとはボールを棒でぶったたく紳士のスポーツだが、ミツオちゃんは紳士じゃないし、僕はどちらかというと好青年だ。

まあ、それでも来ちゃったからにはプレーするわけで、さすがミツオ自慢のコースだけあって、整備が行き届き、距離も鬼のように長い難関コース。 

つむじかぜまうティーグラウンドでっ!!  例のテーマソングを口ずさんだところで、僕のゴルフバッグにはボールが1個もないみたいだったのでミツオちゃんにもらった。 

実は、バックにボールが入ってないことは、昨日から知っていた。 きっとミツオちゃんがくれると思っていたら、やっぱミツオいいボール使ってやがる。 

ミツオちゃんはジェネラルマネージャーだし、43歳なんだから少しは貫禄見せてもいい頃だ。 

メールの件名が「ゴルフやろうぜ (^o^)丿」 は、いささか問題がある。

03/02/21

背の小さい子もいい。

佐藤君に運転させてエデンガーデン(風俗)へ行き、僕は背の低い子で大当たり、彼が不発だったという話はやめて、佐藤君初ドライブで事故った話。

エデンガーデンへの曲がり角の手前、車線変更中ぶつけました。 まったく、なんのために高いお金を出して免許証を手に入れたんだか、日本の教習制度に疑問が湧いた。 とはいえアメリカで免許をとったときに、「風俗店への曲がり角」はテストになかったので、なんとも言えない。 運転とは、やはり免許じゃなく心でするものなんだと、身をもって知らされた。

ちょうど事故のあった日から、体の調子がどうも悪い。 

どうも鼻水が止らない。 

エデンガーデンの個室の冷房の強さは、問題だと思う。

03/02/23

以前、佐藤君を連れて打ちっぱなしへ行った。 仕事上そういう関係だから仕方ないのかもしれないが、一々報告してくるのがウザったい。 やれ100ヤードの看板に当てましただの、打ちそこなってゴロゴロボールになっただの、どうすれば遠くまで飛びますか?とか。 

確かに僕も「うんこしてくる」と伝えてからトイレに行くが、それは会社の中でのことであって、一歩外を出たらプライベートだということを忘れてはいけない。 まだ社会人一年生だが、そのあたりの分別はそろそろ身に付けるべきだと思う。

03/02/26

とある人に、会社でローラー靴を履いてるのはネタだろうと言われた。 だったら、今、この机の下に隠してある靴は一体なんだというんだ。 こんな日に限って会社に置きっぱなしにしておくなんて。 

今日は久しぶりにスーツにネクタイです。 日本からとても偉い人が視察にこられました。 

今、履きかえれば、どこまでも滑れそうな気がする。 ほんの少し勇気を出せば、予定より早く日本に帰れるかもしれない。  

机の下に手を伸ばし、ローラー靴のひもをほど

03/03/03

人間に本気で刃向かう生き物って、意外に多い。 

都会に住んでいる人間には無縁の話だ。 強いて言えば、犬や猫だと思うが、『食ってやろう』レベルまで戦闘意識を高めることは早々ない。 僕が10代のころ、飼い犬が何度か本気の勝負を挑んできたが、ことごとく右フックで倒してきた。

さて、久々に、僕を食べようとする生き物に出会った。 まあ、チャレンジするのは自由。 そりゃタバコをパカスカ吸ってるぶん体力は弱っているけど、さすがにアリくらいなら今でも叩き殺せる。 

普段、どこででも見るようなアリとは違い、人の寄り付かないジャングル風の茂みで遭遇したアリは、本気で僕を食べようとした。 すぐさま、両足に10匹づつのアリがよじ登り、仲間が目の前で叩き殺されようが、次から次へとスネ毛をかきわけて行進し、噛み付いてくる。

機敏な動きに、皮膚を噛み切る力強いアゴ。 そして始めて見る、赤い胴体のアリ。 

ガンダム的に『普通のと違うよ』と視覚へアピールし、僕との身長差を埋めていた。 比率を見れば、僕が会社のビルを食べようとしているのと同じくらい無茶な話。 もちろん、赤く塗っても無理だと思う。 やってみなければ分からないけど。

そもそもフェアウェイを外し、こんなとこにボールを打ってしまったのが間違いだった。 しかし、そのボールにすら5,6匹のアリがうごめいている。 北朝鮮人じゃないから分からないだけかもしれないけど、本当にお腹が空くとは、ゴルフボールすら食べようとすることなのかもしれない。 食物確保への執念がそこにはあった。

クラブを握ると、食べ放題状態の両足へ、お客さんが絶え間なくご来店。 打つべきボールは、赤い点々が動いて鬱陶しい。

アリが邪魔で1ペナ払ってボールを移動したのは始めてだし、なんか陰毛まわりが今も痒い。 

少なくても、うちの犬よりかは善戦したと思う。

03/03/07

弟子の佐藤君が、「大丈夫ですか?」と注意を促した。 

僕は3っつ年上なので、「平気だっつーの。 俺をなめんな」と先輩面してしまいましたが、大人になるということは、年下の同性の言葉を素直に受け止められることなのだと、後々に気づきました。

会社のトイレには紙がありません。 個室に備え付けの蛇口とホースを利用するか、マイペーパー持参で入室することになります。 僕の手に握られたトイレットペーパーの細さに、彼は冒頭の言葉を投げたのですが、バカにされているような錯覚に陥り、無視しました。 お前は俺のを見たことがあるのか、と。

しかし、心から僕を心配してくれたからこそ、あのような言葉をかけてくださったと思いますし、本当にギリギリでした。 ついに蛇口を利用するときがきたのか。 それくらい、切羽詰まっていました。 

目分量で、紙が足りているかどうかを見極める技術に関し、僕は佐藤君より劣っている。 年じゃない。 回数でもない。 彼は、持って生まれた天性で、僕の危険を察知することができ、僕にはその才が無かった。 

念入りに手を荒い、自分の机に戻り、「すっげー、ギリギリだった」と彼に報告した。 心の中では、『ごめんなさい。あなたの忠告を聞くべきでした。』と謝っている。 いや、屈服している。 なんだか、今日も彼の横顔がりりしい。 

彼は、年が下かもしれないが、トイレットペーパーの見極めと、風俗を愉しむ技術は僕よりも優れている。 

入室してから出てくるまでが、僕よりも15分も長い。 

03/03/08

「ユウコの持ってる白のワンピースと絶対似合うって!」

仲の良い二人の会話に、店員が口を挟みながら他の選択肢を勧める。 女にだけ許されたこの光景は、ドラマのシーンとして成り立つし、実際にテレビで映ることだと思う。 洋服を買う女の子は、とても絵になる。

「おい! てめー、なんなんだよ!」 

昨日佐藤君が僕に向かって怒鳴ったショップでの一言。 男同士で洋服を買うという行為が間違っているのですが、そもそも佐藤君は僕に敬語を使う立場だったと記憶しています。

確かに佐藤君が「いいな」と先に言ったかもしれませんが、僕は10月の時点で「いつか買おう」と心に留めていた靴。 たまたま佐藤君が手に取った瞬間、『いつか』に相当するタイミングが訪れたのです。 先に「サイズ9持ってきて」と店員に伝えたので、履いたのも僕が先です。 そのまま購入する旨を伝え、先にキャッシャーへ持っていきました。

「ふざけんなよ! 靴を貸しあうような仲だと思われんだろ!!」

同じ靴をレジに持ってきた佐藤君を叱りました。 こんなことまで佐藤君を教育しなければいけないのかと、彼のモラルの低さを垣間見たのですが、指導も空回りし、数分後にはお金を払っていました。

もう、買ってしまったので仕方ありません。 いろいろと弊害はあるのですが、僕と佐藤君は同じ靴を所有することになりました。 試し履きした靴を、レジで箱詰めする際、カカトのところにこっそり『佐藤』と書いといてあげたので、よく見れば違う靴なんですけどね。 

03/03/13

テレクラに行ってみたい。 

15年前の抱いた夢をまだ叶えていないことに気づき、すぐさま付き添ってくれる人を探した。 1秒で見つけた。 隣のデスクにたたずんでいる手下の佐藤君を1位指名したところ、むしろ逆指名してくれた。 

小6でオナニーのペースで成長した僕は、テレクラというシステムの解明に取り組んだ夏休み。 

サッカークラブの仲間と、女になりすましてダイヤルをして様子を伺う。 恥ずかしがり屋を装った僕を、藤沢駅の噴水前で待つと伝えた男。 鎌倉女学園の制服と言ったが誰も持っていないので 短パンとTシャツで待ち合わせ場所へ向った。 必死に自転車をこいだ。 道中、市民プールへ行こうという少数派の意見は、セミの音にかき消されていた。

12歳なりの答が出る。 テレクラは確実にやれる。 もしも僕が本物の女子高生なら、10メートル先にいるポロシャツの男とラブホテルにいるはずだ。 

不特定多数のやりたい女に告知される電話番号の、その電話に出れるようになるには、オトナになるのが第一条件。 サクラという、裏に隠された方程式を知るには僕らは幼すぎた。 純粋無垢な夢をタイムカプセルに埋めてから、流れるように時間が過ぎ、仲間達とは散り散りになってしまった。 

サクラなど、どうでも良い。 早く大人になりたいと願った12歳の僕の夢を今すぐ叶えてあげたいのだ。 三度目の一時帰国はゴールデンウィーク。 不特定多数の女性からの電話は、手の届くところまで近づいた。

トップページに携帯番号を記すのは、12歳に抱いた夢の名残なのかもしれない。

03/03/14 (会社で提出した過去のレポ)

仕事関連のファイルを整理していたら、毎週書かされていたレポートを見つけました。 かなりナメて書いていたのですが、最も嫌々書いた分を掲載します。 日本にいたときのもので、自分の名前以外は修正していません。

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(Group1)  WEEKLY REPORT

2001年12月23日 中村拓雄

書くことが少ししか無いため、今週はレポートをパスしたいと申し出たところ、上の方々に軽く却下されたので、可能な範囲で文字を埋めることにします。 下まで1600文字分のスペースがある。 頭が痛い。 しかし今年最後なので、そういう総括的なことでまとめれば良いと気づいた。 上半期は憶えていないことが多いので、下半期だけを振り返ることにします。

7月から、今の6人体制に変わりました。 小職の実務を9月から段階的に減らし、現在はほとんど実務を外れています。 その後、意見を出し合いながら処理方法を変え、徐々に処理時間を縮めていき、現在ではほぼ一定値で業務をこなせるようになりました。 この値を標準値として一週間を振り返り、予測量さえ分かれば必要作業時間が割り出せるなど、もれなく色々な特典が付いてきます。

 『この日、休んで良いよ。だって数字的に大丈夫だし』と、判断できるのです。 『神様がそう言ったから、だって聖書に書いてあるじゃん』というのと、同等かそれ以上の説得力があると思います。

また、次に大きな財産となったのは、誰が見ても業務の進み具合が分かるように、グループで統一させたマナーです。 コピーロボットではない私達はオデコをくっつけても、意思の疎通はできません。 あたかも、自分がやった昨日の続きを見るような、そんな錯覚を起こさせるくらいの統一感を。 

努力の結果、そこまではいかないまでも、代休/土曜出社へスムーズに繋げられるようになりました。

良く言えば説得だが、丸め込む?というか、仕方ないからやった。 そんな感じかもしれないですが、様々な面倒くさいことや担当代えに順応し、月毎にステップアップしてこられたと思います。 皆様、おつかれさまです。

3週連続でパーフェクト賞を取った時、レポートに書くことが無くなり大変困りました。 私の飼い犬の話で、レポートの半分を埋めたこともありました。

ということで、結局、1600文字埋められませんでしたが、今年はこれにて。

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5、60人以上に送信されていたのですが、そのうち10人くらい読んでいればいいほう。 

と、勝手に決め付けていたら、大間違いでした。 知らないところで、こういうレポートって転送されるんですね。 

詳細は書きませんが、ちょっとだけオシッコちびりそうになりました。 どおりでいろんなオッサンが僕を知ってて偉そうに命令するわけだ。

03/03/17

下半身の一部に特化していない、普通のマッサージにも毎週通っている。 パンツ一丁で台の上にマナ板状に乗せられ、男に体を預ける。 ギリギリのところを攻めるがゆえ、玉に手が触れるのもご愛嬌。 ときに悲鳴をあげるほど力強い、硬派なマッサージだ。

大きな魚を食べるときに、「こんなとこも食べれるんだ」という発見があるのと同じように、とんでもないところのコリまでほぐす。 オイルを使い、コリのある線を指の関節でなぞるように攻めるのが、この店の特徴だ。 点じゃなく、線で攻める。 日本で4ヶ所のマッサージ屋を点々と通っていたが、ここが一番効くのは確か。

常連だから仕方ないのかもしれないが、今日は新人2人の練習台にさせられた。 師匠にあたるジジイが、的確且つ強めにピンポイントで攻撃し、その後、弟子が同じところをなぞった。 太ももの付け根をジジイが指を滑らせ、勢い余って玉に触れれば、同じように弟子も玉に触れていく。 気色悪いジェットストリームアタックを喰らい、やはり一晩明けたら体中が痛い。 やられすぎた。

唯一の週末の外出がこれだけだったのも痛い。

03/03/18

年寄りは死にやすいのが道理とはいえ、祖父母3人が次々と去り、今では死の淵から3回復活した不死鳥、クスリ屋を営むババアだけが生存している。 誰が残るか、勝負は下駄を履くまで分からない。 「あのクスリ屋には仙豆がある」と孫のあいだでは噂された。 担当医がブラックジャックだったかもしれない。 そういう難しい手術を乗り越えてきた。 

僕の母親を産み落とした瞬間、すでに死の宣告をくらったものの、それを覆し、今も元気に走り回るババア節子。 どこで憶えたか知らないが西洋式のお出迎えをしてくれる。 むやみやたらに抱きついてくるので、殺さない程度に加減して手を回す。 体内に眠る隠された力を極限まで引き上げてもらう儀式と、割り切って抱きしめる儀式。 あながちあなどれないのは、節子の母親が最近まで生きていたからだ。

自分のオリジナル臓器がいくつ残ってるのか知らないけど、好奇心を失っていないため、自分の体が許さないレベルの行動を取ろうしてしまう節子。 帰りの体力を残しておかないので、どこへ行くにもおぶってやる人間が付き添うことになる。 彼女が海外に行きたいと言えば、文字通り親族ババ抜き大会が開かれるのである。 

マレーシアに行くと報告したとき、

「なんでそんなところに行ってまで仕事するかねー。 会社辞めちゃいなさい」

と言った彼女に、親族総ツッコミが走った。 無断で台湾行きの航空券を買っていたことが、この前日発覚したためだ。 しっかり二人分。 今回ババを引いたのは、節子の養女の妹の旦那さんだった。 外枠にいてもしっかり当るらしい。 

直の二親等はかなり当りやすそうだし、困ったことに最近マレーシアに興味を示してると報告が入った。 部屋の隅に積みっぱなしの新聞から、市内で起きた殺人事件の記事を切り抜いて母親に送った。 

気づいたら、イラク空爆の記事も混ぜていた。 老婆への老婆心だ。

03/03/19

判子を取りに両親の寝室へ入ると、真昼間からセックス中だった。 トイレの個室を開けたら、見知らぬオッサンがきばってた。 ファミレスのバイト中、冷凍室を開けると、中年の新入りさんが隠れてパンをかじっている。 授業をサボって校舎の影へタバコを吸いに行き、女の子同士でディープキスを目撃。 

見ちゃいけない行為を見てしまい、目と目が合って気まずくなった瞬間に、また一つ加える項目が増えた。

昼休みのこと。 

会議室へノートパソコンを取りに行った。 部屋の電気が消えていたので、誰もいないと思い、ノックをせずにドアを開ける。

『ガチャリ』

8人の女性スタッフが純白の衣装を身にまとい、壁に向って一心不乱で土下座していた。 

普段持ち歩いているコンパスは迷子になったときのためではく、謝罪する方角を調べるようである。

100歩譲って会社でお祈りするのはいい。 けど、男厳禁ならドアに「お祈り中」って張り紙しておけって。 普段優しい君達にガンつけられて、気弱でシャイな僕はとても傷つきました。

 

手下の佐藤君のセックスをあえぎ声付きで。

これも、見ちゃいけなかった行為かもしれないけど、お互い様なのでリストには加えない。