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心理テストで児童理解


児童理解を深めるにあたり、心理テストを試みた。
『ヘルスカウンセリングの進め方3 心理テストの進め方・読み方』(杉浦守邦 著)
を参考にした。


保健室で活用できる心理テストのいろいろ
@Y−G性格検査(矢田部ギルフォ−ド性格検査)
AP−Fスタディ(ロ−ゼンツワイク絵画欲求不満テスト)
B小児用エゴグラム
Cバウムテスト(樹木画テスト)

D文章完成法(SCT)
E親子関係診断テスト
FGAT(不安傾向テスト)
G無人島問答
H三つの願い
I家族画(KFD)
〓好き嫌いテスト


H三つの願い (口頭試問形式)

○用意するもの なし

○方法 「もしも神様(魔法使い)が、あなたの願いを3つ必ず叶えてくれる
としたら、どんなお願いをする?」

○分析 「お父さんとお母さんが仲良くしてくれるように」とか、「お母さん
が早く帰ってくれるように」という親子関係に関する問題がキャッ
チできることも多い。その他、悩んでいる問題、苦しんでいる問題
なども述べられることも多い。


G無人島問題 (口頭試問形式)

○用意するもの なし

○方法 「一人で無人島へ行かなければならなくなったとします。一人だけつ
れていっていいとしたら誰をつれていきますか?」

○分析 小学校ぐらいだと「お母さん」という場合が多い。
それが、お父さんだったり、おばあさんだったり、動物だったりする
場合は家庭内の精神力動に何か問題がある場合が多い。

〓好き嫌いテスト (口頭試問テスト)

○用意するもの なし

○方法 紙に4つの○を書いて、
一つ目(左上)「お父さんの大好きなところ」
二つ目(右上)「お母さんの大好きなところ」
三つ目(左下)「お父さんの大嫌いなところ」
四つ目(右下)「お母さんの大嫌いなところ」
を中に書かせる。




○分析 これは親子関係に問題が推測される場合に、それを明らかにするため
に用いられるものである。
最初から嫌いなところを書かせると抵抗を示すことが多いので、好き
なところを書かせて抵抗や緊張を和らげてから本心が書けるようにす
る。


Cバウムテスト (絵画法)

○用意するもの A4の紙 (大きさに意味があるのでB4やB5は避ける)
B4の鉛筆(濃さに意味があるのでHBは避ける)

○方法 「1本の実のなる木を描いてください。」
自分の思った通りに描くこと
他の子のまねはしないこと
窓の外の本物の木を見て描かないこと という注意をしておく。
子どもが質問してきても、「思った通りに描いてください」と答える
だけにする。
描けないときは「どんな木でもいいです」という。

○分析 別紙参照



I家族画(KFD)(絵画法)

○用意するもの A4の画用紙(なければB5)
2Bの鉛筆(なければHB)
消しゴム

○方法 「紙を横に置いてください。
あなたをふくめて、あなたの家族が何かしているところを描いて下
さい。」

○分析 別紙参照


Bエゴグラム (質問紙法)

○用意するもの エゴグラム記入用紙(普通は成人用だが、児童には難しい表現が多い。 小児用であれば小4なら十分使える。)
※別紙参考

○方法 「これは学校の成績とは全然関係ありません。いつもの自分の態度を
思い浮かべて、当てはまるかどうかを考えてください。当てはまる
と思ったら○、当てはまらないと思ったら×と書いてください。
どちらとも言えないと思ったら△でいいですが、できるだけ○か×
で答えるようにしてください。」

○採点 ○・・・2点
△・・・1点
×・・・0点 とする。

○分析
人の心の働きには、親的(P)・大人的(A)・子ども的(C)があるといわれており、 さらに詳しく分けると以下の表のようになる。

P @CP−批判的な親 の自我状態(懲罰・制限など父親的な部分)
  ANP−養育的な親 の自我状態(思いやり・親切・保護など母親的な部分)
A B A−おとな の自我状態(事実に基づく判断力の部分)
C CFC−自由な子ども の自我状態(大人の影響を受けていない子どもらしさの部分)
  DAC−順応した子どもの自我状態(子どもなりに身に付けた順応性の部分)

そのバランスを見る。
詳しくは別紙参照。