【寒紅梅】  2001年2月   
                                      油彩画  15F 53.0×65.2cm    楽環


国営昭和記念公園の花木園の寒紅梅である。2001年2月25日(日曜日)朝、画材を纏め、桶川駅から高崎線、

武蔵野線、中央線(青梅線)と乗り継いで、11時頃に西立川駅で下車し、南口から国営昭和記念公園に入る。

空はさえざえとして、西の山並みには吹流しの雪雲が沸き、西立川駅を降りると、突風のような北風が吹き

付ける。余程踵を返して帰ろうかと思ったが、気を取り直し、南口から水鳥の池を迂回して花木園まで来て

みると、紅梅が一杯に花を付けている。まさに寒紅梅である。それにこんな寒い中、多くの入園者がこの

梅を愛でにやってくる。けっこうアジア系の外国人も多いようである。この寒い空の下に、春を待ちきれ

ずに咲く紅梅と入園者の気持ちが妙に重なるのである。あるいはこの寒空いっぱいに赤い花を可憐に添え

る紅梅は、何分南方の人々には殊の外エキゾチックに写るのかもしれない。二時半頃に筆を置き、

桶川駅についたのは5時を廻っていた。


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