九条の会・室蘭工大
平和を求める日本・世界の人々と手をつなぐため、憲法九条を輝かせたいと願う室蘭工業大学有志と市民の会です。


呼びかけ


 いま、日本国憲法は重大な危機に直面しています。自民党は、正式に憲法9条2項を削除して、アメリカと一緒に海外で武力行使できるような改憲草案を発表しました。さらに、改憲を実現すべく国民投票法案を公明党や民主党と一緒に進めようとしています。この改憲案では、徴兵制すら導きうるものになっています。また、野党第一党の民主党も、前原新代表の就任以来、改憲路線を鮮明にしており、公明党も含めて国会では改憲派が多数を占めています。

 日本国民は、戦争というものがいかに多くの国民やアジアの人々を犠牲にしたか身をもって実感したはずです。だからこそ戦後日本の出発にあたり、「二度と戦争はしない」「軍事力でものごとを解決しない」と、その決意を憲法9条に刻みこんだのです。それから60年たった今でも、世界の中では戦火が絶えません。しかし、「戦争を防ごう」という世界の理性的な動きは日に日に強まっています。まさに、いまこそ憲法9条をもつこの国の先駆的価値を学び、武力によらない平和解決を世界に呼びかけていくべきではないでしょうか。二度と同じ過ちを繰り返させないためにも。

 毎日新聞の世論調査(2005年10月5日)では、9条改憲に賛成は30%、反対は62%です。憲法9条を守るということこそ多くの国民の強い願いです。正義は、憲法9条を守り平和を願うわれわれにあります。

 2004年6月に加藤周一さんや大江健三郎さんらの「九条の会」が、「日本と世界の平和な未来のために、日本国憲法を守るという一点で手をつなぎ、一人ひとりができるあらゆる努力を、今すぐ始めよう」と訴えました。そして今では、地域や職場で、思想信条を越えて約4000の「九条の会」が結成され、憲法9条を擁護する運動は確実に高まってきているのです。

 私たちは、真理の探究を志す大学に集う者として、平和が脅かされることに、沈黙してはいられないと考え、「室蘭工業大学九条の会」を結成することにしました。工学を専門に研究・教育する本学の独自性を発揮して、世界の平和を希求し、平和憲法を輝かせる行動を開始したいと思います。一人ひとりの力は弱くても、手をつなぐことで、大きな力にしようではありませんか。教職員、大学院生、学生、生協職員、室蘭工業大学に集う全ての皆さん、どうか「室蘭工業大学九条の会」にご賛同、ご協力を賜りたくここに呼びかけます。

(2006年1月26日)

呼びかけ人9氏(50音順)

板倉賢一(情報工学科教授)
猪野毛能拡(応用化学科学生)
鈴木好夫(電気電子工学科教授)
中川一夫(材料物性工学科教授)
松山春男(応用化学科教授)
米倉正治(会計課職員)
横尾穣二(室工大生協職員)
若菜 博(共通講座教授)

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事務局長

鈴木好夫(呼びかけ人)

事務局員(50音順)

奥野恒久(共通講座助教授)
門澤健也(国際交流室助教授)
沓澤幸成(機器分析センター職員)
高木 稔(情報メディア教育センター職員)

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