懸命の看護の末、一命は取り止め、生死を超える体験によって、人生観は揺れてていったと云います。 小説「こころ」で明治と共に生まれ育った「先生」を人間の罪と重ね葬った漱石は、己の過去を暴いて克服するかのように「道草」を書き上げ、その後、胃潰瘍悪化のため「明暗」は未完のまま1916年(大正5年)12月9日、49歳の生涯を終えました。
小説『坊ちゃん』では、単純、率直、江戸っ子の坊ちゃんが、四国の中学の数学教師に。 坊ちゃんの奔放な言動は生徒や教師たちの間に様々な事件を巻き起こします。 そして、周囲の愚劣、無気力、悪知恵に反発し、先輩教師とともに、教頭に鉄拳制裁を加え、教職を投げうって東京に帰るという反俗精神に満ちた名作が数多くの読書ファンを引き付けました。 |