(A)アップグレード前の準備。

(B)アップグレード後の設定と問題点。

(C)「クリーンインストール」の記録



 

(A)アップグレード前の準備。

( knsHP・勉強テーマ・(23)Win10アップグレード前・参照 )

  1. 主なハード、ソフトの互換性の確認。
  2. Win7,8.1 からWin10に引き継がれるのは。
  3. PCのメンテナンス。
  4. データとOSなどのバックアップ。
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主なハード、ソフトの互換性の確認。

アップグレードしようとしているPCに付属している装置、例えば光学ドライブ、マウス、音声装置、 内蔵カメラなどはWin10になっても、ほゞ100%正常に動作しますので心配は無用です。
問題になるのはプリンター、スキャナー、無線ラン用機器、ペン・タブレット等の外付けの機器類です。
それぞれのメーカーのホームページで、Win10に対応するドライバーが準備されているか確認する必要があります。 もし、毎日のPC作業で絶対に必要な機器が、サポート外になっていたら、その機器を最近発売の新機種に 買い替える必要に迫られるかも知れません。

私もプリンターがサポート打ち切りになり、Win10では使用出来なく なってしまいましたので、やむを得ず一旦Win10にアップグレードして、認証を取得してから再びWIN8,1に戻して プリンターを使用し続けています。その内に新しいプリンターを入手してから、又Win10に復元するつもりです。

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Win7,8.1 からWin10に引き継がれるのは。

PCのシステムボードを動作させる基本のドライバー、個人のデータファイル、はほゞ100%引き継がれますので心配は 無用ですが、念のためバックアップすることをお勧めします。

購入時にインストールされていたメーカー独自の アプリケーション・ソフトは、中には除外されるものも出てきますが、大部分は後でメーカーのサポートページから バージョンアップされたものが入手出来ますので、どうしても必要なものがあれば補充出来ます。

購入後に自分でインストールしたソフトは、Win7、Win8.1で動作していたものはほゞ100%引き継がれます。

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PCのメンテナンス。

逆に引き継がれるので困るものもあります。
PCを使い続けていると、不要なゴミファイルが 大量にたまったり、ソフトの動作の設定ファイル(レジストリー)の中には、不要になったのに残っている “ゴミ・レジストリー”が多数たまっている事もあります。
このような「不要ファイル」はPCの動作を遅くするだけの“邪魔者”なのですが、 残念ながら全部引き継がれてしまいます。

なので、アップグレードする前に全て削除して 機敏に動作するようにしてから、アップグレードするようにしましょう。
( knsHP・勉強テーマ・(11)パソコンのメンテナンス・参照 )

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データとOSなどのバックアップ。

前述したように、個人データなどは念のためにバックアップを残して置くべきですが、他にも 消えると困るデータがあります。(knsHP・勉強テーマ・23−3・・・参照)

パソコンは、ある日突然に動かなくなり、中のデータが一切 取り出せなくなって、業者にサルベージを依頼 したら、何十万円もの見積もりがきて、泣きの涙であきらめた。というような話を聞いたこともあります。

今回のアップグレードの為だけではなく、これらの重要なデータは日常的にバックアップを取って置くように したいものです。

「システムのバックアップ。」
OSやアプリソフトを含めたシステムのバックアップは、その為の機能が内蔵されてはいるのですが、 操作の手順が少しわかりにくく、又、リカバリー・ディスクによる復元では、「購入時」まで戻ってしまうので、 万一の時は、これに頼るしかないのですが、使える状態にまで復旧するには更に手間がかかるので、常用したく ありません。

勉強のページにも、市販の「システムのバックアップソフト」が紹介されていますので、 これらを利用するのも手堅いと思いますが、私の感想では、「高い金がかかる割には、長い時間がかかる」 という印象があります。ネット上からダウンロードして使用できる「フリーソフト」の中には、“これで無料か” と驚くような高機能のものもあります。英語版が殆どですが、日本語版もあります。ご希望があればご紹介します。

いずれのソフトを利用するにしても、「OSが起動しなくなったとき」のことを考えると、 リカバリー用の「ブータブルディスク」を作成しておいて、これを使用してバックアップや復元を行うのが ベストです。市販のソフトでもこの方法が推奨されています。

「ブータブルディスク使用時の注意点」
起動または再起動の時に、メーカーロゴが出ている間に「ブートメニュー」を開いて、ディスクを挿入して 「Enter」ボタンを押して起動させるのですが、ディスクによっては起動できないものもあります。

パソコンのシステムには古くからの「MBRモード」のものと、近年増えて来た「UEFIモード」 のものの2種類があり、「MBRモード」の「ブータブルディスク」では「UEFIモード」のパソコンは起動 出来ません。 ( 「UEFIモード」については、 ここ またはここ を参照して下さい。)

従って、自分のパソコンが「UEFIモード」になっている場合は、「UEFIモード」の 「ブータブルディスク」を作成して置く必要があります。

市販のソフトの場合は、両方のモードに対応する「ブータブルディスク」が作られるように なっているものが多いようですが、フリーソフトの場合は、「UEFIモード」のパソコンで作成しないと、 「UEFIモード」の「ブータブルディスク」が出来ないようです。

私が使用しているフリーソフトの場合は、「UEFIモード」のパソコンでディスクの作成画面を開くと、下の写真のように、 「UEFIモード」が選択できるようになっています。

このディスクを利用すると、バックアップも復元も15分前後あれば出来て便利ですので、 ここ数年間 ずっと愛用しています。


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(B)アップグレード後の設定と問題点。

  1. ウインドウズ・アップデート
  2. スタートメニューのカスタマイズ
  3. メールソフト
  4. デスクトップのアイコン
  5. Edgeの「お気に入り」
  6. 余分にできた巨大フォルダー
  7. 「システムの保護」を「有効」に変更する。
  8. 「プライバシー」の設定を見直す。
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ウインドウズ・アップデート

アップグレードした時期によって、Windows10の内部バージョン( OS ビルド )が変わります。

( バージョンの確認方法 :
  「スタートボタン」→「設定」→「システム」→「バージョン情報」 )

  ●   7月29日 無償アップグレード : Windows 10 , OS ビルド 10240.
  ● 11月13日 1回目メジャーアップデート : Windows 10 v.1511 , OS ビルド 10586.3
  ● 12月18日 Windowsアップデート : Windows 10 v.1511 , OS ビルド 10586.36

「メジャーアップデート」というのは、従来のSP(サービスパック)のようなもので、
年に2〜3回実施される予定らしいです。

 通常の Windowsアップデートと同じ形式で通知されますが、インストールは最初の Windows10 への アップグレードと同じ形式ですので、時間は1時間前後を要します。
都合のよい時間帯を選んで下さい。

※ 参考 :
(1)バージョンの変遷データ
(2)Windows 10初の大型アップデートはココに注目

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スタートメニューのカスタマイズ

Windows10のスタートメニューは、左側には縦表示のものがありますが、“縦1列のみ”の 「英数順表示」のみで、順序の変更は出来ませんので、今までのWindows7のメニューのような使い方は 出来ません。
右側の「タイル表示メニュー」はカスタマイズ可能ですので、こちらを自分に便利な ように変更するのがお奨めです。
いくつかのブロックに分けて、それぞれに名前を付けて置くのが 「一覧性」があって見やすいと思います。

11月13日のメジャーアップデートにより、 「タイル」の横方向の表示数を3→4に増加できるようになりました。

その方法は、
「スタートボタン」→「設定」→「パーソナル設定」→「スタート」→「タイル数を増やす」→「オン」

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メールソフトの設定

メールソフト本体や接続設定、受信メールのフォルダー分けなどは引き継がれていますが、 メールアドレスは無くなっていますので、バックアップしてある「.csv」のものを「インポート」 で書き戻す必要があります。又、バックアップには「グループ分け」は含まれていませんので、 作り直しの必要があります。

 

デスクトップのアイコン

デスクトップのアイコンは、1366X768の画面のノートパソコンでは、標準では縦に5個しか表示されず、 間隔が広く空いたままになっています。従来のOSのような「デスクトップのカスタマイズ」は存在しませんが、 次の方法で調整することが出来ます。
但し、これは「レジストリ−」に変更を加えるので、あくまでも自己責任です。 自信がなければ、誰かベテランの方に依頼しましょう。

スタートボタンを右クリック
「ファイル名を指定して実行」をクリック
「regedit」と入力して「Enter」
表示された「レジストリーエディター」の画面で
HKEY_CURRENT_USER→Control Panel→Desktop→Window Metrics と開いたのが下の画面です。

IconSpacing(横)とIconVerticalSpacing(縦)の値をダブルクリックして変更します。
数値はIconSpacing(横)が「-1500」, IconVerticalspacing(縦)が「-1125」程度がちょうど良いようです。

あと、パソコンを再起動すれば、変更が完了します。
( これで縦に5個だったのが、 7個に変更されました。)

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標準ブラウザ「Edge」の「お気に入り」

Windows10の標準ブラウザである「Edge」には、最初は「お気に入り」が登録されず空のままです。

上図の「お気に入りのインポート」から、「IEのお気に入り」を指定してインポート出来る ことになっているのですが、「インポートできません」と表示されて失敗することがあります。

原因は「お気に入り」の保存場所を、標準の場所から「Dドライブ」などに移動させている場合です。 一旦失敗すると保存場所を標準の場所に戻しても、失敗が解消しません。これは次のようにすれば訂正出来ます。

(1)Edge を終了します。
(2)Dドライブの「お気に入り」フォルダーを開いて、右側に表示されたお気に入りの内容をコピーします。
(3)エクスプローラーのアドレス バーに、以下の文字列を入力します。
%localappdata%\Packages\Microsoft.MicrosoftEdge_8wekyb3d8bbwe\AC\MicrosoftEdge \User\Default\Favorites

(4)開いた「Edge」お気に入りフォルダー( Favorites )の中に、(2)でコピーして 置いた「IEのお気に入り」を貼り付けます。

(5)スタート ボタンを右クリックして「ファイル名を指定して実行」をクリックし、 「 regedit」と記入して「Enter」。ユーザー アカウント制御が表示されたら「はい」を押します。

(6)レジストリエディターが開いたら、レジストリの項目を以下の順に展開します。

   HKEY_CURRENT_USER
  - Software
   - Classes
    - Local Settings
     - Software
      - Microsoft
       - Windows
        - CurrentVersion
         - AppContainer
          - Storage
           - microsoft.microsoftedge_8wekyb3d8bbwe
            - MicrosoftEdge

(7)「FavOrder」フォルダーを 長押し、または、右クリック し、削除 を選択します。

(8)レジストリ エディター を終了します。

(9)Edge を起動すれば「お気に入り」が表示されるはずです。


Edge の「お気に入り」の保存場所が、 1回目のメジャーアップデートにより変更になったようです。
次のサイト :
「Microsoft Edgeの「お気に入り」のBuild 10586(TH2)適用後の場所」
を参照して下さい。
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余分にできた巨大なフォルダー

アップグレード完了後に、「フォルダーオプション」を開いて「隠しフォルダー」が 表示されるように設定して、「C:ドライブ」の直下を見ると、次のような3個の5GB程度の巨大な フォルダーが出来ているはずです。

(1)$Windows.〜WS
(2)$Windows.〜BT
(3)Windows.old

(2)は、ダウンロードされたWindows10のデータらしいです。インストール終了後は不要なはずです。
(3)は、アップグレード前の古いOSのデータで、アップグレード後の1ケ月間は、これを使用して 元のOSに戻すことが出来ます。
しかし、これを使用しなくても、事前に元のOSの「システム・バックアップ」 が取ってあるので、実際には不要なものです。
(1)は、リカバリー用のデータが含まれている可能性があり、サイズ的には数ギガバイト未満なので、 残した方が安全なようです。

この3個のフォルダーの取り扱いについては、 次のサイト を参考にして下さい。

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「システムの保護」を「有効」に変更する。

「アップグレード」した場合でも、「システムの保護」はデフォルトで「無効」に設定されています。 「無効」のままでは「復元ポイント」は作成されませんので、何か不具合があった時に復元することが出来ません。
次の記事 を参考にして設定を「有効」に変更して置くことをおすすめします。

「プライバシー」の設定をカスタマイズする。

ウインドウズ10では「プライバシー」の扱いが大幅に変更になり、殆どすべての項目で 通信「ON」になっています。「個人情報」の外部への漏洩はできる限り防止した方が良いと思いますので、 次の記事 を参考にして、カスタマイズすることをお勧めします。
少なくとも、「設定」→「プライバシー」→「全般」→ 「入力に関する情報を Microsoft に送信・・・」の項目だけでも「OFF」にした方が良いと思います。

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(C)「クリーンインストール」の記録

  1. クリーンインストールの目的
  2. ハードディスクを「GPT」に変換する。
  3. Windows10のクリーンインストール
  4. OSインストール後の仕事

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クリーンインストールの目的

私のノートパソコンは研修会で使用する目的で、安上がりにする為に中古品を購入しました。 とは云ってもAクラスの中古で、機能もできるだけハイクラスなものを探しましたので、思ったより高く付きました。 スペックは次を参照して下さい。

スペックの中で気に入っている点は、

(1)CPUがインテルの第3世代(ivy-bridge)の Core-i5です。

これは1世代前の sandy-bridge の Core-i7 に匹敵する性能を持っているようなので、 大いに期待できます。

(2)システムボードが「UEFI」と「MBR」に両対応である点です。

現状では、OSは「MBR」モードで「Windows 7」がインストールされていますが、最終的には 最新の「UEFI」モードに切り替えて、高速性、安全性を高くした状態で使用する予定です。
 一旦、「MBR」モードのままで、標準の方法でWindows10 にアップグレードして認証を得ておけば、 ハードディスクをフォーマットして「GPTディスク」に変換し、新たに「UEFI」モードでWindows10 の 「クリーンインストール」を実行する事が可能になります。速度アップも期待できますし、 「Secure-Boot」をONにすれば安全性も向上します。

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ハードディスクを「GPT」に変換する。

8月初旬に「アップグレードOK」の通知が来ましたので、通常の方法でアップグレード を済ませ、MSの認証を獲得しました。これで、クリーンインストールが可能になりました。

ハードディスクを「GPT」に切り替える為には、全パーティションを削除してハードディスクを “更地”にする必要があります。当然、OSも含めて全データが消えますので、データのバックアップを 取りました。

普通のデータは簡単ですが、システムボードのドライバー(intel)は問題です。 メーカーのサポートページから探してダウンロードする方法は面倒です。

便利なフリーソフト(Double-Driver)があります。これで、現在インストールされている全てのドライバー のバックアップが出来ます。但し、マイクロソフトのドライバーはOSのインストール時に自動的に インストールされますので、これを除外したドライバーのバックアップを取りました。このソフトで 復元も出来るようになっていますので便利です。

OSが入っているパーティションは、当然のことながら「ディスクの管理」では 削除できません。HDD操作用のソフトのブータブルディスクで立ち上げて、全パーティションを削除し、 引き続き「GPT」ディスクに変換し、新しく「シンプルボリューム」を必要数作成しました。

この時に注意が必要です。先頭のOSをインストールする為のボリュームの左側に、インストール時に 自動的に作られる「回復用」と「起動ファイル用」の2つのパーティション用の未使用の 領域を1GB程度残して置く必要があります。これが無いと起動ファイルはOSの先頭に置かれるようです。
又、OSのインストール時に、対象のパーティションを見つけやすくする意味で、「ラベル名」を 付けておきます。

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Windows10のクリーンインストール

インストール用のディスクは、ダウンロードした「メディア作成ツール 」を使用して すでに作成してあります。普通の DVD−R 1枚に丁度おさまっています。これを使用してインストールします。

「UEFI」モードでインストールしますので、BIOS(Set-Up-Menu)を起動して、 ブート設定を「MBR 優先」から「UEFI 優先」に変更して置きます。

「再起動」→「F12キー」でブートメニューを表示させ、ここでドライブにインストールディスク をセッティングして、ブート順を「DVDドライブ」にして「Enter」。

ここから先はインストールするパーティションの指定くらいで、特に何もする事もなく 進みます。途中で2回シリアルNo.の入力を求められますが、「スキップ」で抜ければOKです。
(すでにアップグレードした時に認証を受けているので、省略できるようです。)

1時間ほどでインストールは完了します。

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OSインストール後の仕事

OSのインストールは思ったより簡単に完了するのですが、実はこの後に多くの仕事が 待っています。

(1)システムボードのドライバーの再インストール。

これは前述したフリーソフト「Double-Driver」を利用して復元するので、比較的簡単です。

(2)メーカー独自の機能性ソフトのインストール。

メーカーのサポートページへ行って、必要最低限のものをダウンロードし、インストールしました。

(3)その他の各種アプリ・ソフトのインストール。

メールソフト、オフィスソフト、グラフィック関係のソフト、その他のパーソナル・ソフト のインストールとそれぞれのソフトの設定。・・・これに多くの時間がかかります。
半日以上?。

(4)個人データの書き戻し。

外付けのハードディスクに保存してあるデータの書き戻しですが、写真画像などが 相当大量にあるので、思ったより時間がかかりました。

ここまでで正味は1日以上かかっています。効果は期待できるものの、仕事量は 大量なので、1度経験すれば充分で、もう1度やりたいとは思いません。
このあと、「BIOS」を開いて「UEFI-only」に変更し、「Secure-Boot」を有効にしました。 ウインドウズ・アップデート、クリーニング、デフラグを実施して動作させてみましたが、 非常に快調です。起動速度もデスクトップの表示まで約20秒です。

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