四国地方

大方球場(高知県黒潮町)
高知球場(高知県高知市)
蛇王運動公園野球場(徳島県海陽町)
丸亀市民球場(香川県丸亀市)
観音寺市総合運動公園野球場(香川県観音寺市)
いきなスポレク公園野球場(愛媛県上島町)
坊っちゃんスタジアム(愛媛県松山市)
マドンナスタジアム(愛媛県松山市)
今治市営球場(愛媛県今治市)
池田球場(徳島県三好市)
徳島県南部健康運動公園野球場(徳島県阿南市)
蔵本球場(徳島県徳島市)
新居浜市営球場(愛媛県新居浜市)
香川県営野球場(香川県高松市)
土佐山田スタジアム(高知県香美市)
高知市東部球場(高知県高知市)
安芸市営球場(高知県安芸市)
鳴門球場(徳島県鳴門市)
春野球場(高知県春野町)
 

大方球場
所在地:高知県黒潮町
開場:1959年
収容人数:1,000人

photo by 球場巡礼

・入野海岸沿いに広がる土佐西南大規模公園内にあるので正式名称は土佐西南大規模公園野球場。しかし黒潮町の旧大方町にあるので通称・大方球場。ちなみに「おおかた」ではなくにごって「おおがた」と読む。
・1969(昭和44)年〜1973(昭和48)年と1978(昭和53)年〜1980(昭和55)年に南海ホークスがこの球場でキャンプをはっていた。同時期に高知県宿毛市で近鉄バファローズがキャンプを行っていたことがあり、当時は両チームでオープン戦がおこなわれていたらしい。
・四国アイランドリーグの高知ファイティングドッグスが毎年公式戦を開催している。
・外野が芝ではなく砂である。
・バックスクリーンがなく、外野の後方にある松林を天然のバックスクリーンに見立てている。
・外野フェンスがコンクリむき出しである。
・スコアボードは得点経過とBSOのみの表示でもちろん手動式である。
・バックネット裏に観戦スペースはなく、1・3塁側のベースライン沿いに芝生席があるのみ。ライト側の外野から立ち見もできる。
・外野の後方にそびえる防風林の向こうには広大なビーチがひろがる。球場から海は見えないが、外野フェンスとビーチは50mも離れていない。
行き方:土佐くろしお鉄道中村線「土佐入野」駅から線路を越えて、松林を抜けて徒歩20分。土佐入野駅へは高知駅から特急で約90分。
観戦したゲーム(1):
2016.05.14 四国アイランドリーグ公式戦 高知ファイティングドッグス−徳島インディゴソックス・・・徳島のハ・ジェフンが2打席連続HR

高知球場
所在地:高知県高知市
開場:1951年
収容人数:6,000人

photo by 球場巡礼

 高知市街からほど近い高知市総合運動場内にあるのどかな老舗球場。正面には高知市野球場というサインが出ているが一般的には高知市営球場、または単に高知球場と呼ばれている。高知は温暖な気候なので春先はスポーツチームのキャンプサイトとして賑わう。かつては福岡ダイエーやオリックス、韓国のSKワイバーンズなどのプロ野球チームも春季キャンプをはっていた。四国アイランドリーグの高知ファイティングドッグスが本拠地球場としており、NPBではオリックスが毎年ウエスタン・リーグの公式戦を行っている。
 見てくれや仕様はコンクリ打ちっ放しの典型的な公営球場で住宅街が近いため球場は高いネットでグルリと囲まれている。2000(平成12)年に外野が拡張され現在の規格・キャパになり、2012(平成24)年には県内で初めて夜間照明が設置された。スタンドには屋根がないのでデーゲームでは日差しを避けたい人達がバックネット裏の放送ブースの下や1・3塁側に設置されているカメラ台の床下に集中するのがおもしろい。スタンドの傾斜はなだらかだが古い球場なのでフェンスは低くネットも最小限で視界は良好。古い球場には現在のようなネットだらけのヒステリックな安全対策がないのでゲームをじっくり見たいファンにとってはむしろありがたい。座席は全て背もたれ無しのベンチシート。それぞれグリーン、ブルー、オレンジに塗り分けられているが、特にグレードの差があるというワケではない。この球場で一番エキサイティングな場所はスタンドの下、ダグアウト横にある立ち見スペースだろう(普段も開放されているのだろうか?)。金網越しの観戦になるがフィールドと同じレベルなので、スパイクが土をかく音や選手・コーチの声が聞こえたりして相当な臨場感を楽しめる。
 両翼96m、中堅121m。フィールドは内野が土で外野は天然芝。照明は6基。ちなみに照明塔の形状はよさこい祭りに使う鳴子(しゃもじみたいな打楽器)をイメージしているらしい。外野は全て芝生席だが普段は開放されていない。外野の向こうにはすぐ民家が並び、その背後には山、山、山...。スタンド下の売店では高知名物のアイスクリンが買えるのでDon't miss it!
行き方:高知市の中心部「はりまや橋」から土佐電鉄伊野線で西へ5駅、「グランド通」駅下車。そっから南へ徒歩約10分、鏡川を越えて突き当たりを右に曲がれば球場の入口が見える。
観戦したゲーム(2):
2003.10.18 よさこいリーグ 大阪近鉄−広島
2016.05.13 四国アイランドリーグ公式戦 高知ファイティングドッグス−徳島インディゴソックス・・・徳島の張泰山が第3号HR

蛇王運動公園野球場
所在地:徳島県海陽町
開場:1993年
収容人数:?,???人

photo by 球場巡礼

・「蛇王」と書いて「ざおう」と読む。運動公園内にはテニスコートや広場があり、隣接するまぜのおかオートキャンプ場には体育館や屋内プールなどを備える一大スポーツコンプレックス。1993年の東四国国体開催にあわせてオープンした。
・2013年に初めて四国アイランドリーグの徳島インディゴソックスが公式戦を開催し、以降年に1試合だけ定期開催している。またインディゴソックスのキャンプ地でもある。
・ベンチシートのあるバックネット裏スタンドにはありがたいことに屋根がかかっている。
・内外野はすべて芝生席。ナイター設備はなし。
行き方:JR牟岐線「浅川」駅から徒歩30分。浅川の集落を抜けてまぜのおかキャンプ場までの道沿いにコンビニはなく食料調達は難しい。浅川の一つ向こうの「阿波海南」駅からでも歩けるようだが未確認。蛇王運動公園の公式サイトには最寄り駅は「阿波海南」と表記されている。
観戦したゲーム(1):
2015.8.02 四国アイランドリーグ公式戦 徳島インディゴソックス−愛媛マンダリンパイレーツ

丸亀市民球場(四国コカ・コーラボトリングスタジアム丸亀)
所在地:香川県丸亀市
開場:2015年
収容人数:10,000人

photo by 球場巡礼

・2015年3月にオープン。善通寺市との市境に位置する丸亀市総合運動公園内にあるフィールドシートを備える立派なスタジアム。
・こけら落としは3月3日に行われた阪神−福岡ソフトバンクのオープン戦。普段は四国アイランドリーグの香川オリーブガイナーズのセカンドホーム的な扱いで公式戦が頻繁に行われている。
・Jリーグ・カマタマーレ讃岐が本拠地としている香川県立丸亀競技場に隣接。
・ナイトゲームにも対応。
・略称は「四国Cスタ丸亀」。略してしまうとネーミング・スポンサーの社名が全く出て来ない...。
行き方:JR予讃線「丸亀」駅からコミュニティバスで。1時間に1本で運賃は200円(15年3月現在)。徒歩ならJR土讃線「金蔵寺」駅の方が近い。徒歩約30分。阪神主催のウエスタンリーグ開催時はJR丸亀駅前からシャトルバスが運行された。こちらの運賃は片道300円(15年8月現在)。
観戦したゲーム(2):
2015.3.15 四国アイランドリーグ交流戦 香川オリーブガイナーズ−石川ミリオンスターズ
2015.8.01 ウエスタン公式戦 阪神−広島・・・初のウエスタンリーグ開催

観音寺市総合運動公園野球場
所在地:香川県観音寺市
開場:19??年
収容人数:1,260人

Photo by 球場巡礼

・陸上競技場やアリーナが併設されている観音寺市総合運動公園内にあるCマイナー級スタジアム。球場は公園内の一番北側に位置している。四国アイランドリーグの香川オリーブガイナーズが年に何試合か公式戦を行う。
・バックネット裏スタンドの両脇がスタンドへの入り口になっている、小規模な球場によくありがちな構造。バックネット裏と内野のベースライン沿いのスタンドは完全に分断されている。
・球場サインや看板などはなく、外観と言えば黒ずんだコンクリのスタンド裏がのっそりと露出しているだけ。ファウルボールが外に出ないように三方をネットで囲まれている。
・スタンドはすべてベンチシートで屋根はない。ナイター設備がないので日差し対策としてせめてバックネット裏には屋根をかけてほしい。外野は芝生席。限られた一部の場所に木陰ができる。
・バックネット裏スタンドは一分のスキマもなく全面ネットで覆われており、内野スタンドもブルーにペイントされた金網が結構目障り。どこに座ってもフェンスが気になって見にくい球場である。
・スコアボードとバックスクリーンはセンターに並列。バックスクリーンは色が退色してみすぼらしく、スコアボードは得点とSBOのみで選手名を表示するスペースはない。
・外野の向こうの丘の中腹にかんぽの宿が見える。
行き方:JR予讃線「観音寺」駅から東へひたすら歩いて約50分。市役所から出発して市内を循環するのりあいバス(コミュニティバス)が総合運動公園の正門前まで行くが、1時間に1本もないのでアテにはできない。タクシーだと所要約10分・1200円。
観戦したゲーム(1):
2010.8.21 
四国アイランドリーグ公式戦 香川オリーブガイナーズ−高知ファイティングドッグス

いきなスポレク公園野球場
所在地:愛媛県上島町
開場:1997年
収容人数:不明

photo by 球場巡礼

・生名島が誇るいきなスポレク公園内にあり、またの名を「蛙石(がーるいし)球場」とも呼ばれているD級スタジアム。コンプレックス内には宿泊施設、体育館、プールなどが併設され、スポーツクラブの合宿や企業研修によく使われているとのこと。
・2009年5月17日に初めて四国アイランドリーグの公式戦が行われた。この試合を誘致するために役場は2年前から準備していたとのこと。当日は地元の名産などの屋台がたくさん並び、島を上げての一大ビッグイベントとなった。以降、1年に1度公式戦を開催している。
・フィールドは内外野ともに土である。
・バックネット裏にスタンドはないが、当日は特別に「スポンサー席」としてパイプ椅子の仮設スタンドが設けられた。
・両ベースライン沿いに盛り土の芝生席がある。フェンスが低いのでフィールドは見やすいが、内野の方からはダグアウトがじゃまでバッターボックスが見切れてしまう。1塁側のスタンド内にトイレがある。
・照明灯は6基あるがこれは補助的なものでナイトゲームは難しそうな感じ。
・スコアボードは得点経過のみ表示。当日は外野のネットに手製の選手名・ポジションのボードを吊して対応していた。
・ホームプレート側は山、外野側は海になっていてライト方向には瀬戸内の島々が見渡せる。
・球場自体は四方を高いネットに囲まれている。
・外野に観戦スペースはないが人ひとりが通れるくらいのスペースあり。
・両翼92m、中堅120m。
・試合を見せるための球場ではなくプレイするための球場。言うまでもないが観戦には向いていないしスタジアムとしての評価もできない。しかし、これくらいの設備の球場でも独立リーグなら地方試合としてなんとか興業できるようなので、この調子で日本の埋もれた小球場でもっと公式戦が開催されれば嬉しい。
行き方:生名島は広島県尾道市の因島からフェリーでわずか5分の島。スポレク公園へは生名港・立石港から無料のシャトルバスが出ているが本数はかなり少ない。島内には公共の交通機関はない。
観戦したゲーム(1):
2009.5.17 
四国アイランドリーグ公式戦 愛媛マンダリンパイレーツ−香川オリーブガイナーズ

坊っちゃんスタジアム
所在地:愛媛県松山市
開場:2000年
収容人数:30,000人

Photo by 球場巡礼

 正式名称は松山中央公園野球場。サブ球場であるマドンナスタジアムや愛媛県武道館、屋内外プールなど充実した施設が集まる松山中央公園内に位置する。通称名の坊っちゃんスタジアムは松山を舞台にした夏目漱石の自伝的同名小説「坊っちゃん」からとられたぞなもし。このスタジアムが完成するまでは松山城の敷地内にあった狭い狭い松山市営球場が愛媛県のメイン球場だった(2007年に完全に取り壊された)。プロ野球の公式戦は阪神、ヤクルトの主催試合が近年では定期的に開催されている(2005年にヤクルトの古田敦也がここで2000本安打を達成)。そして2002年には四国初のオールスターゲームが開催されたのも忘れてはいけない。プロ野球以外ではアイランドリーグの愛媛マンダリンパイレーツがメイン球場として使用している。
 ファウルエリアが広めではあるが、アッパーデックの屋根の上に設えられた照明やオープン・コンコース・スタイルのスタンドの構造などはどこかアメリカの球場を感じさせるものがある。鮮やかなライトブルーで統一されたシートは1階も2階も全て一人掛けの背もたれ付き。2階席の列数は一定ではなく、ブロックごとに微妙に増えたり減ったりしているので、それに合わせて屋根がウェ〜ブしているのがかっこいい。センターにあるスコアボードの文字は以前は見にくい磁気反転だったが、オールスター開催を機に愛媛らしくオレンジ色の電光に変更された。
 両翼99.1m、中堅122m。フィールドは天然芝(内野のファウルエリアのみ人工芝)。地方球場では珍しく外野席もすべてセパレート・タイプの一人掛けになっている(背もたれは付いていないが)。球場内にオールスターゲームと愛媛県の野球に関する展示をメインにした「の・ボールミュージアム」という野球歴史資料館が併設されている。入場は無料。その資料館のネーミングからも察せられる通り、球場は「坊っちゃん」よりもむしろ郷土の俳人・正岡子規と野球との関連を全面的にアピールしており、球場周りには子規の有名な句「草茂み ベースボールの 道白し」の句碑が立っている。そしていまいち浸透していない感もあるが、最寄りのJR市坪駅には「の・ボール駅」という愛称まで付けられている(「のぼる」とは子規の幼名で、野球とひっかけて雅号として用いていたとの事)。
行き方:JR予讃線「市坪(いちつぼ)」駅下車スグ。
観戦したゲーム(2):
2001.3.23 オープン戦 阪神−広島

2007.9.09 四国アイランドリーグ公式戦 愛媛マンダリンパイレーツ−香川オリーブガイナーズ

マドンナスタジアム
所在地:愛媛県松山市
開場:2003年
収容人数:2,000人

Photo by 球場巡礼

 松山中央公園内にある坊っちゃんスタジムのサブ球場。通称マドスタ。サブと言ってもそこらのサブ球場と一緒にしてもらっては困る。練習用グラウンドではなくもはや単体の球場として成立していて、興業も打てるキング、いやクィーン・オブ・サブ球場とでも言うべき立派なハコである。何がスゴイかってまずキチンと球場の顔というべき外観があり、ボールパーク・サインも掲げられている点。外観は本球場と同じくコンクリ打ちっぱなし。正面中央に関係者入口があり、観客は両脇の階段から2階のスタンド裏コンコースへ上がる構造はどこにでもある球場様式。スタンドはバックネット裏と一段下がったベースライン沿いエリアに分かれており、バックネット裏には小さいながらも屋根がかかっている。座席はベンチシートではなく、なんとすべて一人掛け(背もたれはさすがにないが)。サブ球場なのに観戦する人のコトを考えて造られてるのだから恐れ入る。しかしながら観戦環境はあまり良くない。スタンドの最前列には過剰とも言える高いフェンスが張り巡らされていて常にストレスを抱えた観戦を強いられる。特にベースライン沿いのスタンドはたった4列しかなく、最上段に座ってもフィールドがモロにフェンスで遮られる格好になる。外野も芝生席になっているがこちらも同様にフェンスがうるさい。サブ球場と言えど量産型C級地方球場並みの設備を備えているので安全対策もしっかりしているワケだ。スタンドからは眼前に本球場の威容が迫る。野球場をバックに野球観戦なんてなかなかお目にかかれないシチュエイションではないだろうか?ライト側に見えるガラス張りの立派な建物はアクアパレットまつやまというインドアプール。
 サイズは本球場と同じで両翼99.1m、中堅122m。球場の向きも本球場と同じに造ってある。フィールドは内野は土だが残念ながら外野は人工芝。一応ナイター設備はあるが照明灯が4基しかないのでナイトゲームの興業で使うのはムリっぽい。スコアボードは選手の名前まで出る本格的なもの。アイランドリーグの愛媛が本球場ではなくこちらの方でたまに公式戦を行う。ちなみに"マドンナ"は"坊っちゃん"の恋人ではないのでお間違いのないように。
行き方:JR予讃線「市坪(いちつぼ)」駅下車スグ。
観戦したゲーム(1):
2007.9.8 四国アイランドリーグ公式戦 愛媛マンダリンパイレーツ−高知ファイティングドッグス

今治市営球場
所在地:愛媛県今治市
開場:1952年
収容人数:13,500人

photo by 球場巡礼

 大新田(おおしんでん)公園というスポーツコンプレックス内にあるレトロ感たっぷりのC+級スタジアム。1965~66年の2年間だけ近鉄がキャンプを行っていたこともあり70年代前半まではよく近鉄主催のオープン戦が行われていた。最後のオープン戦は1983年の阪神−近鉄戦で以降プロ野球は開催されていない。近年はアイランドリーグの愛媛マンダリンパイレーツの試合がちょこちょこ組まれている。外観もフィールドも全て曲線で構成されている円形コロシアムで、例に漏れずここも内野のファウルエリアが広く両翼が短い。1980年に改装されているが外壁のコンクリは既に黒ずみなかなかの風格を醸している。だが、この球場ではバックネット裏スタンドをほぼ覆い尽くしている巨大な屋根を見てほしい。等間隔に並ぶムキ出しの鉄骨と飾り気のない無骨なデザインのひさし。まるでアメリカのオールド・ボールパークを彷彿とさせるようななつかしい感じ。まさかこれほどの存在感を持つカバーが国内に埋もれていたとは...。美しいの一言。座席の色が伝統のグリーンならなお良かったのだが...。
 スタンドはバックネット裏とベースライン沿いで完全に分かれている。ベースライン沿いのスタンドはあまり高さがなく、座席はコンクリの段の上にベンチシートがのっかってるだけの簡素なもの。最上段には木の植え込みがあり、夏場のスタンドではその木陰が貴重なオアシスとなる。バックネット裏の座席は全て一人掛けで背もたれもついている。このグレードの球場にしては全席一人掛けというのは評価できる。フェンスの高さはキャンキャン吠えるほど目障りではなく許容範囲内。夏場のデーゲームでも日陰をキープできればそこそこ快適な観戦ができるだろう。
 両翼91.44m、中堅115.82m。右中間・左中間の最深部は109.73m。キョリに相当こだわりがあるようだ(しかしホントにセンチメートルまで測ってるのかね?)。フィールドは天然芝でナイター設備はなし。外野は芝生席でこちらも段々状になっているので座りやすい。スコアボードは手書き・手差しのマニュアル式。色あせたグリーンのボディが郷愁を誘う。球場全体から染み出している大人の嗜好品のようなビンテージ感を是非堪能してほしい。
行き方:JR予讃線「今治」駅よりせとうちバスで約6分、「球場前」下車スグ。運賃は130円(07年8月現在)。国道317号線沿いにあり、今治駅から歩いても20分くらいで行けそう。
観戦したゲーム(1):
2007.8.23 四国アイランドリーグ公式戦 愛媛マンダリンパイレーツ−高知ファイティングドッグス

池田球場
所在地:徳島県三好市
開場:1977年
収容人数:858人+立ち見

Photo by 球場巡礼

 四国イチの大河として知られる吉野川の河川敷にある、野球場というにはちょっと抵抗を感じるような...どっちかというとグラウンドと言った方がしっくりくるようなD級スタジアム。旧池田町にあるので普段は池田球場と呼ばれているが、正式名称は三好市吉野川運動公園野球場。池田町は蔦監督が率いた池田高校の活躍で全国にその名が知れ渡ったが2006年に近隣と合併し三好市となった。吉野川が台風などで増水するとフィールドが水没することから、アメリカのミシシッピ川沿いにあるマイナーリーグの球場になぞらえて日本の"Modern Woodmen Park"と呼ばれている。プロ野球の開催実績はないが、2007年に三好市合併1周年を記念して初めてアイランドリーグの公式戦が行われ、翌年以降も徳島インディゴ・ソックスの試合が定期的に開催されている。
 球場は渓谷の底にあり、川沿いの道路から急な坂道をどんどん下ってようやくたどり着ける。運動公園と言っても球場の他に土の運動場と屋外プールがあるくらいで、どっちかというと河川敷広場のような感じ。町営球場としてオープンしたのでおよその察しはつくと思うが、球場の外観なんてものはなく、フィールドと外界の区切りは金網があるのみ。スタンドはバックネット裏に斜面を利用してこしらえたコンクリ段々席(一応木製のベンチシートが設えてある)と、両ベースライン沿いに3列ほどの簡単なアルミのスタンドがあるだけ。スタンドとフィールドの間には広め通路が通っておりフィールドをぐるりと取り囲んでいる。球場のはるか上空を通っているのは徳島自動車道。かつてメキシコには外野のフィールドに鉄道が通っていた球場があったらしいが、それには及ばないとしても、周囲にいくらでも空間があるのにわざわざ球場を横切るように高速が通ってるなんてミラクルにも程がある。草野球場もどきの球場と遠近法を無視したような巨大な橋脚のミスマッチっぷりがシュールすぎる。「聖地」とまではいかないが巡礼の「札所」の一つであることは間違いない。
 両翼92m、中堅120m。フィールドは天然芝。ナイター設備はあるが照明が内野に4基しかないのでナイトゲームの興業には使えなさそう。外野席は普段はないと思うが、有料試合の場合だけフェンスに沿ってパイプ椅子が並べられる。この球場にはいわゆる外野フェンスというものはなく、代わりに金網が張られている。イチローのようにフェンスによじ登ってのキャッチはしやすいがフェンス際の思い切ったプレイはきっと恐ろしくてできないだろう...。スコアボードは最低限のものでSBOと得点のみが表示される(もちろん手差し)。吉野川はレフトの植え込みの向こうに流れているので、腕に覚えのある右バッターはカキーンと思いっきり引っ張ってスプラッシュ・ヒットを狙ってほしい。
行き方:JR土讃線「阿波池田」駅より山をひとつ越えて徒歩約50分。あるいは駅前より四国交通バスかせとうちバスで「板野」停留所下車、徒歩10分。本数は四国交通バスの方が圧倒的に多い。
観戦したゲーム(1):
2007.7.29 四国アイランドリーグ公式戦 徳島インディゴソックス−香川オリーブガイナーズ・・・三次市合併1周年記念試合

徳島県南部健康運動公園野球場(JAアグリあなんスタジアム)
所在地:徳島県阿南市
開場:2007年
収容人数:5,000人

Photo by 球場巡礼

・県が新設した運動公園内にあり、まず最初に完成した施設が野球場だった。山間に隠れるような立地なので当然ながら周囲は山だらけ。オープンと同時にJAあなんがネーミング・スポンサーになった。JAのような公共性の強い企業体がネーミング・ライツを購入するのは当時日本ではかなり珍しかった。
・掘り下げのフィールドでスタンドはオープン・コンコース。バックネット裏から外野まで、フィールドを見ながらぐるっと1周できる。
・スタンドはバックネット裏、内野スタンド、ベースライン沿いの3つのパートに分割されている。バックネット裏と内野スタンドの座席は全て背もたれ付きの一人掛けでバックネット裏は全体的にひさしがかかっている。ベースライン沿いの座席はおしりの滑り止めが付いているベンチシート。いずれもブルーでペイントされている。
・バックネット裏以外は2段重ねの目障りなフェンスが張り巡らされていて、まともな観戦は望めない。スタンドの高さがないのでフェンスが切れる箇所は皆無。この手の構造は新しめの球場ほど多い。きっと球場の設計者は球場で野球を見たことがないのだろう。
・外野は全て芝生席。高さと傾斜があり、すごく見やすい。おまけに高さ50cmくらいの柵が等間隔に並んでいて、腰掛けたり、もたれたりできる。今までにない外野での観戦スタイルだ。
・NPBのお墨付きを頂いた立派な照明は県内イチの照度を誇るとのこと。
・2007年5月20日にアイランドリーグの徳島−香川戦がこけら落とし。以後、徳島インディゴソックスのメイン球場として頻繁に公式戦が行われている。
・両翼100m、中堅122m。フィールドは天然芝。
・構造自体がC級スタジアムの割には革新的に新しく、見た目的にも新鮮で地方球場の新時代到来と言ってしまっても問題ないと思うが、せっかくいい球場なのに過剰なフェンスが観戦環境を台無しにしてしまっている感は否めない。実に惜しいスタジアムである。
行き方:JR牟岐線「桑野」駅より徒歩30分。オフィシャル・サイトには駅から徒歩15分と明記されているが、実際歩いてみるとたっぷり30分はかかる。
観戦したゲーム(1):
2007.7.22 四国アイランドリーグ公式戦 徳島インディゴソックス−高知ファイティングドッグス

蔵本球場(JAバンク徳島スタジアム)
所在地:徳島県徳島市
開場:1952年
収容人数:15,976人

Photo by 球場巡礼

・蔵本運動公園内にあるオールド・スタジアム。まるで水門かダムのような巨大なコンクリ造りの球場正面は異様なほどの存在感がある。実はこのコンクリの内側は体育館になっていて、世にも珍しいアリーナと一体型のスタジアムなのである。
・場内はだいぶ経年劣化が認められる。手すりのペイントははがれ落ちてサビが露出、コンクリは黒ずんで全体的にどんよりとした雰囲気が漂う。
・スタンドは内野とベースライン沿いのブリーチャーに分かれている。内野スタンドは高さがあり、傾斜が急。フェンスが低く、フィールドを遮るモノはないのでとても観戦しやすい。オールド・スタジアムはフェンスが低いのでうれしい。座席はバックネット裏のみ背もたれ付きの一人掛けで、その他はベンチシート。実はバックネット裏でも上段の方だけはベンチシートになっている。
・内野スタンドとは繋がっていない独立したブリーチャーはフィールドレベルに直置き状態。ありがたいことに座席は外野の方へ行くにつれてフェンスに沿ってカーブを描いて設えてある。
・外野は芝生席。
・スコアボードは真新しい感じがするので恐らくリニューアルされていると思われる。バックスクリーンと一体型でなんと選手名が表示される。
・立地は駅前からほど近いが外野の向こうはわずかな住宅を挟んで山が迫っている。陽が落ちると見渡す限り周囲は真っ暗になり、ちょっとウスラさみしいナイトゲーム情景になる。
・両翼91m、中堅116m。ナイター設備は整っているが照明灯は4基しかない。フィールドは天然芝。
・阿波踊りのシーズンになると蔵本公園では本格的な踊りの練習をしている連がアチコチで見られる。本番でなくともなかなかのクォリティなので試合終了後にでも是非。
・アイランドリーグの徳島インディゴソックスがホームゲームを開催している。照明設備が十分ではないのでかつてはナイトゲームではなく17時開始のトワイライトゲームで行われていた。
行き方:JR徳島線「蔵本」駅から国道192号線に出て西へ徒歩10分。徳島大学医学部を左に見つつ、キャンパスを過ぎると蔵本公園の入口が見えてくる。
観戦したゲーム(1):
2007.7.21 四国アイランドリーグ公式戦 徳島インディゴソックス−愛媛マンダリンパイレーツ

新居浜市営球場
所在地:愛媛県新居浜市
開場:1985年
収容人数:8,500人

Photo by 球場巡礼

 日本全国、どこの地方都市でもありそなBマイナー級の公営スモール・スタジアム。フィールドレベルに放送ブースやダグアウトがあってその上にスタンドが乗っかってる造りは、昭和後期以降の新し目の球場では共通の様式。球場の周囲は住宅街になっており、地元民の生活圏内にひっそりと佇んでいる。1992年から98年までオリックスが毎年ウエスタンの公式戦を主催、また近年ではアイランドリーグの愛媛マンダリンパイレーツがちょこちょこと公式戦を開催している。
 現在の球場は1985(昭和60)年に全面改装されたもので、オリジナルは同じ場所に1953(昭和28)年に完成していた。このグレードの球場では珍しくネット裏席は背もたれ付きの一人掛けで、全体的に屋根がかかっている。基本的にはデイゲーム開催の球場なので屋根は非常に有難い。ベースライン沿いのスタンドは言うまでもなく全てベンチシート。シートにはファウルボールの直撃痕と思われるクレーターが無数に出来ており、サビで茶色く変色したコンクリ床と相まって場末の退廃的なムードが漂う。ネット裏とベースライン沿いのスタンドは構造的には分離しているが行き来は自由。なおスタンドはポール際まで伸びているが、外野へ行くにつれて先細りしていくタイプ。外野芝生席は資料では3,010人収容となっているが、狭くて傾斜が思いっきり急なため実際は全く使用されていない(なので実質キャパは5,500人という計算になる)。
 
両翼91m、中堅118m。両翼の割にはセンターが深い。フィールドは天然芝。照明灯のようなものが一応あるが、恐らくコイツは薄暮の補助的なもので、ナイトゲームには対応していないような気がする...。スコアボードはセンターにあり、バックスクリーンと一体型。無論手差しで選手名を表示するスペースなどはない。レンタル料など全てにおいて、アイランドリーグにはちょうどよい規模の球場ではないだろうか。
行き方:JR予讃線「新居浜」駅から北(海側)へまっすぐ徒歩約45分。あるいは駅前からせとうちバスの今治、小松、住友病院方面行きで「元塚」下車、徒歩10分。本数はそこそこ多い。
観戦したゲーム(1):
2007.4.07 四国アイランドリーグ公式戦 愛媛マンダリンパイレーツ−徳島インディゴソックス

香川県営野球場(レクザムスタジアム)
所在地:香川県高松市
開場:1982年
収容人数:22,000人

 松山に坊っちゃんスタジアムが完成するまではここが四国No.1の球場だった。93年の東四国国体開催の際に改装しているらしいがその割にはくたびれた感じがするし、キャパ的にもかろうじてプロ野球公式戦が開催可能と言ったところか。高松市街からちょっと離れたトコロに位置する香川県総合運動公園内にあり、三方を山、一方を海(生島湾)に囲まれている秘境的な自然環境がウリ。スタンドからの眺めが目に優しく、マイナスイオンをたっぷり享受できる素敵な球場だ。以前は日本ハムがオープン戦、公式戦を定期的に行なっていたが、近年では阪神が松山と抱き合わせでオープン戦を行うのみ。プロ野球以外ではアイランドリーグの香川オリーブガイナーズがメイン球場として使用している。
 スタンドの座席は3種類に分けられている。屋根のかかっているオリーブグリーンでペイントされたバックネット裏と内野下段のオレンジでペイントされた席は背もたれ付きの一人掛け、通路より上の内野上段席はベンチシートになっている。スタンドはバックネット裏が一番列数が多く、外野に行くにつれだんだん列数が少なくなっていくタイプ。福井など2万人規模のスタジアムはこの手のタイプが多いような気がする。座席の列番号は数字の「1」から始まるのではなく、1列目が平仮名の「あ」から始まっている。銭湯の下駄箱(あるいは「かごの屋」の下駄箱)のようでなかなかロマンチックじゃないか。93年にアップ・グレードされたスコアボードと照明灯はオリーブブラウンでペイントされている。一応オリーブスタジアムという愛称があるのでインテリアもそれらしい色にしようという配慮か。
 両翼96m、中堅122m。フィールドは天然芝でナイター設備あり。外野は全て芝生席。スタンド裏のコンコースに讃岐うどんの売店があるのは言うまでもないが、味はそれほど期待できない...(かけ300円)。
行き方:JR予讃線「高松」駅からコトデンバスで20分弱。プロ野球、アイランドリーグの試合のある日は直通シャトルバスが駅前のバス・ターミナルから30分おきに出る。運賃は片道300円。(06年9月現在)
観戦したゲーム(2):
2001.3.24 オープン戦 阪神−広島
2006.9.09 四国アイランドリーグ公式戦 香川オリーブガイナーズ−愛媛マンダリンパイレーツ

土佐山田スタジアム
所在地:高知県香美市
開場:2002年
収容人数:2,900人

Photo by 球場巡礼

 「ハコもの行政」の産物なのか、野球熱の高さの産物なのかはわからないが、スモールタウンにはおよそ似つかわしくない立派なスタジアム。住宅地のはずれにある秦山(じんざん)公園内に建設され、2002年のよさこい国体の際にフィールドホッケーの会場としてデビューした(野球専用のスタジアムというわけではないようだ)。
 コンクリ打ちっ放しではあるがいごっそうな外観はなかなか見るべきモノがある。きれいにデザインされた正面の大窓やスタンド全体を覆う立派なカバーは骨太な存在感を感じさせ、明らかにそこいらの量産型小球場とは一線を画している。スタンドはブルーの内野席とオレンジの外野寄りの席に二分されている。シートは全て独立した一人掛けで、ブルーの方は全面、オレンジの方には半分背もたれがついている。この規模の球場でベンチシートがないとは天晴れ。内野スタンドは鋭い傾斜もあって実に見やすそうな快適な観戦が約束されてそうだが...日本の球場事情をナメてはいけない!「そうはいかんき」と言わんばかりに全面ネット張り。それも一部のスキもなくカンペキに。そしてフィールドは全面人工芝。後はもお何も言うまい。これだけいい「ハコ」を造っておきながら中身はこんなもんなんですね...。
 両翼99m、中堅122m。ナイター設備はなし。外野は全て芝生席。フィールドの人工芝には砂が入っており、ハイテク人工芝ほどではないにしても気休め程度のクッション効果はあるとの事。スコアボードは得点とSBOのみ表示のシンプルなタイプ。外野よりのスタンドもやはり高いフェンスがフィールドを遮って見事に見づらいワケだが、最上段からならなんとかガマンできる程度には見える。
行き方:JR土讃線土佐山田駅から北へ徒歩15分。地図は駅に置いてあるので、それを頼りに住宅地を抜けて行くと丘の中腹ぐらいに球場が見えてくる。土佐山田駅へは高知駅より8駅・約30分、運賃は片道350円。(03年10月現在)
観戦したゲーム(1):
2003.10.20 よさこいリーグ 広島−阪神

高知市東部球場
所在地:高知県高知市
開場:1990年
収容人数:8,200人

Photo by 球場巡礼

 従来の高知市営球場とは別に市東部の田園地帯に新設された高知市東部総合運動場内にある小球場。こちらも先の市営球場と同じくかつてはホークスが福岡ダイエー時代に春季キャンプを行っていた。スタンドは1・3塁側のダグアウトまでしかないショート・バージョンで、市営球場とくらべるとだいぶ席数が少ない。座席は全てベンチシートでスタンドを覆うひさしも無いシンプルな設計。そして90年代以降のこの規模の球場ではもはや常識となっているが、ここも例外ではなくスタンドのほぼ全面にネットがかかっている。ネットのかかっていない端の方に座っても高い防球フェンスがジャマで、ちょうど測ったようにフェンスがフィールドを遮ぎっている。もはやイヤがらせ以外のナニモノでもない。日本の球場に蔓延するこのおせっかい過ぎる安全対策が見直される日は果たして来るのだろうか...。
 両翼94m、中堅120m。フィールドは天然芝でナイター設備はない。バックネット裏のスタンド席以外は全て芝生席。ライト側の芝生席は背後がすぐ道路に面しているので幅が若干狭くなっており、それを補う為かシブい木製の簡易シートが忘れられたように設えてある。センター後方には2002年よさこい国体のメイン会場となった巨大なくろしおアリーナがそびえている。
行き方:高知市の中心部「はりまや橋」から土佐電鉄バス「前浜(まえのはま)行き」、または「十市パークタウン行き」で約20分、「東部球場前」下車スグ。運賃は片道390円。(03年10月現在)
観戦したゲーム(1):
2003.10.19 よさこいリーグ サーパス−福岡ダイエー

安芸市営球場
所在地:高知県安芸市
開場:1965年
収容人数:5,000人

photo by 球場巡礼

 人気球団タイガースの春季キャンプ地なのでさぞや立派な施設かと思いきやこれがビックリするほどショボイ。ショボイと言うか、いい意味で独特のゆるい雰囲気を持っている。山を切り開いて強引に造られた球場なのでスタンドに奥行きがなく、すぐ背後にはガケが迫っているという珍しい環境。以前はコンクリ打ちっ放しの上に直接腰掛ける「お尻ひやひやシート」だったが、新たにコンクリの上にベンチシートが設置され多少お尻にやさしくなった。しかもそのシートは甲子園と同じように3塁側がオレンジ、1塁側がイエロー、ネット裏がグリーンに色分けされている。スタンドは傾斜がきつく、高さがある上にフェンスが低いのでフィールドがくっきりと見渡せる。やはりスタンドってのはこうでないとねぇ。外野の芝生席はレフト側の土手のみで、センターからライト側にかけては横並びの一体型になったスコアボードとバックスクリーンが壁のようにそびえる。毎年2月の最後の週末にオープン戦が組まれるが、ダダ混みする上にキャパが少ないので早めに球場入りして席をキープする事をお勧めする。当日は通路にまで人が座り込んでえらい事になるので...。しかし席さえ取ってしまえば、前列との間隔は足が組めるぐらい広くとられているので意外にもゆったりと快適に観戦できたりする。
 両翼96m、中堅118m。フィールドは天然芝でナイター設備はなし。外野は全て芝生席。ライト方向にはキラキラと輝く太平洋が見える。球場周辺にある駐車場はオープン戦開催時にはどこも満車になるので注意。
行き方:JR土讃線後免(ごめん)駅から土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線で「球場前」駅下車、スグ。後免駅はJRと土佐くろしお鉄道の共同駅舎になっている。所要時間は35分、運賃は片道690円。JR高知駅から乗り換えなしでごめん・なはり線を走る快速列車も運行されている。またチンチン電車に乗りたいという方は、高知市の中心部「はりまや橋」から土佐電鉄後免線で終点の「後免町」駅まで行って先述の土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線に乗り継ぐ事もできる。
 鉄道開通のため時間のかかるバス(はりまや橋〜安芸)は用無しになったが、以前は片道1400円もした運賃が鉄道と同額の片道950円に値下がりしていた事を記しておく。(03年10月現在)
観戦したゲーム(2):
2002.02.23 オープン戦 阪神−西武
2003.10.17 よさこいリーグ 阪神−サーパス・・・阪神・浜中が4番DHで出場、試合後日本シリーズへ合流

鳴門球場(オロナミンC球場)
所在地:徳島県鳴門市
開場:1973年
収容人数:20,000人

Photo by 球場巡礼

 正式名称は鳴門総合運動公園野球場。察しの通り鳴門総合運動公園内にあり、隣接する陸上競技場はJリーグ・徳島ヴォルティスの本拠地になっている。徳島県内でプロ野球が開催される事はめっきり少なくなったが、かつては日本ハム、オリックス、阪神がオープン戦を、オリックスがウエスタンの公式戦を行った事がある。現在では四国アイランドリーグの徳島インディゴソックスがよく使用している。典型的な地方のB級スタジアムといった印象でこれといった特徴は見受けられない。とは言ってもスタンドはそれなりのキャパはあるし、外見もシンプルではあるが悪い感じもない。なんの特徴もないスタジアムだが「徳島イチである!」と言われても誰も文句は言うまい。
 両翼99m、中堅122m。2005年に外野を拡張して立派なサイズになった。フィールドは天然芝でナイター設備あり。外野は全て芝生席。内野はネット裏の前列のみ背もたれ付きの椅子席で他はベンチシート。私が観戦したゲームがたまたまヤクルト戦だったからかも知れないが、スタンドではヤクルト飲料の売り子が練り歩いていた。
行き方:JR鳴門線「鳴門」駅より徒歩25分。撫養川沿いに歩けば左手にスタジアムの照明灯が見えてくる。またJR鳴門駅、JR徳島駅からバスが出ている(「総合運動公園」下車)。
観戦したゲーム(1):
2002.3.2 オープン戦 日本ハム−ヤクルト

春野球場
所在地:高知県春野町
開場:1979年
収容人数:15,000人

Photo by 球場巡礼

 春野総合運動場内にある県営球場。2003年まで西武ライオンズの春季キャンプ地だったが1軍は宮崎県南郷町へ避難、2軍だけが残る事になった。スタンドの規模、フィールドの広さ、観戦の環境など全ての面において高知No.1のグレードであることは間違いない。以前は毎年2月の最後の週末に西武主催で阪神とのオープン戦が開催されていたが、2004年は阪神の主催でオリックス戦が組まれた。スタンドは内野席とアウトフィールド側(アルプス・スタンドと呼ばれている)の二種に仕切られており、ネット裏席は甲子園スタイルのクラシカルな鉄骨ムキ出し屋根に覆われている。内野席は背もたれ付きのお尻型一人掛けイス(お尻のカタチに凹んでいるイスですね)でグリーンに、アルプス席は半背もたれ付きの一人掛けイスでこちらはブルーに塗り分けられている。どちらの席も前列・左右との間隔が狭く、現代人の体躯では相当窮屈な観戦が強いられる。それほど昔の球場でもないのにコビト仕様の座席が日本には多く見られる...。内外野ともフェンスが低く、ネット裏席以外はストレスを感じずに気持ちよく観戦できるだろう。
 両翼100m、中堅122m。2002年のよさこい国体開催の際にアップ・グレードされ国際規格の立派なフィールドに生まれ変わった。が、ナイター設備はなし。外野は全て芝生席。きれいに整備されており見た目もバランスも美しく、車椅子用のスロープまである親切設計が売り。

行き方:はりまや橋交差点からちょっと南へ下った「南はりまや橋」から高知県交通バスの「横浜経由高岡行き」バスで約30分、「春野運動公園」下車。運賃は片道530円。(03年10月現在)

観戦したゲーム(1):
2002.2.24 オープン戦 西武−阪神