Top Theatre 21.06.2005

 21.06.05

オペラ座の怪人 マチネ

at HER MAJESTY'S THEATRE


生まれて初めてこの有名なお芝居を見ました。
エピローグの"ジャーン ジャジャジャジャジャーン"というあの戦慄のメロディー(Overture)を聴いただけで胸が熱くなるのを覚えました。
長く愛されるミュージカルには楽曲のよさ、という要素が欠かせないと思っているのですが、このお芝居もご多分にもれず美しい旋律のオンパレード。 
個人的には「マスカレード」が一番好き。

さてお話しの予習はある程度して行ったわけですが、やはりどこみてもネタバレになるようなラストまでは書いてないわけで…

あんな切ないラストにおりゃ泣いたよ! 
最後は言葉も歌もなく演技だけのシーンだったがファントムの悲しさやつらさが十分伝わってきてぐっと来てしまった。

ファントムが人間か人間以外の生き物なのか難しいですが、カルロッタの声が出なくなったり、殺人事件が起きたりするという超常現象(?)がファントムの仕業だとすると、彼は人間を超越した存在だと解釈できますよね。(…しかしどうも映画版のあらすじを読むとファントムは人間だなぁ…)

そこでおいらは思った。 
このお話しは「エリザベート」にちょっと似ているなぁ、と。 
人間である男性(フランツ・ヨーゼフ、ラウル)と人間じゃない男性(トート、ファントム)が1人の女性を巡る物語、という構図はもちろん、やたら絢爛豪華でそれでいて退廃的なところも似ている気がした。 
そして何より似ていると思ったのは、人間じゃない男性がやたら強引なこと(笑) 
なんで?なんで彼らはあんなに不器用キャラに描かれているのか。 
やはりファントムはあの見た目のせいで卑屈になってしまっていることが原因か。
違うのはその間に挟まれる彼女の気持ちかな。
エリザベートは人間であるフランツを愛することはできなかったけど、クリスティーヌはラウルを愛していた。
そして…エンドが決定的に違いますよね。ファントムは切な過ぎる。

しかしやはり1度観ただけ(しかも英語…)ではやはり分からぬことも多く、残念ながらマダム・ジリーがファントムの過去を語ったところはよく聞き取れなかったし、最後の指輪が唐突にでてきたように思えて(どこかでラウルが彼女に指輪を渡すシーンがあるはず?)「へ?」って感じだった。
あとはあのクリスティーヌそっくりのマネキンが何を意味するのだろうか、とか、まあよく分からないなーというところはやはりありました。
映画は饒舌にファントムの暗い過去を語っているようだけど、ミュージカルはそれがなくても成立していたはずなので、その情報なしで理解できるか、また舞台で観てみたいと思います。

個人的にはメグをやっていた女優さんがお人形さんのようにかわいかったのと、歌がとてもヘタだったことに驚きました。
彼女は踊り子さんでミュージカルの女優さんではないんだろうな。
あとはやはりカルロッタの歌が素晴らしい…オペラ観に行きたい〜と思っちゃった。
この女優さんの素晴らしいところはイタリア人風な英語の発音をしていたところ、ちゃんと歌も巻き舌で歌っていたし、私はこの女優さん自体がイタリア人なのかとさえ思ってしまいましたよ。

Cast

The Phantom: Earl Carpenter
Christine Daae: Rachel Barrell
Raoul: Oliver Thornton
Carlotta: Sally Harrison
Madame Giry: Heather Jackson
Meg Giry: Heidi Ann O'Brien 

TOP 初めていらした方へ / profile / sports / theatre / concert / art gallery
/
travel blog link / E-mail