妙義(石門とお中道めぐり)
1999.4.10(土)  
                                              

妙義はとても遠く感じられ、今まで訪れるチャンスがなかった。

知人らが金鶏山に登るということで、電車で途中駅から拾ってもらう。
あいにくの曇りであったが、高速から見えた妙義は独特の山容を現していた。



歩き
  
8:15  石門入口(妙義公園管理事務所横)
        登山届けを投函、ここの登山届けの横の箱には、丁寧なイラストマップが入手可能)
    
     出だしの階段を上がるとすぐ、かにのこてしらべ
        中年の観光客夫婦がいた。かにのこてしらべは、鎖なしで楽勝で登れるが、
        奥さんが「鎖を握っているほうが写真になるわ。」と旦那にリクエストしていた。     

     登ってすぐ第一石門。妙義山系は私有地であるという石碑を横目に見ながらくぐる。
     縦掘りが上に見えるが、×印。あーあ、残念、と思ったら、
     「カニの横ばい」からあきらめた縦掘りに取り付けるようになっていた。
     
     鎖は太いし、六甲のロックガーデンと甲乙つけがたいどでかいステップが掘られてしまっている。
     また、まわりには人がいないので、焦る必要もない。
     心配なのは、雨の降り出し時間と寝不足の自分の足(寝不足ってまず足に来てしまう(T_T)。
     
     縦掘りで、横の壁のホールドを探っていたら、薄い石がはまっているだけのところもあり、
     これらのステップや鎖の太さの理由が少しわかる気もした。

     縦掘りからの下りは、若干これまでに比べると厳しいかもしれないが、朝の準備運動という感じ。
     車中でちょっとだけ脅されたが、はっきり言ってあまりにもあっけない。

8:30  第三石門は見るだけ。まあ、×印のついた崩れそうなルンゼをトラバースしていけば
     たどり着けるでしょうが。

     第4石門は噂通りの大きなものに感心。この周辺にはカメラを抱えた集団がいた。

     地図をざーと見ると、これで大して鎖場はもうないはず。うむ、という感じなので、
     大砲岩方面で遊ばなきゃ、損・損、という気分になる。

     長めの太い鎖を握りながらちょっと細かい所に立ち込んだり、
     遠目のスタンスを捉える練習をしてみたりしていると、寝不足の足がちょっとつりそうになる。(^^);;;
   
     天狗の評定が正面に見える所で立ち上がると、素晴らしく開けた眺め。
     曇りながらも平野がずーと広がっている。
     それまで岩が見えていただけなので、正直ちょっとその意外な高度感にちょっと足がすくみ、
     立ち上がるまで一拍入ってしまった。(^^);
     眺めを堪能した後、天狗の評定の前のテラス状に小広くなっているところまで鎖場を下った。
     が、人は一番近くて第4石門周辺らしく、
     やっぱり一人で何かあっては、と大砲岩に登ることは宿題にしてしまった。

8:55  戻ると、鉄柵の打たれたほうをまっすぐ行って、中間道へ。    
  
9:22  一本杉分岐

  まだ冬枯れが目だち、キブシスミレなどがほのかに春の訪れを知らせてくれる。
中間道から見えた金鶏山
ガイドブックでも見た岩庇を下りながら、
こんなもんか、と淡々とした思いで過ぎ、
痩せ尾根にかかった鉄階段を降りながら、
「よくもこんな長い階段を作ってしまったものだ。」と
思いながら行く。

      
長階段が終わると、多少アップダウンが
あるものの、道としては何の変哲もない。
時々木々の間から覗ける金鶏山を眺めながら、
一緒に来た仲間たちがどこらあたりを
今登っているのかな、と思いを馳せたり、
左手の上部稜線を見上げては、こんな所の
どこにルートがついているのだろう、と
信じられない気持ちで見る。

9:40    茨尾根分岐
        これはちょっと行けそうか、と偵察してみたいという誘惑にも駆られるが、
        今にも泣き出しそうな曇り空と、寝不足で一段とのろい足に鞭打つのはやめておいた。 

9:50-55 あずまや
        ここまで実にひっそりしていて、曇りだから人出がないのかな、と思いかけていたが、
        あずまやを過ぎると、大人数のパーティーと何組も擦れ違い始める。

10:15  本読みの僧(中間道中間点)  本読みの僧 (中間地点)

10:25  大滝分岐
10:30  タルワキ沢下降コースへの分岐

10:45  第二見晴

ここはちょっと鎖を登ると
やっぱり名前の通りの眺め。

第二見晴を過ぎてすぐくらいに、
近畿○本ツーリストの3組目との擦れ違い。
先頭を行く人の挨拶が???だ。
「これから35名来ます。急ぐならツッコンで下さい。」
こちらは一人なのだから、
リーダーが機転をきかして、
自分の集団を山側によけさせるのが
筋じゃないのかな、と疑問に思いつつも、
こちらもそこまで急いでいないので待つ。
が、バス2台分の方々が皆登るのを待っているとちょっとやっぱりあほらしい。

11:07 妙義神社
       山の恰好をした人はまわりにいないながらも、しっかり観光モードに切り替わり。
       梁などに施された彫刻を眺める。

       見渡してみるが、金鶏山パーティーはまだいない模様だ。
       登攀中でなければがいいが、と願いながら、あちらの携帯に電話する。
       「電波が届かない所にいます。」  ということはまだ時間はあるのかな。

       中間道をたどった印象は、だしの入っていない味噌汁か超甘いカレーを食べたようで、
       なんとも物足りない。エアリアの付録の小冊子を読みながら、
       車中から見えた大の字に登れないものか、急きょ検討。−−よしゃ、行こう!!
       
11:30 妙義神社 → 大の字へ
       まわりは観光客ばかりなので、裏道のほうに踏み出すものはほとんどいない。
       少し行くと、中高年夫婦2組パーティーがお昼をとっている。
       「お一人ですか?」と声をかけられ、鎖の様子を尋ねる。
       そうすると、道がわかりにくいだろうから、とピストンを薦められた。

       少し行くと結構な急登。巻き道に甘んじてきた身としては、山はこうじゃなきゃ、という感じ。

       ところどころ鎖もついている。最後に、ちょっと急な鎖場をあがると、
       案内板がある大の字の鞍部だ。再度金鶏山パーティーに電話すると、
       向こうがちょうど筆頭岩に着いた、という所に連絡がついた。

12:10-25 大の字
       15mほどの鎖場を登ると、そこに白い大の字がある。しかもまあまあ広い。
        予想通りやっぱり展望がいい。

       中年夫婦たちにピストンを薦められていたものの、上部ルートの登り口への興味もあって、
       辻のほうへと誘い込まれてしまった。多少薄暗い樹林の中を登っていくと、
       狭まった岩をさらに登っていくと、奥の院に行けるのだろうが、一人なので無理はしない。

       赤テープがついているところを下っていくと、幾つか鎖があらわれる。
       全般的に来た道に比べると、鎖場もちょっと充実?した内容だった。
       横ばいは、落ちちゃうとどこまで行くの?みたいなずるずるな斜面が待っている。
       ガバだらけであるとはいえ、鎖がついていない岩を乗っ越しぎみに行くところもある。
       また痩せ尾根でも、今まで来たところのようには階段整備などされていない。

       露岩が多かった斜面がぼちぼち終わると、ずるずるとした乾いた砂地の所に出た。
       これはもうちょっと湿っていたほうがいいのかも、と思ったら、ちょうど降り始めた。
            
13:25   第一見晴分岐
        数時間前に通った杉林を特急で降りる。

13:33   妙義神社
        境内の石階段で観光客の皆さんが難儀しているのを横目でみながら、下社へ。
        名物のしだれ桜はまだ見頃までもう少しという感じで、むしろツツジのほうが目をひいた。
        小冊子「妙義神社と妙義山」(\100)を購入。

        
        お土産屋から見上げる美術館はとても高く見え、今日最後で、最大?の難所の階段。
        そちらに向かいながら、少しまでいた大の字を見つめ、ふつふつと湧き上がってくる
        小さな喜びに浸る。

13:50 妙義町立ふるさと美術館 (\300:9:30-16:30)
| 1Fには、妙義山をガラス越しにスケッチをする人々。
14:07     展示されている絵は、それぞれ様々な角度からの妙義を題材にしていて、
         つくづく絵になる山だなあ、と感銘をあらたにする。
      
        2Fに上がろうとした時、ちょうど金鶏パーティーが入口にあらわれたが、
        駆け足で3Fの展望を確認。ガラスのあたりにどの山が見えるのか書かれているが、
        あいにくの曇りで遠望がきかないが、晴れていたらゆっくりしたいところだ。
 



温泉  裏妙義国民宿舎 0273−95−2631 \400

ロビーに、各種アルコールの自動販売機があり、第一宴会?が開始。
フロント受付から丁重に追い出されるまで、山の話で盛り上がってしまった。


仲間たちの妙義報告

福島さん 1999.4.10 金鶏山 (「野山放浪」)
・滝沢さん 1998.10.4 妙義お中道めぐり  (「自然を楽しみませんか」)
・南雲さん 1998.10.4 妙義お中道めぐり  (じょんのびトレッキング)