八王子山

2000.1.20(木) 

アルペンガイド『京阪神ワンデイハイク』を眺めていて、八王子市民としてはこの八王子山というのが気になった。
アプローチも比叡山 から下山してきて便利で、短時間で登れるので、ここまで来たらどんな山か確かめなきゃ、と行ってみた。

そばで腹こしらえ
坂本の町に下りたって名物のそばを食べることにした。
 日吉大社から少し駅のほうに向かった所に、2軒の蕎麦屋は10mと離れていずあるが、
 この日は鶴喜そばのほうは休みだったので、日吉そばに入った。
 道から眺めている時は高いのかな、と思ったが、入ってみるとどれも手頃だった。

 ゆばとおろし生姜が入った古代そば(600円)は、とても上品な味だった。


日吉大社からアプローチ
 そばを待つ間、アルペンガイドに再度目を通してみるが、八王子山には日吉大社の境内から行くしかないようだ。
 拝観ゲートで300円払うと、境内の案内のチラシをもらう。八王子山への道標はないので、その際に受け付けの人に道確認。

 東本宮前を素通りし、階段から登り始める。道は林道といってもいいほどの幅があり、道を間違えたかな、と訝しがるが、
 分岐している所はなかったので、そのまま行く。(この道お神輿を担いでいく道と知り、なんとなく納得。)

手軽に好展望
 所々展望が開ける所があり、比叡山の山頂駐車場から眺めた琵琶湖、沖ノ島、伊吹山が眺められるが、
 距離が少し縮まったせいか、光線の具合か、比叡山山頂からは見えなかった伊吹山の雪が確かめられるようになった。

唐突に
 何度かつづら折りを繰り返していくと、石段があらわれ、唐突に八王子宮三宮のりっぱな社殿が目に入る。
 アルペンガイドでは、この社殿を山頂としているような記述となっているが、
 奥の大きな岩の奥があきらかに高く、どんな山頂か確かめたくなる。

 岩の横にテープがあり、ここから取りついたが、さらに奥にも登り口がある。
 踏み跡はしっかりとしているが、道の感じはがらっと変わる。木の幹をつかみ奥へ奥へと進む。

 山頂 (381m) は樹林に囲まれ、全く展望のない瓦礫もある山。
 山頂標識もなく、だれかが
黄色テープに「八王子山」と記されているだけだ。
 こりゃ完全に物好きしか来ない山だなぁ、と感慨にふけりながらも、出だしの八王子山でこんな状態なら
 三石岳への縦走はもっと山深そう、と畏れをなす。

下山
 岩の横を慎重に降り、りっぱな社殿を再度愛でつつ、すっかり色が落ちたもみじの絨毯を踏みながら下っていく。


短時間(ゆっくり歩いて40分)で登れながらも、好展望あり、文化財あり、渋い山頂あり、でなかなか充実した山だった。
ここは秋も良さそうだなぁ。

日吉大社(山王総本宮)   大津市のHPの坂本の紹介
 そうそう来ることも出来ないだろうし、もとをとらな損やな、という気が起きてくる。
 まず、お神輿。日本で最古で最大というお神輿が公開されている。やはり立派だ。
 そして西本宮にあのロシアのマトリョーシカよろしく、お宮が相似形に並んでいるのは今まで見たことがない。


得々情報
 下山後、坂本観光協会077-578-6565 で入手した近江八景スタンプラリー(-2000.3.31)のパンフレットには、
  日吉大社の拝観料が100円割引や他の施設のお得チケットがある。


資料
・アルペンガイド『京阪神ワンデイハイク』(山と渓谷社, 1992), pp. 39-40.
・『秋山ブック’95』『山と渓谷』95年10月号付録、pp. 32-33.
3人8脚・山歩き (「我が家の山歩き」に写真・イラスト入りのわかりやすいコースガイド)