阿蘇・高岳と中岳

2001.3.2(金)     


全日空の超割(全国均一1万円)で熊本入りし、憧れだった阿蘇に登った。
直前まで仕事などでドタバタし、下調べも満足行かないままの九州入りになった。

資料にあったアプローチのバスはもう廃止になって3、4年になるとのことだった。
アプローチ
   豊肥線の宮地駅には駅から5分以内にヤマザキデイリーストア、ローソンのコンビニがある。

   タクシー (一の宮タクシー 0967-22-0161、大阿蘇タクシー 0967-22-0825) も駅に常駐しているようで、
   当日5台近くが暇そうに待っていた。宮地駅から入山地の仙水峡までおよそ15分(1680円)。

火山情報
   阿蘇といえば4年前にロープウェイで上がった方の死亡事故が思い出される。
   当初は中岳から砂千里に抜けようとも思っていたが、
   ロープウェイ駅まで行って状況を確認すると、西方面にはガス規制が出ているそうだ。
仙水尾根って岩尾根だったんだ

駐車場にちょうど下山してきた夫婦がいたので、凍結箇所の有無を確認すると、
凍っていないということだった。

出だしは遊歩道も交叉している所を上がっていくと、窪状の道から岩尾根へ。
勝手に火山灰状のふかふかの道を想像していたが、ずーと終わりまで岩尾根だ。(積雪は3〜4cm前後。)
久しぶりの冬山らしい冬山なので、雪山歩きの基本を復習しながら行く。

観覧飛行なのかヘリも2,3度近くを飛んでいき、
ロープウェイからは「アルプスを思わせる、、、」というアナウンスが流れている。
最初のうちはまたまたおおげさな、と思っていたが、
鷲ヶ峰が間近に迫ってくるとなるほど槍に突き上げる硫黄尾根の脆さを感じた。

全くの単独で少し緊張
まわりにはロープウェイ駅でのんきにヤッホーと叫んでいる人とはるか下方の堰堤工事の人しかいない。
幾ら平日とはいえ、これだけポピュラーな山もう少し人が入っていると思っていたが、
今仙水尾根には我一人。
当然だがノーミスで登らなければという気持ちが更に強まり、少し緊張する。
しかし、体は少し旅行疲れもあるようで、ギアを低めにして消耗を防ぐ。

尾根には時々ペンキマークがあるが、なかには雪面の下のものもあるのだろう。
ルートをはずさないように立ち止まって行く手を確かめて進むものだから、のろいことこの上ない。
視界は良好ながらも時々サングラスを上げて確かめる。

時々黄ペンキで「止まれ」を横目にしながら、黙々とルートを探す。
踏み跡もこちらについているし、ここだ、とII級程度で攀じる所もあった。
関東の山ならまず鎖か梯子をつけてしまいそうな所だ。登りで良かった。振り返ると正直少しすくむ。

上部になると、エビのしっぽや霧氷も見られ、稜線に乗ると風が一段と厳しい歓迎だ。

稜線の岩陰で行動食を取るが、そこから5分ほどで高岳山頂 (1592.4m)。山頂標識にも小エビのしっぽが。
たった一人の山頂で、素直に(おバカにも?)一人で「やった!!やった!!」と連呼していた。
感じとしては那須の茶臼のルートに岩尾根を混ぜたようで、自分にとっては久々の冬山らしい冬山。
遠くは霞んでいるが、外輪山が長々と見渡せる。

中岳・火口も間近の展望所へ>
高岳から中岳へ向かうと、デイパックを背負った登山者だ。登山道であったのはこの人だけだ。
ネックループにスパッツをし、40Lザックの自分がえらくおおげさに思えるほど軽装だった。

中岳 (1506m) を踏み、右手からトラバースに入る。しっかり道標もある。
が、あの擦れ違った方のトレースがない。ロープウェイの火口西にどんどん近づいていく。
あれれ、と思って地図を確認すべく立ち止まる。
そうすると火口東から舗装道を中岳西稜展望所にいる人たちが見え、地図でも正しい道を来ていると納得。
しかし、トレースはない。あの人は砂千里から来たのだろうか。それとも仙酔尾根を往復しているのだろうか。

岩陰のせいか吹きだまりとなって積雪がぐーーと多い急坂を下り一登りで、中岳西稜展望所
風もきつかったので、なかなか写真を撮る気にもならなかったが、ようやくここで落ちついて撮れた。
仙酔尾根からもガスが見えたが、ここでは更に間近にガスがいっぱい上がっている。
ここからロープウェイ火口東駅までは舗装され、横に避難壕がある。

火口東駅前から雪のない遊歩道を降りていく。遊歩道といっても、溶岩を固めたような感じで、
健康サンダルの大型版という感じで、少し歩きにくい。

途中、鷲ヶ峰を眺められる所に説明板が立てられている。

下山してみて
仙酔峡駐車場のインフォメーションセンターに下山欄を記入後、中を見る。
阿蘇の模型やら、古い登山装備なども展示されていて、バッジ、絵葉書などのお土産も販売している。

迎車料金を少しけちりたくて、車道を国立阿蘇青年の家入口まで歩く。
おかげで、見事な岩峰の根子岳をゆっくり眺めることが出来た。
いつかは五岳の残りの三岳を登り、ここの雄大の景色が眺められる所で幕営したいものだ。

青年の家入り口でタクシーを呼ぶと、およそ5分ほどで来た。
なかなかりっぱで風格のある阿蘇神社にも寄ってもらって、駅に戻った(1500円)。


(記録:相変わらずのろい足です(=_=);;;
 7:27 熊本駅⇒ 8:55 宮地駅 (コンビニに寄り、タクシー) 
 9:40 仙水峡駐車場発  12:20 高岳分岐  12:25-30 尾根の岩陰(行動食) 12:35-40 高岳
13:00 中岳  13:30-35 中岳西稜展望所   13:45 ロープウェイ火口東駅前
14:25-50 仙酔峡インフォメーションセンター 15:32 青年の家入り口  (タクシー:阿蘇神社経由)
15:50 宮地駅 16:02発
参考にした資料

・新版・空撮登山ガイド『四国・九州の山々』  (山と渓谷社), pp. 46-51. 

・九州旅行案内社発行の『総合時間表』(文庫サイズ)
   前回の南九州でも重宝したが、これはバス時刻もバッチリ出ているし、必需品!!


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