赤木沢、黒部五郎岳
      99.8.19-20

8月19日-22日(前夜発3泊4日)で、折立から新穂高温泉と歩いた今回の山行のハイライトは赤木沢だ。

情報  2000年から折立への道は新しい道に変わり、距離が短縮されるようだ。(バス運転手談)


メンバー 3名 N(リーダー)、H、私

8/18 池袋駅東口23:05=夜行バス⇒19日5:50 富山駅⇒折立 

8/19 晴れのち曇り 折立9:25→三角点11:05-11:15→太郎平小屋13:30-40→薬師沢中俣 14:25‐40→薬師沢小屋 15:50

折立から夏の日差しが照りつける中登りながら、時々振り返ると有峰湖とそのかなたには富山湾がかすかに見える。
イワショウブなどの群落と伸びやかな景色を楽しんでいるうちに、太郎兵衛平 (2300m) に到着。

当初、小屋から5分の水場で休憩ということだったが、あまりにも流れが細く、そのまま下り続けて、
45分ほどの薬師沢中俣の河原で休憩。水が冷たくおいしい。

この先は木道が実によく整備されていることに驚きつつ、薬師沢小屋 (1900m) 到着。
(記念に小屋の名前入りのボールペンを渡された。)予約していたせいか、2段ベット式の六畳ほどの個室を3人で独占。


8/20 曇りのち雨 薬師沢小屋 4:52→兎平(赤木沢出合) 6:27-6:40→大滝 8:50→源頭部(昼食・休憩)10:00-45→
                              稜線(中の俣乗越付近)11:25→黒部五郎岳13:40→黒部五郎小舎16:10  
                        源頭部からは腰痛で大ブレーキになってしまいました。

流れの速い黒部川からいよいよ赤木沢へ

入り口付近の滝まだ朝食も食べていないし、体のエンジンがかかっていないのに、二人はへっちゃらのようだ。
結構必死でついていこうとするが、実はついていけていなかった。(^^;;;;

黒部川の流れの速さを体感しながら、一箇所ケルンから高巻きに入り、
さらに丸太を手がかりに高巻きが続く。
そこから降り立つと、赤木沢出合い。このグリーンの瀞はやはりきれいだ。
ここを見下ろしながらの朝食。

入り口すぐくらいによく雑誌で見る滝。
ちょうど日があたって、その滝にスポットライトがあたったようだった。
(軽量化したカメラ、曇り空、そして撮影者の技術不足で、再現できず残念m(_ _)m
 

大滝だんだん曇っていく中、赤茶けたナメ滝、そして両岸には赤いチングルマの実がそよいでいる。
ただ、想像していたよりゴーロが多いような気がした。さすが黒部五郎の近くの沢だ。 

えっもう大滝?という感じで大滝へ。
手前を左岸から高巻くが、結構上がっていくので息切れしきり。

大滝を超えても、赤いところどころ尖ったようなナメ滝が続くが、
水の勢いがぐーと衰える中、惜しむようにじっくりそれらを踏みしめる。
幾つか支流を分けていくと、途端に水流が弱くなり、遂に水枯れ。
まだ沢慣れしていない私ですら、少しあっけなさを感じてしまった。

源頭部では、360度見渡しても人工物が一つも目に入ってこない山深さに浸りながらの
幸せのコーヒータイムを満喫。

ずっと憧れてきた赤木沢。出合いと源頭は素晴らしかったが、天気のせいか期待が大きすぎたせいか、
うーむ、那須の井戸沢のほうが綺麗な気がするなぁ、とついつい思ってしまった。

黒部五郎岳へ
10〜15分のハイ松漕ぎで、もうすでに登山道に近い形の道に出る。
黒部五郎への登りではトウヤクリンドウの蕾が目立つ始める。
黒部五郎岳山頂 (2840m) はガスの中で、展望はほとんどなし。

稜線通しの道は、黒部五郎という名の通り、巨岩がごろごろしているゴーロ。
ペンキもいまいち整備されていず、カールに降りるコースの方が一般的のようだった。
雷も鳴る厳しい条件の中でも、1箇所すーとガスがとれて、カール方面の光景が広がり、皆でしばし感慨にふけった。

テン場の前を通り抜け、黒部五郎小舎 (2518m) へ。
日没間近になって、雲がとれて、登ってきた黒部五郎とそのカール群や、
笠などのシルエットがはっきり見え、とてもいい気分になる。
そして、夕食前の談話室では、沢で出会った2パーティーと再会し、急遽赤木沢同窓会?となった。

小舎は、新しく気持ちよい小屋で、特にトイレはゆったり着替えも出来、きれいだった。
また、自炊場は屋内。ただ乾燥室は小屋の規模の割りにはちょっと狭かった。1畳1〜2人。


資料
赤木沢に関しては、98年7月の『山と渓谷』の綴じ込みの連載日本のアルパインルート50選の遠藤夫妻のガイド記事は非常に詳しく、必読。


三俣蓮華岳、双六岳