150型について


H I S T O R Y

'65.12 H50型“セドリック スペシャル”(2800cc)の後継、本格的な大型車として150型プレジデント登場。
登場時は白ハンドル。その後すぐ黒になる模様。3000cc直6の150型と、4000ccV8のH150型。
'71.10 マイナーチェンジ。
ボルグワーナーATから自社製に変更。フェンダーミラー形状変更。
ボンネットの左右端部の見切り用飾りも形状変更。

V8モデルに日本車初のABSシステム搭載
'73.8 250型にマイナーチェンジ。


P H O T O - 1

マイナーチェンジ後のH150プレジデント。

全長5.0m、全幅1.8mの伸び伸びとしたスタイリング。

のち250型へのマイナーチェンジ時に全長(主にトランク)235mm、全幅35mm拡大されるが、バランス良く引き伸ばしているために250型を見慣れた眼にもトランクの短さ等の違和感はありません。
後姿はテールライトがちょっとロンパリ気味。250型に比べ、テールライトが随分小さく、風格が感じられます。

マフラーが左右に2本出ているのはV8モデルの証。
表情は地味め。5ナンバー幅を見慣れた眼には、やたら幅広に見えます。

ボンネット左先端のエンブレムはsovereign V8Eとなっていますが、これは252型(角四灯)のトランク用のエンブレムを貼っているようです。
60年代のアメリカ車に倣った横長のスピードメーター(通称ラジオメーター)のシンプルなインパネ。初期モデルはホーンリング付きのハンドルになります。

250型へのマイナーチェンジ時もほぼ変わらず、その後252型へのマイナーチェンジの際に全面的にインパネのデザインが変更されます。
【参考】

1980 President Sovereign内装

150型と250型のインパネデザインは基本的に同じだが、木目や革シートによって絶妙に70年代的なゴージャス感を出している。


「いい車だな」「10年経てば車も変わるわ…」(特捜最前線)


P H O T O - 2

マイナーチェンジ前の写真はこれしかありませんでした。

半球状の独特なフェンダーミラーはオリジナルです。初期のリンケージ式リモコンミラーなので、このような形状になったと思われます。結構後ろの方についています。

今や懐かしさを覚える50'sカスタムです。60年代のアメ車を範としたマジメデザインなので、こういった方向性にはちょっと違和感があるような。

これは、日本車だから悪い、というわけではなくて、たとえば'60年代のインパラにパステルカラー/白のツートンが似合わないのと同じでしょう。やはり、60年代車は淡いトーンのメタリックが似合うと思います。
ピンボケながら、ホーンリング付きのステアリング。上記個体とは違う車の内装で、上級グレードがホーンパッド付き、下級グレードがリング付きの時代のものです。

(上のHISTORYに挙げたマイナーチェンジ情報はやや不完全…)

赤内装はオリジナル。

参考サイト

GAZOO名車館
 1965年 ニッサン プレジデントDタイプ
 1971年 ニッサン プレジデントDタイプ

当サイト内
 トミカの250プレジデント


P A T R O L C A R

子供の頃に読んでいた絵本の表紙が150プレジのパトカーでした。大排気量を生かしてハイウェイパトカーとして活躍したのは事実のようです。今で言うところのシーマVのパトカーみたいな感じでしょう。

  「絵本に見る150型プレジデント」

6気筒3000ccのエンジンは当時盛んだったストックカーレースでは、セドやクラウンにスワップされて盛んに使われたようです。
こちらが、ハイウェイパトロールとして活躍したプレジデントです。

偶然にも、絵本と同じナンバー「品川8 た 19−28」です。

バンパーに増設されたオーバーライダー、補助灯、赤色灯、警音機や、
屋根上に2つ並んだ赤色灯など、絵本が実車を参考にしていた事がよく判ります。

「モーターファン1969年2月号」より
もう一台、別のプレジデントパトカーです。

屋根上の大型回転灯、フロントの点滅灯、ボンネットの虫よけ板などが確認できます。所属は神奈川県警厚木分駐隊とのこと。ナンバーは、「横浜8 つ 11-41」と読めます。

他に、センチュリーも配属されているとの事。ミニカーだけのフィクションかと思っていました。



「日刊自動車新聞社 新車アルバム 1970国産車特集」より

オマケのS T O C K C A R

オイルショックで消えてしまったレースカテゴリーですが、アメリカのストックカーレースに影響を受けたレースでした。タクシー上がりのジャパニーズフルサイズに、なりふり構わぬチューニングをして突っ走る…格好いい。良すぎます。見たかった…。こういうマシンにプレジのエンジンが載せられたりしたようです。


50クラウンに積まれたプレジ用H30エンジン。ソレックス3連です。

国産エンジンと言うカテゴリー枠の中で、このH30をはじめフェアレディ2000のU20型やセンチュリーの3V型(V8 3000cc)までスワップされ使われたようですが、H30型搭載車が良い成績を残しています。

おぉ、プリムス スーパーバード風な130セド。しかし、スポンサーにもなりふり構ってませんな。羽根には「日本最大カラーボール252レーン」と当時流行ったボーリングの宣伝が…。ゼッケンは斜体に影文字で「らしい」感じです。

このクラウンなんてロータリー&スーパーチャージャーですよ奥さん。広告には「環八東名入口…」の文字が読めます。やはり日本語だと看板背負って走ってるような感じが抜けません。

タイヤは鉄チン加工のワイドホイールにスリックタイヤ。

わざわざ台に乗ってるのは「下から見て」という意味でしょう。

ストックカーの魅力についてじっくり語りたいところですが、それはまた今度のお話で…。実は毎回最下位ながらデボネアも出ていたようです。


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