YAMAHA 純正フロントキャリパー

ヤマハの純正キャリパーは流用しやすい事で有名ですが意外と色んなモノがありますので情報としてまとめてみました。

あちこちに収めてたブレーキ関係の手持ち部品を全部ひっくり返してみましたが思いのほか大変でした(笑)
個人持ちの部品については決して綺麗でないモノもありますのでご了承ください。

取り付けピッチ:83mm系 パーツリスト (O/H時)

51L系 2ポット

画像はRZ250R(3HM)用

’80中期に多用された対抗2ポットキャリパー

ピストン径φ38mm

シングルディスクのTZR125(2RM)、SRX250(51Y)、SDR200(2TV)などにも同系統の右側が使用されていました。

ちなみにこのキャリパ-は色んな色があります
SRX600(1JK):ガンメタ
RZR(51L):黒
RZR(1AR):シャンパンゴールド  等

キャリパシールキット
51L-W0047-00

ピストンアセンブリ、キャリパ
51L-W0057-00

ピン、パッド
51L-25924-00

ブリードスクリュキット
51L-W0048-00

参照:RZ250R(1XG)

31A系 2ポット

画像はFZR400(1WG)用
(本来フロント用ですがテスト的にリヤに装着しています)

一見上記の2ポットと似ているがピストン径がデカイ。
2ポットキャリパーに限定されるレギュレーションのクラスには純正キャリパーとしてはこいつがイチオシ

ピストン径φ42.8mm

FZ750や46X系最終型のFZ400などにも使われた。
シングルディスクのTZR125(3TY)、SRX250(3WP)等の後期モデルはこのタイプのキャリパ-を採用しピストン径を大きくする変更が加えられています。

キャリパシールキット
31A-W0047-00

ピストンアセンブリ、キャリパ
31A-W0057-00

ピン、パッド
1KT-25924-00

ブリードスクリュキット
26H-W0048-00

参照:FZR400(1WG)

3MA系 異径4ポット

画像はTZR250R(3XV)改
(本来マットブラック《↓のTZ125と同じ》なのだが、サンブラ+側面鏡面化+サンブラによるドクロマーク(笑)と遊んでます)

高性能ではあるがなぜか自分の周りには引きずりで苦労する人が多い。 (構造上の特性かもしれない)
ピストンをポリッシュしたりダストシールを外す等手を加えて使っています。

ピストン径φ34mm+φ27mm

キャリパシールキット
3GM-W0047-00
3MA-W0047-10

ピストンアセンブリ、キャリパ
3GM-W0057-00
3MA-W0057-10

ピン、パッド
3MA-25924-00

ブリードスクリュキット
1J3-W0048-00

参照:TZR250R(3XV1),
     TZR250(3MA3)

3MA系 異径4ポット

画像はTZ125(4JT1)用

ピストン径φ34mm+φ27mm

3XVと全く同じ(右側のみ)様ですね

キャリパシールキット
3GM-W0047-00
3MA-W0047-10

ピストンアセンブリ、キャリパ
3GM-W0057-00
3MA-W0057-10

ピン、パッド
3MA-25924-00

ブリードスクリュキット
1J3-W0048-00

参照:TZ125(4JT1)

3LN系 異径4ポット

画像はR1−Z(3XC)用(RZRに取り付け予定)

一見3XVと同タイプに見えるがデザインをはじめ微妙に変わっている。
左右ボディを連結するボルトが細目ピッチになっている等、細部が異なる。

ピストン径φ33mm+φ27mm

アルミフレームのFZR250(3LN)も全く同タイプが装着されている。

キャリパシールキット
3LN-W0047-00

ピストンアセンブリ、キャリパ
3LN-W0057-00

ピン、パッド
3LN-25924-00

ブリードスクリュキット
51L-W0048-00

参照:R1-Z(3XC1)

TZ-NISSIN 異径4ポットレーシング

画像は’92TZ250(4DP1)用※

無骨な外観で83mm系では一番人気のキャリパ-ですね
ただし途中何度か仕様の変更を受けているので年式をよく確認しておく必要がありそう。

ピストン径φ34mm+φ30mm

キャリパシールキット
3FV-W0047-00
3FV-W0047-10

ピストンアセンブリ、キャリパ
3FV-W0057-00
3FV-W0057-10

ピン、パッド
3FV-25924-00

ブリードスクリュキット
1UY-W0048-50

参照:TZ250(4DP1)

     

TZ500タイプ 2ポットレーシング

画像は ’84TZ250(49V)用
(本来マットブラックなのだが画像はサンブラ済み)

ケニーの駆るOWのフロントやローソンがデイトナで駆ったFZ750のリヤにもこれと類似のキャリパーが装着されている。

ピストン径φ42.8mm前後

※吉村誠也氏よ解説をいただきました。  
この2点(右の物と下の物)は、どちらも取り付けピッチ82mmです。82mm系には、この他、画像にある83TZ250のリア(アルミボディ)のベースとなった
TX/RD系の鉄ボディーキャリパー(ヤマハ車初の油圧ディスクブレーキにはじまり、TX650では'75モデルまで、TZ250では'85モデルまで使用されました)があります。

詳細不明
(まだ手に入るのかな?)

TZ250 2ポットレーシング

画像は’83TZリヤ用

下項のTZ500タイプが装着される以前のTZ(26J以前)のフロントに同タイプのキャリパ-が採用されていた。

ピストン径 ?mm
(分解すれば分かりますが...)


詳細不明
(まだ手に入るのかな?)
     

取り付けピッチ:100mm系

※吉村誠也氏よ解説をいただきました。 
キャリパーを組み立てている4本の六角穴付きボルトのうち、最も前寄りの1本の頭と、取り付けボルト穴(メネジの穴)がギリギリまで接近しているのが83mm系、取り付けボルト穴を設けるためのボスが本体から突き出すようになっているのが100mm系といえます。

パーツリスト (O/H時)

1KT系 同径4ポット(ヤマンボ)

画像は TZR250(1KT)用

当時ロードレース界で広く使われていたブレンボの同径4ポットにそっくりなデザイン。
「ヤマンボ」の通称で呼ばれ一世を風靡したキャリパー
’90初等にかけてカスタムシーンで非常に多くの車両に流用されてました。
同径ながらストリートで使うに分には今でも十分な性能で個人的には今でも大好きなキャリパーです。

ピストン径φ34mm+φ34mm

シングルディスクのFZR250(2KR)もこのタイプ

キャリパシールキット
1KT-W0047-00

ピストンアセンブリ、キャリパ
1KT-W0057-00

ピン、パッド
1KT-25924-00

ブリードスクリュキット
1J3-W0048-00

参照:TZR250(1KT)

1NL系 同径4ポット
(1KTのスモールピストン版)

画像はSRX400/600(2〜3型)用

一見1KTタイプの同径4ポットだがピストン径が小さい。車種キャラクターに併せた選択なんでしょうね。

ピストン径φ32mm+φ32mm

キャリパシールキット
1NL-W0047-00

ピストンアセンブリ、キャリパ
1NL-W0057-00

ピン、パッド
1KT-25924-00

ブリードスクリュキット
1J3-W0048-00

参照:SRX600(2NX)

1RK系 同径4ポットレーシング

TZ250(1RK)用※

ヤマンボのレーシングキャリパ-
ピストン径φ34mm+φ34mm
アルミピストン!詳細はこちら

TZのレーシングパッド
1RK-W0045-00 (同径4ポットに合います)

左がレーシング4ポッド(右が1KT)裏側を見るとひょうたん型になってます。

キャリパシールキット
1RK-W0047-00

ピストンアセンブリ、キャリパ
1RK-W0057-00

ピン、パッド
1KT-25924-00

ブリードスクリュキット
1J3-W0048-00

参照:TZ250(1RK)

3AK系 同径4ポットレーシング
(1RKのスモールピストン版)

TZ250(3AK)用

1RK(&2KM)からダブルディスクに変更された為バランスからピストンが小径化されています。
ピストン径φ32mm+φ32mm

FZR400R(2TK=’87限定)のキャリパ-も32mm径ピストンのダブルキャリパ-でした
サーキット専用のステッカーが泣かせます(笑)

キャリパシールキット
3AK-W0047-00

ピストンアセンブリ、キャリパ
3AK-W0057-00

ピン、パッド
1KT-25924-00

ブリードスクリュキット
1J3-W0048-00

参照:TZ250(3AK)

3GM系 異径4ポット

3MA系や3LN系と非常によく似た外観なので
中古品を入手する時には要注意です。

3TJの当時のデータを見るとピストン径は
 φ38mm+φ30mm となってますがパーツカタログを見ると3MA系と共通ピストンなので
 φ34mm+φ30mm なのかもしれません

キャリパシールキット
3GM-W0047-00
3MA-W0047-10

ピストンアセンブリ、キャリパ
3GM-W0057-00
3MA-W0057-10

ピン、パッド
3MA-25924-00

ブリードスクリュキット
1J3-W0048-00

3HE系 異径4ポット

画像はSRX600(3SX)用※
シングルディスク

ピストン径φ34mm+φ30mm

キャリパシールキット
3HE-W0047-50

ピストンアセンブリ、キャリパ
3HE-W0057-50

ピン、パッド
1KT-25924-00

ブリードスクリュキット
1J3-W0048-00

参照:SRX600(3SX)

4JD系6ポット

画像はYZF750SP(4JD1)用※

’93にデビューYZF750に採用され、時代は6ポットか!と誰しも感じてた。
しかしスーパーバイクレースではロッキードやニッシン等が次々6ポットを投入していく中、ブレンボだけは1ピース構造のモノブロック化で対応し4ポットにこだわり続けた。
ブレンボ採用車の成績も良かった事から4ポットが見直される考え方が出て下に出てくるモノブロックへの移行につながったのではないかと思う

公道を走る上で長期間に渡りメンテナンスをしなければならない中でピストンが6つもあるよりシンプルな4つの方が安定した性能を維持できるので6ポット化が進まなくて良かった

ピストン径φ27mm+φ27mm+φ25mm

キャリパシールキット
4FM-W0047-00
3MA-W0047-10

ピストンアセンブリ、キャリパ
4FM-W0057-00
4FM-W0057-10

ピン、パッド
4FM-25924-00

ブリードスクリュキット
1J3-W0048-00

参照:YZF750SP(4JD1)

YAMAHA純正ブレンボ異径4ポット

画像はXJR400R(4HM6)用※

ピストン径φ34mm+φ30mm

純正キャリパ-にはあまり見られないアルミピストンを採用しているのが大きな特徴です

使った事はないんですが見掛けだけでなく性能も良さそうですね。興味あります。

 

キャリパシールキット
4HM-W0047-50
4HM-W0047-60

ピストンアセンブリ、キャリパ
4HM-W0057-50
4HM-W0057-60

ピン、パッド
4HM-25924-50

ブリードスクリュキット
3YK-W0048-00

参照:XJR400R(4HM6)

モノブロック 異径4ポット(初期)

サンダーエース(YZF1000R)※

初めて採用されたモノブロックキャリパ-
手間のかかる構造なのだがよく量産に踏み切ったもんだ(さすが住友電工)
初期タイプは左右を結ぶ通路が外部のバイパスラインとなっているのが特徴。

奇抜なデザインですがエディー・ローソンが’90YZR500に一時採用したISR製モノブロック6ポットキャリパ-(通称:枝豆)に通じるデザインですね。

詳細不明

モノブロック 異径4ポット(R1タイプ)

画像はYZF1000R1(4XV)用※

ピストン径φ30.2mm+φ27mm

外部バイパス通路の廃止等R1の開発に並行して進化された。
以降R6、R7をはじめXJR1300、XJR400R、TDM900等多くの機種に採用されて増殖している。

さらに'02モデルのR1ではさらにキャリパ-ピストンがアルミ化される等進化している。(側面のふたがオレンジアルマイトのタイプ)

 

キャリパシールキット
3GM-W0047-10
3MA-W0047-10

ピストンアセンブリ、キャリパ
4SV-W0057-00
4SV-W0057-10

ピン、パッド
4SV-25924-00

ブリードスクリュキット
1J3-W0048-00

参照:YZF1000R1(4XV)

     
取り付けピッチ:90mm系 パーツリスト (O/H時)
OW-NISSIN 異径4ポット

画像はOW01(FZR750R-3FV)

OW01にはヤマハ社には異例とも言える90mmピッチ(通称:SUZUKIピッチ)のニッシン製キャリパーが採用されている。当時のスーパーバイクベース車の使命から良い物は貪欲に何でも採用した当時のヤマハの姿勢がうかがえる。

年月号のB.S.誌で社外ディスクとパッドをテストする企画が掲載されてました(テスト車両はOW)
大概のリプレイス品が散々な結果となる中でフィーリング、ストッピングパワー共にSTDが非常に高いレベルとなっていたんです。
自身にとってこの記事もきっかけとなり純正品に傾倒していく事になりました。

ピストン径φ34mm+φ30mm

キャリパシールキット
3FV-W0047-00
3FV-W0047-10

ピストンアセンブリ、キャリパ
3FV-W0057-00
3FV-W0057-10

ピン、パッド
3FV-25924-00

ブリードスクリュキット
1UY-W0048-50

参照:FZR750R(3FV)

世の高性能キャリパ-の流れはラジアルマウントに向かうんでしょうか?(ブレンボの影響はやはり多大ですから)
するとオーソドックスな結合タイプのキャリパ-としては今のラインナップが今後も主力で残っていく可能性もありますね〜(笑)

同ピッチの上級キャリパ-に交換するのはよく見られますが、同種キャリパ-でも車種が変わるとパッドが変更に
なっているケースが非常に多く、当然互換性がある事から社外のパッドに換える時に自分の求めるキャラクターに併せて
品番違いの純正パッドも候補に入れてみるとより選択肢は広がります。

注意!
・ピストン径は小数点以下は正確ではありません。
・データには誤りがあるかも分かりません。ご購入の際などは念のためお店でご確認するなどご自身の責任のもとで確認の上、行動なさってください。
・※の画像の物は現在手持ちではありませんので元のデータが間違っている可能性があります。特にご注意下さい。

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