教宣部の部屋

中野電車区分会教宣部担当です。その前は
2007年頃:国労大井工場支部で教宣部 「国労大井」を担当。
2005年頃:国労大井工場支部 保全科分会で教宣部 「ほぜん」を発行。
2001年頃:国労新橋支部 品川電車区分会で教宣部 「やまて」を発行。
1999年頃:国労大井工場支部 車体一科分会で教宣部
を、担当していました。

図書の紹介
国労文化No.496(特集号)
=国鉄分割・民営化から24年 JR不採用問題 政治解決=
2010年4月9日、JR不採用問題が政治の場で解決を迎えた。「4者・4団体」に示された政府案は、雇用問題が残るものの納得できるものであった。国労は第78回臨時大会を開催して、政府案を受諾した。
国労文化は、JR不採用問題の解決を受けて、全国36闘争団やその家族、遺族、子どもたち。さらに、組織的自活で「生活と闘争」支えた仲間、JRの職場から支えた国労組合員、地域の共闘する仲間などを取材した。
第78回臨時大会の経過や高橋委員長、二瓶議長、宮里弁護士、加藤弁護士を迎えての座談会など、138ページに24年の思いを込めている。
重田博正・著 『電車運転士の労働と眠気』
(はたらく人々のいのちと健康シリーズ9 文理閣 2009年7月 1,200円+税)
2005年4月25日、JR西日本福知山線で107名の尊い命が犠牲となる脱線事故がおきた。事故後、保安装置の遅れや日勤教育など会社の営利優先体質が問題になったが、重田氏は『眠気』を誘発する運転士の勤務にあると指摘する。
そこには、電車運転士特有の毎日変わる出退勤時間、就寝時間に起床時間と生活リズムを無視した勤務が体を蝕んでいた。眠気と疲労の蓄積は、正常な判断力を奪い取り、いつ事故を起こしてもおかしくない状況を作っている。
過去のデータと比較して、ますます悪化する電車運転士の労働環境を解りやすく説明しながら、国民の安全を守るために企業は何をすべきかを説いている。
 雨宮処凛(かりん)・著 『ロスジェネはこうして生きてきた』
(平凡社新書465、2009年5月16日刊、税別720円)
この本は、雨宮さん自身が生きてきた歴史をたどりながら、今の日本社会が抱えている問題、「生きづらさ」を浮き彫りにしている。
「ロスジェネ」とは、[著]朝日新聞『ロストジェネレーション-さまよう2000万人』から生み出された言葉だ。著書の中で2007年の時点で25才〜35才にあたる人々が「ロストジェネレーション」(失われた世代)と名付けられた。
この世代は、およそ2000万人。もうすぐ日本の中核を担う人たちなのに時代の谷間に取り残されている。それを決定づけるきっかけが、小泉政権下のイラク戦争で政府の社会的責任を放棄した「自己責任」という言葉にあると感じさせる。
「ロスジェネには時間がない」
後半、駆け足で時代が過ぎていく様は、死に急ぐ日本社会のようだった。
東海林 智・著 『貧困の現場 』
(毎日新聞社出版局 2008年9月 1,575 円)
このルポは、大阪・釜ヶ崎の日雇い労働者の街から始まる。携帯電話が雇用のルールを崩壊させ、派遣会社は儲かる仕組みを作る。企業は必要な時間だけ労働を買う。
正社員も悲惨だ、名ばかり管理職に指定してわずかな手当で残業代は出さない、サービス残業で過労死するまで働かせられる現実がある。
「労働者派遣法」は派遣事業を規定する事業法であり、商取引を規制する法律に人が働くことを組み込み、労働を商品として扱うことを法律で定めたもの。だから今回のような派遣(人間)切りが平気な顔でおこなわれた。