通常のソードワールドRPGはルールや設定に縛られた架空世界です。
しかし、遊ぶ側にとっては、ハウスルールで遊ぶことや設定を無視することは
問題がないこともルールに明記されている世界でもあります。
そのことを如実に表しているのが、あのシリーズです。
そう、長編6冊、短編3作品、リプレイ3冊に渡って作品が出ているあのシリーズ
おとぼけドワーフの賢者デュダの活躍する作品群です。
デュダの作者は、高井信さんです。
途中から安田均さんが原案として加わり、
デュダ=迷探偵の図式が出来たのですが、
「モン何たら」のお仕事が忙しくなり、
最後の方は内容にほとんど関わっていないとか、、、
デュダシリーズはユーモアに満ちあふれています。
そのため、アレクラスト大陸の常識とかけ離れた設定がいくつも出てきます。
このページでは、その設定を考察してみよう。と思っています。
登場人物 年表 謎
デュダの登場人物
デュダには多くのキャラクターが出て来ます。
ここでは主なキャラクターを列挙します。
主な登場人物
○デュダ ドワーフの賢者にして探偵
○リューク エルフの子供
○ゲラン 双子の兄弟
○バルン 双子の兄弟
○ギリアム 巡査官
○メリンダ 一つ目ドクロ亭の看板娘
○ルッカー おかまのグラスランナー
○ボリス 筋肉男
○ムーン 黒人の神官戦士
○ラット 盗賊
○パルマー ハーフエルフの魔術師
○エミール 女性神官
○ビンセント ロマールの治療師
○ラルフ・ワイザー ラーダの高僧
○ロック・ワームズ 小説家
○ベクト&ラーズ デュダと同い年の「悪ガキ」
○ライラ ゲランの妻
○フラグ バンデ村長
○リルナ バンデ村長の娘
○バーグ バンデ村長の息子
○ブルム バンデ村長の執事
○バニマール ドワーフの賢者
○マッディ・マティス 「真実の眼」の教祖
○ロジェカイナム オランの百面相
デュダの各物語の年表
デュダの各物語は時間的な流れに沿って書かれているようです。
実際の日時まで出てくる物語があります。
また、ソードワールドの小説の特徴として、登場人物のデータが巻末に
載っており、その中に年齢のデータもあります。
それらのデータを元に各事件の年表を作ってみました。
デュダ年表
新王国暦515年 「鏡よ鏡」事件
新王国暦523年 「サラマンダーの憂鬱」事件
新王国暦523年 「いわれなき濡れ衣」事件
新王国暦525年 「ドワーフ村殺人事件」
新王国暦525年 「オラン連続失踪事件」
新王国暦525年 「失われた狂気を求めて」事件
新王国暦525年 「魔法の豚足」事件
新王国暦525年 「ユーベルの壺」事件
新王国暦525年 「古代の呪い」事件
新王国暦525年 「果てしなき宝島」事件
新王国暦525年 「女神よ永遠に」事件
デュダの謎
ここではデュダの物語に出てくる謎を列挙しています。
○リュークの年及び能力
リュークが最初に「鏡よ鏡」で登場したときは子供でした。
巻末のキャラクターシートには8歳?と書かれています。
リュークはこの時、既に古代語魔法と精霊魔法を唱えることが出来ています。
両方LV1ですが、これはすごいことです。
エルフの村に古代語魔法を教えられるような魔術師がいたのでしょうか?
○レベルアップ
デュダ、リュークは物語とともにレベルアップしています。
最初3だったデュダのセージレベルは8年後は4になり、
さらにその2年後には5になり、最終的にはレベル6まで成長しています。
リュークも最初1だったシャーマンレベルを最終的には
10年間でレベル5まで上げています。
結構な成長の早さだと思うのですがどうでしょうか?
○デュダの神聖魔法
デュダは「ドワーフ村殺人事件」から「失われた狂気を求めて」事件の間に
ブラキの神殿に行って神聖魔法が使えるようになっています。
年表から考えると1年立たない間に習得しています。
結構デュダは探偵よりも神官としてやっていけるのではないでしょうか?
○麻薬
デュダの世界には黒パイソンという麻薬があります。
それを捜査する捜査官という物までいるようです。
実世界では麻薬を捜査するということはかなり近代になってからしか
行われてないと思うのですが、、、
○ミスリルコンテスト
ミスリルコンテスト、通称ミスコンと呼ばれる品評会が
オランでは開かれているようです。
この大会では、各地のドワーフたちがミスリルの加工品を持ち寄って
その出来映えを競っており、かなり有名なようです。
しかし、アレクラストの常識では、古代王国の滅亡とともに
ミスリルの加工技術は失われたことになっています。
この謎はデュダの謎の最大の物です。
私が考えるに、おそらく、ドワーフたちが加工したというのは間違った伝聞で
家宝を持ち寄っているだけなのでしょう。
○出版物=ロックワームズの物語
デュダの世界ではロックワームズの探偵談の本が出回っていて人気を博しているようです。
何らかの印刷術があるとしか思えないのですが、時代的には印刷術は無いことが
リプレイのあとがき等でも書かれています。
印刷に頼らなくても本が出回る方法があるのでしょうか?
例えば簡単に写本が出来る魔法のペンをロック・ワームズ卿が所持しているとか、、、
○ラヴェルナの「アレクラストの博物誌」
「鏡よ、鏡!」事件が発生したのは、上記の年表より新王国暦515年と推定されます。
その事件の際にデュダがラヴェルナの博物誌を師としている事が書かれています。
博物誌のような貴重な書物を田舎賢者であるデュダが劣悪な写本とは言え、
手に入れることが出来たのは奇跡にも近いことです。
また、ラヴェルナがオーフェンに帰ってきたのは新王国暦520年頃の話ですので
デュダが博物誌を持っていると言うことはおかしい事になります。
何か時間をさかのぼって「博物誌」が過去に紛れたことがあったのでしょうか?
デュダ作品集
1鏡よ、鏡!(ナイトウィンドの影 所収)
2サラマンダーの憂鬱(ロマールの罠 所収)
3ドワーフ村殺人事件(連続中編2本)
4失われた狂気を求めて(長編)
5いわれなき濡れ衣(瞳輝ける夜 所収)
6魔法の豚足(デュダ短編集)
7果てしなき宝島(長編)
8わらべうた殺人事件(長編)
9女神よ、永遠に(長編)
10迷探偵登場!(リプレイ)
11疑惑の石像(リプレイ)
12迷探偵がいっぱい(リプレイ)