Q:サホライドについて

 最近、子供の虫歯についての処置、特にサホライドについての質問が何件か続いてあったので
ここでちょっと説明します。
 サホライドというのは、フッ化ジアミン銀というものでフッ素イオンと銀イオンが含まれております。
その銀イオンが虫歯の部分に吸着して虫歯の進行を送らせる効果があります。
 その方法としては、まず虫歯になっている歯にサホライドを塗ります。効果をより早く確実に出すために
その上から光を照射したり、レーザーをあてる事もあります。初回の治療はこれだけです。
その後家庭では良く歯磨きをしていただきます。この歯磨きが成否の分かれ道となりますのでしっかりと
行なう様にしてください。次ぎに1〜3ヶ月くらいで2度目の治療を行ないます。その時は、虫歯の
黒く変色し硬くなった部分を器具で取り除き、また新たにサホライドを塗布します。このときにただ薬を
上塗りするだけでは、あまり効果は無いようです。これを何度か繰り返していき、虫歯の進み方を遅らせる
わけですが、このサホライドには欠点もあります。
 その欠点の一番大きな物は、歯が黒く変色してしまうという事です。このために、現在では
使用しない歯科医が増えてきました。実際アメリカやヨーロッパではほとんど使用される事はありません。
当医院でも殆ど使用しておらず、2歳以下の虫歯であるとか、治療のたびに号泣してどうしても手がつけられない場合の
最後の手段として使用する程度です。(2歳児でも回数をかけて少しづつ歯医者になれていくようにすれば
根本的な治療が可能な場合も多いです。)
 
またこの薬と混同して、『フッ素は塗りたいけど、フッ素を塗ると歯が黒くなるから…』という方がおられますが
虫歯予防のためのフッ素と虫歯の進行遅延のためのサホライドは全くの別物です。
フッ素を塗って歯に色がつく事はありませんのでご安心下さい。

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