Q:指しゃぶりが治りません。
  どうすればやめさせる事が出来るでしょうか。

 指しゃぶりをやめさせる方法を探る前に、そもそも指しゃぶりは何のために行っているのかを
考えてみましょう。
 指しゃぶりは、胎生4ヶ月ほどから起こります。生まれてからの、母乳を飲むという、生きていくために
不可欠な行為のトレーニングをしているのです。そしてまた、新生児期の発育を促進させるための
自己刺激でもあり、乳児期では、将来食べ物が口に入ったときに嘔吐反射などが無いように
離乳食のトレーニングでもあります。
 このように、指しゃぶりはその時期によって必要なものであり、必ずしも悪いものではないという事を
まず保護者の方に理解して頂きたいと思います。
 元来、指しゃぶりは2歳をピークにして次第に減少していくものですが、幼児期になっても続いている子供
も少なくありません。指しゃぶりもあまり遅い時期まで続くと、歯並びなどにも悪い影響もあるのですが
6歳前後までにやめられれば殆ど問題はありませんので、あまりしゃにむにならず、おおらかな気持ちで
見守っている事がよろしいかと思います。
 さて、それでは、具体的に4,5歳ほどの幼児期の指しゃぶりをやめさせていくには、どうしたらいいでしょう。
まず、叱る、罰するなどの行為は絶対にしないで下さい。指サックをする、指にからしを塗るなどの
不快感からやめるように仕向けるのも悪影響があります。
精神的にかなりのダメージがありますし、他の悪癖に移行する事が多いのです。
何故この時期に指しゃぶりが必要であるか。その殆どは子供の自己防衛による行為なのです。
親が不機嫌であったり、ピリピリしていたり、遊びの仲間には入れなかったり、保母さんが多忙で
相手になってくれない…など喜びや楽しみの不足、悲しみから心のバランスを保とうとして
指しゃぶりに固着する事が多いのです。(それが全てではありませんが。)
 だから、こういう時最も効果的なのが(はなはだ簡単な答えで拍子抜けされるかもしれませんが)
"スキンシップ"なのです。指しゃぶりを叱ったり抑制することなく、子供さんを積極的に誉める。
そしてスキンシップ。
 これで殆どの指しゃぶりは終わります。

 ただ、家庭環境、家族構成、性格、性別などいろいろな要素で原因も対処も変化します。
もしお悩みの方がいらっしゃれば、細かいテクニック、対策などを一緒に考えて行きましょう。
ぜひご相談下さい。


指しゃぶりについてもう一度考えました。
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