Q:よく、お酒を飲む人は麻酔が効きにくいという話を聞きます。
  私は、ほぼ毎日お酒を飲みますが、時々麻酔の効きが悪いのはそのためでしょうか。 

 麻酔薬は、はぐきに注射された後、肝臓で解毒され排泄されるわけですが、
お酒を分解する酵素と麻酔薬を分解する酵素は、よく似ているため
お酒をよく飲む人は、麻酔薬を分解する力も強いということはあると思いますが
麻酔の効きには、あまり関係が無いようです。(酔っ払っている時は別ですよ。)
 それよりも、麻酔が効かないときの理由の多くは、その麻酔をしたい場所によることが多いのです。
 歯の神経を麻酔する場合、はぐきに注射して、そのはぐきの中の骨にあいている小さな穴から、
麻酔薬を骨の中の神経のところまで染み込ませる必要があるのですが、
場所によって骨が緻密で、骨の表面の穴が少なかったり、小さくなっていたりするので
麻酔薬が届きにくいことがあります。
 そのため、唇やほっぺたはしびれているのに、歯には麻酔が効かないということがあるのです。
ちなみに、一番効きにくい場所は下の奥歯です。(特に成人男子)
 また、腫れや痛みを伴う炎症を起こしている場合や、痛みに対して非常に敏感になっている方の場合も
麻酔は効きにくくなるようです。
  
 最近は、針を刺す部分にもあらかじめ表面麻酔をし、極細の針で、時間をかけて
麻酔薬を注入する様になり、昔と比べて、痛みも少なくなり、麻酔効果もあがるようになってきました。
 それでもやはり、効きにくい場合がありますから、麻酔後、少しでも痛みを感じる場合は
我慢せずに、先生に伝えるようにしたほうがいいと思います。

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