パタカラについて

     

パタカラというのは一言で言えば口輪筋(口の周りの筋肉)を鍛える器具です。
口輪筋を鍛えることで、実にさまざまな効果が得られることがわかり、注目を浴びています。
その効果をいくつかあげてみましょう。

1、 いびき、無呼吸症候群への効果

     いびきは睡眠時、のどの周りの筋肉(咽頭筋)が弛緩しそれに伴い舌根が低下し気道が圧迫され
    空気の通り道が狭くなってしまうことが主な原因とされています。
    この空気の通り道が何秒間か閉鎖されてしまうのが無呼吸症候群です。
    これにより酸欠のために低酸素血症を起こし、その過程でいくつかの余病も併発することとなり
    最終的に生活習慣病も引き起こすことになってしまいます。
    つまり、起床時の頭痛、口渇、口臭、夜頻繁に目がさめる、よく眠れたという爽快感がない等という
    症状などから始まり、高血圧症、不整脈、脳血管障害、糖尿病、内分泌異常、歯周病などを引き起こしてしまう
    ということです。
     パタカラによるトレーニングを行なえば、舌根の沈下が抑えられ、鼻呼吸が維持でき、気道の閉塞も
    おこりにくくなりいびきも減少してきます。鼻疾患による鼻腔閉塞がある場合には効果が薄いようですが
    その大体の目安としては、10日前後でいびき音が半減、3〜6ヶ月でほぼ解消というところのようです。
     自覚症状のおありの方、気になっているという方は、ぜひ一度お試しになってみると
    いかがでしょうか。

2、 小顔効果

     パタカラは直接的には口輪筋、頬筋を鍛えるものですが、口輪筋は多くの表情筋とその一部が
    混じり合っている為に口輪筋に負担をかけるだけで協調運動された多くの表情筋にストレッチ効果が
    現れてきます。その結果、顔の筋肉が引き締まり、小顔になってきます。具体的には、二重あごの解消、
    首のたるみの解消、頬の引き締め、口元のゆがみの解消といった効果が出てきます。これは2,3週間で
    その効果が実感できると思います。また頬が引き締まると新陳代謝が盛んになり、にきび、吹き出物なども
    できにくくなります。


3、 アトピーに対する効果

     口輪筋とアトピー性皮膚炎に一体どんな関係があるのだろうと不思議に思われる方もおられることと思います。
    実は、アトピーに多大な影響を持っているワルダイエルリンパ輪という場所がのどの奥にあるのですが、
    ここがポイントとなるのです。
     まず、睡眠時の口呼吸によりワルダイエルリンパ輪に冷たい乾燥した空気があたり炎症、細菌感染が起こります。
    このワルダイエルリンパ輪とは体の中に進入した異物と戦うリンパ球や抗体を作成する場所なのですが、それ自体が
    感染してしまい、ウィルス・細菌に感査され新生されたリンパ球や抗体が血液中に放出され、皮膚や血液中に
    免疫複合体を形成します。そしてそれは正常な表皮組織の形成を阻害し、アトピー性皮膚炎が起こりやすくなる訳です。
     そこでパタカラの効果ですが、これはいびきを抑制した時と同じです。つまり、睡眠時に口呼吸を抑制し
    鼻呼吸に切り替わるようにするのです。取り込まれた吸気は、鼻腔粘膜で加温加湿、異物除去され咽頭周辺に
    刺激の少ない吸気が届くようになるのです。
    これも個人差はありますが、1ヶ月から3ヶ月程度で効果が現れることが多いようです。


4、 脳血管障害後のリハビリ

     脳血管障害でおこる『はっきり話せない』、『食事が不自由』、『よだれが多い』などの後遺症は、表情筋を
    活性化することで回復できるといわれ、以前より構音訓練法がリハビリとして取り入れられてきましたが
    パタカラを使用しながらの運動によって、より効果的に表情筋、口、舌、首、手、呼吸のリハビリを行なう
    ことができます。


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